【豊橋市立吉田方中学校】学校保健委員会「笑顔の健康効果」

 11月19日に、全校生徒と保護者を対象に、「心の健康が体に影響を及ぼすメカニズムを知り、ストレスに負けない思考パターンや生活習慣を自ら築くことで、明るく、健全な将来を築こうとする態度を育てること」をねらいとして、学校保健委員会を行いました。講師は、西田メディカルクリニックの院長・西田元彦先生で、「笑顔の健康効果」について話をしていただきました。健康委員会の発表では、委員の生徒が、効果的な瞑想の仕方やヨガの活用方法を実演しました。全校生徒で体験したことで、ストレス軽減の方法を実感することができました。また、講話から、心の健康と体の健康がつながっていることを理解することができました。生徒たちは、今後、取り組んだり改善したりする点を考えることができました。
(講演を聞いた感想)
 いつも何げなく笑っていることが、健康につながっていると初めて知りました。そして、作り笑いでも健康につながると知って、おもしろいなと思いました。笑顔は、次の人へ、そして、次の人へとつながるので、みんなで笑い合えたらよいなと思いました。ストレスは、ためていてもよいことはないので、自分の解決法で、気持ちを楽にさせるようにしたいです。

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【犬山市立東小学校】温かい心が広がるハートフル集会

 本校では、12月の人権週間に合わせて、「ハートフル集会」を行っています。集会では、代表児童による発表、全校合唱、職員による詩の朗読などが行われ、様々な優しさにふれて、心にしみる温かな時間を全校で共有する場となっています。
 集会に向けて、11月中頃から準備が始まり、子供たちは、ふだんの生活の中での「ありがとうの話」を振り返って、「ありがとうの詩」や「標語」を作成します。各学級2名が、代表として選ばれ、昼の放送や集会で発表します。身近な家族や友達、普通の暮らしができることへの感謝など、毎年、様々な作品が披露され、よりよい人間関係について考える機会となっています。
 また、朝の歌として、「ともだちはいいもんだ」の練習を進めていきます。歌詞の意味を考えながら優しい気持ちで歌うことで、全校に一体感が生まれます。職員による詩の朗読は、聞いてくすっと笑ってしまう詩、思いに共感できる詩など、様々な角度から人とのつながりを感じられる内容となっています。
 今年も、これらの取組を通して、温かい心がたくさん降り注ぐ集会になることを願っています。

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【東郷町立高嶺小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 子供たちにとって、身近な存在となっているスマートフォン・携帯電話などの情報機器は、便利なツールです。しかし、一方では、様々なトラブルを引き起こす可能性もあります。そこで、情報機器と上手く付き合っていくために、外部から講師を招き、4年〜6年生とその保護者の方を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。
 スマートフォンや携帯電話を、安全に正しく使うためのルールやマナー、自分に起きる可能性のある身近なトラブルを、未然に防ぐための対処法について、映像と話を通して学びました。SNSに安易に情報を流すと、犯罪に巻き込まれてしまう例や、ゲームで知らない人とやり取りをして、なりすましに出会いトラブルに巻き込まれた例などの話に、子供たちは、とても真剣に聞き入っていました。
 講演後には、「スマートフォンを使うときは、時間を決めて使おうと思います」「SNSは、便利だが、使い方を間違えると大変だから、ルールを守りたいと思います」等の感想がありました。
 今後も、家庭と学校が協力して、児童の情報モラル育成に努めていきたいと思います。

【蒲郡市立三谷小学校】人生100年計画!健康で長生きのこつ〜健康な生活について学ぼう〜

 本校3年生が、「人生100年計画!健康で長生きのこつ」と題し、健康な生活について学習しました。
 「どうすれば100歳まで生きていられるのか」を、家の人に聞いたり、本で調べたりしました。そして、元気なおじいさん、おばあさんに、「どんな生活をすればよいのか」を聞いてみたいという思いから、地域の健康長寿18名の方を招きました。人生のお手本の人と間近で接し、「運動」「食事」などの生活習慣で気をつけていることや、「趣味」等の楽しく生きるための方策など、たくさんの「健康で長生きのこつ」を教えてもらうことができました。
 「大切だと思ったのは、趣味をもつこと。いろいろ楽しめて、心がうれしくなるから、これがよいなと思いました」「長生きのこつは、つながっていると分かりました。歯を守ると、いっぱい食べられて、いっぱい食べると動けるというように、一つのことがいっぱい広がるので、できることからどんどんやっていきたい」等のふり返りがありました。健康で人生を楽しむことが、大切であることに気づくだけでなく、自分の生活をどうすべきかを見つめ直す機会となりました。
 これからも、人と関わりながら、よりよく生きる喜びを感じる心が育まれていくことを願っています。

