【豊田市立幸海小】いじめノックアウト!全校で行動宣言

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 人権週間に、全校でNHK学校放送番組を視聴し、「いじめ」について考えました。今回視聴したのは、NHK for school「いじめノックアウト」の「いじめたいきもちはどこから」です。
 番組内の子どもたちが、いじめが起こったときの気持ちとしてあげた「悪」「怒」「妬」「裏」・・・などとは別に、「笑」「楽」を挙げた子もいるということについて一緒に考えました。自分が、もしいじめをするならどんな気持ちからなのかを考えさせると、やはり「嫉妬」や「嫌悪」と答えた子が多くいました。でも、それが、だんだんといじめ自体が「楽」しくなってきたり、「笑」うためにいじめをしたりするようになってしまうのではないかという意見も出ました。
 その後、いじめをなくすために自分たちは何ができるか、もし誰かをいじめたくなったとき、いじめないためにどうしたらよいかを考えました。子どもたちは、「日記に書く」とか、「友達に言うといじめになってしまうから、先生に相談する」といった意見が出されました。いじめたくなってしまうことは、誰にでも起こりうる気持ちだと思います。そのとき、どう自分の気持ちを止めるかが大切だと感じました。「とにかく誰かに相談すべき」というのが、子どもたちの大多数の考えでした。

 その後、いじめを起こさないための行動宣言を書きました。
・いやなことがあったら、いじめをする前に大人に相談する。
・相手がいやそうな表情をしていたら、すぐに「ごめんね」と声を掛ける。
・いじめに参加しないで、先生に相談して絶対にいじめをしないようにする。
・LINEなどの相手の顔が見えない会話をするときには、相手の気持ちを考えてする。

 今回の取組みでは、大型テレビなどのICT機器を利用して全校で同じ番組を視聴し、考えることができ、大変良かったと思います。いじめを起こさないために何をすべきか、子どもたちと一緒に考えていきたいと思います。

【豊田市立若林西小】スマホ教室

 若林西小学校では、高学年が「スマホ教室」を行いました。
 ラインでの会話をプロジェクターで映し、「?」の文字が一つないだけで、トラブルになってしまった例を見たり、健康被害について聞いたりしたことを、みんなで考えました。
スマホは便利だけれども、使う人がその危険性を理解した上で、じっくり考えて判断し、正しく使うことを改めて確認することができました。

<スマホ教室の子どもたちの感想>
 「今日のスマホ教室で学んだことで、気を付けたいなと思ったのは、文字の表し方です。自分では問いかけているつもりで書いた文が、決めつけているような感じになっていました。今までも字の打ち間違いなどして、友達に不愉快な思いをさせてしまいました。スマホのメールやラインは便利だけど、お互いの顔や表情が分からないので、とても怖いと思いました」(6年) 
 
「スマホだけでなく、パソコン、ゲーム機などにも危険なことがあると分かりました。自分の名前を書かないようにしたり、広告を触らないようにしたりして、正しく安全に使いたいです。何かおかしいと思うことがあったら、すぐに家の人に相談したいと思いました」(5年) 
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【清須市立清洲中】安全で便利に使用するために

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 3年生を対象に「情報機器を使用するときの問題点」というテーマで、情報モラル教育の実践を行いました。中学生のスマートフォン所有率が4割を超えたといわれる中、情報機器を使用する際に様々な問題が起きています。本校の生徒に聞いてみると「迷惑メールが送られてきた」「SNSで知らない人からメッセージが届いた」「歩きスマホでぶつかりそうになった」「ワンクリック詐欺に遭いそうになった」など嫌な思いをしたり、トラブルに巻き込まれそうになったりした経験のある生徒が少なくありませんでした。

 そこで、今回の学習では、安全で便利に使用するためにどうしたらよいかを考えました。問題の原因やトラブルを回避する方法を話し合い、インターネットを使って調べ学習を行いました。
 調べ学習のテーマは「コンピュータウイルスの恐怖」「スマホ依存症にならないために」「ながらスマホの危険性」「SNSのメリット・デメリット」など各自でテーマを決めて、問題点を考えました。

