【瀬戸市立陶原小学校】 陶原タイム

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 陶原小学校では、毎週火曜日に「陶原タイム」を行っています。
 「陶原タイム」では、全校で一斉にソーシャルスキルトレーニング(SST)や構成的グループエンカウンター(SGE)に取り組んでいます。楽しく人とかかわる経験を通して、かかわり方のスキルやコツを身につけ、自己理解・他者理解を深めるとともに自尊感情を育み、子供同士が「支え合う・学び合う」心を育てています。
 今年のテーマは、『温かく「聴く」力、自信をもって丁寧に「話す」力を高める』です。
 「陶原タイム」には、毎回約束があります。
・「お願いします」と「ありがとう」を言う。
・うなずいて聴く。
・自分や友だちのよいところを見つける。    
です。
 この3つの約束を意識しながら、子供たちは、毎週楽しく取り組んでいます。

【半田市立乙川小学校】心を育てる異学年交流

 本校では、年間を通して、ペア学年(1・6年生、2・4年生、3・5年生)で交流する機会を設けています。異学年と交流することによって、相手を思いやったり、自主的に考えて行動できたりするようになることが目的です。4月当初には、ペアで自己紹介ビンゴを行い、ゲームをしながらお互いのことを知ります。他にも、ペアでレクリエーションをしたり、ペアで給食を食べたりして交流を深めていきます。
 学期に1度行っているペア読書では、低学年が読んでほしい本を選び、高学年が読み聞かせをします。一人では難しくて読めない本を読んでもらえるので、低学年の子はとても喜んでいます。
 先日行ったペア掃除では、低学年と高学年が一緒に掃除をしました。高学年の子は、ほうきの正しい使い方やぞうきんの絞り方を、低学年の子に優しく丁寧に教えます。低学年の子と一緒だと、高学年の子もいつもよりはりきって掃除をしていました。高学年からは、「ペアの子が喜んでくれてよかった」「雑巾の絞り方を教えてあげたら、ペアの子が上手に絞れるようになってうれしかった」、低学年からは、「お兄さんと一緒に机を運べて楽しかった」「掃除が終わった後も、そのままお姉さんが遊んでくれた」などの声を聞くことができました。
 ペア活動を通して、低学年は高学年に親しみをもち、ペアのお兄さん、お姉さんに会うととてもうれしそうにしています。高学年は高学年としての自覚が芽生え、低学年に頼りにされることが自信につながっています。
 今後も、このような活動を通して、お互いを思いやる心を育てていきたいと思います。

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【小牧市立小牧中学校】絆(きずな)を深める連合活動

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 小牧中学校では、平成28年度から、異学年間の交流である「連合活動」を取り入れています。これは、部活動や委員会活動などの限られた場だけでなく、学校行事やふだんの生活の中でも、異学年交流が積極的に行われることを目指した取組です。
 6月に「連合」を決定し、その後、連合レクリエーション、体育大会での連合応援、連合合唱交流、3年生を送る会での先輩への連合エールなどを行います。また、給食交流、上級生から清掃の方法を学ぶクリーニングレボリューションなど、日常生活の中にも連合活動を取り入れています。
 この連合活動を通して、3年生は下級生たちにどんなことを伝えようか考え、話合いを重ね、上級生としての自覚が深まっていきます。また、3年生とともに活動する中で、上級生の姿から様々なことを学ぼうとする1・2年生の姿も見られます。3年生を送る会では、1・2年生がそれまでの感謝と卒業後のさらなる活躍の願いを込め、熱いエールを3年生に送ります。
 異学年間の絆(きずな)を深め、お互いを高め合える連合活動が、小牧中学校の新たな伝統になりつつあります。

