【豊田市立古瀬間小学校】思いやりの心を育てる「レッツ班活動」

 本校では、思いやりの心を育てることを目指し、縦割り班活動に取り組んでいます。「レッツ班」と名付け、遊びを中心に活動を進めています。
 活動のスタートは、4月の「1年生を迎える会」。6年生は、昨年から先輩の様子を見ながら、「1年生に優しく接しよう。みんなで楽しめる遊びを考えよう。みんなが気軽に話ができる楽しい班を作ろう」など、それぞれに目標を立てて活動をスタートさせました。しかし、いざスタートしてみると、思いだけではうまくいかないことに気付きました。また、自分一人だけではできることに限界があり、手助けしてくれた4、5年生に感謝する子もいました。1年生と上手に話せなかった児童は、休み時間に1年生の教室に行き、進んで話しかけるようになりました。仲よくなるためには、みんなと仲よくなることが大切と感じた児童は、廊下ですれ違うたびに声をかけるように心がけています。遊びも回数を重ねることで、みんなが楽しめるようにするには、どのような遊びがよいのか、どのようなルールにするとよいのか、相手のことを考えながら活動を進めるようになってきました。
 がんばる6年生の様子を見て、下学年の子も1年生に優しく声かけしたり、6年生に協力したりする姿が多く見られるようになってきました。どの「レッツ班」も温かい雰囲気で遊びを楽しんでいます。

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【豊橋市立豊南小学校】エンカウンターを体験しよう

 6年生を対象に養護教諭による、構成的グループエンカウンターのエクササイズとして「アドジャン」を行った。ねらいは、あいさつや話の仕方、話の聞き方、自他理解である。2〜3人のグループになり、養護教諭が黒板に、0〜9のテーマを示す。養護教諭の「アドジャン」の声に合わせて、子供たちは、0〜5の数字を手で作る。グループで出た数字を足し、1の位の数字がテーマになる。テーマに対して、全員発言し、周りは静かに聞く。それを何回か行い、どう感じたか、自分はどうだったかを振り返る。
 子供たちは、ゲーム感覚で楽しみながら、活動することができた。養護教諭が、進んで話をする児童の姿を褒め、活動を認めてくれたことで、話の聞き方が変わり、うなずきながら聞いたり、相手の顔を見て聞いたりできる子が増えていった。また、ペアを何回も変えて行ったことで、「そうなんだ」など、肯定する言葉を使う子が増えていった。クラスの雰囲気も次第に明るくなっていった。
 6年生の振り返りには、「楽しかった」だけでなく、「うなずきながら話を聞いてもらえてうれしかった」「これからは友達の目を見て話していきたい」と書いてあった。今回の「アドジャン」のように自己肯定感を高めるために、自己理解を促すアプローチを行っていきたい。

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【田原市立田原南部小学校】伝統の継承

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 本校は、背後に「藤尾山」という山を背負っており、毎年3学期には、「親子藤尾山登山」という行事を行っています。各家庭、親子で急な山道を、息を切らして登り、山頂を目指します。「すべらないように気をつけて」「ちょっと待っててよ」といった声がたくさん聞かれ、登る練習をしていない親の方が、おいていかれてしまいます。天気がよければ、山頂から富士山が見えることもあり爽快です。下山後は、御褒美の豚汁が待っており、持ってきたおにぎりと一緒にみんなで食べます。みんなでがんばった後のこのひと時が、至福の時間です。
 10月末には、この行事に向けて、児童と保護者、教員が総動員で山道整備をします。階段の補修、落ち葉の除去など、登山をできるようにするだけでも大変です。1月になれば登山の練習も始まります。初めは、上級生に全くついていけない1年生も、お兄さんお姉さんたちに声をかけられ頑張って練習することで、行事当日までには、ほとんどの子がすいすいと登れるようになります。
 整備も大変、練習も大変と、大変なことばかりの行事でかが、苦労を分かち合い、自然や人と触れ合える大切な伝統行事になっています。

【田原市立赤羽根中学校】かかわり、学び合う授業づくりと情報発信

 本校は、友達とかかわり、学び合う授業づくりとして、「S-Leaning」を活用しています。
 「S-Leaning」とは、「しゃべくりラーニング」の略で、ペアやグループでの話合い活動を、授業に取り入れるよう、授業形態を工夫しています。少人数での話合いを通して、ふだんは、積極的に意見を発表できない生徒も、自主的に活発な意見交換ができ、関わり合い学び合う場になっています。
 また、道徳は本年度より教科になりました。特別な教科としてどのような取組をしているのかを、あまりよく知らない家庭が多いのが現状です。そこで、学校でどのような道徳教育を行い、授業を通して生徒がどのような考えや思いをもったのかを知ってもらうために、道徳授業での板書や授業の振り返りを記載した学級通信等を配付しています。

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【愛西市立北河田小学校】ランチルームに集まれ!