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【小牧市立篠岡中学校】人命救助をしよう

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 2年生の保健体育、「傷害の防止」の授業での取組を紹介します。養護教諭と協力し、心肺蘇生、AED使用の実習を行いました。胸骨圧迫の訓練装置「アッパくん」と、この授業のために、制作したタブレットPC用の「AEDシミュレータ」を使って授業を行いました。この自作ソフト「AEDシミュレータ」は、AEDの指示音や、ランプの点滅などがタブレットPCによってリアルにシミュレートされます。
 授業では、「ランニング中に、一緒に走っていた友達が突然倒れた」という場面を想定して実習をしました。実習するグループと、それを観察するグループに分かれて行います。緊張感のある真剣な取組が見られました。緊張感をもって、真剣にやっても、改善点はいくつも見つかります。観察していた生徒から意見をもらい、熱心に聞いていました。
 「一番は、何も失敗しないこと」。授業の中で、何度も繰り返された言葉です。たくさんの人がいる中で、自分が率先して、心肺蘇生をすることは、勇気がいることです。今回の授業を通して、「勇気が必要だけれど、思い切ってやろう」という意識をもつことができた生徒たちは、自信に満ちた頼もしい顔になったように感じました。

【犬山市立池野小学校】SNSと上手につきあっていこう

 子供たちの中には、SNSに興味をもち、情報を得たり、自分で発信したりする子もいます。「動画共有サービスを毎日見ている」「お母さんのスマートフォンで、無料通信アプリをしている」という子もいます。好きなアイドルのSNSウェブサービスを見て、情報収集するのはもちろん、中には漢字を調べるときに辞書代わりに使う子もいます。
 そんな便利な道具のある社会に生きている子供たちに、「SNSは、絶対にやってはいけない」「スマートフォンを触ってはいけない」と言うことは難しく、むしろそういった機器を上手に使ったり、危険を知った上で正しく活用したりすることが、これからの情報社会に必要なことではないかと考えます。
 本校では、日頃から講師を招いて、プログラミング学習やワープロの練習などに取り組んでいます。年に一度、全校で「情報モラル学習」を行い、各学年に合わせた内容で授業を展開しています。4年生で行った授業の感想では、「SNSに投稿するということは、覚悟をしなければいけない」「スマートフォンやタブレットは、便利だと思ったけれど、危険なことがひそんでいることが分かった」といった声が聞かれました。
 また、SNS投稿や動画を見ることは家庭で行うため、家庭での協力が不可欠です。学習したプリントは、家庭に持ち帰り、使い方のルールや時間などを再確認する機会となりました。

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【瀬戸市立下品野小学校】道徳科授業実践「ケンタの役割」

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 5年生の道徳科の授業では、「ケンタの役割」という教材を通して、役割を選択するときに考えなければならないことについて話し合いました。
 この教材では、委員会の仕事のしめきりと、リレーの大会の前日練習が重なり、どちらの役割を選択するか考えます。
 子供たちからは、どちらか一方の役割を果たすという意見と、「委員会の仕事をして、リレーの練習は当日の朝すればよい」等の、両方の役割を果たそうとする意見が出ました。
 その後、「リレーの練習に行った場合」「委員会の仕事をした場合」「委員会の仕事をし、リレーの練習を当日の朝行う場合」のそれぞれについて話し合うと、どの意見にもよい所も悪い所もあり、誰かには迷惑がかかってしまうということに気づくことができました。


【豊川市立東部中学校】1年生「命を大切にした生き方を考える」授業

 本校では、仲間と共感的に関わり合い、学びを深めることを通して、創造力豊かで、実践力のある生徒の育成を目指しています。1年生で「ゆりちかへ ママからの伝言」を教材とした「命を大切にした生き方を考える」の授業実践を行いました。この教材は、妊娠とほぼ同時に脊髄にがんが見つかった著者が、命をかけて子供を出産し、残された時間で子供へのメッセージを綴った手記です。
 生徒は、治療(晃子さんの命)か、出産(子供の命)のどちらを選択すべきか考えました。一つの命しか救えないという葛藤の中で、仲間の考えと違う点を挙げて意見を発表し合いました。話合いは、平行線になりましたが、どちらを選択しても命を大切に考えた行動になると気づきました。
 話合いの後に、晃子さんの選択を知らせ、晃子さんが出産の後に闘病しながらも、我が子に向けてメッセージを残す映像を視聴しました。晃子さんが、自らの命を犠牲にしたのではなく、精いっぱい大切に生きたことを学び、命が周りの人に与える影響についてまで視野を広げました。
 授業の始めと終わりに、「命を大切にした生き方」について問いました。「命は大切なもの」と何となく考えていた生徒たちは、「目の前のことに懸命に取り組むこと」「周りの人の支えがあっての自分」と考えを深め合いました。
 今後も、仲間の考えを認めながら、自身のよりよい生き方を考えられる道徳科の授業を行っていきたいと思います。

