【瀬戸市立掛川小学校】あったかい学校をつくろう

 10月末の授業参観に合わせて、学校保健委員会「あったかい学校をつくろう」を行いました。保護者も参加し、児童が互いに相手を認め、思いやることのできる温かい学校作りを目指す取組を行いました。
 まず、友達に対して、どのような行動をしているのかを振り返りました。4・5・6年が演じた、「気持ち銀行ってなあに?」という劇を見ました。「気持ち銀行」とは、人の気持ちを預かる銀行で、「ほんときもち」だと金コインが、「うそきもち」だと黒コインがたまっていきます。黒コインがたまっていくと、よい心がなくなってしまいます。どんな言動が相手にとってよい気持ちやいやな気持ちにさせるのかについて考えました。
 次に、「アドジャン」をみんなで行い、互いに話を聞いたり伝え合ったりする練習をしました。3・4人のグループに分かれ、「アドジャン」のかけ声で、0〜5本の指を出します。指の合計数によって決められたお題で、一人ずつ順に話をしました。保護者の方にも体験していただきました。
 児童は、これらの活動を楽しみながら、相手を思いやることの大切さや、話を聞いてもらえることのうれしさに気付くことができました。
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【安城市立安城北中学校】2年生の情報モラル教室

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 本校では、講師を招いて、スマートフォンの正しく安全な使い方を教えていただきました。ドラマやクイズなどを交えて、実際に身近に起きている問題について考えました。
 愛知県内で犯罪に巻き込まれる中学生の多くが、SNSがきっけとなっていることに驚いた様子でした。「個人情報を特定できる写真や書き込みをしない」「インターネット上のやり取りでは、実生活以上に言葉の使い方に気を付けなければいけない」などと感想に書く姿が見られました。
 安城市では、市内の中学生の代表が集まり作成した「携帯スマホ宣言」が、教室に掲示されています。携帯電話・スマートフォンは便利ですが、使い方によっては人を傷つけることになります。トラブルを避け、自分だけでなく友人も守る使い方について、考え続ける環境の必要を感じました。

【瀬戸市立水野中学校】スマホ・ケータイ安全教室

 1年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。この教室は、通信サービス会社の方を講師に迎え、瀬戸市人権擁護委員会の事業の一環として実施されました。SNSを介してのいじめの問題や、中高生をねらう犯罪が、全国で起きています。スマートフォンに潜む危険性や注意点などを、イラストや実例を交えて説明していただきました。
 個人情報を公開することの恐ろしさ、マナーやルールを守ることの大切さは、生徒たちによく伝わったことでしょう。近年、生徒の間でインターネットを使う時間が増えています。今回の講義で聞いたことをしっかり守って、安全に利用してほしいと思います。
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【田原市立亀山小学校】伝える つながる ハッピー活動

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 本校は、全校55人の小規模校です。1年生から6年生まで、お互いが名前を覚え、休み時間にも学年に関係なく遊ぶことができ、温かな人間関係を築くことができています。しかし、授業で発表する場面では、少人数のために緊張感が少なく、意欲が高まらなかったり、十分な評価が得られず、自信を高められなかったりしていました。そこで、小規模校のよさを生かしながら、共に自己有用感が芽生え、自信をもって活動できる子を育もうと、本年度から、異学年交流「ハッピー活動」に取り組んでいます。「ハッピー活動」では、教科の発表を聞いて感想を伝える活動をしたり、子供たちが他の学年に広めたい事柄や、他の学年から学びたい事柄を取り上げて活動したりしています。12月には、4年生が、1〜3年生を招いて、「クリスマスを盛り上げよう!おりがみワークショップ」を行いました。この活動では、クリスマスツリーの飾りの折り方を、4年生が優しく声をかけながら、下の学年に教える姿が見られました。活動が終わってから、「教え方が分かりやすかったよ」「楽しかったよ。またやりたいな」というお礼のメッセージをもらうと、4年生の子たちは、「喜んでもらえてよかった」「また違う活動もしてみたい」と自己有用感を高め、次の活動への意欲も高めていました。
 今後も、「ハッピー活動」を活性化させ、子供たちが自信をもって活動できるようにしていきたいです。

