【大口町立大口北小学校】 学校保健委員会~「命はそんなにやわじゃない」杉浦貴之先生講演会〜

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 12月5日に、「学校保健委員会」を行いました。今回は、命のマガジン「メッセンジャー」の編集長でシンガーソングライターの杉浦貴之先生をお招きして、「命はそんなにやわじゃない」という演題で講演していただきました。杉浦先生は、がんで余命宣告を受けながらも、自分の努力で様々な経験をして克服されました。
 講演会は、自らの闘病生活などの経験をもとに、命の大切さや自分らしく生きることの大切さなどを歌も交えて分かりやすく話してくださり、参加した5、6年生の児童や職員、保護者の心に響く講演でした。講演の主なメッセージと話を聞いた児童・保護者の感想は以下のとおりです。
●あなたを大切に思ってくれる人が必ずいる。
●命はとても尊いものである。
●人は誰でも大きな可能性をもっている。マイナスな出来事もプラスに変えるように考え、行動していこう。やりたいことや夢を見つけたら、それに向かって努力し、実現していこう。
〈児童の感想〉
・ぼくは、自分なんてと思ったり、できないと思ったりしたこともある。今日の話を聞いて、できないじゃなくて、できなくてもちょっとは努力をしよう、努力してもっともっとがんばろうと思った。ぼくを大切にしてくれる人が何人かいることを考えると、もっと強く、もっと努力して生きていこうと思った。
・「生きているだけでいいんだよ」という言葉にとても胸をうたれた。マイナスをプラスにという言葉は、自分を成長させてくれるものだと思った。「ゆめ」というキーワードを忘れず、あきらめずに努力していきたいと思った。
〈参加保護者の感想〉
・死を乗り越えた人の言葉は、力強く入ってきました。命を大切にし、チャレンジすることのすばらしさを子供たちにも伝えていきたいと思います。
・子供が生まれたとき、「生きてさえいてくれれば、それでいい」と思ったはずなのに、今は、親として高望みをしてしまう自分を反省しました。
 この講演を聞き、5・6年生の児童は、「自分の心や体を大切にしていきたい」と思うことができました。この気持ちをもち続けられるよう、学校や家庭で、児童の話をじっくり聞いて勇気づけたり、前向きに考えるよう支援したりすることなどに心がけていきたいと思います。

【稲沢市立大里東中学校】1・2年生の道徳の授業

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 本校では、「他者の個性や立場を尊重し、ともによりよく生きる生徒の育成」を目指し、道徳教育を進めています。
 11月、1、2年生の道徳では、『二人の約束』を資料として、人とのかかわり方について考えました。「わたし」と「ユウコ」の間に生じた心の行き違いの原因と、その解決策をグループで話し合いました。各グループから出された意見をホワイトボードに書き出し、関連付けたり整理したりしていく中で、真の友達とは何か、互いを理解し合うとはどういうことかを深く考えることができました。「相手の気持ちをよく考えて話すようにしたい」「お互いを理解することが大切だと思った」など、今回の授業を通じて芽生えた生徒たちの心の変化を大切にして、今後も成長を支えていきたいと思います。

