豊川市教育委員会「道徳教育で大切なこと」

 豊川市の道徳主任会では、研究主題「豊かな心をもち、他者と共によりよく生きる力を育む道徳教育」に取り組んできました。
 令和4年6月14日(火)には、豊川市立御津北部小学校の田中基明校長を講師に迎え、テーマ「道徳教育で大切なこと」について学びました。道徳的実践力とは、道徳的心情や道徳的判断力、道徳的実践意欲であり、児童生徒の習慣や行為の向上を求めるわけではないということ、また、どのようにして年間を通して、児童生徒に道徳的実践力を身につけさせていくか、別葉をもとに他教科と関連させながら、継続的な指導が求められるということについても教えていただきました。
 さらに、多面的・多角的に考えることはどのようなことか、立体を用いたわかりやすい説明がありました。参加者の多くがその立体に興味をもち、矢印を用いて「多面的」「多角的」と書き込む姿が見られました。
 最後に、2つの言葉を紹介していただきました。
 「道徳の授業は漢方薬」…即効性を期待するものではなく、繰り返し指導していく中で、徐々に道徳心が身についていくということ。
 「オーシャンビューエンド」…授業の後、視野が広がるだけでなく、なんだか気持ちがよくなれるような終わり方ということ。
 今後も、道徳科の授業力の向上を目指し、研究を進めていきたいと考えています。