【南知多町立大井小学校】 情報モラルの授業実践 〜見えないマントを持つと?〜まず、子供たちは、ハンドルネーム(パソコン上の名前)を考えて、学級でチャットをすることになりました。チャットの住人『謎の人』から「ドラえもんから見えないマントをもらえることになりました。あなたならどんなことをしますか。」という質問に素直に答えていました。「空をとびたい」「いたずら」などと、楽しそうにチャットをしていました。自由に会話してよいことになると、だれが書いたことなのか分からないので、「プーさんってだれ?ゆでたまごってだれ?」などと声が上がりました。また、悪口を書かれると「だれだよ。こんなこと書くのは!」と少し怒っている子もいました。いつの間にかチャットの世界に引き込まれていました。 今の時代、インターネットの中では見えないマントは、だれでも自由に持つことができます。そのことに気付き、「少し怖いな。」とつぶやく子がいました。インターネット環境があれば、顔を見ないで会話やゲームができてしまい、知らない人ともつながりやすくなります。また、誰かの悪口を書くなどの悪い自分も出てしまうこともあります。この授業を通して、インターネットの使い方について一度見直すきっかけとなりました。 【西尾市立平坂小学校】 安心安全に使おう〜情報モラル教室〜講師の方からは、インターネットの安心安全な使い方、インターネットの危険性、情報漏えいや拡散の恐ろしさ、ネットゲームの落とし穴、SNSによるいじめ、一歩間違えば詐欺にあったり自分自身が加害者になってしまったりすることなどを教えていただきました。また、ネット依存になる人が多いという話もしていただきました。ルールを決めること、一人一人家庭事情も違うので、保護者の方と話し合って、時間やルールを決めることが、とても大事であるという話がありました。身近で起こりうる事例を挙げながら話をしていただき、児童は真剣に耳を傾けていました。児童からは、「インターネットをよく使うけれど、知らないことがたくさんあって、とてもこわいなと思いました。」「自分も加害者になってしまうことがあるとわかったので、気をつけて使いたいです。」などの感想があり、危険性を知るとともに、これから気をつけて使っていきたいと感じた子が多くいました。 これからインターネットを使う機会は増えてくると思います。今回の情報モラル教室が、児童にとっても保護者の方にとっても、インターネットと上手に付き合っていくきっかけになったらと思います。 【東海市立大田小学校】東海商業高校の生徒による情報モラル教室の開催ネット・SNSなどの危険性について、動画や高校生たちの話を見聞きして、児童も真剣に考えました。授業の中で、児童からは「ネットにのると消せない」「個人情報はのせない」「悪口は書かない」「仲間外れはいけない」などの意見が出ました。 授業での振り返りには、「情報モラルが何かを知らなかったので、知ることができてよかった」「知らない人からのメッセージには答えない」「ゲームの課金は、気をつけないといけない」「マナーを守れば、楽しく便利な道具だと思う」等の感想がありました。使い方やマナーを考えるよい機会になるとともに、「将来、スマートフォンを使う立場になったときに気をつけることのできる人になろう」と思える出前授業となりました。 【半田市立乙川東小学校】インターネットの安心・安全な使い方を学ぼう
3年生の道徳の時間に「インターネットのよいところ、便利なところは何」と尋ねたところ「調べたいことが簡単に調べられる」「離れていても友達とゲームができる」「お店の予約ができて待たなくてもいい」などの答えが返ってきました。様々な回答があげられたことから、多くの児童はインターネットを利用していることが分かりました。幸いにもインターネットに関する大きなトラブルに直面した児童はいませんでした。