【一宮市立尾西第三中学校】ピア・サポート活動を通して学ぶコミュニケーション

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 本校では、生徒たちに良質な人間関係を築くために必要なコミュニケーションスキルを身につけさせるために、「ピア・サポート活動」に力を入れ、取り組んでいます。「ピア・サポート」とは、「仲間による支援」を意味し、集団が相互に支え合う活動のことです。集団内での不安やトラブルなどを仲間内で共有して解決していけるよう、そのために必要なスキルを身に着けるプログラムが「ピア・サポート活動」です。
 主に実施した活動は、話し手の言葉の一部を聞き手が繰り返すことで、話し手の話を続けようとする意欲がわいてくることに気が付く活動「繰り返し技法」と、さらに聞き手が話し手の気持ちを推測する活動「事実と気持ちの理解」です。「繰り返し技法」では、言葉を繰り返すだけであった聞き手は、「事実と気持ちの理解」になると話し手の表情や言葉の端に意識が向き、より深く話を聞くようになりました。また、話し手は気持ちをしっかり伝えるために、言葉の工夫をするようになりました。互いの気持ちが一致すると、両者の信頼関係の構築につながることも体験できました。
 生徒の感想には、「日常の会話の中でも使えるものなので、生かしていきたい」というものが多くありました。

【一宮市立北部中学校】年間を通して情報モラルについて学ぶ取組

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 本校では、年々、生徒のスマートフォンの所持率が上がっています。そこで、年間を通して、全校朝礼の場で、ICT支援員を招き、情報モラル授業を定期的に行っています。
<実践の内容>
1.「中学生でも問われる責任」について
 スマートフォンの使用時間が、学力に大きく影響するということが、データを見てはっきりと分かりました。また、SNSによる「いじめ」がどんな罪に問われるのか、具体的な事例とともに分かりやすく説明されました。「ごめんなさい」では済まない年齢になったということを自覚するよい機会となりました。
2.「課金」について
 「もう少しだけ」という感覚で続けていくうちに、取り返しのつかない金額になってしまう事例が紹介されました。また、「どうして無料でゲームができるゲームがあるのか?」など、生徒にとって身近な話であり興味を示して講話を聴いていました。
<生徒の感想>
 スマートフォンやタブレットを身近に使う自分たちにとって、ふだん見えるメリットだけでなく、デメリットや使用する責任を知るよい機会になりました。

【尾張旭市立東栄小学校】スマホ・ケータイ安全教室を実施して

 本校でも、スマートフォンや携帯電話を持っている児童が増えてきており、インターネットを利用したゲームで遊んでいる児童もいます。また、それらを利用する中で、少なからずトラブルも起きています。
 そこで、スマートフォンや携帯電話を使用する上でルールを知り、マナーを身につけてほしいという思いから、講師を招き、3年生から6年生を対象に、学年に応じた内容で、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。また、保護者にも呼びかけをして参加を促しています。
 子供たちが、これからスマートフォンやインターネットなどを使用するときに、特に気をつけることを中心に話をしていただきました。特に、「SNSの危険性や情報を投稿する際の個人情報の取扱い」「無料通信アプリなどでの言葉のやりとりによるトラブル」など、動画を使って分かりやすく説明していただき、子供たちは、自分にも起こりうるということを実感したようです。また、フィルタリングについても知り、自分の身は自分で守ることが大切であるということも分かりました。子供たちの感想からは、「SNSや無料通信アプリでは、コメントを書いたり、写真を載せたりしますが、相手が嫌な気持ちにならないようにコメントを書きたいです。また、情報を投稿する際には個人情報が特定されないようにしたいです」「インターネットは、正しく安全に使えば、便利で楽しいものになるけれど、間違った使い方をすれば、悲しい思いや怖い思いをするので、正しく安全に使いたいです」と、学んだことを、これからの生活に生かしていこうとする気持ちが伝わってきました。
 これからますます、子供たちは、スマートフォンや携帯電話、インターネットを利用していきます。ルールやマナーを守って、楽しく便利なツールとして活用していけるように家庭とも連携していきたいと思います。

