【豊橋市立吉田方中学校】学校保健委員会「笑顔の健康効果」

 11月19日に、全校生徒と保護者を対象に、「心の健康が体に影響を及ぼすメカニズムを知り、ストレスに負けない思考パターンや生活習慣を自ら築くことで、明るく、健全な将来を築こうとする態度を育てること」をねらいとして、学校保健委員会を行いました。講師は、西田メディカルクリニックの院長・西田元彦先生で、「笑顔の健康効果」について話をしていただきました。健康委員会の発表では、委員の生徒が、効果的な瞑想の仕方やヨガの活用方法を実演しました。全校生徒で体験したことで、ストレス軽減の方法を実感することができました。また、講話から、心の健康と体の健康がつながっていることを理解することができました。生徒たちは、今後、取り組んだり改善したりする点を考えることができました。
(講演を聞いた感想)
 いつも何げなく笑っていることが、健康につながっていると初めて知りました。そして、作り笑いでも健康につながると知って、おもしろいなと思いました。笑顔は、次の人へ、そして、次の人へとつながるので、みんなで笑い合えたらよいなと思いました。ストレスは、ためていてもよいことはないので、自分の解決法で、気持ちを楽にさせるようにしたいです。

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【犬山市立東小学校】温かい心が広がるハートフル集会

 本校では、12月の人権週間に合わせて、「ハートフル集会」を行っています。集会では、代表児童による発表、全校合唱、職員による詩の朗読などが行われ、様々な優しさにふれて、心にしみる温かな時間を全校で共有する場となっています。
 集会に向けて、11月中頃から準備が始まり、子供たちは、ふだんの生活の中での「ありがとうの話」を振り返って、「ありがとうの詩」や「標語」を作成します。各学級2名が、代表として選ばれ、昼の放送や集会で発表します。身近な家族や友達、普通の暮らしができることへの感謝など、毎年、様々な作品が披露され、よりよい人間関係について考える機会となっています。
 また、朝の歌として、「ともだちはいいもんだ」の練習を進めていきます。歌詞の意味を考えながら優しい気持ちで歌うことで、全校に一体感が生まれます。職員による詩の朗読は、聞いてくすっと笑ってしまう詩、思いに共感できる詩など、様々な角度から人とのつながりを感じられる内容となっています。
 今年も、これらの取組を通して、温かい心がたくさん降り注ぐ集会になることを願っています。

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【蒲郡市立三谷小学校】人生100年計画!健康で長生きのこつ〜健康な生活について学ぼう〜

 本校3年生が、「人生100年計画!健康で長生きのこつ」と題し、健康な生活について学習しました。
 「どうすれば100歳まで生きていられるのか」を、家の人に聞いたり、本で調べたりしました。そして、元気なおじいさん、おばあさんに、「どんな生活をすればよいのか」を聞いてみたいという思いから、地域の健康長寿18名の方を招きました。人生のお手本の人と間近で接し、「運動」「食事」などの生活習慣で気をつけていることや、「趣味」等の楽しく生きるための方策など、たくさんの「健康で長生きのこつ」を教えてもらうことができました。
 「大切だと思ったのは、趣味をもつこと。いろいろ楽しめて、心がうれしくなるから、これがよいなと思いました」「長生きのこつは、つながっていると分かりました。歯を守ると、いっぱい食べられて、いっぱい食べると動けるというように、一つのことがいっぱい広がるので、できることからどんどんやっていきたい」等のふり返りがありました。健康で人生を楽しむことが、大切であることに気づくだけでなく、自分の生活をどうすべきかを見つめ直す機会となりました。
 これからも、人と関わりながら、よりよく生きる喜びを感じる心が育まれていくことを願っています。

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【小牧市立篠岡中学校】人命救助をしよう

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 2年生の保健体育、「傷害の防止」の授業での取組を紹介します。養護教諭と協力し、心肺蘇生、AED使用の実習を行いました。胸骨圧迫の訓練装置「アッパくん」と、この授業のために、制作したタブレットPC用の「AEDシミュレータ」を使って授業を行いました。この自作ソフト「AEDシミュレータ」は、AEDの指示音や、ランプの点滅などがタブレットPCによってリアルにシミュレートされます。
 授業では、「ランニング中に、一緒に走っていた友達が突然倒れた」という場面を想定して実習をしました。実習するグループと、それを観察するグループに分かれて行います。緊張感のある真剣な取組が見られました。緊張感をもって、真剣にやっても、改善点はいくつも見つかります。観察していた生徒から意見をもらい、熱心に聞いていました。
 「一番は、何も失敗しないこと」。授業の中で、何度も繰り返された言葉です。たくさんの人がいる中で、自分が率先して、心肺蘇生をすることは、勇気がいることです。今回の授業を通して、「勇気が必要だけれど、思い切ってやろう」という意識をもつことができた生徒たちは、自信に満ちた頼もしい顔になったように感じました。

