【阿久比町立英比小学校】3年生での情報モラル授業実践

 3年生の児童に、情報モラル教育の一環として、インターネット上の情報の取捨選択について考える授業をしました。
 授業の導入では、「カマキリは何を食べるのだろう」という課題を提示し、その課題に対する発表として、A君は本を使って調べたことを発表したものを、B君はインターネットから得た情報で発表したものを提示しました。本で調べた情報に対して、インターネットで調べた情報は量が多く、本当かどうか疑わしいものを含めて提示しました。子供たちに、「二つの発表を見て、どう思ったか」を尋ねたところ、インターネット上の情報に対して「インターネットの方がたくさんのことが分かる」などの肯定的な意見と「インターネットの情報はうそのことがある。」という否定的な意見が出ました。そこで、「インターネットを使って調べるときは、何に気を付けて調べるとよいか」と聞くと、「人に聞いてみるといい」「自分で考えたり、実験したりしてみる」など、その情報が正しいかどうか調べるためにどうしたらよいかを考えた意見が出てきました。出てきた意見は教師が板書して分かりやすくまとめました。
 最後に、、子供たちに実際に「カマキリは何を食べるのか」という課題をインターネットで調べさせました。インターネットから得た情報を隣同士で聞いたり、一つだけでなく複数のサイトで調べて検証したりする姿が見られました。今回の授業を調べ学習をする際などに生かしていってほしいと思います。
 今後も様々な機会を通して、正しい知識や情報モラルを身に付けさせていきたいと思います。
画像1 画像1 画像2 画像2

【北名古屋市立五条小学校】児童の心の成長のために〜小学校で楽しく遊ぶんジャー集会〜

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校では、隣接する保育園の年長の子供たちを5年生が招待し、一緒に遊ぶ「小学校で楽しく遊ぶんジャー集会」を、毎年行っています。
 「小学校で楽しく遊ぶんジャー集会」に向けて、総合的な学習の時間を使い、園児たちが喜ぶゲームを考えたり、プレゼントを用意したりと、入念に事前の準備を行いました。
 児童は、緊張した面持ちの園児にやさしく声をかけて、ゲームでは一緒に楽しく遊ぶことができました。また、会終了後の見送りの際には、別れを惜しみ、園児の姿が見えなくなるまで手を振っていました。授業後の感想では、「小さいけれど元気があって、大変だったけど楽しかった」と話しており、園児を気遣いながら遊ぶことができました。
 今回一緒に遊んだ園児たちも、4月には小学校に入学し、ともに学校生活を送ることになります。この会で培ったやさしさは、未来へとつながっていきます。
 このように、保育園と連携し、自分の役割やできることを知り、自己有用感、自己肯定感を高めて、やさしさを育てていく取組を進めています。

【豊橋市立前芝中学校】人権について考えよう

画像1 画像1
 本校では、「人権週間」中の12月3日(月)に、「全校一斉道徳」を行いました。豊川市立牛久保小学校長を招いて、「ひととひと『かかわること』〜詩人 塔和子さんの生涯から〜」という演題で、講演をしていただきました。ハンセン病を患った塔和子さんの生涯にふれながら、ハンセン病患者と人権について具体的に語る講話に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
 塔和子さんが入所していた療養所に、直接足を踏み入れた講師は、そこで見た景色、そこで知りえた事実を、そのまま伝えてくださいました。目の不自由な人が位置を知ることができるように、いたるところにスピーカーが設置されていること、ハンセン病で亡くなった方の解剖が行われた、石でできた解剖台のモニュメントなどがスクリーンに映し出されると、生徒たちは固唾をのんでスライドを見ていました。
 生徒たちの感想には、「ハンセン病は他の病気の人よりも、ひどく差別されていたことがわかった」「ハンセン病の悲しさと患者さんの生きる権利について、後世に伝えていくべきだと思った」などがありました。人権は誰にでもあり、それを一人一人がかけがえのないものとして大切にしていく必要性を、講話を通して感じることができました。
 今後も、道徳の授業を大切にし、「心を育てる道徳教育」を目ざして実践に取り組んでいきたいと思います。