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【一宮市立富士小学校】人権についてみんなで考えよう(人権週間の取組)

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 本校では、昨年度から、人権週間に人権擁護委員を招いて、「人権講話」を開催しています。
 低学年の部では、人権擁護委員の話や、スクリーンを利用した絵本の読み聞かせ、全員で「種をまこう」の詩の唱和、人権ソングを歌いました。
 高学年の部では、絵本の読み聞かせの代わりに、いじめについてのビデオを視聴しました。児童の感想には、「ふわふわ言葉を使うと友達が増えて、学校がとても幸せになります。みんなで学校を幸せにしたいです」「私は人権の話を聞いて、自分の発する言葉に気を付けようと思いました。なぜならビデオのように、無意識のうちに相手を傷つけることを言ってしまうからです。話をする時にはよく考えてしゃべろうと思います」のような記述が見られました。人権について考える、とても有意義な時間となりました。

【津島市立高台寺小学校】スマートフォン安心安全講座

 毎年、長期の休み期間に入る前には、5・6年生を対象に、情報モラルの学習を行っています。休みに入ると、子供たちは顔を合わせることが少なくなる反面、ネット環境が普及し、いつでも連絡を取り合うことのできる安心感をもつこともできています。しかし、インターネットを使い慣れていない子供たちは、多くの危険が潜んでいることさえ知らない子も多くいます。そこで、自分にも起こり得る身近なトラブルに気付き、トラブル回避に向けての知識を身に付けるために、子供たちの関心の高いアプリ関係会社より講師を招いて、講演を行っていただきました。
 「インターネットを利用するときに気を付けること、考えること」をテーマに学習を深めていきました。たった一つの言葉でも、発信者の思いと受信者の思いとは必ずしも同じでないことを理解してもらうために、トラブルの実例の説明を受けたあと、代表児童にキャッチボールをしてもらいました。実演を通して子供たちは、初心者や高齢の受け手であれば、その人が受け取りやすいように考えて投げないとうまくできないことを学ぶことができました。
 また、文字だけで表された言葉は、発信者の感情が十分に表現されないため、受け手には誤解されやすいことを、表情を付けずに対話してみることで体感することができました。「インターネットやSNSにおけるコミュニケーションで陥りやすいトラブルの原因を知り、巻き込まれないようになりたい」「自分が受け取る側になったつもりで、メッセージを発信したい」など、休み期間の注意点に自ら気付くことができました。コミュニケーションの在り方を「自ら考える」貴重な時間となりました。
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【扶桑町立山名小学校】4年生「スーパーモンスターカード」の授業実践

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 1月16日、道徳科の授業研究を、4年生が実施しました。「スーパーモンスターカード」の教材で「善悪の判断」について、学びを深めました。
 学級担任と児童の良好な関係のもと、授業は進みました。教師の発問に対して、自分の意見を進んで述べる姿や、ワークシートに自分の考えを書き込む姿から、今までの学級経営の成果が現れていました。
 授業後、職員全体で研修を兼ねて、ふり返りを行いました。授業者から、授業全体のマネジメント(説明、発問、指示)が、児童の学びに大きな影響を与えること、ふり返りの時間が十分確保することができず、教師主導で終末のまとめをしたことが反省点として挙げられました。研究協議の場面では、「めあてを設定するとき、心がけていること」「児童の学びを促すために、教師がすべきこと」を中心に意見交換を行いました。最後に、他校の教科指導員から、私たちが児童に対して自信をもって道徳科の授業を進めるために、日頃から心がけたいことを中心に指導、助言をいただきました。
 これからも、児童がよりよく生きていくための確かな力を身に付けることができるよう、よりよい授業づくりに努めたいです。