 実践後の生徒の感想では「私はトイレやお風呂にもスマホを持って行くことがあります。いつもスマホが近くにないと不安になってしまうので、依存症の可能性があるかも知れません。スマホの使い方を考え直すきっかけになりました」「今回の授業で何げない言葉が仲間外れやいじめにつながることを学びました。以前にメッセージのやりとりがきっかけで友達と気まずくなったことがあったので、これからは誤解を招く言葉は避けようと思いました」などがあり、情報モラルについての問題意識を高めることができました。

【半田市立有脇小】「スマホ・ケータイ安全教室」

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 本校の6年生は、毎年「スマホ・ケータイ安全教室」という出前授業を受けています。通信会社から、「あんしんインストラクター」と呼ばれる方に来校してもらい、電子黒板を使って分かりやすく教えていただいています。
 今年度も、スマホやケータイを使って文字だけで伝えることの落とし穴、トラブルに巻き込まれたときの対処法等、例を挙げて説明してもらいました。どの話も、本当に身近に起こるような内容でした。
 併せて、半田市の児童会生徒会サミットで提唱された「ネット五原則」を再確認しました。
★ネット五原則
 ○携帯は、おうちの人と買いましょう。
 ○家庭で携帯のルールを決めましょう。
 ○携帯は、小学生は9時、中学生は10時までにしましょう。
 ○書き込みを見て、嫌な気持ちになっている人のことを考えましょう。
 ○安全に使うためにフィルタリングをかけましょう。

【あま市立篠田小】体験!体感!スマホ教室

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 本校では、情報モラル教育の一つとして、講師の方をお招きして、少年警察ボランティアや保護者も参加し、5年生が「体験!体感!スマホ教室」を行いました。
 本校の5年生は半数以上の児童が、自分のスマートフォンや携帯電話等を所持しています。今のところ、それらの使用による目立ったトラブルは見受けられませんが、子どもたちの身近な存在になりつつあるスマートフォンや携帯電話の危険性について学習することは大切なことだと考えます。
 今回の授業では、人権、知的所有権など自他の権利を尊重し、情報社会での行動に責任をもつことや危険回避の方法を学ぶなど、情報を正しく安全に利用することをねらいとしています。また、情報機器の使用による健康との関わりを理解し、情報モラルを醸成することも大切です。
 授業では、まずスライドを使ってスマートフォンの危険性を学習しました。メールで暴言を吐いたり、他人の写真を勝手に撮りホームページ上に載せたりすることが罪に問われることなどを学習しました。また、インターネット上の広告の偽物と本物を見比べる活動もしました。
 次に、実際にスマートフォンを使って、インターネット上の危険性を学習しました。画面をスクロールして文を読んでいくと、知らぬ間に課金されているということや、悪ふざけをしている動画や写真を載せ、その結果、非難を浴びるということを、身をもって体験しました。
 授業を終えた児童からは、「スマートフォンは便利だけど危険が多くあることを学んだ」「安全に生活できるように今日学んだことを生かしていきたい」といった声が聞かれました。今後、児童が楽しく生活していけるように、学校でも見守っていきたいです。

【瀬戸市立八幡小】携帯電話・スマートフォンの使い方について話し合いました

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 5年生が、道徳の時間に、資料「メールの返信」を利用して「情報モラル」について学びました。
★「メールの返信」のあらすじ
 主人公のユミは携帯電話で親友のナナとメールで頻繁にやりとりをしていました。そのことで母親から注意を受けたため、「夜9時以降、メールはしない」というルールを決めます。それを親友のナナにも伝えていたのですが、ある朝、ナナの態度が急変。その理由は、どうしても相談したいことがあったからメールしたのに、返信してくれなかったからというものでした。返信できなかった理由をナナにメールで伝えると、「私たち親友だよね?冷たくない?」という返信がきます。それを見たユミは、画面を見つめたまま考え込んでしまいます。
 クラスの約半数の児童が、携帯電話・スマートフォンを持っているという現状。これから起こりうる出来事に関心を抱いた子が多かったようです。それぞれ、思い思いに自分の考えを発言しました。
・「私なら、どうして分かってくれないの?と怒ってしまうと思う」
・「私は、相談してくれたのに返信しなかったことをひたすら謝るよ」
・「僕なら、こんなふうに相手のことを考えずに、自分の要求だけ押しつけてくるような子、親友とは言えない!」
・「今までせっかく親友として仲良くしてきたのに、この出来事だけで親友をやめることはできないな」
 本音で語り、議論する中で、自分では思いつかない考えに触れ、驚いていた子もいました。

