【大治町立大治西小学校】 おはようハイタッチ運動

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 本校では、生活委員会が中心となって、「おはようハイタッチ運動」を企画し、実行している。これは元気よく挨拶をして、気持ちよく一日をスタートすることができるように、毎月、2週目の火曜日に行っている運動である。
 また、児童会役員から提案があった「挨拶アーチ」を製作した。児童がたくさんの人と気持ちよく挨拶をし、人との関わりを広げていく意識を少しでももってもらうために、「おはようハイタッチ」実施日に設置している。
 生活委員の児童だけでなく、児童会の役員・各学年の学級委員や教員、さらには、地域のボランティアの方も参加している。そのため、身近な友達・教員だけではなく、異学年の児童や地域の方とハイタッチを入れた挨拶を行うことができ、笑顔で挨拶をする児童が増えてきた。また、「おはようハイタッチ運動」以外のときにも、ハイタッチをしながら挨拶をする児童もおり、元気な挨拶の習慣化へのきっかけとなっている。

【豊橋市立賀茂小学校】感謝の気持ちが生まれるよ

 本校は、毎週水曜日の給食後に、「賀茂タイム」という時間があります。今年度は、特に「縦割り班での活動を充実させよう」と考え、取り組んでいます。そこでは、6年生が中心となって、一緒に行う遊びを決めたり活動の取りまとめをしたりしています。 
 今年度は、これまでに、「ウォークイン賀茂(ウォークラリー)」「サツマイモのつるさし」「どろんこ体験」「短縄大会の練習・本番」「スイカを食べる会」などを行いました。その中のスイカは、6年生が、「スイカを下級生に食べさせてあげたいな」「きっと喜んでくれるよね」という思いで、5月から学校の畑で育ててきた収穫物です。
 縦割り班で活動した後の子供たちは、満足そうな笑顔です。その気持ちを大きめの付箋に書いて掲示し、全校で伝え合うようにしています。「みんなと遊べて楽しかったよ」「すごいねって言ってもらえてうれしかったです」「教えてくれてありがとう」「遊びを考えてくれてありがとう」「アドバイスできてよかったです」「スイカはすごくおいしかったよ」
 これからも、縦割りで、そして全校で心を通わせる交流の場の一つとして「賀茂タイム」を充実させていきたいと思います。

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【刈谷市立日高小学校】国語科と関連づけた道徳教育

 近年、SNSが発達し、簡単に相手に用件を伝えることができ、誰もが使える便利な情報ツールとなっています。しかし、トラブルも多くあります。そこで、4年生では、SNSでトラブルにならないように、ネットモラルについて学習しました。
 まず、SNSで顔が見えない相手に何かを伝えるときに、自分の思い込みのせいで、相手にいやな思いをさせてしまったり、思いがうまく伝わらなかったりすることを体験しました。「かわいいよね」と伝えたくて「〜さん、かわいくない」と書き込んだことが、「かわいくはない」と伝わってしまったことに、多くの児童が驚いていました。そして、顔が見えない相手にも分かりやすい言い方や、相手の気持ちを考えた言葉について考え、意見を出し合いました。授業の後に、「自分では伝わったと思っていても、文字だけだと気持ちが伝わらないのでとても困りました」「相手の気持ちになって言葉を考えなくてはいけないことが分かりました」と振り返っていました。
 その後、国語科「案内係になろう」の授業を行いました。この授業では、自分が水族館の案内係になって、知らない相手から質問されたことを、案内図やショーの開催時刻などの資料を基に、分かりやすく説明する方法を考えて、実際に案内の体験をしました。授業の後に、「お客さんに伝えるのは難しかったけれど、ネットモラルの授業で勉強したことを思い出して、相手の気持ちを考えたことが役に立ちました」と振り返っていた児童がいました。
 SNSについての学習で学んだことが、この国語の授業を行ったことで、さらに深めることができました。
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【豊田市立朝日小学校】みんなの笑顔いっぱい「朝日賞」