【一宮市立葉栗中学校】道徳科の話合い活動

 1学期に、「ルールとマナー」という教材で、生徒にとって身近なSNSでのやり取りを題材として道徳科の授業を行った。インターネット上のコミュニティにおいても、秩序と規律を守ることが必要であることを学び、法的な強制力のない場面も含め、自分がどのような行動をとるべきか、考えを深めさせることをねらいとした。
 話合い活動では、自分の意見を付箋に書き、班ごとで話し合いながら模造紙に貼っていくことで、視覚的にも意見を共有することができた。また、付箋の色で意見を分けたことで、黒板に貼った後も一目で判断することができた。クラス全体の意見を可視化することで、一つの問題に対して多面的・多角的にとらえることができた。本時の生徒の感想には、「ルールは、必ず守るべきものであり、はっきりとしている。マナーは守った方がよいが、ときにそれが人を傷つけることにもなってしまい難しい」などと、ルールとマナーの似ているところや違っているところについて、意見を深めることができた。
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【一宮市立尾西第一中学校】心を育てる「ピア・サポート」活動

 本校では、自分も相手も大切にし、互いに助け合おうとする心を育てる授業を、1年を通じて実施しています。今年度は、昨年度実施した「ピア・サポートプログラム」を継続し、新しいことにも取り組みました。
 これまでは、コミュニケーションスキルを学ぶ授業などに取り組んできましたが、今年度は、具体的な場面を設定したスキルトレーニングにも挑戦しました。「感じ方の違い」の授業では、喜びや怒りといった様々な感情について考え、自分の中にどう受け入れていくかを話し合いました。授業を進める中で、生徒は自分と他の人では感じ方が違うことを理解していきました。また、怒りのような負の感情を抱えたとき、自分や仲間をどう冷静にしていくかなど、ふだんなら考えないことを考える機会となりました。他にも、「傾聴」の授業では、うなずくことや相手を批判しないことなどの基本以外にも、聞き手次第で相手の感情をよくも悪くもできることなど、相手を大切にして聞くことについてしっかり学ぶことができました。
 これからも、学んだことを学級や学校のみならず、日常生活でも生かしてほしいと思います。

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【豊根村立豊根小学校】パソコン、タブレットを使ってできることって、何?

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 本校では、1〜6年生が、授業内容に応じてパソコンやタブレットを活用して学習しています。主に、調べ学習では、インターネット、算数や理科では、サーバー上の練習問題を解く「自学」などの場面でパソコンを活用します。体育の授業では、友達と互いの動きをタブレットで動画を撮影し合い、自分の動きを振り返った上で改善するようにしています。このように、本校の子供たちにとって情報機器は、非常に便利で身近なツールであるといえます。
 そこで、情報機器に関する使い方について考えさせる授業を行っています。5年生の社会科では、「情報ネットワークを取り巻く諸問題」を知り、自分たちはどのような危険から、どうやって身を守る必要があるのかを話し合いました。現状では、自分専用のスマートフォン・携帯電話を持っている子供はいません。氏名や住所などの個人情報を入力などが求められたら、それ以上の操作は行わないことなどを確認しました。6年生の道徳科では、携帯電話の適切な使い方について意見を出し合いました。携帯電話を使うことが悪いのではなく、使い過ぎてしまうことが問題で、自分をコントロールすることが大切であるという考えに全員が賛同しました。
 今後も、各学年の発達段階に合わせて、情報機器の利点を生かして活用する力を育みながら、安全で安心な使い方を身につけさせていきます。