【蒲郡市立三谷東小学校】南山美化活動

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 本校は、自然豊かな環境で、校内に「南山」という木々が生い茂る山があります。春には、タケノコが生え、夏には、カブトムシやクワガタが採れ、秋には、紅葉を楽しませてくれる子供たちにとって魅力のある山です。しかし、手入れをしないと、すぐに人が入れない状態になってしまいます。そこで、平成28年度より、PTA活動の一つとして、11月に「南山美化活動」を行い、山の手入れをする活動を行っています。あらかじめ、地域のボランティアの方に、木々をチェーンソー等で切っていただき、活動日当日は、親子で切った木々を運び出します。運び出した木や草は、4tもある大きなコンテナに入れ、業者に処分をお願いしています。子供たちも、自分たちの使う山をきれいにしようという意識をもって活動に取り組んでいます。
 活動を終え、すっきりした「南山」を見て、子供たちは、「これで、来年も南山で追いかけっこできるね」「タケノコとり楽しみだね」と自分たちの活動できる場が守られていることを実感していました。

【西尾市立横須賀小学校】共生社会への第一歩〜福祉実践教室〜

 本校では、西尾市社会福祉協議会の協力で、3年生から6年生が福祉の体験学習である「福祉実践教室」を行っています。
 3年生は、目隠しをした一人をもう一人が誘導する「視覚障害体験」を行いました。4年生は、実際に車いすに乗って、段差を乗り越える体験を行いました。5年生は、点字を学び、実際に点字で文章を作る体験を行いました。6年生は、手話で自己紹介する方法や、自分の名前を手話でどう表現するかを学びました。それぞれの体験を通して、障害のある方々の暮らしや思いを感じることができました。
 6年生の教室では、講師から「手話を知らなくても、口話や身振りなどを使って、耳が不自由な人とコミュニケーションをとることができます。災害が起こった時など、困っている人がいたら、ぜひ声をかけてください」という話がありました。
 振り返りには、「会話だけでなく、どんな人とでも心が通じ合う方法があるんだなと思いました。人が助け合って、手を取り合っていけるように、考えていかなければいけないなと思いました」と書かれていました。
 今回の「福祉実践教室」は、一人一人が、共生社会について考えるよい機会になりました。

【半田市立雁宿小学校】伝統を受け継ぐ箏体験

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 11月6、7日に、半田市内で音楽に取り組んでいる人たちをサポートしている「ミュージックサポート ささら」の方々を講師に招き、6年生が箏体験をしました。
 一日目は、ほとんどの児童が箏を触ったこともなく、初めは不思議そうに箏を見つめていました。まず講師による「さくら」の演奏があり、児童は美しい音色に聞き入っていました。その後、グループごとに音の鳴らし方を教えてもらい、楽譜を見ながら「さくら」を演奏できるよう練習に取り組みました。慣れない正座や、初めて付けた爪に苦戦しながら取り組む児童の姿がありました。授業が終わった後も、教室で楽譜を見たり、音階の「七、七、八」を口ずさんだりする児童もいました。
 二日目には、音を鳴らす爪の数を三つに増やしたり、爪を付けていない方の手で弦を押して音を変える奏法を教えてもらったりしました。一日目にも増して意欲的に練習に取り組む児童の姿が多くありました。最後には、みんなで合わせて「さくら」の演奏をしました。最後まで弾ききれた児童は、うれしそうな笑顔を浮かべていました。授業の後、児童は「思っていたよりも楽しくて、もっと弾きたかった」と話し、なかなか触れることのできない日本の伝統文化を体験することができました。

