【田原市立田原中部小学校】人とのつながりのよさを感じた劇『ぼくらの七日間戦争』

 本校の6年生は、学芸会で『ぼくらの七日間戦争』の劇を演じました。きっかけは、担任が学級文庫を眺めていたときに、目にとまった一冊の本『ぼくらの七日間戦争』。理不尽なことばかり言う大人たちに立ち向かおうとする子供たちの姿が、自分の考えをしっかりと主張しようとする今の6年生にぴったりだと思い、この本を劇にして挑戦することになりました。子供たちの中には、『ぼくらシリーズ』のファンも多く、毎日明るい雰囲気の中で練習に取り組んでいました。
 そんな中、この物語を劇にするという話が、いつの間にか地域の方々や新聞社にも広まり、ついには縁あって原作者の宗田理先生のもとにも届きました。そして、本番前日には、宗田先生ご本人から「この作品は、クラス全員が力を合わせて大人に戦いを挑む物語なので、元気いっぱいに演じてください」という激励のメッセージをいただきました。宗田先生からの心のこもった言葉は子供たちの励みとなり、学芸会本番ではみんな生き生きと演技することができました。今までで一番のできでした。出演者、裏方、家族、地域の方々、そして宗田先生、みんなの支え合いのおかげで、劇『ぼくらの七日間戦争』は大成功を収めることができました。
 一冊の本から始まった、人とのつながり、そのすばらしさを子供たちは感じることができたと思います。一生懸命役を演じきった子供たちの感想を紹介します。

 ぼくは、宗田理先生の大ファンなので、お手紙を見たときには言葉も出ないくらい感動しました。練習でも今まで以上に気合いが入り、本番もみんなと協力して成功させることができました。宗田先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。(校長先生役の児童)
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【豊橋市立新川小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 6月の学校公開日に、5・6年生の児童と保護者・家族(希望者)を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。携帯会社の方を講師に迎え、スマートフォンや携帯電話の使い方について学びました。講師からは、
1.誤った携帯電話の使い方によって起こるトラブル 
2.携帯電話の使い過ぎによる健康への影響 
3.携帯電話の使い過ぎによって生じる携帯電話への依存
の三点について話がありました。
 トラブルの原因となったメールのやり取りなど、具体的な事例がスクリーンに映し出され、どのように使っていったらよいのかを学ぶことができました。
 また、健康への影響や依存の問題についても知ることで、便利な道具も使い方によって様々な問題が生じることを実感し、よりよい使い方を意識するきっかけとなりました。

【刈谷市立小高原小学校】「友達曜日」での読み聞かせ

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 本校では、月曜日の1時間目を利用して、「友達曜日」と称して縦割り活動を、毎月1回実施している。4月の新入生歓迎会から始まり、縦割り学級でのレクリエーションや高学年と低学年の2名でペアを作ってゲームに挑む「ギネスフェスタ」等を実施している。目的としては、他学年とかかわる機会を通してお互いのことをよく知り、助け合う温かい心の育成を目指している。その成果として、放課には異学年で楽しそうに遊んだり会話したりして過ごす姿が多く見られ、和やかな雰囲気に包まれている。
 「秋の読書週間」として、10月29日からの2週間、「どんぐり読書」と称して「友達曜日」にペア読書を実施している。1学期にも同様に開催しており、高学年が低学年に読み聞かせを行っている。この日のために、高学年の子は事前に読み聞かせのペアを決めたり、低学年の子が喜びそうな本を学校図書館から借りてきたりと、低学年の子に対する温かい心を随所に感じることができた。この取組は3学期にも予定されており、今度は、低学年の子が感謝の気持ちをもって、高学年の子に読み聞かせを行う予定である。
 今後も、「友達曜日」でのこれらの活動を通し、学年をこえた子供同士のかかわり合いをもたせていくとともに、他者への思いやりの心を育みながら、本校の目指す「日本一あたたかい学校」を実現していきたい。

