【阿久比町立南部小学校】 親切な心で

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 小学校1年生の教材、「はしのうえのおおかみ」で授業を行いました。「親切な心で」を主題とし、相手に親切にすると、相手も自分もよい気持ちになるということに気付かせることをねらいとしました。
 初めに、「うさぎやきつねに意地悪をしているとき、おおかみはどんな気持ちだったでしょう」と発問し、ワークシートに、おおかみの気持ちとうさぎの気持ちを書かせました。その後、役割演技をし、おおかみ役の児童と、うさぎ役の児童に気持ちを聞きました。おおかみ役の児童は、「うさぎが怖がっていて楽しいな」と発言し、うさぎ役の児童は、「嫌だな、怖いな」と発言しました。
 次に、くまに出会った後の場面で、「うさぎを抱き上げて、後ろに下ろしてあげたとき、おおかみはどんな気持ちだったでしょう」と発問しました。前の発問と同じように、ワークシートを書かせ、役割演技を行いました。おおかみ役の児童は、「よい気持ち」「これからは、意地悪をしないようにしよう」と発言し、うさぎ役の児童は、「優しいな」「おおかみさん、ありがとう」と発言しました。
 最後に、振り返りを書かせると、「優しくすると、みんなよい気持ちになる」と書いている児童もおり、親切にすることのよさに気付くことができたと思います。
 今後も、ねらいに迫ることができるような授業実践に取り組んでいきたいと思います。

【江南市立北部中学校】1年生「SNSの使い方」について考える授業実践と取組

 Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、略称SNSの利用は、中学生でも盛んに行われている。インターネット上で、友達との交流を手助けしたり、自らのプロフィールや写真を公開したりすることのできるSNSは、生徒たちにとっても、欠かせないものとなっている。クラスや部活動の友達とグループをつくり、その日にあった出来事や予定、自分の思いを伝え合っているという話をよく聞く。SNSを上手に活用し、その利用方法に驚かされることがある一方で、生徒間のトラブルではSNSが絡んだものが増えてきている。「SNS上で悪口をいわれる」「返事をしてもらえない、無視される」といった話を聞くこともあり、利用する際の注意や心構えを見つめ直してほしいと考えた。
 そこで、「SNSと私」という学活の授業を構想し実践を行った。導入として、熊本の震災の際に、震災掲示板やSNSでの情報共有が、役に立ったという資料を提示した。生徒たちに、「実際に利用している」又は、「利用したことがある」と聞いたところ、9割以上の生徒は、「利用したことがある」と答えた。導入の流れから、SNSのよいところについて生徒に意見を尋ねると、「すぐに送れる」「気楽に使える」「届いたかが分かる」といった意見がだされ、SNSの利便性について理解できていることがわかった。
 続いて、「中学生の事件簿」というSNSでのトラブルが漫画形式になっている資料を配付し、SNSを使うときに気をつけた方がよいことについて、グループで話合いを行い、その後、クラスでグループの意見を共有した。「送るときは、一度、読み返す」「写真などを、許可なくインターネット上に掲載しない」などの行動面で気をつけることが多く出された。その中で、「感情的にならない、感情を相手にぶつけない」という意見に着目させ授業のまとめとした。
 振り返りには、「相手の気持ちを考えて、返信をしようと思いました。でも、言いたいことが言えないのはいやだから、誤解されそうなことは、自分で話せばよいと思いました」などと書かれていた。
 SNSの使い方について考えを、更に深められるように、1月には、全校での「ネット・ケイタイ安全教室」を計画している。生徒が、SNSと上手につきあっていけるように、今後も、様々な活動に取り組んでいきたいと思う。

【豊川市立三蔵子小学校】相手の立場に立って考えよう

 子供たちの様子から、自分のものの見方や考え方について認識を深める一方で、自分とは異なる考えや意見を、遠ざけようとする傾向が見受けられました。ささいなことを発端としたすれ違いが起き、解決に時間がかかることもありました。そこで、5年生では、「すれちがい」の教材を用いて授業を行いました。この授業を通して、子供たちには、自分と異なる考えを受け入れようとする姿勢と、それぞれの考えを尊重する姿勢を身につけさせたいと考えました。
 この授業で、立場の異なる二人の状況を疑似体験し、子供たちは自分の考えだけで相手を非難することは、問題の根本的な解決にはつながらないことを実感しました。そして、お互いの立場を考えることで、険悪な雰囲気を回避できることも実感しました。また、二人がなぜすれ違ったのか、もし、それぞれの言い分を伝えていたら、どう変わっていたかを学級で話し合いました。
 振り返りには、自分と異なる立場や意見を尊重することの大切さに気づいたという感想が多く出されました。