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【西尾市立一色東部小学校】村のために みんなのために 〜一色を愛した神谷傳兵衛〜

 本校は、「対話的な学びを通して、思いや考えを広げ深めあう子の育成〜地域の人・もの・ことを生かした授業づくり」という研究主題で取り組んでいる。今回の道徳科では、地域に貢献した「神谷傳兵衛」を教材として、ゲストティーチャーを招いて行った。
 本教材は、地域で活躍した「神谷傳兵衛」が、故郷の発展のために貢献したことについて考え、議論する道徳である。導入では、自分たちの地域のよさに目を向けさせるが、なかなか実感を伴って考えることは難しいため、写真などを活用して紹介した。また、ゲストティーチャーに「神谷傳兵衛」が、校区の神社に奉納した常夜灯について、話をしていただいた。子供たちにとって、身近な神社について詳しい話を聞くことで、興味関心をもつことができた。さらに、前時までに、昔の偉人「小林虎三郎」を題材にした「米百俵」の教材を使って偉人の思いを学んだことで、「神谷傳兵衛」も国や郷土を愛したことが分かった。
 本時では、郷土や国のために尽くした「神谷傳兵衛」が、いかに地域を愛していたかについて話し合った。終末では、もう一度ゲストティーチャーに、子供たちが話し合ったことをふまえて、語っていただいたことで、子供たちの意識が高まった。
 この授業を通して、子供たちは「神谷傳兵衛」の功績を知り、今の自分たちがあるのは、「神谷傳兵衛」のおかげだと感謝する子が多かった。また、将来、自分も「神谷傳兵衛」のように、地域に貢献できる人になりたいと、夢を語る子もいた。TVのコマーシャルで使われている「牛久シャトー」も「神谷傳兵衛」が建てたものと知り、びっくりしたと同時に、身近にすごい人がいることを知ることができた。
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【蒲郡市立三谷東小学校】南山美化活動

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 本校は、自然豊かな環境で、校内に「南山」という木々が生い茂る山があります。春には、タケノコが生え、夏には、カブトムシやクワガタが採れ、秋には、紅葉を楽しませてくれる子供たちにとって魅力のある山です。しかし、手入れをしないと、すぐに人が入れない状態になってしまいます。そこで、平成28年度より、PTA活動の一つとして、11月に「南山美化活動」を行い、山の手入れをする活動を行っています。あらかじめ、地域のボランティアの方に、木々をチェーンソー等で切っていただき、活動日当日は、親子で切った木々を運び出します。運び出した木や草は、4tもある大きなコンテナに入れ、業者に処分をお願いしています。子供たちも、自分たちの使う山をきれいにしようという意識をもって活動に取り組んでいます。
 活動を終え、すっきりした「南山」を見て、子供たちは、「これで、来年も南山で追いかけっこできるね」「タケノコとり楽しみだね」と自分たちの活動できる場が守られていることを実感していました。

【豊田市立小渡小学校】2年生道徳科授業実践「おまつり」

 本校は、豊田市北部にある全校44名のへき地・小規模校です。矢作川と緑に囲まれた自然が豊かな場所にあります。日頃より、子供たちが、地域の行事に参加することも多い学区です。そこで、2年生が「ふるさとのすばらしさについて考えよう」の実践をしました。
 資料「おまつり」は、主人公が、おはやしを練習するのが嫌になり、やめたいと思っていましたが、祭りが何百年も続くものであり、父も子供の頃に練習をしてきたことを知って、祭りを大事にしようと練習を続けていく話です。
 導入では、主人公の心情にせまるため、祭りの様子を写真や動画で見ました。自分の考えをしっかりもつために、自由に自分の意見を相手に伝える「ペアトーク」を行いました。話合いでは、友達の考えと比べながら自分の意見を伝え合いました。自分たちの住む町のすばらしさが続くためにどうしたいのかを考え、「お祭りで太鼓をたたくので、みんなに喜んでもらえるように練習を頑張りたい」「地域の行事を大切にして、続けていきたい」と発表しました。
 道徳科で学んだことを生かせるよう、生活科の学習では、地域探険を行いました。地域の寺で、寺の由来を住職から聞いたり、商店街で働く人たちにインタビューをしたりするなどして、地域の人の思いにふれることができました。子供たちは、これからも地域と関わりながら、自分たちもふるさとを大事にしたいという思いをもちました。

