【東郷町立東郷中学校】 生き方を考える会

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 12月4日(水)に、東郷町民会館大ホールで、「生き方を考える会」を実施しました。人権学習・進路学習の一環として、世界人権デ−に合わせた人権週間期間に、映画会を実施し、日ごろの友人関係や将来の生き方を考えさせるとともに、今後の生活態度の向上・改善を図ることを目的に、毎年、開催しています。
 映画「世界の果ての通学路」の内容は、道なき道を何時間もかけて通学する、四つの国の子供たちを追ったドキュメンタリー作品です。子供たちは、抱いた夢を実現するために、どんなに危険でも、どれ程時間がかかろうと学校に通います。生徒たちは、恵まれた環境にいる今の自分の生活と未来について、改めて考える機会となりました。
(生徒の感想)
・この映画を見て、私の40分の通学時間なんて短いと思いました。学校まで何kmもある整備されていない道を、命がけで学校に通う姿を見て、学ぶということに対しての考え方や重みの違いを感じました。私は、学びたくても学べない人の代わりに勉強を頑張りたいし、そのような人を少しでも助けられるように、学校で行われている募金に協力していきたいと思いました。
・義務教育の間、私たちは、誰でも学校に通うことができます。この映画の子供たちの国は、限られた人しか学校に通うことができません。彼らは、夢をもって学校に通っています。私の方が彼らよりよい環境で勉強できているのに、特に何も考えずに毎日学校に通っています。これからは、目標をもって勉強に取り組みたいと思います。
 学べることへの感謝の気持ちや、勉強することへの意欲の高まりについての感想が多く見られ、大変有意義な会になりました。

【岡崎市立下山小学校】目が見えても、見えなくても

 本校では、毎年11月に盲学校との交流を行っている。それに先立って、10月に「福祉実践教室」を開催した。盲学校の先生を招いて、「目が見えないとは、どのようなことか」を教えていただいた。本年度の「福祉実践教室」では、アイマスクを付けて活動をした。児童らは、「怖い」「何があるか分からない」「味が分からない」と話しながら、目が見えないことの不便さや困り感を体験した。
 2週間後、盲学校へ行き、盲学校の子と一緒に活動した。盲学校では、目が見えないながらも自分で動いたり、給食を食べたりする友達の様子を見て、手伝ったり一緒に遊んだりした。1年生は、初めは、どのように接してよいのか分からなかったようだが、自分から話しかけると相手も話してくれることに気がつき、会話が弾むようになった。6年生は、6回目の交流となり、お互いに名前を覚えて、だんだんと親密度が増していく。6年間の交流を通じて、心の壁がなくなり、障害がある・ないにかかわらず、友達として自然に関わっていく児童らの姿が、印象的である。これからも大切にしていきたい交流の一つである。

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【岡崎市立竜海中学校】ロンドン五輪アーチェリー銅メダリストを招いて

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 本校のめざす生徒像は、「知・徳・体の調和の取れた人間性豊かな竜中生」であり、教育の重点努力目標の一つに、「生き方を考える態度を育む」ことを掲げています。
 それを達成するための一環として、2年生の総合的な学習の時間に、講師として、ロンドン五輪アーチェリー銅メダリスト小林美貴さんを招いて、「自立・感謝・夢」についての話をしていただきました。2年生の総合的な学習は、「今のわたし これからのわたし」というテーマで学習を進めています。1年後に迫る進路選択に向けて、夢をもつことや自立することについて考えています。しかし、2年生は、将来の夢や目標がなかなかもてない時期でもあります。そこで、夢をもつ大切さなどを学ぶために、夢をかなえたオリンピックメダリストに話をしていただきました。
 講演の中では、「親もとを離れた大学生活で、家事などを自分でこなす中、両親への感謝と自立する気持ちが芽生えたこと」「具体的な夢をもつようになったのは、高校に入ってからだが、夢の実現のために努力できることが『夢』だと思う」など実体験から話をしいただきました。
 成功したことだけではなく、苦しかったこととして、「オリンピック後に、今まで以上に結果を求められ、コーチや射法の変更もあってスランプになりアーチェリーが嫌いになった時期があったこと」を伺いました。しかし、「いったん競技から離れて、本当にやりたいことを見つめ直し、『やっぱりアーチェリーがやりたい』と気づき、気持ちを切り替えて臨んだ全日本選手権で優勝でき、引退を迎えられたこと」などを伺いました。
 2年生の最後に、まとめとして行われる「立志の式」に向けて、「自立・感謝・夢」を考えて、「成功への努力や、挫折したときの思いや乗り越え方」などを学び、自分自身の心と向き合う貴重な時間となりました。

