【岡崎市立城南小学校】「学校保健委員会」で心を育む

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 本校では、子供たちが、自分も相手も大切にして、よりよい人間関係を築くことを目的として、毎月5日の「健康の日」に、学級で「仲よしスキル」(本校の児童に身に付けさせたいソーシャルスキル)のトレーニングを実施している。今年度で7年目の取組となり、子供の姿から、学びが定着してきていることが伺える。今年度は、子供の「自己肯定感」を育むことに焦点を置き、自分や相手を大切にするスキルを取り入れたり、トレーニングの中で、子供同士が認め合う活動を積極的に取り入れたりしている。
 この取組を更に深めるために、6月の「学校保健委員会」では、シンガーソングライターの弓立まりさん率いる「まりぃず」の皆様を講師として招き、「君がいてよかった」という演題で講演・演奏をしていただいた。
 弓立さんは、二人のお子さん(次男は難聴・自閉症)の母親であり、子育てをしていく中で感じたことや経験したことを、歌にのせて届ける活動をされている。優しい歌声と演奏、そして心が熱くなる歌詞に、子供や保護者、教職員全員が引き込まれ、会場が温かな空気に包まれた。「みんな同じで、一人一人違うんだよ」「完璧な人はいないから」「できないことがあっても大丈夫」「ありのままの自分を認めながら、楽しいと思って生きてほしい」…。弓立さんの言葉一つ一つに、勇気をいただいた。
 振り返りには、「違いを否定するのではなく、認め合うことが大切だと分かった」「できないことにも失敗を恐れず挑戦したい」「自分は悪いところばかりではないんだなと思った。家族に支えられていることに感謝したい」などと書かれ、一人一人の心にとても響いていた。
 この「学校保健委員会」を受け、7月の「仲よしスキル」のテーマは、「自分を好きになろう」である。これからも子供たちがお互いを認め合い、自分や周りの人を大切にできるよう、継続的に働きかけていきたい。

【幸田町立中央小学校】「福祉実践教室」で笑顔になる

 6月11日に、講師を招いて、全校児童を対象に「福祉実践教室」を開催しました。当日は、学校公開も兼ねており、保護者の参観も多数ありました。朝の開講式後、1〜5年生は、教室等で各学年の活動に取り組みました。

(1年 学区老人クラブの方々との交流)
 各クラスに、10〜11人のお年寄りをお招きし、地域のおじいさん、おばあさんと手あそびをしたり、紙風船で遊んだりし、笑顔の絶えない時間を過ごしました。
(2年 手話体験)
 初めに、言葉以外での伝え方(口の動き、身振り手振りなど)を学び、「動物あて」などの簡単なゲームをしました。その後、手話でのあいさつの仕方を学習しました。
(3年 車椅子体験)
 車椅子の乗り方、乗っている人の助け方を学んだ後、2人組になり、「押す・乗る」体験をしました。
(4年 点字体験)
 点字表をもとに、自分の名前、学校名、学年、学級、点字で打ったり、教えてくださった方へ点字でお礼の言葉を表現したりする活動を行いました。
(5年 介護体験と高齢者疑似体験)
 介護体験では、半身や全身が不自由な場合を想定して、ゼリーを食べてみたり、食べさせてもらったりしました。高齢者疑似体験では、目や上下肢が不自由な状態での動きや歩行を体験しました。
(6年 老人福祉施設への訪問交流)
 6年生は、老人福祉施設への訪問し交流してきました。事前にお年寄りと楽しめるゲームなどを計画・準備して臨みました。
 
