【大府市立大府北中学校】鑑賞教室「地球のステージ」

 10月18日、神奈川県海老名市で、心療内科医として働きながら公演活動を行っている桑山紀彦さんによる「地球のステージ」が行われました。弾き語りや映像、語りを組み合わせた全く新しいタイプのコンサートでした。このコンサートは、大府市国際交流協会が主催して行ったことをきっかけに、大府市の全4中学校で開催されています。以下は、生徒の感想です。
・僕も将来、世界に出たら、言葉だけでなく、いろいろなことで心を通い合わせて、世界の人とつながっていけたらなと思います。
・桑山さんの体験談と空爆の映像は、私にとって衝撃で、平和について改めて考えさせられました。
・今の世界の悲惨な状況を知るとともに、夢をあきらめない心をもつことの大切さを感じることができました。
・世界のことは教科書を読めばわかる、インターネットで調べれば出てくると思っていましたが、実際は、自分でそこに行き、自分の目で確かめないと分からないことだらけだなと思いました。
・私たちの住む日本が、どれだけ裕福な国なのかを改めて知ることができました。私たちにとって普通の生活が、誰かにとっては普通ではないということを、これから暮らしていく上で、常に心にもち続けていきたいと思います。
・どの曲も本当に素敵で、聴いていて進路の悩みを忘れるほど聞き入ってしまいました。話の内容が、中学生の私たちが将来について考えられるようなものであり、本当に素敵な時間となりました。

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【安城市立東山中学校】先輩から後輩へ思いがつながり

 部活動の夏の大会前に、「選手激励会」という行事がありました。各部活動の選手が、舞台上で大会への決意を述べました。また、2年生から激励の言葉、応援団からエールと応援歌が送られました。3年生の選手は、後輩の応援を見て、とてもうれしそうにしていました。そして、大会に向けて気合を入れ直しました。
 大会での力強い先輩の姿に刺激をもらった2年生の立案会から、「2年生だけで、新人戦に向けて気合を入れる会を開きたい」という声が上がりました。しかし、「新人戦がない部活動はどうするのか、また、部活動に所属していない生徒にも意義のある会にしたい」という意見も出され、話合いを通して「部活動頑張ろう&お互いを応援しようの会」となりました。
 会では、各部活動の決意表明だけではなく、立案会長から、外部クラブで頑張っている生徒、英語力を伸ばすために猛勉強している生徒、高校で合唱部に入るために家で歌の練習に励んでいる生徒などが紹介されました。2年生全体が互いの頑張りを知り、刺激を受け、互いを応援する姿がありました。最後に、自分、仲間のために歌った全力応援歌はいつも以上に気合がこもっていました。
 3年生が引退し、1・2年生だけで迎えた新人戦。先輩が引退した今、後輩たちが学校の代表として精一杯の力で試合に臨めたことでしょう。
 互いに支え合い、応援し合うことのできる素敵な伝統が受け継がれていきました。

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【稲沢市立小正小学校】 動物ふれあい授業を通して

 本校では、1年生が動物とのふれあいを通して、命の大切さを学ぶ学習を行っています。毎年、市内の獣医さんが学校に来てくださり、教室で子供たちに話をしてくださいます。
 今年も、本校のウサギ3羽を教室に連れてきて授業を行いました。まず、獣医さんがウサギの特徴を分かりやすく映像で、クイズ形式にしながら紹介してくださいました。動物のことをよく知っている子もいて、教室が盛り上がり、みんなが感心する場面もありました。次に、実際にウサギを抱いたり、一人一人、聴診器でウサギの心音を聴いたりしました。想像以上の心音の速さに、子供たちから驚きの声が上がりました。また、ウサギの温かさや柔らかさに触れ、少し緊張しながらも大事にウサギを抱く姿がとてもほほ笑ましく感じられました。すぐ近くでウサギを観察しながら体の特徴をスケッチすることもできました。
 子供たちからは、「目が横についてるんだね」「毛が思ったよりもフカフカしてる」「ウサギは恐がりなんだね。知らなかったよ」「野菜を食べるのは私と一緒だね。大きくなってね」など、様々な感想が聞かれました。
 地域の方々に御協力いただいて、専門的なことにも触れながら、学校だけでは学ぶことのできない大切なことを、学習させていただいています。動物を通して命の大切さを学び、自分の命を大切にする子、友達や周りの人を大切にする子に育ってほしいと願っています。

