【豊田市立童子山小学校】 みんなを笑顔に

 縦割り班活動では、6年生が中心となって、遊びの企画、運営を行います。今年のめあては、「みんなを笑顔にしよう」です。「全校のみんなを笑顔にするためには、どんな活動をしようか」「どんなことに気を付ければよいのか」を、班ごとに話し合います。
 「説明の後に見本を見せれば、1年生にも分かりやすいね」「罰ゲームができない子がいたら、6年生がフォローに入ろう」「低学年だけでなく5年生にも楽しんでもらえるように、難易度を変えよう」「遊びがマンネリになるから、新しいゲームを考えよう」など、話し合ったことをもとに、各班で企画書を作り、担当の先生に確認をしてもらいます。4、5年生も活動を支えるため、遊ぶ場所の環境を整えたり、低学年のお世話を積極的に手伝ったりします。
 「今から縦割り活動を始めます。6年生が考えた遊びを楽しみましょう」と放送が流れ、縦割り班活動が始まりました。各教室から、子供たちの歓声や拍手、笑い声が聞こえてきました。

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【春日井市立中央台小学校】人との関わりを大切に〜心を通わせる交流活動〜

 今年度、本校は「人との関わりを大切にする児童の育成〜心通わせ、伝え合い、学び合う学習活動を通して〜」をテーマに、心の教育に取り組んでいます。全校189名という小規模校で、クラス替えのない本校では、まず、友達との良好な人間関係を築くことが大切なことだと考え、いろいろな人とふれ合う交流活動に積極的に取り組んでいます。
 本校では、様々な行事を縦割り班活動で行っているので、異学年との交流機会も多く、また、地域も大変協力的でボランティア活動も盛んなので、児童はいろいろな立場の人と関わることができます。中でも、地域の福祉協議会が主催するサロン事業への参加は、子供たちにとって、命の尊さと優しさや思いやりを学ぶとてもよい機会となっています。 
 1年から4年までは、高齢者とのふれ合い、「いきいきサロン」に参加し、お年寄りの皆さんと一緒にトランプをしたり、百人一首をしたりして、楽しい一時を過ごしています。「おじいちゃんやおばあちゃんとも気が合い、思った以上に楽しかった」「名前を覚えてもらいうれしかった」など、児童の感想からも交流活動を楽しんでいる様子が伝わってきます。
 5・6年生は、子育て支援事業である未就園児の親子とのふれ合い「にこにこ親子サークル」に参加し、小さな子と一緒に遊んだり、本を読んであげたりしています。はじめは緊張している子供たちも、赤ちゃんと一緒にいると、自然と優しい笑顔になります。お母さんから子育ての苦労話を聞き、家族への感謝を口にする子も多く、自己を振り返るよい機会にもなっています。
 こうしたふれ合い活動は、地域の皆さんにも大変評判がよく、学校と地域とのつながりを深める大切な場となっています。今は小さなつながりですが、毎年積み重ねていくことで、太い絆(きずな)となって根付いていくことを願っています。
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【豊田市立大林小学校】2年生道徳科「ある日のくつばこで」の授業実践から

 2年生児童は、男子42名、女子50名の計92名である。何事にも好奇心旺盛で、自分の担当する係以外の仕事も進んで取り組む子が多い。その反面、いけないことだと分かっていても、「だって〇〇くんが遊んでいたから」と言って周りに流されやすく、善悪の判断ができない子もいる。そこで、正しいと思うことを行うよさを知り、正しいことを進んで行おうとする心情を育てることをねらいとし、「ある日のくつばこで」を資料として授業を行った。
 この資料は、主人公が仲よくしている友達が、ある日の体育の授業の前に、クラスの子のくつを隠すところを見てしまった。仲のよい友達から、「誰にも言わないでね」と言われたときに、どうしようと悩む。日常場面でよくある出来事である。話合いでは、「仲のよい友達だから、このまま黙っておく」「悪いことだから、だめだよと正直に言う」などの意見が出て、主人公の心の葛藤を捉えさせることができた。
 主人公は、もやもやと心が晴れない気持ちだったが、「注意しないと気分が晴れない」「友達なら、だめなことはだめとちゃんと言う」などの意見が出て、勇気を出して正しいことをしようと決心した気持ちにせまることができた。
 振り返りでは、「ぼくは、だめだよと言うことが、友達のためになることが分かりました」などの意見が出た。この単元を通して、子供たちが、勇気を出して正しいことをするよさについて考えることができたと思う。