 本校では、児童会企画委員会による「朝日賞」の表彰を行っています。「朝日っ子を笑顔いっぱいにしよう」ということで、クラスで友達のよいところやよい行いを見つけて推薦用紙に書きます。それを5・6年生で構成された児童会企画委員が集め、「朝日賞」を作成し、各クラスに表彰しに行きます。1年間でクラス全員の子がもらえるように取り組んでいます。
 推薦用紙は一人で何枚書いてもよく、子供たちは、クラスみんなが「朝日賞」をもらえるよう、友達のよいところを一生懸命思い出したり考えたりします。「○○さんは、いつも大きな声でたくさんの人にあいさつができます」「掃除のとき、すみまでていねいに掃いていて、すごいと思いました」「休み時間も逆上がりの練習を頑張って、できるようになりました」というような推薦書が山のように集まってくると、企画委員は仕分して賞状の後ろに推薦書をすべて貼り、賞状にていねいに名前を書きます。でき上がると、各クラスに表彰に行きます。表彰されると、クラスみんなで拍手するので、どの子も照れたような笑顔で受け取ります。推薦書を書いた子たちもうれしそうです。
 「朝日賞」の活動は、クラスの友達一人一人のよいところを考える機会にも、自分のよいところを再確認する機会にもなっています。

【岡崎市立広幡小学校】あいさつの大切さについて考えよう

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 本校では、6月の授業参観で、全校クラスで道徳科の授業を公開しました。その公開授業では、保護者にも教材を配付し、一緒に考えて参観する形としました。
 2年生は、「あいさつ」について考えました。子供たちが、あいさつの大切さについて考え、今後の生活に生かしていけるように授業を行いました。
主な手立てとして三つ考えました。
 一つ目は、「教材提示の工夫」です。場面絵を使い、自分の生活と照らし合わせながら考え発言することができました。
 二つ目は、「板書の工夫」です。座標軸を使い、心の葛藤を自分のマグネットで表すことで、友達の意見が自分と同じか違うのか考えやすくなりました。
 三つ目は、「授業後の活動の工夫」です。道徳科で考えたことをもとに、「挨拶運動」を行い、挨拶の大切さや、気持ちよさを実感できるようにしました。
 授業や活動を通して、「挨拶って気持ちがいいね」「挨拶が苦手だったけど、好きになってきたよ」など、挨拶のよさに気づくことができました。
 これからも、子供たちが道徳的な課題を、自分自身の問題と捉え、向き合う「考え、議論する道徳」の授業に取り組んでいきたいと思います。

【尾張旭市立旭小学校】スマホ安全教室

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 高学年になると、スマートフォンを持っている児童の割合が増えてきています。また、SNSを利用している児童もいます。スマートフォンについてより深く知り、正しく使えるようにすることをねらいとして、6年生を対象に、警察の方を講師に招いて、「スマホ安全教室」を行いました。
 まず、実際にあったトラブルについての動画を見て、「写真を送ってしまい、それをネット上で広められたこと」「勝手に人の悪口をアップすると、人権侵害で法律に違反すること」を講師から詳しく話をしていただきました。そして、なぜこのようなことになってしまったかを全員で考えました。
 警察の方から実際に話を聞くことにより、児童は真剣にスマートフォンの使い方について考えることができました。「使い方を間違えると大変なことになることが分かった」と感想を述べており、誤った使用の仕方をしたときのスマートフォンの危険性を感じたようです。


【豊橋市立高師台中学校】アサーティブトレーニング

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 本校の2年生を対象に、スクールカウンセラーの先生による「アサーティブトレーニング講座」が開かれました。アサーションとは、自分も相手も大事にして、主張はしっかり行うものの、相手は傷つけない、絶妙なコミュニケーション方法です。重要なことは、相手の気持ちをしっかり考えながら、自分の気持ちや考えや信念を、いかにその場にふさわしい方法で表現するかです。今回は、生徒が分かりやすいように「ドラえもん」の登場人物を例に挙げて解説していただきました。
〇その1「ジャイアンタイプ」
 このタイプは、相手よりも自分の意見を優先する人です。 自分の主張をはっきりと伝えるが、相手の気持ちを無視し、主張を押し付ける言動をしてしまいがちです。
〇その2「のび太君タイプ」
 このタイプは、自分よりも相手を優先する人です。自分の気持ちや意見を表現しなかったり、しそこなったりすることがあります。
〇その3「しずかちゃんタイプ」
 このタイプは、相手も自分もどちらも大切にする人です。自分の気持ちを正直に率直に、その場にふさわしい表現方法ができます。そして相手が同じように意見を話すことを人にも薦めることができます。お互いに意見を出し合っていき、そこでお互いに譲ったり、譲られたりしながらお互いにとって納得のいく結論を出そうとすることができます。
 「自分も相手も大切にする」しずかちゃんタイプに近づくためのヒントを教えていただきました。学校生活に限らず、円滑な人間関係形成に役立つ講話でした。