【豊田市立四郷小学校】思いやりの気持ちを育てるファミリー活動

 四郷小学校では、「集団生活の中で、お互いに協力し合ったり認め合ったりして、相手を思いやろうとする気持ちを育てる」ことを主なねらいとして、縦割り活動(ファミリー活動)に力を入れ、年間を通して活動しています。全校を24の縦割りグループ(中ファミリー)に分け、二つを合わせた大ファミリー、二つに分けた小ファミリーの三つのパターンで実施しています。主な活動は、ファミリー遊び、ファミリー遠足、四郷っ子フェスティバルの三つです。これらは四郷小の伝統であり、四郷っ子はファミリー活動をとても楽しみにしています。
1 ファミリー遊び(5月・7月・9月・1月)
 年に4回、縦割り行事のない月の四郷タイム(2限と3限の間の長い休憩時間)に実施しています。ファミリー全員が楽しめるようにと、事前に高学年が知恵を出し合い、ルールなどを工夫して、遊びの計画を立てています。25分間という短い時間ですが、終わった後には「楽しかった」という感想や、「ありがとう」という感謝の言葉が聞かれ、笑顔のあふれる時間となっています。
2 ファミリー遠足(6月)
 四郷小の近くにある運動公園へ出かけ、一緒に弁当を食べたり遊んだりします。行き帰りは、低学年と高学年が並んで歩きますが、手をつなぎ励ましたり体調を気遣ったりしながら歩く高学年の姿からは、優しさや頼もしさが感じられます。楽しく会話をしながら弁当を食べた後には、大きな広場で、「鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」など、ファミリーごとに決めた遊びで思いっきり体を動かし楽しみました。帰り道では、「楽しかったから、また来たい」という感想が多くの子から聞かれました。
3 四郷っ子フェスティバル(12月)
 大ファミリーで一つの出店(ゲーム)を行います。出店の計画・準備は、5・6年生が縦割りの時間を使って手際よく進めます。お昼の放送で、出店のPRをファミリー長が行いましたが、それを聞く下級生からは、フェスティバルを心待ちにしている様子が伝わってきました。「空き缶積み」や「人間すごろく」など、ファミリーごとに考えた出店のゲームは、ファミリーを低中高の人数が均等になるように分け、合計得点をファミリーごとに競う形式であるため、当日はお互いにアドバイスし合ったり励まし合ったりする姿が見られ、とてもほほえましい活動になりました。
 これらの取組を通して、高学年の児童にはリーダーとしての自覚が芽生え、下級生に対して思いやりのある言動や指導力・責任感・行動力も養われています。また、低学年の児童は、高学年の児童を慕い、協調性も身につけていきます。今後も、ねらいと成果を明確にして、心が通い合うファミリー活動に取り組んでいきたいと思います。

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【知多市立八幡中学校】新聞を用いた教育活動

 本校では、社会的事象に関心をもち、それに対して自分なりの考えをもつことができる生徒の育成を目指している。そのために、全学年のフロアに新聞コーナーを設置し、いつでも生徒が新聞を読めるようにしたり、教員がおもしろいと思った新聞記事を校内に掲示したりと、新聞を用いて様々な取組をしている。
 また、社会科の授業では、定期的に新聞記事を用いた授業を行っている。この授業では、社会的事象について考えさせたり、個人の考えをもたせて他者と意見交換をさせたりすることを目的としている。1学期には、「ボランティアは無償であるべきか」という新聞記事から、ボランティアの意義について考えさせた。無償であるべきと答えた生徒は、「ボランティアはその人の気持ちの表れであるから、お金などをもらうことはおかしい」という考えだった。逆に無償であるべきでないと考えた生徒は、「お金を支払うことで困っている人を助けようとする人が増えるからいいのではないか」という考えをもっていた。
 2学期には、ロボット社会について紹介する新聞記事を用いて授業を行った。新聞記事から情報をインプットし、自分なりの記事に対する考えをアウトプットさせた。生徒の中には、「自分たちの仕事が将来、AIに奪われてしまうのが心配」「将来の私たちがどうやってAIと関わって仕事をしていくのか楽しみ」など両方の意見を聞くことができた。豊かな生活になることは間違いなく、どうやってロボットと人間が共存していくかが大切だというまとめで終わった。
 こういった社会的事象に対して自分なりの考えをもたせる教育活動を、これからも本校では大切にしていきたいと考えている。