【北名古屋市立鴨田小学校】異学年や地域の方との関わり

 1年生と6年生が、同じコートでドッジボールをしています。そして、その横では、5年生が、2年生に縄跳びを教えています。本校では、休み時間に、異学年の子と一緒に遊んでいる児童の姿がよく見られます。
 本校では、異学年の児童と関わる活動が多くあります。月に1度、「全校外遊びの日」があり、全員が楽しめるよう体育委員会が計画しています。高学年が低学年にルールを教え、一緒に楽しく遊んでいくことで、多様な人間関係を構築していくことがねらいです。
 また、「ペア学年」の活動もあります。例えば、高学年が低学年と一緒に体育を行い、ストレッチ体操の見本を見せたり、縄跳びの跳び方を教えたりしています。高学年が低学年の教室に行き、計算カードや九九の練習を一緒にします。低学年は、優しい高学年と触れ合えることを喜んで楽しみにしており、高学年はリーダーとしての意識が高まっているようです。
 また本校は、地域や家庭とのつながりが深く、様々な学校行事へ多くのボランティアの方に参加してもらっています。読み聞かせや、図書貸出し、クラブ活動支援、除草作業など、これらの活動を通して、保護者・地域と連携して教育活動を進めることができています。児童にとって、たくさんの方に見守られていることを実感する場にもなっています。
 これからも、異学年児童と関わる機会を増やしていくことで、自己有用感を高め、家庭・地域とも連携し、児童がより充実した学校生活を送れるようにしていきたいです。
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【北名古屋市立師勝北小学校】 ペア活動

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 本校では、いじめや問題行動未然防止への取組として、継続的な「ペア活動」を行っています。高学年と低学年の児童がペアで活動し、感謝したり、感謝されたりする場面を設けることにより、一人一人に役割を与え、達成感を味わうことを目的としています。
 1年と6年、2年と4年、3年と5年でペアを組み、読書や給食、「防災講座」などの活動を行い、年間を通して同じ相手と活動ができるようにし、互いに信頼関係が深められる配慮をしています。高学年の児童は、自分の役割を明確にして活動に取り組み、低学年の児童は、年長児童から遊びや学習について教えてもらう活動に取り組みます。
 アンケートによると、高学年になるほど自己有用感が高まり、相手のことを思いやって行動できる児童が多くなっていることが分かりました。また、後期に入り、児童のペア活動も回を重ねるようになると、高学年の児童は低学年に声をかける姿が多くなり、楽しく交流する場面が増えてきました。
 今後も、一つ一つの活動が児童にとって有意義な活動になるように取り組んでいきたいと思います。

【刈谷市立依佐美中学校】 心を磨く無言清掃

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 本校で取り組んでいる「無言清掃」は、無言で15分間の清掃に取り組むことにより、汚れと向き合い、自分と向き合うことをねらいとしています。清掃のスタイルは、雑巾がけを基本としています。モップやほうきを使わず、雑巾で隅々まで磨くことで、細かい汚れに気付くことができます。
 開始当初は、賛否両論の活動でした。「雑巾だけで、きれいにすることができるのか」ということが、最も大きな懸念事項でした。しかし、やみくもにほうきで掃くよりも、床を隅々まで磨くことで、校内は、以前にもましてきれいになりました。また、清掃の時間が落ち着きのある時間となりました。全ての生徒が活動しているにも関わらず、校内は静まっています。静かな環境の中で、汚れと向き合う活動が、日々の学校生活にも落ち着きをもたらしました。「床を磨く」ことが「心を磨く」ことにつながっています。生徒たちも、「集中できる」「心が落ち着く」「細かいところまで気付くことができる」と、その効果を実感しているようです。
 朝の読書や自転車の整頓、1年生が行う「心を磨く合宿」など、生徒が自分と向き合うための時間は他にもあります。たくさんの仲間たちとの共同生活となる学校の中で、静かに自分と向き合う時間があることは、生徒たちの心の成長を促す貴重な時間だと捉えています。

