【みよし市立天王小学校】地域とつながる学校行事

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 毎年、秋に行われる「収穫祭」では、秋の実りに感謝するとともに、地域の方とのふれ合いを大切にしています。地域で習っているおはやしの演奏を披露したり、地元の農家の方に協力をしていだたきながら、5年生が育てたもち米で、餅つきをしたり、本校の児童はもちろん、地域の方も楽しみにしてくださっている学校行事です。
 「収穫祭」の中では、地域のお年寄りを学校に招待して、ふれ合い活動も行っています。ふれあい活動では、地域のお年寄りをゲストティーチャーとして迎え、昔遊びを教えていただいたり、わらですがい作りを教えていただいたりしながら、楽しい時間を過ごします。子供たちは、地域のお年寄りと接する中で、昔の暮らしに興味をもったり、お年寄りを気遣う思いやりの気持ちをもったりすることができるようになりました。
 また、6月と12月には、近くの中学校の生徒と本校の児童会役員が中心となって、「あいさつ運動」を行いました。朝、登校してきた子供たちは、中学校の生徒や、児童会役員とハイタッチをしながら、挨拶をします。ハイタッチをする子供たちの表情は笑顔いっぱいで、回数を重ねるたびに挨拶の声も大きくなっています。
 中学生や、異学年の児童と積極的に関わることにより、互いのよさを認め合い、学校の中だけではなく、地域の中でも自分から挨拶しようという気持ちをもつことができるようになりました。

【知立市立来迎寺小学校】5年生のネットモラル教室

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 2月20日(水)に、5年生を対象とした「ネットモラル教室」を実施しました。
 「知っておこう!考えよう⁉ネットトラブル」というテーマで、インターネット上で起きている犯罪やインターネット・スマートフォンを使うときのマナーについて学びました。特に、無料通信アプリなどのアプリで友達と連絡を取るときに、少しの言葉の違いで異なる意味に受け取られ、仲間外れやいじめにつながるという内容では、子供たちもより身近なこととして感じた様子でした。
 「ネットモラル教室」を終えた子供たちの感想の中には、「家に帰ったら家族と話し合って、安全にスマートフォンを利用するためのルールを決めたい」「スマートフォンは便利な面も怖い面もあるので、使い方を見直したい」という声がありました。
 今回の取組は、子供たち一人一人が、スマートフォンの使い方やマナーについて考えるよい機会となったと思います。

【みよし市立黒笹小学校】ネットコミュニケーションのあり方

 「昨日の夜、○○さんが、なかなかSNSを終わらせないから、今日は寝不足」ある朝、教室で交わされた会話です。
 子供たちに尋ねてみると、7割近くの児童が「自分の携帯電話を持っている」「自分は持っていないが、家族の携帯電話を借りてSNSを利用した経験がある」と答えました。SNSに興味はあるものの、会話のようにその使い方や潜む危険性については深く考えていないように思い、情報モラルの授業を行いました。
 授業では、六つのケースを想定し、そのことをどのように思うか、どのように対処すればよいかを、まず一人で考え、次に班で意見交流をし、最後に全体で出し合って共通認識をもちました。かわいい名前で登録されていても、どんな人が成りすましをしているか分からない恐怖や、自分の写真を送ってしまうと起こるトラブルなどについて学んだ子供たちは、「相手の写真や言葉が本物か分からない。相手が見えない分注意が必要」「自分の写真が何か他のことに使われるかもしれないし、犯罪に巻き込まれることもあるので怖い」との感想をもちました。また、メッセージを送る際も、文字だけではいろいろな意味で受け取られる恐れがあり、感情が見えないことへの不安から言葉選びの重要性を学びました。その他にも、違法アップロードには、罰則が科せられる可能性がある「著作権の侵害」についても学習しました。
 学習を終え、児童は、「SNSはやってもよいけれど、ちゃんときまりやルールを守らなければいけないと思う。友達でもはっきりやめようと言える勇気を持ちたい」と感想を書いていました。全体を通して「適当にSNS上にアップすると個人情報が漏れる可能性があるので、気をつけたい」「危ないことがたくさんあることが分かった。使い方を間違えないようにしたい」など、これから上手に付き合っていく姿勢が見えました。