<授業の終わりに書いた感想より>
・メールは、自分が思っていることが上手に言えないし、顔が見えないから相手がどんな気持ちか分からない。
・携帯電話やスマホを持っていないけど、メールって恐ろしいと思いました。
・私もこんな経験があり、携帯電話やスマホの使い方には気をつけないといけないことが分かりました。
・メールは言葉でしゃべってくれないから、気持ちが伝わりにくくて怖いことが分かりました。

 様々な考え方があるということを知り、自分の考えをより深めることができたようです。

【安城市立安城北部小】「学びほぐし」のある道徳科の授業実践を通して

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 安城市立安城北部小学校では、児童が豊かな道徳性を育むことができる道徳科の指導の研究を進めてきました。「学びほぐし(今ある知識を生活に生きる知恵に変えていくこと)」をキーワードとして指導の工夫に取り組みました。
 研究を進めていく中で、児童は、友達の考えをじっくりと聞き、その考えを自分の考えと照らし合わせて考え直したり、自分の言葉で語ったりすることができるようになりました。授業の振り返りでも自己と向き合い、自分自身を高めようとする記述も多く書かれていました。さらには、児童が、「先生、次の道徳は何をやるの」と、道徳の授業を心待ちする姿も見られるようになりました。また、教師は、道徳科の指導方法についての見直しを行ったことで、授業改善につなげることができるようになってきました。
 これからも児童が豊かな道徳性を育めるように、研さんを積んでいきたいと思います。

【岡崎市立矢作北中】情報モラル教育実践

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 現在、スマートフォンの普及率は高く、小中学生の所持率も高い。インターネットは、とても便利であるが、使い方次第では相手を傷つける道具となる。正しい知識を身につけさせるために、3年生の道徳で「だれのためのプロフィール」という題材をもとに授業実践を行った。
●本資料のあらすじ
 優那は中学校2年生で、もうすぐ職場体験がひかえている。職場体験では事前に自分のプロフィールを作成し事業所の方に渡すことになっている。ある日、優那は通っている塾で自分の学校に転校生が来ることを知る。周りが持っているスマホの画面には転校生の顔写真が写っておりその写真を見てみんなが好きなことを言って笑っていた。そして実際、転校生が優那のクラスにやってくる。
●本資料の目標
1.新しい集団に所属する際の礼儀や自己紹介の在り方と意義に気付くことができる。
2.人間尊重の立場から新しい仲間を受け入れたり、理解したりしようとする心情を高める。
 本時の発問は、3つで構成した。発問1ではプロフィールカードの必要性について考える。発問2は「なぜ名刺を両手で頂くのか」とし、「人としての礼儀」ということに気付かせた。第3発問は、「事前に写真を見て騒いだ優那たちの問題点とは何か」である。悪口を言ってしまっている、正しい情報か分からないのに言ってしまった、勝手に決めつけている、うその情報を流しているなど、人としての礼儀に反しているという意見がたくさんあり、礼儀の欠如でこのようなトラブルになってしまったと理解している様子がうかがえた。
 最後に、「分かっているはずなのに、なぜネットトラブルが起きるのか。どうすれば防げるのか」と生徒に投げ掛け、話し合った。議論後の授業の感想から「今日はうその情報を流さないことや悪く言わないことなど、正しく伝え、きちんと受け止めることを学んだ。一番はその人のことを思い、尊重することが大切だと知った」や「人の気持ちを常に考えて、こうしたら相手は傷つくなとか喜ぶなとかをもっと考えていかなければいけないと、今日の授業を通して思いました」という感想があった。インターネットはとても便利であるが、相手の気持ちを考えることが大切であると学んだ時間となった。

