【田原市教育委員会】「子供一人ひとりの心に響く道徳の授業」

 田原市教育委員会から委嘱を受けた田原市立若戸小学校が、2年間の研究実践を重ね、研究主題を「豊かに感じ、自ら考え、思いを深めることができる子の育成−子供一人ひとりの心に響く道徳の授業を目指して−」とし、昨年度研究発表を行いました。
 若戸小学校の研究実践では、道徳的価値の理解を深めるために、「これからの道徳」として、3つの視点(「導入」「展開前段」「展開後段」)をもって授業展開の工夫を考えました。
 授業を展開するにあたり、「導入」では、まずその教材ならではの「楽しい」授業の雰囲気づくりに視点をあてます。次に「展開前段」では、道徳的価値を吟味し、多様な価値観を引き出せるよう、中心発問に視点をあて、学習のねらいに深く迫ります。最後に「展開後段」では、中心発問について考えたことを展開前段と異なった視点・手法で話し合い、考えを深めます。
 研究発表会当日も、この3つの視点をもって授業が展開され、子供たちは登場人物の心情を理解するだけなく、教材を多面的・多角的に考え、活発に話し合うことができました。参観した教員も多くの刺激をもらいました。
 今後も道徳教育の充実を図る取組を行っていきます。