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【豊田市立竜神中学校】小学生との英語交流活動を通して

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 本校では、近隣の小学6年生を対象に、「英語交流」を行う活動が、今年度よりスタートしました。
 「英語交流」活動に向け、総合的な学習の時間を使って、小学生と中学生が打ち解け合うアイスブレイクを企画し、英語で行うビンゴ等のゲームを考えました。また、会の進行から質疑応答まで、すべての会話を英語のみで行うことを目指して、生徒同士で繰り返し準備を行いました。
 最初は、お互いに緊張した様子で活動をしていましたが、アイスブレイクのゲームの時間を通して、少しずつ表情もほぐれ、活発な交流ができました。また、英語が苦手な小学生に優しく声をかけたり、発音をていねいに伝えたりしたことで、中学での学習意欲が向上しました。中学生の感想には、伝えることの楽しさや難しさ、相手の立場に立って、優しく接することの大切さを感じたという内容が多くありました。
 今回、ともに学んだ小学生たちは、4月から中学生となり、次は教える立場でよき伝統がつながっていくことを期待しています。

【清須市立清洲中学校】災害ボランティア教室

 今年度からの新しい取組として、1年生で「災害ボランティア教室」を行いました。
 講師として、災害ボランティアに実際に行ったことのある方々をお招きしました。ねらいは、「避難所の様子をイメージし、困ることは何かを考える」「避難所で自分たちに何ができるのかを考える」として行いました。
 はじめに災害時の状態や避難所のイメージをもつために、VTRやスライドを見たり、講師の方の話を聞いたりしました。その後、学級ごとに避難所の生活体験を行いました。体験は新聞紙を使い、一人当たりに割り当てられるスペースを確認し、そこで座ったりの転んだりしました。活動する中で「こんなに狭いとは思わなかった」と驚いている生徒もいました。
 次の体験は、避難所で活用できる新聞紙を用いたスリッパ作りを行いました。時間があわりなく片足分しか完成しなかった生徒もいましたが、講師の先生の話をよく聞き取り組んでいました。他にも、避難所で設置される簡易テントなどの紹介もあり、避難所のイメージがより具体的になりました。
 今回の体験を通し、災害時の避難所生活はとても大変なことであることや、周りの人々と協力して生活をする必要があることを学びました。そして、大変な状況のときこそ「助け合い」が大切であることが再認識できたよい機会となりました。
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【瀬戸市立效範小学校】便利な世の中になったけれど・・・

 学級活動で取り組む性教育の中に、6年生は、スマートフォンやSNSをめぐるトラブルを題材にした情報モラルに関する授業があります。
 今、世の中では、スマートフォンによる小中学生の事件が増えています。例えば、SNSで簡単に知らない人とつながることができるため、共通の趣味の話題につられて個人情報を漏らしてしまったり、わいせつな画像を送ったりしてしまうような事案です。そのような目に遭わないようにするために、本校では、スマートフォンやSNSの使い方、一度送った情報を差し戻すことの難しさということなどを指導しています。
 便利なものである反面、使い方を誤ると取り返しのつかないことになることを今後もしっかりと指導していきたいです。

【新城市立鳳来中部小学校】「2分の1成人式」お父さん、お母さん ありがとう

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 4年生の児童たちが、成人になるまでの半分の10年を迎えるにあたり、今までの自分の成長を振り返ったり、これからの夢の実現に対して努力していこうとする意欲を高めたりすること、更に自分の成長を支えてくれた家族へ感謝し、家族の一員としての自覚を高めることを目的として、「2分の1成人式」を行った。
 内容は、最初に「私は誰でしょうクイズ」を行った。これは小さい頃の写真を順に提示し、誰なのかを当てていきながら親の愛情を感じていくクイズである。次に、親子で「思い出のミサンガづくり」をした。その後、誓いのことばを述べ、歌「10才のありがとう」を歌った後、おうちの方へ感謝の手紙を渡した。その際に、子供たちには内緒にしておいた親からの手紙を、子供たちにも渡した。この手紙は、事前に保護者の方にお願いしておき、「こんな大人になって欲しい」「今の思い」など自由に書いていただいた。
 この会を通して、今まで支えてきてくれたおうちの方の思いや愛情を改めて知ることで、感謝の気持ちをより一層持つことができた。そして、将来への誓いも立て、これから前向きに努力していこうとする意欲ももたせることができた。
(子どもの感想)
 お母さんに手紙を渡すときに、お母さんが書いてくれた手紙も入っていてびっくりしました。便箋は絵が飛び出す仕組みになっていて、熊の絵も描いてあってかわいかったです。私の宝物になりました。