【豊明市立豊明中学校】関わり合って伸びる

 本校は、本年度、「関わり合って伸びる」をテーマに、授業や学校行事に取り組んでいます。授業中は少なくとも1時間に1回、グループの話合い活動を取り入れて、学び合う機会を設けています。また、異学年との関わり合いにも力を入れています。本校は、3学年が関わる大きな学校行事として、体育大会(9月)と合唱会(10月)、交響曲第九を全校で合唱する第九全校合唱発表会(11月)があります。
 2学期が始まると、体育大会に向けて、3年生が考えた応援演技を縦割り5ブロックに分かれて練習し始めました。5、6人の小グループに分かれて練習を進める中で、3年生が細かい動きやかけ声などを教えました。練習を始めて間もないころは、下級生が恥ずかしそうに演技し、大きな声を出すことができずに、3年生を困惑させている様子がよく見られました。しかし、どのブロックも話合いをしたり、応援団長の思いを聞いたりする中で少しずつまとまり始めました。およそ3週間の練習期間を経て、最高潮となった団結力を本番の演技で披露しました。
 思いを一つにして取り組んだ経験は、時がたっても色あせることがありません。クラス対抗の合唱会では、色ブロックごとに、学年の枠を超えて合唱を聴き合い、アドバイスを送りました。優劣がつけられることがない第九全校合唱発表会では、合唱会の時期よりも更に交流の輪が広がり、200人近くの生徒が自発的に昼休憩に中庭に集まって練習をしました。
 卒業を前に、3年生の応援団長に中学校の思い出を尋ねると、「応援合戦はもちろんよい思い出だけど、体育大会以降、廊下ですれ違う下級生が気軽に声をかけてくれることがうれしいです」と語ってくれました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【犬山市立犬山南小学校】 ネットモラル教室

 本校では、2月18日に、4年生児童と保護者の方を対象にした「ネットモラル教室」を行いました。「危険を知って安全に使おう」をテーマに、SNSに潜む危険性を学び、被害者にも加害者にもならないためにはどうしたらよいかを、児童と保護者、教員が一緒に考えました。
 児童は、「自分もタブレットをもっているので、家の人とルールを決めて使いたいです」「友達の写真をのせないことや、うそを書き込まないようにしたいです」という感想をもち、インチーネットやSNSの危険性を知ることができました。また、参加された保護者の方からは、「知っているようで、知りませんでした。親自身が、まずはしっかり勉強しないといけないと感じました」などの意見をいただきました。
 これからスマートフォンやタブレット等を使うときには、家庭でルールを守り、一人一人が安全に正しく使っていってほしいと思います。

画像1 画像1 画像2 画像2

【田原市立大草小学校】 はじめて学ぶNetモラル

 中学年での実践です。近年、ゲームで遊ぶ子が増え、「昨日は、○時間遊んだ」「ゲームをやってもよい日が決まっている」などの言葉が聞こえるようになってきました。パソコンやスマートフォンを使っている子は少ないですが、ゲーム機を通してもインターネットの世界につながることができるので、Netモラルの必要性を感じます。
 本学級では、今までに2回、情報モラルに関する授業を行ってきました。1回目は、授業参観で保護者にも見ていただきながら「スマートフォンの使い方」の授業を行い、ネット(ゲーム)依存症に触れ、機器を長時間使用することの危険性を考えました。2回目は、田原市の「教育委員学校間ネットワーク」の中の「Netモラル:はじめてインターネットを使う前に」を使用して、情報は確かめてから使うことや、携帯ゲーム機でインターネットをどう使うかなどを学習しました。
 今後も、子供たちの実情に合わせた題材をもとに、情報モラルを高めていきたいです。