【田原市立神戸小学校】学校も心もきれいに

 本校では、毎年2学期に、児童と保護者が一緒になって学校を清掃する「親子環境整備作業」を行っています。
 今年度は、10月の第3土曜日に行われました。当日は、地区ごとに家の人と一緒になって、室内・屋外の特別清掃に取り組みました。中には、両親そろって来校し、親子三人で会話を楽しみながら行う姿もみられました。室内は、ふだんなかなか目の届かない所や、子供では手の届かない高い窓、特別教室の棚などが、ぴかぴかになりました。屋外は、木の陰で伸びてしまっていた雑草を刈ったり、草捨場を片付けたりしました。2時間の作業で、学校がきれいになるだけでなく、子供たちの心もきれいになりました。
 子供たちは、地区の友達や家の人と一緒に活動することで、協力し合って働き、いつもとは少し違ったふれあいの時間をもつことができました。これからも、自分たちの学校をみんなできれいにする活動を通して、愛校心や感謝の心が育まれていくことを願っています。

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【弥富市立弥富中学校】全校一斉道徳「人の心の痛み−いじめについて考えよう− 〜子どもたちの声・叫びを聞いてください〜」

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 本校は、道徳教育を教育活動の柱に据えており、本年度は、「自主・自律」「思いやり」をテーマに、学期に1回、「全校一斉道徳」を行っています。
 1学期は、いじめで息子さんを亡くされた大河内祥晴さんをお招きしました。
 午前の授業では、息子さんの最後の手紙を読みました。息子さんといじめていた生徒は、最初からこんな関係だったわけではなく、ちょっとしたきっかけからエスカレートしていきました。「なぜこんなことになってしまったのだろうか」と本人、いじめた子、クラスメート、家族などいろいろな立場から考えました。そこから、「今のクラス、誰もが安心して過ごせる教室にするためには、どんなことが大切か」について意見を発表しました。「自分勝手な行動をしない」「人の気持ちを考える」「個性を認め合う」「お互いを尊重する」「短所ではなく長所を見る(見つける)」といった意見が出ました。
 午後の講演では、息子さんの話だけでなく、全国にいるいじめで苦しむ子供たちからの手紙を紹介しながら、語られました。そして、生徒たちに、「(いじめをなくすためには)人と関わらなければよいのではない。隣の人から、もらっているものはある。一人の人間では得られないものがある。そして、より一人でも多くの人と関わってほしい」と話されました。
 大河内さんの話を通して、子供たちの声や叫びを聞くことで、自分の行動を振り返るとともに、「自分がどうありたいか、どうあるべきか」を真剣に考えられたように思います。
〈生徒の感想〉
・大河内さんが、「居場所」と言ったときに、お母さんを思い出しました。母さんが、習い事や学校に入ってからも、「きちんと居場所ある?」と聞いてくれていたからです。いつもさりげなく言ってくれている言葉の意味を知った気がしました。
・ちょっとした悪ふざけ、悪口など、僕もたくさんしてしまったことがあります。それがエスカレートして、いじめにつながっていくことを改めて聞いてみると、言葉の重みや行動の責任などを感じました。ちょっとしたきっかけで、人を傷つけてしまう。でも、そうじゃなくて、励ますこともできる。そういう行動や言葉の重みだけでなく、強さというものを考えることができました。
・「思いやり」と簡単に言うけれども、実行するには大変な勇気がいる。しかし、その行動で救われる人もいるのだと思った。そして、僕は、「いじめは、取り返しのつかないことになる」と改めて考えさせられ、「一つの命の重さ」をとても深く知ることができた。

【東浦町立生路小学校】いのちを大切にする授業

 6年生の児童を対象に、「生命たん生」をテーマに、いのちを大切にする授業を行いました。生命の誕生の場に、実際に立ち合う助産師を講師に招いて、いのちの始まりから誕生までを、スライドや模型などを使って説明していただきました。4〜5年生の保健や理科の学習で学んだことを思い出しながら、胎児の成長やいのちが生まれる喜び、誕生した赤ちゃんの生きる力を改めて感じることができました。
 赤ちゃんの抱っこ体験の時間には、3000gの首の据わっていない赤ちゃん人形を、本物の赤ちゃんに接するように抱きました。赤ちゃんの重みや柔らかさに触れ、いのちの尊さを実感しました。赤ちゃんが大きく育つには、周りの人たちの大きな愛情が大切であること、そして、自分自身もその大きな愛情を受けて育ってきたのだということを知ることができました。
 助産師の話を聞き、自分のいのちは遠い先祖から受け継がれてきた「いのちのバトン」であり、誰が欠けても自分はこの世に存在しなかったということ、「いのちのバトン」をつなぐよう、自分のいのちだけでなく友達のいのちも大切にして生きることを学びました。今回の授業を通して、一人一人が、かけがえのない存在であることを実感することができました。

