【刈谷市教育委員会】豊かな心の育成

 刈谷市では、学校教育方針の重点項目の一つに「豊かな心の育成」があります。道徳科の授業はもとより、すべての教育活動と「豊かな心の育成」を関連づけ、目の前の子供たち一人一人の実態を捉え、命を大切にする心や思いやりの心の育成を図っています。
 学校が再開された6月には、多くの小中学校において新型コロナウイルス感染症に関連した道徳科の授業が行われました。小高原小学校では、新聞記事を教材として「だれに対しても分けへだてなく接し、温かい社会をつくる」ことについて考え、話し合う授業を行いました。子供たちは、正しい知識や情報を知らないことで不安につながり、その不安感が周囲の人たちに心ない言動をさせてしまうことなどに気付き、自分の心や生活を振り返りました。発達段階に応じて準備された資料やワークシート、指導案は、授業後に市内の小中学校に紹介されました。そして、各校において子供たちの実態に合わせて、これらを活用した授業が実施されました。
 今後も、各校で実践された内容を共有し、「豊かな心の育成」に取り組んでいきます。