【岡崎市立城南小学校】「学校保健委員会」で心を育む

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 本校では、子供たちが、自分も相手も大切にして、よりよい人間関係を築くことを目的として、毎月5日の「健康の日」に、学級で「仲よしスキル」(本校の児童に身に付けさせたいソーシャルスキル)のトレーニングを実施している。今年度で7年目の取組となり、子供の姿から、学びが定着してきていることが伺える。今年度は、子供の「自己肯定感」を育むことに焦点を置き、自分や相手を大切にするスキルを取り入れたり、トレーニングの中で、子供同士が認め合う活動を積極的に取り入れたりしている。
 この取組を更に深めるために、6月の「学校保健委員会」では、シンガーソングライターの弓立まりさん率いる「まりぃず」の皆様を講師として招き、「君がいてよかった」という演題で講演・演奏をしていただいた。
 弓立さんは、二人のお子さん(次男は難聴・自閉症)の母親であり、子育てをしていく中で感じたことや経験したことを、歌にのせて届ける活動をされている。優しい歌声と演奏、そして心が熱くなる歌詞に、子供や保護者、教職員全員が引き込まれ、会場が温かな空気に包まれた。「みんな同じで、一人一人違うんだよ」「完璧な人はいないから」「できないことがあっても大丈夫」「ありのままの自分を認めながら、楽しいと思って生きてほしい」…。弓立さんの言葉一つ一つに、勇気をいただいた。
 振り返りには、「違いを否定するのではなく、認め合うことが大切だと分かった」「できないことにも失敗を恐れず挑戦したい」「自分は悪いところばかりではないんだなと思った。家族に支えられていることに感謝したい」などと書かれ、一人一人の心にとても響いていた。
 この「学校保健委員会」を受け、7月の「仲よしスキル」のテーマは、「自分を好きになろう」である。これからも子供たちがお互いを認め合い、自分や周りの人を大切にできるよう、継続的に働きかけていきたい。

【豊田市立五ケ丘小学校】道徳科「さと子の落とし物」の実践

 3年生で、教材「さと子の落とし物」を通して、友達同士で互いに力を合わせ助け合うことの大切さについて考えました。
 鍵を失くして困っているさと子の気持ちを思いやり、男子も女子も協力し合い、砂まみれになり鍵を探す姿から、さと子のクラスのよいところを話し合いました。「友達が困っているときに、助け合っている」「自分のことだけではなく、みんなのことを考えている」「男子も女子も関係なく協力している」などの意見が活発に出されました。
 自分たちのクラスは、どうなのだろうと、子供たちの意識が自分たちのクラスに向いてきたところで、「助け合いメーター」を用い、さと子のクラスと自分たちのクラスの助け合い度を数値化しました。さと子のクラスのメーターは、10段階中10に近い数字を選ぶ子が多かったのに対し、3年生の助け合い度は、5〜6と感じている子が多く、自分たちのクラスの現状や理想とする姿について考えを深めることができました。
 振り返りでは、「私たちも、さと子のクラスのように男女で協力し合うクラスになりたい」「メーターが10を超え、100になるようにしたい」などと書いている子も見られました。
 授業が終わった後は、「どうとくのあしあと」に、板書写真と子供たちが書いた振り返りを掲示しています。日常生活においても道徳科で学んだことを意識できるよう働きかけていきます。

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【碧南市立東中学校】スマホ教室

 本校で、昨年度実施したアンケートによると、全校生徒の9割以上の生徒が、SNSやインターネットを利用しており、半数以上の生徒が、1日平均2時間以上利用していることが分かりました。生徒がSNSやインターネットを安全に利用できるように、本校では、毎年、外部講師を招いて「スマホ教室」を行っています。
 講師から、「短い言葉でのやり取りから誤解が生まれ、トラブルになることがある。相手の気持ちを考えて、正しく伝わるようにメッセージを送る」「SNSに載せた写真から個人情報を特定することができる。安易に個人の特定できる情報をアップしないように」など、具体的な例を挙げながら、SNSやインターネットを利用する上で気をつける点について話をしていただきました。
 本年度も、7月に「スマホ教室」を開催する予定です。「スマホ教室」での学びに加え、機会をとらえてSNSやインターネットの使い方について注意を促すことで、生徒が安全にそれらを利用できる判断力を育てていきたいと思います。
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【清須市立春日中学校】学校公開 全学級道徳科の授業