画像1 画像1

【豊橋市立芦原小学校】 6年「会話のゆくえ」

 子供たちは、インターネットを活用する機会が多い。また、最近では、自分用のスマートフォンを所持したり、親に借りたりして、友達同士で無料通信アプリをしている児童もいる。現在は無料通信アプリなどをやっていない子でも、無料通信アプリでの会話をしたいと考えている児童が多数いた。そんな子供たちに、本教材を通して、自分の言動に責任をもってほしいと願い、授業を行った。
 無料通信アプリでの会話の問題点をそれぞれ記入し、その後、グループトークを行った。
・名前を出して陰口を言った。  
・反対意見を言った子を悪く言った。
・1人が悪口を言い始めたら、他の子も続いて言ってしまった。
・特定の子ががんばっていないように決めつけていた。 
 振り返りでは、これからインターネットなどを活用する際に気をつけることを考えた。
・自分の情報を書かない。
・人を傷つけるような会話をしない。
・言葉の意味がまちがっていないか考える。
・文字だけでは伝わりにくいから相手のことを考えてから送る。
 子供たちの発言やノートから、身近な問題として考えることができた様子がうかがえた。これからも、自分の言動に責任をもち、相手への配慮を忘れずに行動できる優しく温かい心の子供たちを育てていきたいと考えている。

【美浜町立野間中学校】事例をもとにSNSの使い方について考える

画像1 画像1
 現在、多くの生徒が、スマートフォン等を利用して、SNSに接しています。SNSは新しいコミュニケーションツールとして便利な反面、トラブルに発展するきっかけにもなりかねません。そこで、本校では、1年生の道徳の授業で、情報モラル、とりわけSNSの利用の仕方に関して考える授業を行いました。
 授業の最初に、SNSトラブルの実際の事例をもとにしたロールプレイを実施し、その後にトラブルの原因を、グループで話し合いました。話合いを進めていく中で、登場人物のそれぞれに原因となりうる行動があったことに気付くことができました。また、それぞれの行動が犯罪行為になりうることや、もし万が一トラブルになってしまったときには必ず大人に相談するなど、対処法まで確認をすることができました。
 生徒の反省からは、「大人・子供に関係なくSNSを使うには注意しなければいけないと思った」「ちゃんと相手の気持ちも考えてSNSを使おうと思った」「SNSを使うときのルールを守るようにする」といった内容が見られました。また、保護者からは、授業でSNSの利用の仕方を指導してくれるのはありがたいという言葉をいただきました。
 これからも、日々変化する情報化社会にアンテナを高くし、生徒が正しい知識とマナーを身に付けられるよう努めていきます。

【豊橋市立福岡小学校】勝手にさわっちゃだめ

画像1 画像1
 本校の1年生にアンケートをしてみると、学級の約半分の児童がスマートフォンを使ってゲームをしたことがあり、3分の1の児童が自分専用のスマートフォンを持っていることが分かりました。また、中には、保護者が見ていないときに一人で使う子もいることが分かり、情報モラルの授業を行うことにしました。
 扱う資料は、「みっちゃんのやくそく」です。この話は、1年生のみっちゃんが自宅に帰ると、テーブルの上にお母さんのスマートフォンがあるのを見つけます。「困ることになるといけないから、お母さんと一緒に使おうね」と、お母さんと前日に約束していたのですが、「ちょっとだけならいいかな」と、みっちゃんはスマートフォンに手をのばすという内容です。
 授業では、「みっちゃんにどんなことを言ってあげるか」について話し合いました。子供たちからは、「だめだよ。約束したでしょ」「お母さんに怒られるよ」という意見が多く出されました。
 そこで、お母さんの言う「困ること」が、ゲームでの課金や、危ないサイトへの誘導であることを教えると、その後の役割演技の中で、子供たちは、「勝手にさわっちゃだめ。大変なことになるよ」と、みっちゃんに呼びかける姿が見られました。
 授業の最後には、「これからは、親に聞いてからゲームをする」「勝手にさわっちゃいけないということが分かった」と、子供たちは、これからの使い方について考えていました。

