【犬山市教育委員会】「特別の教科 道徳」を要とした道徳教育の充実

 犬山市には、14の小中学校があり、道徳の時間を中心に、各教科、総合的な学習の時間、特別活動と関連を図りながら、教育活動全体を通して道徳教育を進めています。
令和3年度は、池野小学校が研究推進校となり、道徳の授業づくりの研究を行いました。一学年一学級の特色を生かし、全担任が一人一研究授業に取り組み、道徳の授業力向上を図っています。児童の考えを視覚的に捉え、考えの変容を把握しやすくするための心情表を活用したり、個人用ワークシートだけでなく、学習用タブレット端末を使って一覧表に各自の考えを入力し、電子黒板に提示することで、すぐに各々の考えを共有できるようにしたりしました。
また、外部講師を招聘し、授業研究や協議会を通して、道徳の授業力向上とともに評価についての研究も進めました。道徳の学習活動の状況や、道徳性の成長の様子の評価に役立つように、心情表やICT機器の有効な使い方を模索しました。道徳の授業の他に、他学年の児童と交流する縦割り協力班活動を行っており、今年度は、学校公開日に全学級の道徳授業参観を行うだけでなく、保護者向けの道徳ワークショップを開催しました。PTAによる子育て月間の取組を継続し、家庭・地域との連携・啓発を図りながら、児童の道徳的な判断力・心情・実践意欲と態度を育てていきました。
犬山市教育委員会では、池野小学校での取組を他の学校にも発信し、今後も犬山市の子供たちの健やかな成長を願いながら、これからの取組につなげていきます。

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