【豊田市立末野原中学校】特別支援学級での道徳科の実践

 今年度から、中学校でも道徳が教科化となり、特別支援学級でも、週1回の道徳科の授業を行っている。読み物や教師の話を理解する力、感情の表し方、気持ちを言葉で伝える力などが一人一人で大きく違い、教材選びもとても難しい。その中で、絵本を使った授業は、様々な実態の生徒たちでも、いろいろと想像が膨らみ、考えやすいようであった。
 「よい子への道」では、よい子になるための話がのっており、その中のいくつかを例に挙げ、「自分たちが愛される人になるためには、どうしたらよいだろう」を考えた。生徒たちが生きていく上で、誰からも愛される存在になることは、大切だと思ったからである。プリントに書くことが苦手な生徒たちも、写真のようにイメージマップをつくっていくと、様々な意見を出すことができ、自分は、何をがんばっていけばよいかを見つけることができた。
 また、「なんだろう なんだろう」を利用して、「うそ」について考える授業をした。絵を提示しながら、「ついてよいうそと、ついてはいけないうそ」について考えた。出てくる登場人物のうそは、よいかどうかを考えつつ、自分たちと照らし合わせることで考えも深まった。
 感想には、「人を傷つけるうそは、人を傷つけてしまって友達じゃなくなるので、人を傷つけるうそは、絶対に言ってはいけないと思いました」と書いた生徒もおり、生徒たちの中に、うそはいけないという気持ちをもたせることができた。

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【岡崎市立矢作西小学校】他者理解の推進

 本校の5年生が、「車椅子体験・高齢者疑似体験」を行いました。
 「車椅子体験」では、ほんの数センチの段差でも、自力で登るのには苦労することを知り、福祉の観点からバリアフリーの必要性を感じました。
 また、「高齢者疑似体験」では、体に重りをつけたり、視野を狭める眼鏡をかけたりして、高齢者の疑似体験をしました。階段を昇降することが難しいことや、周りが見えづらく歩きにくいことなどたくさんのことに気が付いた様子でした。
 これらの体験を通して、自分とは違う立場の人々がいることを知り、自分たちがどんな行動をするべきなのか深く考えることができました。
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【あま市立甚目寺東小学校】2年生「わたしたちの校歌」

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 学年のまとめの時期を迎え、よりよい学校生活を目指して、2年生の道徳科教材「わたしたちの校歌」の実践を行いました。日頃から慣れ親しんでいる校歌ですが、2年生児童にとっては難しい言葉が多く使われています。文字に表したり、教師の説明を聞いたりしながら、歌詞に込められた願いについて話し合いました。「有名な観音様が、ぼくたちのことを見守ってくれているんだね」「勉強も運動も両方がんばろうって言っているんだね」「歌声がひびく学校だって。その通りだよ」「進んで取り組むことは、自分はできていないけれど6年生はすごいよ」等々。
 その後、学校のよいところを見つける活動を行いました。児童会の企画です。「手紙にして校長先生にプレゼントしよう」という目的があり、どの児童も意欲的に取り組みました。道徳科の授業で話し合ったことが生かされ、「手紙が裏までいっちゃうよ」「2枚目が欲しいな」という声が多く聞かれました。そして、全校朝礼で児童会役員から手紙の一部が紹介されると、「私と同じこと書いている子がいたよ」と喜んだり、新聞にしてはり出された内容をじっくり読んだりする姿が見られました。授業と児童会活動を関連させることで、より深い学びとなりました。

【豊明市立大宮小学校】大宮農園での活動

 本校には、「大宮農園」という、学校内に田んぼや広い畑、コクワガタが生息する大木、飼育小屋や観察池など、自然豊かな場所があります。ここで、田を利用した稲作や野菜作り、ウサギの飼育活動等、豊かな体験活動を通して心の教育を図っています。
 休み時間になると、児童は生き物を見つけたり木の実を拾ったりし、四季を感じる場所にもなっています。
 5月には、JAや地域の方の協力で、6年生が田植をしました。田植の前に、JAの職員から、お米の話を聞いたり、田植の方法を教えていただいたりしました。11月の「にぎにぎ会」のおにぎりになるお米です。5年生は、「にぎにぎ会」用のサツマイモを「大宮農園」で育てました。
 各自が、トマトやナス、サツマイモの苗を植え、自分の苗を育てました。大きくおいしくなるように心を込め世話をし、にこにこ笑顔で収穫しました。
 11月には、収穫に感謝する活動として、「にぎにぎ会」と「大宮まつり」がありました。PTA役員、委員が、6年生が育てたお米をおにぎりにし、5年生が育てたサツマイモをふかして、全校児童が感謝して食べました。
 そして、「大宮まつり」では、まつりの曲に合わせてみこしが登場し、全校での歌を歌い、太鼓クラブが披露し祭りの気分を高めました。合わせて各学年の発表を行い、学習面での成長を感じる場にもなりました。
 これからも「大宮農園」での活動を大事にして、思いやりがあり、温かな雰囲気の学校にして、子供の豊かな心を育てていきます。