【弥富市立桜小学校】NHK for Schoolを活用した情報モラル授業の実践

 9月25日、6年生の学級で情報モラルの授業を行いました。
 NHK for Schoolの「スマホ・リアル・ストーリー」の第5回、「送った写真のゆくえは・・」を視聴して、自分自身にも起こりうることとして、トラブルの回避策について考えました。仲間との話合いを通して、インターネット上に一度出た画像や動画は、消せないということを理解し、個人情報をきちんと管理し、よく考えてスマートフォン等を使っていこうとする気持ちが高まりました。
 NHK for Schoolの教材は、小学生目線でのストーリーになっており、児童が感情移入をしやすく、その後の話合いも、具体的なものとなりました。他の内容の教材もあるので、児童の実態に合わせ、今後も、活用していきたいと思います。

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【岡崎市立新香山中学校】肖像権について考えを深めよう

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 2年生で、情報モラルについての授業実践を行いました。今回取り上げたのは、インターネット上での肖像権の侵害の危険性や拡散の危険性についての授業です。
 写真を、SNSへ投稿するという身近な場面を設定し話し合わせました。その際、写真に写った人が、「偶然、映り込んでしまったもの」「集団で撮ったもの」「明らかに合意して映り込んでいるもの」の複数の写真を用意しました。それらが肖像権の侵害になるのかを考えました。そして、もう一歩踏み込んで考えたのが、「合意は永久的なものなのか」という点で、「デジタルタトゥー」についても学習しました。
 生徒の感想を見ると、「投稿する人が、モザイクをかけるなど気を付けなければならない」「写真を投稿する前に、確認すべき。特に、団体写真は気を付けなければならない」などの意見が出てきました。
 これを機に、楽しさの裏に潜む危険性についても、しっかりと考えていきたいです。

【岡崎市立美合小学校】1年「みんなのためになる しごと」

 岡崎市の情報モラル授業モデル案として、実施されている道徳科指導案を基に実践を行いました。不正確な情報を周囲に与える影響や、正しい情報を伝えることの大切さについて気付き、自分の生活の中にある多様な情報を見直そうとすることをねらいとしています。
 授業の初めに、「間違ったことを言われて困ったことがあるか」と質問をしました。情報が間違っていて困った場面を思い出した後、本時のねらいについて、みんなで考えていこうと投げかけをしました。
 資料「みんなのニュースがかり」の範読を聞いた後、登場人物や場面について押さえ、「けいすけ」の行動と気持ちを追いながら、子供たちからたくさんの思いを引き出しました。
 最初は、「けいすけ」が間違った情報を伝え、周囲を混乱させてしまったことには目を向けられず、「頑張ったのにがっかり」「文句を言われて嫌だなあ」という意見が多数でした。けれど、「どうして文句を言うのかな」という意見に対し、教師が、「けいすけの新聞を見た子は、何の文句を言っているのか」と尋ねたところ、「曜日や習っていることが違う」という意見をきっかけに、「それが失敗」「うそや間違いは流してはだめ」「見た人が困る」という意見が出ました。そこで、新聞を書き直したけいすけの気持ちを質問すると、「今度は、本当のことをニュースに書こう」「今度は、本当のことを調べよう」という意見も出ました。
 振り返りでは、自分が気をつけたいこととして、「これからは、うそを伝えないようにする」「間違えたことをしない」が意見として出ました。どの子も、友達の意見を聞きながら、自分の考えを深めることができました。