【長久手市立北中学校】「アトリウム」の可能性を広げよう

 本校は、今年で創立6年目となります。校舎も新しく、とても快適な環境の中、生徒たちは学校生活を送っています。本校の中で、特筆すべき施設は、「アトリウム」といわれる共有スペースです。校舎の中央に位置し、どこの階からも見渡せる「アトリウム」は、小さなスタジアムです。この「アトリウム」を利用して、様々な催しを行っています。体育祭のブロック抽選会や合唱コンクールの練習などを行っていましたが、生徒会の企画により、年々、この「アトリウム」を使ったイベントが増えてきました。昨年は、教員全員での合唱の披露をはじめ、「先生クイズ大会」、そして今年は、「アトリウムコンサート」「カラオケ大会」そして文化祭での「バンドフェスティバル」を開催しました。生徒たちもこの「アトリウムイベント」を心から楽しんでおり、今後、更なる「アトリウム」の利用の可能性が広がっています。本校の心臓部となる「アトリウム」の施設のすばらしさと、そこで全校生徒が盛り上がる様子は、まさにコンサートそのものです。これからもこの「アトリウムイベント」を華やかに盛り上げ、北中の思い出を紡いでいけたらと考えています。
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【東海市立大田小学校】 なかよし活動

 本校では、1年生から6年生までの全ての児童が、縦割りグループでの「なかよし活動」に参加している。縦割りでの活動を行うことにより、学年を超えた交流が進んでいる。 
 4月当初に、1グループ25名前後で、12グループが作られた。毎年、新しいグループを作っている。第1回の「なかよし活動」でグループ名を決め、グループを象徴するプラカードを作成した。それ以後は、活動のたびに、このプラカードの元にメンバーが集まることになる。
 本校では、木曜日は昼の清掃をなくし、30分間の長い昼休みにしている。その時間を利用して、毎月1回のペースで「なかよし活動」は開催される。体育館や教室、運動場などグループごとに集まり、文字通り仲よく遊んでいる。遊びの内容は各グループのリーダー(6年生)が事前に話し合い、企画したものである。これを「なかよし遊び」と呼んでいる。
 また、全校児童が集まりグループ対抗で遊ぶこともある。グループ対抗ということもあり、毎回、かなり盛り上がっている。
 その他に、秋の読書週間には「なかよしグループ」で高学年が低学年に絵本の読み聞かせをする「読み聞かせの会」がある。低学年の子がお兄さん・お姉さんの横に座り、高学年の子が読み聞かせをしている姿は、とてもほほえましい。
 2月の最後の「なかよし遊び」では、「お別れ会」と称し、ゲームをした後、卒業する6年生に在校生から記念写真をプレゼントする。この会は5年生が企画し、運営する。そうすることで来年度への引継ぎも行っている。
 年間を通した「なかよし活動」は、笑顔の輪が学校全体に広がり、まとまりを生んでいる。そこから豊かな心も育まれている。また、高学年は低学年の面倒をみることにより、自然に思いやりの心が育つとともに、高学年としての自覚と責任感も育っている。

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【みよし市立三吉小学校】スマートフォンを使う時には・・・

 本校では、スマートフォンの使用率が今後高まるであろう4年生を対象に、インターネットへの書き込みについての情報モラル学習を行った。スマートフォンを利用する利便性を確認した後、利用する際のルールやマナーについて考え、周囲の人を思いやり、配慮することの大切さに気付くことをねらいとした学習を行った。
 インターネット掲示板への書き込みを疑似体験することで、本名を出さなくてもコメントができること、本名が出ないがゆえに、ふだんの会話では言わないような言葉を安易に使ってしまうことなどに気付くことができた。疑似体験後には、ICT支援員の方から、「画面上には名前は出ていなくとも、個人を特定することはできること」「自分がSNSなどに載せた画像やコメントは、自分のスマートフォンから削除できても、インターネット上に残り続ける可能性があること」などの話をしていただき、利用する際の危険性や注意点について考えた。児童の中には、SNSやオンラインゲームを利用している子もおり、危険性を知り驚いている様子だった。学習後の感想には、「家の人に、いいよと言ってもらって動画を載せていたけれど、知らない人も見ているかと思うと怖くなった。これからは、よく考えてやりたいと思う」「今は、スマートフォンを使ってないけど、これから使うことになると思うので、友達にコメントや画像を送る時には気を付けたい」など、今回の学習をこれからの生活に生かそうとする様子がうかがえた。
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【蒲郡市立蒲郡西部小学校】心豊かに学び合う子を育てる なかよし班(縦割り)活動 −やきいも集会−