そこで、携帯電話会社より講師の方を招き、インターネットの安心・安全な使い方を学ぶために、3年生の児童、保護者を対象に「スマホ・携帯安全教室」を行いました。この講座では、次の三つのことを教えていただきました。 1.インターネットの使い過ぎを防ぐために家族でルールを決めよう! 時間・場所・お金・内容 2.メールなどの文字にして送る場合は、相手が読んでどう思うかを考え、送る前に文章を読み直そう! 3.もし嫌なことをされたり、書かれたりした場合は、証拠を残して家族や教師に相談しよう! 半田市では、「児童会生徒会サミット」で次の四つのことが決められています。 ・携帯などを買うときには、お家の人と相談しましょう。 ・携帯は、小学生は午後9時までにしましょう。 ・書き込みをみて、嫌な気持ちになっている人のことを考えましょう。 ・安全に使うためにフィルタリングをかけましょう インターネットを使う上で一番大事なことは「自分だけは大丈夫」「これくらいならバレないだろう」「無料だからいいや」など心にすきをつくらないことが分かりました。 講座を聞いた子供たちは、「インターネットは便利だけど危ないこともあることが分かった。」「インターネットを安全に使いたい。」などの感想をもちました。 これからインターネットの便利性と危険性を理解した上で安全・安心に利用したいものです。 【みよし市立三好中学校】あいさつ運動
本校では、継続的にあいさつ運動に取り組んできました。今年度は、生活委員長の「地域と交流し、あいさつの輪を広げたい」という願いからはじまり、月に1〜2回のペースで、朝の登校の時間帯に実施してきました。
地域でのあいさつ運動では、校区内の様々な場所に出向いて活動しました。登校する中学生だけでなく、高校生や出勤する方にも積極的にあいさつしました。生活委員の活動として始めましたが、回数を重ねて有志の参加が増え、多いときは全校の3分の1程度の生徒が参加しました。 また、小学校に出向いて小中合同あいさつ運動も行いました。はじめは普通にあいさつをしていましたが、恥ずかしがって返事を返してくれないこともありました。そこで、生活委員会で改善点を話し合い、視線を小学生と同じ高さにして、ハイタッチをしながらあいさつをする「ハイタッチあいさつ運動」に切り替えました。中学生も小学生も少しずつ打ち解け、元気にハイタッチをする姿が見られました。 有志としてあいさつ運動に参加した生徒の一人は、はじめは生活委員に誘われて参加していましたが、活動を通してあいさつしたり、あいさつを返されたりすることの気持ちよさに気づき、次のあいさつ運動からは自ら参加したいと考えるようになりました。今後もあいさつ運動を継続し、あいさつのあふれる学校、地域を目指します。 【北名古屋市立熊野中学校】人権週間の取組
本校では、人権週間に合わせて、朝礼や道徳の授業や生徒会活動などで、人権に関する取組を行いました。
1朝礼での校長の講話 人権活動家のマララ・ユスフザイさんの話や、人権という考え方が生まれた経緯などを、話と画像で知りました。また、身の周りにある人権侵害について考え、一人一人が大切な存在であり、その大切な人を傷つける行為は絶対に許されるものではないことを学びました。 2全校で同じ資料を使用した道徳の授業 「いじめ」について考える中で、生徒のよりよく生きていこうとする気持ちや人権に対する意識を高めました。資料についてグループや学級で話し合った後、いじめのない学級や学校にするために自分にできることは何かを考えました。以下は、生徒が書いた考えです。 ・相手のことを考え、嫌がることをしない。相手を尊重する。 ・「いけない」と思ったら、周囲に合わせて行動をしない。 ・「助けて」というサインを送ってきたら、見て見ぬふりをしない。 3「いじめ根絶行動宣言」の採択 各学級から出されたいじめ根絶宣言をもとに、生徒会が中心となって「いじめ根絶行動宣言」を採択しました。今年度採択された行動宣言は、以下の三つです。 ○話を聞く耳、正しいことを見極める目を育てる ○友達や仲間の大切さを理解する ○善悪の判断をしっかりつける 4「ハッピーメッセージ」の掲示・放送 仲間のよいところに気付き、互いに認め合い、自己肯定感や自己有用感を高めるために、生徒会で「ハッピーメッセージ」を募集し、掲示したり、放送で流したりしました。