【豊橋市立下条小学校】 よき伝統

 本校は、全校児童64名の小規模校です。規模が小さいことを生かし、「校友グループ(異年齢グループ)」での活動を多く行っています。
 遠足では、校友グループで遊んだり、弁当を食べたりして行動を共にします。朝の児童集会では、校友グループ対抗で競争したり、楽しく遊んだりしています。
 活動の一つに、学校農園での野菜づくりがあります。そこでは、エダマメやサツマイモを育てています。高学年が、低学年に植え方や収穫の仕方を優しく教える様子は、大変ほほえましく、頼もしくもあります。
 12月に行った「バイキング給食」では、校友グループで会食をしました。他の人のことを考えて料理をよそったり、低学年の世話をしたりと校友グループで培った思いやりの心を発揮し、みんなで楽しい会にすることができました。
 「高学年が、低学年のお手本となること」「低学年に寄り添い、優しく導くこと」は、本校の素敵な伝統になっています。今年も、たくさんの収穫があった野菜のように、下条っ子は、心も体もすくすくと育っています。

【大府市立東山小学校】人権週間の取組 「一斉道徳」

 本校では、人権週間中の12月9日に、全校一斉に道徳科の授業を行いました。学級の実態、発達段階に応じて「思いやり・親切」「公平・公正、正義」などのテーマで取り組みました。
 1年生では、「二わのことり」という資料で「仲よし、助け合い」について考えました。「うぐいす」の家に行きながら、「やまがら」のことを心配する「みそさざい」の気持ちを中心に話合いをしました。「うぐいす」の家を抜け出した「みそさざい」の気持ちを考える場面では、「『やまがら』は、ひとりぼっちできっとさみしいだろう」「友達だから行ってあげよう」と「やまがら」のことを思う意見が出ました。続いて、「自分も友達にやさしくしてあげたことがありますか」と質問すると、「一人でいる友達に、一緒に遊ぼうと声をかけたことがある。その子は、うれしそうだった」と答える児童もいて、温かい雰囲気で学習を終えることができました。
 5年生では、「心のレシーブ」という資料で「友情、信頼」について考えました。登場人物の心情を多面的・多角的に考えられるように、様々な吹き出しを用いて掲示をしました。さらに、役割演技を取り入れながら、登場人物の心情を考えることを通して、性別に関わらず、信頼し合うことの大切さに気付くことができました。
 児童は、これらの道徳科を通じて感じた、「友達のよさ」「相手を思いやる気持ち」「信頼し合うことの大切さ」などを生活の中でも生かして、温かい心を育んでほしいです。


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【岡崎市立岩津小学校】「人権」を意識する

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 本校では、人権週間に合わせて、毎年12月に、全校で「人権集会」を行っています。今年度は、12月9日に、「人権集会」を行いました。
 代表委員による「級友の人権を軽んじる行為を表現した劇」を見て、子供たちは、「どうすればよかったのか」を振り返ることができました。
 また、「人権に関する標語」を考え、その中からよいと感じた作品も紹介しました。いつも以上に、「人権」を意識した1週間となりました。


【豊田市立前林中学校】地域の方々との交流から得るもの

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 本校では毎年、地域に済んでいる高齢者と交流する機会がある。それが、「ひまわり懇談会」である。場所は、前林交流館で行われ、今年度は、11月2日に開催された。参加した生徒は、本校の総合的な学習の時間の一環として、福祉関係に興味のある3年生の生徒である。活動内容は、高齢者の方と話をしたり、お茶を出したり、歌を歌ったりして、楽しい時間を過ごした。以下の文は、活動を終えた生徒の感想である。
・今まで、親戚以外のおじいさんやおばあさんとの交流の機会が、あまりなかったので、とても貴重な時間だった。
・最初は、うまく話せるか不安だったが、自分が知らないことをたくさん知っていてとても勉強になった。
・おじいさんやおばあさんが、うれしそうに話をしてくださって、自分自身もうれしくなった。
・顔と顔を合わせるコミュニケーションは、とても大切だと感じた。今後は、地域の行事に参加したいと思った。
・今回、話ができた方とは、実は近所の人だったので、今後、すれ違うことがあれば、しっかりあいさつをしたい。
・地域の人たちと、今まで以上にあいさつをしたくなった。あいさつ以外でも、地域の人に自分から話しかけられるようにしたい。
 最初は、遠慮気味だった生徒だったが、次第に笑顔が出てきて、高齢者とともによい時間が過ごせた。