【西尾市立東幡豆小学校】理解しよう共に生きる大切さ -盲導犬教室を通して-

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 3年生は2学期に、国語科で「盲導犬の訓練」、総合的な学習で「働く犬」について学習をしました。その一環として、中部盲導犬協会の協力を得て開催した「盲導犬教室」について紹介します。
 国語の学習では、盲導犬は障害物をよけて、視覚障害者を安全に誘導することを学びました。しかし、ほとんどの子供たちは、視覚障害者の方に出会った経験はありませんでした。そこで、視覚障害とはどういうものか知るために、アイマスク体験を行いました。子供たちは、実際に歩いてみて、「目が見えないと、一歩足を進めることや階段を下りることがとても怖い」ということに気づき、盲導犬がどうやって手助けしているのか、更に興味が湧いたようでした。
 「盲導犬教室」では、盲導犬が訓練士の指示通りに障害物や段差の前で止まったり、同伴者の目の高さの障害物をよけて誘導したりする様子を見て、「よく訓練されているね」と感心しました。また、ハーネスを持って一緒に歩く体験では、教科書の通りに障害物をよけながら案内してくれたので、「これなら安心して歩けるよ」と手応えを感じていました。こうした体験を通して盲導犬の賢さを実感した子供たちは、視覚障害者の方たちにとって盲導犬がいかに大切なパートナーであるかを理解できたようでした。そして、目以外にも様々な障害をもつ人がいることや、そうした方たちを手助けするために働く犬がいることを調べて、パンフレットにまとめました。
 今回の学習で、困っている人を見かけたら、自分たちができることは進んで行おうという気持ちをもつことができました。今後も、様々な活動を通して、助け合いながら共に生きることの大切さについて学んでいきたいと思います。

【西尾市立平坂中学校】生徒会活動“HIDAY”

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 本校では、生徒会活動として「3Sデー」の活動を行っています。「3S」とは、「Self-Government(自治)」「Service(奉仕)」「Sincerity(誠実)」という三つの言葉の頭文字をとったもので、20年以上、代々引き継がれています。毎月10日、20日、30日の交通指導日の朝に、ボランティアで集まった生徒が、校内のいろいろな場所の草取りをしています。
 今年度は、「3Sデー」の活動に加え、新たに「HIDAY」という活動を生徒会が企画しました。ふだんの「3Sデー」では、学校内の清掃をしていますが、「HIDAY」では、学校の近隣にある神社の落ち葉ひろいをしたり、公民館の窓ガラスを掃除したりしました。その活動を見た町内会長様がねぎらいの言葉をかけてくださるなど、子供たちが地域に貢献しているという実感をもつことができました。

【豊田市立高橋中学校】郷土愛につながる取組の工夫

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○ 地域のボランティア活動に積極的に参加
 5月、「ぬくもりの会」があり、多くの生徒が参加を希望した。「ぬくもりの会」は、高橋地区の独り暮らしの高齢者との交流を目的に開かれ、ゲームを楽しんだり、昼食を一緒に食べたり、誕生日会を行ったりしている。この他にも高橋地区で行う「七夕のゆうべ」、高橋スポーツクラブが主催する「障がい者・健常者交流ダーツ大会」など、生徒たちは地域の行事に積極的に参加している。会の中で、生徒は、笑顔で取り組み、そのボランティア精神と優しさは、多くの参加者に感動を与えている。

○ さわやかな挨拶で「チーム高橋」をアピール
 高橋地区教育懇談会では、地域社会の連帯感を強め、明るく安全で住みよい地域社会づくりを進めるため、「あいさつ運動強調週間」を、年間3回実施している。高橋地区に住む人、働く人、大人も子供もお互いに「あいさつ」や「声かけ」をすることで、防犯対策にもつなげている。園や学校では、「あいさつ強調週間」の期間を中心に、子供同士、教師に対して、自分から明るく、気持ちが伝わるように挨拶することを呼びかけている。第1回の「あいさつ運動」では、生徒会の発案で、よい挨拶をした生徒に教師からシールを配る企画を行った。「運動期間」を終えた後も、気持ちのよい挨拶が響いている。