【春日井市立鷹来小学校】心を育てる教育

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 鷹来小学校の歴史は古く、今年で140周年を迎えました。何世代にもわたり、地域の方々に児童の成長を見守ってきていただいています。
 本校では、年間を通して地域の方々との関わりと異学年交流を大切にしながら「心を育てる」教育に取り組んでいます。
 縦割り班による異学年交流で、学年の枠を超えた集団活動として、毎月の「フレンドリータイム」や「鷹来っこまつり」の実施など、様々な活動を児童会主催で行い、児童の豊かな人間性や好ましい人間関係を育てる取組をしています。
 昨年度より、この「鷹来っこまつり」に、保護者だけでなく、子供たちが登下校する際に見守っていただいている「鷹来っこを守る会」の方々をお招きして「見守りありがとうの会」を行っています。日頃、登下校の安全を見守っていただいている方々へ感謝の気持ちを伝え、「鷹来っこまつり」に一緒に参加していただくことで楽しんでいただいています。
 今後も、児童の豊かな人間性や好ましい人間関係を育てる取組を、地域の方や保護者を交えながら活動を行っていきたいと思います。

【一宮市立貴船小学校】ペア学年による異学年交流

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 本校では、思いやりの心を育むため、ペア学年(1年生と6年生・2年生と4年生・3年生と5年生)を作り、年間を通して定期的にペア活動を実施しています。学期に1度ずつ、なかよし遊びを実施し、読書週間にはペア読書を行っています。また、1年生と6年生は週に1度、6年生から1年生への読み聞かせをしたり、清掃活動に一緒に取り組んだりしています。
 高学年は、なかよし遊びに向けて、低学年を喜ばせようと班で協力して遊びを考えたり、景品を作ったりしています。読書週間の前には、上手に読み聞かせができるよう、何度も繰り返し練習をして本番に臨んでいます。
 低学年は、なかよし遊びを楽しみにしており、お兄さん・お姉さんから景品をもらったり、優しくしてもらったりすると、うれしそうにする姿が見られます。また、昨年度から、読書週間に低学年から高学年への読み聞かせを行うことになり、いつも優しくしてくれるお兄さんたちに喜んでもらおうと、一生懸命本を読んでいます。
 同じ学年同士で遊ぶときに比べて、低学年も高学年も穏やかな表情を見せており、ほほえましく思います。

【岡崎市立緑丘小学校】 六斗目川の清掃活動

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 岡崎市立緑丘小学校では、「六斗目川を守れ! 緑っ子レスキュー隊 ―魚の棲める六斗目川にしよう―」をスローガンとして、学区にある六斗目川の清掃活動を行っています。ごみ拾いを通して、一人一人の小さな無責任な行動により、川が汚れていることに気付き、美化の意識を高めること、草取り、草集めをしながら、分担したり協力したりして活動する意義を知ることをねらいとして取り組んでいます。
 実際に、六斗目川の中に入ると、洗剤の容器やビニル袋、おかしのごみなど、たくさんのごみが出てきました。中には、アイロンのような驚くべきごみも落ちていました。川に入った6年生からは、「何でこんなもの捨てるのだろう?」というつぶやきがたくさん聞かれました。
 6年生児童が書いた感想の中に、「ごみを拾ったら、土の中からザリガニやカエルも見つけられて、改めて『自然』を感じました。辺りを見渡すと、3年生の子が、ごみを集めてくれたり、運んだりしていました。草がたくさん生えていた所も、みんなのおかげできれいになり、すばらしい歩道になりました。これからも緑丘の自然を大切にしていきたいと思いました。」というものがありました。
 今後も、この清掃活動を通して、環境を守ろうとする態度や協力する力が更に高まることを期待しています。