 これらの体験を通して、相手を思いやる大切さや「みんなで生きている」ことを感じられる機会になりました。

【安城市立高棚小学校】高棚の環境を守ろう 〜ホタルの放流〜

 4年生が、総合的な学習の時間で、学区にある工場のビオトープを見学し、ホタルの幼虫の放流を行った。
 4年生は、4月から社会科でもごみの分別や、処理のされ方などを学習しており、環境への関心が高まっている。自分たちにできることはないかを考える中で、地域に流れている稗田川をきれいにしていきたいという思いをもっていた。稗田川に、水を流している工場の浄化施設を見学する企画に参加した。
 工場から稗田川へ流す水は、きれいにしてから流していること、きれいな水でないと生きられないホタルが、生息できるほど水をきれいにしていることを学習した。
 工場から稗田川に流れているところを見たり、一人一人が、工場内のビオトープにホタルの幼虫を放流したりした。子供たちは、夏休みに、輝くホタルが見られることを楽しみにしている。
 「ホタルについて、いろいろな話を聞くことができて楽しかったです。この時期のよう虫は、2mmだということを知りました。成虫になってきれいに飛んで光っているところを家族全員で見に行きたいです。みんなで放流会に参加することができてよかったです」(児童の感想)
  今後も、環境学習を通して、自然との触れ合いを深め、自然愛護の心を育てていきたいと考えている。

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【豊橋市立東陽中学校】世界中の海の底から、たった一枚の一円玉を見つける奇跡

 「そうだったの?」「知らなかった!」
 6月18日は、「豊橋・学校いのちの日」です。
 「いのちを考える集会」で、豊橋市民病院の助産師さんが、命の誕生についてクイズを交えて教えてくださいました。助産師とは、命をかけて産む母と、命をかけて生まれる子を手伝う仕事であること。羊水は、自らの空間を守るため、赤ちゃんが出したおしっこが大部分を占めること。赤ちゃんを身体に宿すことは、世界中の海の底から、たった一枚の一円玉を見つけるくらいの確率であることなどを学びました。
 集会後の生徒の感想では、「命をかけて産む新しい命は、キレイだなと思いました」「兄弟と出会えたこともそうだし、友達と出会えたことも奇跡なんだと思います」「お話を聞いて、自分で『生きる』と決心して産まれてきたんだなと感じました。これからも全力で生きようと思いました」などがありました。
 生徒たちにとって、ここにいることが、愛に包まれ、かけがえのないことなのだと気づくことができた「いのちを考える集会」となりました。

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【豊川市立御津中学校】K3プロジェクト〜みんなできている?心と体の健康バランス〜

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 本校では、年間3回、生徒の心と体の成長を目指して全校集会(「K3プロジェクト〜みんなできている?心と体の健康バランス〜」)を行っています。6月26日の「第1回K3プロジェクト」では、愛知大学で非常勤講師をされている殿木道子先生をお招きして、「お互いを大切にするコミュニケーションづくり」をテーマに、具体的な事例をもとにお話をしていただきました。
 ロールプレイングの「上手な断り方」(無視しようと誘われた場面)では、「いきなり断るのではなく、代案や解決策の提案をすることが、仲間を守ることにつながる」と御指導いただきました。生徒たちは、相づちをうったり、メモをとったりするなど熱心に耳を傾けていました。
 最後に、グループで発表者のよいところをほめ言葉で伝える「ほめあげ大会」が行われました。最初は、恥ずかしがっていた生徒たちも、仲間からの「すごいね」「がんばっているね」という言葉がけに、満面の笑みとなり、次の発表者にも積極的にほめ言葉を送っていました。
 生徒たちからは、「一つの言葉でこんなにも気持ちよくなることがわかった」「相手のことを気遣えるような言葉がけをしていきたい」という感想が聞こえてきました。
 今回の集会を通して、生徒たちは、コミュニケーションの大切さだけでなく、スキルを身に付けました。心温まるほめ言葉が、御津中全体で聞こえることを願っています。

