【江南市立北部中学校】学校保健安全委員会講演会「いのちの授業〜いのちのバトンタッチ〜」

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 11月28日(水)午後、「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人さんを講師に招き、「学校保健安全委員会講演会」を行いました。「命の大切さ」に加えて、「当たり前の毎日は、実は当たり前でない幸せな毎日」であること、「生きていることのすばらしさ」「家族の絆(きずな)」などに改めて気づく機会となりました。講演会を聴いた生徒たちからは、次のような感想がありました。
・今の自分がどれだけ恵まれた環境で育ったか分かった。普通に学校に来て、友達と普通にしゃべって、普通に勉強して、部活動をして。その「普通」が幸せだと気づいた。私に命を恵んでくれた感謝、育ててくれている感謝を伝えていきたいと思った。
・この会を通して、命の大切さ、生きていることへの感謝を改めて感じた。親が僕たちを産んでくれたことは「きせき」だと知った。
・「この世にいらない『いのち』なんてない」という言葉が心に残った。日々の日常を大切にして、ささやかなことでも「幸せだな」と思える人になっていきたい。
 講演会の最後には、「生き抜く」「支え合う」「ありがとう」という大切にしたい言葉を伝えていただき、多くの生徒の心に残りました。

【豊明市立豊明小学校】 なかよし活動

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 本校では、「なかよし活動」という異学年交流を行っています。1年間で11回の「なかよしあそび」は、6年生が遊びの内容を考え、楽しく交流しています。
 3学期には、卒業を控えた6年生が、1〜5年生に読み聞かせををする「なかよし読書」というほほ笑ましい取組もあります。そして、「6年生を送る会」では、在校生から6年生へ感謝の気持ちを込めたメッセージカードをプレゼントします。
 異学年交流の中でも、6年生と1年生の関わりは多く、「なかよし清掃」では、1年生に道具の使い方を親切に教えていたり、遊びの中で、1年生を気遣ったりする姿がよく見られます。
 また、年に2回の「いもほり」では、1年生が6年生の力を借りて、収穫の喜びを共に味わうことができ、楽しい活動となっています。
 このように、「なかよし活動」は、上学年がいたわりの気持ちをもつことができ、下学年は、優しくされた喜びを感じることができるよい活動だと思います。

【一宮市立大志小学校】 人権週間の取組について

 本校では、12月3日に校長先生の人権講話があり、12月3日〜10日までの人権週間に様々な取組をしました。その取組を紹介します。
・あいさつ呼びかけ運動では、昇降口で、あいさつ運動をしました。
・ふわふわの木運動では、ふわふわ言葉でいっぱいにしました。
・やさしさすごろくでは、クラスでゴールを目指し、たくさんふわふわ言葉を使いました。
・クラスの人権標語決めでは、合い言葉にして生活しました。
・人権集会では、人権週間での取組の成果を発表し、「ビリーブ」という歌を、みんなで歌いました。
・なかよし活動では、ペア学年でレクリエーションをして交流を深めました。
 学校全体が、心温まる一週間となりました。今後も優しい言葉遣いを心がけ、ふわふわ言葉がいっぱいの大志小学校にしていきたいと思います。

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【豊田市立小清水小学校】トイレ掃除に学ぶ会

 本校では、6年生が年に3回、「トイレ掃除に学ぶ会」を行っています。
 1回目は、9月の「小清水エコデー」に合わせて行っています。前年度、6年生からやり方を学んでいるため、事前に掃除の仕方を確認し、どんな気持ちで取り組むかを話し合った上で行います。活動後の振り返りでは、うまくできたことやできなかったこと、次の活動で気をつけたいことなどを書きます。
 2回目は、1月に、前回の活動の反省をもとに、新たな目標をもって取り組みます。次の会で5年生にトイレ掃除を伝えるため、掃除のポイントを再度、確認しながら掃除をします。そして、活動後には、伝えたい伝統は何かを考えます。
 3回目は2月に、5年生に対して「トイレ掃除を伝える会」を行います。5年生に学んでほしいことを6年生が行動で見せます。
 トイレ掃除を通して、本校の伝統が受け継がれています。