【愛西市立西川端小学校】特別支援学校との交流

 本校では、毎年、近隣にある佐織特別支援学校と、低、中、高学年に分かれて、ゲームや歌の発表などを中心に交流しています。両校の児童は、年3回の「交流会」を、とても楽しみにしています。本校の中学年、高学年の児童は、準備・企画から、当日の司会進行まで自分たちで行います。特別支援学校の児童一人一人と、一年間同じグループで活動を行うので、会を重ねるごとに仲よくなっていきます。
 中学年の2期の交流会は、特別支援学校が企画を立て、2つのゲームを行いました。一つ目は、マイムマイムの踊りでした。初めての児童もいましたが、踊りの説明を熱心に聞きながら、歌に合わせて一緒に楽しく遊ぶことができました。二つ目は、たらいをみんなで持ち、ボールを運ぶゲームです。グループ内で、「もっともちあげて」「いい感じ」と、たくさん声をかけて交流する姿がありました。
 振り返りには、「西川端の子と佐織の子では、できることにちがいがあるんだなと気づきました」「佐織の子が楽しそうにしているのを見て、こっちもうれしくなりました。という感想がつづられていました。
 ふだん体験することのない特別支援学校の児童との交流で、新たな一面を発見したり、コミュニケーション能力を培ったりするよい機会となっています。
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【安城市立明和小学校】 人権講話 〜井谷俊介さんより学ぶ〜

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 本校では、12月17日に、東京2020パラリンピック日本代表候補である陸上競技選手、井谷俊介さんに講話をしていただきました。片足義足という障害をもちながらも、懸命に努力を重ねる井谷さんの姿から、自分自身の生き方について考えてほしいと願い、会を設定し、児童に思いを伝えていただきました。
 児童たちは、講話を聞いて、「足を切断して絶望してしまった井谷さんが、周りを笑顔にしようと前向きになって努力したように、ぼくもつらいことがあってもあきらめずに、前を向いて進み続けたいと思いました」「私は、『ありがとう』という言葉を言えないことが多いので、今ある当たり前のことを、当たり前だとは思わずに、今の当たり前が、幸せなことだと思って、しっかり『ありがとう』と伝えられるようになりたいです」という感想をもち、井谷さんの話から、これからの自分の生き方について多くのことを学ぶことができました。
 講話の後に、5、6年生の児童が、運動場で井谷さんと一緒に体を動かしたり、代表児童が競争したりしました。そこで、実際に井谷さんの走る姿やスピード感を目にして、これまで積み重ねてきた努力の大きさを感じることができました。とても前向きな井谷さんの姿に、子供たちは魅了されていました。

【安城市立安城中部小学校】触れ合いの輪を広げるペア活動

 本校では、異学年の児童と積極的に関わろうとする気持ちを高め、人間関係が広がるようにすること、また、子供たちに企画・運営を任せることで、多くの子供に活躍の場を与えることを目的とし、「ペア活動」を実施しています。
 1学期の「ペアと遊ぼうタイム」は、1・6年、2・4年、3・5年がペアになり、上の学年が中心となって遊びを計画しました。自己紹介カードを交換して顔合わせした後、一緒にゲームをしたり、今月の歌を歌ったりして楽しみました。
 2学期には、初の試みとして、全校一斉に「ペアリーディング」を行いました。上級生が選んだ本を、ペアの下級生に読み聞かせました。上級生が優しく、心を込めて読む本の世界に下級生たちは、ぐんぐん引き込まれていきました。「ペアの子が、『すごくおもしろかった』と言ってくれたので、やってよかったなと思いました」「お姉さんが、本物そっくりな声で読んでくれたから、どきどきしたよ」など、子供たちの言葉から、短いながらも充実した時間になったことが伝わってきました。
 3学期には、下の学年が、遊びを計画します。今までお世話してくれたお兄さんお姉さんたちに、楽しい時間を過ごしてもらえるような計画を立てようと、下級生たちは、今から張り切っています。 