【豊田市立畝部小学校】異学年との交流を通して豊かな心を育むファミリー活動

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 本校では、1年生から6年生の縦割りのグループで、1年間を通して様々な活動を行っています。これを「ファミリー活動」と呼んでいます。
 4月の顔合わせ会では、自己紹介をした後にメンバー表を作ったり、6年生が考えた「名前神経衰弱」などのゲームをしたりして交流を深めました。運動会前には、班ごとに場所を決め、運動場の草取りと石拾いをしました。運動会では、ファミリーで赤白に分かれて競い合います。ファミリー競技として、全校で行う「大玉送り」や小班ごとの「綱引き」があります。「大玉送り」では、大きな玉が頭上を転がっていくときに、高学年の子が、下学年の子をを優しくかばって支えるほほえましい姿が見られます。「綱引き」では、小班ごとに一所懸命に力を振り絞って綱を引き、楽しく活動している場面が見られます。
 月に1回、昼放課にファミリー遊びという時間があり、ファミリーごとで6年生が考えたゲーム(室内・運動場)で遊び、交流を深めています。
 ファミリー校外活動は、ファミリー活動の中で子供たちが一番楽しみにしている行事です。今年は、11月に名古屋港水族館へ行く予定です。昨年は、学区にある柳川瀬公園へ行きました。6年生のリーダーが遊びや見学の予定を立てるので、グループで集まって確認したり、話し合ったりする時間も楽しい時間です。高学年の子が、下学年の子を気遣いながら笑顔で楽しむ姿が、今年も見られるのが楽しみです。
 ファミリー活動を通して、低学年の子を思いやる気持ちや年上の子を敬い、感謝する気持ちが育まれています。

(活動後の児童の感想)
・1年生の子が「今度は何をやるのかな。楽しみ!」と言ってくれたのが一番うれしかった。
・先生にたくさんアドバイスしてもらったから、これからのファミリー遊びで楽しくやりたい。
・ファミリーのみんなで楽しくゲームができてうれしかった。

【日進市立東小学校】 ハッピーフェスティバル

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 毎年6月に行われる「ハッピーフェスティバル」は、本校の伝統行事です。5・6年生が委員会ごとに、委員会の活動を生かした店を出し、全校で店巡りを楽しむという活動です。
 店を出す側は、1年生から6年生までの児童が楽しめるお店になるように話合いを重ね、工夫を凝らして準備をします。一つのお店に携わる人数は10人ほどですが、一人一人が一生懸命お店を運営し、来店した児童を楽しませようと必死です。「自分のお店にたくさんのお客さんが来てくれて、笑顔で帰ってくれたときは、すごくうれしかった」という児童の感想や、最後の片付けまでしっかりと活動する高学年生の姿から、この行事を通しての児童の成長が見られました。
 店を回る側は、1年生と5・6年生、2年生と3年生と4年生の異学年で回るため、上級生が下級生の面倒を見ながら回ります。行きたいお店を下級生の意見を優先にして決めたり、廊下で手をつないで優しくリードしたりする上級生の姿に心が温まります。
 毎年、迷子の児童がおり、「まいごステーション」で1年生が泣いている姿を見るのですが、今年は迷子が出ることもなく、上級生の頼もしさを感じました。
 「全員がハッピーになる!」というルールの下、行われるこの「ハッピーフェスティバル」は、毎年好評でたくさんの笑顔があふれます。また、お店を運営する5・6年生の姿は、4年生以下の下級生にとって「自分もこんなお店を出したい!」という目標になります。これからも受け継がれていってほしい素敵な行事です。