 本校では、教育目標の一つ「あいさつができ、やさしい行動がとれる生徒」の育成を目指し、学校の教育活動全体を通じて、道徳教育を進めています。そして、道徳教育の要である「道徳科の授業」を充実させることで、「思いやりの心」「礼儀正しい態度」「判断力」「情報モラル」を身に付けさせたいと考えています。
 6月20日の学校公開日には、全学級で道徳科の授業を公開しました。学年目標や学級の実態に応じて主題を設定し、それぞれ工夫をこらした授業を保護者に参観していただきました。
 「考え、議論する道徳」を実践するために、学習形態を工夫する学級が多くあり、ペアで意見交換したり、グループやコの字になって話合いをしたりしながら、自分の考えを広げたり深めたりする様子が見られました。また、電子黒板などのICTを活用し、視覚的・聴覚的に教材を捉えさせることで、道徳的価値に迫ろうとする授業もありました。資料を視聴する場面では、生徒だけでなく保護者も画面に見入っていました。
 道徳の教科化に伴い、学校としても授業研究により一層力を入れるとともに、保護者にも道徳科について理解していただくことが必要となります。今回の学校公開は、学校にとっても、保護者にとってもよい機会となりました。

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【豊田市立中金小学校】ちゃんと調べたつもりだったのに…

 子供たちは、分からないことを調べるために、本・コンピューターを使う場面がある。しかし、その情報の取扱いは、情報が正しいかどうか、信ぴょう性を確かめずにそのまま使っている。この授業を通じて、情報の取扱いについて学び、正しく使えるようになってほしいと考えた。
 授業の中で子供たちは、題材の登場人物たちの問題点に気づき、どうすれば解決できるのか方法を考えることができていた。今までの国語の授業で学んだ調べ方の知識を生かして、インターネット以外の他の方法があることに気づいて意見を発表できた。
 授業後の子供たちは、「インターネットなどで調べるときは、本当に合っているか調べたり、本も見て間違っているかを調べたりするようにしたい」「公式のサイトと比べて合っているかを確かめたい」という感想をもった。
 実践後は、社会や国語の調べる場面で、「もう一つ調べて、確かめてみよう」と言いながら調べを増やす場面があった。子供たちが学んだことを自然に活用している姿があった。

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【幸田町立中央小学校】「福祉実践教室」で笑顔になる

 6月11日に、講師を招いて、全校児童を対象に「福祉実践教室」を開催しました。当日は、学校公開も兼ねており、保護者の参観も多数ありました。朝の開講式後、1〜5年生は、教室等で各学年の活動に取り組みました。

(1年 学区老人クラブの方々との交流)
 各クラスに、10〜11人のお年寄りをお招きし、地域のおじいさん、おばあさんと手あそびをしたり、紙風船で遊んだりし、笑顔の絶えない時間を過ごしました。
(2年 手話体験)
 初めに、言葉以外での伝え方(口の動き、身振り手振りなど)を学び、「動物あて」などの簡単なゲームをしました。その後、手話でのあいさつの仕方を学習しました。
(3年 車椅子体験)
 車椅子の乗り方、乗っている人の助け方を学んだ後、2人組になり、「押す・乗る」体験をしました。
(4年 点字体験)
 点字表をもとに、自分の名前、学校名、学年、学級、点字で打ったり、教えてくださった方へ点字でお礼の言葉を表現したりする活動を行いました。
(5年 介護体験と高齢者疑似体験)
 介護体験では、半身や全身が不自由な場合を想定して、ゼリーを食べてみたり、食べさせてもらったりしました。高齢者疑似体験では、目や上下肢が不自由な状態での動きや歩行を体験しました。
(6年 老人福祉施設への訪問交流)
 6年生は、老人福祉施設への訪問し交流してきました。事前にお年寄りと楽しめるゲームなどを計画・準備して臨みました。
 