【常滑市立鬼崎中学校】さらに心熱く心温かくあれ〜全員主役・全員脇役〜

 今年度の生徒会スローガンは、「さらに心熱く心温かくあれ〜全員主役・全員脇役〜」です。これは、昨年度の生徒会スローガン「心熱く心温かくあれ」を引き継ぐもので、日頃から、あらゆる場面で「心を大切にしてほしい」と伝えている校長先生の思いを、ぜひみんなで実行しようという思いを込めて、生徒会執行部が中心となって作りました。生徒・教職員ともに大切にしています。
 その取組の一つとして、ボランティア委員会が、「海外支援活動」の呼びかけを行っています。家庭で不要となった文房具を回収し、海外の恵まれない子供たちに寄付しようという活動です。各教室には、手作りの「海外支援BOX」が設置され、活動に参加しやすい雰囲気・環境が整っています。文房具は、生徒にとって身近なものであるため、すでに多くの文房具が集まっています。「自分たちにできることをしよう」という温かい心あってこその活動です。鬼中生の心が海外にまで渡り、困っている人を支援したり、誰かの心を温めたりすることにつながる日が待ち遠しいです。

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【春日井市立玉川小学校】どの子もキラッとひかる場所 玉川生活班活動

 本校では、1年生から6年生までの縦割り班(生活班)の活動を行っています。6年生がリーダーとなり、仲よし遊びを計画して遊んだり、様々な行事に協力して取り組んだりします。5月の遠足では、生活班で定光寺公園までの片道約3キロの道のりを、高学年が下級生を気遣い、励まし合いながらみんなで歩ききることができました。公園到着後は、「生活班対抗オリエンテーリング大会」を楽しみました。みんなで協力していろいろなミッションをクリアしていきます。高学年にとってはリーダーシップと思いやりを発揮する、下級生にとっては高学年の優しさと頼もしさを実感する一日となりました。
 10月には、本校のメイン行事「玉川祭」を行います。生活班でゲームコーナーを企画、運営します。メンバー全員に役割があり、当日は保護者も訪れるので、どの児童も張り切って活動します。
 また、年に3回、毎日の清掃を約3週間、生活班で掃除をします。校内美化活動を通して、学年の枠を超えた信頼関係、学年に応じた自分たちの役割を果たす責任感など、大切なことを学んでいきます。
 3月には、生活班の1〜5年生が、6年生に感謝の気持ちを伝え、寄せ書きとメダルのプレゼントを贈ります。プレゼントを受け取った6年生は、一日中メダルをかけ、寄せ書きを見ては自然と笑みがこぼれます。
 リーダーシップとフォロワーシップ、思いやりや感謝の心を、異学年交流を通して育む生活班活動は、本校の大切な教育活動の柱の一つです。

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【弥富市立白鳥小学校】 異学年で心の交流を

 本校は、異学年交流を盛んに行っています。
 一つ目は、運動会を中心として活動する縦割り班です。八つの班に分かれ、6年生のリーダーが、1年生から5年生をまとめていきます。
 二つ目は、発達段階に合わせた低、中、高学年内でのペア活動です。低学年では、学校探検など、2年生が1年生に学校のことを教えたり、生活をリードしたりしています。中学年では、レクリエーションを合同で行うなど、年齢の近い児童が合同で活動することにより大きな盛り上がりを見せています。高学年は、6年生が5年生に修学旅行の報告会をしたり、年度末に引継ぎ式を行うことにより、最高学年としての心得を自分たちも確認しながら、5年生に伝授しています。
 三つ目は、1年生と6年生、2年生と5年生、3年生と4年生の組合わせによるペア活動です。 運動会での競技もあり、保護者から「見ていてほのぼのします」といった意見も寄せられています。
 また、昨年度、新たに試みた交流がありました。海抜0メートル地帯の本校では、地震の避難訓練の際、津波対策として、屋上に上がります。そこに、保育所の幼児も参加するというものでした。一時避難を運動場で行った後、6年生が幼児を校門まで迎えに行き、手をつないで屋上まで上りました。6年生は優しく声をかけながら転ばないように誘導して二次避難をしました。その後、幼児と来年度6年生になる5年生が、一緒に遊んで交流を深めました。また、保育所まで5年生が手をつないで送り届けることも行いました。合同避難訓練を通して、小学校と保育所との連携を深めながら、児童と幼児の心の交流を深めることができました。
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【知多市立岡田小学校】 心の教育推進活動