【豊田市立古瀬間小学校】思いやりの心を育てる「レッツ班活動」

 本校では、思いやりの心を育てることを目指し、縦割り班活動に取り組んでいます。「レッツ班」と名付け、遊びを中心に活動を進めています。
 活動のスタートは、4月の「1年生を迎える会」。6年生は、昨年から先輩の様子を見ながら、「1年生に優しく接しよう。みんなで楽しめる遊びを考えよう。みんなが気軽に話ができる楽しい班を作ろう」など、それぞれに目標を立てて活動をスタートさせました。しかし、いざスタートしてみると、思いだけではうまくいかないことに気付きました。また、自分一人だけではできることに限界があり、手助けしてくれた4、5年生に感謝する子もいました。1年生と上手に話せなかった児童は、休み時間に1年生の教室に行き、進んで話しかけるようになりました。仲よくなるためには、みんなと仲よくなることが大切と感じた児童は、廊下ですれ違うたびに声をかけるように心がけています。遊びも回数を重ねることで、みんなが楽しめるようにするには、どのような遊びがよいのか、どのようなルールにするとよいのか、相手のことを考えながら活動を進めるようになってきました。
 がんばる6年生の様子を見て、下学年の子も1年生に優しく声かけしたり、6年生に協力したりする姿が多く見られるようになってきました。どの「レッツ班」も温かい雰囲気で遊びを楽しんでいます。

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【豊橋市立豊南小学校】エンカウンターを体験しよう

 6年生を対象に養護教諭による、構成的グループエンカウンターのエクササイズとして「アドジャン」を行った。ねらいは、あいさつや話の仕方、話の聞き方、自他理解である。2〜3人のグループになり、養護教諭が黒板に、0〜9のテーマを示す。養護教諭の「アドジャン」の声に合わせて、子供たちは、0〜5の数字を手で作る。グループで出た数字を足し、1の位の数字がテーマになる。テーマに対して、全員発言し、周りは静かに聞く。それを何回か行い、どう感じたか、自分はどうだったかを振り返る。
 子供たちは、ゲーム感覚で楽しみながら、活動することができた。養護教諭が、進んで話をする児童の姿を褒め、活動を認めてくれたことで、話の聞き方が変わり、うなずきながら聞いたり、相手の顔を見て聞いたりできる子が増えていった。また、ペアを何回も変えて行ったことで、「そうなんだ」など、肯定する言葉を使う子が増えていった。クラスの雰囲気も次第に明るくなっていった。
 6年生の振り返りには、「楽しかった」だけでなく、「うなずきながら話を聞いてもらえてうれしかった」「これからは友達の目を見て話していきたい」と書いてあった。今回の「アドジャン」のように自己肯定感を高めるために、自己理解を促すアプローチを行っていきたい。

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【豊田市立冷田小学校】自由について考え、議論する道徳科の授業