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【愛西市立西川端小学校】特別支援学校との交流

 本校では、毎年、近隣にある佐織特別支援学校と、低、中、高学年に分かれて、ゲームや歌の発表などを中心に交流しています。両校の児童は、年3回の「交流会」を、とても楽しみにしています。本校の中学年、高学年の児童は、準備・企画から、当日の司会進行まで自分たちで行います。特別支援学校の児童一人一人と、一年間同じグループで活動を行うので、会を重ねるごとに仲よくなっていきます。
 中学年の2期の交流会は、特別支援学校が企画を立て、2つのゲームを行いました。一つ目は、マイムマイムの踊りでした。初めての児童もいましたが、踊りの説明を熱心に聞きながら、歌に合わせて一緒に楽しく遊ぶことができました。二つ目は、たらいをみんなで持ち、ボールを運ぶゲームです。グループ内で、「もっともちあげて」「いい感じ」と、たくさん声をかけて交流する姿がありました。
 振り返りには、「西川端の子と佐織の子では、できることにちがいがあるんだなと気づきました」「佐織の子が楽しそうにしているのを見て、こっちもうれしくなりました。という感想がつづられていました。
 ふだん体験することのない特別支援学校の児童との交流で、新たな一面を発見したり、コミュニケーション能力を培ったりするよい機会となっています。
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【安城市立明和小学校】 人権講話 〜井谷俊介さんより学ぶ〜

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 本校では、12月17日に、東京2020パラリンピック日本代表候補である陸上競技選手、井谷俊介さんに講話をしていただきました。片足義足という障害をもちながらも、懸命に努力を重ねる井谷さんの姿から、自分自身の生き方について考えてほしいと願い、会を設定し、児童に思いを伝えていただきました。
 児童たちは、講話を聞いて、「足を切断して絶望してしまった井谷さんが、周りを笑顔にしようと前向きになって努力したように、ぼくもつらいことがあってもあきらめずに、前を向いて進み続けたいと思いました」「私は、『ありがとう』という言葉を言えないことが多いので、今ある当たり前のことを、当たり前だとは思わずに、今の当たり前が、幸せなことだと思って、しっかり『ありがとう』と伝えられるようになりたいです」という感想をもち、井谷さんの話から、これからの自分の生き方について多くのことを学ぶことができました。
 講話の後に、5、6年生の児童が、運動場で井谷さんと一緒に体を動かしたり、代表児童が競争したりしました。そこで、実際に井谷さんの走る姿やスピード感を目にして、これまで積み重ねてきた努力の大きさを感じることができました。とても前向きな井谷さんの姿に、子供たちは魅了されていました。

【安城市立安城中部小学校】触れ合いの輪を広げるペア活動

 本校では、異学年の児童と積極的に関わろうとする気持ちを高め、人間関係が広がるようにすること、また、子供たちに企画・運営を任せることで、多くの子供に活躍の場を与えることを目的とし、「ペア活動」を実施しています。
 1学期の「ペアと遊ぼうタイム」は、1・6年、2・4年、3・5年がペアになり、上の学年が中心となって遊びを計画しました。自己紹介カードを交換して顔合わせした後、一緒にゲームをしたり、今月の歌を歌ったりして楽しみました。
 2学期には、初の試みとして、全校一斉に「ペアリーディング」を行いました。上級生が選んだ本を、ペアの下級生に読み聞かせました。上級生が優しく、心を込めて読む本の世界に下級生たちは、ぐんぐん引き込まれていきました。「ペアの子が、『すごくおもしろかった』と言ってくれたので、やってよかったなと思いました」「お姉さんが、本物そっくりな声で読んでくれたから、どきどきしたよ」など、子供たちの言葉から、短いながらも充実した時間になったことが伝わってきました。
 3学期には、下の学年が、遊びを計画します。今までお世話してくれたお兄さんお姉さんたちに、楽しい時間を過ごしてもらえるような計画を立てようと、下級生たちは、今から張り切っています。 