 本校の児童数は、67人です。小規模校ですが、1〜6年生によるなかよし班(縦割り)活動は、子供同士のつながりや温かさを育んでいます。
 例えば、なかよし遠足(4月)、運動会(5月)、すもう大会(9月)などの行事や、全校で取り組む「なかよしそうじ」、全校で給食を食べる「なかよし会食」などがあります。また、6年生が下級生に本の読み聞かせをする「なかよしお話会」も、定期的に行っています。
 今回は、12月5日(水)になかよし班で行った「やきいも集会」について紹介します。
 6月になかよし班ごとに、さつまいものつるさしを行いました。そして、夏の暑い時期に水やりや草取りを行い、11月末に収穫をしました。
 「やきいも集会」に向け、収穫したいもを1,2年生が土を落としきれいに洗い、3・4年生が新聞紙とアルミはくで包みました。いもを焼くのは、6年生の仕事です。いもが焼きあがるまで、下級生は、5年生が考えたレクリエーションをしました。
 6年生は、けむりで涙目になりながら、「ちゃんと焼けているかな」と焼き具合を気にしていました。「下級生においしい焼いもを食べてもらいたい」という思いで必死にいもを焼いていました。
 6年生が焼いてくれたいもを、「あまくておいしいよ」「6年生の気持ちがこもっていて、おいしかったよ」と、下級生は笑顔で食べていました。そんな笑顔を見て、6年生も、また、笑顔になりました。
 全校のみんなが、心も体もほかほかになった「やきいも集会」になりました。

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【稲沢市立高御堂小学校】 人権教育の取組

 本校では、「児童一人一人が違いを認め合い、尊重し合い、それぞれのよさや可能性を発揮して自己実現を図りながら、互いに信頼し合い、共感し合って温かい人間関係をつくる」ことを目的に、人権に関する教育活動を日々実践しています。
 特に、11月上旬から12月上旬までの1か月間は「人権教育強化期間」とし、毎年、様々な取組を行っています。今回は、その中の標語の取組について紹介します。
 標語作品については、全学年全員が参加をします。その後、各学年2点優秀作品を選び、朝礼時に「児童自らの発表」という形で紹介をします。また、渡り廊下に優秀作品を掲示し、人権についての意識の向上に努めます。
 朝礼時の紹介では、校長先生から人権に関する講話をいただいた後、温かい雰囲気の中で、12名の児童による発表が行われました。一人一人が、自分の標語が書かれた画用紙を掲げ、大きな声で発表すると、自然に拍手が湧き起こりました。全校児童が人権問題を身近なこととしてとらえ、心に響かせている様子が伝わってきました。 
 これからも、人権教育に関する取組を大切にして、誰に対しても優しい気持ちで接していけるような心を、更に育んでいきたいと思います。