【豊田市立石畳小学校】5・6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」

 5、6年生になってくると、親のスマートフォンや携帯電話を使ったことがある子供が多くなってきます。また、家庭のパソコンを使ってネットゲームをしている子供もいるようです。そこで、児童が、インターネット環境を利用することによるトラブルに巻き込まれるのを防ぐために、携帯電話会社から講師を招いて、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 安全教室では、三つの動画を見て、スマートフォンや携帯電話、パソコンなどのインターネット環境を利用したときのリスクとそれを防ぐための方法を学びました。
 最初の動画は、ネットゲームをしている少年が、新しいアイテムを手に入れるために、画面上のボタンを次々にクリックして、後日、高額な料金請求がくるという内容でした。安易に画面上のボタンをクリックすることの危険性を学ぶことができました。
 二つ目の動画は、SNSへの投稿に関するものです。主人公の少年が、家族旅行に出かけることを、写真とともに投稿しました。それを見た人が、写真から家の場所を特定し、空き巣に入るという内容でした。話を聞いた子供たちは、SNSに投稿した写真から家の場所を特定されることがあるということを初めて知りました。
 最後の動画は、メールの送受信に関わることです。動画の主人公は学校での友達の行為に対して、メールを使って、自分の感想を送りました。しかし、言葉足らずで自分の真意が伝わらず、けんかになってしまいます。直接、顔を見て話をしないメールは、言葉を選んで使わないと正しく伝わらないことを学ぶことができました。
 子供たちは、スマートフォンやパソコンなどのネット環境が、当たり前にある社会に生きています。インターネット環境の便利さとリスクを知った上で、上手に利用できるようになってほしいと願ってします。
画像1 画像1

【豊川市立御津南部小学校】「だめだよ、みっちゃん」 情報機器を使うときの大切な約束

画像1 画像1
 1年生で、情報機器を使うとき、どんなことを大切にすればよいかを考え、学びました。1年生でも、一度は家族のスマートフォンを触ったことがあるという子が多く、ゲームをしたり、動画を見たり、簡単に連絡がとれたりして、便利で楽しいものだと認識しているようです。
 資料の内容は、一度、お母さんのスマートフォンを使わせてもらってから、使うことが楽しみになった「みっちゃん」。ある日、お母さんのスマートフォンがテーブルの上に置いてあります。「スマートフォンは、お母さんと一緒に使う」というお母さんとの約束を思い出しますが、みっちゃんはスマートフォンに手を伸ばしてしまいます。すると、お母さんの声がして、みっちゃんは、どきっとするという話です。
 授業では、「約束は守らないといけない」と「どうしてもスマートフォンに触りたい」の二つの気持ちで揺れ動くみっちゃんになりきり、話し合いました。「ちょっとだけなら、いいかな」というみっちゃんの思いに、「ぼくも、こんなふうに思っちゃうかもしれないよ」と自分の経験から真剣に話をする姿が見られました。
 最後に、情報機器を使うときの自分の家でのルールについて振り返りました。「お母さんに聞いてから使う」「時間を決めて使う」「お母さんがいないときは触らない」など、大切なルールがたくさんあり、自分たちはそれを守って生活していることを再確認できました。

【江南市立西部中学校】 ネットモラル塾

 2月8日(金)に、3年生を対象とした「ネットモラル塾」を実施しました。講師には、地元ケーブルテレビから3名を招きました。
 「トラブルに巻き込まれないスキルを身に付けよう」の学習課題で、「自撮り被害」「悪質動画」「プライバシーや著作権侵害」について授業を行いました。授業では、まず、事前に行ったアンケート結果で、SNSの利用率が90%と高いことに驚きの声が上がりました。次に、「自撮り被害」が急増している事実から、自分が被害者にも加害者にもなり得ることを学びました。また、昨今話題となった「悪質動画」について、生徒からは「ニュースで見ました」「なぜ、こんなことをするのか分からない」といった反応がありました。さらに、「悪質動画」の投稿者がその後、賠償責任を負ったことを聞くと、「軽はずみな投稿が人生を変えてしまうので、しないようにしたい」「一度投稿したものは消せないので、投稿前によく確認したい」などの感想がありました。
 今回の取組は、生徒自身が、スマートフォンの扱い方、情報モラルやマナーを見直すよい機会となりました。今後も引き続き積極的に情報モラル教育を進めていきます。