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 本校では、異なる学年との交流活動を続けています。春の遠足、運動会では、例年1・6年、2・4年、3・5年でペアを組み活動してきました。しかし、今年度の運動会について様々な観点から見直しが行われ、児童会提案のペアダンスは継続するものの、ペア競技種目は割愛することとなりました。一方、3・4年の競技種目は、内容を再検討し、かつて2・4年のペア種目であった「二人三脚」を採用しました。理由は、協力することではっきりと成果が現れ、達成感を味わうことができると考えたからです。また、児童による自発的な練習が生まれることも期待しました。
 結果は、期待以上でした。特に、合同練習で他のチームに大差をつけられていたチームの変化は、著しいものでした。4年生が、練習をしたいと担任に要請しました。4年生がひもの縛り方から調べはじめ、研究をしてくれていることを知ると、3年生は自分たちがその分も一生懸命練習しなくてはと張り切りました。ふだん思い通りにいかないと怒ってしまう子も、4年生との活動だと感情をコントロールして練習を続けました。自信がもてず練習の輪に入れなかった子は、4年生ペアが待ってくれている姿を見て、次の時間から一緒に参加できました。ひもが何度もほどけたり、たびたび転んだり、バトンを渡すときに落としたりと、いくつもの失敗を繰り返した二人三脚から、児童は多くのことを学んだようです。たくさんの子が日記にその思いをつづっていました。
 「4年生ペアの子と練習して上手になりました。運動会は全力で息を合わせて走りました。でも、わたしは息を合わせるのがむずかしかったので、ペアの子に合わせてもらいました。ペアの子に、『ありがとう』と言いたくなりました」(3年生の日記より)
 これからも、こうした取組を通して、児童の中に協力し相手を思い合う心が育っていくことを願っています。

【豊川市立一宮南部小学校】  赤ちゃんがきた日

 本校では、年間4回、「赤ちゃんがきた日」があります。校区に住む赤ちゃんとそのお母さんが学校に来てくれます。この会は、一宮地区民生・児童委員協議会と本校の主催で豊川市保健センターと豊川市子育て支援センターの協力を得て行われています。
 本年度も、5月に1回目が行われました。雨が降るあいにくの天気でしたが、5組の赤ちゃんとお母さんが来校してくださいました。ふれあう時間は、20分間の休み時間に設定してあり、全学年の子供たちが自由に赤ちゃんと過ごしています。
 赤ちゃんと視線が合うように自然と体を低くしたり、優しい声で話しかけたり、抱き上げたりする子供たちは、教室で見せる顔とは違った顔を見せてくれます。また、1回だけではなく、複数回交流することにより、話せなかった子が話すことができるようになった、歩き始めたなど、赤ちゃんの成長を実感することができます。こうした幼い生命に触れ、成長を実際に見つめていく中で、命の尊さを感じることができるのではないかと考えています。

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【刈谷市立亀城小学校】 今日のきらりさん

 本校では、帰りの会に、「今日のきらりさん」の発表をしています。それは、その日の友達のよい行いを学級に紹介する取組です。
 日直が、「今日のきらりさんを発表してください」と呼びかけると、「今日、○○さんが、国語の時間に、友達の意見を上手につないで話していました。私も、次の話合いでは、○○さんのように話したいです」といったように、友達のよかったところ、自分がしてもらってうれしかったことなどを、学級全体に伝えます。発表が終わると、「今日のきらりさん」は起立をし、みんなから拍手をもらいます。紹介された「きらりさん」たちは、とてもうれしそうなよい表情を見せてくれます。
 1年生でも、他学年と同じように、「今日のきらりさん」の発表を行っています。5月の中旬頃には、毎日10人以上の子供たちが挙手をするようになりました。また、内容も少しずつ広がりを見せ、いろいろな場面での友達のよさを紹介できるようになってきました。そして、それを聞いた子供たちが、次の日以降、「きらりさん」のしていたよいことをまねするようにもなってきました。
 「今日のきらりさん」の発表の取組は、紹介された子の自己肯定感、自己有用感を高めるだけでなく、よい行いを広めることにもつながっています。そして、友達のよさを見つけ、互いに認め合う温かい心も育っています。今後も、この取組を通して、子供たちが互いに学び合い、認め合える学級、学校づくりを目指していきたいです。