 これらの体験を通して、相手を思いやる大切さや「みんなで生きている」ことを感じられる機会になりました。

【安城市立高棚小学校】高棚の環境を守ろう 〜ホタルの放流〜

 4年生が、総合的な学習の時間で、学区にある工場のビオトープを見学し、ホタルの幼虫の放流を行った。
 4年生は、4月から社会科でもごみの分別や、処理のされ方などを学習しており、環境への関心が高まっている。自分たちにできることはないかを考える中で、地域に流れている稗田川をきれいにしていきたいという思いをもっていた。稗田川に、水を流している工場の浄化施設を見学する企画に参加した。
 工場から稗田川へ流す水は、きれいにしてから流していること、きれいな水でないと生きられないホタルが、生息できるほど水をきれいにしていることを学習した。
 工場から稗田川に流れているところを見たり、一人一人が、工場内のビオトープにホタルの幼虫を放流したりした。子供たちは、夏休みに、輝くホタルが見られることを楽しみにしている。
 「ホタルについて、いろいろな話を聞くことができて楽しかったです。この時期のよう虫は、2mmだということを知りました。成虫になってきれいに飛んで光っているところを家族全員で見に行きたいです。みんなで放流会に参加することができてよかったです」(児童の感想)
  今後も、環境学習を通して、自然との触れ合いを深め、自然愛護の心を育てていきたいと考えている。

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【岡崎市立愛宕小学校】きまりについて考える(3年)

 3年生で、「きまりのない国」という教材を使って、道徳科の授業を行いました。
 きまりや約束ごとを守ることが苦手な主人公が、妖精に「きまりのない国」に連れていかれ、様々な体験をしました。公園では、サッカーをする子となわ跳びをする子が入り交じり、けがをしそうになりました。遊園地では、入場の列が守られず、押し合いのけんかになりました。そんな様子を見て、もとの国に帰りたいと思ったとき、交通ルールを無視した自動車に、はねられそうになりました。
 授業の導入では、「『きまりのない国』へ行けたら、ずっと遊んでいられるし、勉強もしなくてよい」など、主人公の気持ちに共感する意見が多く出されました。しかし、主人公が次第に困惑していく様子を見て、「きまりがあるから、安全に暮らせているのではないか」「みんなが約束を守るから、学校で友達と楽しく過ごせるのではないか」という意見が出るようになり、きまりを守ることの大切さについて活発な話合いができました。さらに、地域では、ごみの分別や収集日が決められていることが挙げられるなど、学校生活以外でのきまりにも気づいた児童もいました。
 振り返りには、「きまりはなくてはならない」「きまりを守ることで、みんなが安全に楽しく生活できるようになると思う」「これからも、きまりを守って生活したい」と書かれていました。
 きまりの意味を理解し、自分たちの日常生活につなげる有意義な学習となりました。

