【蟹江町教育委員会】初任者研修での道徳の取組

 蟹江町教育委員会では、新規採用教員を対象として、初任者経験者研修を行っています。この研修は、授業力の向上を目的としており、今年度は、6月と11月に道徳科の模範授業の参観を実施しました。
 6月には、教務主任の先生から道徳科の指導方法について説明を受けた後、中堅小学校教諭が行う道徳科の模範授業の参観を行いました。その後、グループに分かれて研究協議を行いました。どのグループも積極的なワークショップが行われ、自分の道徳科の授業力向上のための学び・意見交換の場となりました。
 11月には、中堅中学校教諭が行う道徳科の模範授業の参観を行いました。小学校において実践した模範授業とは異なる視点で授業参観を行うことで、発達段階に応じた授業方法を考える良い機会となりました。初任者の意見として、「生徒の考えを深める授業実践を心掛けたい」「参観で得たことを積極的に取り入れて、より良い授業にしていきたい」と、前向きなものが多く、実りのある研修となりました。
 この研修で学んだことを今後の道徳科の授業に生かすとともに、それぞれの学校の他教員にも広げていくことで、町全体の教育力向上の一助となればと考えています。