【美浜町立奥田小】「思いやりの大切さを学ぶ〜人権週間の取り組み〜」

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 12月4日から10日までの人権週間に先駆け、本校では、11月28日から12月2日までを校内の人権週間として、友達のよさを認め合ったり、障害のある人や高齢者についての理解を深めたりする取組を行いました。
<主な取組>
 ○人権に関する校長講話…朝会時
 ○人権に関する本の読み聞かせや、道徳の授業の実施…全学年
 ○人権に関する作文やポスター、習字、標語等の作成…全学年
 ○福祉実践教室(視覚障害をもった方との交流・点字体験)…4年生

 朝会時の人権に関する校長講話では、『わたしのせいじゃない』と『たいせつなあなた』という2冊の絵本の読み聞かせを行いました。『わたしのせいじゃない』という絵本では、学校の休み時間に起こったいじめについて、それぞれの立場の子供が「見ていなかったから知らない」「怖かったから、見ているだけだった」「大勢でやったから…」「普通ではないその子のせいだ」「自分には関係ない」と責任逃れをする姿が描かれています。読み聞かせを聞いている児童の多くは、真剣な表情で耳を傾け、低学年の児童の中には、「自分はそう思わない」と首を横に振る姿も見られました。
 また、4年生で行った福祉実践教室では、視覚障害をもった方から普段の生活の様子を聞いたり、点字を書いたりする体験をしました。初めは、目が見えないと、できないことが多いのではないかと思っていた児童も多かったようですが、実際に話を聞いてみると、自分たちの生活とそんなに変わらないことも多くあることに驚いていました。点字体験をした後は、一緒にゲームをしたり、給食を食べたりと楽しい時間を過ごすことができました。後日、お礼の手紙を書いた際には、目の不自由な方へも伝わるようにと、児童一人一人が手紙を読み上げてCDに録音したものを、一緒にお渡ししたいという意見が出ました。
 今後も、人権週間の期間だけでなく、いろいろな場面で友達のよさを認め合ったり、障害のある人や高齢者についての理解を深められたりするような活動を行っていきたいと考えています。 

【北名古屋市立師勝北小】地域の皆さんとの連携

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 本校は2年間の研究期間を経て、平成27年度からコミュニティ・スクールとして、保護者や地域の皆さんと学校とが連携して児童の学びをサポートしています。今年度も読み聞かせや校内の環境整備、授業支援などで、多くの方々に御協力いただいています。
 1月12日には、3年生の社会科の「古い道具と昔のくらし」の授業で、7名のお年寄りの方に授業支援ボランティアとして来校していただきました。当日は、かまどやお釜などの炊飯用具の使い方や持参されたダイヤル式の電話機を使って昔の電話のかけ方を教えていただきました。

 ダイヤル式の電話機を初めて目にした児童は、現在のスマートフォンとは形や機能が大きく違うことに驚いていました。受話器を取ってダイヤルを回す体験では、スムーズにダイヤルを回すことができない児童もいました。
 今回の授業では、古い道具の名称や使い方を学んだだけではなく、昔の人たちの生活の知恵や工夫、現在では経験することのない多くの苦労を知り、お年寄りを敬う心情を高めることができました。授業後は、3年生全員がお世話になった方にお礼の手紙を書きました。手紙には教えていただいたことへの感謝の気持ちがたくさん書かれていました。
 今後も教育活動の様々な場面で、保護者や地域の皆さんと連携して児童の心の成長を支えていきたいと考えています。

【半田市立岩滑小】人権集会

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 本校では、人権意識を高め、人を思いやりながら学校生活を送ろうとする気持ちを養うため、毎年、総務委員会の児童により「人権集会」が企画されています。
 今年度は、12月5日に行われました。児童会長の話の後、「友達と助け合って学校生活を送ろう」というテーマで、総務委員会の児童による劇が行われました。内容は、「分からなくて困っている友達がいた場合にどう接したらよいか」など、学校で起こりそうなできごとを取り上げました。劇の最後には、「どうしたら嫌な気持ちにならずにすんだのかな。考えてみよう」との呼びかけと共に、スクリーンに選択式のクイズが映し出され、児童全員で一生懸命考え、一人一人が指で番号を示しました。今回の劇は、随所に笑いが散りばめられているところもポイントで、低学年の児童にとって、分かりやすく楽しい内容となっており、笑いの中でも、友達への思いやりのある接し方について一生懸命考えることができました。
 劇の後には、スマイル宣言(半田市小中学校児童会生徒会サミット宣言)や半田市内の中学生で考えて作ったネット五原則の発表があり、真剣な様子で耳を傾けていました。