同学年からのメッセージだけでなく、先輩から後輩へ、後輩から先輩へ向けたメッセージもたくさん見られました。掲示されたメッセージを読んで、勇気をもらったという生徒もいました。以下は、掲示されたハッピーメッセージの一部です。 ・いつも笑顔で声をかけてくれてありがとう。あなたのおかげで毎日がとても楽しいです。 ・これからは君たちが先輩として引っ張っていかなくてはいけないので、大変だと思うけど、みんなで頑張って! ・何事にも一生懸命ですばらしいと思います。これからは僕もみんなの手本となれるように頑張ります。 これからも、様々な機会を通じて、生徒たちが他者に接する態度を考えたり、自己有用感を高めたりすることができるようにしていきます。 【刈谷市立亀城小学校】 無料通信アプリワークショップで情報モラルを学ぶまず子供たち一人一人に、「1.まじめだね」「2.おとなしいね」「3.一生懸命だね」「4.個性的だね」「5.マイペースだね」と書かれた5枚のカードを配った。そこで、自分が言われると嫌だなと思うものを一つ決めて、グループで交流する活動を行った。「私は個性的だね、と言われると、みんなと違うと言われているようで嫌かな」「ぼくはマイペースだね、と言われると周りのことを考えてないみたいで嫌だよ」など、人によって言われて嫌だと思う言葉は違うということが理解できた。 さらに、カードを裏返すと、「1.すぐに返信がない」「2.なかなか会話が終わらない」「3.知らないところで自分の話題が出ている」「4.話をしている時にケータイ・スマホをさわっている」「5.自分が一緒に写っている写真を公開される」という情報モラルに関わる事象が書かれていた。それを、一人一人が嫌だなと思う順番に並べ、グループの子と見比べながら交流した。嫌だと思うことは人それぞれ違うことから、どんなトラブルがあり得るかを想像し、話し合うことができた。「自分の写真をインターネットにアップすることに抵抗のないAくんが、Bくんと一緒に写った写真を公開すると、Bくんの写真を公開されると嫌だと思う気持ちを無視してしまうよ」など、子供たちは、どんなときでも相手の気持ちを考えて行動しないといけないことを学んだ。 また、無料通信アプリをまだ使用していない子の感想には「将来使うときに、自分の思いをきちんと伝えたり、相手のことを考えたりしたい」と書かれており、これから、更に身近になっていくであろう無料通信アプリなどのSNSの利用において、ふだんの生活と同じように、相手のことを考えマナーを守って利用していかなければいけないことを、深く実感できる有効な授業を実施することができた。 【愛西市立佐屋小学校】 佐屋っ子タイム
本校では、縦割り交流活動として、昨年度まで6年生を中心とした「スマイルタイム」を月に1回程度行い、遊びを通して異学年交流活動を実施してきました。今年度からは、「佐屋っ子タイム」と名称を変えて、二つの異学年で交流を深めることで、より関わりをもてるようにしています。
昨年度までと違って、6年生だけが縦割り活動の企画・運営をするのではなく、4・5年生もそれぞれ1〜3年生と関わるための活動を企画・運営をするようになりました。そのため、4・5年生がリーダーシップを発揮する機会をもつようになったことで、これまで以上に充実した縦割り活動を行うことができるようになりました。 写真は、6年生と3年生の「佐屋っ子タイム」の様子です。大縄跳び集会が2月に行われることもあって、一緒に練習をしているところです。その他の学年においても、下の学年の子と楽しく触れ合える活動(じゃんけん列車やじゃんけん大会、ドッジビーなど)を企画・運営しており、子供たちにとって楽しい時間となっています。 【北名古屋市立西春中学校】 スマホ・ケータイ安全教室実践そこで、中学1年生を対象に、携帯電話会社に依頼し、「スマホ・ケータイ安全教室」を行った。インターネットの特徴である、情報が不確かなことや一度公開された情報はずっと残ることについて、数々の事例に触れながら紹介していただいた。