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【豊田市立青木小学校】心を育む異学年交流

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 本校では、昭和62年から始まった「縦割り活動」が、毎年、工夫・改善されながら継承されており、よき伝統となっている。毎日の清掃活動は、縦割り班で分担して行っている。各班の班長を6年生が務め、低学年に掃除の仕方を教えたり、ぞうきんをしぼってあげたりしながら、異学年グループで協力し合って活動している。また、清掃活動だけでなく、縦割り遊びや運動会での縦割り種目など、日常的に異学年交流の場を設けている。
 月1回程度、木曜日の掃除の時間を利用して行われる縦割り遊びでは、1年生から5年生までが楽しく遊べる遊びを6年生が考え、オリジナルルールを加えて遊ぶなど、相手を意識した子供独自の思いの実現の場となっている。外遊びだけでなく、室内遊びを行ったり、「読書週間」には、6年生による「読み聞かせ」を行ったりしている。こうした活動を通して、6年生はリーダーとしての資質を磨き、年下に対する思いやりの心を育んでいる。そして、低・中学年では、お互いを信頼する温かい心を育むとともに、6年生のリーダーの様子を見て育ち、自分が6年生になったときには、こんな班長になりたいというイメージをもって成長することができる。これが伝統のよさである。
 この他にも、運動会での縦割り種目や冬の縦割り班対抗「長縄大会」など、様々な活動を行う異学年交流を通して、子供たちは豊かな心を育てている。

【知多市立中部中学校】伝統をつなぐ「煌鳩祭(こうきゅうさい)」

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 本校では、毎年10月の中旬に、「煌鳩祭(こうきゅうさい)」と銘打った学校祭が開催されます。今年度は、「凜駆(りんく)〜青春にピリオドはいらない〜」をスローガンに、生徒も教員も一丸となり、「煌鳩祭」の成功に向けて活動しています。
 3学年を色別の縦割りにして団を結成し、活動はその団を基本としています。後輩たちを、ときに厳しく、ときに優しく指導し、優勝と同時に団の団結を願って奔走する3年生たち。先輩の指示をしっかり聞いて、自分たちの役割を果たそうとする1年生たち。そして、その2学年の間に立ち、3年生を支えながら、1年生を引っ張ろうとしている2年生たち。互いに思いやり、共に支えながら活動する姿に、生徒たちの心の成長を感じました。
 本番まであと少し。今年も、笑顔があふれる「煌鳩祭」となるように願っています。

【岡崎市立夏山小学校】「寿会」との草取り活動

 本校は、岡崎市東部の山間部にある小学校で、全校児童16名の小規模校です。子供たちは地域の宝として、学区の皆さんから様々な支援をいただいています。その一つが、老人会の「寿会」と一緒に行う校内の草取り活動です。運動会前や夏休み終盤など、年に3回行われています。
 ふだんの清掃では、児童数が少ないため、中庭の草取りで精一杯ですが、「寿会」の力を借りると、校内のあらゆる所がきれいになります。取り方を教えてもらえると、上手に草取りができるようになり、また、お年寄りとは顔見知りなので、楽しそうに話をしながら草取りをする子もいます。
 学校のために時間を作り、草取り活動を熱心にしてくださる姿に、子供たちだけでなく、職員も感謝の気持ちでいっぱいになります。学区の皆さんに温かく見守られながら、日々成長を遂げる夏っ子16名です。

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【一宮市立奥小学校】 命の授業

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 本校は、養護教諭が中心となり、外部講師の協力も得ながら全学年で、「命の授業」に力を入れています。今年度は、10月23日に、助産師を講師としてお迎えし、5年生で授業を行いました。授業には、助産師以外に妊婦さんや、まだ生後間もない数か月の赤ちゃんとそのお母さん方にも、ゲストティーチャーとして参加していただきました。
 授業の前半は、スライド映像を見たり、赤ちゃんの重さを実感できる教具で疑似体験をしたりする中で、赤ちゃんの成長について学びました。後半は、妊娠中や育児中のお母さん方から、赤ちゃんに対しての思いを聞かせてもらうとともに、児童全員が実際に赤ちゃんを抱かせてもらいました。赤ちゃんを抱かせてもらった児童が発した「重い」という言葉とその表情からは、「命の尊さ」「重さ」を受け止めている様子が伝わってきました。
 授業の感想から、「自分自身が、この世に生を受けたことがどれほどすばらしいことなのか」「親の愛情が、どれほど大きく深いものなのか」などを学ぶことができたことが分かりました。
 今後も、「命の授業」を通して、自分の命を大切にすることや、周囲の人への愛情に感謝することができる児童の心の教育に努めていきます。