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【豊田市立浄水北小学校】学校公開日での道徳科授業公開

 6月26日の学校公開日に、全学年で道徳科の授業を公開しました。情報モラルに関わる教材や悩みや葛藤等の心の揺れを扱った教材など、それぞれの学年にあわせた教材を用いて、よりよく生きるために大切なことを考えました。
 「抱き上げてもらったおおかみさんは、どんなことを思ったでしょう」
 「お母さんからの請求書を見たときに、だいすけさんはどんなことを考えたでしょう」
 「男の子との約束を守るか、自分のチャンスを生かすか、どうするべきだろう」
 教材の登場人物の心情や行動について、様々な意見を出し合い、話し合いました。話合いを通して、物事の捉え方や感じ方、考え方は一つではなく多様であることにも気づくことができました。また、情報モラルに関する教材からは、個人情報の重要性や個人情報を安易に教えることの危険性について学びました。
 保護者に道徳科の授業を公開したことで、家庭でも道徳的価値について考えるきっかけになればと考えています。今後、道徳ノートの持ち帰りなどを利用して、親子で話し合う機会を設定したり、学校の取組を知ってもらったりする機会にしたいと思います。
 これからも子供たちの道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てていくことをめざし、学校と家庭が連携して取り組んでいきたいと思います。
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【豊橋市立東陽中学校】世界中の海の底から、たった一枚の一円玉を見つける奇跡

 「そうだったの?」「知らなかった!」
 6月18日は、「豊橋・学校いのちの日」です。
 「いのちを考える集会」で、豊橋市民病院の助産師さんが、命の誕生についてクイズを交えて教えてくださいました。助産師とは、命をかけて産む母と、命をかけて生まれる子を手伝う仕事であること。羊水は、自らの空間を守るため、赤ちゃんが出したおしっこが大部分を占めること。赤ちゃんを身体に宿すことは、世界中の海の底から、たった一枚の一円玉を見つけるくらいの確率であることなどを学びました。
 集会後の生徒の感想では、「命をかけて産む新しい命は、キレイだなと思いました」「兄弟と出会えたこともそうだし、友達と出会えたことも奇跡なんだと思います」「お話を聞いて、自分で『生きる』と決心して産まれてきたんだなと感じました。これからも全力で生きようと思いました」などがありました。
 生徒たちにとって、ここにいることが、愛に包まれ、かけがえのないことなのだと気づくことができた「いのちを考える集会」となりました。

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【豊川市立御津中学校】K3プロジェクト〜みんなできている?心と体の健康バランス〜

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 本校では、年間3回、生徒の心と体の成長を目指して全校集会(「K3プロジェクト〜みんなできている?心と体の健康バランス〜」)を行っています。6月26日の「第1回K3プロジェクト」では、愛知大学で非常勤講師をされている殿木道子先生をお招きして、「お互いを大切にするコミュニケーションづくり」をテーマに、具体的な事例をもとにお話をしていただきました。
 ロールプレイングの「上手な断り方」(無視しようと誘われた場面)では、「いきなり断るのではなく、代案や解決策の提案をすることが、仲間を守ることにつながる」と御指導いただきました。生徒たちは、相づちをうったり、メモをとったりするなど熱心に耳を傾けていました。
 最後に、グループで発表者のよいところをほめ言葉で伝える「ほめあげ大会」が行われました。最初は、恥ずかしがっていた生徒たちも、仲間からの「すごいね」「がんばっているね」という言葉がけに、満面の笑みとなり、次の発表者にも積極的にほめ言葉を送っていました。
 生徒たちからは、「一つの言葉でこんなにも気持ちよくなることがわかった」「相手のことを気遣えるような言葉がけをしていきたい」という感想が聞こえてきました。
 今回の集会を通して、生徒たちは、コミュニケーションの大切さだけでなく、スキルを身に付けました。心温まるほめ言葉が、御津中全体で聞こえることを願っています。