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【蒲郡市立西浦小学校】情報モラルを身につけよう

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 小学生の「将来の夢」の中に、最近は「ユーチューバー」(動画閲覧サイトに、自作動画を投稿する人)が入る。本校の児童も、日常生活の中で、「ユーチューバー」が投稿した多くの動画を楽しんでいる。しかし、自分が動画配信するとなると、どんな危険が潜んでいるのか、教材「動画配信の罠?」を通して考えた。
1.動画での行為が、周りの人に迷惑をかけているかもしれない。犯罪につながるかもしれない。最終的には、一人で解決できず、家族に迷惑をかけてしまう。
2.配信動画を削除しても、一度拡散されたら永遠に消せない。怖い。
3.画像に写っているものから、学校名・住所・氏名などの個人情報が不特定多数の人に知られてしまう。誰かが家に来るかも…。軽い気持ちで配信してはいけない。
4.炎上などネット攻撃の対象になったら、心が傷ついたり、つらくて外に出られなくなったりする。すごく怖い。など、たくさんの意見や感想が出た。スマートフォンやタブレットなどを正しく上手に使い、今後も、楽しく豊かな生活を送ってほしい。

【小牧市立小牧原小学校】情報モラル教育

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 子供たちは、学年が上がるにつれ、パソコンやスマートフォンを通してインターネットを使う機会が増えてきています。そこで、3年生では、インターネットを安全に正しく利用するために、マナーや注意事項を学びました。実際にあった事例を、プレゼンテーションで見て、セキュリティーの大切さやSNSによるトラブルを起こさないようにするためには、どうしたらよいか友達と相談したり、考えたりしました。
 子供たちからは、「しっかりとパスワードをかけて人に見られないようにしよう」「文字だけでは伝わらないときがあるので、大事なことは友達に会って話した方がよい」という意見が出ました。

【岡崎市立福岡中学校】 真の親切とは?

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 中学2年生の教材「松葉杖」で、授業を行いました。交通事故で1年以上も登校できず、松葉杖を使う姿で転校してきた大野くん。最初は、大野くんに親切にしようとみんなで話し合い、自分の得意なことで大野くんのために役立とうとします。ところが、大野くんは、勉強も将棋も誰よりもうまくできる人であるということが分かるにつれ、親切にする気持ちが失せていきます。そのうち、大野くんに親切にしようとする人は、いなくなりました。ある日、大野くんの松葉杖に引っかかって転んだ女子たちが、大野くんを責め立てます。それを見た伊藤くんが、「みんな誰のために親切にしてやっていたんだ」と投げかけます。
 授業では、「生徒たちの親切は、親切と言えるのだろうか」と問いかけました。親切とは言えないと主張する生徒に対して、ある生徒は、「大野くんの役に立つことをしたのだから、紛れもなく親切だろう」と言いました。すると、「相手が、自分よりよくできると分かったとたんやらなくなるなんて、相手を悲しませるのは、親切ではない」「自分の自己満足で相手に押しつけていただけで、親切とは言えない」「相手のことを思う気持ちがない親切は、本当の親切ではない」「思いやりのない親切は、存在するのだろうか」と疑問が膨らみました。
 さらに、「見せかけだけの親切があるとしたら」と問いかけると、「先生によく思われて成績をあげるためにする親切」「お年寄りに何か買ってほしくて、悪い人がする詐欺のような親切」などがあがりました。「それをレベル0とすると、教材の生徒の親切は何レベル」と問うと、「30から40レベル」「自分のアピールも入っているし、自分より上とか下とかで親切をするのは本当の親切ではないと思う」「100レベルの親切ってどんな親切だろう」そんな問いかけの連続の中で、生徒たちは、思いやりの表れであるべき真の親切に気づき始めました。自分のこれまでの親切は、どうだったのか。授業の振り返りの時間には、自分の親切のレベルについて自己評価し、これからどんな親切をしていきたいかについて考える姿がありました。