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【一宮市立今伊勢西小学校】 全校で行う「田植」

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 本校では、地域の田を利用した稲作や学校農園での野菜作り等、豊かな体験活動を通して道徳性の育成を図っていており、6月5日に、全校で田植を行いました。
 前日の午後、5年生が地域の方に教えてもらいながら、田植の準備として、稲を20本ずつ集めて輪ゴムで止める「苗束ね」を行いました。暑い中、「元気に育ちますように」とつぶやきながら、1本1本の苗を丁寧に束ねました。1時間ほどかけて全校分の苗束を作り終えたときには、軽トラックの荷台がいっぱいになり、他学年のために働いた充実感にあふれていました。
 田植の当日は、泥田に入るときには地域の方に抱えられ、歩くときは手を引いて誘導してもらいました。苗の植え方を教えてもらいながら、1〜3年は数株、4〜6年は6〜10株ほど苗を植えました。植えた後には、皆で「おいしくなあれ」と声がけし、用水で足を洗って学校に戻りました。
 事後の感想には、「地域の人が田植の準備をしてくれ、ありがたいと思った」「お米を作っている人は、たくさんの苗を植えて努力しているということを、私はあまり考えていなかった。お米を作る人はすごいと思う」などがありました。
 子供たちにとって、小学校生活での6年間継続して行うことで、豊かな心が育つ行事となっています。

【豊田市立猿投中学校】お互いに認め合う体育祭

 本校の体育祭には、「応援合戦」というクラスパフォーマンスがある。3分間という決められた時間内の中で、曲や振り付けを自分たちで考え、クラスの個性を出していく。
 その中で活躍するのが、体育祭実行委員と呼ばれるクラスのリーダーたち。5月の後半の本番に向け、4月から1か月間、朝早く集まり、応援合戦の方向性を決める。
 2年5組の生徒は、「運動の得意、不得意があっても、みんなが平等にできる応援合戦を」をテーマに考えていった。「みんなで楽しくやりたい」というリーダーたちの思いやりだった。
 ゴールデンウィークが明け、本格的な練習が始まった。実行委員たちが生徒の前に立ち、実際に振り付けを教えていく。リーダーたちは朝の会で、練習内容をクラス全員と共有し、それをもとに、他の生徒は、今日、自分がすべきことや目標を、帰りの会では目標に対する反省と、クラスメイトからされてありがたかったことを、反省用紙に記入していった。自分たちがやるべきことを意識し、一人一人が、互いに認め合える環境をつくるためである。はじめは、「リーダーたちが指示を出してくれてありがたかった」など、リーダーたちへの感謝だけだったのが、「○○さんがCDプレイヤーを準備してくれた」「○○くんが大きな声で盛り上げてくれた」などクラス全体へと広がっていった。 
 競技で負けてしまったときも、「ドンマイ」という前向きな言葉が聞こえてきたり、他の学年や学級も全力で応援したり、自分たちのことのように盛り上がることができた。
 「このクラスでよかったと思いました」互いに認め合うことができたからこ、その感想だと思う。これからも互いに認め合い尊重し合えるクラスを目指したい。