【瀬戸市立東山小学校】ハッピースマイルタイムの取組

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 本校では、3年前から、月1回「ハッピースマイルタイム」を実施しています。これは、「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」と「構成的グループエンカウンター(SGE)」を織り込んだプログラムで、「他者と良好な関係を築くための技術を身につけることで自己理解・他者理解を深め自尊感情を育むこと」を目的としています。
 取り組むときの三つの約束は、「あいさつ(おねがいします)(ありがとうございました)をすること」「相手を見て、うなずいて聞くこと」「ていねいに話すこと」です。
 1年生は、入学してすぐのころは、「先生とじゃんけん」でしたが、今では、「アドジャン(4人1組でジャンケンをし1つの話題について話す)」までできるようになり、毎回楽しそうに取り組んでいます。
 今年度からは、中学校ブロックで実施することとなりました。9年間通して行うことで、心がより豊かに育ってくれることを願います。

【豊橋市立細谷小学校】親子で一緒に考えて、一緒に楽しむひとときを

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 本校では、毎年6月の土曜日に、「細谷いのちのプロジェクト」という、自他の命について考える機会を設けています。天気がよければ、学校近くの海岸へ行って、地元の網元さんたちの指導のもと、地引き網を行ったり、海岸のごみ拾いやレクリェーションを行ったりする予定でした。今年は、あいにくの天気で、海岸に行くことはできませんでしたが、道徳科の授業公開や学校保健委員会、親子レクリェーションを行いました。
 道徳科の授業公開は、どの学級も、命に関する授業を行いました。授業の内容について親子で話題にし、考える機会をもった家庭もありました。親子レクリェーションは、低学年と高学年で分かれて行いました。低学年は、親子で一緒に「ドッジボール」や「関所じゃんけん」を楽しみました。高学年は、親子で、「百人一首」を行い、白熱した戦いがくりひろげられました。子供も大人も、素敵な笑顔がたくさん見られた一日となりました。行事を終えて、子供たちは、「お母さんと一緒にやれて楽しかった」「またやりたい」と話していました。

【安城市立里町小学校】人の気持ちを考えることは大事だね

 人権週間中の12月6日、全校集会で、校長が人権に関する講話を行いました。自身が小学生の頃、体育が苦手で、跳び箱や鉄棒がうまくできなかったという話でした。ある日の体育の授業で逆上がりをしたとき、何度やってもうまくできず、みんなに笑われて悲しい気持ちでいっぱいだったと語る声に、全校児童が引き込まれていきます。笑い声の中、クラスメイトの一人が「笑うな」と声を上げたことをきっかけに、他の子たちも「がんばれ」「もっと勢いをつけると回れるよ」と応援をしてくれて、その後、逆上がりができるようになったということでした。この話を通して、人を大事にするとはどういうことかを考える機会をもってほしいと語って、講話は終わりました。
 その後、2年生は、道徳科の授業「いやな気もちかもしれないよ」で、自分が悪気なく行っていることが、人を傷つけているかもしれないことについて話し合いました。授業後の感想には、「人の失敗を笑うと、その子が悲しい気持ちになるから、笑うのはよくない」「人には苦手なことやできないことがあると思うから、その人の気持ちを考えて、笑っている人がいたら、『笑うな』と言いたい」「人の気持ちをもっとよく考えないとだめだと思う。これからは、みんながよい気持ちになるように、自分も気持ちを考えていきたい」と、人の気持ちを考えることの大切さに気付いたものが多くありました。