【北名古屋市立師勝南小学校】引き継がれる思いやり

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 師勝南小学校では、毎週木曜日の始業前の15分間を「わくわくタイム」と銘打って、様々な活動を行っています。全校児童を縦割りで21のグループに編成して、5・6年生が中心となって活動の内容を工夫し実行に移しています。
 その活動の一つ、「遊び集会」ではリーダー、副リーダーを中心に、運動場での外遊びと雨天時の室内遊びの両方を考えます。高学年から低学年まで誰もが楽しめるように、遊びの内容を計画します。
 また、除草活動やボランティア清掃活動では、高学年の児童が、低学年の児童に清掃道具の使い方や除草のコツなどを教えるところから始めます。3月の活動では、卒業する6年生に対して1〜5年生がお礼の会を開催します。
 こういった活動の過程で、高学年の児童には下級生への思いやりの気持ちが生まれると同時に、リーダーシップが育まれます。また低学年の児童には上級生に対する尊敬の念とルールを守って活動を楽しむという気持ちが育ってきます。そして年度の最後には、計画の立て方や活動の内容について一年間を振り返り、次の年の活動に繋げていきます。
 遊び集会に限らず、ボランティア清掃活動などが終わって戻ってくる児童の顔に充実感があふれているのを見るにつれ、今後もこの活動を続けていきたいと思います。

【津島市立藤浪中学校】学校祭を通して〜メッセージカードから伝わるもの〜

 先日、本校の学校祭(体育の部,文化の部)が行われ、四つのブロックが二日間にわたって練習の成果を発揮しました。
 6月のブロック抽選会で、他学年のどのクラスと一緒のブロックになるかを決め、9月から1か月間練習に励んできました。本番では、ブロックのためにそれぞれが貢献しようと、各競技に一生懸命取り組んだり、自分のブロックを声がかれるまで応援したりする姿が見られました。合唱祭では、どのブロックも気持ちのこもった歌声を披露し、二日間とも思い出に残る、すばらしい学校祭をつくり上げることができました。
 学校祭が終わって、翌週の出来事・・・。同じブロックでお世話になった先輩・後輩へと、『メッセージカード』を送り合う姿がありました。どの教室にも大きく掲示され、「最後の学校祭を一緒にやれてよかったよ」「先輩方のかっこいい姿は忘れません」「先輩たちの分まで来年頑張ります」などと、心温まる言葉がずらりとならんでいます。
 学校祭という異学年交流を通し、3年生はブロックのリーダーとして皆をまとめること、1、2年生は先輩の姿に将来の自分たちを重ね合わせ、新たな決意をもつことができました。また、学年に関係なく、目標達成に向けて力を合わせることの大切さも学ぶことができました。
 静まり返った教室に飾られる『メッセージカード』を読んでいて、今後も藤浪中学校のよい伝統が引き継がれていくことと感じます。

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【豊橋市立下地小学校】 ぎんなん活動

 本校では、縦割りの異学年グループ活動である「ぎんなん活動」を行っています。目的は、以下の三つです。
・活動を通して協力する態度や思いやりの心を育てる。
・児童が主体的に計画、立案、実践することによって、自主的・実践的な態度を育てる。
・6年生が各班のリーダーや班長を経験することによって、高学年としての自覚をもって行動できるようにする。
 ぎんなん活動は、毎月1回ずつ行われます。それぞれの班の6年生が何をして遊ぶかを考え、昼の30分放課を使って、運動場や教室などで楽しく遊びます。
 5月には、「ぎんなん遠足」が行われました。ぎんなん活動の班ごとでまとまって、豊橋公園まで歩いていきました。豊橋公園では、シールラリーをしたり、班ごとに考えた遊びをしたりするなどして、班の結びつきを強めました。シールラリーでは、6年生が1年生と手をつないで歩いている姿を、よく見かけました。また、チェックポイントごとに出題される課題では、6年生が低学年の子からチャレンジできるように、声をかけていました。6年生が高学年としての自覚をもち、優しく接している姿が印象的でした。
 1月になると、活動の中心が5年生に引き継がれます。今までの6年生の姿を手本にしてがんばってくれることを期待しています。
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【常滑市立西浦南小学校】自分や友達を大切に

