【東海市立緑陽小学校】各学年の発達段階に応じた情報モラル教育

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 本校では、文部科学省の情報モラル教材やNHK for school の教材、ビデオや資料をもとにしたオリジナル教材などを活用して、情報モラル教育の授業を行っています。
 6年生では、実際に起きたトラブルや事件のビデオや資料から、文字だけによるコミュニケーションの恐ろしさを実感するとともに、情報機器端末とのよい付き合い方について考えを深めました。12月には、「情報モラル教室」を予定しており、情報社会での規範意識を更に高めることをねらいとしています。
 5年生では、講師を招いて7月に、「スマホトラブル防止教室」を行いました。個人情報の取扱いにおける注意事項や、文字のみで会話することの難しさなどを学び、スマートフォンの便利さの裏側にある危険性を認識し、自分の身を守る使い方や注意点について学びました。
 4年生では、「スマートフォンやタブレットなどの使いすぎ」について学習しました。スマートフォンやタブレットを使いすぎてしまうという主人公に共感しながら、使う時間や見る回数を制限するために工夫できることを話し合い、これからどう行動すればよいかについて考えを深めました。
 低学年では、テレビやゲームは時間を決めて利用することの大切さを確認したり、家庭で決めたルールを交流し合ったりして、意識を高めています。
 特別支援学級では、話合いから、携帯電話を使って友達と連絡を取るときや、友達と話すときは「悪口を言わない、汚い言葉を言わない」ことに気をつけようと約束しました。
 今後も、児童が自身で判断して行動できる力を高めることをねらい、各学年の発達段階に応じた情報モラル教育を行っていきます。

【豊川市立中部中学校】SNS等のトラブル

 本校では、中学1年生の時点で、クラスの3分の1以上の生徒が、スマートフォンをもっているという実態がある。スマートフォンを使って安易に写真を撮り、SNS上に公開してトラブルになったり、SNS上で悪口を言ったことで、トラブルになったりする事案が発生している。本校のアンケートによると、SNSの危険性への認識が十分でなく、SNSをゲーム感覚で安易に利用している生徒が多いことが分かった。そこで、SNSへの理解を深め、安全で安心してSNSを利用できるように、中学1年生を対象に授業を行った。
 授業の導入では、SNSの危険性を具体的にイメージすることができるようにするために、SNSの利用が原因となった実際の事件の新聞記事を提示した。SNSは、生徒にとって身近なものであるため、興味深そうに新聞記事を読んでいた。その後、より自分たちに身近な問題として把握させるために、SNSのトラブルをテーマにした事例映像を見せた。自分たちの日常生活で見られる場面が多く再現されており、授業の振り返りに、「自分のこととして考えることができた」と書いている生徒もいた。
 その後、SNSでトラブルが起こらないようにするには、どうすればよいかを考える活動の中で、生徒から、「危険だから使わなければよい」という意見を引き出すとともに、その利便性についての意見も引き出し、意見が対立する場面を設定した。話合いの中で、SNSの危険性と利便性の二つの面から、SNSを安全で安心して利用できるようにするための方法を考えさせた。生徒からは、「家庭でのルールを決める」「相手がどう感じるかを考えてから送信する」「SNS上だけでなく、ふだんの関わりを大切にする」などの意見が出た。
 授業の振り返りからは、「SNSでトラブルになるのは、なぜかが分かった」「ふだんの生活でダメなことは、SNS上でもダメなことが分かった」「SNSは、危険な面もあるが、よい面もあるので、使い方をきちんと考えたい」などの意見が出た。
 情報モラル教育は、一度で完了するものではないので、今後も、継続して、生徒の実態把握を行い、その時々で必要な授業を行っていきたい。

【岡崎市立竜南中学校】 ネット依存

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 スマートフォンやタブレット端末によるSNSの利用が、健康や学習に及ぼす影響について授業を行いました。
 学習では、「勉強時間が30分未満で、スマートフォンを使わない生徒の方が、勉強時間が2時間以上で、SNSを4時間以上行っている生徒より、テストの平均点が高い」という資料を見て、生徒たちは驚いていました。
 また、「スマートフォンやSNSの脳への影響は、まだ研究が始まったところ」という話を聞いて、使い方を注意していこうという思いを高めました。
 授業の後半では、情報機器の使い方について考え、「1日のスマートフォン使用時間の上限を決める」「テスト週間は、スマートフォンを触らない」など、自分自身でルールを定めている生徒もいました。