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【東海市立渡内小学校】笑顔の花咲く ペア学級給食

 本校では、高学年と低学年が、「ペア学年」となり、様々な行事や集会を共に過ごす異学年交流を行っています。「ペア遠足」を始め、「七夕集会」「クリスマス会」などの様々な行事において、ペアの子と楽しみ、協力し、教え合う様子が見られます。
 本年度からは新たに、「ペア給食」を実施しました。学級を半分に分け、ペアの子と一緒に給食を食べる、という取組です。始めは緊張気味の子供たちでしたが、10分もたてば、どの学級も笑顔満開。高学年から聞くクラブ活動や部活動の話に、興味津々な低学年。低学年が話す「今日の面白かった出来事」に、うなずきながら耳を傾ける高学年。勉強のことや先生のことなど、様々な情報が交換でき、お互いのことをもっと知ることができたようです。後片付けから歯みがきタイム、昼放課までを一緒に過ごしました。高学年の頼もしさや、低学年のひたむきさを互いに感じられる機会になりました。
 今後も、異学年交流を通して、「相手を思いやる気持ち」「尊敬する気持ち」を育てていきたいと思います。
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【扶桑町立高雄小学校】「ありがとう」を伝える取組

 本校では、毎年12月に、「ありがとうキャンペーン」に取り組んでいます。「ありがとう」の気持ちを大切にすること、言われる喜びや、伝える喜びを感じる中で自己肯定感を高めることを目的に活動しています。
 子供たちは、「くすのきタイム」(業前時間)に、1ページずつ「ありがとうBOOK」を作成します。「ありがとう」を書く相手は、同じクラスの子、同じ学年の子、他学年の子、先生や地域の方、家族です。「ありがとう」を言葉や文に表したり、絵を描いたりして、感謝の気持ちをつづりました。
 また、キャンペーン中の児童集会では、1・6年生、2・4年生、3・5年生のペア同士で互いに「ありがとうカード」を交換し、「ありがとう」の気持ちを伝えました。カードを交換した子供たちは、互いに笑顔があふれ、全校で素敵な時間を過ごすことができました。
 さらに、「ありがとうBOOK」の中から、最も「ありがとう」の気持ちを伝えたい「マイ ベスト ありがとう」を選び、「ありがとうの花畑」を作りました。この花畑は、各学年の掲示板に貼られています。子供たちは、興味津々、自分宛てのカードを見つけると「あった」「見つけた」などと、うれしそうな声が聞こえてきました。
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【豊田市立前山小学校】4年生道徳科の実践

 「嫌だってきもち、かっこいい」(いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ)を資料として、道徳科の授業を行いました。これは、宮本亜門さんの幼少期の体験談で、友達と一緒にカエルを蹴ってしまった亜門さんの苦悩を考えること通して、いじめに立ち向かっていく難しさや大切さを理解し、いじめを防ぐために行動しようとする気持ちを養うことをねらいとした授業でした。
 まずはじめに、「亜門さんは、なぜ友達と一緒になってカエルを蹴ってしまったのか」を考えました。「自分も一緒にやらないと、自分がいじめられる」という意見が多く出ました。この時点では、「自分はやらない」という強い意志を十分にもてない児童が多数でした。
 次に、「どうしたら、いじめはなくなるのか」を考えました。「相手の気持ちを考える」「自分がされて嫌なことはしない」など、相手の立場に立った意見が出ました。最初の発問で、「自分だけやらないなんてできない」と考えていた児童も、それらの意見を聞き、「勇気をもっていじめを止めないと」という思いをもつことができました。
 頭では、「いじめはだめ」「見たら止めるべき」と分かっていても、なかなか行動に移せないのが現実です。しかし、子供たちは、今回の授業を通して、周りも同じように考えていることが分かり、勇気をもっていじめに立ち向かおうという気持ちをもつことができました。
 授業を進める上での工夫として、座席を円形にし、お互いが顔を合わせて発言し合う形式をとりました。発言者の表情までよく分かるので、考えや思いが伝わりやすい方法でした。