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 西浦南小学校では、道徳科だけでなく学習全般において「自他共に大切にできる児童の育成」をテーマに授業研究を行っています。
 自分の考えを存分に表現したり、他の考えを認めて自分に取り入れたりする活動を行えば、自己肯定感が高まり、自他のよさに気付き共に大切にする心が育つだろうと考え、このテーマを設定しました。
 6年生で9月に行われた道徳科「親切の大切さ」の授業では、導入で自作資料を取り入れ、児童一人一人が「親切」について考えるよいきっかけになりました。また、心と姿の座標軸を使ったことで、心の中で思うだけでなく行動で示すことの大切さを視覚的につかむことができ、目指す姿が児童にとってわかりやすくなりました。
 道徳科以外では、各学年の重点目標に沿って年間計画を基に進めています。特に、縦割りグループによる「なかよし活動」や「なかよし給食」、「なかよし読書」を6年生の企画で行うことで、自己有用感や思いやりの心が育まれていると感じます。子供たちの感想では、「お兄さんやお姉さんが考えてくれた遊びは楽しかった」「たくさんお話ししながら給食を食べて楽しかった」などの感想がありました。
 今後も、自分や友達の活動や発言を振り返る活動を積み上げ、友達のよいところや自分のよさを発見できる場を意図的に設定していきたいと考えています。

【安城市立祥南小学校】ペア学年との交流を通して

 本校では、年間を通してペア学年(1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生)で交流する機会をつくり、異年齢間でより絆(きずな)を深められるようにしています。ペア学年では、ペアとなる学級、ペアとなる子が決まっているので、毎回ペアで楽しく交流しています。活動内容としては、全校一緒に楽しく遊ぶ「ふれあい集会」や、長い放課を使ってペア学年で遊ぶ「なかよしタイム」などがあります。
 先日の「ふれあい集会」では、「この先生は誰でしょうクイズ」「ジェスチャー伝言ゲーム」を行いました。特に、1年生と6年生のペア学年では、6年生が1年生に「これはなんだろうね?」「こたえは○○じゃあないかな?」と、優しく声をかけて一緒に考えながら寄り添う姿がみられました。
 一連の活動を通して、1年生は6年生にとても親しみを感じるようになり、校内で出会った際にも「ぼくのお兄さんだ」「△△さーん!」とうれしそうに手を振ったり、会話をしたりしています。他にも6年生は1年生との交流を深めています。6年生が1年生の教室に行き、朝の読書時間に「読み聞かせ」をしたり、給食準備、清掃活動で、6年生が優しく声をかけながら一緒に活動をしたりしています。特に、掃除の時間は、6年生がほうきの使い方やぞうきんの絞り方などを教えてくれることで、1年生も安心して清掃活動に取り組むことができています。
 6年生は、このような活動を通して、「1年生に頼りにされるのがうれしい」「自分が役に立っていることがわかるから楽しい」といった感想をもっており、活躍の場が広がることで、上級生としての自覚も芽生え、自信もついてきているようです。こうした活動を通して、これからも子供たちの主体性と相手を思いやる心を大切に育てていきたいと考えています。

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【津島市立北小学校】心温まる異学年交流

 本校では、異学年交流を「北っ子活動」と称して、グループの仲間と一緒に集会を楽しんだり運動会などの行事に参加したりする活動を行っています。今年度は、更にグループの仲間と密に関わりをもち、お互いを認め合い、助け合う気持ちを育んでいこうと、1か月に1回『北っ子Day』という日を設けて、北っ子グループで一緒に遊んだり、給食や清掃の時間も一緒に過ごしたりする取組を行っています。
 『北っ子Day』は、グループの仲間と遊ぶ内容を考える学年が決められています。北っ子グループの仲間とどんな遊びをしたいかを考え、低学年から高学年の皆が気持ちよく遊べるように、グループごとに工夫して提案していました。
 当日は、楽しそうに関わる姿が見られ、「お兄ちゃんが、遊び方をやさしく教えてくれた」「この間まで話したことがなかった子と話せてうれしかった」などの声が聞かれました。
 給食では、ふだん異学年で食べたことがないので、うれしすぎて話に夢中になり、給食を食べきれなくなる子がいるほどです。また、低学年がこぼしてしまったものを一緒に片付ける高学年の優しい姿も見られました。
 清掃は、通常の清掃区域でなく、北っ子グループの部屋を中心に、グループの仲間たちと行いました。「高学年のよいお手本があることで、低学年もほうきで上手にはくことができ、とてもきれいになった」という声が聞かれました。
 今後も、『北っ子Day』を計画しています。北っ子グループの仲間との触れ合いから、心温まる姿が多く見られることを期待しています。