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【豊川市立牛久保小学校】新聞記事を作成することを通してメディアリテラシーを身につけよう

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 本校では、毎週金曜日の朝の10分間を、「にいの日(にい:NIE)」とし、新聞に親しむ活動に取り組んでいます。新聞の記事の内容や世の中の出来事に興味をもった4年生は、複数の新聞社の一面トップ記事や一面の比較を行いました。「2つの新聞社には、同じ記事が載っているよ」「この新聞社には、載っていないよ」と記事の内容の違いに気づいた子供たちは、なぜ掲載されている記事が違うのかをグループで話し合いました。そして、新聞社によって掲載される記事が違うことや、記事を書く人の意図によって記事の内容が変わってくることを学びました。
 また、新聞記者から、取材の方法やインタビューの仕方、見出しの書き方などを学んだ子供たちは、毎年5年生が行っている野外教育活動についての新聞の作成に取りかかりました。5年生に、一番楽しかったことや大変だったこと、学んだことなどをインタビューして、多くの情報を手に入れた子供たちは、自分が一番伝えたい情報を選んでトップ記事を作成し、新聞を完成することができました。

【蟹江町立蟹江中学校】感謝を込めて、地下道清掃

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 本校では、代表生徒による、「通学路の地下道清掃」を長年続けています。私たちの学校は、鉄道沿線にあり、自動車や人の往来も多いため、登下校には注意が必要です。そんな私たちの生活を守ってくれる地下道を、感謝の気持ちをもって清掃しています。
 清掃の日の授業後、学校から掃除道具を持って地下道へ出かけ、階段や側溝の汚れを取ったり、通路や壁にこびりついた汚れを削り取ったりします。地下道を通られる大勢の方が声をかけてくださり、私たちもやる気が出ます。地域の方との大切なコミュニケーションの場ともなっています。
 地下道の壁に目を向けると、明るく、かわいいイラストが描かれています。これは本校の造形部の先輩方が在学中に描いたもので、通行される方々の心を和ませています。私たちの手で地域に貢献できるすばらしい機会を大切にし、感謝の気持ちを込めてこれからも「地下道清掃」を続けていきたいと思います。

【稲沢市立長岡小学校】木曽川クリーン作戦

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 本校から北西へ徒歩10分のところに、一級河川の木曽川が流れています。ゆったりと流れるとても美しい川で、春には、サツキマスが遡上する姿が見られます。しかし、その美しさとは反対に、木曽川の堤防は、堤防道路を走る自動車などからのポイ捨てが多く、空き缶やプラスチックなどのごみが落ちていることがよくあります。
 そこで、本校では、「木曽川をもっときれいにしよう」を合い言葉に、木曽川用水総合管理所の職員の方とともに、児童らが主となって、堤防のごみを拾う「木曽川クリーン作戦」を行っています。
 今年度は、6年生から順に、各学年が、月替わりに木曽川大堰より下流の左岸堤防の清掃を行いました。本校の6年生29名は、1時間という短い時間で、燃えるごみ3袋分、燃えないごみ1袋分、プラスチックごみ1袋分のごみを集めて帰ってきました。子供たちが、「きれいにしよう」という一心で黙々とごみを拾い続けたのがよく分かります。
 また、秋に活動した3年生は、たくさん拾ったごみを学校に持ち帰り、分別する際に、「どうして、こんなにごみを捨てるんだろうね」「家まで持ち帰ることができなかったのかな」と友達と話をしていました。「木曽川クリーン作戦」は、子供たちの身近な木曽川をきれいにする一助と同時に、本校の子供たちの道徳心も育んでいます。

