【大府市教育委員会】情報モラル教育の実践

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 大府市の小中学校では、これまでの情報モラルの授業をデジタルシチズンシップの視点で見直し、“デジタル社会を生き抜くことのできる市民”となるために、どのようにふるまうことがよいか実践を始めています。具体的には、ICT推進委員会の中に情報モラル教育推進部を組織し、授業内容を検討しています。
 今回は、1学期末に小学校で行った授業を紹介します。
 夏休みは、開放的な気分の児童が、インターネットを介した事件に関わる危険性が高まります。しかし、一概に禁止したとしても効果がありません。そこで、児童が安全にインターネットを利用することができるように、デジタルシチズンシップの視点に基づいて、“インターネット上で、自他の個人情報をどう扱うとよいのか”を共に考える授業を実施しました。
 授業は、大府市教育委員会教育情報化指導員と担任がチームティーチングで実施しました。まず、インターネットで無料でサービスが受けられる内容を出し合い、なぜ無料なのかを共に考えました。無料で使うためには個人情報の登録が必要であることに気付き、様々な個人情報をどのように扱うとよいかを考えました。また、話合いの中で“少しの情報から、多くの個人情報を他人が知ることができる”と結論付け、自他の個人情報を大切に扱おうという機運が盛り上がりました。今後もデジタルシチズンシップの視点で考えることを広めていきたいと考えています。