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【豊川市立中部中学校】人権教育講演会〜いのちの授業〜

 本校では、毎年12月に実施される人権集会にあわせて、いじめに関する標語の作成や人権に関する道徳の授業など、様々な取組を行っています。人権教育講演会もその取組の一つです。今年度は、12月3日(月)に、全国で命についての講話をされている鈴木中人さんをお招きし、「いのちの授業〜いのちのバトンタッチ」というテーマで話をしていただきました。
 講演会では、6歳まで「いのち」を精一杯輝かせた「小児がんの少女と家族の姿」を通して、「いのち」「家族」「生きる」ことについて、お話がありました。講演会後半での、「絶対に親より先に死んではいけない」という鈴木さんの力強いメッセージは、生徒の心に強く印象に残ったと思います。
 講演会後の生徒の振り返りでは、「生きたいけれど生きられない命もあることを知り、自分も両親からもらったかけがえのない命を大切にしていこうと思いました」という感想がありました。生徒が命の尊さについて改めて考え、自分や周りの人を大切にしていこうという思いをもつことができたと思います。今回の講演会の話を胸に刻み、今後も、命を大切にする教育を推進していきたいと思います。

【豊田市立広川台小学校】豊かな心を育む「トロロ班活動」

 本校の縦割り班活動は、全校児童を1班7〜8名(計48班)に分けた「トロロ班」で活動しています。主な活動は、年8回ほどの「トロロっ子遊び(縦割り班遊び)」や各行事でのトロロ班での交流などです。この「トロロ班活動」は、4月の「1年生を迎える会」で初めてその年の班の仲間と出会い、1年間共に活動をし、3月の「6年生を送る会」が最後となり、その年のトロロ班の活動を終えます。高学年は、「リーダーとしての自覚を高め、下級生をお世話する喜びややりがいを感じること」、中学年は、「高学年がリーダー性を発揮する姿から、集団の一員として自分にできることを考え、行動すること」、低学年は「仲間とかかわる喜びを味わうとともに、上級生への憧れや感謝の気持ちを高めること」をねらいとして、この活動を行っています。
 「トロロっ子遊び」では、6年生の班長が、班の仲間の様子や遊びの状況を振り返りをもとに毎回目標を設定し、「次はどんな遊びだとみんなの仲が深まるかな」「もっとみんなが笑顔になってくれるといいな」と思いをめぐらせ、目標が達成できる遊びの内容や遊び方を、担当教師と相談しながら決定しています。
 「トロロっ子遊び」以外にも、「パワフルトロロっ子」活動では、本校独自の体操「トロロっ子体操」を踊り、トロロ班ごとに体つくり運動をして、楽しく体力を高めています。
 冬に行う「トロロっ子フェスティバル」では、各教室に5、6年生が考えたゲームができるブースを設置し、班ごとにまわっていってたくさんのゲームを楽しみながら絆(きずな)を深めます。
 毎日同じ学校に通いながら、トロロ班という一期一会を大切にして、毎年、心温まる活動を進めています。
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【美浜町立布土小学校】福祉実践教室

 本校では、美浜町社会福祉協議会の協力を得て、4年生を対象に、「福祉実践教室」を、毎年行っています。本年度は、聴覚障がい・視覚障がいについて理解を深めました。
 11月28日は、聴覚障がいについての理解を深めました。聴覚障がいのある方とのコミュニケーションのとり方には、手話だけでなく、口話(相手の口の形や動きを見て、言葉を読み取る方法)や空書(空中に文字を書いて伝える方法)、筆談や身ぶりなど多様な方法があることを知りました。
 12月7日は、視覚障がいのある方についての理解を深めました。点字の打ち方や読み方、ガイドヘルプをするときの声のかけ方や立つ位置について学びました。また、トランプやビンゴカードにも点字が施されている物もあり、視覚障がいのある人が楽しめるための工夫がされていることも知りました。

 子供たちが書いた感想を紹介します。
・障害のある人たちは、工夫して生きているんだなと思いました。私たちも工夫して生きていこうと思います。
・障がいのある人のために、もっと便利な道具や機械が発明されると、安心して生活できると思いました。
・これから、急に手助けするのではなく、「手伝うことはありますか」と声をかけてから、手伝うようにしたいです。
・黄色の点字ブロックの上に、自転車などを置かないように気をつけたいです。
・障がいのある人が、笑顔になれる場所が増えるとよいなと思いました。
・バリアフリーの製品が、身近にたくさんあることがわかりました。家でも探してみようと思います。
・目の見えない人を誘導するのを体験しました。声をかけ合えば私たちにもできるんだなと思いました。

 この「福祉実践教室」を通じて、すべての人が幸せに生きるためには何が大切なのかを考えることができました。
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【豊川市立御油小学校】 ペア交流を通して