【岩倉市立南部中学校】自己を見つめ、よりよく生きようとする子どもを育てる道徳教育

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 本校では、現職教育の主題を「知をひらく」とし、全職員が一丸となって授業づくりの研究に取り組んでいます。「知をひらく」とは、いまだ知らない新しい知と出合い、それを自分の中に取り込みながら何かを認識し、知を広げていくことで、「今日の自分」が新しい知と出合い、他者と知を交流させながら、「昨日の自分」を「明日の自分」に拡大していく知的な営みのことです。以下に、グループ内での学び合いに意識をおいて行ってきた、本校の道徳の授業実践を紹介します。
 3年生では、教科書「とびだそう未来へ」の「家族の思いと意思表示カード(自他の生命の尊重)」を教材にし、授業実践を行いました。教材の文章に入る前に、導入でドナーカードの存在と意義、そして脳死の定義について確認しました。その後、中心発問の「あなたにとって大切な人が脳死状態になってしまったら、臓器提供を認めるか」という問いを投げかけました。グループ内で、「本人の意志をどう考えるべきなのか」「残された家族だけで決めてもよいものなのか」「他人の体の中で家族が生きていくということを肯定的にとらえるべきなのかどうなのか」など、様々な観点から考え葛藤し、多くのことを話合う姿が見られました。
 中には、脳死を本当に死んでいる状態としてとらえていない生徒も一部おり、「命を奪っているのに近い感覚を抱いてしまう」「意識が回復する可能性も現代の医療ではゼロではない」などの意見が挙がりました。教材を読んだ後にも、再度、話合いをし、「実際に、その場面に立たされた場合、自分ならどうするべきなのか」「ドナーカードを所持していなければ、家族としてどう判断するか」など、議論を進めていく中で、考えは深まっていきましたが、なかなか立場を決められない生徒もいました。いろいろな意見を受け止めて自分なりに考え、立場を最終的に変えていった生徒も中にはいました。
 授業の終末には、「あなた自身は、ドナーカードにどのような意志表示をしていきたいか」「命を大切にするとは、どのようなことか」という二つのことについて、自分の考えをまとめさせました。すると、8割以上の生徒が、臓器提供をしていきたいと意思を表しました。
 授業の感想には、「自分の命の一部が、誰かの命を救うことになるのであれば、ぜひ臓器提供に協力したい。それが命を粗末にしないということだ」という意見や、「自分のように、恵まれた環境で命を脅かされずに暮らしていけることに感謝し、自分に与えられた生をしっかりと全うしていくことが大切だと思った」という言葉が書かれていました。
 今後も、生徒同士の学び合いを中心とした道徳科の授業を通して、生徒が自己の生き方をより深く見つめられるようにつなげていきたいと考えています。

【小牧市立味岡中学校】道徳科の授業実践「ひび割れ壺」

 3年生の教材「ひび割れ壺」で授業を行いました。面接練習を行っても、なかなか自分の短所は言えても長所を見つけたり表現したりすることができず、悩んでいる生徒が多くいました。そんな生徒たちに、自分のよさに気づけるようになってほしいという思いをもって実践を行いました。
 最初に、ペアで「お互いのよいところ」について、1分程度具体的なエピソードを絡めて言い合うことで、温かい雰囲気を作りました。その後、「では、自分の短所は?」と問いかけ、「今日は、『自分らしく生きるとは』について考えてみよう」と提示し、「ひび割れ壺」の範読を聞きました。
 簡単に登場人物の確認をした後、グループ隊形にして、「水くみ人は、何をひび割れ壺に伝えたかったのか」について話し合いました。「ひびは、本当に短所なのか」「ひびは、ない方がよいのか」などについて議論した後、「では、わたしにとってのひび、つまり短所について考えてみよう」と投げかけ、グループでそれぞれの短所について話し合いました。
 授業を終えて、短所が場合によっては、長所ともいえること、「ひび=短所」も、自分の一部であることに多くの生徒が気づくことができました。また、仲間から様々な指摘をしてもらうことで、自分では気づいていなかった自分のよさに気づける生徒もいました。
 考え、議論する道徳の授業づくりを通して、生徒の意見を否定せず受け止める難しさとやりがいを実感しています。今後も、一人一人が納得解をもてるような授業を目指していきます。
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[岡崎市立六名小学校] スマホ教室