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【豊田市立東広瀬小学校】みんな友だち「ファミリー班」

 本校では、「縦割り(異学年による交流)」で「ファミリー班」を構成し、様々な活動を行っている。毎日の清掃活動、月に1回の「ファミリー遊び」や「エンカウンター」の他、「学区探検」や「サツマイモの収穫祭」等の行事の場で、異学年の子供たちが交流し、協調性や仲間意識、問題解決力を高めている。ここでは、「エンカウンター」の様子を紹介する。
 「エンカウンター」は、自他の立場や役割、気持ちを考え行動できる子をめざし、長年、本校で継続している活動である。6月の「エンカウンター」では、「動物相談室」というエクササイズを行った。教師だけが知っている動物名を、質問をしながら解き明かしていくという内容で、「ぼくが、質問に行ってくるね」「どんな質問がよいか、みんなで考えよう」などと言い合いながら、正解すると、班全員で歓声を上げて喜んでいた。エクササイズの後は、話し方や聞き方について振り返ったり、感想交流(シェアリング)を行ったりしている。こうした「エンカウンター」を積み重ねることで、子供同士の相互理解が進み、コミュニケーション力が高まっていると実感している。

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【新城市立東郷中学校】地域を支える一人として「在宅医療と介護を考える会」

 本校では、市内一斉学校公開日に合わせて、「在宅医療と介護を考える会」を実施しています。
 新城市の高齢化率は、現在のところ37%を超えています。このような超高齢化社会において、地域ぐるみの助け合いが必要であると考え、新城市訪問看護ステーションの協力を得て実施しています。
 市内はもとより、市街からも医師、薬剤師、在宅管理栄養士、介護支援施設、福祉用具メーカーなど全部で24事業所の専門職の方々によって、「医師の仕事って?在宅看取りの現場から」「高齢者疑似体験」「ウィッグの試着体験」「介護ロボットで創る新しい介護のあり方」など、魅力ある19の講座が開かれます。生徒は、その中で三つの講座を選び、体験します。生徒だけではなく、保護者や地域の方々も広く参加していただくように呼びかけています。
(昨年度の生徒の感想)
 高齢者の気持ちが分かりました。目が見えにくいことや、腰が曲がることなどお年寄りの大変さが分かりました。これからは高齢者の方々に少しでもよい生活が送ってもらえるように、自分にできることをがんばりたいです。これから困っている人がいたら、助けたいと思いました。
 どの講座にも、生徒たちが意欲的に体験している姿が見られました。生徒たちは、体験や在宅医療に携わる方々、一緒に参加した地域の人々とのふれあいを通して、地域の一員としての自覚を高めています。また、在宅医療を行っていくことの大変さや大切さを学ぶとともに、学んだことをこれからの生活に生かしていこうという意欲や、高齢者に対する気持ちに変化を感じることができました。
 保護者の方からも、「在宅医療について理解しました。医師や歯科衛生士等の多くの方々が準備をしてくださったり、分かりやすく説明していただいたりして、感謝しています。大人も楽しかったです」という感想をいただきました。
 本校の取組をモデルに、学校と在宅医療関係者とのつながりが他地域へも広がっていくことを願っています。本年度は、6月8日(土)の午後に開催します。

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【江南市立古知野西小学校】1年生を迎える会での名刺交換ゲーム

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 本校では、毎年、「1年生を迎える会」の中で、「名刺交換ゲーム」を行っています。これは、児童だけでなく、見守りボランティアであるセーフティネットの方々と行うものです。それぞれが作った10枚前後の名刺を、「今年もよろしくお願いします」という気持ちとともに、あいさつを交わしながら名刺を交換するゲームです。ふだんから登下校を見守っていただいている地域の方々と、面と向かってお礼が言えたり、お話ができたりする心温まる時間となっています。
 見守りボランティアの方々も、多くの児童と関わることができ、児童の作った多くの名刺を手に、うれしそうに、その後の立ち番に出かけて行かれました。

