【豊田市立岩倉小学校】相手のことを思いやるメールの使い方

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 本校の5年生での実践を紹介します。実践を行ったクラスには、自分用のスマートフォンを所有して、友達とメール交換をしている児童はいないものの、自由に友達と連絡を取るために、自分用のスマートフォンを持ちたいと思っている児童が多くいました。そこで、文部科学省の情報モラル教育推進事業の動画教材「ひとりよがりの使い方にならないように」を視聴して学習しました。
 視聴する前は、メールの返信が来なかったら「最悪」「返信ぐらいしてよ」等の怒りの感情や、「嫌われちゃったかも」と不安な感情を書く子が、クラスに半分いました。動画を視聴すると、子供たちは、親とのルールを破ってまでメールをしたり、メールを使っての謝罪を考えたりする主人公の行動や、相手のことを考えずに返信を要求する主人公の友達の行動が問題だと捉えていました。そこから、「大事なことは顔を合わせて話をすること」「返信できない状況かもしれないと考えること」が大切だったのではないかという話合いになりました。友達にメールを送ったことのない児童が多いという実態から、返信ができない状況とはどういう状況なのか考えました。一人では思いつかなかった児童も、みんなで考えたことで様々な状況があることに気が付きました。
 授業の振り返りでは、「初めは自分のことしか考えていなかったけれど、忙しいかもなど相手の気持ちも考えられるようになりたいです」と書くなど、メールを送るときに気を付けたいことを考えることができました。
 今後、より子供たちの身近になってくるメールやスマートフォンなどの使い方などについて、継続的に情報モラル教育に取り組んでいきたいと思います。