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【津島市立暁中学校】命を大切にする教室

 7月10日に、全校生徒を対象に、あいち交通犯罪死ZEROの会代表を務める佐藤いつよさんを招いて、「命を大切にする教室」を行いました。「尊きいのちをみつめて」を演題に、中学1年生の娘さんを突然、交通事故で失った悲しみや、その現実を受け入れることができずにいた日々、自分を許し前を向いて生きようとする葛藤を話してただきました。「なくなった命からは、何も生まれない。生きている命は次の命を生み、つながっていく」という佐藤さんの言葉が、生徒たちの心に深く、重く残りました。
 講演後の生徒たちの感想からは、「今がどれだけ幸せで、大切な人が生きていることのありがたさに気づくことができた」「自分を思いやることの大切さも学ぶことができた」「誰かの支えになりたい」という言葉が見られ、命の大切さについて見つめ直す機会となりました。
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【豊川市立天王小学校】命の大切さを学ぶ飼育活動「ぴいちくる」

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 本校には、校庭の一角に「ぴいちくる広場」という場所があります。そこで、ニワトリの仲間であるウコッケイを飼育しており、毎年、3年生が世話をしています。
 3年生になったばかりの4月。先輩の4年生から、ウコッケイの世話のこつを教えてもらいました。3年生の子供たちは、ウコッケイが卵を産むことを知り、ウコッケイへの好奇心と興味がわきあがっていきました。
 本格的に飼育活動が任される5月。地域の動物公園の飼育員さんに来校していただき、ウコッケイの健康観察の仕方や、卵について教えていただきました。この頃になると、「1羽ずつ特徴を覚えて、様子が変だったらすぐ気付けるようにしたい」と、ウコッケイへの愛着が芽生えていきました。
 時に、大切に飼育していても死んでしまうことがあります。ある日、1羽のウコッケイが寿命で動かなくなっていました。そのときには、学年で「一つしかない命」について考えました。愛着をもったウコッケイの命がなくなったことへの悲しみや戸惑いを話し合い、「残っているウコッケイのために、しっかり世話をしよう」「長生きするように環境を整えよう」と、「命を預かっているんだ」という心構えができていきました。
 このように、本校では、飼育活動「ぴいちくる」を通して、命の大切さを学び、自然愛護の意識を高めています。

【豊橋市立植田小学校】福祉教育「あったかハート うえた」

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 本校では、3年生の総合的な学習の時間に、「あったかハート うえた」と称し、地域に住んでいるみんなが安心して幸せに暮らせるように、思いやりのあるあたたかい気持ちをもつとともに、自分には何ができるのか考えながら学習に取り組んでいます。盲導犬とそのユーザーの鬼塚さん、視覚障害者ガイドヘルプ「かるがも」のみなさんとの交流を行っています。交流や福祉体験を通して、社会福祉に対する理解や実践意欲を育てることをねらいとし、今年で8年目となります。
 鬼塚さんから、盲導犬との生活、生活する上での不便さ、視覚障害のある人を助ける社会の仕組みや道具などの話とともに、鬼塚さんの思いを聞きました。「かるがも」のみなさんからは、子供の身近な調味料の容器や飲物のパック、生活用品などを用いて、視覚障害のある人が、不便を感じないような工夫がされていることを教えていただきました。また、子供たちは、アイマスクをして階段を昇り降りしたことで、実際に目が見えないことの不便さや怖さを体験しました。
 交流を通して、子供たちから、「盲導犬が、目の見えない人にどれだけ大切か分かった」「白杖を持っている人を見かけたら、声をかけたり手伝ったりしたい」「この体験ができてよかった」という感想がありました。視覚障害のある人への理解が進むとともに、思いやりの心や声をかける勇気の芽が育ったように思います。