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【半田市立岩滑小学校】 SNSとの付き合い方

 本校では、デジタルコンテンツを用いて、ネットモラルについて学習を進めています。
 安全で便利なネット環境が、子供たちの身近になってきた昨今、その反面では、インターネットを介してのトラブルも増えてきていることが現状です。誰もが被害者に、また、知らない間に加害者になり得る可能性があるということを知っておかねばなりません。
 本年度、5年生のクラスでは、「SNS(トークアプリ)の依存」をテーマに、アニメーション教材やワークシートを使い、学習を進めました。まず、トークアプリやインターネットなどでの友達とのやりとりで、今まで困ったことがあるか児童に振り返りをさせました。すると「返事がすぐに返ってこなかった」「顔を見て話すこととは違い、文面だと表情が分からない」「スタンプの連打をされる」などがあがりました。その一方で、「すぐに返信をしないと失礼だ」と思い込んでいる児童もいました。子供たちもSNSの問題を身近に感じているようです。
 使用した教材は、トークアプリでの返信が遅いことから催促が始まり、そこから友人関係のトラブルに発展するといった内容でした。
 学習後の感想では、児童から、「トークアプリを使うときには相手の気持ちを考える」「トークアプリに頼りすぎない」「返信の催促をしない」「大切なことは、実際に会って話をする」「相手の都合を考える」などがあがりました。今回学んだことを実際の生活に生かし、便利な道具を使いこなし、道具に使われないようにしていってほしいと思います。今後は、情報モラルの学習について外部講師も依頼していく予定です。

【一宮市立三条小学校】 親子で学ぶスマホ教室

 本校は、児童のスマートフォン所持率が高く、6年生で、自分用の物を持っていると答えた児童が約半数。依存症レベルといわれる一日3時間を超える使用時間に達している児童の割合も、平日で5人に1人程度、休日だと3人に1人程度と高い状態にあります。無料通信アプリでつながる人数が膨らみすぎて、その対応に生活時間がとられてしまっていたり、文字コミュニケーションの行き違いによるトラブルが起きたりしたという事案も起きています。
 この現状に対応するため、学校公開日に外部講師を招き、6年生とその保護者を対象とした「スマホ教室」を開催しました。安易に情報をインターネットに載せたために起きる、人間関係上の問題、社会的な問題、犯罪に巻き込まれたりする危険について事例が紹介されました。また、スマートフォンを時間や接続先のルールなく使った結果、ネット依存に陥り、生活習慣が乱れていく実態についても教えていただきました。身近な事例を聞き、親子一緒にインターネットやSNSの危険性について考えることができました。
 「(危険性をふまえて)与えるならば、ルール作りを行ってください」
 「(トラブルや危険な事態が発生したとして)与えたのは親ですよ」
 保護者の方たちに対して、講師が伝えた内容はとても印象的なものでした。意識をもって参加してくださった、保護者の心に響くものだったと思います。この講座をきっかけとして、家庭でスマートフォン使用についてのルール作りが行われるのではと思います。
 児童のスマートフォンの所持率が高まる中、学校では、児童がトラブルに巻き込まれることなく安全に使用することができるように、継続して情報モラル教育を進めていきます。
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【瀬戸市立古瀬戸小学校】 ハッピータイム

 本校では、ソーシャルスキルトレーニングと構成的グループエンカウンターを織り込んだプログラムとして「ハッピータイム」を実施しています。楽しく人とかかわる体験を通して、かかわりのスキルやコツを身に付けるとともに、自己理解・他者理解を深め、自尊感情を育むことを目的としています。
 「あとだしじゃんけん」「ゴジラとゴリラ」「探偵ゲーム」「いいとこ見つけ」「あどじゃん」「どっちがすき」「質問じゃんけん」等の活動を週に1回行います。各学級で行うときもあれば、低学年、中学年、高学年のブロックに分かれて行ったり、異学年で行ったりするときもあります。行うにあたり三つの約束があります。
 1 「おねがいします」「ありがとう」を言う。
 2 うなずいて聞く。
 3 自分と友達の良いところを見つける。
 この三つの約束を、行う前に必ず確認します。
 教員は「○○さん、ありがとう」「○○さん、先生はうれしいよ」等のアイメッセージを送ることで自尊感情を育てたり、「ここはうなずき名人が多いクラスだね」等、意図的に褒めたりします。
 活動の終わりには、振り返りの時間をとります。否定的なことではなく、自分や友達のよかったところや感想を募ります。「○○ちゃんがうなずいて聞いてくれたから、話すのが楽しかった」「○○君の笑顔がとてもよかった。私も笑顔で友達の話を聞きたい」「自分と友達の考えが違うことに気づいておもしろかった」「友達のことをもっと知りたいと思った」等の感想を述べる子が多く、かかわりのスキルを身に付けています。
 「ハッピータイム」は、今年で4年目の活動になります。
 本校は、2020年度に小中一貫校として生まれ変わりますが、合併する小学校4校にもこの活動は広がっています。