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【東海市立渡内小学校】笑顔の花咲く ペア学級給食

 本校では、高学年と低学年が、「ペア学年」となり、様々な行事や集会を共に過ごす異学年交流を行っています。「ペア遠足」を始め、「七夕集会」「クリスマス会」などの様々な行事において、ペアの子と楽しみ、協力し、教え合う様子が見られます。
 本年度からは新たに、「ペア給食」を実施しました。学級を半分に分け、ペアの子と一緒に給食を食べる、という取組です。始めは緊張気味の子供たちでしたが、10分もたてば、どの学級も笑顔満開。高学年から聞くクラブ活動や部活動の話に、興味津々な低学年。低学年が話す「今日の面白かった出来事」に、うなずきながら耳を傾ける高学年。勉強のことや先生のことなど、様々な情報が交換でき、お互いのことをもっと知ることができたようです。後片付けから歯みがきタイム、昼放課までを一緒に過ごしました。高学年の頼もしさや、低学年のひたむきさを互いに感じられる機会になりました。
 今後も、異学年交流を通して、「相手を思いやる気持ち」「尊敬する気持ち」を育てていきたいと思います。
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【豊田市立石野中学校】情報モラル授業「個人情報の流出について考えよう」

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 2年生の道徳科授業で、SNSを使用する際の「個人情報流出の危険性」について知り、安全な使い方について話し合いました。
 アンケートからは、多くの生徒がスマートフォンを所持し、無料通信アプリやSNSウェブサービスなどを利用していることが分かりました。
 画面に提示されたいくつかの資料から、個人情報として「分かる(可能性がある)こと」と「起こりうる危険なこと」を考えました。画像だけでなく、何げない一言(つぶやき)からも個人情報が流出する可能性があると気付くことができました。
 ふだん、手軽に使っているSNSには、様々な危険性があり、それを知った上で、トラブルにならないよう配慮して使用することが大切であることが話し合われました。
 家に帰ってから、これまでの投稿などを見直す生徒もおり、実生活につなげることができました。学校での学習を、家庭でも話題にして、よりよい使い方をしてほしいと思います。
 今後も、SNSを含めた情報機器の安全な使用の仕方について学んでいきたいと思います。

【蟹江町立舟入小学校】道徳科の授業「森の友だち」

 2年生の道徳科において、「森の友だち」を題材に、友達の大切さについて考える授業実践を行いました。
 授業では、紙芝居形式で教材文を読み進めました。なわとびがうまく跳べず、友達から責められてしまう「こんた」の気持ちを考えさせた後、「もし自分が、中立な立場の『さるきち』だったら、みんなに何て声をかけるか」と、問いかけました。子供たちからは、「こんたが今、どんな気持ちか考えてあげて」「練習すればできるようになるよ」など、「こんた」の気持ちに寄り添う意見が多く出ました。
 授業の終末には、絵本「ともだち」の読み聞かせをし、「ともだちって…」「ともだちなら…」という言葉の続きを考えさせながら、「友達」という存在について深く考えさせました。
 授業の感想には、「友達がいるからけんかもするけれど、いなかったらすごく悲しいから、これからも、仲よくしようと思いました」「人の気持ちを考えることと、相手がどれだけ悲しい思いをしているかを、みんなで話し合って解決すればよいと思いました」と書いている子供がいました。
 この学習を通して、友達のよさや相手の気持ちを考えることの大切さに気付くことができました。

【長久手市立長久手小学校】インターネットやスマートフォンの安全な使い方について

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 6年生を対象に、情報モラルの授業を行いました。インターネットやスマートフォンの安全な使い方を、みんなで考えました。
 「SNSによるトラブル」では、文字によるコミュニケーションの難しさについて、事例を通して実感することができました。「写真でのトラブル」では、写真を撮影するときや見せるときに注意することを学びました。「時間の使いすぎ」では、ネット依存の怖さを学びました。「インターネットでの、知らない人との交流トラブル」では、インターネットの中の知らない人(大人)とは、絶対に会ってはいけないことなどを学びました。
 授業後に、児童は、「これからインターネットを使うときは、『いったん立ち止まって考える』ということを大切にしたいと思います」「コメントをするときは、相手のことを考え、勘違いするような言葉や傷つく言葉に気を付けたいです。依存症にならないようにゲームする時間を決めてやりたいです」「インターネットは、便利で楽しいけれど、その分、危険やトラブルがたくさん隠れていることを学びました」など、感想を述べていました。
 これからも、児童にとって、これからの情報社会で役立つことを伝えていきたいです。