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 6年生(男子1名、女子4名)の道徳科「自由行動」の授業を紹介します。
 「自由には、自分本位な自由と、互いを尊重し合う自由があり、どちらにもプラス面やマイナス面があることに気づき、自分にとっての自由について考える」というねらいで実践をしました。
 教材の内容は、修学旅行の自由行動の計画を、グループで話合う場面から展開されます。一人一人の考えを尊重するために、それぞれ別行動することで話がまとまりかけていました。しかし、リーダーの男子が考えを改め、グループでの楽しい行動になるよう計画しようと投げかけます。そこで、リーダーの心の変化について話し合いました。
 話合いの導入では、5名のうちの1名が別行動に賛成、4名がグループ行動に賛成と意見が分かれました。別行動を選んだ児童は、「気兼ねなく、束縛もなく、好きに行動できるから楽しい」と考えを発言し、グループ行動を選んだ児童は、「一人では友達と思い出を共有できない」「間違いを正してくれる人がいない」「一人で判断することは心配」などの意見が出されました。
 話合いを進める中で、「修学旅行として、みんなで出かける意味は何か」という意見が出されました。考えの違いは1対4のまま平行線で終わりましたが、互いの意見を聞き、別行動とグループ行動のプラス面、マイナス面を出し合うことができたことで、自由に対する視野は広がったと考えます。
 これから進める修学旅行の自由行動の計画立案に向けて、意味のある道徳科の授業となりました。教材の内容と自分を比べながら、5人のクラスメイトで話合いを重ね、自由に対する心の受け止め方がどのように変化していくのかが楽しみです。


【岡崎市立上地小学校】動画サイト 自分のルール

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 9月、情報モラルの授業を行いました。
 小学生による動画サイトの利用が広がっています。その中で子供自身が「自分のルール」をつくることが大切と考えます。
 授業では、まず好ましくない動画を視聴することの危険性や、長時間の動画視聴に伴う睡眠不足、動画を安易に投稿することの危険性について知らせました。その上で、動画の視聴・投稿のよい点、わるい点について考えるようにしました。その後、出された意見をもとにルールをつくりました。子供たちが作った「動画サイト 自分のルール」は、以下のようなものです。
・個人情報を入れないように気を付けて使う。
・お母さんやお父さんに注意されたら、1回で終わる。
・30分見たら10分休憩する。
・寝る2時間前には終わる。
・定期的にお母さんやお父さんに見てもらう。
 動画視聴には、時間やきまりを守る必要があることに気付くことができました。

【東海市教育委員会】夏季研修 授業力の向上を目指して

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 東海市では、毎年、夏季休業中に「夏季研修」を開催しています。時代のニーズや教育の今日的な課題に対応した研修をはじめ、教職員としての人間性・授業力を高める研修を実施して教職員の力量向上を図ることを目的としています。
 今年度、道徳科については「道徳科の授業展開と評価」をテーマに、大学教授を招いて研修を行いました。研修では、「『うれしい道徳』を実現するために」と題して、道徳科の在り方や評価の在り方についての解説を聞いた後、グループに分かれて評価を意識した発問づくりを行いました。参加者からは「授業の目標をしっかり意識して評価を考えることの大切さを改めて感じた。子供が自らの成長を実感できる授業が大切であるというところは、道徳科に限らずどの教科にも当てはまることだと思った」との感想がありました。
 これからもこのような研修の場を設定し、子供たちの他とともに心豊かな生活を築く態度を養っていけるように道徳教育を推進していきます。

【田原市立田原南部小学校】伝統の継承

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 本校は、背後に「藤尾山」という山を背負っており、毎年3学期には、「親子藤尾山登山」という行事を行っています。各家庭、親子で急な山道を、息を切らして登り、山頂を目指します。「すべらないように気をつけて」「ちょっと待っててよ」といった声がたくさん聞かれ、登る練習をしていない親の方が、おいていかれてしまいます。天気がよければ、山頂から富士山が見えることもあり爽快です。下山後は、御褒美の豚汁が待っており、持ってきたおにぎりと一緒にみんなで食べます。みんなでがんばった後のこのひと時が、至福の時間です。
 10月末には、この行事に向けて、児童と保護者、教員が総動員で山道整備をします。階段の補修、落ち葉の除去など、登山をできるようにするだけでも大変です。1月になれば登山の練習も始まります。初めは、上級生に全くついていけない1年生も、お兄さんお姉さんたちに声をかけられ頑張って練習することで、行事当日までには、ほとんどの子がすいすいと登れるようになります。
 整備も大変、練習も大変と、大変なことばかりの行事でかが、苦労を分かち合い、自然や人と触れ合える大切な伝統行事になっています。

