【西尾市立佐久島しおさい学校】サイバーポリスゲームを通して考えよう
本校は、三河湾に浮かぶ島にある学校で、全校生徒児童24名(前期課程15名、後期課程9名)、複式5学級の小さな学校です。小規模特認校制度を利用して、約半数の13名が島外の自宅から通学しています。
子供たちは、仲よく遊んだり、清掃活動をしたりすることを通して、学年の枠を越えて一緒に過ごす機会に多く恵まれています。そうした学校生活の中で、オンラインゲームやSNSについての話題で子供同士が盛り上がっていることもあります。 このような本校の実態を踏まえ、全校児童生徒が、サイバー犯罪防止について共通理解を図ることが重要であると考え、愛知県警察のホームページにある「サイバーポリスゲーム」を実践することにしました。このゲームでは、日常生活で遭遇する恐れのあるインターネット犯罪への対処方法を学ぶことができます。 はじめに、「インターネット5つの約束」を読み、インターネットを使う上で守るべきことをおさえます。ゲームを進める中で、「5つの約束を全部言えたらポイントGET」というマスがあったり、「クイズ」や「問題発生」のマスに止まったときにこの約束をもとに考えたりします。このゲームは、2チームに分かれて行いますが、相手チームへの問題についても、意見を交流し合いながらゲームを進める姿が見られました。このゲームをする中で、子供たちの「これ、やっちゃうことがあるな」などといった正直な声も聞かれました。また、「チーム全員が発言できれば、2ポイント」といったものもあるので、全員が人任せにせず、真剣に考えることができました。 オンラインゲームやSNSの使用は、今後、ますます低年齢化していくことが予想されます。小中一貫教育という本校の特徴を生かして、今後も、情報モラル教育に力を入れていきたいです。 (ゲームを終えた感想) ・「問題発生」のようにならないように気をつけようと思った。 ・自分でトラブルに巻き込まれないように、また、トラブルを起こさないようにしたい。 ・危ない事件に巻き込まれないように、フィルタリングや設定も、しっかりやってトラブルを防ぎたい。 |