【豊田市立足助中学校】ASK(Asuke Small Kindness)活動

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 本校では、「ASK(Asuke Small Kindness)活動」と呼ばれる、地域貢献活動を行っています。この活動は47年続いており、現在は、足助中学校区にある10の小学校区に分かれて活動しています。平成30年度は、集会所などの施設や道路脇の清掃など、地域に少しでも役立てるような活動を自治区長と相談して行いました。地域の文化財である歌舞伎舞台の清掃を小学生と協力しておこなったグループもありました。
 学校外の方々との交流を通して、生徒たちは、地域を支える一人であると自覚することもできました。
<生徒の感想より>
 自治区長さんをはじめ、地域の方々と共に活動しました。地域の方々は、取った草が残ってしまわないように、掃除もしてくださいました。自治区長さんは、荷物がぬれないようにシートをかけるようにと、声をかけていただきました。天気が悪く、予定よりも短い時間でしたが、地域の方々と地域のために取り組むことができ、充実した時間になりました。
 来年度のASK活動は、私たちが中心になって進めていきます。地域のために自分から積極的に参加できるようにしたいと考えています。また、地域の方々と共に地域のために役立ちたいと思います。

【豊田市立矢並小学校】地域の方と共に学ぶクラブ活動

 本校では、地域の方に講師をしていただき、クラブ活動(野鳥、棒の手、お茶)を行っています。本校は、学校の周辺が山で囲まれており、野鳥クラブでは、学校の近くに飛来するセグロセキレイやヒヨドリなど、数多くの野鳥を観察することができます。地域講師の方から、「ウグイスは、春はホーホケキョ、冬にはチィチィチィと鳴くんだよ」と野鳥の鳴き声についても教えていただいています。棒の手クラブでは、地域に伝わる鎌田流の棒の手の演技、お茶クラブでは、茶道の作法や和菓子作りについて教えていただいています。また、低学年のたけのこ掘りや田んぼでの泥んこ遊び、5年生の米作り、5・6年生の里芋作り、全校児童のさつまいも作りなど、様々な場面で、たくさんの地域の方にお世話になっています。地域の方に支えられ、楽しい思い出がたくさんできる、この矢並の地区が好きだと感じることのできる子供たちは、郷土愛にあふれることと思います。今後も地域に根づいた教育を続けていきます。
 「なかよし(異学年交流)班活動」では、毎月、高学年が班長としてリーダーシップをとり、「なかよし班遊び」を行ったり、誕生日カード作りを行ったりしています。なかよし班で作成した誕生日カードは、全校集会において、同じなかよし班の友達からお祝いのメッセージとともに渡します。誕生日の友達を、全校児童でお祝いすることで、温かい気持ちになるひとときを過ごすことができています。また、4月には、なかよし班で地域にある鞍ヶ池公園まで遠足に行きました。なかよし班の仲間で、動物を見たり、芝生広場で一緒に楽しく遊んだりすることができました。異学年交流を通して、互いに認め合う気持ちを高める心の教育を進めていきます。
 

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【豊田市立山之手小学校】学校とPTAと保健委員会との連携による「心のオアシス活動」

 「いのちを大切にする子」を育てるためには、まず子供たち一人一人が自分を好きになることから始まり、それが自分を大切にすることにつながる。そして、自分を大切にすることができるからこそ、人に対する思いやりをもつことができる。これらの考えを基に、本校では、「オ=大人も子供も」「ア=温かい心になれる」「シ=幸せな気持ちになれる」「ス=素敵な言葉」という願いを込めた「心のオアシス」活動を行っている。この活動は、学校とPTAと保健委員会が連携して行っているもので、「ありがとう」「すごいね」「ごめんね」「がんばったよ」の四種類のメッセージカードに、児童、保護者、教職員が、思い思いにメッセージを書き、感謝の気持ちやよいところを伝える活動である。授業参観、運動会、学芸会などの行事のときには、特設コーナーを設置し、多くの保護者からメッセージが寄せられている。寄せられたメッセージを見る子供の表情は皆明るく、子供が行事を終えた達成感を味わうことの一助となっている。
 今後も、子供たちの心が温かく素直になるよう、この活動を継続していきたい。
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【安城市立三河安城小学校】響かせようあいさつ 伝えよう感謝の気持ち