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 スマートフォンやパソコンは、多くの人と交流をもつことのできる便利なものである反面、使う人のモラルによって、相手の心に一生残る傷を負わすこともあります。そこで、今回は、インターネット生活における影の部分について、講師を招いて話を聞きました。
 子供たちに、ゲーム依存症についてのアンケートを行いました。10項目中で、7から8問あてはまるとゲーム依存症の予備軍になるという話を聞きました。5、6年生の子供たちは、「時間を決めてやらなければいけない」「勉強がおろそかになっていくんだ」「顔が見えない相手とチャットするときは気をつけよう」「知らない相手とけんかになることは、お互いの心を傷つけあっていることになって、気分のよいものではない」「依存症になると大変なことなのに、大変だと感じなくなってしまう感覚が怖い」という感想がありました。
 被害者にも加害者にもならないように十分注意してほしいです。

【豊田市立小原中部小学校】2年生「ぽかぽかあいさつってなに?」の授業実践

 2年生は、大きな声で元気にあいさつができるが、「大きい声がよい」という単純な考えであいさつを行っているように思えた。そこで、あいさつのよさを考えることを通して、相手を意識したあいさつができるようになってほしいと願い、教材「さて、どうかな」を使って、本実践に取り組んだ。
 実践のポイントとして、「1.児童主体で設定する学習課題」「2.役割演技」「3.構造的な板書」を意識して取り組んだ。
 学習課題の設定では、導入でつぶやいた発言を取り上げ設定した。範読を聞いている様子や、その後の積極的な発言の様子などから、子供たち自身で「考えたいスイッチ」を入れることができたと感じた。
 役割演技では、「ぽかぽかあいさつをしたい」という目的をもって行った。見ていた人が感じたことを発表することで、「ぽかぽかあいさつは、周りの人の心にも伝わる」ということに気付くことができた。
 板書では、めあてを明確に示し、問題点や考えの深まりを視覚的に分かりやすくすることで、子供たちの価値観を広げ・深めることができた。
 本実践を通して、あいさつへの意欲の高まりを感じた。次の日から、相手の目を見たり、名前をつけてあいさつをしたりする子供が増えた。
 今後も、日々の学校生活での様子を見取り、子供たちを認めてあげることを通して、あいさつへの価値観をより一層、広げ、深めていきたい。
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【岡崎市立細川小学校】 学校を明るく 全校児童で挨拶運動

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「おはようございます」
 毎朝、学校の昇降口で爽やかな挨拶が飛び交っている。
 本校では、毎週月曜日から水曜日の朝に、「挨拶運動」を行っている。毎年、代表委員会の児童が中心となりこの運動に取り組んできている。3学期になり、代表委員会の児童だけではなく、全校児童が当番制でこの運動に参加し、盛り上げている。挨拶の活性化を目的として始まったこの運動により学校がより明るくなっている。
 児童同士が大きな声で挨拶をし、そこから自然と会話が弾んでいる光景が広がっている。まさに挨拶がコミュニケーションをスタートさせており、学年を越えたコミュニケーションも見られる。「挨拶運動のタスキ」をつけた代表委員の横に立ち、元気よく挨拶しているその表情は、笑顔で満ちあふれており、どの児童も最高の形で1日をスタートさせることができている。
 人と人とをつなぐ第一歩は、やはり挨拶である。情報機器の普及が進み、実際に会って話すコミュニケーションが少なくなってきている。情報化社会の現代だからこそ、「挨拶運動」が必要だと感じる。この運動により、より児童のコミュニケーション能力が向上することを期待し、今後も力を入れて取り組んでいきたい。

【犬山市立犬山北小学校】人権週間の取組

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 昨年度から、人権週間の全校活動として、児童会の代表委員会が、「心の花カード」に取り組みました。心の花カードには、友達からしてもらってうれしかったことや、友達の優しい言動についての賞賛を記入します。記入したカードを委員会で集め、各学年に特設した掲示板に掲示して紹介しました。集まったカードの中から、紹介したいカードを選んで給食時のお昼の放送で紹介しました。子供たちは、静かに耳を傾けていました。中には、「すごいね!」と、つぶやく声もありました。カードの紹介の後に、「みんなちがって、みんないい」の曲を流します。にこにこ笑顔でリズムをとる子もいます。
 今年も、たくさんのカードが掲示されました。「友達が喜んでくれることがうれしい」と思える子が増えることを願って、今後も活動を続けていきます。