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【岡崎市立形埜小学校】プロから学び、心を育む講演会

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 本校は、岡崎市の北東部の自然豊かな地に位置し、53名の全校児童で生活しています。
 これまで、2学期に「青少年健全育成講演会」を実施し、児童文学作家の方から本ができるまでの思いを伺ったり、プロの演奏家の演奏を身近で聴いたりする機会を設けてきました。
 今年は、演劇「はなの木村」を鑑賞しました。子供たちは、目の前で繰り広げられる力強い演技に見入っていました。「たった3人で何役もこなし、迫力ある演技に感動しました」など、鑑賞後に劇団員への手紙を書いていました。
 これからも、子供たちのよき出会いとなることを願って、いろいろな方を招いて、この講演会を実施していきたいと考えています。

【一宮市立西成東部中学校】ピア・サポート活動

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 2年生では、ピア・サポート活動「フードダウン」を行いました。昨年度からピア・サポート活動に取り組んでおり、これまでいくつかのトレーニングを行ってきました。
 ピア・サポートとは、「ピア=仲間」「サポート=支援・援助」から「仲間による支援」を意味しています。子供たちが、「つながる」ことによって成長し、自分たちで問題を解決するなど、よりよい人間関係を築いていってほしいと願っています。
 本時では、最初に、ピア・サポートの約束事を確認しました。約束事は、次の三つです。
1.他者を批判したり、責めたりしない。
2.言いたくないことは話さなくてよい。
3.ここで聞いた話は他で言わない。
 それから、「閉じた質問・開いた質問」を考え、会話を広げるためにはどうしたらよいかを考えました。その後、4人グループをつくり、「フードタウン」に取り組みました。グループへの「提示書」と「町の紙」を配り、ルールと方法を説明しました。「情報カード」を一人一人に配付して、それぞれが黙読しました。「情報カード」のうち、必要な情報をグループに伝え、グループみんなで問題を解決していきました。
 グループごとに取り組む姿勢が違い、聞き上手な生徒がいる班は、すらすらと問題を解決しているようでした。話すことが苦手な生徒も、情報カードをそのまま読み上げるなどして、グループに貢献している様子も見られました。これからも他者と上手に関わるために、コミュニケーションスキルを身につけていってほしいと思います。

【高浜市立南中学校】街路樹ボランティア活動の取組

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 本校では、年に3回、「街路樹ボランティア」を行っています。
 「街路樹ボランティア」とは、学校の中や学校周辺の街路樹の清掃・整備を、地域の方と一緒になって取り組む活動です。学校から貸し出される道具の他、生徒たちも必要だと思う道具を自分で用意し、活動に当たります。また、クラスごとに担当箇所が割り当てられ、約1時間、担当箇所を一生懸命掃除します。
 休日に行われるボランティア活動ですが、毎回多くの生徒が自主的に参加しています。「体を動かしたい」「友達に誘われて一緒にやろうと思った」「地域のためにやれることはやりたい」など、参加した理由は生徒によって様々ですが、活動は意欲的に取り組んでいます。
 活動後、生徒たちは、「汚かった花壇や街路樹がきれいになると、達成感を感じた」「地域の方と話しながらやれて楽しかった」と、「街路樹ボランティア」に参加してよかったという前向きな意見をたくさん聞くことができました。地域の方も、「子供たちは、とても真面目に取り組んでいて感心した」と、生徒たちの姿を褒めてくださいました。
 地域の方とコミュニケーションを取りながら行う活動は、地域とのつながりを深め、活性化にもつながると思います。生徒たちの主体的な姿を尊重し、今後も人のため、地域のために貢献できる姿を期待したいです。

【大府市立大東小学校】人権週間の取組

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 本校では、12月4日〜10日の人権週間に合わせて、人権に関する取組を行いました。各学級や全校での取組を通して、人権や権利と義務について考えました。
 各学級では、絵本「たかこ」や「いっしょならもっといい」などの人権に関する読み聞かせや、人権に関する教材を使用した道徳科の授業を行いました。子供たちは、「人権は、誰でも生まれたときから死ぬまでもっている権利」ということを知り、自分の権利を大切にするだけでなく、相手の権利も同じように大切にしたいという気持ちをもつことができました。
 全校での取組では、「人権を理解する作品コンクール」の標語の部への応募や校長による「人権講話」、してもらってうれしかったことやよいことをしている人を見つけ、花の形の画用紙に記入し、掲示板に貼って紹介する「心の木」などの活動を通して、人権についての考えを深めました。