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【春日井市立玉川小学校】情報モラル教育の取組

 本校の高学年では、個人用のスマートフォンを持っている児童は2割程度ですが、家族と共用でスマートフォンを使っている児童や、Wi-Fi環境さえあれば通信のできる情報端末を持っている児童を含めると、かなりの数になります。
 最近の子供たちは、情報機器の扱いに慣れており、すぐに操作方法を理解して使いこなしますが、基本的な情報モラルを身につけていないために、便利な道具であるはずの情報機器が危険な道具になってしまうこともあります。
 6年生は今回、「もしもメディアリテラシーがなかったら」をテーマに、情報機器から情報を収集して、適切に評価したり、正しく発信したりすることの大切さについて学習しました。
 授業では、「受け取ったメールやSNSで傷ついてしまった」「送った文章で相手を傷つけてしまった」という体験談をもとに話し合いました。児童からは、「直接会って話をするのと違い、相手の表情がわからないので、文中で使う言葉に気をつけたい」「受け取った情報をうのみにしない」「情報の発信には責任をもつ」などの意見が出されました。
 さらに、情報機器全般の使い方にも話が広がり、「危険なサイトには入らない」「知らない人に自分の名前・住所・パスワードなどを教えない」「画像の投稿に注意する」「使いすぎに注意する」など、自分自身を守るために大切なことにも気づくことができました。
 スマートフォンやSNSの使用に起因するトラブルは、児童が家庭に帰ってから起こることが多いです。そこで、保護者の方々にも授業について御理解いただくために、臨時の学年だよりを発行しました。
 今後も家庭とも連携しながら、低学年から段階を追った情報モラルの習得に力を入れていきます。

【春日井市立中部中学校】サイバー犯罪防止教室

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 2年生を対象としてサイバー犯罪防止教室を行いました。本校でも多くの生徒がパソコンや携帯電話を使用しており、無料通信アプリやゲーム、SNSを利用しています。便利で楽しいものであると同時に多くのトラブルに巻き込まれる危険性もあります。トラブルに巻き込まれず正しく使うために、講師をお迎えし講演をしていただきました。講演では、具体的な事例を踏まえて、インターネットの危険性を知るとともに、危険を避け安全に楽しく使うためのルールやマナーを教えていただきました。
 生徒の振り返りには、「今まで危険性について何も考えずに使っていた。今後はトラブルに巻き込まれないようにしたい」「思ったことを何も考えずにインターネットに書いてしまうと、取り返しのつかないことになることがあるとわかった。とても怖いと思った」などがありました。この講演をきっかけに、加害者にも被害者にもならないSNSや携帯電話の利用方法を知ってほしいです。

【北名古屋市立鴨田小学校】道徳科「気に入らなかった写真」の授業を通して

 子供たちにとって、携帯電話やスマートフォン、タブレットなどはとても身近なものです。ふだんの子供たちの会話を聞いていても、スマートフォンを使ってゲームをしたり、動画を見たり、写真を撮ったりしながら、インターネットにつながる情報端末に慣れ親しんでいることがうかがえます。そこで、6年生で情報モラルについて考えるための道徳科の授業を行いました。
 今回の実践を行うにあたり、「気にいらなかった写真」という資料を活用しました。友達と遊びに行ったときの写真をインターネット上に投稿し、そこに写っている友達から削除を求められ悩む主人公の姉の姿を通して、インターネットを利用するときには、どのような責任が伴うのかを考えさせました。
 主人公の姉がどのような行動を取ればよいのかを考えさせる場面では、「嫌がっている友達だけでなく、他の友達にもあやまって写真を削除する」「友達同士で話し合って、削除するかどうか決める」「違う写真でよいか全員に確認して入れ替える」などの意見が活発に出ました。最後に、「インターネット上の権利」のページを読んで、著作権や肖像権、プライバシー権について確認しました。
 携帯電話やスマートフォンなどは相手の顔が見えないからこそ、お互いに気持ちよく利用できるように、相手の気持ちを考えて利用することが大切です。今後も様々な機会を通して、正しい知識や情報モラルを身に付けさせていきたいと思います。