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【稲沢市立片原一色小学校】なかよし活動

 本校では、異学年でのグループ活動を通して、協力する態度や思いやりの心を育てるために、なかよし学級を編成して活動しています。
 なかよし学級は、全校児童を六学級に編成し、更に三つの班に分けています。各学級には、なかよし学級長を置き、全体集会のときの司会進行をさせています。各班には班長と副班長を置き、班別活動のリーダーとし、高学年としての自覚をもたせる機会としています。
 なかよし学級の活動には、高学年が考えた楽しいゲームで遊ぶ「なかよしタイム」や、「なかよし遠足」「なかよし給食」があります。
 本年度から、「新入生を迎える会」で、なかよし学級の顔合わせをし、その後、なかよし学級対抗でボール送りゲームを行いました。新しい仲間と楽しくゲームに参加することができました。 
 「なかよしタイム」は、毎月1回を基本とし、15分間の活動時間を設けています。どろけいやなんでもバスケット、ドッジボールなど、みんなで楽しみながら異学年と交流し、結びつきを強めています。低学年の児童は、お兄さん・お姉さんに遊んでもらえることを楽しみにしています。高学年の児童は、低学年の児童が楽しく遊べるようなルールを考えながら遊び、思いやりの気持ちをもって遊んでいる姿がほほえましいです。
 本年度の「なかよし遠足」は、名古屋市科学館へ行きました。5年生がリーダーとなり、班ごとに館内を見学したり、お弁当を食べたりして、なかよし学級への所属感を深めることができました。

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【岡崎市立六ツ美中学校】お田植祭りでの地域交流

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 本校では、毎年6月に、学区で行われる「悠紀斎殿(ゆうきさいでん)お田植祭り」に生徒が参加し、交流センター「悠紀の里」で地域との交流を行っています。
 今年は、センターの窓を「お田植アート」と題し、地域の子供たちと一緒に飾り付けをしました。参加した生徒たちは「地域の人が『きれいにできたね』と言ってくれたことがうれしかった」「小さな子供たちが一緒に喜んでくれたことがよかった」と言っていました。
 また、吹奏楽部は、毎年、お田植神事に先立って演奏を行っていますが、「地域の催しに参加することは、近くの人が見に来てくれるので大会とはまた違った喜びがある」と話してくれました。

【知立市立竜北中学校】 人権について考える

 本校では、生徒組織の中に人権啓発委員会を立ち上げ、生徒の人権について考える機会を設けています。
 「クラスを居心地のよいものにするために」というテーマで、各学級の話合いを行いました。クラスの合い言葉として、「マイクラス人権宣言」を作成しようと、人権啓発委員が、全校生徒に呼びかけました。
 6月の全校人権集会で、「マイクラス人権宣言」の発表を行いました。3年生のあるクラスの「マイクラス人権宣言」は、「好きになる 〜それぞれの個性を認め合うクラス〜」というものでした。これには、「一人一人の個性を認め合えば互いを好きになる」という願いが込められていました。また、人権作文の発表や「竜北中学校人権宣言」の唱和も行いました。生徒がそれぞれ、自分の体験を下に意見をもち、考えを広げ、深める時間となりました。
 夏休みには、区長さん、PTA役員さんを招いて「地域の方と人権を語る会」を開きました。人権啓発委員から提案された「よりよい竜北中学校になるために」をテーマに意見交換を行いました。大人の思う「よい中学校のイメージ」を聞き、自分たちだけでは思いつかなかった考えに、生徒たちは驚いたり、感心したりしていました。この会から、互いを認め合い、協力できる学校になるよう、挨拶や話し合うことの大切さを再確認しました。
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【あま市立秋竹小学校】豊かな人間関係をはぐくみ、協力して生活しようとする子の育成