【岡崎市立奥殿小学校】 奥殿小の伝統行事

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 日本赤十字社の元となった会社を設立したのが、大給 恒(おぎゅう ゆずる)です。そんな大給 恒のふるさとが、奥殿です。
 大給 恒の精神を大切に守ろうと、本校では、毎年2回、JRC活動として、学区の清掃活動をしています。清掃をする場所は、すべて自分たちがお世話になっている場所です。
 1年生は、加藤家のお墓(学校設立のために土地をくださった方)
 2年生は、市民ホーム
 3年生は、こどもの家
 4年生は、林宮寺(奥殿小がたてられていたところ)
 5年生は、熊野神社(奥殿小がたてられていたところ)
 6年生は、奥殿陣屋
 代表委員が中心となって準備を進め、なぜJRC活動をするのか、大給 恒とはどんな人なのかも勉強をします。「人のためにそうじをするって、気持ちがすっきりするね」「喜んでもらえてうれしい」と、頑張った子供たちは、満足気な顔をして学校に戻ってきます。
 JRC活動のほかにも、大給 恒がきっかけで始まった長野県佐久市立田口小学校との交流も、本校にとって大切な行事の一つです。このような伝統行事を行うにあたって、「なぜこの行事をするのか、なぜできたのか」という意義も、子供たちに知らせることで、脈々と精神が受け継がれています。

【愛西市立勝幡小学校】児童の心を豊かに育む「全校合唱」

 朝の始業を告げるチャイムが鳴ると、「読書タイム」の始まりです。児童は、黙々と読書にいそしみます。その後、「読書タイム」の終了のチャイムが鳴り、各学級は朝の会を行います。朝のあいさつ、健康観察が終わり、しばらくすると、どの学級からも児童の歌声が響いてきます。
 本校では、心の教育推進活動の一環として、年間を通じて「合唱」に取り組んでいます。1〜2か月に1曲のペースで全校共通の曲を歌い、各学級で毎日の朝の会を中心に練習に励んでいます。また、朝礼の後に、全校で一緒に歌う時間を設けて、練習に励んでいます。そして、6月中旬に行われる「保護者学級」のときには、「全校合唱」を行い、保護者に披露しています。
 いつもみんなで気持ちを一つにして、大きな口を開けて歌うと、元気がわいてきます。楽しい気分にもなってきます。そして、みんなの声が響き渡ると、仲間なんだと感じることができます。練習を続けていくことで、上手になって自信がもてます。大きな声で歌い終わった後は、みんなで気持ちを一つにしてやり遂げたという達成した喜びを共有することができます。「歌は、児童の心を育ててくれる」。そんな思いをもってずっと合唱に取り組んできました。
 歌が、児童の心と心を結ぶ架け橋となって、これからの児童の心の成長に、欠かせないものになっていくことでしょう。みんなが同じ思いいをもちながら同じ時間を過ごすことで、「絆(きずな)」が深まっていくことを願っています。
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【豊橋市立津田小学校】ポルトガル語で授業を受けてみよう