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【美浜町立上野間小学校】もしも透明マントをもらったら

 4年生になると、コンピュータやタブレット型端末、スマートフォン、携帯型ゲーム機などを日常的に使う子供たちが増えてきます。情報発信が手軽にできるようになった半面、様々なトラブルの温床にもなりかねません。それらを防ぐためにも、情報モラル教育の推進が必要だと感じます。
 本校では、各学年学期に1回(2時間)、情報アドバイザーを講師として、情報教育の授業を行っています。発達段階に応じた内容の授業を系統的に組んでいます。4年生では、ハンドルネームを使って、疑似グループトークの体験をしました。「なぜトラブルになるのか」「安全に楽しく使うためにはどうしたらよいのか」を疑似体験し、SNSの利便性と危険性について考えました。
 ハンドルネームは、「1.クラスのだれも知らないこと」「2.実在の人名は不可」「3.人が嫌な気持ちになるものは不可」の3つの約束をもとに、各自自由に考えました。話題は、「もしも透明マントをもらったら何をしてみたいですか?」です。グループトークの内容は、はじめは読んでいて楽しくなるような内容がほとんどでしたが、次第に「いたずらをする」「店のものを勝手に持ってくる」など、悪事や犯罪になってしまうような内容へと変わっていきました。
 その後、「なぜ透明だと悪いことをしてしまうのだろうか?」について話し合いました。「ばれないから」という理由が多く出されました。実際に、透明マントという道具はないけれど、インターネットの世界では「相手の姿が見えない」「相手の表情が見えない」ということで、悪いことをしても「ばれない」で済んでしまいます。疑似体験を通して体感したことを心に置き、お互いが気持ちよくSNSを使えるにはどうしたらよいかを真剣に考えることができました。

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【豊田市立前山小学校】 5年 道徳の授業実践より

 5年生の実践を紹介します。子供たちの中に、高学年として、「時間を守る」「声をかけ合って皆で協力する」など、責任をもって行動したい、という意識が芽生えてきました。その一方で、「誰も見ていないところでは、やるべきことをやらずに、ごまかしてしまう」という行動もあります。
 そこで、「のりづけされた詩」を教材として授業を行いました。
 主人公の和枝は、文集に載せる詩を書けずに悩んでいるところに、ぴったりの詩を詩集から見つけ、思わず写してしまう。それを友人から褒められて悩み、家に帰って一人で考えていたが、最後には先生に正直に話したという内容です。
 表情をあらわすイラストを用意し、子供たちに選ばせることで、詩が書けずに悩んでいる和枝の思いに寄り添う発言が出ました。また、写した詩を友人に褒められ、家に帰ってからの葛藤も、板書を生かして話し合いました。まとめでは、「正直に言ったり行動したりすると、自分もすっきりするし、もうやらないぞと決意することができる」という意見が出ました。
 授業の中での「やりたくないけど、写せば、いい詩ができちゃう」という発言には、人間の弱さが出ており、話合いにも生かされ、情報モラルに対する意識も高めることができました。
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【高浜市立吉浜小学校】地域とともに…ともに学んで未来を拓く吉浜っ子

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 本校は、「ふるさとに誇りをもち、ともに学んで未来を拓く吉浜っ子」を、目指す子供像として、他教科と関連させたり、学校生活の場に結びつけたりしながら、道徳教育を進めている。
 本学区は、江戸時代より細工人形や菊人形作りが盛んで、菊の栽培や「菊祭り」が行われている。本校の児童は、地域の方の協力の下、毎年「菊祭り」に一人一鉢、育てた菊を展示している。
 また、4年生は、自分たちでデザインした菊人形を、まちづくり協議会の方(以下まち協さん)と制作している。今年度も、まち協さんの説明を聞き、菊の摘み取り、菊付けを意欲的に取り組んだ。まち協さんの話を聞いたり、体験したりする中で、自分たちも「菊」のことを伝えたいという思いをもった。そこで、地域の方や全校児童に向けて、菊人形や菊の歴史を紹介する新聞を作り、配布した。さらに、調べたことをペア学年である、2年生に伝える場を設けた。劇、クイズ等で伝え方を工夫し、一生懸命発表する姿が見られた。

