【常滑市教育委員会】道徳教育の充実・発展に向けて

 常滑市では、今年度、常滑市立常滑中学校が愛知県教育委員会から「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究実践校として委嘱を受け、−「考え、議論する道徳」の指導と評価−をテーマに、研究・実践に取り組んでいます。
 常滑中学校では、5月に生徒を対象に「道徳アンケート」を実施し、「人間関係を築いていくこと」に課題を感じている生徒の多いことが分かりました。その実態を受けて、8月には「人との関わり方を学ぶ構成的グループエンカウンター」についての研修会を、9月には外部講師を招き(リモート研修)、「人を人にするアプローチ」というテーマの講演会を、どちらも教員を対象として行いました。
 そして、10月に1年生、11月に2年生で、それぞれ提案授業を行い、教員間で更なる授業改善に向けて意見を交わしました。また、両授業共に、外部より講師を招き、「教材に内在した道徳的価値観」を考えていくことの重要性についてご教示いただきました。
 今後は、日頃より地域でお世話になっている「見守り隊」の方をお招きして生徒が講話を聴く機会を設けたり、「見守り隊に感謝する会」を計画・実施したりしていく予定です。