 本校の5年生には、4人の外国籍の子がいます。どの子も日本語の勉強に一生懸命取り組んでいますが、日本語で上手にコミュニケーションをとることができない子もいます。そこで、お互いの気持ちを理解し合い、日本人の子も外国籍の子も、みんなが仲よく協力して学校生活を送れるように、総合的な学習の時間を通してそれぞれの国の言語や、文化について学ぶことにしました。
 まず、ポルトガル語で授業を受ける体験を行いました。日本人の子たちは、簡単な作業の指示でも、何を言っているのかわからず、指示通りに動くことができませんでした。ポルトガル語を話す二人と日本人一人で会話をしてみましたが、日本人の子は、会話についていけずに困ってしまいました。これらを通して、外国籍の子たちが抱える不安に気づき、助けていきたいという気持ちをもてました。それとともに、日本語が分からない状況でも、学校でさまざまな活動に取り組んでいる外国籍の子たちの努力にも気付くことができました。
 今後は、それぞれの国の文化について調べ、そのよさを交流することで、お互いの国について理解し、尊重する気持ちを高めていきたいと思います。
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【小牧市立北里中学校】 地域の人とともに

 本校では、平成17年から保護者・地域の方と一緒になっての校区の「清掃活動(クリーン大作戦)」を行っています。
 今年度は、10月4日に行いました。当日は、午前中の授業参観に続き、午後に全校生徒が参加して、学級ごとに保護者や地域の方と一緒になって、割り当ての地域を歩いてごみを拾いました。生徒代表の決意表明やバラエティ番組で行われている「未成年の主張」を取り入れた和やかな開会式の後、活動を行いました。活動中は、楽しくごみを拾う生徒が多く、「こんなのが落ちていたよ」と、拾ったごみをたくさん見せてくれました。
 また、保護者や地域の人々とともに活動する中で、生徒はコミュニケーションの大切さや地域のつながりの大切さを学ぶことができ、人として成長する糧になっています。

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【豊橋市立谷川小学校】大きな声で・自分から・伝えよう 〜OJTあいさつ運動〜

 本校では、心の教育推進活動の一環として、運営委員会が主体となり、月2回、「あいさつ運動」を実施しています。本年度の運営委員会は、「O…大きな声で」「J…自分から」「T…伝えよう」をあいさつのスローガンとしてかかげ、本校のあいさつがより盛り上がるように活動しています。「あいさつ運動」期間には、「OJT」の振り付けをつけながら、楽しく「あいさつ運動」を行っています。給食時の放送では、さらなる盛り上がりに向けて、よかった学年や課題等を報告しています。
 また,小規模校であることを生かし、「あいさつキャンペーン」にも取り組んでいます。「あいさつ運動」期間に、朝の支度が終わると、全校児童や教師の名前が記入された運営委員会手作りのワークシートを探検バッグにはさみ、校内を回ります。「OJT」を意識して、朝のあいさつができた友達や教師の名前を色塗りしていきます。学校中が、さわやかなあいさつでいっぱいになり、とても気持ちがよいです。中には、全員へのあいさつを達成する児童もいます。
 この「あいさつ運動」を通して、あいさつの大切さを学ぶだけではなく、豊かな心やコミュニケーション力も育んでいきたいです。また、この気持ちのよいあいさつを地域の人にも広げていき、活気あふれる素敵な校区にしていきたいと思います。
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【豊橋市立豊城中学校】地域とつながる「プロジェクト 〜継(KEI)〜」

 本校区には、多くの伝統文化や芸能が古くから継承されています。その中の「豊橋祇園祭」「鬼祭」「飽海人形浄瑠璃吉田文楽」に関して、歴史や活動について学ぶとともに、中学生の自分たちにもできそうなボランティア活動を行っています。
 今回は、「鬼祭」に関する本校2年生「チーム鬼」の活動を紹介します。鬼祭で販売されていた豊橋市の郷土玩具のお面作りや、「鬼祭」で配られるたんきり飴の袋詰め、「鬼祭」の会場となる安久美神戸神明社を飾る紙垂(しで)作成等のボランティア活動を行ってきました。
 鬼のお面作りでは、「豊橋竹とんぼ会」の方から、作り方を丁寧に教えていただき、個性あふれる素敵なお面を作り上げることができました。また、たんきり飴の袋詰めや紙垂作成、新聞やクイズによる広報活動など、自分たちにできる鬼祭に関わる活動を考え、実践することができました。
 生徒たちは、この体験活動を通して、多くの地域の人々が携わり、大切に守られてきた伝統文化であることを学び、次世代につないでいきたいという思いをもつことができました。これからも「プロジェクト〜継(KEI)〜」が、地域と学校を結ぶ豊城中ならではの教育活動になることを目指して取り組んでいきます。そして、生徒たちが、自分たちの住む校区を見つめ直し、より理解を深め、自分にできることで積極的に関わっていこうとする心を育んでいくことを願っています。