(4年児童の感想)
・まち協さんの「菊1本でまちづくり」という言葉が心に残った。ぼくも、できる限り吉浜のためになることをしたい。
・2年生に伝えたら、まち協さんの気持ちが分かってきました。まち協さんの思いや苦労が伝わったみたいでうれしかった。
・伝統の菊人形、細工人形を守っていきたい。菊のすばらしさを他の県や市にも教えていきたい。
(2年児童の感想)
・4年生が分かりやすく説明してくれたから、早く菊を育てたくなりました。
・菊人形を作ってみたくなりました。もっと吉浜のことを知りたくなりました。

 他学年でも、まちを探検し「まちのすてきさん」を見つけたり、吉浜の魅力を伝える番組を作ったりした。地域のことを調べ、伝えていく中で、地域に愛着をもつことができた。また、地域の人とかかわり、思いを知る中で、吉浜を大切にしていこうという気持ちをもつことができた。

【幸田町立坂崎小学校】6年生の情報モラル授業実践

 6年生の子供たちに、インターネットを利用するときには、どのような責任が伴うのかを考えさせ、責任ある行動をとろうとする判断力と心情を育てるため、資料「気に入らなかった写真」を読み、話合いを進めていきました。
 本資料は、主人公である「お姉さん」が、スマートフォンで友達の写真を、インターネット上に投稿したことから始まります。友達からは喜んだメッセージが来ますが、他の友達から写真が気に入らないから削除するように言われます。喜んでいる友達と怒っている友達の間で板ばさみになり、「お姉さん」は悩んでしまうというあらすじです。
 授業では、「お姉さんの行動のどこがいけなかったのだろう」と問いかけました。子供たちからは、「勝手に写真を投稿してしまったのはいけない」「個人情報だと思う。親にも聞かないといけなかった」などの意見が出されました。その後、教師の「お姉さんはどう行動すべきだった?」の問いかけに対し、「友達に写真を見せて、投稿してよいか聞かないといけなかった」「写真のことを、いやだと思っている友達がいるのなら、投稿してはいけなかった」という意見が多く出されました。しかし、「自分は投稿したいと思っていたほどよい写真だったのに、みんなだったら本当に投稿しない?」という児童からの問いかけがあり、多くの子供が自分の本音と向き合い、立ち止まって考えるきっかけとなりました。
 授業後には、「たとえ自分がよいと思ったことでも、他の人にとってはいやなこともあります。友達の気持ちを考えて行動することが大切だと思いました」という振り返りの意見が出されるなど、自ら正しい判断をして責任ある行動を取っていこうとする心情を養うことができました。
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【半田市立半田小学校】〜映像資料視聴を通して〜

 3年生を対象に、情報モラル学習を行いました。しかし、「情報モラル」という言葉を誰一人知らず、「パソコンや携帯電話、スマートフォンを使うときのルールのことだよ」と言う言葉から説明が始まりました。3年生は、クラスの約7割の児童が、携帯電話やスマートフォンを使ったことがあり、そのうちの8割程度の児童が、メールなどのやりとりをしたことがあると答えました。
 「何のためにメールを使ったのか」を問うと、「友だちと遊ぶ約束をする」「親に迎えをお願いする」などでした。友達と遊ぶ約束をメールでやりとりをするのかと、少し驚きました。しかし、顔が見えないメールなどから、誤解やいじめが生じ、中には自殺に追い込まれた子もいることを話し、本授業を始めました。映像資料の「声なきメッセージ」という番組を視聴しました。         
 主人公のイズミに、ある日突然いたずらメールが届いた。それはかつての親友マキのしわざだった。仲のよかった二人がなぜこんなことになってしまったのか、という内容でした。子供たちは、とても真剣に番組を見ていました。そして、視聴後に感想を話し合いました。以下、子供たちの主な感想です。
・人のアドレスを勝手に聞いて、嫌がらせメールを送らないように気をつけたいです。
・インターネットは、便利だけれど、悪い意味でも便利だから気をつけようと思いました。
・人の気持ちを考えてメールをしないといけないと思いました。
・メールは少し間違えたら,犯罪になるかもしれないし、人の命に関わるから怖いと思いました。
 メールの怖さや危険について考えるよいきっかけとなりました。