<総務委員会児童の感想>
・人権集会を終えて、とても達成感がありました。劇を通して、人を嫌な気持ちにしないように一つ一つの行動に「このことを言ったら傷ついてしまうかな」や「これって言っていいのかな」など、気を付けると楽しい学校生活が送れるということが伝わったらいいなと感じました。
・人権集会での劇を真剣に見て、笑って楽しんでもらえたので、誰もが楽しい学校生活を送れると思いました。

【幸田町立深溝小】情報モラル講習会について

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 本校では、1学期の授業参観日に、講師の先生をお招きし、児童と保護者を対象にした情報モラル講習会を行いました。例年6年生のみを対象としてきましたが、今年度は、5年生も参加対象とし、インターネット利用に対する危機意識の向上を図りました。
 
<講習会の具体的な内容>
・インターネットの怖さを大人も分かっていない。それは、元々インターネットの常識はコンピュータ専門家の常識であったものが、近年の普及により、一般の大人だけでなく子どもまでも利用するようになってきた。スマホ、LINE、モンスト等、これらは全てインターネットにつながっている。しかし、親の世代はインターネットの教育を受けずに育ってきている。そして、今は大人が知らないことを子どもの方が知りすぎているという現状である。
・インターネットの世界にはルールがない。インターネット内において、大人、男、女、子どもという区別はない。現実の世界には警察がいて、人々の生活を守ってくれている。しかし、インターネットの世界には守ってくれる人もいないしルールもない。インターネット内では自分で自分を守るしかない。また、モラルや道徳心は国によって異なる。日本の常識が必ずしも世界では通用しない。だから世界共通のインターネットのルールは作れない。このように危険が潜む世界(インターネット)とつながっていくということを親は理解しなくてはならない。そして、今後、今以上にインターネットとのつながりをもっていく子どもたちを守るのは親しかいない。
<インターネットを使う上で大切にすべきこと>
(1)大人は子どもがやっていることを把握する。
(2)子どもは大人に何をやっているのかを話す。
(3)ルールを家庭で明確にする。
<子どもたちの感想>
・インターネットはすごく便利だけど、すごく危険だということが分かりました。変なメールが来たら、すぐに親に知らせようと思いました。
・これからは、家族で使い方や時間などをしっかり話し合ってから使うようにしていきたいと思いました。インターネットは、とても便利だけど、使い方を間違えると、とてもこわいものだと改めて知りました。

 子どもたちはこの講習会を通して、インターネットに対する危機意識をもち、使い方に気を付けたいなどの感想をもったり、また、実際に気を付けようとしたりするようになりました。
 近年は、インターネットの世界が子どもにとってとても身近なものになりつつあります。講習会では、子どもたちがインターネットによる犯罪やトラブルに巻き込まれないようにするためには、一番身近な大人である親がインターネットの利便性と危険性を十分に理解し、子どもを守る意識をもつことが大切であると強調されました。子ども以上に、保護者が真剣に耳を傾け、共に有意義な機会になったと感じました。このような研修を今後も継続していきたいと思います。

【長久手市立西小】「じょうほう」って何?なぜまもるの?