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 本校では、異学年との交流を通して、思いやりをもって接することの大切さを学ぶことや、ゲームや遊びを通して、コミュニケーションの能力を高めることをねらいとして、月に1回程度、異学年と交流する時間を設けている。
 水曜日の昼休みを、「ふれあいタイム」として、1・6年生、2・4年生、3・5年生がペアとなり、交流委員会の考えたゲームを全校で行っている。本校では、この活動を、「ペア交流」と呼んでいる。
 10月に行われた「ペア交流」では、「校内に隠されたミッションをクリアしよう」と題して、二人で協力してミッションをクリアすることを楽しんだ。音楽室では「校歌を元気よく歌おう」というミッションがあり、二人で校歌を歌う姿が見られたり、体育館では「フープで縄跳びのように10回跳ぼう」というミッションに対して、二人で励まし合いながら跳んでいる姿が見られたりした。また、移動の際には上の学年の児童が、下の学年の児童の手を引いて歩く姿や、ミッションがクリアできたときには、手を取り合って喜ぶ姿が見られた。
 この活動を通して、年下の子に対して優しくできる児童や、笑顔で「ありがとう」と言える子が増えている。思いやりの心や感謝の気持ちを育てる活動になっている。

【一宮市立北部中学校】 人権感覚を高め合うために

 12月4日から12月10日の「人権週間」に、本校が実践した取組を紹介します。
 
1「知る」…全校朝礼で、人権啓発ポスターを利用した詩の朗読を、生徒会役員が行いました。
2「理解を深める」…朝の読書の時間に、人権作文を読み、各自の考えを感想用紙に書き、自分自身を見つめ直しました。
3「意見を交換する」…道徳の時間に、身近にある人権問題として「いじめ」について考え、標語にして校内に掲示しました。
4「人権感覚を磨く」…互いを認め合う大切さを知るために、級友のよいところみつけを5日間行い、人権感覚を磨きました。

 以上の活動を通し、生徒たちは人権に対する考えや思い、まさに「人権感覚」を高めることができました。特に4の実践では、「人のよいところを見つける」だけでなく、「自分が認められている」ことにも気付ける活動となり、生徒の笑顔がたくさん見られた1週間となりました。

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【東郷町立諸輪小学校】 スマイルツリー大作戦

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 本校では、「諸輪小学校に笑顔を増やしたい」という思いから、児童会役員が、「スマイルツリー大作戦」を行いました。友達のよいところを見つけて、葉っぱカードに書き、昇降口に設置されたツリーに貼っていきます。1週間でツリーにたくさんの葉が付き、「スマイルツリー」が完成しました。その中には、先生に対して書かれたものもありました。

・べんきょうがわからないとき、おしえてくれたとなりのともだち、ありがとう。
・ころんでしまったときに、だいじょうぶといってたすけてくれてありがとう。
・いつもトイレをピカピカにしてくれているトイレ掃除の人たち、ありがとう。
・楽しく授業をしてくれる先生、いつも本当にありがとう。

 このように、自分の思いを素直に表現することで、書いた児童も、それを見た児童も先生も、皆が心温まり笑顔になれるすばらしい取組になりました。
 今後も、互いに認め合い、一人一人が自己肯定感を高められるような取組を進めていきたいと思います。 

【東浦町立東浦中学校】道徳の授業を充実させるために

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 本校では、「心豊かな生徒の育成」をテーマに、道徳の授業に力を入れています。毎週の道徳の授業では、ねらいに迫るため、教師と生徒・生徒と生徒の対話を軸に授業を進められるように授業をコーディネートをしたり、ローテーションで担任以外の教師が道徳授業を行ったりしています。また、学期に1回、「公開授業週間」を設け、教師同士で授業を公開し、道徳の授業について振り返る機会をつくっています。
 11月の終わりの「公開授業週間」では、特別支援学級での公開授業が行われました。特別支援学級における教師の立ち位置なども学ぶことができました。また、授業後の協議会では、授業者から、教材を理解するために生徒に伝えてきたことや、様々な視点から生徒理解を深め、個に対する指導を大切にしてきたことなどが話され、その有効性について話し合うことができました。生徒に真剣に考えさせたい、生徒に力を付けさせたいという思いが伝わってくるすばらしい実践でした。
 授業を受けた生徒からも、「今日の道徳は難しかったけど、しっかり考えることができました」との感想もありました。