【みよし市立北中学校】自分にもよいところがある

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 「学び合い、学びを深める学校」この言葉は、本校の校長室の前に大きく掲げられています。ペア学習を主体とした本校の授業で、生徒は、仲間から多くのことを学び、学びを深めています。それだけでなく、生徒の豊かな心を育むために、毎月末に、「泰斗賞」とよばれる表彰式を行っています。これは、進んで善い行いをした生徒を見つけた教師や生徒が、「泰斗賞申請書」にその内容を記入することで、その生徒が、校長から表彰されるというものです。「さりげなく雑巾を整とんしていた」「いつも大きな声であいさつしている」など、さ細なことかもしれませんが、そのことを表彰されたときの生徒の喜びはとても大きなものです。
 教師からの推薦も多い中で、12月末は、生徒からの推薦が一年の中で一番多い月となり、今年度の表彰者は、177人までになりました。表彰者の中には、「私も人のよいところを見つけよう」と考え、他の誰かのよさを見つけ、推薦した生徒が多々います。自分のことだけを考えて生活するのではなく、視野を広げて仲間をよく見て、善い行いに気付き認める。そんな素敵な生徒が、本校にはたくさんいます。「自分にもよいところがある」と胸を張って生活する本校生徒は、とてもすがすがしく、明るくよりよい学校づくりの源になっているのです。

【犬山市立楽田小学校】人権教育週間の取組

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 本校では、例年11月下旬から12月初旬にかけ2週間の「人権教育週間」を設け、人権意識の向上を目指しています。
 各クラスで人権について学び、話し合って、「人権標語」を作ります。人権は、誰にとっても大切なものであり、日常の思いやりの心によって守られているものであることを、子供たちは学びます。
 人権がもつ価値や重要性を共感的に受け止める心を育む活動として、本校に引き継がれている大切な活動です。

【東郷町立兵庫小学校】 人権に対する取組

 本校では、人権週間に合わせて、朝会の時間に、校長から人権についての話がありました。校長からは、「人はみんな平等に幸せに暮らす権利をもっていること」「自分の権利を主張しすぎて相手を思いやらないことは、本当の権利とは言えないこと」などが伝えられました。
 それを受け、各クラスで人権やいじめについて話し合いました。悪気なくしている言動が相手を傷つけてしまう可能性があることを確認し、ふだんの生活の中で、いじめにつながる危険性のある行動をしていないか振り返りました。それに加え、道徳科の授業でも、いじめを題材にした教材を取り上げ、仲間に入れてもらえなかった子の気持ちや、いじめをなくすためにはどんなことに気を付ければよいかを考えました。そして、児童一人一人が、「いじめ防止標語」をつくり、コンテストに応募しました。
 1年に一度、人権週間に合わせて、人権やいじめについて考える機会を重ねることで、より深く考えるきっかけにしていきたいと思います。
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【春日井市立柏原小学校】朝のあいさつ運動

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 本校では、児童会とPTAが協力して、朝の「あいさつ運動」を行いました。1日の始まりに大きな声であいさつするのは大切なことです。朝、登校したときに、「おはようございます」と声をかけられると、「今日も一日がんばろう」という気持ちになれ、元気が出てきます。この「あいさつ運動」をきっかけにして、子供たちは、自分から進んで「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」などのあいさつができるようになってきました。
 また、自分の名前が呼ばれたときには、元気よく返事をしています。そして、廊下や階段を走っている友達を見かけたら、「危ないから右側を歩こうよ」と声をかけてくれる人も増えました。
 あいさつは、人と人とのコミュニケーションの第一歩です。これからも、あいさつを大事にして、しっかりとコミュニケーションをとりたいと思います。