【長久手市立長久手中学校】歩きスマホをどうするか

 3年生の道徳科の授業で、「歩きスマホをどうするか」ということをテーマに授業を行いました。
 「歩きスマホを禁止する法律は必要か、必要でないか」の議論では、双方どちらの意見もあり活発なものとなりました。
 法律が必要と考える生徒の意見としては、
・歩きスマホが、原因の事故が減るかもしれない。
・迷惑をしている人がいるなら必要だと思う。
 法律が必要でないと考える生徒の意見としては、
・そのくらいは、自分で考えて行動するべきである。
・地図など、必要なことに使っている人もいる。
 以下は、授業後の生徒の感想です。
・歩きスマホは、事故にもつながるから、危険だと思うし、自分がけがをすることもあると思う。本当に今必要かどうか考えて使うべきだと思う。
・自分は大丈夫と思っている人こそ、事故を起こすので、歩きスマホのその先をもっと一人一人が理解をしなけらばならない。

【日進市立日進東中学校】「考え、議論する道徳」の研究として

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 本年度、本校では、現職教育のテーマとして「自信を育む考える授業の創造〜自己、他者、教材との対話を通した深い学び〜」をテーマに、授業作りに取り組んでいる。道徳科の授業においても、自己、他者、教材との対話を通した深い学びができるような活動を積極的に取り入れている。
 2年生で実践した「違反摘発」では、父の危篤の連絡を受けた男性が、制限速度を超え走行したため、警察に検挙され、父の最期に立ち会えなかった話と、病院に急いでいる人の車にはねられ、亡くなった遺族の話を題材に、法を守ることの大切さについて考えた。個人の名前を記した「ネームプレート」を使い、自分自身の意見をクラス全員に分かるようにし、グループで討論する際の意見の交流を円滑にし、考えを深めさせる取組を行った。また、班ごとにホワイトボードを使用し、出された意見を記入し、黒板に掲示することでどのような意見が出ていたのかを、クラス全員に確認させた。それぞれの話を聞いて、自分はどう思うのかという話合い活動を行い、その結果から、自分の考えの変容を全体に表すことで、他者の意見の変容を感じたり、考えを深めたりするきっかけを作っていた。生徒にとって「法やきまりが存在する意義」について、理解したり、自らの義務を果たそうとしたりする姿勢を育むことのできる実践となった。 

【刈谷市立富士松中学校】スマホ・インターネットモラル教室

 本校生徒の携帯・スマートフォンの所持率は、全体で80%を超えている。また、インターネットができる環境については、ほぼ全員の生徒が気軽に使える環境にある。そのような中で、これまでにSNSによる生徒同士のトラブルがあった。また、インターネットがどのようなものかを分かっておらず、写真や動画を簡単に掲載してしまうケースも見られた。
 そこで、「スマホ・インターネットモラル教室」を開催している会社に依頼し、スマートフォンやインターネットを使用する際のモラルやマナー、どのような怖さがあるかを具体的な事例をもとに話していただいた。
 話を聞いた生徒は、「インターネットで、こんなにも多くの被害があるとは知らなかった。今後は、インターネットの使い方について、しっかりと考えていきたい」「SNSは、気軽にできるからこそ、私たちは十分にSNS利用についての知識をもつ必要があると感じた」「僕は、まだスマートフォンを持っていないけれど、スマートフォンを持ったときには、十分に気を付けたい」などの感想があった。
 今回の「スマホ・インターネットモラル教室」を通して、生徒は、改めてふだん気軽に使っているスマートフォンやインターネットのモラルやマナー、怖さを知ることができた。今後、更にスマートフォンの所持率が増加し、低年齢化すると思うので、機会があるごとに、このような教室を開催し、生徒に情報モラルを学ぶ機会を設けていきたい。