画像1 画像1 画像2 画像2

【春日井市立西山小学校】「事例で学ぶNetモラル」を活用した著作権についての学習

画像1 画像1
 高学年になると、インターネットで情報収集をして見やすくまとめ、発表する機会が多くなります。そこで、6年生が「事例で学ぶNetモラル」を活用して、著作権について学習しました。
 「著作権とは」では、どんなものに著作権があるのかを学びました。自分や友達の作品にまで著作権があることには驚いた様子でした。
 「著作権を守る」では、相手への被害や自身への損害賠償請求など、著作権を侵害したときに起こる様々な問題を知り、作った人の立場に立って考えることの大切さに気付きました。
 「著作物を使うとき」では、引用の方法や出典の示し方、私的使用のための複製が許されていることなどを知りました。「厳しいけれど、許可があれば使えるので安心した」「知らないうちに違反をしてしまいそうで怖い」「自分が作品をつくるときには気を付けよう」などの意見があり、著作権についての意識が高まりました。
 学級の7割近くの児童が、家でパソコンを自由に使える状況にあり、そのほとんどが、使用のルールを家庭で明確に決めていないとのことでした。改めて情報モラル教育について、学校が果たすべき役割の重要性を実感する実践となりました。

【武豊町立武豊中学校】 いのちの授業

画像1 画像1
 2月7、8日に、助産師を講師として招き、「いのちの授業」を行いました。出産のDVDの視聴や講師の話を聞き、「命の大切さ」に加えて、「出産は、母と子の共同作業であること」「家族の大切さ」などを改めて考える機会となりました。多くの生徒が真剣に授業に向き合い、授業を終えた生徒たちからは、次のような感想がありました。
・本日の授業を聞いて、生命について改めて知ることができました。よく「自分一人だけの命ではない」というような言葉を聞きますが、まさにその通りだと思いました。また、先生の話にあったように、誕生日は自分が感謝をする日なんだと思いました。
・出産までの仕組みは知ってたけれど、実際に映像でみると、想像がよりリアルになりました。出産は痛いし不安だけれど、それを超える喜びや幸せに出会えるものなんだと、改めて思いました。また、幸せな出産のためには、自分自身を守るための知識が必要だと思います。周りに応援や祝福をされて出産ができるように、正しい知識をもてる人になりたいです。
・今日の授業で、私たちが今生きていることは「奇跡」のようなもので、一日一日が大切なことなんだと知り、命の誕生についてとても深く学べました。

【安城市立梨の里小学校】 人権集会「思いやりとは」

 12月に「人権集会」を行いました。「思いやり」をテーマに、校長先生の「問い」に、6年生の学級委員が自分の考えを発表しました。その後、学級に戻って道徳科の授業を行い、「思いやりとは」について考えました。振り返りノートには、子供たちの様々な思いがあふれていました。

【児童の振り返りから】
・友達が困っていたり、けがをしたりしたら、「どうしたいの?」と言ってあげると相手の心もすっきりするし、自分の心もすっきりすると思います。
・人の気持ちが分かる人。病気の人とかを心配する人。がんばった人をほめる人。言ったことを何でもする人。約束を守って、遊べなかったら「ごめんね」と言う人。いいことを言った人を「いいね」という人。そういう人が思いやりのある人だと思います。
・思いやりの仕方はいろいろあるということです。やさしくしたり、見守ってあげたりすることも思いやりの一つだと思いました。
・人それぞれ、思いやりの形、人の助け方が違うんだなと思いました。声をかけてあげたり、見守ってあげたり、手伝ってあげたり、いろいろなやり方があるんだなと思いました。人が困っている時、どう助けてあげればいいかを考えて助けるようにしたいです。
・思いやりとは、助けを求める人の不安を助けてあげて、その人の不安を安心にすることだと思いました。