【豊田市立敷島小学校】「笑顔」「あいさつ」で成長する敷島っ子

 本校では、「笑顔・あいさつで成長」を学校目標に掲げて取り組んでいる。
 「笑顔」については、学校生活の中で、「できた」「わかった」「やりきった」という場面を大切にし、子供が笑顔になる場面を多く作っている。また、地域の伝統芸能、「棒の手」や総合的な学習では、多くの地域講師が携わり、子供を地域の大切な存在として温かく見守り、快く足を運んでくださっている。その要因の一つに、子供の笑顔いっぱいのあいさつがある。日頃から呼びかけている「1.心を込めて、声を出して」「2.自分から」「3.相手の目を見て」の「敷島小あいさつ3か条」を浸透させ、学校だけでなく、それぞれの地域でも、あいさつができる子供たちを目指している。
 こうした生活の中で、子供たちが、「がんばったこと」「人とすてきな関わりができたこと」「学ぶことができたこと」を教師や地域の方たちが表彰する「スマイル賞」の取り組みを行っている。本校は、児童数が40名の小規模校であるが、「スマイル賞」は、10月末の時点で300枚以上も出されている。
 今後も、子供たちのよさを見つけ、自己有用感を高めていくことで、心を掘り起こす教育を推進していきたい。
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【瀬戸市立祖東中学校】 ネットモラル塾

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 長期休みの前に気がかりなのは、その過ごし方です。特に、ネットによるトラブルが懸念されています。モラルを大切に使用すれば、便利である器機も、その使い方を誤れば、一瞬のうちに凶器と化してしまいます。そのため、本校では、7月2日に、講師を招いて、「ネットモラル塾」を開催しました。
 講座では、「個人情報は安易に記載しない」「ほかの人が不快に思うようなことはしない」「著作権や肖像権に注意する」「メールを送る前には、必ず宛先や内容を確認する」などの話をしていただきました。また、講師が何度も紹介していたのは、「フィルタリング」でした。保護者の責務であるとうたわれているものの、その使用率は大変低いとのことでした。トラブルが起きる前の動きが必要であることを、改めて確認することができました。 

【清須市立新川中学校】 人権について考える

 本校では、12月4日から始まる「人権週間」に合わせて、生徒一人一人が、学校や学級で起こる人権にかかわる諸問題を認識し、それらを解決しようとする雰囲気を高められるよう、「しんちゅう人権スマイルキャンペーン」を行いました。
 キャンペーンでは、各学級で、人権やいじめについて話し合いました。そこで、陰口、悪口、暴力、SNS等でのトラブルなど、いじめにつながる行動をとっていないかを振り返りました。そして、いじめ撲滅のための「行動宣言」と「人権標語」を考えました。
 「人権集会」では、人権標語の優秀作品を全校生徒に紹介したり、いじめ撲滅のための行動宣言を発表したりしました。また、人権擁護委員の方に講話をしていただき、人権に関してより深く考えることができました。
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【豊田市立藤岡南中学校】 ともに生きる

 本校の教育目標は、「ともに生きる」です。この教育目標のもと、毎年、地域の方々と協力して「藤岡南ふれあいフェスティバル」を開催しています。
 生徒は、地域の方々に支えられながらともにブースを出して活動します。地域の方々とともに笑顔で活動する生徒の姿から、地域の一員としての自覚、地域の方々への尊敬と感謝の気持ちが芽生えているように感じます。
 その他にも、大きな声でブースへ呼び込みをしたり、幼い子供が来たときには、しゃがんで優しく対応をしたりと、素敵な姿にたくさん出会うことができます。それは、いろいろな人に出会う場だからこそ、その場に応じてどのような行動をすればよいのか判断し、成長しているからだと思います。
 「とよたSDGs(持続可能な開発目標)パートナー」として、住み続けられるまちづくりを、地域の方々とともに考え、いきいきと活動する学校を目指して、今後も、よりよい「藤岡南フェスティバル」にしていきたいと思います。

