【知立市教育委員会】一斉授業研究会でめざす道徳の授業改善

 知立市では、知立市教育研究会を中心に、各教科の指導方法について研究を重ねています。道徳については、令和元年10月17日、知立小学校にて一斉授業研究会を開催し、道徳の授業改善について学び合うことができました。
 授業後の研究協議会では、元豊橋市立羽根井小学校長の藤原喜郎先生を講師に迎え、指導をしていただきました。藤原先生からは、
(1)人間的な弱さについて意見が出たときに共感的に聞いたり、問い返しをしたりすることで、子供から自分の弱さを受け止める発言や本音が出るようになる
(2)板書は、子供たちの思考の表れであるので、意見の中で注目させたい言葉に線を引いたり、授業の最後に「この(板書)中で『広い心』ってどれだろう?」と問いかけたりするなど、板書を生かすとよいということなどを教えていただきました。
 一斉授業研究会を行うことにより、多くの教師が授業づくりにかかわり、その中で授業指導方法について議論を交わすことによって、よりよい道徳のあり方について真剣に考えることができました。
 今後も、授業づくりを通して教師の「道徳授業改善力」を向上させ、令和2年度の研究主題である「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育」をめざして取り組んでいきたいと考えています。