画像1 画像1 画像2 画像2

【東海市立加木屋中学校】正しく使おう、スマートフォン

画像1 画像1
 本校では、7月12日(木)に、「情報モラル教室」を行いました。ICT支援員を講師に招き、SNSに潜む危険について詳しく教えていただきました。スマートフォンを持っており、日常的に使っている生徒は5割を超え、そのほとんどの生徒は無料通信アプリ等SNSを利用していることが講師の問いかけで分かりました。今回の「情報モラル教室」では、SNSがきっかけで起きた実際の事例を紹介し、個人情報を公開することの注意点や社会的制裁の厳しさを学習しました。
 1度とてしまった行動が、取り返しのつかない問題に発展するということを理解した生徒は、情報の受け手がどう思うかという想像力の大切さを学ぶことができました。想像力を働かせ、情報を発信する側が一度立ち止まって危険を避ける。その習慣を身に付けることがスマートフォンやSNSを利用するために必要なことだと強く認識できた一日でした。
 生徒の感想からは、不特定多数の人が利用するSNSは「公共の場」であることを理解し、日常生活と同様に、法律を守る意識、マナー、人に対する思いやりが大切だと実感できたようです。
 以下は生徒の感想です。
 「今回の授業で、スマートフォンの使い方について見直すことができました。人によって言葉のとらえ方が違ったり、自分ではふざけて送信した言葉で人が傷ついたりすることがあることを再確認できました。そして、いちばん驚いたことは、軽い気持ちでしたことが罪につながるということです。これまでしていたことは正しかったのかどうかを考え、無料通信アプリなどのトークアプリや実際話すときには、相手の気持ちを考え、正しい言葉を選べるようにしたいです」

【春日井市立高座小学校】 今年も大盛況 たかくらもちつき大会

 「子どもたちの力で地域を元気にする」これが、平成28年度県研究指定「学校連携仲間づくり推進事業」のコンセプトでした。この2年前の事業をきっかけに、本校児童は大きく成長してきました。中心となっているのは6年生です。有志による元気いっぱいの朝のあいさつボランティア、「トイレのスリッパを並べようキャンペーン」など、様々な企画の中心となってみんなで声をかけ合って学校を元気にするとともに、「憩いの家」訪問など、地域の高齢者との交流を進めています。
 先日、子供たちが培ってきた主体性を、地域に発信する機会がありました。「たかくらもちつき大会」です。春日井市少年自然の家を会場に、児童、園児、保護者、地域の方、合わせて400名を超える参加者がありました。6年生が中心となったのは、餅がつきあがるまでの時間をつかって園児や地域の方を楽しませるゲーム大会の運営です。しかし、それだけではありません。準備の段階から「何か手伝うことはありませんか」とPTAや地域の方に声をかけて餅つきや豚汁づくりをサポートしたり、困っている園児に「だいじょうぶ」と優しく声をかけ、手を取って一緒にゲームに取り組んだりする姿がありました。子供たちが「高座レンジャー」と呼んでいるボランティアが、次々に登場したのです。そんな子供たちの成長に目を細めて見つめていた保護者・PTAの方々、そして地域の皆さんからは、自然に笑みがこぼれ、輝いていました。
 大会後のアンケートの中には、「6年生のおかげで餅つきがスムーズにできました」「我が子も6年生のように成長してほしい」「ぜひ、来年も続けてほしい」という声が多数ありました。「たかくらもちつき大会」の大盛況は、子供たちが支え続けています。

画像1 画像1 画像2 画像2

【西尾市立福地北部小学校】心を温かくする木の実の収穫活動

画像1 画像1
 本校のグラウンドには、様々な木々があり、季節ごとに花や実をつけています。そこで、自然に触れ、季節を感じ、感動ある体験活動に取り組むことを目的として、学年ごとに、実のなる木の収穫体験を行っています。
 1年生はサクランボ、2年生はビワ、3年生はスモモ、4年生はカキ、5年生はブドウ、6年生はモモの収穫を行いました。
 5月、1年生は校庭の南の木々にたわわに実ったサクランボの収穫をしました。手が届くところは、子供たちが自分の手で丁寧に収穫しました。収穫したサクランボは、水洗いをした後に、みんなで食べました。子供たちからは、自然に笑顔が広がります。学校で取り組んでいる四季の俳句づくりの題材にもなっています。
 おいしいね がっこうのたから さくらんぼ
 学校の中で自慢できる場所も見つかりました。