【豊橋市立豊岡中学校】 生徒の心を耕す教育活動

 本校は、生徒の心を耕す教育活動として、毎年、「教育講演会」を行っている。本年度は、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏を講師に迎え、『紛争地、被災地に生きる子どもたち』の演題で、御講演をいただいた。東南アジアや中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を続けている氏の講演は、臨場感あふれる画像と、生徒をぐいぐい引き込む語り口で、終始圧倒された60分であった。
 終了後の生徒の感想からは、「世界には、学校に行けない子供や、紛争地帯で暮らしている子供がいることを知り、今の自分たちの暮らしが、あたりまえでないことが分かった。これから学校で過ごす時間を、あたりまえと思わずに大切にしていきたい」といったものが多く見られた。生徒たちの前向きさと、感謝の気持ちが高まったすばらしい講演会となった。
 また、本年度の第1回「学校保健委員会」を学年別に行った。1年生は、「自己肯定感」について、2年生は、「薬物乱用防止」について、3年生は、「性感染症」について、それぞれの内容で外部講師を招いての講座を開催した。1年生の講座では、自己開示のエンカウンターやソーシャルスキルトレーニングなどの実践を通して、I(アイ)メッセージの大切さや悩んだときの相談の仕方を学ぶことができた。講座を終えた生徒たちの笑顔や関わり方に、ふだん以上の温かさが感じられた素敵な時間となった。
 今後も、専門的でより具体的な話の聞ける外部講師を積極的に活用するとともに、ふだんの学校教育活動における道徳教育の推進をすすめ、生徒の心を育んでいきたい。

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【豊田市立若林西小学校】清掃ボランティア

 若林西小学校の4年生は、「守ろう 若林の環境」をテーマに、逢妻男川の水質調査(6月)、生きもの調査(9月)を行ってきました。そして、10月23日に、清掃ボランティアとしてごみ拾いをしました。これまでの学習とつなげながら、子供たちは、より町に親しみを感じることができました。子供たちが、地域を愛する大人に育ってくれるとうれしいです。

(清掃ボランティアをした子供たちの感想)
・ぼくが、今日拾ったごみは、たくさんあります。こんなにごみがあるとは思ってもみませんでした。ごみがあると生き物が困る。ごみがあればあるほど汚くなるから、ごみを川に捨てたくないと思いました。
・私は、捨てられたごみで川が汚れているのを見て、自然を守りたいと思いました。授業でごみ拾いをするのではなく、自主的に拾っていきたいと思いました。

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【南知多町立内海中学校】障がいについての理解を深め、意欲をもって社会に貢献しようとする精神を涵養(かんよう)する〜「ふ(ふだんの)・く(くらしの)・し(しあわせ)実践教室」を通して〜

 本校では、南知多町社会福祉協議会の協力を得て、全ての学年を対象に「要約筆記」「点字」「視覚障害者ガイドヘルプ」「発達障害理解体験」「認知症サポーター養成講座」の五つの講座で「福祉実践教室」を開講しています。この講座は、生徒自らが選択し、3年間異なる講座を体験して、より深く「ふくし」について関心をもち、障がいのある方の生き方に学び、自らの生き方を見つめ直す機会とすることを目的としています。
 「要約筆記」講座では、紙やホワイトボードに「書いて伝える」方法を体験し、聴覚障がいのある方とのコミュニケーションのとり方について話し合いました。
 「点字」講座では、実際に点字を読んだり、言葉を書いたりして、点字によるコミュニケーションを体験しました(左の写真)。
 「視覚障害者ガイドヘルプ」講座では、視覚に障がいのある方の世界観をうかがったり、アイマスクを使った歩行体験をしたりして、「視覚に頼らない生活の一端」を知ることができました。
 「発達障害理解体験」講座では、自閉症の子を育てながら、介護福祉のNPO法人に勤務する方に、話をしていただきました。視野の狭さ(右の写真)や音に対する反応など、一人一人で異なる自閉症の疑似体験を行い、自閉症についての理解を深めました。
 「認知症サポーター養成」講座では、グループワークを通して、認知症の方との接し方を考えました。最後に、受講の証しとしてオレンジリングをいただき、認知症サポーターとしての自覚を深めました。
 実践体験後、「広い視野で接することの大切さが分かった」「もっと点字を学んで目の見えない人の役に立ちたい」など、障がいのある方に対して、共に生きていこうとする心持ちの感じられる感想が見られました。
 3年間を通して、種類の異なる実践的な体験をすることによって、様々な立場の人がいることを理解し、「共生」の視点を育む活動を継続していきたいと考えています。
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【愛西市立佐織中学校】生徒の心を耕す「アサトレ」