【豊橋市立石巻中学校】「いのち」を考える〜道徳ユニットの実践〜

 6月18日は、「豊橋・学校いのちの日」です。
 本校では、6月を「いのち」を考える月と位置付けています。2年生では、「終わりゆくいのち」「生まれ、つながるいのち」「今を生きるいのち」と、「いのち」を多面的・多角的に捉えられるように考え、3時間をユニットとした道徳の授業を行いました。
 1時間目は、死期が迫る中、力を出し尽くして絵本を作成し続けた中村さんの生き方について話し合いました。2時間目は、詩「妹に」を読み、自分が生まれたときのことや、家族、兄弟のことについて考えました。そして3時間目。「今、ここにあるじぶんのいのち」と、これまでの2時間を振り返り、「いのち」について小グループで意見交流を行いました。これらの取組について、学年通信を通して、保護者の方にお知らせしました。以下に、生徒たちの感想の一部を紹介します。
 「いのちは、必ず終わりがくるものだけれど、生まれてくることが奇跡で、生まれてくることに感謝しながら、楽しく一生懸命生きていこうと思いました」「このいのちについての授業で、親に本当に感謝したいと思いました」「あたり前だと思っている、そのあたり前を大切にしていきたいと思いました」
 心に響く教育活動を、今後も実践していきます。

【一宮市立葉栗北小学校】 あいさつ運動

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 本校では、心の教育推進活動の一環として、毎月第3週を「あいさつ運動週間」として設定し、全校であいさつの大切さを意識させています。
 児童会を中心とした代表委員会は、毎日、生活委員や高学年の児童も曜日ごとに割り振りをして、門に立ってさわやかなあいさつをしています。
 5月には、中学校より生徒会執行部が来校し、「小中連携あいさつ運動」が行われました。
 中学生のみなさんが、「あいさつ運動」を盛り上げてくれ、いつもよりもさらに気持ちのよいあいさつがいっぱいの「あいさつ運動」になりました。中学生のみなさんに負けないようにと、いつも以上にがんばって「あいさつ運動」に取り組んでいる姿が印象的でした。
 その後の委員会で、「あいさつが返ってくると、うれしい気持ちやさわやかな気持ちになるけれど、あいさつを返してもらえないと寂しいなぁ」と子供たち同士で話していました。その様子を見て、子供たちは、あいさつの重要性を体感しているのだと感じました。児童会が中心となり、全校が、あいさつでいっぱいになるためには、どうすればよいのだろうと自主的に話合いを重ねている様子が見られました。
 話合いの結果、毎週木曜日を「あいさつの日」として、「あいさつ運動週間」以外でも、登下校時や休み時間に、各地点に立ってあいさつをしていくことになりました。
 この「あいさつ運動」を通し、あいさつの重要性を感じ、豊かな心を育てたり、コミュニケーションの大切さを体感させたりしていきたいと思います。

【一宮市立千秋小学校】 読書で心豊かな子に

 本校では、学期に1回、2週間の「読書週間」を設けています。「読書週間」には、いつもより多くの児童が図書館を利用し、本を読んでいる姿が見られます。
 「読書週間」の取組として、ペア学年の児童による読み聞かせや、司書さんによる読み聞かせ会を行っています。また、毎週火曜日には、朝読書の時間に、ボランティアの方に読み聞かせをしていただいています。児童は、読み聞かせが大好きで、「いろいろな話が聞けるから楽しみ」「声を変えて読んでくれるので、話の内容がよく分かっておもしろい」と、いつも楽しみにしています。
 これからも、読書活動を通して、相手の気持ちを想像できる、豊かな心を育んでいきたいと思います。

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【安城市立安祥中学校】「ケータイ・スマホ安全教室」と本校の取組

 6月7日に、「ケータイ・スマホ安全教室」を開催しました。「投稿した写真から、個人が特定されてしまうこと」「短い単語や言葉のやりとりにより、誤解を生じやすくなること」「インターネット上で炎上してしまうと、将来に影響がある場合があること」などを学びました。また、自分が加害者にも被害者にもならないために、「安城ケータイ・スマホ宣言」(平成27年採択)を守るように話をしていただきました。
 本校が、数年前から取り組んでいるテーマは、「ありがとうのあふれる安祥中学校をつくろう」です。年度当初から、教師も生徒もたくさん「ありがとう」の言葉を言うようにしています。相手を尊重し感謝する気持ちを伝えるとともに、「ありがとう」と言われる「わたし」になることで「自分が人の役に立った」と感じ、自己有用感を高めることができると考えています。
 生徒会では、今年のスローガンを「HOME」としました。この内容は、「H:Hope(希望)」「O:Only one(ただ一つ)」「M:Make(みんなでつくる)」「E:Enjoy(楽しむ)」とし、家族の待つ家のように温かくて信頼できる学校にしたいという願いとともに、「一人一人を大切にし、希望をもって、みんなで楽しみながら学校行事を作り上げたい」という思いを込めています。今年も、保健委員会が、「Thank you キャンペーンwith smile」と称して、「ありがとう」と言った回数を集計する活動を、昨年に引き続き行っています。