 本校では、「笑顔あふれる三河安城小 〜響かせようあいさつ 伝えよう感謝の気持ち〜」をスローガンに、様々な活動を行っています。毎年、6年生の学級委員や執行委員を中心に、あいさつを広げる取組をしています。その中の一つが、6年生がおこなった感謝の気持ちを伝える活動です。
 昨年度、「感謝の銀河」と題して行った活動では、児童集会で、「うれしいことをしてくれた人たちや、よい行いをした人たちに感謝の気持ちを伝えよう」と6年生が全校生徒に呼びかけました。うれしかったことや、よい行いを星の形に切り抜いた紙に書き、昇降口前に置かれたボードに貼りつけていきました。感謝の言葉が書かれた星のカードがボードに貼られ、すてきな銀河の形ができあがりました。視覚的にも達成感を得ることができ、校内は感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 本年度は、原点回帰をして、更に充実した「あいさつ活動」に取り組んでいます。「笑顔で」「聞こえる声で」「目を見て」「自分から先に」あいさつができるようにと、6年生の学級委員や執行委員が、「児童集会」で呼びかけました。また、通学班長にアンケートをとり、あいさつのできていた児童がどのようによかったか聞き、そのよかったところを昼の放送で全校に紹介し、広げる活動も行っています。
 今後も、この活動を継続し、あいさつと感謝の言葉が響きわたる学校にしていきたいと思っています。
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【豊川市立小坂井西小学校】 一人一人が主人公

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1 誕生日集会で、一人一人が主人公
 本校では、本年度から計画委員(児童会)が中心となって、「誕生日集会」を始めました。これは、毎月1回、当月の誕生日に該当する児童を、全校で祝うという内容です。ステージに上がって、紹介されるのは児童だけではなく、教員も一緒に登壇して祝福される集会です。全校でハッピーバースディの合唱や手作りの首飾りのプレゼントを贈られ、最後は花のアーチを通って退場します。全校が祝福ムードに包まれ、和やかな集会となっています。一人一人が主人公となり、自己肯定感を育む場にもなっています。

2 ペア学級との交流を深めて
 1年を通して、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生でペアをつくり、交流をしています。1学期の初めに、お互いの名刺を交換し、「なかよしふれあい集会」では、それぞれのペアで活動します。このペア学級の交流を深めるために、昼休みに「なかよしタイム」という時間を設けています。下級生を楽しませるために、上級生たちはいろいろな遊びを用意して、遊んでくれます。ペアの子と仲を深めるよい機会となっています。

【一宮市立西成東小学校】ペア学年で取り組むあいさつ運動

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 本校では、児童会が主体となって行う「あいさつ運動」に加え、全校児童で参加できる取組として、異学年の児童がいっしょになり、「ペアあいさつ」を行っています。ペアあいさつを行う2学年は、首からペアあいさつ用の名札をかけて、休み時間にペア学年で校内をまわり、すれ違う児童にあいさつをしていきます。ペアの児童で手をつないだり、話をしたりして交流を深めながら、一緒にあいさつをして、あいさつへの意識を高めるとともに、笑顔を増やしていくことができました。また、児童会から提案された「あいさつポーズ」があり、あいさつの後、楽しそうにポーズをとっていました。
 児童は、「ペアの子と一緒にあいさつができて楽しかった」「1人であいさつをするよりも、大きな声を出すことができて気持ちがよかった」と話しており、とても満足そうに教室に戻っていました。
 期間中だけでなく、教職員から進んで笑顔であいさつをし、あいさつと笑顔があふれる学校を目指していきたいです。