【豊田市立挙母小学校】自分ができることに一生懸命取り組む

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 10月4日に、パラ陸上短距離選手の佐藤圭太さんが来校し、子供たちに話をしてくださいました。佐藤さんは、ロンドン、リオと2回のパラリンピックの出場経験をもち、リオでは、400mリレーで銅メダルを獲得した義足のランナーです。15歳のころに病気になり、足を切断した後、小中学校時代にしていたサッカーをするために走り始めたそうです。そこで走る喜びを知ったことや、パラリンピアンとの出会いが佐藤さんに自信を与えたことを語ってくださいました。また、パラリンピックの出場経験をもとに、選手村では、いろいろな障がいをもつ方が、自分ができることを行うことで、助け合いながら生活していることを話してくださいました。
 佐藤さんは、日常生活と競技に使う義足の違いを、実際につける様子を見せながら詳しく教えてくださいました。子供たちは、佐藤さんが競技用の義足をつけて走ったとき、あまりの速さに驚いていました。
 佐藤さんは、子供たちに、「今、自分がおかれた状況で、自分ができることを一生懸命やることが大切」と伝えてくださいました。

【瀬戸市立水野小学校】水野川から郷土について考えを広げよう

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 毎年、本校の5年生が、「水野川をきれいに」とポスター作りに取り組んでいます。10月には、ふだんから見慣れている川の景色をじっくり観察するために、川の様子を観察に出かけました。改めて観察すると、「ごみが思ったほどない」「結構ごみがある」など、同じ川の様子を見ても個々に違う感想が出てきました。児童がそれぞれの視点・基準で観察することで、たくさんの気づきを発見し、共有しています。
 児童が、家で話をすると、「昔はもっと魚がいた」「水量が多かった」と両親だけでなく、祖父母が過ごしたときの「水野川」の話もしてもらえ、話が広がっていきます。世代をこえて、川の様子をきっかけに思い出とともに心のさらなる交流を深めています。
 できあがったポスターは、校内や校区内の駅前に掲示されます。たくさんの人に見てもらい、住んでいる地域を見直すきっかけにしてもらっています。
 「川」を一つのきっかけに、本校の教育目標である「郷土のよさに気づき、郷土を愛し、郷土を大切にする児童の育成」を地域とともに、これからも考えていきたいです。

【一宮市立木曽川西小学校】自分の命を見つめ直す「命の学習」

 本校では、4年生を対象に、命の大切さを学ぶ学習をしています。毎年、助産師さんを講師として学校に招き、人の誕生から産まれるまでの話をしていただいています。
 人の誕生は、最初1mmから始まり、赤ちゃんがお母さんから自分の力で一生懸命に栄養を取って、体を大きくしていくことをエプロンシアターで分かりやすく教えてくださいました。その後に、妊婦さんに、お腹の中にいる赤ちゃんの、一生懸命に生きようとしている呼吸の音を聞かせていただきました。生まれてくる瞬間の映像を見たり、1歳になる赤ちゃんを抱かせてもらったりと、ふだんの授業では、できない貴重な体験をさせていただきました。
 「あなたたちは、一生懸命に努力できる人たちです」という助産師さんの言葉からは、生まれてくるまでに、いくつもの困難を乗り越えて赤ちゃんが生まれてくることが、子供たちの心の中に深く残りました。
 子供たちの授業の感想からは、「自分がどれだけ人に愛され、生まれてきて育ってきたかがよく分かった」「自分の命は、奇跡的に生まれてきたと知って自信をもてた」「産んでくれて、育ててくれたお母さんお父さんに感謝したい」という言葉が見られて、自分の命を大切さについて見つめ直す機会となりました。