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【犬山市立犬山南小学校】思いやりの心がつまった長縄大会「N−1グランプリ」

 本校では、12月に、「N−1グランプリ」と称して、「長縄大会」を行っています。種目を、「8の字跳び」とし、学年・学級ごとの部とペア学級の部を行います。ペア学級は、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生の組合わせで構成しています。1年1組は、6年1組とペアになって大会に参加します。
 約3週間前から練習が始まります。練習は高学年がリードし、進めていきます。高学年が、「一緒に練習しよう」「待ってるよ」と声をかけてくれるので、低学年は、休み時間になるとうれしそうに練習に出かけていきます。低学年の児童は、はじめは、怖くて回る縄を見つめているだけですが、ペア学級のお兄さんお姉さんが「今だよ」「1、2、3」と応援してくれるので、少しずつ跳ぶことに慣れていきます。また、ペア学級の部のルールに「手をつないで跳ぶ」というルールがあるので、練習中には、高学年が低学年の手を取り、優しくリードするほほえましい姿が見られます。
 高学年の児童は、低学年の児童に教えることを学びます。跳べなくて泣いてしまう児童や、目を閉じて跳んでいる児童に対して、優しく励ましながら練習を進めていきます。また、成功したときには、「やったね」「すごいよ」と賞賛の声をかけます。低学年の児童は、お兄さんお姉さんの優しい心にふれ、上達していきます。高学年と低学年が互いに思いやり、心をつなぐことができる「長縄大会」です。今年も、素敵な笑顔が見られることを願っています。

【豊明市立栄中学校】自他の命を大切にできる生徒の育成

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 本校では、自他の命を大切にできる生徒の育成を目指し、心の教育活動を行っています。
 担任による「いのちの授業」を、年間を通して計画的に行うとともに、4月〜5月にはスクールカウンセラーと心の相談員による「アサーショントレーニング」を実施し、友達づくりに必要なコミュニケーション能力を養っています。また、5月には、病院の先生から「中学生の性」について講義をいただいています。生徒の感想には「嫌なことは嫌と、自分の気持ちをきちんと相手に伝えないといけないと思った」「お母さんに感謝の気持ちを伝えたい」などの記述がありました。
 また、2学期のスタートをスムーズに切れるように、夏休みの出校日には、スクールカウンセラーによる「ストレスについてきちんと知って、上手に付き合う方法」の講義を受け、ストレスに対しての対処方法も学んでいます。10月には、豊明市のいのちの尊重推進事業として、助産師による「一緒に考えよう!いのちと性のこと」の授業を受け、思春期の体と心の変化、自他のいのちと人権を大切にする心を養っています。
 これらの系統的な心の教育活動を通して、いのちと向き合う機会を積極的にもち、自他の命を大切にできる生徒の育成に努めています。