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【武豊町立緑丘小学校】自分から大きな声であいさつを〜にこにこあいさつ運動〜

 本校では、「あ・ろ・は運動(あいさつ・廊下歩行・履物そろえ)」に力を入れています。あろはの「あ」は、「あいさつ」です。生活委員会が中心となって、週に2日「あいさつ運動」を行っています。それに加え、学期に1回ずつ「にこにこあいさつ運動週間」として、「あいさつ強化週間」を設けています。この運動は、曜日ごとに、2学年ずつ全員が校門に立ち、全校児童にあいさつをするというものです。学校に来たら荷物を置いて素早く校門に並び、「あいさつ運動」をしようと意気込んでいる児童の姿が見られます。
 「おはようございます!」と、大きなあいさつが飛び交う光景は、とても素敵です。一日の終わりに、「自分から大きな声でできた◎」「言われてできた○」「言われてもできなかった△」を振り返り、自分から大きな声で言えるように意識付けを行っています。

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【豊明市立双峰小学校】感謝の気持ちを伝えよう

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 本校の1年生では、生活科と道徳科を関連させ、生活科で作成した校内の地図に、「ありがとう」という感謝の気持ちを絵と言葉に表したカードを貼りました。
 学期に1、2回、学校生活を振り返り、優しくしてくれたり、お世話してくれたりした上級生や友達、先生方に、感謝の気持ちを届けました。
・そうじのしかたをおしえてくれて、ありがとう。
・けがをしたとき、ほけんしつまでつれていってくれて、ありがとう。
・いっしょにおにごっこであそんでくれて、ありがとう。
 掲示された他の人の感謝の気持ちを見て、「わたしも同じことを思った」「これ、ぼくも一緒だ」と言って、自分の感謝の気持ちに気付く場面も見られました。
 今後も、自分たちの生活が、たくさんの人に支えられているということに気付き、感謝の気持ちを素直に表せるような心を育てていきたいです。

【東海市立加木屋中学校】ありがとう!ふれあいボランティア

 本校では、「ふれあいボランティア」と称し、花壇の手入れや排水溝などの掃除、野菜果物栽培に取り組んでいる生徒たちがいる。ボランティアには、部活動に所属しないが、体を動かしたいと思っている生徒が集まってくるが、その中には、生活リズムが不安定な生徒、あまり人前に立つことがない生徒もいる。ふだんの学校生活では、目立つことがない生徒たちが、必死で土を耕す姿に、教育とは何かということを改めて考えさせられる。そんな彼らが、夏に収穫したすいかを、各部活に差し入れをした。そのときの「おいしい」「ありがとう」という声を聞いた生徒の喜びに満ちた顔に、「どの生徒も自己有用感を高めたいと願っている」ということを痛感した。
 写真は、台風の雨風などで動きが悪くなった正面玄関で、レールにたまった土の掃除をしている生徒たちである。写真を撮ろうとすると、「恥ずかしいから撮らないで」と背を向けたが、その間も一切手を休めることはなかった。学校の美化のために、影で学校を支えてくれる生徒がいることに感謝し、これからも応援していきたい。ありがとう!ふれあいボランティア。
<ボランティア生徒の声>
・とても楽しく作業できています。教頭先生が予定表をつくってくれるので、うれしいです。
・土が重くて大変だけれど、きれいになることがうれしいです。これからも休まずに、水やりや掃除をがんばりたいです。

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【岡崎市立葵中学校】葵MAX 〜いじめを考える「人権集会」〜

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 本校では、全校生徒が体育館に集まり、「いじめ」についての考えを語り合う「葵MAX」を行った。
 導入では、本校のいじめアンケートの実態と傍観者が、年々増加傾向にあるグラフを提示した。次に、鈴木奈々さん(女性芸能人)の体験談で、「後悔せぬよう勇気出して」の新聞記事の内容を基に意見を交換した。「いじめは止められないけれど、その子のそばにいることはできる」「自分では注意できないから、『本人に言えば』と言えるのはすごい」など、たくさんの感想が出た。そこで、「あなたなら、どんな勇気が出せますか」と発問をすると、「自分では止められなくても、先生に相談する」という意見が多い中、「やっぱり、リーダー格の人が怖くて言えない」という本音も聞けた。
 「傍観者」に焦点を当てた話合いを行うことで、何かと遭遇したときに目を背けるのではなく、自分で考えて行動できる生徒に育ってほしいと願う。