【江南市立宮田中学校】1年生道徳科授業実践「最強の敵 最大の友」

 道徳科の授業で、オリンピックの舞台で表彰台に上がった競泳日本代表選手二名の視点から、友情について考えました。
 二人にとって、お互いの存在があったからこそ、あそこまで自らを向上させることができたということを振り返りながら、生徒自身が、今ある友情を更に発展させていくために必要なことについて、深く考えることができました。
 生徒たちは、「ぼくたちも部活動の競技や特技で実力を付け、お互いに高め合えるライバルであり、最高の友ができるように、部活動などをがんばりたい」「友情とは、甘い言葉がけではなく、真にお互いが成長できるような関係になることだと思う」など、真の友とともに自分を高めたいと願う意見が多く出ていました。

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【稲沢市立明治中学校】人権講話と道徳科の授業

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 本校では、人権週間の取組として、「人権講話」と「人権に関する道徳科の授業」を行いました。
 12月1日に行った講話では、校長から全校生徒に向けて、ブラインドマラソンのパラリンピック銀メダリストの生き方や、本校で行っている特別支援学校との交流会での生徒の感想が紹介され、一人一人の人権を尊重し、共に生きていくことの大切さについて学びました。
 また、道徳科では、すべてのクラスが人権に関わる内容を扱って授業を行いました。右の写真の授業風景は、「わたしのせいじゃない」を教材とした2年生の授業の様子です。絵本が出典となっている内容なので、絵本を用意し、読み聞かせをするような席の配置で行いました。
 生徒たちの感想には、「絵本の内容を友達と考えていくうちに、自分にできることに目をつぶって生活していることに気付きました」「最後の子供たちの写真を見ると、自分が責められているような気持ちになりました」「誰かの立場に立って物事を考えることが大事なのではないかと考えました」などの言葉がありました。
 生徒たちは、このような取組を通して、「一人一人を大切にすること」「相手の立場に立って考えること」「様々な人と共生していくことの大切さ」などを意識することができたと思います。
 今後も、生徒たちの心を育むための取組を、全校で行っていきたいと思います。

【岩倉市立曽野小学校】 情報モラルに関する取組

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 本校では、携帯電話会社による「スマホケイタイ安全教室」で、3〜6年生を対象に、インターネットや携帯電話を使う上での注意点や危険性についての話を聞きました。携帯電話やスマートフォンを用いたインターネットに関わる最新の事件や犯罪についての現状を知り、トラブルに巻き込まれないように、児童の意識を高めることを目的として行いました。スマートフォンのSNSをきっかけにしたトラブルが、中学年にも広がっていることから、今年からは、中学年もこの教室に参加することにしました。
 中学年の内容は、肖像権や著作権について、基本的なインターネットのルール(主に個人情報の取扱いや、むやみに情報を載せないこと)を押さえて、SNSに載せる写真の扱い方などを習いました。具体的には、写真や個人情報をSNSなどに載せることで、不審者につきまとわれたりする危険性があることを習いました。
 高学年の内容は、中学年の内容に加えて、SNSでのマナーについての内容があり、トラブルにならないための方策が中心でした。例えば、無料通信アプリ上で交わされるメッセージの言葉の間違った解釈や誤解から、人間関係を悪くしたり、暴力事件に発展したりする事例が紹介され、さらに、携帯ゲームで課金したり、ゲームに縛られたり、正常な判断ができなくなったりした事例を聞きました。加えて、自分の個人情報を不用意にSNS上に書き込んでしまい、そのために不特定多数から被害を受けた事例や、SNSで知り合った人とのやりとりから起きたトラブルの事例などから、対応策を話していただきました。
 この「スマホケイタイ安全教室」には、児童だけでなく、希望した保護者にも参加していただき好評でした。

【西尾市立中畑小学校】情報モラルを学習しました

 現在、多くの小学生が、スマートフォンなどの端末を持ち、インターネット、ゲーム、SNSをしています。使い方を誤ると、事件に巻き込まれたり、友人関係でトラブルを起こしたりするなどの危険性を持っています。
 今年度は、「人権教室」として、情報モラルを専門的に指導している方を招いて、6年生を対象として学習しました。個人情報についての講話では、写真をアップするときの注意点、SNSにおける会話文の注意点、危険なサイトなどについて学習しました。特に、会話文については、あいまいな表現による勘違いや、言葉足らずによるトラブルなどについて学びました。
 児童の感想には、「『いいよ』という言葉には、二通りの意味があり、注意して使いたいと思いました」「メールは、きちんと最後の言葉まで使って、文をつくりたい」「相手を傷つけるような文は、書かないようにしたい」「お互いに楽しくなるような文にして、気持ちよくSNSをやりたい」などと書かれていました。
 SNSの危険性を学習し、気持ちよく上手に使っていきたいという気持ちを高めることができました。