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【小牧市立小牧原小学校】つながる心で、“原輝”な原っ子

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 本校では、「つながり」をキーワードに、元気 “原輝(GENkI)”で粘り強く努力し続ける子供を育てています。
 2学期になると、少しずつ「つながり」を実感できることがあります。それは、子供たちの心です。1学期に行われた学校保健委員会で、「あったか言葉で みんな なかよし」をテーマに人間関係をよりよく築くためには、相手を思いやる言葉を使うことを勉強しました。委員会の人が劇を通して、あったか言葉を伝えてくれました。12月末、昼の放送で、ボランティア委員会が、「いいことみつけ」を紹介しました
 「自分の名前が、言われたのでうれしい」「いっぱい書いている子がいる」「○○さん書いてくれたんだ、ありがとう」など、放送中その話題でにぎやかになりました。
 また、前年度の放送より、紹介される人数も増え、中身も変わってきました。時間の都合で放送されなかった話は、昇降口の掲示板に張り出され、その前で子供たちが笑顔になっていました。
 さらに、校区地域協議会と連携して、本校独自の“ゆるキャラ”とあいさつ標語を制作したので、これらを活用して、更に「つながり」を広める取組を進めていきたいと思います

【蟹江町立新蟹江小学校】0の日ノーメディアチャレンジ

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 本校では、早寝早起きで元気に過ごすことができる子の育成を目指し、学期ごとに、1週間の家庭での過ごし方を振り返り、生活リズムチェックを行っています。チェックカードには、テレビを見たり、ゲームやインターネットをしたりする時間を点検する項目があります。3年生以上の児童は、平日のメディア時間が3時間以上、4時間以上もかけているなど、制限時間を守ることができない児童が多く見られました。そこで、毎月0の日(月に1回0のつく指定日に家庭で実施)に『テレビを見ない』『ゲームをしない』などの目標をたてて、メディア時間を減らす活動に取り組んでいます。今までテレビを見たり、ゲームやインターネットをしたりする時間を、勉強や読書の時間にしたり、手伝いや家族との団らんの時間にしたりして生活することで、目標就寝時刻を守ることができるようになってきました。
 「ノーメディアチャレンジの日」は、チャレンジカードにチャレンジ結果と一言感想を書き、家の人のチェックを受けて、翌日にチャレンジ結果を集計します。そして、保健委員より、クラスごとの実践結果発表があることから、「ノーメディアチャレンジの日」は、意識がとても高まっています。ふだんの生活でも、目標を決めて取り組み、テレビやゲーム、インターネット等の時間を見直し、早寝早起きで元気に過ごすことを目指しています。

【大府市立共和西小学校】自己を見つめ、他者と共に、よりよく生きようとする子の育成を目指して

 本校では、「特別の教科 道徳」の実施を受けて、「自己を見つめ、他者と共に、よりよく生きようとする子の育成」を目指して、道徳科の授業の充実を目指して取り組んでいます。その取組の中から一つ紹介します。
 小学6年生で行った授業、主題名「わたしにできること」です。内容項目は公正、公平、社会正義です。この授業では、次のような場面を子供たちに提示しました。いじめられて泣いている少年について、それを見ていた周りの子が証言をするのですが、どの子も「わたしのせいじゃない」「ぼくは悪くない」と責任転嫁をし、傍観者を決め込んでいるという場面です。
 この状況について、「どの証言が一番許せないか」と問うことで、直面する問題に対し、子供たちには傍観者になることなく自分事として考えられるようになってほしいという思いを込めました。
 実際の授業では、「『自分のせいじゃない』と他人事のようにとらえているところが許せない」「ささいなことでも何かできることがあったはずだ」という意見が出ました。こうした子供たちの発言からは、傍観者になるのではなく自分事として考えようとする姿勢がうかがえました。
 授業の終わりでは、世界中で起きている温暖化の問題や環境破壊、貧困の問題などを紹介し、「わたしのせいじゃない?」という言葉で印象的に締めくくりました。
 この授業では、子供たちの発言が止まりませんでした。自分の考えを言わずにはいられない、それだけ子供たちの心に訴えかける授業になったのではないかと思います。これからも子供たちの心に訴えかけるような道徳科の授業を目指していきたいです。