【岡崎市立竜谷小学校】 人権に関する授業

 12月2日に、代表委員会主催の「人権集会」がありました。そこで、代表委員が、「なかよしフラワー大作戦」の活動を呼びかけました。友達のよいところを見つけた子は、花の形をした紙にそのことを書き、廊下の掲示板に貼っていきます。人間は、嫌なところはすぐに見つけられますが、よいところは、なかなか見つけられないものです。こうした機会に、友達のよさに気付ける子供になってほしいと願っています。
 こうした取組を継続する中で、朝会の時間に、3年生、4年生、5年生、6年生が、人権擁護委員から、人権についての話を聴く会を開きました。人権擁護委員を務められている足立昇龍さんからは、「人権を守るには、自分と同じように相手を思いやって行動することが大切」という話がありました。足立さんは、「ドラえもん」の登場人物を例に挙げて、いじめられているのを傍観しているのも、「いじめ」になるということを分かりやすく教えてくださいました。そして、「自分が嫌だと思うことや、相手が嫌だと思うことをしないということ」を、改めて、確認しました。
 また、1、2年生も、「人権」について知ってもらい、自分や友達の人権を守っていくことができる子供になってほしいと願い、教室で絵本「ほんとうのことをいってもいいの?」の読み聞かせをしました。真剣な表情で聴き入る子供の姿が見られました。子供たちは、「たとえ本当のことであっても、相手を傷つけることは言ってはいけないこと」に気付くことができました。
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【一宮市立浅井中小学校】 3年生道徳科の授業実践

 3年生の道徳科で、NHK for schoolの教材「勇者になりたい」を使って、「本当の優しさとは何なのか」を考える授業を行いました。
 導入では、児童が思う「やさしい人」を発表させました。「困ったときに助けてくれる人」「一緒に遊んでくれる人」などの意見が出ました。そこで、「本当のやさしさと、やさしさでは、何が違うのだろうか」と問い、本時の教材「勇者になりたい」に入りました。
 今回の授業では、「心情円盤」を使って自分の気持ちを表しました。最初の気持ちを表したあと、「なぜそう思ったのか」をワークシートに書きました。やさしいといえる立場では、「主人公は、自分の希望していた席になれたから」「誰も悪者にせず、問題を解決しているから」などの意見が出ました。反対に、やさしいといえない立場では、「くじでずるをしているから」「欠席していた子は、嫌な思いをするかもしれない」という意見が出ました。
 その後、「やさしいといえる」「やさしいといえない」の立場で役割演技を行い、様々な立場から考える場を設けました。役割演技を終えた後、自分の気持ちに変化があれば、「心情円盤」を動かし、その理由を発表しました。
 最後に、「自分なら席替えの翌日、どうするか」を考えました。「席替えを、もう一度する」「欠席の子と自分の席を変わってあげる」という意見が多く出ました。これらの意見から、リーダーの行動は、本当のやさしさとは違うということに気付き、「本当のやさしさとは何なのか」をワークシートに記入しました。
 振り返りでは、「やさしさにも種類があると分かった」「最初は、やさしいと思っていたけれど、友達の意見を聞いて、自分の意見が変わった」「本当のやさしさは、一部の子だけではなく、みんなに平等にやさしくすることだと分かった」という意見が出ました。
 今回の道徳科では、多面的・多角的に考えたことで、児童の道徳的価値は深まったと感じました。今後も、道徳科の授業にしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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【豊田市立崇化館中学校】心が通う国際交流

 9月20日に、ラグビーワールドカップのウェールズ代表選手4名を招いて、生徒たちと交流会を行いました。
 会場となった体育館に入場する際には、全校生徒で花道をつくり、ハイタッチを交わしながら出迎えをし、温かい雰囲気の中で始まりました。
 選手たちによるラグビーの技術披露や、代表生徒のラグビー体験などが行われ、ラグビーへの興味・関心を高めることができました。
 最後には、3年生の生徒たちから心を込めた合唱をプレゼントしました。合唱を聴いた選手たちは、とても感激した様子で、「試合に向けて、エネルギーが湧いてきました」という言葉もいただきました。
 交流後、生徒からは、「交流会を通して、ウェールズ代表を応援したくなった。心が温まる交流ができてよかった。これからも外国の方と積極的に交流をしてみたい」という感想が多く寄せられました。選手たちからも、生徒たちからも、笑顔があふれるすてきな会となりました。