【安城市立梨の里小学校】スマホ・ケータイ安全教室

 6月6日に、外部講師を招いて、5、6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 スマートフォンをはじめ、インターネットに接続できる機器の危険性について、改めて学ぶ機会となりました。以下の点について、具体的な事例を紹介していただきながら、分かりやすく教えていただきました。
・インターネットに載せた写真は消せないこと
・メールを送るときは、もう一度読んでから相手に送ること
・誤解を招く表現に注意すること、悪口などを書かないこと
・人の写真を勝手に撮らないこと、載せないこと
・写真から自分の居場所が分かること
・ゲームでは名前を書かないこと
・フィルタリングを確認すること
・危険を知って正しく使うこと
・社会的な責任が問われることがあること
・保護者も責任が問われることがあること
 今後も、情報モラルに関わることを学び、正しく判断し、適切に使用できるようにしていきます。家庭においては、フィルタリングを行うとともに、携帯電話やスマートフォンを使用する際の約束事を確認したり、危険を知った上で安全に使ったりするようにお願いしていきます。さらに、情報モラルについて、機会をとらえて家族でも話題にしてもらえるように働きかけていきたいです。

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【常滑市立鬼崎中学校】さらに心熱く心温かくあれ〜全員主役・全員脇役〜

 今年度の生徒会スローガンは、「さらに心熱く心温かくあれ〜全員主役・全員脇役〜」です。これは、昨年度の生徒会スローガン「心熱く心温かくあれ」を引き継ぐもので、日頃から、あらゆる場面で「心を大切にしてほしい」と伝えている校長先生の思いを、ぜひみんなで実行しようという思いを込めて、生徒会執行部が中心となって作りました。生徒・教職員ともに大切にしています。
 その取組の一つとして、ボランティア委員会が、「海外支援活動」の呼びかけを行っています。家庭で不要となった文房具を回収し、海外の恵まれない子供たちに寄付しようという活動です。各教室には、手作りの「海外支援BOX」が設置され、活動に参加しやすい雰囲気・環境が整っています。文房具は、生徒にとって身近なものであるため、すでに多くの文房具が集まっています。「自分たちにできることをしよう」という温かい心あってこその活動です。鬼中生の心が海外にまで渡り、困っている人を支援したり、誰かの心を温めたりすることにつながる日が待ち遠しいです。

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【春日井市立鳥居松小学校】オンラインゲームとのよりよい付き合い方を考えよう

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 本校では、パソコンやスマートフォン、ゲーム機を使い「オンラインゲーム」を行う高学年児童が多くいます。児童同士の会話の中でも「今日、一緒にオンラインゲームをしよう」などの会話を聞くことがあります。しかし、オンラインゲームのグループに入れずに、トラブルになったこともありました。
 そこで、6年生を対象に、「オンラインゲームとのよりよい付き合い方を考えよう」というめあてで、情報モラルの授業を行いました。
 文部科学省の「情報化社会の新たな問題を考えるための教材1『ネット依存(小5〜中1)ネットゲームに夢中になると・・・』」の動画を視聴した後、「オンラインゲームはなぜやめられないのか」をテーマに話し合いました。児童からは、「やっているともっと強くなりたいと思ってやりすぎてしまうから」「一人ではなく、友達と一緒にやっていると楽しいから」という意見がありました。
 さらに、ネット依存に陥ってしまう要因を解説した動画を視聴してから、「オンラインゲームとのよりよい付き合い方」を考えました。児童からは「家族と決めたルールは必ず守っていかなければならない」「友達のことを考えてゲームに誘わないといけない」という意見が出ました。
 ふだん何げなく利用しているオンラインゲームにも、危険性が潜んでいることを知り、よりよく付き合っていく方法を考えるよい機会になりました。