 2年生の児童を対象に、個人情報とは何か、なぜ守らないといけないのかを考えさせる授業実践に取り組んだ。
 導入で、情報にはどんなものがあるかを問うと、「電話番号、住所、車のナンバー、スマホのデータ、写真、動画、マイナンバー、メールアドレス、銀行の番号(暗証番号)…」と、低学年とは思えないほど多くの意見が出た。次に、児童が留守番をしているときに電話がかかってきて、個人情報を教えてほしいと言われたらどうするかを教師とのやりとりで実際にやらせてみた。相手が知らない人の場合、「分かりません」「後でお母さんに聞いてください」などと答える児童が多く、「相手が悪い人かもしれないから」「後で家に来ると困るから」と警戒心をもって対応することができた。
 よく知っている人に他の子のことを教えてほしいと頼まれたらどうするかを聞くと、「『直接相手に聞いて』と言う」「教える」と意見が分かれた。そこで、情報の伝わり方について、簡単な図を使って考えさせた。図をかき足していくと、自分は限られた人数にしか教えなかったつもりでも、それが次第に広がり、膨大な数になることに驚いていた。
 情報は便利だが、使い方によっては事件や犯罪につながること、自分の情報も他人の情報も安易に教えると思いがけない広がり方をするので、個人情報をしっかり守らないといけないことを学ぶことができた。
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【あま市立美和中】「美」と「和」があふれる生徒の育成を目指して

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 本校の心の教育では、人権尊重の精神や正義を愛する心、そして他の人の気持ちを思いやる情操豊かな心を育むことを目指しています。
 最近の取組としては、1年生で「情報モラル教室 〜相手の立場に立ったケータイ・スマホの使い方〜」を行いました。毎年どの学年においても、携帯電話やスマートフォンの利用に関係するトラブルが学校生活に影響を及ぼしていることがあります。一時の興味・関心や感情によってトラブルを起こしたり巻き込まれたりしないようにするために、専門家を招いて勉強会を開きました。講師の話から具体的な事例を基にトラブルに発展しないための心得や、依存症にならない方法を知ることができました。事後の感想からは「リアルなコミュニケーションを大切にしたい」「もっと相手の気持ちを考えて利用したい」など多数挙げられ、自他共に大切にしようとする気持ちをもてたようです。
 また、12月の人権週間にあわせて、毎年、人権講演会を開いています。本年度は、岐阜大学近藤真庸教授を招いて「愛すること・生きること」のテーマで講演会を行いました。いじめを許さないことや周りの人との交流方法、今後どのように生活していけば良いかなどを教えていただきました。人権週間には、人権について見つめ直す道徳の授業も合わせて行っていることもあり、生徒は、他の人との関わり方を見直し、学ぶことができたようです。今後もスクールカウンセラーとのティームティーチングによるソーシャルスキルトレーニングの授業など、様々な角度から、自他を大切にする気持ちを育てていきたいと思います。

【稲沢市立平和中】ケータイ・スマホのトラブルを未然に防止

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 ケータイ・スマホのトラブルを未然に防止するために、携帯電話会社より講師を招き、生活安全教室を開催しました。
 全校生徒を対象に、生徒がケータイ・スマホを利用する際に守ってほしいルールやマナーなどを学びました。また、被害者にも加害者にもならないためのポイントや、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法についても学びました。

○ 生徒の感想
・ネット上で悪口を言い合うといった話を聞いたことがあるが、それだけでも罪に問われることが分かった。また、個人情報を安易にネット上に載せると、どこで悪用されるか分からないことも知った。ネット上に書き込む言葉や情報には、十分注意したいと思う。 
・お得な情報に飛びついて詐欺被害に遭う可能性があることを知らなかった。ゲームをしていると、それらしい情報をたくさん見かけるので、十分気を付けなければいけないと思った。
・悪ふざけで撮った写真であっても、それがいつインターネット上に流出するか分からない。「もし自分がスマホを落としたら…」と考えると、とても怖いと感じた。管理の仕方には十分注意が必要だと思った。
・もし自分が被害者になってしまったら、すぐに家族や先生などの大人たち、警察に相談することで、悩みが解決できることが分かった。でも、まずは自分が被害者にならないように気を付けて過ごしていくことが大切だと感じた。

