【江南市教育委員会】江南市立古知野南小学校の取組「友達レベル」

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 江南市では、学校教育目標「他人を思いやる豊かな心を育む」ため、みんなでさまざまな考えを比較し、問題を解決できたという充実感を味わうことのできる魅力ある道徳授業の実現を目指し、各小中学校が道徳教育の充実を推し進めています。
 江南市立古知野南小学校4年生では、道徳科の授業「泣いた赤おに」の実践が行われました。
 赤おにが青おにの手紙に涙する場面で、赤おにと青おにの思いを推し量るために、役割演技を取り入れたり、相手を思う気持ちを「友達レベル」表に数値化するように問いかけたりしました。(写真)また、ワークシートに、「今までの自分は(過去)」「今日の教材を考えて(現在)」「これからは(未来)」を書き込ませ、授業を振り返りました。
 これらにより、「本当に親友の関係じゃないと泣けない。赤おにの友達レベルは90%だ。」「青おにの友達レベルは60%。それは、思いやりがあって優しいが、手紙だけ残して長い旅に出て、赤おには悲しんだから。私は友達が悲しまないように、いつもWin Winで接したい。自分のことばかり考えるのではなく、他人のことを思って行動し、友達の笑顔を増やしたい。」など多数の意見が交わされ、友達を心から思うことの大切さについて深く考えることができました。
 江南市教育委員会は、これらの取組を市内小中学校で共有しながら、「友達の考えをもっと知りたい」とのつぶやきが聞かれる授業実践を重ねることで、自分の感じ方や考え方をさらに広げ、深める子供もたちを育てたいと考えています。