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【東海市立横須賀小学校】 花と歌で育つ心

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 本校では、学校経営スローガンを「花と歌、そして確かな学び〜明るく元気でさわやかな横小っ子!〜」として、思いやりや優しい心を育む体験活動を多く取り入れています。
 「花」では、全校で「一人一鉢運動」を行います。緑化委員が育てた小さな花の苗を、児童一人一人が、自分の鉢で花が咲くまで育てます。毎日、花の様子を見ては水の量を加減したり、花摘みをしたりして花が咲く時期を合わせます。心を込めて咲かせた花は美しく、卒業式や入学式で会場を華やかに彩ります。さらに、鉢に花の寄せ植えをして、地域の方にお礼の気持ちを込めてプレゼントすることもあります。見ているだけで心が和む花々です。今年は、4月の東海市春花壇コンクールにおいて、PTAが「努力賞」、緑化委員が「優良賞」を受賞しました。「花いっぱい」を目指して、活動を続けています。
 また、「歌」では、年に2回、発表会を行っています。児童も教師も保護者も楽しみにしている行事です。6月に行われる「うたごえ集会」では、各学年1曲を選曲し、美しい声で歌います。高学年になると二部合唱や三部合唱になり、音の重なりやハーモニーを味わいながら歌うことができます。全校合唱では、低音部と高音部に分かれて歌いました。今年も、全校児童や教師が心を一つにして歌いました。秋には、11月に東海市芸術劇場で、各学年2曲を歌う「横小コンサート」があります。会場いっぱいのお客さんの前で、心に響く歌声を披露する予定です。歌うことは楽しく、心を豊かにし、皆で作り上げる感動があります。横小の子供たちは、歌うことが大好きで自信をもっている自慢の歌です。
 これからも、こうした取組を通して、思いやりや優しい心が育っていくことを願っています。

【春日井市立鷹来中学校】校歌斉唱を通して心の成長を

 「伝統ある校歌を大切に歌い、自信をもって校歌を歌えるようになろう」これは、生徒会の生徒が企画した校歌強化キャンペーン「校歌Weeeeek〜Do our BEST!〜」の実施に向けて、生徒が考えたキャンペーンの目標です。
 本校では、校歌を歌うことに慣れ親しんでほしいという思いから、始業式や終業式などの日に、校歌斉唱を行っています。生徒たちもこれを「伝統」と捉えているようですが、気持ちを込めて歌わなければ、ただ歌うだけの機会になってしまいます。そこで、生徒会が、「自分たちの手で、よりよい校歌斉唱を目指そう」と考え実施したのが、終業式に向けた「校歌強化キャンペーン」です。
 キャンペーンの1週間、生徒会が、校歌を歌う意義や歌うときのポイントを給食の時間の放送で伝えました。テーマを「歌詞を覚えよう」「いきいきとはつらつと歌おう」「姿勢よく歌おう」とし、5日間かけて歌詞の大切な部分や歌う際に気を付けることを伝え、校歌を放送で流しました。さらに、帰りのSTで各教室を回り、校歌を歌う伝統を大切にしようと直接呼びかけました。
 生徒主体の取組により、改めて校歌を大切にしようという雰囲気が強まり、各学年の学年集会でも校歌斉唱に取り組みました。こうしたキャンペーンを経て、終業式にはいつにも増して大きな声の校歌が響き、すばらしい学期の締めくくりとなりました。
 1年生は、4月の校外学習で校歌コンクールを行い、クラスごとに練習して発表します。2年生は、野外学習の退園式で、3年生は、修学旅行の退村式で感謝の気持ちを伝えるために校歌斉唱を披露しました。
 卒業式でも、中学校生活の最後に歌う歌が校歌です。3年間の様々な思い出がつまった校歌斉唱になるように、また、「伝統」を受け継ぎ下級生にバトンを渡したことが卒業後の自信となるように、校歌を通した心の成長が図られるよう生徒の活動を見守っていきたいです。
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【みよし市立黒笹小学校】 黒笹小「にこにこウィーク」

