【刈谷市教育委員会】警察と連携した安全教室の開催

 これまで刈谷市では、子供たちが犯罪やトラブルに巻き込まれないようにするための安全教室を警察等と連携して実施してきました。コロナ禍で、安全教室は実施できなくなっていましたが、今年度に入り、愛知県警から教育委員会に、タブレット端末を活用した安全教室の開催について、協力依頼がありました。
 そこで、刈谷市では教材の開発も兼ねて、東刈谷小学校の3年生で「連れ去り防止」をテーマに安全教室を実施することにしました。
 子供が連れ去られそうになる場面の動画を視聴した後、警察官が「こんな時どうしたらいいでしょうか」と発問すると、子供は「大声を出す」「走って逃げる」と、発言していました。続けて、後ろから抱きつかれたり、口をふさがれたりして連れ去られそうになる場面を視聴すると、子供たちは困った表情を浮かべていました。その後、警察官が「防犯ブザーを鳴らすといいよ」と伝えると、子供たちは「ランドセルに付けているよ」と話し、安心した表情が見られました。
 授業後に子供たちに話を聞くと、「危ない時は走って逃げるし、防犯ブザーを鳴らす」などと、自分自身の命を守る行動を理解できていることが伝わってきました。
 愛知県警は上記の教材の他にネットモラルを学べる教材も開発しており、刈谷市ではこれらの教材を市内の全学校に配信しました。これからも、日々の道徳教育の推進に加え、地域と連携し、命を大切にする心の育成を図っていきます。

画像1 画像1