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【岡崎市立矢作北小学校】ゲーム依存、ネット依存について考えよう

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 子供たちの周囲には、ゲーム機、パソコン、携帯電話などが普及し、ネット依存やゲーム依存が大きな問題となっています。長期休暇には自由時間が増え、だらだらとゲームをしたり、動画を視聴したりといった生活に陥りやすくなることが考えられます。そこで、適切な使い方ができるようにするために、冬休み前の時期にゲーム、ネット依存についての学習を行いました。
 授業では、約束をしていてもついついゲームをやってしまう子や、相手との関係を大切にするあまり、終わらせるタイミングを逃してしまう子の動画を視聴しました。子供たちは、「ああ、そういうこと、ある、ある」と共感しながら視聴し、依存になると起きる問題(睡眠不足、集中力不足、友達の減少、トラブルに巻き込まれるなど)について考えを出し合いました。
 その後、冬休み中のゲームやネットの利用について自分の約束を考えました。具体的には「タイマーや家の人の手助けを利用して、時間を守れるようにする」「使わない日を決める」「他の遊びも取り入れる」などの考えが出されました。
 今後も、ゲームやインターネットを適切に利用できるように、折に触れて話題にしていきたいと考えています。

【刈谷市立東刈谷小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 本校では、4年前から年に1回、外部の講師を招いて、「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。例年は、4〜6年生と希望する保護者のみの参加でした。しかし、毎年テーマを変えたり、講師を変えたりして「スマホ・ケータイ安全教室」を行っていますが、スマートフォンや携帯電話に関わるトラブルはなくなりませんでした。そこで、今年度は、より多くの保護者に関心を高めてほしいと考え、社会学級で保護者向けの「スマホ・ケータイ安全教室」も行うことにしました。
 子供向けの「スマホ・ケータイ安全教室」では、SNSへ情報を上げたときの危険性や、文字だけの会話で起きるトラブルなど、実際に起きた事件を基にした再現ドラマを見て学びました。
 また、「スマートフォンや携帯電話を使うときに覚えておいてほしいこと」として、
1.おうちの人や友達とルールをつくり、上手に使いましょう。
2.人を傷付けたり、迷惑をかけたりする道具として使わないようにしましょう。
3.困ったときはすぐにおうちの人や学校の先生に相談しましょう。
の3点について分かりやすく説明をしていただきました。
 児童からは、「スマートフォンは、便利だけれど、使い方を間違えてしまうと大変なトラブルを起こしたり、取り返しのつかないことになってしまったりすることがあるので、気を付けて使いたい」という感想が聞かれました。
 これを機会に、スマートフォン・携帯電話を、正しい知識をもとに上手に利用していってほしいと思います。

【瀬戸市立東山小学校】 スマホ・ケータイ安全教室

 6年生を対象として、6月に「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。携帯通信会社の方を講師に招き、メールやSNSなどで情報を載せるときのマナーや、気をつけることについて学びました。
 トラブル事例の動画が、日常的に起こりうる事例となっていて、大変わかりやすく、子供たちは、自身のことのようにとらえた様子でした。また、一方的に話を聞くだけでなく、話合いや発表する場面があったことで、身近なこととして学べました。
 子供たちからは、以下のような感想が聞かれました。
・私はスマートフォンを持っていませんが、中学生になったら買ってもらいます。だから、今日の話はとても参考になりました。
・私は個人情報を書かないと自信があっても、いざとなったら誘惑に負けてしまう可能性があると思うので、気をつけたいです。
・スマートフォンでは、顔が見えなくて、言いにくいことも言えるようになってしまいます。言葉を送るときに、一度立ち止まって考えることがとても大切だなと思いました。
・ボタンを一つ押すだけで、世界中に広がることが分かりました。軽い気持ちでいろいろ投稿しないようにしたいです。