 本校では、人権を考える取組として、「にこにこウィーク」を実施しています。みんなでなかよく楽しい学校生活を送るために、いろいろな委員会がイベントを企画します。

○読書祭りと「にこにこ音読」(図書委員会)
 読書祭りは、ビンゴカードに様々なジャンルの読み物が書いてあり、ビンゴの中央には「人権に関する本」を配置します。ビンゴをすると、くじが引けます。1等は「本の取り置き予約券」、2等は「1度に2冊借りられる券」、3等は「しおりがもらえる券」などが当たります。心温まる本や人権を理解する本も紹介され、幅広い内容の本に興味をひくような工夫がされています。
 また、「にこにこ音読」は、「ぼくは ぼく」工藤直子、「こころの色」谷川俊太郎など、司書教諭や保護者の図書ボランティアの方が選んだ人権に関わる詩「にこにこ詩集十選」を家庭で朗読するものです。今回で3集目ですが、親子で読み合い、感想を伝え合うことで感じ方の違いを楽しむことができ、子供にも大人にも好評です。

○にこにこ放送(広報委員会)
 「にこにこウィーク」で児童が書いた「ありがとう」のメッセージカードを、給食時の放送で紹介しています。クラスの仲間が書いたカードが読み上げられると、みんな大喜びです。

○にこにこ合唱(音楽委員会)
 授業参観の日、全校が中庭に集い「校歌」と「スマイル アゲイン」を歌いました。中庭に響く歌声に、子供たちの元気とパワーが感じられました。

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【豊田市立梅坪台中学校】いいとこみつけ

 3年生で、「ぼくにもこんなよいところがある」という教材を用いて授業を行った。自分のよさである「真面目さ」に自信がもてない「ぼく」が、仲間からの言葉により、自分のよさを認めてくれている周囲の目に気付き、自分のよさに誇りをもち、自分ももっと周りのよさに目を向けていこうとする話である。
 はじめに、「自分のよさは?」と聞くと、堂々と答えられる生徒が少なかった。そこで互いの「よいところみつけ」をすることにした。
 生徒本人が、名前を書いた紙を順番に回し、そこにその生徒のよいところを級友が書いていく。生徒たちは、一人につき1分も時間はとれない中、その生徒を思い浮かべ、一生懸命書いていた。30人いれば30通りであり、生徒同士が互いをよく見ているからこそ書ける内容だった。
 最後に、その用紙を、生徒の名前を伏せて読み上げ、誰のことを言っているのか当てる活動をした。自分が書いたコメントを読み上げられた生徒も、当ててもらった生徒もとてもうれしそうな顔をしていた。
 級友のよさに目を向け、自分のよさに自信と誇りをもつきっかけとなる時間となり、教室がとても温かい雰囲気になった。

【春日井市立山王小学校】思いやりの心を育てる縦割り班活動

 本校では、教育活動の一つとして、「縦割り班(異学年の児童で構成した班)」での活動を行っています。全校児童を縦割り班に分けて、一緒に遊んだり、「山王フェスティバル」を開催したりするときに活動しています。
 学年の異なる児童で班を構成することで、年齢に応じた役割や助け合いを経験的に学ぶことができます。縦割り班で遊ぶ場面では、高学年は、リーダーシップや、下級生に対する思いやりの気持ちを身に付けます。また、下級生は、上級生を敬い、協力して活動しようとします。
 「山王フェスティバル」の準備では、下級生が上級生に優しく教えてもらいながら活動する姿をたくさん見ることができました。一緒に活動していくうちに、児童同士でお互いの名前を覚えていき、より仲が深まっていきました。
 フェスティバル当日は、ゲームの遊び方を説明する人、受付をする人、呼び込みをする人、お客さんを誘導する人など、役割を分担して、班全員が「お客さんに楽しんでもらいたい」という気持ちで一生懸命取り組んでいました。