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【一宮市立北方中学校】情熱大陸カンボジア支援活動の講演を聞いて

 10月17日に、情熱大陸カンボジア支援活動をしている方を講師として招き、平和に関する講演会を行いました。
 日本とカンボジアとの文化の違いを始め、カンボジアの学習環境、医療環境を説明していただき、様々な問題に直面している現状について、深く考えるとてもよい機会となりました。講演会が終わったあとの生徒の感想では、「平和な世の中を感謝するとともに、戦争を引き起こしてはいけない」「カンボジアの子供たちの様子から、自分のこれからの行動を改める気持ちなどが芽生えた」という思いが書かれていました。また、講師の生き方から、支援活動について学ぶ、よい機会にもなりました。以下に、生徒の感想を紹介します。
 講演を聴いて学んだことは、一つ目は、私たちとは違い、自然と向き合って生活していることです。1年に1回は洪水が起き、安心して暮らせない地域があり、生活が厳しいところだと感じました。二つ目は、子供たちの様子から、毎日の生活がとても大変なのに、いつも明るい子たちばかりだということです。また、日本の支援で届けられた鍵盤ハーモニカを使った演奏は、とても心に残りました。講演を聴いて、カンボジアに対しての思いが変わり、自分のこれからの行動について見直すことができました。

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【一宮市立朝日西小学校】道徳科の授業実践

 本校では、現職教育で、「ペアやグループによる対話を通して意見交流をし、学級全体の場で意見を共有することにより、学びを深める授業」に取り組んでいます。
 道徳科の授業においても、机をコの字型にしたり、ペア対話や役割演技を取り入れたりして、子供たちが意見を発表し交流していく中で、道徳的価値を高めていけるようにしています。2年生では、場面絵を活用しながら、友達が花瓶を割ったまま放置したのを見た「私」の気持ちを考えました。「自分なら、友達に謝るように言って、一緒に先生の所に行く」「私が割ったと思われて、先生に叱られたらどうしよう」などの意見が出ました。また、割った子に対して、「これからは気をつけようね」と声をかけたいという児童が多くいました。この授業を通して、「よくないことを見たり聞いたりしたときは、相手の気持ちを考え、正直に行動しよう」という気持ちが高まりました。
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【豊田市立加納小学校】豊田市子どものけんり(人権教育)

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 12月4日から10日(火)の「人権週間」に合わせ、本校では、毎年、保護司が主催する劇団の方々を招いて、人権について全校で考える機会をもっています。今年は、「友だちはたからものだ 〜めざそう、のぼろう あの山に!〜」の劇を鑑賞しました。
 また、「豊田市子どものけんり学習ノート」等を活用し、人権に関わる道徳科の授業を、全校一斉に行っています。3年生では、子ども条例を題材にして、大切にしてもらえる権利や助けてほしいとき、無条件に守られることを伝え、友達同士で意見交流をしました。子供たちからは、「いじめられない権利があるって、初めて知った」「幸せに生きることは、守られているんだね」との声がありました。
 最後に、自分だけでなく友達、弟や妹の権利も大切にしなければならないことを学びました。今後も、自分の心や思いを大切にできる子供たちを育んでいきたいと思います。

