【豊田市立若林東小学校】異学年交流と地域交流

1 縦割り班活動による異学年交流
 発達段階に応じた児童相互の思いやりの心を深めることをねらいとして、異学年交流を継続的に行っている。運動会で、紅白に分かれて行う「応援披露」、異学年で一緒に給食を食べる「なかよし給食」、そして、1年生から6年生までを縦割りで42の班に分ける「ファミリー班活動」を行っている。「大縄集会」「秋・冬の祭典」は、この班を中心に取り組んでいる。「大縄集会」に加えて、昨年度から、1か月に1度の「ファミリー班遊び」に取り組んでいる。これは、異学年が一緒に活動する機会を増やすことと、高学年のリーダー性の高まりをねらっている。
 この取組をするようになり、高学年の児童が、どんな遊びを考えれば低学年の子が楽しめるのだろう、みんなが楽しむためには、どんなルールを考えればよいのだろう、そして、どんな声かけをすればやる気を出すのだろうと考えるようになった。難しいと悩む高学年の児童もいるが、異学年交流の核となるように取組を続けている。

2 体験的で地域と密着した活動
 本校は、周辺に田畑が広がっており、自然があふれ、昆虫や植物を採集することにも困らない。この恵まれた環境を生かし、体験に基づいた総合的な学習の時間の取組を行っている。3年生が大豆栽培、4年生がエコ活動、5年生が米作り、6年生が川の清掃等のボランティアに取り組んでいる。
 5年生の活動では、地元のボランティアグループの方と、農機具販売店の方から支援を受けながら、学校近くの田を借りて米作りを学習している。6月に田植を、10月には稲刈りを体験した。
 また、児童が地域の清掃に出向いたり(若林公園親子清掃活動、年に4回開催)、地域の「外根まつり」「若林ふれあい祭」に和太鼓部やブラスアンサンブル部が参加したりするなど、学校と地域が互いに協力し合う関係も深まっている。そして、今年度、地域学校共働本部は、「子供が、地域の一員として、意識をもって活動していけるようにする」ことをスローガンにした取組を行っている。

       
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