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【一宮市立浅井中学校】道徳科の授業実践

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 本校では、道徳科の授業について、学校全体で教員研修を重ねてきました。
 今回の授業では、教材「四千頭の命」を用いて、ペットの命の重さについて話し合うことで、命はかけがえのないものであるということを理解し、自他の生命を尊重して生きようとする気持ちを高めることをねらいとして授業を行いました。
 資料を読んだ生徒の感想の「かわいそう」「飼い主が無責任だ」「最後まで飼ってほしい」から、生徒が話し合いたい内容を決め、「ペットの命」について話し合うことに決めるという問題解決的な授業の流れを取りました。
 グループごとに、ホワイトボードでイメージマップを作り、話し合いを深めさせ、それを全体で共有しました。その際に、イメージマップで分類しながら板書をしました。分類すると、「命について」「飼い主の責任について」「ペットの命を大切にするための手段について」の三つの内容になりました。本校では、このように、イメージマップなどの思考ツールを用いてグループで話し合うこと、それを類型化しながら板書することの研究を進めています。
 全体での話合いでは、教師から補助発問を行い、「ペットの命」について考えを深めていきました。例えば、ペットを捨てる人に罰金などの厳罰を処するという意見に対して、「そうするとどうなると思うか」と話し合わせたところ、「ばれないように捨てる人が増えるのでは」「野良犬が増えてしまうのでは」「どうすればよりよい社会になっていくのか」と試行錯誤させることができました。また、生徒の「殺処分した方がペットは幸せかもしれない」という発言から、全体で話し合い、「ペットの命と人の命の違い」について考えを更に深めました。
 授業のまとめでは、「今後、動物を飼う場合、本当に最後まで飼えるのかしっかりと吟味してから判断していきたい」「もし自分がペットだったらと考えていくことが大切だと思った」「ペットを引き取ってもらうボランティアに参加し、一匹でも多くのペットの命を救いたい」など、それぞれの思いを共有することができました。
 

【岡崎市立常磐東小学校】ありがとうの手紙

 本校は、市内の山間部に位置する全校46人の小さな学校である。自然が豊かで、地域の方も学校教育に大変協力的な地域である。そんな環境を生かし、本校では、体験を通した学習を重視している。2年生の道徳科でも、行事や教科学習と絡めて、学習を進めることがある。そこで、今回の教材「ありがとうの手紙」でも、生活科や国語科とかかわって学習を進めることにした。
 「ありがとうの手紙」は、感謝の気持ちを伝えることの大切さを考えるとともに、手紙を書く学習である。親切にしてもらったときに、その場で言う直接的な感謝の言葉だけでなく、日頃の生活の中で、改めて考える感謝もあるということに気づかせる。また、どうすれば、その気持ちが伝わるのかというところから、「ありがとうの手紙」を書く活動につなげたいと考えた。
 子供たちは、教材文での学習から、具体的な事柄や、そのときの喜びなどを表現してあるとうれしいことに気づいた。また、それに関連した絵が添えてあると、より気持ちが伝わると考えた。そこで、どんな人に日頃の感謝を伝えたいかを考えたところ、両親や祖父母といった身近な大人や、遊んでいる友達を挙げた。その思いをはがきに書き、ポストに投函した。子供たちは、早く伝えたいのか、「いつ届くのかな」と、出す前からとても楽しみにしていた。
 後日、「お手紙が届いたって言われたよ」と、うれしそうに報告する子供の姿があった。中には、「こっちがありがとうなのに、向こうもありがとうと言ってたよ」と、つぶやく子供もいた。
 今回の活動を通して、子供たちの表情から、日頃の感謝の気持ちを伝えることのよさを体感できたことが伝わってきた。

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【東郷町立諸輪小学校】インターネットの安全な使い方

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 本校では、携帯電話やスマートフォンを所持している児童が増えています。特に、高学年の児童が多く、調査から4年生55人中29人、5年生71人中40人、6年生88人中58人ということが分かりました。そこで、外部から講師に招き、「インターネットの安全な使い方」と題し、情報モラルについて学ぶ機会を設けました。
 学習やゲーム、音楽、買い物、動画など、スマートフォンやゲーム機から、手軽につながるインターネットの利便性を知り、有効利用する時代になっていることを学びました。しかし、ネットトラブルに関しては、無知な児童が多いことから、実際にトラブルに巻き込まれた事例を紹介していただき、その恐ろしさを学ぶよい機会となりました。
1.ネット依存(使い過ぎない)
2.ネットいじめ(相手が嫌がる書き込み等をしない)
3.誘い出し・なりすまし(インターネットやゲームの知り合いには会いに行かない)
4.個人情報(個人情報はむやみに書かない)
5.ネット詐欺(うまい話や架空請求に騙されない)
6.チェーンメール(受け取っても気にしない、友達に送らない)
7.著作権・肖像権(人の写真やイラストは無断で使わない)
 上記の七つのことに気を付け、心にスキを作らないようにするとともに、インターネットにつながるツールは、家庭でルールを決めて使用することを教えていただきました。この機会を大切にし、児童がネットトラブルに巻き込まれないように指導を続けていきたいと思います。