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【稲沢市立稲沢西小学校】定期教育相談

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 本校では、教師と児童の信頼関係及び児童相互の好ましい人間関係を育てたり、児童理解を深め児童が自主的に判断、行動できるよう指導や援助をしたりするために、6月25日から7月2日にかけて教育相談を実施しました。
 教育相談を行うにあたって、生活調査アンケート(わいわいがやがやアンケート)などを行い、児童の心の様子を把握しました。
 相談のときには、温かい雰囲気づくりに心がけ、悩みや困っていることを受容する姿勢で、どの児童とも5分間は話すようにしました。児童が話しやすいように寄り添いながら話を聞き、悩みや困っていることがある場合は、今後どのように行動するとよいかを主体的に考えられるよう、支援しました。
 児童一人一人の困り感を解消し、気持ちよく学校生活が送れるよう、職員間で連携をとりながら、継続的に指導や支援をしていきたいと思います。

【新城市立舟着小学校】郷土を愛する心を育む共育の日

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 新城市では、「学校、家庭、地域の老若男女が共に過ごし、共に学び、共に育つ」を合い言葉に、6月の学校公開日を「共育の日」と呼んでいます。この日は、新城市内の方なら、誰でも、どこの学校も参観することができます。
 本校では、この「共育の日」に合わせて、「防犯・防災教室」と「お楽しみ会」がありました。更生保護女性会の方々をはじめ、地域の16団体の方々に行事の準備を行っていただきました。お楽しみ会では、各地域の団体が、駄菓子屋さん、カレー屋さん、飲物屋さん、お茶席、ゲームコーナーなどを、担当してくださいました。また、5、6年生は、地域の一員としてお手伝いをしました。お茶席では、作法を教えていただき、たくさんの方にお抹茶や和菓子をふるまいました。
 本校では、花の苗植えや米作り、ぶどう栽培など、ふだんから地域の方にゲストティーチャーとして協力していただいています。6年生が、地域の方とともに育てたじゃがいもは、カレーの具になりました。お楽しみ会の最後には、全校合唱や器楽演奏で感謝の気持ちを伝えました。「ありがとう」の言葉が会場全体を包む、笑顔いっぱいの一日を過ごすことができました。
 子供の頃の楽しい思い出は、一生の宝物になります。子供たちに郷土を愛する心が芽生え、大人から子供へ、また、次の世代に伝えられていくことを期待します。

【半田市立青山中学校ならわ学園分校】心を育むオペラ鑑賞教室

 6月6日に、半田市「オペラ鑑賞教室」学校招待講演があり、全学年の生徒が参加しました。今回の活動のねらいは、次の三点です。
・音楽や演劇などの芸術を楽しむ気持ちを育み、関心をもつ。
・本物の芸術に触れる機会を通して、自分や自己の成長に気付き、自己効力感を高める。
・公共の場所での社会性、マナーや立ち居振る舞いを身に付ける。
 事前の朝会では、音楽科の先生から「オペラ」についての話を聞きました。初めに、「オペラとはどういうもの(芸術)なのか?」「オペラはどこで始まり、どのような歴史があるのか?」などを聞き、次に、今回のオペラ鑑賞教室で登場する人物について電子黒板の映像を見ることで、生徒たちは、「オペラ」について興味をもち、関心を高めることができました。また、当日は半田市文化会館(雁宿ホール)での鑑賞になるため、公共の場所やバス・電車などの交通機関でのマナーや立ち居振る舞いを意識することを事前に確認しました。
 当日、生徒たちは、時間やマナーを守ることを意識して「オペラ鑑賞教室」に参加し、プロフェッショナルのオペラ歌手の声やピアノ奏者の見事な演奏、ダンサーの躍動する踊りなどを体感することができました。生徒たちからは、自然に笑顔があふれ、楽しんでいる様子が多く見られました。また、ただ楽しむだけでなく、「オペラ」という芸術に懸命に向き合い、「いつまでもチャレンジする気持ちが大切だ」という主催者の方の言葉を真剣に受け止める姿がありました。
 今回の「オペラ鑑賞教室」は、生徒たちの感性や創造性、自己効力感、心を育むための貴重な契機の一つとなりました。