【豊田市教育委員会】道徳科の授業改善の推進

 豊田市では、道徳教育推進教師等を対象に、道徳教育の第一人者である大学教授などを招聘し、授業改善の研修を継続的に行っています。令和3年度は、大学から講師をお招きし、6月に「価値観を深める道徳科授業とSociety5.0に対応して」と題して道徳科推進研修をオンラインで開催しました。参加した教員から「子どもたちの考えを深めたり焦点化できたりするように、中心発問をもっと研究したい」等の感想があり、充実した研修となりました。さらに、講師自らが授業者となり、模擬授業を行いました。オンラインで参加者からの発言を受けながら授業を進めるなど、より実践的な研修にも取り組みました。
 今年度は、豊田市立小原中学校が県委託事業「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究推進校として、「特別の教科 道徳」を要とした道徳教育の充実について研究実践に取り組んでいます。学年主任や研究主任など多くの教員が関わりながらローテーション道徳を進めたり、大学教授を招聘して授業改善の指導を受けたりしながら、授業力向上を目指して実践しています。さらに、地域の伝統文化や地域講師に触れる体験を通して道徳的価値に向かうなど、地域の特性を生かしながら創意工夫ある授業づくりを行っています。
 今後も、豊田市では、道徳科の指導に力を入れ、知・徳・体のバランスのとれた児童生徒の育成に努めていきます。