 本校では、学級活動の時間を活用して、「アサーショントレーニング」に取り組んでいます。思春期の中学生にとって人とのかかわり方を考えることはとても大切です。「自分の気持ちを伝えればよかった」「もう少し違う言い方をすればよかった」「友達の話をちゃんと聞けばよかった」など、対人関係におけるトラブルはよくあることです。その多くは、「かかわり方を工夫する」ことで、回避できたり、お互いの関係がよくなったりします。
 通称「アサトレ」と呼んでいるこの活動は、「人とのよりよいかかわり方」「コミュニケーションスキル」を磨き、高める活動です。生徒たちの日常生活で起こりうる様々な場面を想定して、自分の心を見つめ、相手の気持ちを考え、実際に生徒同士で意見交換しています。
 例えば、3年生10月のシートは、「だれのせい?(体育のバスケットボールのゲーム場面)」が学習課題です。質問形式で生徒自身が「どう考えるのか」、そして「どう行動していくのか」と自分の心に問い直しながら記入していくことから始めます。展開・まとめでは、男女が向かい合って和気あいあいと話し合ったり、クラス全員で意見交換する場面もあり、クラスの絆(きずな)を深める機会といえるでしょう。また、担任だけでなく、養護教諭がシートを読み直し、全校生徒の心の状態を知り、生徒を多面的に把握する有効な手だてともなっています。
 この活動は、葛藤を伴うトピックが道徳と重なる面もあり、来年度において道徳とアサトレを関連付けた学習計画の構築をしていく予定です。生徒各自が、学校生活の様々な葛藤場面を通して、自分、そして友達や周りの人たちのことをより深く考えていけるよう、学校生活全体で心を耕す活動を工夫していきたいと考えています。
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【東海市立明倫小学校】 お互いを知ろう

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 本校は、単学級が多いため、クラス替えが行われず、6年間同じ学級で過ごす児童がたくさんいます。そのため、深い関わり合いができる一方、お互いを理解しているつもりになってしまい、「相手を知ろう・理解しよう」という気持ちや、「一人一人の考えは違う」という意識が薄れているように感じます。こうした実態を受け、友達の考えを知り、「どんなに仲がよくても考えが違うこともある」「まだまだ知らないことはあるんだ」と気付くことをねらいとして活動を行いました。
 例えば、2年生の学級活動の授業、「みんななかよし」では、最近うれしかったことや怒れることを書き、それを書いたのは誰かを当てるゲームをしました。ゲームをする前は、何人かの児童は、「誰が書いたかはすぐに分かる」「簡単だ」と話していましたが、実際にゲームを行うと苦戦する児童が多くいました。10人の問題を出し、一番多く正解できた児童でも4人という結果になりました。
 児童からは、「すごくむずかしかった」「全然分からなかった」と互いを理解していないことに気付く発言や、「ぼくだったらそれは怒れてこないな」と感じ方の違いに気付く発言が見られました。また、最後の感想では、「みんなのことがよく分かって楽しかった」「もっと知りたい」という発言が多く、相互理解への意欲付けができました。

【豊橋市立飯村小学校】心を耕す「ぴかぴかハートタイム」

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 毎日、昼を過ぎると、学校の中に静寂が広がります。
 本校は、平成23年度から清掃の時間を『自問清掃』の時間としてとらえ、心を磨き、耕す時間として「ぴかぴかハートタイム」として活動を続けています。子供たちは、活動場所をいかにきれいにするか考えて行動することで、心の中の「がまん玉」「しんせつ玉」「みつけ玉」の三つの玉を磨きます。自分の心を見つめる場としての取組を継続しており、この時間は、子供も教員も一緒になって無言で心磨きを行います。
 一日15分間、「ぴかぴかハートタイム」において自分の心を磨き、心を耕す場として設定したことで、学校中から話し声が消え、自分で考えながら身のまわりをきれいにしようとする気持ちが高まってきました。また、「ぴかぴかハートタイム」を終えた後、その日の活動をふり返る時間を取ります。担任が、子供の書いたふり返りにコメントを残したり、声かけをしたりすることで、子供たちの日々の成長を応援しています。
 11月にもなると、4月に入学した1年生も、上級生の姿を見て、だまって静かに自分の心を磨けるようになりました。この取組を続けていることで、行事や生活の様々な場面で、子供たちの間から自然と「がまん玉、磨けているかな」など、三つの玉を意識した会話が出るようになり、自分たちの反省を促すことができます。また、三つの玉を磨くことを意識させてきたことにより、6年生のふり返りに「人の話を真剣に聞けるようになりました」と書いている子がいました。このことからも、他の場面でも心磨きを活用して判断したり、行動したりできるようになってきました。