【刈谷市立富士松東小学校】受け継がれる思い「和太鼓演奏・ばち引き継ぎ会」

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 本校では、2000年に創立20周年を記念して、和太鼓演奏が始まりました。以来18年間、5年生が約40人のチームに分かれて演奏する取組を続けています。今年度も5年生が真剣に練習し、11月に開催された「富東っ子音楽会」で立派な演奏をしました。
 子供たちの振り返り日記には、「一打に思いを込める大切さがよく分かりました」「放課にも苦手な所を聞き合って、教え合いました」「笛を吹ききった後、くらくらしたけれど、がんばっていたら心が強くなりました」との感想がありました。
 一緒にがんばったみんなへのメッセージ欄には、「心を一つにして演奏できたね」「このメンバーで演奏するのは最後だけれど、他のこともこれから一緒にできるといいです」「みんなとたたけて楽しかったよ。この思いをつなげるために4年生に教えてあげよう」と書かれていました。みんなで取り組むことの難しさを感じるとともに、みんなで成し遂げる喜びを得たようです。和太鼓演奏を通して一人一人の心の成長が感じられ、うれしくなりました。
 12月に行われた「ばち引き継ぎ会」では、5年生が4年生に和太鼓のたたき方や衣装の着用の仕方等を教えました。揃いの衣装は、始まった当時の保護者の皆さんの手作りです。18年間大切に着用させていただいています。会の最後に、5年生代表が4年生代表にばちを渡し、「一打入魂。お互いの音を聞き合わなければ音は揃わず響き合わない。心を一つにして音を合わせ、ぼくたちに負けない演奏をしてほしいです」との思いを伝えました。毎年、このようにして「太鼓のばち」とともに、思いは引き継がれてきました。太鼓の音に乗って、心と心が響き合う伝統行事「和太鼓演奏」。今後も大切にしたいです。

【岡崎市立広幡小学校】 人権週間の取組について

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 12月3日から12月7日の「人権週間」に、本校が実践した取組を紹介します。
1、「あいさつ運動」
 朝、生活委員と運動委員が、正門と希望の門に立ち、「あいさつ運動」を行いました。元気よくあいさつができている児童には、シールが配られ、各学年の玄関にある「あいさつの花」にそのシールを貼ることで、意識を高めました。
2、「ありがとう・おかげプロジェクト」
 「○○してくれてありがとう」「○○してくれたおかげで××できたよ」など、周りの人への感謝の気持ちを書いた紙を台紙に貼り、全校の感謝の思いが詰まった「ありがとうの花」を咲かせました。
 以上の活動を通し、児童は人権に対する考えや思いを高めることができました。特に2の活動では、「人のよいところを見つける」だけでなく、「自分が認められている」ことにも気付ける活動となり、児童の笑顔がたくさん見られた1週間となりました。

【清須市立新川中学校】みんなでハッピー 〜身体に障がいがある方から学ぼう〜

 4年生は、学年末に「二分の一成人式」を行う。自分の夢について考え、保護者や地域の方に伝える大切な行事である。
 また、福祉について考え、自分のできる活動を実践する「福祉実践教室」も行う。
 これらの機会を生かし、自分の生き方を考える、総合的な学習の時間「みんなでハッピー 〜身体に障がいがある方から学ぼう〜」という単元を計画した。
 道徳科の授業を中心に、福祉教育に関わる資料を生かすとともに、車いすで生活している方との実際の交流を通して、自分の生き方を、前向きに考える機会にしたい。
 子供たちは、障がいのある方を身近に感じ、障がいがあっても自分の目標に向かって前向きに生きている姿から、自分の生き方や夢について真剣に考え始めている。

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