【あま市立甚目寺小】3年生「人にやさしい」実践活動

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 本校では、「ふるさと甚目寺 〜かかわる つたえる つながる〜」をテーマに、ESDに取り組んでいます。自分たちのふるさとである甚目寺を大切にしようとする思いを育み、行動にまでつなげています。各学年、生活科や総合的な学習の時間を中心に年間指導計画を作り、活動を続けています。
 今回取り上げる実践事例は3年生です。3年生は、「人にやさしい町づくり」をテーマに福祉について学んでいます。車いす、手話、点字、ガイドヘルプ、盲導犬などの体験を通して、身体の不自由な人の生活や思いを知り、福祉に対する理解を深めています。福祉に関連した公共施設も見学します。そして年度の後半には、「自分たちにできることをしよう」を単元のテーマに掲げ、地域にあるデイサービスセンターをクラスごとに訪問します。
 お年寄りの方に楽しんでもらえるように学級で話し合い、歌や楽器演奏、踊りなどを披露します。また、お手玉やあやとり、中には将棋を持ち込んで教えてもらったりもします。年度によっては、児童の中からもっと触れ合いたいという声があがると、2度目の訪問を行います。
 こうした身体の不自由な人について学び、お年寄りとの触れ合いの機会をもつことで、
「人にやさしい」実践活動が、日常的にもできるようになってほしいと願っています。

【稲沢市立明治中】 「気持ちの伝え方」を学ぼう

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 1月18日(水)に、本校のスクールカウンセラーの先生を講師として、「気持ちの伝え方」についての全校授業を体育館で行いました。日頃の学校生活においても、会話のやりとりの中で、気持ちがうまく伝わらずに相手とすれ違った経験のある生徒は少なくありません。授業の中では、以下のことを学びました。

・「私もOK、あなたもOK」という心構えで気持ちが伝えられるとよい。
・気持ちが上手に伝わらないときには、「相手は自分の鏡」と考えて自分の伝え方を振り返ってみるとよい。
・「YOUメッセージ」を「Iメッセージ」に変えることで、相手も自分も同様に大切な存在として、意見や気持ちを伝えることができる。

 全校授業の後には、各教室で振り返る時間を設けました。「私たちの道徳」を活用して更に自分自身を見つめ直したり、「YOUメッセージ」を「Iメッセージ」に変えて思いを伝える練習をしたりして、気持ちの伝え方についての学びを深めることができました。「YOUメッセージをIメッセージに変えると、恥ずかしかったり照れたりすることもあるけれど、大切なことだと思うので、できるだけ使っていきたい」という感想をもつ生徒がいました。この学びをきっかけにして、明治中学校全体が思いやりと愛(I)のあふれるメッセージの飛び交う学校になるよう、今後も心の教育を推進していきます。

【清須市立春日中】やさしい行動がとれる生徒の育成

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 本校の教育目標にある「めざす生徒像」の一つに、「あいさつができ、やさしい行動がとれる生徒」があります。「やさしい行動」がとれる生徒を育成するために、次のような活動を行いました。
○ JRC委員会主催「落ち葉拾いボランティア」
 11月に入って、校門前の落ち葉が多くなってきたことから、JRC委員会が呼びかけ、昼放課に落ち葉の掃除をしました。毎日、30人以上のボランティアが集まり、校門前だけでなく、校内の掃除まで行うことができ、学校や地域が美しくなりました。活動後の感想では、「道路がきれいになり、気持ちがよかった」「他の学年の人とも一緒にでき、地域のためにもなってよかった」など、ボランティア活動の達成感に包まれました。
○ 「思いやり」について考える道徳の授業
 11月の公開日に、全学級で、思いやりについて考える道徳の授業を行いました。本当の思いやりとは何なのか、じっくり考え、いろいろな思いやりの形、やさしい行動があることを改めて知ることができました。また、保護者の方々にも、思いやりの大切さを伝えることができました。
○ ハートフルスピーチ活動
 各学級、帰りのSTで、周りの人からしてもらったやさしい行動を紹介するスピーチを行っています。「文化祭で緊張していたときに、『大丈夫。落ち着いて歌えばいいんだよ』と言ってもらい、緊張がほぐれました。私もうれしいと思ってもらえることをもっとしたい」「けがをして大会に出られない僕に、『○○がいなくても大丈夫。早く治して戻ってこいよ』と笑いながら言われ、うれしかった」など、友達のやさしい行動を見つけて紹介し、学校内でやさしい行動が広がっています。
 これらの活動を通して、やさしい行動がとれる生徒が少しずつ増えてきています。

【みよし市立北中】地域に愛され、地域とともにある北中生!