【北名古屋市立栗島小学校】人権週間によせて〜心を豊かにする図書委員会の取組を通して〜

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 本学校では、12月4日〜10日の人権週間に合わせて、「標語の作成」「よいとこ見つけ」「人権講話」「人権集会」などの取組を行い、全校で人権について考えました。
 図書委員会では、谷川俊太郎さんの「ともだち」の読み聞かせと、人権に関する本の紹介を行いました。図書委員の心のこもった読み聞かせは、全校児童を温かな気分にさせてくれました。さらには、「どんな人が友達なのか、こんなとき、友達はどんな気持ちなのか」など、改めて友達について考えるよい機会となりました。その後、図書室に人権に関する本の特設コーナーを設置しました。図書委員が書いたおすすめ理由や本の紹介文を読み、実際に本を手に取る児童の姿も多数見られました。
 今後も、互いに認め合い、温かい心で接することができる子供たちがたくさん増えるように、児童とともに考え、実践していきたいと思います。

【知立市立知立南中学校】異年齢との交流会

 本校の3年生は、家庭科の授業で、「家族・家庭と子供の成長」を学びます。これまでの自分の成長を振り返り、育ててくれた方への感謝の気持ちをもつとともに、異年齢との関わりを大切にしたいと願い、授業を組み立てています。それと関連して、10月には「赤ちゃん抱っこの会」を実施し、4か月〜1歳半の子供と母親に来ていただき、話を聞いたり抱っこをしたりする体験を行いました。
 生徒たちは、「泣くしか出来ない赤ちゃんを育てていくのは大変。自分もしてもらったから感謝したい」「大変なことも多いけれど、成長を見守れるのは幸せだと思う」という感想を述べていました。
 また、12月には、近くの保育園児70名ほど招いて、自作のおもちゃを使って交流する「園児交流会」を行いました。その日は、生徒たちも童心に戻りおもいっきり遊び、園児との仲を深めていました。感想では、「どの子も楽しんでくれて、一生懸命おもちゃを作った甲斐がありました」「思った以上に大変でした。小さいころ面倒を見てくれた祖母に感謝したいです」「『赤ちゃん抱っこの会』の子たちと比べて、たった4年ほどでこんなにも成長することに驚きました」などが聞かれました。
 生徒たちは、いよいよ卒業を控え、新たな進路へ向かって羽ばたいていきます。これから先、いろいろな出会いがあるでしょうが、様々な人と関わる中でどんなときも、相手の気持ちを考え、感謝する気持ちを大切にしてもらいたいです。

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【あま市立甚目寺西小学校】ペア学習の取組

 本校では、2つの学年が、一年間ペアを組んで活動する「ペア学年活動」が定着しています。高学年主体で、企画・運営を行い一緒に遊ぶ「ペアレク」を始め、「ペア掃除」や「ペア読み聞かせ」を年間通して実施し、互いを思いやり、尊重し合う気持ちを育てています。
 今年度は、新たに、学習活動を通した関わりを設定し、算数的な内容で、「ペア学習」を行いました。高学年は、事前に問題の出し方や、数え方を練習して臨みました。6年生が、1年生に出したのは、おはじきを使った10の合成問題です。手の中のおはじきの数を当ててうれしそうな1年生や、「すごいね、よくできたね」と大きな声で褒める6年生の姿が、見られました。5年生は、2年生に、物差しの使い方や目盛りの読み方を教えました。物差しの持ち方まで丁寧にアドバイスしてもらい、2年生は、真剣な表情で直線を引いていました。4年生は、3年生に、自作の割り算問題を出しました。算数が苦手な4年生児童も頑張って事前に問題を作り、正解したペアの児童に大きな丸をつけてあげていました。年齢の近いペアですが、3年生からは、「ぼくのために問題を作ってくれてうれしかった。来年は高学年になるから、低学年に勉強を教えてあげたい」という声が聞かれました。
 異学年と関わる機会が多いせいか、休み時間や終業後にも、学年に関わらず一緒に遊ぶ姿が見られます。子供たちに芽生えた相手へのいたわりの気持ちや、尊敬の気持ちを大きく育てていきたいと思います。
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【豊田市立佐切小学校】いいとこ見つけ「キラリカード」