また、ちょっとしたきっかけで、犯罪に巻き込まれてしまったり、友達の個人情報を流出させてしまったりすることがあることも紹介していただいた。被害者にならないことはもちろん、SNSやメールの使い方によっては加害者にもなり得ることを生徒たちは実感できたようであった。 今後、トラブルに巻き込まれないためにも、正しく使うネットスキルを身に付け、互いに迷惑ではないか、困ってはいないかを話し合いながら責任をもって使用するように呼びかけていきたい。また、保護者向けにもインターネットの危険性について随時発信し、家庭でも見守っていただけるように指導を進めていきたい。 【半田市立成岩小学校】価値の比較や視覚化を通して、自己の考えを明確にもち、価値の深化が分かる道徳の授業これらの工夫により、相手のことを考える価値に気付いた児童が9割に達しました。そして、導入時の価値観と、まとめ時の価値観を比較させることで、本時の中で価値が高まったことを児童自身に気付かせることができました。 【安城市立明祥中学校】情報モラルかるた「おしえない 自分のID パスワード」「かんがえよう 電子掲示板 相手の気持ち」「わんクリック しただけで来る 請求書」といった自分自身に関わることから「つうわして いいのか電車 バスの中」「まなーもーど 優先席では 電源オフ」などの公共の場でのマナーやルールまでありました。 生徒たちは楽しみがらも『これはさすがに怖いね』『やっぱり無料通信アプリじゃなくて直接話す方がいい』と話していました。今回はかるたを行っただけですが、クラスで情報モラル教育のかるたを作ることにも取り組んでみたいと思います。 教材参照:神奈川県立総合教育センター『情報モラルかるた』 【幸田町立幸田小学校】 情報モラルに関する道徳の授業実践
本校では、心の教育の一つとして、授業参観に道徳の授業を一斉公開し、保護者や地域の方に道徳教育についての理解を促す機会として位置づけています。その際、授業公開後に家庭での実践を意識していただけるように、事前に授業のねらいを保護者に伝えています。
今回6年生は、子供たちの多くがふだんから情報機器を扱っている実態をふまえ、相手の立場を考えた友達同士のよりよい関係について考えるとともに、情報機器を使う際のマナーやルールを考える授業を実践しました。落ち込んでいる友達を励まそうとメールを送信したのだが、その文章を読んだ友達は、逆に落ち込んでしまったという資料から、どのようなことに気をつけるとよかったかを話し合いました。子供たちからは、「相手を傷つけないように文章を考えるとよい」「自分が送られて嫌な内容は、送ってはいけない」などの意見が出ました。メールでは、直接反応を確かめることができない分、相手のことを考えて文章を打ち、より慎重に送信することが大切であることに気づくことができました。また参観していた保護者からは、「友達同士だけでなく、親子の間でも無料通信アプリなどでコミュニケーションをとる機会が増えており、子供の成長に合わせて親もしっかり学習していかなくてはいけないと感じました」「思春期に差し掛かり、コミュニケーションに関する悩みも増えると思いますので、しっかり子供の相談相手になれるよう心がけていきたいと思います」などの感想が寄せられました。情報モラルについて、家族でも考えるよい機会になりました。 【阿久比町立南部小学校】「スマホ7か条」意見交流会本校の児童会役員は、先輩の話に真剣に耳を傾け、多くの質問もすることができました。 <スマホ7か条> ・個人情報、写真を勝手に撮らない・送らない。 ・保護者とのルールを守る。 ・見られて困るようなやりとりをしない。 ・ながらスマホをしない。 ・信頼できるネット上の情報を正しく利用しよう。 ・困ったときは保護者や先生に相談しよう。 ・公共の場での使い方を考えよう。 中学生から、阿久比町の子どもたちのスマホの使い方の現状やスマホを使用する上での注意事項を伝えてもらい、スマホの正しい使い方について考えるよい機会になりました。 