【西尾市立一色南部小学校】 SNSの使い方

 高学年になると、スマートフォン等の保有率が増えます。それにともなって、SNSの書き込み等が、様々なトラブルを引き起こします。しかし、児童自身はその書き込みのもつ意味の重要性に理解が及ばず危険な状況にあります。
 そこで、5年生の道徳科で、「情報モラル」を扱った教材で授業を行いました。軽い気持ちで書き込んだSNSが拡散し、友達に迷惑をかけることになった事例を学び、インターネットの公開性と記録性の怖さを知りました。
 児童の感想には、「SNSに悪口やうそを書き込んではいけない」「写真の扱いなど特に注意する」などの記述がありました。
 また、保護者からも、「SNSのメリットだけでなく、デメリットもよく考えて使うようにする」「大切な連絡は、直接または電話で伝えるようにする」など意見を寄せていただきました。

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【知立市立知立西小学校】心を育てる異学年交流「なかよし活動」

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 本校では、「なかよし活動」という異学年の関わり合いを深める活動を行っています。この活動は、40年間続いている本校伝統の取組です。
 「なかよし活動」は、1・3・6年、2・4・5年が、1名ずつ小グループを組んで遊ぶ「小グループ活動」、10人ずつ30名ほどで遊ぶ「大グループ活動」、そして、それぞれの大グループで遊びの出し物を準備し、学校全体で遊ぶ「スーパーなかよし」の三つあります。
 小グループ遊びでは、低学年の「〇〇して遊びたい」を、高学年が聞きとって遊ぶことで、高学年は小さい子にどう接すればよいかを学び、低学年の子には、高学年への感謝の気持ちが生まれます。そして、この経験が高学年になったときに生かされます。
 また、「スーパーなかよし」では、5、6年を中心に遊びの出し物を準備します。1年から4年までの子どもたちが、これのでの高学年の活躍を目にしているので、色々なアイデアをお互いに出し合い、当日は、教師の手を借りずに運営することができます。
 このように「なかよし活動」を通して、自分の立場を知り、役割に応じた人との関わり合いを学びながら、優しい思いやりの気持ちを育てています。

【蒲郡市立三谷小学校】インターネットを楽しく安心して利用するために

 子供たちのインターネット、特にスマートフォンなどを使用できる状況が増えてきている。6年生の子供たちの実態を確かめると、自分専用のものを持っている子もいれば、家族のものだけれど、使用できる環境にある子も多いことが分かった。中には無料の通信アプリを使って、同学年の友達とグループを作って会話している子もいる。子供たちに尋ねてみると、使用している子は、「連絡がし合えて便利」と思っており、使用していない子も「使いたい」と考えていて、利便性を感じているだけの子が多いのが現状である。そこで、危険性や違反行為等、使い方に気をつけるべきことも知ってほしいと思い授業を行った。
 授業後の感想の中には、「インターネットは、今まで便利だとしか思っていなかったけど、意外に恐ろしいこともあるもんだなと思いました」「自分もインターネットを使っているけれど、そういう恐ろしいことが起こると、本当に怖いなと思いました」「何か分からないことがあったら、必ず家の人に聞きたいと思います。それから、親との約束もしっかり守りたいです」「ぼくは、この授業でインターネットの怖さを知ることができました。おもしろそうとか、楽しそうと思っただけでインターネットを使ったりせずに、冷静に考えてやろうと思います。無料通信アプリやメールなどで相手の気持ちを考えて誰かを傷つけないように気をつけたいです」「インターネットを使うときは、色々なマナー・ルールがあることを初めて知りました。今は、スマートフォンとかを持っていないけれど、これからお母さんに借りるときや自分で持つようになったとき、これらのマナーやルールを守って使いたいと思います」等、自分のインターネットの環境について、具体的にふり返ることができた。
 今後、ますます使用頻度が高まるであろうインターネット。自分の言動に責任をもって使用すること、相手の気持ちを考え配慮できるようにすること等を意識させたいと考えている。