【豊田市立中金小学校】 福祉実践教室「耳が聞こえない障がいを知ろう」

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 本校では、6年生が障がいを理解するための体験活動に取り組んできたが、今年度は、人権週間の取組の一環として、福祉委員会が中心になって全校で活動した。会全体は、全校活動とし、実践活動は、聴覚障がい者2名を講師に招き、1〜3年と4〜6年の2チームに分かれて行った。耳が聞こえない人のコミュニケーション手段である身振り、空文字、口話、筆談、手話・指文字があることを聞いた。そして、それぞれの方法をゲームやクイズなどで楽しく体験することで、意思疎通ができる喜びを味わうことができた。
 
 私は、手話ができないので、耳が聞こえない人と話すことができないと思っていました。でも、手話だけでなく、身振りや空文字、筆談で話すことができることがわかりました。それに、口を大きく開けて、ゆっくり話せば、口の動きでだいたいわかると聞いて、びっくりしました。口の動きだけではわかりにくい言葉もあるので、簡単な身振りを付けるとわかりやすくなるそうです。私も身振りを付けて、わかりやすくしたいと思います。講師の磯谷さんは、ずっと笑顔で楽しそうに教えてくれたので、私達もとても楽しく学ぶことができました。事前学習で「障がいは不便だけれど、不幸ではない」と教えてもらいましたが、磯谷さんたちと会って、そのことがよくわかりました。障がいがあっても、人の助けや生活の工夫で幸せに暮らせるので、私も人のことを考えて、みんなが幸せになれるようにしていきたいです。(6年生の日記から)


【田原市立田原中部小学校】人とのつながりのよさを感じた劇『ぼくらの七日間戦争』

 本校の6年生は、学芸会で『ぼくらの七日間戦争』の劇を演じました。きっかけは、担任が学級文庫を眺めていたときに、目にとまった一冊の本『ぼくらの七日間戦争』。理不尽なことばかり言う大人たちに立ち向かおうとする子供たちの姿が、自分の考えをしっかりと主張しようとする今の6年生にぴったりだと思い、この本を劇にして挑戦することになりました。子供たちの中には、『ぼくらシリーズ』のファンも多く、毎日明るい雰囲気の中で練習に取り組んでいました。
 そんな中、この物語を劇にするという話が、いつの間にか地域の方々や新聞社にも広まり、ついには縁あって原作者の宗田理先生のもとにも届きました。そして、本番前日には、宗田先生ご本人から「この作品は、クラス全員が力を合わせて大人に戦いを挑む物語なので、元気いっぱいに演じてください」という激励のメッセージをいただきました。宗田先生からの心のこもった言葉は子供たちの励みとなり、学芸会本番ではみんな生き生きと演技することができました。今までで一番のできでした。出演者、裏方、家族、地域の方々、そして宗田先生、みんなの支え合いのおかげで、劇『ぼくらの七日間戦争』は大成功を収めることができました。
 一冊の本から始まった、人とのつながり、そのすばらしさを子供たちは感じることができたと思います。一生懸命役を演じきった子供たちの感想を紹介します。

 ぼくは、宗田理先生の大ファンなので、お手紙を見たときには言葉も出ないくらい感動しました。練習でも今まで以上に気合いが入り、本番もみんなと協力して成功させることができました。宗田先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。(校長先生役の児童)
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【豊橋市立新川小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 6月の学校公開日に、5・6年生の児童と保護者・家族(希望者)を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。携帯会社の方を講師に迎え、スマートフォンや携帯電話の使い方について学びました。講師からは、
1.誤った携帯電話の使い方によって起こるトラブル 
2.携帯電話の使い過ぎによる健康への影響 
3.携帯電話の使い過ぎによって生じる携帯電話への依存
の三点について話がありました。
 トラブルの原因となったメールのやり取りなど、具体的な事例がスクリーンに映し出され、どのように使っていったらよいのかを学ぶことができました。
 また、健康への影響や依存の問題についても知ることで、便利な道具も使い方によって様々な問題が生じることを実感し、よりよい使い方を意識するきっかけとなりました。