学校公開日の全校が集う「なんぶかさい2017」では、児童会役員が、「スマホ7か条」についてパワーポイントを活用して説明をしました。また、校長が保護者を対象に情報モラルと子育てについての講話をしました。 児童からは、以下のような感想がありました。 ・「スマホ7か条」はとてもすばらしいと思います。メディアの使い方を知ることができ、ぼくも「スマホ7か条」の一つである「時間を決める」を実行してみると、時間を決めないで使用するときより、勉強時間が増えたので、効果がすごいなと思いました。これからも正しくメディアと付き合っていきたいです。 今後も、正しいスマホの使い方について、機会があるごとに啓発していきたいと思います。 【豊橋市立老津小学校】感謝の気持ちを伝えるハッピー集会
本校では、1〜6年生で編成される縦割り班での活動に力を入れています。毎日の清掃、年に数回行われる縦割り遊びや様々な行事など、数多くの活動を低学年と高学年が一緒に行います。その活動の中で、高学年は低学年のよさを認め優しい気持ちをもって接し、低学年は高学年に対して感謝の気持ちをもって接しています。そして、低学年は自分が高学年になったときに、自分がしてもらったように優しくすることができます。しかし、心の中で思っていても言葉にすることは難しく、多くの子が楽しかったという思いだけで1年の活動を終えてしまっていました。
そこで、昨年度から「ハッピー集会」という、互いのよさを認め感謝の気持ちを伝える集会が始まりました。全員に付箋を配り、メッセージを書いて模造紙に貼っていき、完成したら廊下に掲示をします。休み時間には、模造紙の前で立ち止まり、メッセージを読んでいる子の姿がたくさん見られました。 ・言葉にするのは恥ずかしいけど、伝えることができてよかった。 ・「ありがとう」って言葉がとてもうれしかった。 活動後の振り返りからも喜んでいる様子が伝わってきました。仲がよいからこそ言えない感謝の気持ちを伝えることで、より仲が深まる活動になりました。 【瀬戸市立效範小学校】地域のお年寄りとの交流行事
效範小学校では6年生になると、1学期と2学期の2回、地域の高齢者総合福祉施設へ行き、劇や合唱、リコーダーなど事前に学校で用意した出し物を利用者の方へ発表しています。
また、施設の方からも、クイズなどを用意していただき、利用者の方と一緒に考えたり、触れ合ったりしています。 このように、效範小学校では、地域のお年寄りの方と触れ合うことを通して、優しい心を育んでいます。 【春日井市立北城小学校】大切な情報モラル学習本校の子供たちにとっても、インターネットやメールはとても身近なものであり、それができる携帯電話やスマートフォンへの興味や関心は、非常に高いものになっています。ただ、使い方を誤れば、犯罪に巻き込まれてしまうこともある危険な道具となってしまいます。そこで、正しい使い方を学習するために、春日井警察署と携帯電話会社から講師を招きました。 講師の方からは、携帯電話やスマートフォンの正しい使い方、インターネットをする上での注意点などについての話をしていただきました。子供たちは熱心に話を聞き、SNSやコミュニケーションアプリを使用するときには、個人情報を書き込まないこと、インターネット上で知らない人と交流しないこと、また、著作権や肖像権についてなど、多くのことを学ぶことができました。 子供たちは、この学習を通して、「スマホは、楽しいことばかりではない」「怖いことにならないように、気をつけよう」などの感想をもち、携帯電話やスマートフォンを正しく使用していこうという意識が高まりました。 今後も、こうした学習会を定期的に開くだけではなく、保護者とも連携を図りながら、情報モラル学習を進めていきたいと思います。 【春日井市立石尾台小学校】スマートフォンとの上手な付き合い方そういった現状を踏まえ、本校の4年生では「NHK for School」のスマホリアルストーリーという教材を活用して、携帯電話・スマートフォンの安全な使い方について授業実践をした。