【半田市立横川小学校】 保育実習の取組

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 本校では、隣接する保育園の子供たちと、4年生が一緒に遊ぶ「保育実習」を、毎年行っています。
 「保育実習」に向けて、園児たちが喜ぶ遊びは何かを皆で考えました。そして、総合的な学習の時間で、おもちゃ、ゲーム、プレゼントを作り準備を行いました。
 4年生の児童が園児と対面すると、初めは緊張した面持ちでしたが、笑顔で園児とふれ合い、一緒にゲームを楽しむことができました。
 授業後の感想では、「保育園の子たちの笑顔がたくさん見られて、本当によかった」と話し、充実した体験活動となりました。
 今回の活動を通して、他を思いやる気持ちだけでなく、それぞれの役割をもったことの責任感や有用感を知ることができました。

【豊田市立稲武中学校】 SNSの使い方について考える

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 本校は、全校生徒45名の市内最小規模の中学校である。山間部に位置し、友達同士の家も遠く、なかなか遊びに行けない実態があるため、生徒からはSNSでコミュニケーションをとる機会が多いという話を聞く。
 本校の生徒に、スマートフォン・タブレットに関するアンケートを行ったところ、「両親の物を使用させてもらっている」を含むと、SNSを使える環境にある生徒が9割を超えるという現状が分かった。また、ある学年では、SNS上でのもめ事が起き、対処に時間がかかったことからスマートフォン・タブレットに関する全校集会を行った。
 全校集会では、まず、スマートフォン・タブレットの所有率を示した。次に、SNS上で、「明日遊びに行かない?」というA男の書き込みに対し、B男は「何で来るの」と返信したやりとりを事例として示し、A男の気持ちになって生徒たちにどう感じたかを聞いた。生徒たちは、「何か嫌な感じがする」「もっと違う言い方がある」などの意見をもった。実際に手をあげさせてみると、嫌われている感じに思うと答えた生徒が8割、交通手段を聞かれていると感じた生徒が2割という結果だった。このことから、SNS上のやりとりだけではうまく相手に意図が伝わらないことがあるということに気づかせることができた。
 最後に、過去にSNS上のもめ事がきっかけでいじめに発展し、自殺に至ってしまったという事件を生徒たちに伝えた。そして、自分たちの行動を、再度、見直してほしいと指導を終えた。
 指導後、「いじめの始まりは悪意からだけではなく、何げない会話の中から起きてしまうかもしれないから、気をつけないといけない」と話す生徒もおり、身近にあり気軽に使用しているSNSだが、危険性があるということを実感した様子だった。

【岡崎市立美合小学校】夢を育む「夢プロジェクト」

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 本校では、「夢プロジェクト」という行事を、年2回行っている。様々な分野で活躍している方を招き、話を聞いたり、実際に技を見せていただいたりし、その中で、子供たちに「夢をもつことの楽しさや大切さ」を育もうという取組である。
 この行事は、10年以上続けられており、近年だけをみても、竹島水族館の副館長さんによる「飼育員の仕事や魚たちの不思議な生態」につていの話、愛知県警音楽隊の演奏、分子科学研究所名誉教授である木村克美さんによる「−200度の世界の実験」と多方面にわたっている。
 子供たちは、この「夢プロジェクト」をとても楽しみにしており、世界大会5位と11位の実績をもつ岡崎出身のタップダンサーである舞音&響さん、日本や世界で幅広く活動しているイリュージョニストであるトシキさんを招いた今年度の2回も、大いに盛り上がった。
 今年度、招いたトシキさんのショーの中では、「マレーシアで出会った女の子が『雪を見たことがない』と言うので、何とか雪を見せたいと思ってマジックを考え練習した」という、手の中から次々に粉雪のような紙吹雪が舞うマジックも披露された。子供たちは「夢プロジェクト」が終わると、講演者の方に手紙を書きながら自分の夢と向き合う時間をもつ。
 本校の子供たちには、「○○になりたい」と確かな夢をもつ子が多くいる。夢を現実のものとしたプロの方々を間近に見て、五感で感じる経験を重ねることが、子供たちに「夢をもち力強く生きようとする心」を育んでいる。