【田原市立赤羽根中学校】かかわり、学び合う授業づくりと情報発信

 本校は、友達とかかわり、学び合う授業づくりとして、「S-Leaning」を活用しています。
 「S-Leaning」とは、「しゃべくりラーニング」の略で、ペアやグループでの話合い活動を、授業に取り入れるよう、授業形態を工夫しています。少人数での話合いを通して、ふだんは、積極的に意見を発表できない生徒も、自主的に活発な意見交換ができ、関わり合い学び合う場になっています。
 また、道徳は本年度より教科になりました。特別な教科としてどのような取組をしているのかを、あまりよく知らない家庭が多いのが現状です。そこで、学校でどのような道徳教育を行い、授業を通して生徒がどのような考えや思いをもったのかを知ってもらうために、道徳授業での板書や授業の振り返りを記載した学級通信等を配付しています。

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【愛西市立北河田小学校】ランチルームに集まれ!

 本校では、空き教室を「ランチルーム」として整備しています。黒板カーテンを設置したり、掲示物や本を紹介したりして、給食や食べ物について知ることができる環境を整えています。このランチルームは、各学級が会食に利用しています。会食する際に、給食を作っている調理員さんを招いて、好きな献立について話したり、調理のコツや苦労を伺ったりしています。子供たちからは、「夏野菜カレーがおいしかったから、また食べたいです」「毎日400人分の調理をするのにびっくりしました」などの感想がありました。調理員さんからは、「子供たちにおいしく食べてもらっていることが直接聞けて元気をもらいました」などの感想がありました。また、6年生は、卒業前にお世話になった先生も交えて会食し、給食の思い出を話したり、これまでの感謝を伝えたりして心温まる会になっています。
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【清須市立桃栄小学校】スマホやケータイとの正しい付き合い方

 6年生に、「スマートフォンや携帯電話で動画やゲームを楽しんだり、メールを送ったりしたことがあるか」と聞いてみたところ、ほぼ100%の児童の手が挙がりました。今のところ保護者のものを使用している児童が半数以上ですが、中学生になるとスマートフォン・携帯電話の所持率は、大きく上がります。そこで、6年生とその保護者を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 子供たちは、SNSやコミュニケーションアプリの危険性を知ってはいるものの、どんな危険があるのかまではあまり意識していません。アップした写真に少しだけ写っている看板や建物から、あっという間に個人を特定されてしまう怖さや、「やばい」「ありえない」など、人によって感じ方が違う言葉をメッセージで送ってしまったことによる誤解など、具体的な事例を教えていただくことで危機意識を高め、トラブルを未然に防ぐ方法を考えることができました。
 スマートフォンや携帯電話は、気軽にコミュニケーションをとることができ、娯楽を楽しむことができる大変便利な道具です。しかし、手軽な分、危険性の認識が甘くなってしまいます。この安全教室で学んだ「多くの危険」が潜んでいることをよく考えた上で、正しく付き合っていこうとする気持ちが高まりました。
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【大口町立大口北小学校】児童が主体的に考える授業を目指して〜教材提示の工夫〜

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 児童が、沖縄地方に関心をもてるように、授業前の休み時間から沖縄民謡を流しました。本時の教材が、沖縄の話であり、「ヌチヌグスージ」は、沖縄の言葉で「いのちの祭り」という意味であることを連想させることができました。また、沖縄のにぎやかなお墓参りの様子から、家のお墓参りの様子を想起し、お墓参りとは何かを考えることができました。
 教材文は、挿絵を多く取り入れた紙芝居にして提示しました。児童は、状況や登場人物の表情が読み取りやすく、集中して話を聞くことができました。自分の命は、お父さんとお母さんから与えられ、お父さんとお母さんは、おじいちゃんとおばあちゃんから与えられていてと、命のつながりを考え、御先祖様は数え切れないほどの数がいて、誰一人でも欠けたら自分が生まれなかったことに気付きました。目に見えない命のつながりを捉え、自他の命を大切にしていこうという気持ちを強くした児童が多くいました。
(児童の学習プリントより)
・命をこんなにたくさんの人からもらったことがうれしいです。今、自分が責任をもって命をあずかっているんだなあと思いました。
・命をくれた御先祖様は、数えきれないほどたくさんいることに気付き、赤ちゃんを産んで命を続けたいと思いました。
・友達の命、自分の命、家ぞくの命は、本当に大切なんだと思いました。
・「命は人から人へのもらい物、命は一人一人の宝物」ということがしっかり学べました。
・自分の命も、人の命も大切にしていきたいと思いました。そして、人にはやさしく、自分も大切な命をなくさないようしっかり生きていきます。