4年生では、携帯電話・スマートフォンを所持している児童は少数だが、親のスマートフォンを借りてゲームをする子は、半数以上いる。実際に起きた事例を見て、「ゲームの課金はやらない方がいい」「ネットで知り合った人は簡単に信用してはいけない」「スマホ中心の生活になってはいけない」という感想が出た。 今後も子供たちの安全のためにも、携帯電話・スマートフォンとの上手な付き合い方について指導を重ねていきたいと思う。 【岡崎市立常磐南小学校】みんなで祝おう!誕生集会誕生日カードをもらった子は、カードに書かれたメッセージをうれしそうに読んでおり、「先生、見て!」とにこにこしながら見せてくれます。 現在、全校児童が124人となり、今後も少しずつ児童数が増えていく傾向にありますが、これまで同様友達一人一人を大切にし、みんなでお祝いする温かい雰囲気を引き継いでいきたいと思います。そして、この「誕生集会」を通して、自分や友達を大切に思う温かい心を育んでいきたいと考えています。 【東浦町立藤江小学校】ペア活動を通してペア集会やペア読書・ペア遊びといった、全学年共通のペア行事の他にも、それぞれの学年ごとに交流場面を意図的に設定するようにしています。 2年生は国語の「しかけカードの作り方」の学習を生かし、さつまいもがとび出すカードを作って、畑で収穫したさつまいもで作った蒸しパンとともに4年生にプレゼントしました。4年生のマラソン大会では、2年生がコースの沿道に立ち、大きな声を張り上げてペアを応援しました。2学期の終わりには、4年生が丁寧に作ったクリスマスカードが2年生一人一人に手渡されました。「ほら、私のペアはこんなに絵が上手だよ。」「これからもいっぱい遊ぼうねと書いてある。」と歓声を上げながらカードを何度も見返す2年生のうれしそうな姿に心が温かくなりました。 3学期の終わりには、低学年企画で「ペア感謝の会」が行われます。ペアと一緒に楽しい時間を過ごしながら、しっかりと感謝の気持ちを伝えられるような機会になるよう、子供たちを見守っていきたいと思います。 【岡崎市立城南小学校】インターネットで情報を正しく扱うことの大切さを学ぼう導入段階では、子供たちによる伝言ゲームを行った。最初に伝えた情報と最後に聞いた情報のあまりにも大きな違いに驚きの声が上がり、子供たちは、情報が正確には伝わりづらいことを実感するとともに、正しい情報と間違った情報について問題意識をもった。そこで、展開前段では「インターネットに『とうとうタイムマシンが完成しました』とありました」や「インターネットに『来週、台風が日本に上陸する』とありました」というあり得る情報やあり得ない情報について「信じるか信じないか」に分かれて移動する「情報2択クイズ」を行った。「明らかにうそだと分かる情報や変な情報はネットでよく見る」「ニュースと比べて違うかどうか見れば分かる」など、子供たちは自分の経験を口々に話しながらゲームに楽しく参加した。そして、「インターネットに『近くの動物園からライオンが逃げた』とありました」という不確かな情報について話し合いを進めると、「本当かどうかよく調べる。まず怪しいと思う」「警察や親に聞く」「ニュースの映像や事件に関係あるたくさんの人に聞いて情報を比べる」など、間違った情報にだまされないための具体的な意見が活発に出された。展開後段では、ライオンが逃げた誤情報を発信した人の行為が犯罪であり、多くの人に大きな迷惑をかけることも伝えた。 終末段階では、正しい情報を正しく扱うことの大切さを三つのスローガン「インターネットには、まちがったじょうほうがあることをわすれません」「大人などにきいて、じょうほうが正しいかどうかをたしかめます」「たしかでないじょうほうやうわさ話を、かんたんに人につたえません」として、全員の子供たちで唱えた。授業後の感想には、「冬休みは、ネットの情報を見すぎないようにして気をつける」「変な情報を見つけたら友達にすぐ言わない。お母さんに確かめる」など、インターネット上の情報の取捨選択の在り方を自分事として見つめ直しているものが多く、情報モラルを高めるのに有効な学びの場であったと思われる。 |