【岡崎市立宮崎小学校】敬老者の方々との交流 ― みやざき敬老まつり ―

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 本校の児童の大半は、3世代同居や近所に祖父母宅がある家庭です。また、「○○さんちのおじいちゃん」「○○さん宅のお子さん」と、地域の敬老者の方々と子供たちが、お互いをよく知っている間柄になっています。子供たちの登下校の際には、「おはよう、今日は寒いね」「お帰り、元気かい」と敬老者の方がよく声をかけ、子供たちを見守ってくださっています。子供たちも、敬老者の方々を見かけると、「おはようございます」「こんにちは」と、進んであいさつをする姿が見られます。子供たちと敬老者の方々との間に、温かい絆が見られる学区です。
 本校学区では、「敬老の日」が近づくと「みやざき敬老まつり」が開催されます。本校児童も参加し、日々見守ってくださっていることへの感謝を込めて、敬老者の方々を「おもてなし」しています。本年度の「おもてなし」は、次の内容で実施しました。
1・2年生は、あやとりやお手玉などを教えてもらい、一緒に楽しむ。
3・4年生は、校内で育つお茶の葉を摘んで作ったお茶を出す。
5・6年生は、肩たたきやマッサージをしながら、話をする。
 参加された敬老者の方々からは、「たくさんの孫たちといるようで、楽しい」「元気がもらえる」と、喜びの声をたくさんいただきました。また、子供たちからも、「話をしていて、おじいちゃんたちは、いろんなことを知っていてびっくりした」「おばあちゃんは、すごくお手玉が上手だった」と、敬う声が数多く聞かれました。敬老者の方々と子供たちとの温かいつながりは、本校の宝です。いっそう大切に育んでいきたいと考えています。

【刈谷市立朝日中学校】自分のよさって何だろう?

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 本校の校訓は、「まごころ」です。相手のことを大切にする気遣いと、心配りが学校にあふれています。友達のことを大切にできる生徒ですが、自分のよさを自覚できずに友達と自分を比べてしまい、自分に自信を失ってしまう生徒も少なくありません。そこで、道徳科で「優しさの光線」を教材として授業を行いました。
 話の内容は、得意なことや好きなことがなく自信を失っていた主人公が、藤崎先生とのやり取りを通して、自分のよさを自覚し、前向きに生活していこうと気持ちを新たにするというものです。自分と同じような境遇の主人公について考えることで、自分のよさについて考えるきっかけにしたいと考えました。
 まず、「自分のことが好きかどうか」を、「心情円盤」で表現させました。多くの生徒は、自分にはよいところがないと感じており、好きよりも嫌いの割合が高くなっていました。
 授業の後半では、「クラスメイトのよいところ」を付箋に書き、相手に渡す場を設定しました。「困っているときに声をかけてくれて思いやりがある」と書かれた付箋をもらった生徒は、「え、そう」と照れくさそうにしていました。
 振り返りでは、「自分のことが好きかどうか」を、再び「心情円盤」で表しました。好きの割合が増えた生徒に理由を聞くと、「友達からよいところをたくさん教えてもらって自信がつきました」と発言しました。また、授業感想には、「話を盛り上げてくれると書いてくれたから、友達を励ましたり、小さなリーダーシップを発揮したいと思いました」「みんなが見ていないところでも、きちんとやれると書いてくれたので、ボランティアをしようと思いました」と書いていました。
 これからも、生徒たちの自己肯定感を高め、向上心をもたせるような実践を積み重ね、生徒たちの心を耕していきたいと考えています。

【安城市立安城南中学校】ケータイスマホ教室

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 本校の多くの生徒は、携帯電話・スマートフォンを所持している。家族・友人間で連絡を取り合ったり、ゲームをしたり、調べ物に使ったりしている。また、SNSを利用している生徒も多く、SNSでのトラブルも学年を問わず起こっている。
 そこで、本校では毎年、「ケータイスマホ教室」を開催している。今回は、2、3年生生徒が、インターネットの危険性について学んだ。
 「写真から、いろいろな個人情報を手に入れることができるということを、初めて知りました」「インターネットに、個人情報が載ることは、危険なことだと分かった」などと、写真や動画の一部分から個人が特定され、被害に遭ってしまうことがあることに生徒は衝撃を受けていた。
 今回の「ケータイスマホ教室」を通して、生徒は、携帯電話・スマートフォンの利用方法について、改めて見直すよい機会となった。
 今後、さらにスマートフォンの所持率が上がり、将来にわたって利用していく可能性があるため、このような教室を開催し、情報モラルについて学んでいく機会を設けていきたい。