【犬山市立城東小学校】 みんなだいじ

 毎年、12月4日から10日は、「人権週間」です。そこで、本校の1年生では、道徳科「みんな じょうず」という題材を通して、自分も友達も一人一人が違うこと、そして、自分や友達のよいところを見つける活動を行うことで、それぞれが大切な存在であることを感じてとってほしいと願って授業を行いました。
 友達のよいところを見つける活動から自分が褒められることで、新たな自分を発見することにもつながっていきました。
「ぼくは、ちがうと思っていたけど・・・。でも、ほめられてうれしい」
「いっぱいよいところを見つけてもらえてうれしかった」
「わたしも友達のよいところをこれからも見つけていきたい」などの感想が出てきました。この授業の後には、子供たちみんなが笑顔になっていました。
 これからも、だれもが笑顔ですごせることを願っています。

 

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【東海市立上野中学校】福祉体験教室で学んだこと

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 本校では、1年生が「人とつながる」をテーマに、「福祉体験教室」を行いました。今年度は、市の社会福祉協議会が、障がいをもつ人やお年寄りのために、どんなことを行っているかを知り、「福祉体験教室」を通して実際に学びました。周りの人たちのためにできることを、主体的に探究しようとする態度を養うことを目標としました。
 はじめに、社会福祉協議会の方の「『ふくし』とは何か」という講話を聞き、コースに分かれて体験学習を行いました。コースは、「介護講習」「認知症の理解」「耳が聞こえない方とのコミュニケーション」「車いす体験」「救急法〜身近な物を使った応急手当〜」「高齢者サービスへの理解」の六つです。
 生徒たちは、「今も高齢社会と言われるけど、2025年にはもっと増えていくと知り、高齢者の方々へのサービスについて理解を深めていきたいと思いました」「デイサービスのスタッフの方々は、常に気を張って利用者さんを見守っていることを知りました。一瞬の気のゆるみが、利用者さんの異変への対応が遅れ、命に関わる事態を招くからです。今後は、私も周りにもっと気を配り、思いやりをもって人と接していきたいです」「身の回りの物を使って、応急処置の対応ができることを知りました。けがをした人に遭遇した時は、この知識を役立たせたいです」「車いすは、長時間利用しても疲れないような工夫や、立ち上がりやすい構造になっていることが分かりました。また、利用者の方の車いすを動かすときは、『押しますよ』『止まりますよ』などの声かけが、大切であると感じました。自分の意思とは関係なく、いきなり動くことは怖いと感じました」などの感想をもち、福祉のことを身近に感じました。今後の生活に生かしてきたいと考えるきっかけとなりました。

【愛西市立立田北部小学校】本のよさを友達に知らせよう!

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 本校では、「心を耕し、知恵を磨き、夢を育てる」ことを目指し、毎週火・金曜日の朝の「立北タイム」で読書活動に取り組んでいます。児童が選んだ本を読むだけでなく、校長先生の読み聞かせや保護者による読み聞かせなども行っています。
 11月19日から11月30日の「立北小読書週間」では、常時活動に加え、図書委員会の児童が低学年児童への読み聞かせをしたり、読書郵便に取り組んだりしています。
 読書郵便では、お気に入りの本やお勧めの本の感想や絵を入れた紹介カード(はがき形式の用紙)をつくり、友達に勧めます。出来上がった紹介カードは、校内に設置してあるポストに入れます。ポストに入れられた紹介カードは図書委員が回収して、各児童に届けられます。児童全員がもらえるように1年から6年で構成された縦割り班(なかよし班)の中で、相手を決めて交換もしています。

 【友達に紹介された本を読んだ児童の感想】
・紹介された絵の中に自分の知らない記号がありました。調べたいと思ったので借りて読んでみました。読んでみて本は難しかったけど、おもしろかったです。紹介してくれた○○さんにありがとうという気持ちになりました。(マーク・記号・まるごと図鑑)
・おもしろそうだったから借りに行きました。難しい算数のことがのっていたけれど、5・6年になるときの準備ができてよかったです。○○くんにおもしろい本を紹介してもらえてうれしかったです。(めざせ あしたの算数王)

 自分では選んだことのない本を、友達に勧められて読んだ児童がたくさんいました。本の世界を広げるだけでなく、友達の輪も広がりました。