 秋竹小学校では、「なかま活動」という異年齢交流活動を行うことで、協力しながら生活しようとする子の育成をねらいとして実践してきた。

<活動の内容>
・「なかま活動」の時間・・・週に2回、「なかま活動の時間」として、6年生が中心となって企画し、なかま班で遊ぶ時間を設けた。
・なかま遠足・・・5月に全校遠足を行っている。なかま班での活動を基本とし、6年生を中心に活動を計画した。
・集会活動「算数オリンピック集会」・・・児童会執行部を中心に実施した。「算数オリンピック集会」は、高学年が低学年にやり方を教え、楽しい時間を共有することができた。
・運動会・・・なかま班を中心に6年生が進行を務めた。なかま班対抗の種目を行ったりするなど、運動会もなかま活動を軸にして取り組んできた。

<成果>
・なかまの時間では、児童たちから、「楽しかった。もっとやりたい」と笑顔で終えることが多かった。
・活動の中で、上級生が下級生の手を引いたり、小さくかがんで声を聞いたりする場面を数多く見ることができた。
・年下の児童をいたわる気持ちや、「1・2年生が慕ってくれているからがんばろう」という気持ちも感想から感じることができた。

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【一宮市立神山小学校】子供たちの心の成長を願って

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 今年度より、道徳が教科化されました。それに伴って、神山小学校では、今まで以上に道徳科が、子供たちの心の成長につながるように授業研究を行っています。
 資料の選択や板書の形、話合いのさせ方など、校内の教員研修で話し合うだけでなく、その様子を保護者にも理解していただけるように、学校公開で積極的に道徳科の授業公開をするようにしています。
 学期ごとにある学校公開週間のときには、必ず時間割の中に道徳科を入れるようにし、意図的に道徳科の取り組みを参観してもらうようにしています。学校での道徳科の授業を、家庭においても、子供たちとの対話や未来について語り合うきっかけとなるようにしていきたいと考えています。
 学校と家庭の両面で、神山っ子の心の成長を支えていきます。

【知多市立東部中学校】 コミュニケーション力の向上を目指して

 東部中学校では、毎週木曜日の朝に、「HAPPY TIME」(構成的グループエンカウンター)を行っています。本校は、「一小一中」の関係にあるため、小学校からの友達関係が固定化しやすいという課題がありました。そこで、「HAPPY TIME」を通して、人間関係のコツや技術を身に付けさせたいと,全校で取り組んでいます。
 エクササイズは、様々な種類があります。例えば、
A 自分が選んだ選択肢と理由を伝え合うもの(例:「二者択一」)
B 指定された人数でジャンケンをしたあと、質問をしたり,答えを伝え合ったりするもの(例:「質問ジャンケン」「アドジャン」)
C スキンシップがあるもの(例:「手の甲タッチ」「ゴリラとゴジラ」)
D 相手の素敵なところを見つけるもの(例:「いいとこ四面鏡」)
などです。
 それぞれのエクササイズを、時期に合わせて、質問内容を変化させながら行っています。
 生徒の感想からは、「ふだんあまり話さない人とも話せて楽しかった」「グループの人が選んだ答えが全員同じで盛り上がった」など、「HAPPY TIME」を楽しみながら、人間関係を広げている様子が分かります。
 生徒が、卒業後に良好な人間関係を築いていけるように、これからも「HAPPY TIME」を通して「自分自身を理解すること」「相手のことを知る楽しみ」「コミュニケーション力向上のコツ」を伝えていきたいと思います。
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