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【日進市立相野山小学校】長野県木祖小学校との交流会

 2020年の「東京オリンピック、パラリンピック」の開催に向け、「おもてなし」を実現するために、様々な取組がされています。
 本校5年生も、来年度の開催に向けてだけでなく、相手の立場や気持ちを想像して行動する大切さを知るために、総合的な学習の時間で、「おもてなしの心を学ぶ」ことをテーマに学習しています。
 日進市は、長野県木祖村と友好提携しています。毎年5月と7月に、本校の5年生と木祖小学校の5年生が、交流活動を行っています。5月には、木祖小の児童が来校し、7月には、本校の児童が木祖小へ行きます。今年度は、本校児童43人と、木祖小児童21人が交流をしました。4月から、木祖小の児童を迎えるために、自分たちにできる「おもてなし」は何かを考えて準備をし、5月の交流会では、その気持ちを大切にして接しようと臨みました。
 最初に、お互いの県、町、学校について紹介し合いました。生活環境の違いや特産品などを知りました。その後は、体育館で遊びました。グループごとに、紹介ゲームをしてから、鬼ごっこをしました。だんだんと笑顔で話す姿が見られるようになってきました。最後に、給食を食べました。好きなことなどを聞き合い、親睦を深めました。児童は、木祖小の子が楽しめるように話しかけたり、場を盛り上げたりしました。児童の日記には、「木祖小の子が、とても楽しんでくれていてうれしかった」「最初は、恥ずかしかったけれど、自分から声をかけて仲よくなることができた」など、「おもてなし」の心をもって接することができたと振り返っていました。
 7月には、木祖小へ行きました。木の温もりを感じるすてきな校舎や、各教室に置いてあるストーブに感嘆の声を上げながら学校をめぐりました。鬼ごっこで楽しんだ後のグループごとの給食では、5月のときよりも会話が弾み、どの児童も楽しそうに会食していました。「おもてなし」の第一歩を歩み始め、次回の学習につながる交流会になりました。
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【知多市立八幡小学校】お互いの健闘をたたえ合う「すもう大会」

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 本校では、毎年、「すもう大会」が開催されます。子供たちの祖父母の時代から続く、伝統行事ともあり、全員が優勝目指して全力で戦います。
 そのすもう大会が行われる週の朝会で、校長先生がこんな話をしました。「校長先生は、ラグビーが好きです。試合が終わった直後に、さっきまで敵として戦ってきた相手と、お互いの健闘をたたえ合って笑顔で握手する姿が、とてもよいと思います。みんなも勝ち負けにこだわるだけではなく、お互いのがんばりをたたえ合えるとよいですね」
 子供たちは、今、話題のラグビーの話ともあり、真剣なまなざしで校長先生の話を聞いていました。また、すもう大会の前日や当日の朝には、各クラスで担任が、校長先生の話を思い出させながら子供たちにエールを送りました。
 すもう大会当日、優勝目指して熱戦が繰り広げられる中、負けた子も勝った子も試合終了の指示の後、笑顔で礼をする姿がたくさん見られました。中には悔しくて泣きそうな子もいましたが、深々と礼をして去っていく姿に感動させられました。また、お互い笑顔で握手する子供もいました。
 今回のすもう大会では、スポーツを通じて心が育っていく姿がたくさん見られました。これからも、様々な教育活動を通じて、お互いを認め合えるような子供たちを育てていきたいと思います。

【大府市立石ヶ瀬小学校】心を育む異学年交流

 本校では、心豊かに、正しく判断ができる子の育成を目指し、「育てよう!心の輝き、思いやりの心」を道徳教育の目標に実践を行っています。お互いの発言を認め合える学級づくりや、異学年との交流などを通して、子供たちが、お互いを認め合い、自己存在感、自己有用感が感じられる取組を行うよう計画しています。その中から、1・6年生、2・4年生、3・5年生で活動する、ペア活動の取組を紹介します。
 上級生は、ペア活動で下級生が楽しめる遊びを計画します。一緒に楽しむためにはどのようなルールをつくるとよいか考えたり、分かりやすいルール説明ができるよう伝え方を工夫したりします。また、読書週間には、読み聞かせを行う「ペア読書」が行われます。上級生は、グループをつくり、役割分担を考えたり、読み方を工夫したりして、何度も練習を繰り返して準備をします。下級生は、上級生のがんばる姿から学び、共に楽しみます。
 このような活動を通して、高学年の児童は、リーダーシップや責任感を高めるとともに、相手の立場になって考えようとする姿勢を身に付けていきます。また、低学年の児童は、自分たちを楽しませようとしてくれる気持ちに応えるフォロワーとしての姿勢を身に付けていきます。
 本校は、児童数1000人を超える大規模校です。大規模校だからこそ、より多くの子供同士が関わり合い、お互いを認め合いながら、それぞれのよさを生かしていける学校づくりに、これからも取り組んでいきます。
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