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【岩倉市立岩倉東小学校】人権週間における道徳科授業の実践

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 12月4日から10日までは、人権週間でした。本校で実践した道徳科の授業を紹介します。
 2年生では、「ぶらんこ」という教材で、ぶらんこにのっている3人の動物たちのやりとりを見ながら、友達となかよくするために、大切なことは何かを考えました。その中で相手の気持ちを想像することや、相手の立場になって声をかけることを学びました。
 4年生では、「雨のバス停留所で」という教材で、停留所で並んでいる順番を抜かしてバスに乗ろうとしたよし子の行動について考えることを通して、約束や社会の決まりを守ることの大切さを知るとともに、それらを遵守することが、みなにとって生きやすい世の中になることを考えました。
 6年生では、「みんなのために」という教材を使い、ごみの回収場所を掃除している人を見て、公共のために行動することの大切さを知り、公共施設の使い方について話し合いました。また、自分たちがよく使用している公園を掃除してくださる人がいることに感謝し、自分たちもごみが落ちていたら拾い、自分もみんなのためにできることは何か考えました。

【犬山市立東部中学校】情報モラル教育の取組

 近年、スマートフォンなどの情報端末を生徒が保有する率が高まり、インターネット上でのトラブルも増加してきていることが大きな問題となっています。その問題への対策として、本校が、毎年継続して実施している情報モラル教育の取組を紹介します。
 6月には、「電子メールやSNS、掲示板などによるトラブルについて」というテーマで、学年を問わず、全ての学級において、担任と情報機器の専門家によるティーム・ティーチングの形態で道徳科の授業を行いました。
 12月には、前述の専門家を講師として、保護者と全校生徒を対象とした「情報モラル研修会」を行いました。研修会では、実際に起きている様々なトラブルが紹介され、それらを未然に防ぐ方法の説明がありました。2月の入学説明会の際には、同様の研修会を、入学予定の小学6年生児童とその保護者を対象として実施しました。
 これらの取組を継続してきたことで、生徒はもちろん、保護者の意識も高まってきていることを感じています。今後も、テーマや研修内容を吟味しつつ、更に充実した取組にしていきたいと思います。
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【岡崎市立額田中学校】1年生授業実践「無料通信アプリのトラブルをさけるには?」

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 NHK for Schoolの番組「いじめをノックアウト」より、「無料通信アプリのトラブルをさけるには?」の題材を活用して授業を行いました。本授業では、「自分の判断、行動した結果に責任をもとうとする道徳的判断力の高まり」をねらいとして実践しました。
 無料通信アプリでのトラブルを避けるため、あるグループの無料通信アプリの状況を再現して、どう返信をしたらグループみんながハッピーになれるのか。小集団の中で意見を出し合い、それぞれの意見がどんな結末になっていくのかを予想しながら考えていきました。自分が送ったメッセージの内容によってグループのメンバーがどう感じ、グループ全体にどう影響を与えてしまうのかについて、他者の意見を聞くことで、多様な捉え方があることを実感していました。
 授業後の生徒の感想には、「自分の考えだけでなく、友達の考えも聞くことで、自分にとってはよかれと思って送った内容でも、違う人が見たらよく思われないことがあることが分かった」「軽はずみな言動が、いじめにつながっていく怖さがあることを改めて感じた」などがありました。このような感想から、自分の判断や行動に責任をもつことの大切さに気付き、ねらいとする道徳的価値意識の高まりを感じました。