【春日井市立玉川小学校】どの子もキラッとひかる場所 玉川生活班活動

 本校では、1年生から6年生までの縦割り班(生活班)の活動を行っています。6年生がリーダーとなり、仲よし遊びを計画して遊んだり、様々な行事に協力して取り組んだりします。5月の遠足では、生活班で定光寺公園までの片道約3キロの道のりを、高学年が下級生を気遣い、励まし合いながらみんなで歩ききることができました。公園到着後は、「生活班対抗オリエンテーリング大会」を楽しみました。みんなで協力していろいろなミッションをクリアしていきます。高学年にとってはリーダーシップと思いやりを発揮する、下級生にとっては高学年の優しさと頼もしさを実感する一日となりました。
 10月には、本校のメイン行事「玉川祭」を行います。生活班でゲームコーナーを企画、運営します。メンバー全員に役割があり、当日は保護者も訪れるので、どの児童も張り切って活動します。
 また、年に3回、毎日の清掃を約3週間、生活班で掃除をします。校内美化活動を通して、学年の枠を超えた信頼関係、学年に応じた自分たちの役割を果たす責任感など、大切なことを学んでいきます。
 3月には、生活班の1〜5年生が、6年生に感謝の気持ちを伝え、寄せ書きとメダルのプレゼントを贈ります。プレゼントを受け取った6年生は、一日中メダルをかけ、寄せ書きを見ては自然と笑みがこぼれます。
 リーダーシップとフォロワーシップ、思いやりや感謝の心を、異学年交流を通して育む生活班活動は、本校の大切な教育活動の柱の一つです。

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【弥富市立白鳥小学校】 異学年で心の交流を

 本校は、異学年交流を盛んに行っています。
 一つ目は、運動会を中心として活動する縦割り班です。八つの班に分かれ、6年生のリーダーが、1年生から5年生をまとめていきます。
 二つ目は、発達段階に合わせた低、中、高学年内でのペア活動です。低学年では、学校探検など、2年生が1年生に学校のことを教えたり、生活をリードしたりしています。中学年では、レクリエーションを合同で行うなど、年齢の近い児童が合同で活動することにより大きな盛り上がりを見せています。高学年は、6年生が5年生に修学旅行の報告会をしたり、年度末に引継ぎ式を行うことにより、最高学年としての心得を自分たちも確認しながら、5年生に伝授しています。
 三つ目は、1年生と6年生、2年生と5年生、3年生と4年生の組合わせによるペア活動です。 運動会での競技もあり、保護者から「見ていてほのぼのします」といった意見も寄せられています。
 また、昨年度、新たに試みた交流がありました。海抜0メートル地帯の本校では、地震の避難訓練の際、津波対策として、屋上に上がります。そこに、保育所の幼児も参加するというものでした。一時避難を運動場で行った後、6年生が幼児を校門まで迎えに行き、手をつないで屋上まで上りました。6年生は優しく声をかけながら転ばないように誘導して二次避難をしました。その後、幼児と来年度6年生になる5年生が、一緒に遊んで交流を深めました。また、保育所まで5年生が手をつないで送り届けることも行いました。合同避難訓練を通して、小学校と保育所との連携を深めながら、児童と幼児の心の交流を深めることができました。
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【常滑市立大野小学校】 スマホ・ケータイ安全教室

 本校では、毎年、6年生を対象にした「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しています。外部講師に来ていただき、スマートフォンや携帯電話を安全に使うためにはどうすればよいのかを学習しています。
 講師から、自分にも起こり得る身近なトラブルの事例について、映像資料を通して分かりやすく話していただき、SNSは、便利な反面、軽はずみな行動が発端になり、大きなトラブルや犯罪に巻き込まれる危険性があることを考える機会となっています。そして、「情報を公開するときに気を付けること」「知らない人とのやりとりで気を付けること」「文字だけのやりとりで気を付けること」など、スマートフォンや携帯電話を安全に使うためにはルールとマナーを守ることが必要であることを再確認しています。
 また、学校公開日に実施することで、保護者にも参加していただき、スマートフォンや携帯電話の使い方について、家庭でも話し合ったり、ルールを作ったりするよう呼びかけています。
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【知多市立岡田小学校】 心の教育推進活動