【扶桑町立高雄小学校】「ありがとう」を伝える取組

 本校では、毎年12月に、「ありがとうキャンペーン」に取り組んでいます。「ありがとう」の気持ちを大切にすること、言われる喜びや、伝える喜びを感じる中で自己肯定感を高めることを目的に活動しています。
 子供たちは、「くすのきタイム」(業前時間)に、1ページずつ「ありがとうBOOK」を作成します。「ありがとう」を書く相手は、同じクラスの子、同じ学年の子、他学年の子、先生や地域の方、家族です。「ありがとう」を言葉や文に表したり、絵を描いたりして、感謝の気持ちをつづりました。
 また、キャンペーン中の児童集会では、1・6年生、2・4年生、3・5年生のペア同士で互いに「ありがとうカード」を交換し、「ありがとう」の気持ちを伝えました。カードを交換した子供たちは、互いに笑顔があふれ、全校で素敵な時間を過ごすことができました。
 さらに、「ありがとうBOOK」の中から、最も「ありがとう」の気持ちを伝えたい「マイ ベスト ありがとう」を選び、「ありがとうの花畑」を作りました。この花畑は、各学年の掲示板に貼られています。子供たちは、興味津々、自分宛てのカードを見つけると「あった」「見つけた」などと、うれしそうな声が聞こえてきました。
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【瀬戸市立原山小学校】スマホケータイ安全教室

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 本校では、長期休みの前に、6年生を対象として、「スマホケータイ安全教室」を開催しています。児童のスマートフォン所持率も年々増加傾向にあり、SNS等によるトラブルも増えてきました。そこで、講師から、スマートフォン、携帯電話を安全に使用するためには、ルールとマナーを守ることが大切であることを、スライドやアニメーションで説明をしていただきました。
 講義では、「情報を公開するときに気をつけること」「知らない人とのやりとりで気をつけること」「文字だけのやりとりで気をつけること」「ネット上の様々な危険から身を守る方法」などの話をしていただきました。子供たちからは、「自分や友達の個人情報を、簡単に公開していはいけないことが分かった」「文字だけのやりとりでは、本当の気持ちが伝わりにくいことが分かった」などの声が聞かれました。
 今後も、子供たちが様々なトラブルに巻きこまれないよう、「情報モラル教育」を推進していきたいと思います。

【大府市立吉田小学校】 情報モラル教育

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 本校では、12月6日に、4年生を対象とした「セルフディフェンス講座」を行いました。スクールソーシャルワーカーを講師に招いて、「自分を大切にする授業」をしていただきました。
 現在は、スマートフォン、携帯電話、ゲーム通信機器の所持は、私たちの日常生活に欠かせない便利なコミュニケーションツールとなっています。しかし、私たちが過ごすネット社会では、知らず知らずのうちに、子供たちがトラブルに巻き込まれてしまうケースが少なくありません。そこで、インターネット、携帯電話の使用時の注意として、次の四点を講師から教えていただきました。
1.友達から返事が来なくても怒らない。
2.インターネットで知り合った人と、連絡しない、会わない。
3.インターネットに自分や友達の写真を載せない。
4.悪口、けんか、いたずらの書き込みは、犯罪である。
 授業を通して、日頃から、「相手を思いやること」「言葉を選んで上手な断り方をすること」の大切さを学ぶことができました。
 今後も、互いの人権を尊重し、適切なコミュニケーション能力の育成を目指して、情報モラル教育を推進していきたいと思っています。

【春日井市立鷹来小学校】人が作った作品に込められた思い

 3年生では、「クラスのマーク『ピーチくん』」を教材に、人が作った作品には思いが込められていることを知り、大切に扱おうとする心情を育てることをねらいとして、情報モラルの授業を行いました。
 教材は、クラスのマークを作る宿題が出されたが、何も思い浮かばない主人公は、友達が考えたマーク「ピーチくん」を描いて提出することにしました。翌日、友達は欠席しており、主人公はピーチくんを借りたことを伝えられません。帰りの会で話し合われた結果、主人公の「ピーチくん」がクラスのマークに決まります。しかし、主人公は、友達が描いたマークだと言えません。翌日、登校してきた友達は、自分のマークが勝手に使われたことを知って泣き出してしまうという内容です。
 本授業では、「悪気はなくても友達を悲しませたときに、どうしたらよいか」という視点でも考えさせました。悲しんで泣いている友達を見たときに、「正直に謝ればよかった」「しなければよかった」などの意見が、子供たちから出されました。教師や子供同士の対話を通して、素直に友達に謝ることやみんなに正直に伝えることが、その後の行動としてふさわしいとまとめられていきました。さらに、友達が作ったキャラクターには、作成者の気持ちが込められていることにもつなげ、著作権の話題を取り上げました。子供たちからは、「自分の作品を大切にしていこう」「作品を作るときには、他のキャラクターを使わないようにしよう」などの声があがりました。
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【大治町立大治南小学校】「折れたタワー」授業実践