【小牧市立三ツ渕小学校】トークアプリに依存しないために

 子供たちは、スマートホンやゲーム機などにより、家庭でインターネットを使用できる環境にあります。本学級でも全員が何らかの形で、インターネットを使っています。その中でも、トークアプリを使ったことがある児童が半数以上にのぼります。そこで、今後こうしたアプリを使う機会が増えることを考え、トークアプリの上手な使い方を考えさせることをねらいとして授業を行いました。
 初めに、トークアプリを使っているアニメを見て、どんな問題点があるのかを考えさせました。トークアプリをずっとやり続ける児童の様子を見ながら、子供たちは「自分はこんなことにならない」という感想も聞かれましたが、一方で「この様子に近づいているかも」という意見が出るなど、自分にも起こりうることとしてとらえていました。次に、トークアプリに依存しないために、具体的にどんなことができるのかを考えさせたところ、「時間をきちんと決めて使う」、どうしても難しい場合には「親に制限をかけてもらう」など、具体的な意見が出されました。
 授業後の児童のふり返りには、「相手のことを考えて、やりすぎないようにしないといけない」「返事がないと不安になるのは分かります。相手の気持ちも考えられるようになりたいです」といったことが書かれていました。
 人とやり取りをするうえで便利なトークアプリ。よい点、気を付けなければいけない点を考え、今後の生活ができるように指導を続けていきたいと思います。

画像1 画像1

【豊川市立西部中学校】ネットの記事

 今回は、「ネットの記事」という問題解決的な学習の教材を使って授業を行った。本時のねらいは、生徒に「真実は何か」を常に見極めながら、正しい情報を取捨選択して、ネット社会でよりよく生きていけるようになってほしいというものである。
 教材の内容は、主人公が大好きなミュージシャンとその家族を誹謗(ひぼう)中傷する内容のネット記事を見て、その信ぴょう性を確かめないまま、そのミュージシャンのファンである友達にその情報を伝えてしまう。すると友達は、「あなたは、インターネットの記事のすべてを信用するのね」と、すごい剣幕で怒り、その場を去っていく。不安になった主人公は、記事について調べ直し、信ぴょう性を確かめていった。結局、記事の内容は真実ではなかったことがわかったというものである。
 授業では、まず、今回の問題点は何かについて意見を出しあった。生徒たちは、「信ぴょう性を確かめなかった主人公が悪い」「不確かな情報を友達に流している」といった主人公の行動を問題視する意見が多く出た。教師が、「では、主人公はどうすればよかったのだろう」と聞いた。生徒たちは、「情報を確かめたら本当のことがわかったのだから、疑問に思ったことはそのまま信じず、調べることが大切」「友達に謝って許してもらう」という意見が出た。そこでまた教師が、「今回は、たまたまうその情報だったけれど、調べたら本当の記事だったとわかったら、どうなっていただろうね」と問うと、生徒が悩んだ。グループで話し合いをさせた後で意見を聞くと、「友達と言い合いになり、けんかする」「友達に謝ってもらう」といった主人公を擁護し、友達を批判する意見が多く出てきた。その中で、ある生徒が、「今回の記事がうそか本当かはわからないけれど、私だったら、友達がそのミュージシャンのファンだってわかっているなら、その記事のことは教えないと思う。だって、もし教えたら、その友達は傷つくことになると思うから。人が傷つくようなことはしたくない」と話した。ほかの生徒たちも、「情報を受ける人のことを考えたらそうするのが一番だよな」と同意した。
 生徒の振り返りを読むと、「大切なのは情報が正しいかどうかだけでなく、情報を受け取る人の気持ちを考えて行動すること」「私も前にSNSで、友達に嫌な思いをさせたことがあった。そのときは、友達の気持ちを考えていなかったと思う」といった自分の行為を見直す意見がでた。
 今回の授業を通して、生徒たちは、情報を扱っているのはあくまでも人であり、人の気持ちを考えて行動することが大切だということに気づいた。生徒同士で話合いをしていく中でそのことに自分たちで気づいたことは驚きだった。これからも問題解決的な学習展開を工夫しながら、生徒たちに情報モラルの大切さを実感してもらいたい。