【刈谷市立刈谷特別支援学校】ふれあいの花交流

 本校は、「岡崎人権啓発活動地域ネットワーク協議会」から指定を受けた小垣江東小学校(以下東小)と、「ふれあいの花運動」に参加しました。東小6年生児童29名と、本校小学部児童15名が、2、3人ずつのグループになり、9月26日の開始式でプランターに花の苗を植え、12月17日の終業式までの間、週に3回、休み時間に、水やりをしました。
 本校児童は、障害の程度、実態は様々ですが、東小児童と一緒に花を育てる活動を通じて、自分のことを伝えようとしたり、相手のことを知ろうとしたりするなど、楽しんで交流することができました。東小の6年生は、どうやってコミュニケーションをするのか、最初は戸惑うような表情でしたが、この2か月の間に手話を覚えたり、目線を合わてゆっくり話したりしてくれるようになりました。本校の児童も、最初は緊張したり、恥ずかしそうにしたりしていましたが、少しずつ慣れ、東小の6年生が水やりに来るのを楽しみにしたり、手紙をもらうときに心拍数が変化したり、よく見ようと目や首を動かしたり、それぞれの方法で気持ちを表現していました。今では、中庭や廊下など、他の場所で出会っても、笑顔になったり、目を合わせたりして挨拶をする姿がよく見られます。
 終業式は、本校の欠席児童が多く、東小の6年生はさみしく思ったり、心配してくれたりしていました。「終業式が終わっても、一緒に水やりをしたい」という児童の言葉から、3学期も交流は続いています。
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【安城市立作野小学校】こども園の子を学校に招待しよう

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 本校では、隣接するこども園と交流を行っています。来年度、入学する年長児と、来年度、最高学年となる5年生がペアになって交流をしています。5年生が、園児を学校に招待して、スタンプラリーをしながら小学校の中の探検をしました。
 5年生の児童は、「園児に、小学校が楽しい所だと知ってもらいたい、楽しく探検をしてもらいたい」という願いをもって、優しく声をかけて案内しました。
 大きな体の5年生が、小さな園児と目線を合わせ、「ここは理科室だよ。この教室は何をするところだと思う」「どのスタンプを押したい」と笑顔で話しかけている姿を見て心も温かくなりました。
 別れるときには、園児に「ありがとう。今日は楽しかったよ。また遊ぼうね」と言われて、笑顔で手を振る5年生の姿がありました。5年生の児童は、「笑顔で話してくれてうれしかった」「『楽しかったよ』と言ってくれてよかった。次もがんばりたい」と、充実感いっぱいの穏やかな笑顔に包まれたひと時でした。
 次回は、どのような交流会にするのか、児童のアイデアが楽しみです。

【西尾市立寺津中学校】全校道徳「命の授業」

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 11月27日、講師に、稲垣たまえさんを招いて、「全校道徳の授業」を行いました。
 第1部では、慕っていた部活動の先輩を病気で亡くした中学生の作文を読み、その感想を発表しました。「先輩を失ったことは悲しいけれど、それを乗り越えて、先輩の分まで一生懸命生きようとしているところに共感できる」「いつも一緒に部活動をしていた仲間が、突然いなくなることは悲しい。だから今、友達を大切にしたい」などの意見が出ました。
 第2部では、その亡くなった先輩の母親である稲垣さんの話を聞きました。稲垣さんは、2年前まで本校に勤務しており、3年生はいつも明るく元気な先生という印象をもっていました。稲垣さんは、子供が病気を発症してから亡くなるまでの母親としての気持ち、そして、家族のつらさや思いを話されました。真剣な表情で全校生徒は、話に聞き入っていました。
 話の最後に、稲垣さんから、「私は、病名を子供に話さなかった。もし、皆さんだったら教えてほしいですか」という問いかけがありました。たくさんの生徒が挙手をし、自分の思いを語りました。命について真剣に考え、学年を超えて語り合う有意義な時間をもつことができました。
 以下は、生徒の感想です。
・僕の命は、ぼくのものだけではないことが分かりました。家族や友達のためにも、命を大切にして一生懸命生きたいです。
・生きていきたくても亡くなってしまう命がある。だから、まだ生きることができる命を失わないように、いじめや差別などをしないようにしたい。
・もし病気になったとしても、それ以外のつらいことがあっても、「自分が超える大きな壁」と前向きに戦って生きていきたいと思いました。