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 本校では、異なる学年との交流活動を続けています。春の遠足、運動会では、例年1・6年、2・4年、3・5年でペアを組み活動してきました。しかし、今年度の運動会について様々な観点から見直しが行われ、児童会提案のペアダンスは継続するものの、ペア競技種目は割愛することとなりました。一方、3・4年の競技種目は、内容を再検討し、かつて2・4年のペア種目であった「二人三脚」を採用しました。理由は、協力することではっきりと成果が現れ、達成感を味わうことができると考えたからです。また、児童による自発的な練習が生まれることも期待しました。
 結果は、期待以上でした。特に、合同練習で他のチームに大差をつけられていたチームの変化は、著しいものでした。4年生が、練習をしたいと担任に要請しました。4年生がひもの縛り方から調べはじめ、研究をしてくれていることを知ると、3年生は自分たちがその分も一生懸命練習しなくてはと張り切りました。ふだん思い通りにいかないと怒ってしまう子も、4年生との活動だと感情をコントロールして練習を続けました。自信がもてず練習の輪に入れなかった子は、4年生ペアが待ってくれている姿を見て、次の時間から一緒に参加できました。ひもが何度もほどけたり、たびたび転んだり、バトンを渡すときに落としたりと、いくつもの失敗を繰り返した二人三脚から、児童は多くのことを学んだようです。たくさんの子が日記にその思いをつづっていました。
 「4年生ペアの子と練習して上手になりました。運動会は全力で息を合わせて走りました。でも、わたしは息を合わせるのがむずかしかったので、ペアの子に合わせてもらいました。ペアの子に、『ありがとう』と言いたくなりました」(3年生の日記より)
 これからも、こうした取組を通して、児童の中に協力し相手を思い合う心が育っていくことを願っています。

【岡崎市立三島小学校】情報モラル実践授業

 近年、通信機器の多様化とその普及に伴い、SNSやインターネットによるトラブルが増加・低年齢化しています。そこで、家庭でも話題にしてほしいと考え、5、6年生は、授業参観で動画を見て、SNSでメッセージをやりとりする際の行き違いについて話合いをしました。
 SNSは、気軽に友達とメッセージを送り合うことができる一方で、メッセージの言葉やスタンプの意味の受け取り方の違いから、友達とのトラブルになる場合があることを知りました。また、会話をしているように書いたつもりでも、表情やニュアンスは伝わらないこと、そして、自分が思った通りの意味で相手が受け取ってくれるとは限らないことなど、今後、気をつけていかなければいけないことを共有しました。これから、通信機器を適切に利用していかなければならないことを実感するとともに、相手と顔を合わせてコミュニケーションをとることの大切さを再確認した一時間でした。

【豊田市立四郷小学校】ネット依存「動画に熱中しすぎると・・・」

 1年生の児童に、「パソコンやスマートフォンから動画を見たことがあるか、それはどれくらいの時間か」と聞くと、1年生でも、家族のパソコンやスマートフォンから動画を見たことがある児童は大変多く、中には2〜3時間も見てしまうことがある児童もいるという実態が分かった。そこで、1年生を対象に、「事例で学ぶNetモラル」の教材を活用し、ネット依存にならないためにどうしたらよいかを考える授業を行った。
 本時で取り上げた教材「動画に熱中しすぎると・・・」は、主人公のけんたが、家の人の言うことを聞かず、夜にかくれて動画を見続けた結果、ネット依存の状態になってしまったという内容である。
 授業の流れは、次のとおりである。
・大型テレビでアニメーションを視聴し、内容をつかむ。
・主人公が動画を見るのをやめられなかった原因や、どんな状態になってしまったのかを考える。
・どうすればよかったのかを話し合う。
・まとめのアニメーションを視聴した後、授業を振り返る。
 授業の振り返りでは、「決められた時間を守る」「おうちの人の言うことを聞く」「寝る時間になったら寝る」「やりすぎない」「気持ちを切り替える」など、今後どうしていったらよいかについて、各自がしっかりと考えることができた。
 低学年という早い時期にネット依存について知り、そうならないための姿勢を身につけておくことは、意味のあることだと感じた。この授業を、今後の実践に結び付けていきたい。

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