【稲沢市立大塚小学校】にこにこ活動を通して

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 本校で行っている異学年交流、「にこにこ活動」について紹介します。
 本校では、ふだんの学級を解体し、新たに編制した14組の「にこにこ学級」で、児童会や6年生が中心となって、様々な活動を行っています。
 6月には、「にこにこ集会」を行いました。にこにこ学級の仲間で自己紹介をしたり、一緒に給食を食べたりして、楽しく交流を深めました。
 そして、7月からは月に1回のペースで、「にこにこ遊び」を行っています。これは、6年生がリーダーとなり、低学年から高学年が楽しめる遊びを企画し、20分間の休み時間に、にこにこ学級のみんなで遊ぶ活動です。この日は、雨天のため、急きょ室内での活動になってしまいましたが、「フルーツバスケット」「ばくだんゲーム」「じゃんけん列車」「お絵かきしりとり」など、各教室で楽しむ様子が見られました。
 1月には、これまでの「にこにこ活動」の集大成として、「にこにこ祭り」という行事を開催する予定です。
 このような異学年交流を通して、本校の子供たちは、互いに協力しようとする気持ちを育んでいます。特に6年生は、自分たちで運営する経験を積むことで、最高学年として下級生をリードしようとする気持ちが高まっているように感じます。
 子供たちの「にこにこ」が、これからも本校の伝統として続いていくことを願っています。

【豊橋市立北部中学校】後輩を支える先輩たち

 本校では、部活動の大会前、全校で、「選手激励会」を行っています。各部活動の選手が前に立ち、大会への決意を述べます。そして、代表2名が選手宣誓を行います。その後生徒一同から応援を受けるというものです。
 7月に行われた市総合体育大会前には、1・2年生から3年生への応援で、応援団からエールが送られました。3年生の選手たちは、後輩たちの応援を見て、とてもうれしそうにしていました。そして、大会に向けて気合を入れ直しました。
 時は流れて、3年生は引退し迎えた9月の新人戦。先輩が引退した今、後輩たちが北部中学校の代表として戦いに挑みます。この新人戦に向けても、「選手激励会」が行われました。入場からどきどきした様子が伝わりました。各部活動の決意表明も、緊張し、言葉がとんでしまうこともありました。そして、選手に向けてのエール。これまで後輩たちに支えてもらってきた3年生が一丸となって、踊り、歌い全力でエールを送りました。
 最後に、生徒会長から、「今は、どきどきしていると思います。私たちもそうでした。今まで練習してきたことを精一杯発揮してください。そして、次への課題を見つけてきてください。私たちは、全力で応援しています。北中生としての誇りをもって頑張ってください」との言葉。
 退場はどの選手も、頼もしく凛とした姿で歩いていきました。きっと次の日の大会は、精一杯の力で試合に臨めたことでしょう。
 互いに支え合い、応援し合うことのできる素敵な「チーム北部」の伝統がまた受け継がれていきました。
 後日、「先輩たちに勇気をもらって頑張れました」「一生懸命応援してくれたことがうれしかったです」と後輩たちの感想がありました。


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【大治町立大治西小学校】 おはようハイタッチ運動

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 本校では、生活委員会が中心となって、「おはようハイタッチ運動」を企画し、実行している。これは元気よく挨拶をして、気持ちよく一日をスタートすることができるように、毎月、2週目の火曜日に行っている運動である。
 また、児童会役員から提案があった「挨拶アーチ」を製作した。児童がたくさんの人と気持ちよく挨拶をし、人との関わりを広げていく意識を少しでももってもらうために、「おはようハイタッチ」実施日に設置している。
 生活委員の児童だけでなく、児童会の役員・各学年の学級委員や教員、さらには、地域のボランティアの方も参加している。そのため、身近な友達・教員だけではなく、異学年の児童や地域の方とハイタッチを入れた挨拶を行うことができ、笑顔で挨拶をする児童が増えてきた。また、「おはようハイタッチ運動」以外のときにも、ハイタッチをしながら挨拶をする児童もおり、元気な挨拶の習慣化へのきっかけとなっている。