【南知多町立豊浜中学校】情報モラル講演会

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 本校は、毎年、「情報モラル講演会」を実施しています。今年度は、愛知県教育委員会の事業を活用し、「実践!みんなのネットモラル塾〜正しい知識を身につけよう〜」をテーマに、「講演会」を開催しました。
 講師から、スマートフォンやインターネットに潜む危険性やその対策を理解し、犯罪やトラブルに巻き込まないように自分を守る方法など、具体的な事例をもとに話をしていただきました。生徒の感想には、以下のような記述がありました。
・SNSに画像や動画を載せると、住所や氏名などの個人情報が伝わり、ストーカー被害に遭う危険性がある。
・友達の写真を載せる場合は、本人から許可を得てからアップすることが大切である。
・SNSで、友達だから通じるだろうと思って安易に文を送ると誤解を招き、嫌な思いをさせてしまうことがある。
・一度アップすると拡散し、取り消すことがほとんどできない。
・アップする画像によっては、犯罪につながってしまう場合がある。
・情報を発信する前に、十分内容を確認しなければならない。
・家族でルールを決めて使うようにしたい。
 今回の「情報モラル講演会」を通して、生徒は、改めてSNSやアプリケーションの使い方、言葉の使い方等のモラルやマナーを守ることの大切さや、気軽に使うことの怖さを知ることができました。
 今後、ますますスマートフォンが、身近で便利なものとなっていくと思われるため、家庭でのルールづくりや生活習慣の見直し等の働きかけを、定期的に行っていきたいと思います。


【北名古屋市立訓原中学校】ハートフル教室

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 12月2日に、1年生を対象に「ハートフル教室」を行いました。目的は、次の二点です。
1.生徒が自己肯定感を高めることができるようにすること。
2.将来起こりうる状況に対応できるように、SOSを出せるようにすること。
 最初に、保健委員の1年生による「自分を大切にしよう」というテーマのプレゼン発表がありました。次に、スクールカウンセラーによる「苦しいときは、信頼できる大人に相談しよう」というメッセージを聞いたり、音楽グループの「あかり」という曲を動画とともに聴いたりしました。具体的な事例が多く、生徒は、自分自身のことを振り返りながら、真剣に聞き入っていました。
 生徒の感想には、「悩みがあったら自分で努力するだけでなく、もっと相談しようと思った」「自分を大切にすることと同じくらい、友達のことを大切にしたいと思った」という意見がありました。
 学校と家庭が、楽しく、温かみのある生活の場になり、困ったときにはお互いに助け合える場になることを願います。

【大府市立大府南中学校】ルールとマナー

 本校の特別支援学級では、道徳科の授業で、自分の考えを自ら板書し、意見交換を行っています。板書することで、自分の意見を抵抗なく表現したり、友達の意見と比較したりすることができます。
 11月には、SNSでの「ルール」と「マナー」について考えました。主人公による、投稿から始まったやりとりによって傷ついた友達が、学校に来られなくなり、保護者が弁護士への相談も考える事態になるという話から、「ルールとマナーが、なぜ必要なのか」を話し合いました。生徒たちは、SNS上でも、名誉棄損罪として社会的制裁があることを知り、「不特定の人が目にするものに、個人情報を載せない」「ルールもマナーも、みんなが安心して気持ちよく過ごすためにある」などの意見が出ました。また、「今日から、SNSの使い方を見直したい」と考える生徒もいました。
 12月の人権週間でも、学校全体で、インターネット上の人権について考えていきたいと思います。

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【小牧市立桃陵中学校】健全な心の育成を目指して

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 心身ともに大きな成長期を迎える生徒たちに、自己の心、他者の心を大切にする意識をもたせるために、臨床心理士の上圓幸子先生を招いて、「コミュニケーショントレーニング」や「カウンセリングマインド」を学びました。
 「人のきもち、自分のきもち」という話を聞いて、人には必ず、好き嫌いがあり、それは自分の箱からはみ出しているからだということが分かりました。自分が当たり前だと思っていることでも、他人からしたら当たり前ではなく、自分以外の人の気持ちも考えて行動できる人になることが大切だということを実感しました。
 生徒の感想には、「他人と自分との価値観の違いを理解し、相手を受け入れられる箱のを大きくしていきたい」という記述がありました。
 また、話の中で、「私のせいじゃない」という本を紹介していただきました。道徳科でも扱かった教材で、「いじめはやっている本人だけでなく、その周りでただ見ているだけの人も、いじめた側の仲間に入っているのだ」ということを学びました。
 今回の話を聞いて、友達との関わりについて深く考える機会となりました。