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 本校の5年生は、人権について考えたり、「福祉実践教室」を通して、相手の立場に立って物事を考えたりする機会をもってきました。今回の教材「折れたタワー」では、広い心をもつことの難しさに気付かせることによって、ねらいとする道徳的価値への方向付けを行う授業を行いました。ひろしがマスクを忘れたときに、周りの子がひろしに対して意地悪なことを言う場面や、のりおの失敗を自分の失敗に重ねて許してあげるひろしについて考えることにより、ひろしの優しさに気付きました。また、教材からキーワードを探すことにより、「広い心で分かり合う」「誰に対しても思いやりを」など、道徳的価値をとらえ、それをもとに、許せないひろしや許すひろしを自分事として考え、ペアで話し合い、価値を深めることができました。
 振り返りの場面では、「誰と接するときも、広い心と思いやりが大切だと学び、誠実な心をもって生きていきたい」「みんなも失敗を許せる人になってほしい」「失敗に対して、今までは、『いいよ』と言いながらも、心ではどうして間違うのだろうと思っていた。でも、誰でも失敗はあるということに気付き、心をうたれた」などの意見があり、友達への優しさや広い心をもつことの大切さを感じていました。
 今後も、自分自身を見つめ直し、道徳的価値を高め、深める授業実践をしていきたいと思います。

【豊田市立岩倉小学校】ともに学び合う道徳科の授業を目指して

 本校では、「ともに学び合うーかかわり合う聴き合うことを大切にしてー」という研究テーマのもと、道徳科を中心とした実践に取り組んでいます。
 5年生の実践では、「友のしょうぞう画」の教材を通して、「真の友情」について考える授業を行いました。本教材は、友情を誓い合って離れ離れになった和也と正一のその後の行動から、友情を深めるために大切なことを考える話です。
 「友のしょうぞう画を見て、なぜ涙があふれたのか」を考える場面では、「病気で弱っていたのに作品を完成させた感動の思い」「自分のことを忘れずにいてくれたうれしさ」「手紙が届かなかった理由を、自分勝手に考えてしまっていた自分への怒り」など、様々な考えが出ました。自分の考えとその根拠を話し合ったことで、「最初は、感動やすごいなあという涙だと思ったけれど、友達の意見を聞いて、自分への怒りや、また手紙を送ろうという理由もあると思うようになりました」など、新しい価値観を見いだす児童もいました。また、振り返りには、「友達は一緒に遊んだり、笑わせてくれたりするだけでなく、相手のことを考えるとがんばることができる存在だと分かりました」と書く児童もおり、話合いを通して「友情」について考えを深めることができました。
 今後も、児童が対話の中から自らの価値観を見直したり、自分自身を振り返ったりできるような中心発問を大切にして、授業実践に取り組んでいきたいと思います。

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【北名古屋市立師勝西小学校】「スマホやSNSの危険」を学ぶ

 本校では、毎年5年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。本年度は、9月に実施しました。携帯電話会社の協力を得て、SNSやインターネットに潜む危険性について、分かりやすく教えていただきました。
 今回は、SNSに掲載された写真情報により起きてしまった事件のビデオを見て考える授業を行いました。何げなく撮って掲載した写真が、自分自身も気が付かないところで個人情報の特定につながってしまいます。そして、「留守中の家に空き巣に入られたり、個人が狙われたりすること」「相手が見えない怖さ」などについて学びました。子供たちは、「気付かないうちに危険なことに巻き込まれてしまう」ことを知り、真剣に話を聞いていました。
 今の時代、SNSは、便利なコミュニケーションツールとして欠かせないものになっています。子供のうちに、大人が安全に正しく利用する方法をきちんと教える大切さを実感しました。

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