【南知多町教育委員会】郷土に誇りをもてる子供たちの育成

 南知多町教育委員会では、育てたい児童生徒像を「郷土に誇りをもち、心豊かに学び、心身ともに健康でたくましい児童生徒」として、各学校で教育活動を行っています。南知多町は、少子高齢化や人口減少が続いている地域ですが、町全体で子供たちの地域への愛情を育む取組を進めています。
 9月4日(金)には、師崎地区で「第8回小中サミット」が開催されました。2小学校、1中学校の代表児童生徒が、区長やまちづくり協議会の代表の方と、温かい地域づくりに向けて意見を交換しました。また、昨年度にこの会で考えた「やさしさ宣言」に対する各校の取組も発表されました。
 9月15日(火)には、日間賀島地区で「第9回日間賀サミット」が行われました。「過去と現在の日間賀島について知り、自分たちにできることを考えよう」というテーマで、児童生徒が地域の方と日間賀島漁業や観光業について学んだり話し合ったりしました。「私は島の現状や自分の将来について『どうせ』とか『どうでもいい』って感じていたけれど、改めて島の将来は私たちでつくっていかないといけないと思った」等の感想が見られました。
 南知多町の財産でもある「人の温かさ」に包まれて、これからも子供たちの郷土に対する温かい思いを育てていきます。

【豊田市教育委員会】道徳科の授業改善の推進

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 豊田市では、道徳科の授業改善を推進しています。
 令和元年度から研究推進校である豊田市立猿投台中学校は、研究テーマを「互いに認め合い、仲間とともに主体的に行動できる台中生の育成 ―コミュニケーション力を育てる道徳科の実践を通して―」と題して、道徳科の授業や評価の仕方について研究を進めています。令和2年11月には、コロナ禍のため参観人数を限定し、市内の中学校教員を対象に授業公開を行いました。各中学校を代表して参加した教員が、公開授業から学んだことをOJT研修として自分たちの学校に広めることで、各学校の授業改善に生かすようにしています。
 また、平成29年度から道徳教育の第一人者である大学教授等を講師として招き、道徳教育推進教員等を対象に道徳科の具体的な授業方法の研修を行っています。令和2年度は、豊田市授業アドバイザーを講師として、11月に「主体的・対話的で深い学びにつながる『道徳授業のつくりかた』」と題して、研修を開催しました。参加した小学校の教員から「授業を進める際の押さえるべきポイントや、振り返りを評価に生かす効果的な方法を学ぶこともでき、有意義な研修となりました」等の感想があり、充実した研修となりました。
 今後も、豊田市では、道徳科の指導に力を入れ、知・徳・体のバランスのとれた児童生徒の育成に努めていきます。


【日進市教育委員会】情報モラル教育

 日進市ではこれからの情報化社会を生き抜く力を養うために、各校が情報モラル教育を積極的に行っています。日進西中学校では、毎年生活安全教室を行っています。令和元年度は講師を招き、SNSの危険性や情報モラルについて講座を開きました。SNSを利用した時の自分の感じ方と相手の感じ方の違いが、トラブルの原因になりやすいことを学びました。また、講座終了後の振り返りでは「もしも自分がトラブルに巻き込まれたら」という仮定で、対応について話し合い、インターネットの世界には様々な危険が潜んでおり、安全に使用するためにはその危険性について意識を高めていかなくてはいけないことに気付くことができました。令和2年度は、教室でリモートによる講師の話を聞きました。生徒は真剣な表情で講師の話に耳を傾けて、自分の言動に責任をもつことの大切さに気付くことができました。
今後も児童生徒が正しい情報モラルをもち、適切な対応ができるよう支援していきます。