【刈谷市立小高原小学校】「友達曜日」での読み聞かせ

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 本校では、月曜日の1時間目を利用して、「友達曜日」と称して縦割り活動を、毎月1回実施している。4月の新入生歓迎会から始まり、縦割り学級でのレクリエーションや高学年と低学年の2名でペアを作ってゲームに挑む「ギネスフェスタ」等を実施している。目的としては、他学年とかかわる機会を通してお互いのことをよく知り、助け合う温かい心の育成を目指している。その成果として、放課には異学年で楽しそうに遊んだり会話したりして過ごす姿が多く見られ、和やかな雰囲気に包まれている。
 「秋の読書週間」として、10月29日からの2週間、「どんぐり読書」と称して「友達曜日」にペア読書を実施している。1学期にも同様に開催しており、高学年が低学年に読み聞かせを行っている。この日のために、高学年の子は事前に読み聞かせのペアを決めたり、低学年の子が喜びそうな本を学校図書館から借りてきたりと、低学年の子に対する温かい心を随所に感じることができた。この取組は3学期にも予定されており、今度は、低学年の子が感謝の気持ちをもって、高学年の子に読み聞かせを行う予定である。
 今後も、「友達曜日」でのこれらの活動を通し、学年をこえた子供同士のかかわり合いをもたせていくとともに、他者への思いやりの心を育みながら、本校の目指す「日本一あたたかい学校」を実現していきたい。

【長久手市立北中学校】「アトリウム」の可能性を広げよう

 本校は、今年で創立6年目となります。校舎も新しく、とても快適な環境の中、生徒たちは学校生活を送っています。本校の中で、特筆すべき施設は、「アトリウム」といわれる共有スペースです。校舎の中央に位置し、どこの階からも見渡せる「アトリウム」は、小さなスタジアムです。この「アトリウム」を利用して、様々な催しを行っています。体育祭のブロック抽選会や合唱コンクールの練習などを行っていましたが、生徒会の企画により、年々、この「アトリウム」を使ったイベントが増えてきました。昨年は、教員全員での合唱の披露をはじめ、「先生クイズ大会」、そして今年は、「アトリウムコンサート」「カラオケ大会」そして文化祭での「バンドフェスティバル」を開催しました。生徒たちもこの「アトリウムイベント」を心から楽しんでおり、今後、更なる「アトリウム」の利用の可能性が広がっています。本校の心臓部となる「アトリウム」の施設のすばらしさと、そこで全校生徒が盛り上がる様子は、まさにコンサートそのものです。これからもこの「アトリウムイベント」を華やかに盛り上げ、北中の思い出を紡いでいけたらと考えています。
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【東海市立大田小学校】 なかよし活動

 本校では、1年生から6年生までの全ての児童が、縦割りグループでの「なかよし活動」に参加している。縦割りでの活動を行うことにより、学年を超えた交流が進んでいる。 
 4月当初に、1グループ25名前後で、12グループが作られた。毎年、新しいグループを作っている。第1回の「なかよし活動」でグループ名を決め、グループを象徴するプラカードを作成した。それ以後は、活動のたびに、このプラカードの元にメンバーが集まることになる。
 本校では、木曜日は昼の清掃をなくし、30分間の長い昼休みにしている。その時間を利用して、毎月1回のペースで「なかよし活動」は開催される。体育館や教室、運動場などグループごとに集まり、文字通り仲よく遊んでいる。遊びの内容は各グループのリーダー(6年生)が事前に話し合い、企画したものである。これを「なかよし遊び」と呼んでいる。
 また、全校児童が集まりグループ対抗で遊ぶこともある。グループ対抗ということもあり、毎回、かなり盛り上がっている。
 その他に、秋の読書週間には「なかよしグループ」で高学年が低学年に絵本の読み聞かせをする「読み聞かせの会」がある。低学年の子がお兄さん・お姉さんの横に座り、高学年の子が読み聞かせをしている姿は、とてもほほえましい。
 2月の最後の「なかよし遊び」では、「お別れ会」と称し、ゲームをした後、卒業する6年生に在校生から記念写真をプレゼントする。この会は5年生が企画し、運営する。そうすることで来年度への引継ぎも行っている。
 年間を通した「なかよし活動」は、笑顔の輪が学校全体に広がり、まとまりを生んでいる。そこから豊かな心も育まれている。また、高学年は低学年の面倒をみることにより、自然に思いやりの心が育つとともに、高学年としての自覚と責任感も育っている。