【豊橋市立賀茂小学校】感謝の気持ちが生まれるよ

 本校は、毎週水曜日の給食後に、「賀茂タイム」という時間があります。今年度は、特に「縦割り班での活動を充実させよう」と考え、取り組んでいます。そこでは、6年生が中心となって、一緒に行う遊びを決めたり活動の取りまとめをしたりしています。 
 今年度は、これまでに、「ウォークイン賀茂(ウォークラリー)」「サツマイモのつるさし」「どろんこ体験」「短縄大会の練習・本番」「スイカを食べる会」などを行いました。その中のスイカは、6年生が、「スイカを下級生に食べさせてあげたいな」「きっと喜んでくれるよね」という思いで、5月から学校の畑で育ててきた収穫物です。
 縦割り班で活動した後の子供たちは、満足そうな笑顔です。その気持ちを大きめの付箋に書いて掲示し、全校で伝え合うようにしています。「みんなと遊べて楽しかったよ」「すごいねって言ってもらえてうれしかったです」「教えてくれてありがとう」「遊びを考えてくれてありがとう」「アドバイスできてよかったです」「スイカはすごくおいしかったよ」
 これからも、縦割りで、そして全校で心を通わせる交流の場の一つとして「賀茂タイム」を充実させていきたいと思います。

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【豊田市立朝日小学校】みんなの笑顔いっぱい「朝日賞」

 本校では、児童会企画委員会による「朝日賞」の表彰を行っています。「朝日っ子を笑顔いっぱいにしよう」ということで、クラスで友達のよいところやよい行いを見つけて推薦用紙に書きます。それを5・6年生で構成された児童会企画委員が集め、「朝日賞」を作成し、各クラスに表彰しに行きます。1年間でクラス全員の子がもらえるように取り組んでいます。
 推薦用紙は一人で何枚書いてもよく、子供たちは、クラスみんなが「朝日賞」をもらえるよう、友達のよいところを一生懸命思い出したり考えたりします。「○○さんは、いつも大きな声でたくさんの人にあいさつができます」「掃除のとき、すみまでていねいに掃いていて、すごいと思いました」「休み時間も逆上がりの練習を頑張って、できるようになりました」というような推薦書が山のように集まってくると、企画委員は仕分して賞状の後ろに推薦書をすべて貼り、賞状にていねいに名前を書きます。でき上がると、各クラスに表彰に行きます。表彰されると、クラスみんなで拍手するので、どの子も照れたような笑顔で受け取ります。推薦書を書いた子たちもうれしそうです。
 「朝日賞」の活動は、クラスの友達一人一人のよいところを考える機会にも、自分のよいところを再確認する機会にもなっています。

【豊橋市立高師台中学校】アサーティブトレーニング

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 本校の2年生を対象に、スクールカウンセラーの先生による「アサーティブトレーニング講座」が開かれました。アサーションとは、自分も相手も大事にして、主張はしっかり行うものの、相手は傷つけない、絶妙なコミュニケーション方法です。重要なことは、相手の気持ちをしっかり考えながら、自分の気持ちや考えや信念を、いかにその場にふさわしい方法で表現するかです。今回は、生徒が分かりやすいように「ドラえもん」の登場人物を例に挙げて解説していただきました。
〇その1「ジャイアンタイプ」
 このタイプは、相手よりも自分の意見を優先する人です。 自分の主張をはっきりと伝えるが、相手の気持ちを無視し、主張を押し付ける言動をしてしまいがちです。
〇その2「のび太君タイプ」
 このタイプは、自分よりも相手を優先する人です。自分の気持ちや意見を表現しなかったり、しそこなったりすることがあります。
〇その3「しずかちゃんタイプ」
 このタイプは、相手も自分もどちらも大切にする人です。自分の気持ちを正直に率直に、その場にふさわしい表現方法ができます。そして相手が同じように意見を話すことを人にも薦めることができます。お互いに意見を出し合っていき、そこでお互いに譲ったり、譲られたりしながらお互いにとって納得のいく結論を出そうとすることができます。
 「自分も相手も大切にする」しずかちゃんタイプに近づくためのヒントを教えていただきました。学校生活に限らず、円滑な人間関係形成に役立つ講話でした。