【半田市立成岩小学校】ネット社会やスマートフォンとのつきあい方を考えよう

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 本校では、浜松学院大学短期大学部教授である今井昌彦先生を講師に迎えて、「ネット社会やスマホとのつきあい方〜自分の将来を守るために知っておくべきこと〜」をテーマに、「情報モラル教室」を行いました。この講演は、PTA事業とのタイアップで実施し、4〜6年生児童と保護者の方にも参加していただきました。
 児童の振り返りを通して、以下のように多くの学びがあったことが分かりました。
・スマートフォンやゲームに集中力を壊されて、学力が落ちるという話が怖かった。
・時間を決めて使うことが大切だと分かった。
・インターネットを使っている自分が、危険な状況に置かれていることを実感した。
・私は、ゲームや無料通信アプリを使っているので、時間を決めて、知らない人とはやり取りしないようにしたい。
・勉強をしてからスマートフォンを長時間使うと、勉強したことをほとんど忘れるという話を聞いてびっくりした。
・もしかしたら自分がゲーム依存症かもと思ったので治そうと思った。
・「自己管理能力が大切」ということを教えていただいた。
 また、1〜3年生でも、「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。スマートフォンや携帯電話などの情報・通信機器は、大変便利ですが、危険も潜んでいます。危険について理解し、安全に利用できるようになってほしいと思います。

【東浦町立森岡小学校】「道とく振り返りシート」を利用した一枚ポートフォリオ評価

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 本校は、昨年度より、「道とく振り返りシート」を利用し、一枚ポートフォリオ評価を行っている。道徳の計画案に従い、各学年の重点目標をもとに、テーマを設定している。
 本年度の2年生の重点目標は、「善悪を判断し、人間としてしてはならないことについて考える」「友達と仲よく助け合う気持ちを養う」である。そのため、テーマを「友達や地域の人と仲よくするために、自分ができること」とした。そして、教科書の資料の中から、「友情、信頼」「節度、節制」「親切、思いやり」など、人との関わりに関する内容を選び、それらの授業後に振り返りシートを書くよう計画を立てた。
 まず、授業前にテーマについて考え、シートの「授業前」の欄に記入させる。児童は、「友達に、一緒に遊ぼうと声をかける」「困っていたら助けてあげる」などの考えを記入していた。その後、「きいろいベンチ」「おれたものさし」「かっぱわくわく」「あいさつっていいな」などの学習をし、シートに考えを書き加えていった。最後に、すべての授業の感想を読み返させ、授業を振り返らせた後、シートの「授業後」の欄に、もう一度、テーマについて考えを記入させた。児童は、「あいさつをする」「親切にする」「みんなでつかうものは、大切につかう」「いつも笑顔でいる」「正直にあやまる」など、考えを膨らませていた。そして、学習前と学習後の記述を比較し、感じたことを記入させた。
 「道とく振り返りシート」に蓄積された児童の記述から、児童の成長を見ることができた。すべてを通して見ると、記述が増え、内容も深まっている。また、児童本人も自分の成長を自覚できた。さらに、「道とく振り返りシート」は、担任の評価を記載し、家庭に持ち帰らせる。保護者に個々の児童の成長を知らせるという面でも、大変便利である。

【豊橋市立下地小学校】情報モラル教育実践「携帯安全教室」

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 今日、多くの小学生が、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末を利用しています。親や友達との連絡手段としてだけでなく、動画やSNS、ゲームなど使用する目的は様々です。動画やSNS、ソーシャルゲームの長時間視聴や依存、トラブル、課金などについても人ごとではなく、正しい知識の基に上手につき合う必要があります。
 そこで、本校では、6年生を対象に大手通信会社に依頼をして「子ども携帯安全教室」を実施しました。アニメーションやスライドを通して、「課金やネット依存の怖さ」「SNSなどでの文字コミュニケーションの特徴」「トラブル発生時の対処法」など、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末などを使用する上で起こりうるトラブルや危険などの事例を、具体的に教えていただきました。
 特に、使用する上では、ルールが一番大事なことを強調されており、子供たちが何度も唱えました。正しい知識をもち、スマートフォンや携帯電話、タブレット端末と上手につき合うことの大切さを学ぶことができました。