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【みよし市立三吉小学校】スマートフォンを使う時には・・・

 本校では、スマートフォンの使用率が今後高まるであろう4年生を対象に、インターネットへの書き込みについての情報モラル学習を行った。スマートフォンを利用する利便性を確認した後、利用する際のルールやマナーについて考え、周囲の人を思いやり、配慮することの大切さに気付くことをねらいとした学習を行った。
 インターネット掲示板への書き込みを疑似体験することで、本名を出さなくてもコメントができること、本名が出ないがゆえに、ふだんの会話では言わないような言葉を安易に使ってしまうことなどに気付くことができた。疑似体験後には、ICT支援員の方から、「画面上には名前は出ていなくとも、個人を特定することはできること」「自分がSNSなどに載せた画像やコメントは、自分のスマートフォンから削除できても、インターネット上に残り続ける可能性があること」などの話をしていただき、利用する際の危険性や注意点について考えた。児童の中には、SNSやオンラインゲームを利用している子もおり、危険性を知り驚いている様子だった。学習後の感想には、「家の人に、いいよと言ってもらって動画を載せていたけれど、知らない人も見ているかと思うと怖くなった。これからは、よく考えてやりたいと思う」「今は、スマートフォンを使ってないけど、これから使うことになると思うので、友達にコメントや画像を送る時には気を付けたい」など、今回の学習をこれからの生活に生かそうとする様子がうかがえた。
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【蒲郡市立蒲郡西部小学校】心豊かに学び合う子を育てる なかよし班(縦割り)活動 −やきいも集会−

 本校の児童数は、67人です。小規模校ですが、1〜6年生によるなかよし班(縦割り)活動は、子供同士のつながりや温かさを育んでいます。
 例えば、なかよし遠足(4月)、運動会(5月)、すもう大会(9月)などの行事や、全校で取り組む「なかよしそうじ」、全校で給食を食べる「なかよし会食」などがあります。また、6年生が下級生に本の読み聞かせをする「なかよしお話会」も、定期的に行っています。
 今回は、12月5日(水)になかよし班で行った「やきいも集会」について紹介します。
 6月になかよし班ごとに、さつまいものつるさしを行いました。そして、夏の暑い時期に水やりや草取りを行い、11月末に収穫をしました。
 「やきいも集会」に向け、収穫したいもを1,2年生が土を落としきれいに洗い、3・4年生が新聞紙とアルミはくで包みました。いもを焼くのは、6年生の仕事です。いもが焼きあがるまで、下級生は、5年生が考えたレクリエーションをしました。
 6年生は、けむりで涙目になりながら、「ちゃんと焼けているかな」と焼き具合を気にしていました。「下級生においしい焼いもを食べてもらいたい」という思いで必死にいもを焼いていました。
 6年生が焼いてくれたいもを、「あまくておいしいよ」「6年生の気持ちがこもっていて、おいしかったよ」と、下級生は笑顔で食べていました。そんな笑顔を見て、6年生も、また、笑顔になりました。
 全校のみんなが、心も体もほかほかになった「やきいも集会」になりました。

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