【豊橋市立石巻小学校】 やりとげるひたむきな心   〜「きせきのりんご」の実践を通して〜

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 4月当初は、高学年としての自覚をもち、学級や学校のために働こうとしてがんばって取り組んでいた4年生。しかし、6月に入り、「自分にはできない」とあきらめたり、めげたりする姿が見られるようになりました。そこで、強い意志をもってあきらめずに努力することの大切さと、周りの人々の支えで人はがんばることができ、目標を達成できることに気づいてほしいと思い、無農薬のりんごを作った木村秋則さんの話「きせきのりんご」を教材にした授業実践に取り組みました。
 「きせきのりんご」は、無農薬でりんごを育てるため、木村さんは、いろいろなことに挑戦するが失敗ばかり。9年目にして、やっと無農薬のりんごを実らせることができた話です。まず、木村さんの思いに迫るため、「自分が木村さんだったら、どうするか」を考え、話合いをしました。子供たちは、「途中であきらめたら、今までの努力が無駄になる」「子供や奥さんに、おいしいりんごを食べさせてあげたかったからがんばる」「失敗ばかりしていたら、家族に迷惑がかかるからやめる。そんなに長く続けられない」など、それぞれ自分の素直な気持ちを出し合いました。
 そこから、「木村さんは、困難の中、どうして最後まで続けることができたのかな」というテーマにせまる発問を設定しました。「やると決めたし、成功すると思っていた」「りんごが好きだし、絶対作ってみせるという思いがあった」「家族に無農薬のおいしいりんごを食べさせてあげたかった」など木村さんの強い思いや努力、家族への思いなどを考えることができました。また、周りの人の支えがあれば、困難に負けず努力を続けられることにも気づくことができました。
 振り返りには、「木村さんのように、自分の目標に向けて努力し続けたい」とあり、強い意志をもつこと、あきらめずに努力することが大切であることに気づき、行動しようという気持ちをもつことができました。これからも、自分自身の問題として捉え、向き合える授業を考えていきたいと思います。また、話合いを通して、本時でねらう価値に関する多様な考え方や見方などが出し合える授業づくりをしていきたいと思います。

【西尾市立福地南部小学校】道徳教育の充実

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 本校では、心の教育を推進するために、道徳教育の充実に努めています。現職教育で「問題解決的な道徳の授業」の指導方法について研修を深め、道徳授業の一斉公開授業も行っています。
 特に、少経験者の教員は、積極的に道徳授業の改善に取り組んでいます。授業の板書を写真に撮り、放課後に道徳教育推進教師と授業を振り返るなどして、授業の改善点を見つけ、次の授業に生かすようにしています。

【北名古屋市立師勝南小学校】道徳科の授業実践「よいところをのばそう」

 本校では、「主体的に学びに向かう児童の育成」を目指し、学び合い活動を取り入れた授業実践を行っています。
 2年生の「よいところをのばそう」では、まず、折り紙名人の作った折り紙の挿絵を掲示し、子供たちの興味や関心をひきつけました。発言しやすい環境づくりや発問の工夫により、自分の得意なことやよいところを考えたり、友達のよいところを見つけたりすることができました。友達に伝えてもらうことで、新たに自分のよいところに気付くことができた児童もいました。また、本教材に登場する吉澤章さんの生き方を通して、自分のよさを更に伸ばしていくためには、どうしたらよいかを考えたり、意欲をもったりするきっかけとすることができました。1学期には、帰りの会で「いいことバトン」の取組を行い、友達のよいところを見つけて伝えました。友達のよさを見つけることが上手になりました。
 今後も、主体的に学びに向かうことができるよう、学び合い活動を効果的に取り入れた授業を行っていきたいと思います。

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