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 本校では、「地域に愛され、地域とともにある北中学校」をめざして、各学年で地域の方との交流活動を行っています。3年生では「愛&友 〜つなぐ架け橋 広がる笑顔〜」をスローガンに掲げ、高齢者や障がい者のいらっしゃる市内の福祉施設に生徒が出向き、交流活動をしました。本校を紹介する紙芝居の披露、手づくりのすごろく、オリジナル劇の発表、折り紙で一緒に楽しむなど、生徒自身が考え、準備した活動に取り組みました。 また、校区にある老人クラブの方々を学校にお招きし、グラウンドゴルフやトランプ、かるた、川柳づくりなどの活動で交流しました。
 「お年寄りと目線を合わせるためにしゃがんで話そう」「耳元で優しく話そう」「常に笑顔で接しよう」など思いやりをもって交流しました。学校はもとより、どの施設でも多くの笑顔があふれ、心温まる時間を過ごすことができました。交流活動を振り返った生徒の言葉を紹介します。

・活動を終えて、「地域の方の、心の温かさ」を実感しました。緊張してしまい、私たちがうまく話せないときでも、笑顔で応えてくれたり、楽しんで活動に参加してくれたりして、助けていただきました。人と人とをつなぐ“笑顔の力”を実感しました。私たちの知らないところでも見守り、支え続けてくださる地域の方たちがいることに感謝し、自分たちから笑顔を広げられる存在になりたいと思いました。
・「老いも若きも色玉弾(はじ)いて大さわぎ」 
 お年寄りとの川柳コンテストで詠んだ句です。とても楽しい時間になりました。活動の中で、お年寄りの方から私たちの知らない地域の歴史などを伺いました。お年寄りといろいろな世代で関わったり話のできる場を作ったりして、地域の歴史、つながりを次世代へ受け継いでいきたいと感じました。

【刈谷市立小高原小】ネットモラルについて考えよう

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 本校の6年生のある児童は、人なつっこく、下級生に対しても、親切にふるまうことができる。ところが、最近学校に来ても、眠そうに目をこすったり、いらだったりしている様子が見られた。学校での様子を伝えるため、母親に連絡を取ると、母親には思い当たるふしがあるらしい。「インターネット」である。
 5年生のときから、インターネットに興味を抱き始め、自宅にあるパソコンを使って、インターネット検索をしているようだった。始めは、動画掲載サイトなどで、ゲームの攻略方法などについて調べていたらしいのだが、次第に、他の動画、アニメの視聴へと興味が広がっていき、最初は30分、1時間、そしてついには3時間と、その時間が延びていった。母親とルールを設けて使っていたようだが、やがてそのルールも希薄になり、夜中や早朝にこっそりインターネット検索を行うようになった。
 子どもたちが将来、様々な情報を積極的に得ることは、極めて重要なスキルである。だからこそ、小学校の段階から、インターネットに潜む危険性と、それらの危険を回避するためのルールについて段階的に学んでいくことが重要である。そこで、ネットモラルについて学ぶ機会を設けることにした。
 教材として「事例で学ぶNetモラル」にある「安全なネットの使い方」を視聴した。親の言いつけを守らず、一人でネットを使用したために、トラブルに巻き込まれるという内容のものであった。これを見せたとき、最初は面白がって見ていた児童Aの表情が、少しずつ変わっていくのが分かった。なぜならば、この教材内に出てくる少年の行動が、家庭での児童Aの行動とまさに一致したからである。授業後の発言では、「ネットはこわい。気を付けて使っていかないといけない」という言葉を聞くことができた。このことから、学習をする前よりも、ネットモラルについて意識が高まったように感じた。
 この「事例で学ぶNetモラル」は、視覚的に分かりやすく、トラブルの原因と結果、それを回避するための方法が、簡潔にまとめられており、児童がネットモラルについて意識するための教材として有効であった。