【豊根村立豊根小学校】お年寄りに元気になってもらって、村も元気

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 本校の3年生は、総合的な学習の時間で、学校の近くにあるデイサービスを利用する高齢者と交流を図りました。
 1学期の交流は、施設で行われているレクリエーションに参加しました。そこで、高齢者の中に声が聞き取りにくい方や、体を動かすことが苦手な方がいることを知りました。職員からは、「小学生と話をするだけでも、喜んでもらえるんだよ」ということを聞き、驚きました。
 児童は、1学期の経験を生かして、2学期は高齢者の方に喜んでもらえる企画を考えました。利用する高齢者全員が参加しやすい企画として、ビンゴとジェスチャーゲームを行うことにしました。そして、楽しんでもらえるように、高齢者と3年生の話す機会を増やすことを大事にしました。ゲームの答えに、3年生の好きなことを取り入れたり、ビンゴゲームで高齢者に用意していた質問に答えてもらったりするなどの工夫をしました。
 交流を繰り返す中で、最初は立ったまま話をしていた児童が、高齢者の方の目線に合わせ、耳元まで近づきゆっくりと話しかけたり、自分から「ぼくは、○○の孫だよ」と進んで話しかけたりする姿が見られるようになりました。また、会を進めるときに、会場の様子を見て、臨機応変に対応できました。これまで、自分中心でいろいろなことを進め、思い通りにいかないと怒ったり、すねたりしていた子供たちでしたが、相手の立場に立って考える気持ちと友達と協力して実行する協調性が少しずつ育ってきました。
 3月には、2学期の企画の反省を生かして、再度交流する予定です。高齢者との交流は相手を思いやる気持ちを育む機会となっています。



【岡崎市立男川小学校】 感謝の気持ちを込めて

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 本校の5年生は、総合的な学習の一環で、「米作り」体験をしています。4月に農場の見学をし、5月に田植、9月には稲刈りを体験させていただきました。自分たちがその手で植え、鎌で刈り取った稲を手にしたときは、自然の恵みを心から感じられました。収穫した米を炊いて食べたときはおいしさに笑顔がはじけました。児童は、様々な体験を通して、農家の苦労や工夫を実感し、いつも食べているお米に感謝の気持ちをもつようになりました。
 貴重な体験をさせていただいた農場の方をお招きして、「感謝の会」を行いました。感謝の作文を読んだり、「守ろう!日本の食」というテーマで学習してきた内容を発表したりしました。最後に、5年生全員で「ありがとうの花」を歌いました。様々な体験をさせていただいたお礼の気持ちだけでなく、食材に対する感謝の気持ち、農家の方々への感謝の気持ちを伝えることができました。

【美浜町立奥田小学校】 情報教育 〜透明マントにご用心〜

 インターネットを使うときの匿名性について、「透明マント」という表現で、子供たちにわかりやすく授業を行った。
〈活動のねらい〉
・ワープロソフトを使って、無料通信アプリなどの通信機能を使う練習をする。
・インターネットの世界の注意すべき点を、体験を通して知る。
・文字だけでは、感情の行き違いが起こる可能性があることを知り、表現に気をつける必要があることを理解する。
《児童の感想》
・「透明マント」を使えば、よくないとわかっていることもできる。「誰なのか気づかれない」「他の人からは見えない」けれど、気をつけないといけないと思った。
・現実には「透明マント」はないけれど、インターネットの世界は、透明マントを着ているのと同じだとわかった。悪用する人も多いから、これからは気をつけようと思った。
・もしも、けんかが起きても関わらない。けんかに巻き込まれないようにすることが大事だとわかった。

 

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【岡崎市立矢作北中学校】本校の人権週間での取り組み

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 人権週間である12月4日から10日までの間、本校では、「ハピネスキャンペーン」を行いました。ふだん何げなく生活している中にも、小さな幸せがたくさんあります。その小さな幸せに気付くことで、毎日の生活を見つめ直すきっかけになってほしいと生徒会が企画しました。このキャンペーンは、「身近な幸せ」を見つけ、ハートのカードに書き記すというものです。キャンペーンの期間中に、自分の周りの幸せを三つ以上見つけてカードに書き、そのハートを貼り合わせて、全校で一つの大きなモニュメントを作りました。
 そして、キャンペーンの最終日には、「ハピネスキャンペーン集会」を開き、アジア支援機構の方の講演を聴きました。講演会では、様々な環境の中で懸命に生きる世界の子供たちの様子を、写真や映像を交えて教えていただきました。ふだんは意識することは少ないですが、たくさんの人たちに支えられています。そのことを改めて振り返るきっかけとなる時間となりました。