【みよし市教育委員会】子供の心を育てる教育の推進

 本市での「みよし教育プラン」として、【作戦8 子供の心を育てる教育を大切にします】の重要施策で「道徳教育の研究推進」があります。
 その取組の一つとして、市内中学校の現職研修会に参加する形で「令和3年度みよし市道徳教育推進教師研修会」を行いました。3年生<B(9)相互理解、寛容>教材『言葉の向こうに』の授業のことです。「意見が対立してしまった相手と付き合っていくために大切なことは何だろう」と担任の先生が問いかけたところ、「自分の意見を言うのもいいけれど、相手の意見も尊重することも大切」「きのこの山派とたけのこの里派と分かれたとしても、お前も好きになれよと簡単に変わることはできない。それもいいけど、これもいいよ、みたいに相手を思いやることも大切」「相手の意見を否定するのではなく、相手の意見を取り入れることは大切だと思う」という意見が出されました。そして、「違いを受け入れるのは難しくないですか」とさらに問いかけたところ、「一人一人の価値観は違う」「お互いに相手の立場に立って考えることが大切」「相手と付き合っていくためには心の器を大きくしていくことが大切」と深まっていきました。
研究協議会では、「自分の弱さをいかにつかんでいくかが大切となる」「切り返し発問を子供のことばで深めていけるとよい」などの意見が出ました。
 「学び合い、学びを深める授業づくり」を目指して、外部講師を招聘して積み上げている研究が、「特別の教科 道徳」にもつながることが、教職員に浸透してきています。
近年、大きな課題となっている「情報モラル教育」について、各校から指導案の集約を行い、効果的な指導・支援の方法を広めていき、子供の心を育てる道徳教育を推進していきたいと思います。