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 本校では、全校のみんなが友達であり、「佐切っ子ファミリー」と呼んでいる。その友達に、「ありがとう」を伝えたときや、「きらりと光るよいところ」を見つけたときなど「キラリカード」にメッセージを書いています。この活動を始めて数年がたちますが、学年をこえてメッセージを伝え合うことのよさを実感しています。
 廊下に全員の名札のポケットがあり、いつでも気が付いたときにメッセージを書いたり、読んだりできるようになっています。また、月一度の「キラリデー」を設け、その日は、必ず誰かにメッセージを送ることにし、より活発なメッセージ交換ができるようになっています。
 4月、入学したての1年生に、6年生が、「毎日、がんばって歩いているね」と伝えると、すぐに1年生から、かわいいイラストのメッセージが返っていました。このように、学年を超えた心の通い合いがなされ、やさしさや思いやりを伝える「キラリカード」で、掲示板のポケットにはいつも温かい心があふれています。
 この「キラリカード」は、年度末にキラリカードファイルに綴り、6年生の卒業時に、渡すようにしています。


【一宮市立西成中学校】いじめをなくすための よい人間関係づくり「ピアサポート」

 本校の生徒たちは、平成24年度の生徒集会で採択された「西成中いじめ撲滅宣言」を合い言葉に、今も変わらず「いじめは絶対に許さない」という姿勢で、毎日の学校生活を送っています。
(西成中 いじめ撲滅宣言)「助け合い、笑顔でみんな手をつなごう」
一、どんな理由でも、いじめは絶対許しません。
一、いつも相手の気持ちを思いやり、行動します。
 この宣言を生徒集会で唱和し、意識化を図っています。
 また、「ピアサポート」を取り入れた学級経営や授業づくりを意識しています。「ピアサポート」が、生徒たちの間で自然に広まることを願い、総合的な学習の時間や、学級活動の時間に「ピアサポート」の「スキルトレーニング」をしました。友人の悩み相談にのるという設定で、相手の話を上手に聞くポイントを押さえ、2人1組になり「ロールプレイ」を行いました。「ロールプレイ」を行うことで、「ピアサポート」についての理解が深まりました。生徒たちは、「何げなく話していた言葉も、実は、相手を突き放してしまうような言葉だったことに気付くことができた」「状況や相手が変わると、同じ言葉でも受ける印象が変わった」「これからは、その言葉が本当に適しているか、言葉をかける前に考えてから声かけをしたい」といった、自分のコミュニケーションのとり方につて考えるきっかけとなりました。
 今後も、年間を通じて、「いじめは絶対に許されない」ということを、生徒の心に訴えかけ、生徒が、いじめ防止について主体的に取り組めるような活動を計画していきたいと思います。

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【豊田市立平井小学校】とよた子どもの権利相談室による特別授業

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 11月8日には3年生と5年生、12月6日には1年生が、「とよた子どもの権利相談室」による特別授業を、権利擁護委員を招いて行いました。
 1年生は、「とよた子どもの権利相談室」への電話の仕方を教えていただきました。3年生は、「豊田市子ども条例」の4つの権利「安心して生きる権利」「自分らしく生きる権利」「豊かに生きる権利」「参加する権利」について考えました。5年生は、「豊田市子ども条例」の4つの権利を学び、今の自分は、条例が守られているかを振り返るワークショップを行いました。
 授業を受けた子供たちからは、「豊田市子ども条例があることを、初めて知りました」「豊田市子ども条例は、子供たちが作ったということを知って、面白いと思いました」「自分にも権利があるので、友達の権利も大切にしてあげたいと思いました」という声が上がりました。
 今後のために、自分のことも、友達のことも大切にしようというめあてを立てました。