【高浜市立吉浜小学校】インターネット、スマートフォンの安心・安全教室

 本校では、1月の授業参観日に、5年生とその保護者に対して、外部から講師を招いて、「インターネット、スマートフォンの安心・安全教室」を行った。
 講師からは、「ネット依存」「いじめ」「誘い出し」「なりすまし」を中心に、「個人情報」「ネット詐欺」「チェーンメール」「著作権」「肖像権」などについて幅広い内容で講話をいただいた。スライドやドラマなどの映像を使って進められたので、子供や保護者にとって、理解しやすいものであった。専門の方の話は、多くの事例があり、説得力のあるものであった。また、参加者が危機意識をしっかりもつことにつながった。所持率が高くなるこの時期に、「インターネット、スマートフォンの安心・安全教室」を開催できたことは大変よかった。
(参加者の声)
・友達にメッセージを打つときには、本当に自分の伝えたい意味で伝わるか考えてから送信したいと思います。本当に安全かどうか自分で判断できるようになっていきたいと思いました。(児童)
・とてもよい内容で、子供たちに知っておいてほしいことがよく分かりました。「こんな事例に近いようなことがあったよね」と親子で話し合うきっかけとなり、インターネットやスマートフォンを利用するにあたり気をつけたいことの確認ができました。(保護者)
 これから起こるかもしれないトラブルについて、具体的に保護者が知っていることで、大切な子供を守ることができる。今回のように、親子でインターネットやスマートフォンについて考える機会を、今後も設けていくとよいと思った。

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【みよし市立南中学校】情報モラル教室の実践

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 本校の「情報モラル教室」では、警察の方を招いて講話を聞いたり、情報モラルに関する動画を視聴したりして学んでいます。警察の方からの講話では、実際に発生した事例などを教わり、自分自身の情報端末の扱い方について振り返る様子があります。講話の中では、動画を視聴しながら、日頃のインターネットの使い方についてワークシートに記入したり、生徒同士で情報交換を図ったりして意識を高める場面があり、また、ふだん使い慣れている無料通信アプリなどに、個人情報を載せないように、生徒同士で話合う場面もあり、生徒はとても真剣に学んでいます。
 さらに、定期的に情報メディアの使い方を点検し、保護者にもコメントを頂く活動にも取り組んでいます。帰宅してからの子供の情報端末の扱いについて、「お互いにきちんと話ができてよかったです」「使い方について、ルールを決めました」といった保護者の言葉や、「思った以上に、スマートフォンを触っていることに気が付きました」という生徒の言葉もありました。
 こういった取組を通して、自分たちの情報モラルやコミュニケーションのあり方について考えることで、自然と相手を思いやる気持ちが芽生え、誰もが過ごしやすい社会を築いていけるのではないかと感じました。

【春日井市立松原小学校】メディア機器とのつきあい方を考えよう

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 本校では、12月5日(木)に、「メディア機器とのつきあい方を考えよう」というテーマで、学校保健委員会を行いました。参加者は、4・5・6年児童と保護者(PTA環境保健委員等)、職員で、約1時間にわたって、メディア機器との上手なつきあい方について考えました。
 取り上げたメディア機器とは、テレビ、ゲーム機、パソコン、タブレット、携帯電話、スマートフォンなどです。保健委員会によるアンケート結果の発表の後、文部科学省のポータルサイトにある動画を全員で視聴して、話し合いました。動画は、「ネット依存 ネットゲームに夢中になると」「SNS等のトラブル 一人よがりの使い方にならないように」です。前者は、インターネットゲームがやめられなくなる理由やたどり着く結果について、後者は、SNSがやめられなくなる理由や弊害について、考えることができました。
 最後に、「メディアコントロール スイッチオフカード」に取り組んでいくことをみんなで誓いました。

【豊橋市立二川南小学校】なかよし交流

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 本校では、相手の立場をおもいやり、児童一人一人が小学校生活6年間を通して、様々な学年と交流をもつことができるように、「なかよし交流」を行っています。
 「なかよし交流」では、1・6年、2・5年、3・4年のペア学年で班を作り、月1回、木曜日の給食後の休み時間に、子供たちが考えた遊びをしています。
 1月の1・6年の「なかよし交流」は、これまで1年生のために、いろいろな遊びを考えてくれた6年生に感謝の気持ちを込めて、1年生が企画した「手作りすごろく」をしました。1年生の作ったかわいい「すごろく」に、6年生たちも自然と笑顔になり、どの班も話がはずんでいました。