 本校では、空き教室を「ランチルーム」として整備しています。黒板カーテンを設置したり、掲示物や本を紹介したりして、給食や食べ物について知ることができる環境を整えています。このランチルームは、各学級が会食に利用しています。会食する際に、給食を作っている調理員さんを招いて、好きな献立について話したり、調理のコツや苦労を伺ったりしています。子供たちからは、「夏野菜カレーがおいしかったから、また食べたいです」「毎日400人分の調理をするのにびっくりしました」などの感想がありました。調理員さんからは、「子供たちにおいしく食べてもらっていることが直接聞けて元気をもらいました」などの感想がありました。また、6年生は、卒業前にお世話になった先生も交えて会食し、給食の思い出を話したり、これまでの感謝を伝えたりして心温まる会になっています。
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【西尾市立福地南部小学校】道徳教育の充実

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 本校では、心の教育を推進するために、道徳教育の充実に努めています。現職教育で「問題解決的な道徳の授業」の指導方法について研修を深め、道徳授業の一斉公開授業も行っています。
 特に、少経験者の教員は、積極的に道徳授業の改善に取り組んでいます。授業の板書を写真に撮り、放課後に道徳教育推進教師と授業を振り返るなどして、授業の改善点を見つけ、次の授業に生かすようにしています。

【瀬戸市立效範小学校】ハッピーメッセージ

 本校では、自分のよい所や他人のよい所を聞くことで、自己肯定感を高めてほしいと願い、平成24年度から「ハッピーメッセージ」の活動を行っています。
 この活動は、友達のよい所やすばらしい所をメッセージカードに書いてポストに入れます。それを放送委員が、昼の放送で発表します。放送終了後には、メッセージカードを本人に届けます。高学年からメッセージを送られた低学年の子供たちは、とても喜んでいました。
 子供たちの自己肯定感を高めていくために、今後も続けていきたい活動です。

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【みよし市立三好中学校】地域とつながる温かい三好中学校区

 本校では、生徒会活動で「HAPPYプロジェクト」という取組をしています。ふだん伝えられない「ありがとう」の気持ちを専用の用紙に書いて、BOXに投かんし、掲示板で紹介しています。まわりの仲間のよさに気づき、感謝の気持ちを育むことをねらいとしています。書いた人も、もらった人も、掲示板で見ている人も、感謝の温かい気持ちに触れられるよい機会となっています。平成29年度に始めた取組も第9期となり、学級・学年を超えてメッセージを送り合う姿が増えています。
 この活動のよさを地域にも広げたいと、「地域HAPPYプロジェクト」を実施しました。地域の図書館、児童館、集会場などに専用BOXを置かせてもらい、地域とのつながりに目を向けたHAPPYを募集しました。様々な世代の方から100枚を超えるメッセージをいただき、朝すれ違う地域の方、交通当番の方、ジュニアクラブの方、小学生、読み聞かせボランティアの方など、いろいろな地域の方への温かいメッセージが集まりました。この活動を通して、地域で支えてくださっている方の存在に気づき、校内でもその方たちへの感謝の気持ちを改めて感じることができる活動となりました。今後も、互いのよさを認め合い、思いを伝え合える温かい学区を目指していきます。

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【豊田市立中山小学校】ピンクシャツデー

 9月26日、第一回中山小「ピンクシャツデー」がありました。カナダで始まった、いじめ反対運動である「ピンクシャツデー」の参加を通して、いじめ撲滅の意識を高め、相手を思いやる心を醸成しています。
 児童も教師も、思い思いにピンク色のTシャツや小物を身につけ、いじめは許さないという気持ちの連帯感を高めました。ピンク色の物がない場合は、名札にピンク色の丸シールを貼り、同じ気持ちだということを示しました。「ピンクシャツデー」の運営に携わった運営委員は、数週間前から広報に使うポスターなどを作成し、準備を進めてきました。そして、第一回の「ピンクシャツデー」を無事に迎えることができました。ある運営員は、「始まるまでは、ドキドキしていたけれど、始まってみたら、ピンク色の物を身につけてくれる子も多くて、うれしかった。これからもいじめはいけないと思い出せるように、『ピンクシャツデー』を続けていきたい」という感想をもちました。これからも、いじめ撲滅の意識を高めるために続けたいと思います。
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