【大治町教育委員会】いじめ認知力UPセミナー

 大治町では毎年、いじめ不登校及び問題行動対策協議会を開催しています。本年度は、この会と併せて、弁護士の福谷朋子先生を講師に招き、教職員対象の研修「いじめ認知力UPセミナー」を行いました。
 講座では、いじめの認知を「いじめの芽」の段階で正確に行うことの重要性や、いじめを深刻化させないための保護者及び児童生徒への対処法などわかりやすく教えていただきました。具体的な学校体制づくりとしては、いじめ予防出張授業を活用することや、日頃から学年に応じた道徳教育、人権教育を通して、子供たちが主体的にいじめの問題を自分のこととして捉え、考え、議論できるようにしていくことが大切であることを学ぶことができました。
 参加した教職員からは、「『いじめの芽』を認知することの重要性について改めて確認することができた」「道徳科の授業や学活など、日頃の学校生活の中で、子供たちにいじめについて伝えていきたい」などの声が聞かれ、子供たちの豊かな人間性、道徳性を育んでいくためには、まずは学校体制づくりが大切であると改めて実感することができたようです。
 これからも、学校教育全体で子供の道徳性を高めていくことができるような研修を行っていきたいと考えています。