【江南市立藤里小】国際理解教室の実施ーお互いを大切にー

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 本校では、心の教育の充実を目指し、「自己有用感の高まりに焦点を当てた体験活動を積極的に行い、思いやりをもった児童の育成に努める」ために6年生では『国際理解教室』を実施しています。
 全校児童約340人中、約40人およそ一割の児童が外国にルーツがあります。そこで、お互いを良く理解し大切にできるように『国際理解教室』を実施しています。
 江南市国際協力協会の方々に講師をしていただき、また、児童の中で外国にルーツがある子たちが講師となり、中国・ミャンマー・ブラジル・フィリピンの国・食べ物・遊び等を紹介し、実際に遊びを体験する活動を実施しました。
 本年度のその他の活動として、6年生は校外学習でJICAの見学をしたり、中学校区で外国にルーツをもつ子や保護者向けの進路説明会を実施したりしています。
 こうした活動を通して、違いのあるそれぞれの子が、互いの知っていることを教え合ってそれぞれの良さに気付き、互いを大切にする心を育てていきたいと考えています。

愛知県道徳教育パワーアップ研修会 〜感想〜

 2月1日(水)に愛知県道徳教育パワーアップ研修会を行いました。約200名の参加者と共に、「特別の教科 道徳」の実施を見据え、指導法や評価等について研修を行いました。

 本年度の研修会は、講義型の研修から参加型の研修に内容を変更しました。全体会、分科会ともに熱心な協議が行われました。参加者の感想の一部を紹介させていただきます。

・全体会では30分という短い時間にも関わらず、演習やアイスブレイクも入れて頂き、アクティブに参加することができ、ポイントを絞って理解を深めることができた。もう少し時間を確保して頂き、ゆっくり聞きたい内容でした。
・不安に感じていた「評価」について、研究推進校の発表や研究実践校のお話を聞き、具体的なイメージができてきた。
・パネルディスカッションでは、参加者が話し合う時間を作っていただき、聞くだけではなかったので、主体的に取り組めた。ただ、もう少しグループで話す時間が欲しかった。
・道徳の授業を本気で変えようとすると、学級や学校全体が変わり、良い方向に向かっていくということを、研修や実践報告を聞いて感じた。
・道徳についての研修を、どんどんやっていく必要があると感じた。学校単位だけでなく、市単位でも体制を整えていく必要があると感じた。

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【武豊町立富貴小】道徳の時間 授業記録〜目標に向かって〜

 自分でやろうと決めたことに対しがんばろうとする気持ちをもち、努力し続けていくことのよさを感じ取ることのできる児童の育成をねらいとした道徳の授業を、2年生で行いました。
 資料は、「あかるいこころ」に掲載されている『とびつくカエル』を使用しました。ねらいに迫るため、以下の三つについて工夫し実践を行いました。
 一つ目は、低学年児童の気持ちを喚起させるような具体物の使用です。ペープサートや紙芝居風の挿絵を取り入れたことで、児童がより集中して資料の場面を捉えやすかったと感じました。
 二つ目は、互いの意見を発表させる場の設定です。資料を前後半に分け、前半を範読した後、「何度も跳び続けているカエルを見たときの道風は、どんなことを思っていたのでしょう」という発問に対して、「やなぎの葉っぱはどんなかな」や「カエルにやなぎを近づけてあげよう」といった少数意見も出ましたが、考えを交わすうちに、「いつまでも字が書けないけど、カエルもがんばっているからがんばろう」や、「これからも字を書くのをあきらめずにやろう」といった考えにまとまっていきました。 
 他の発問についても児童は活発に意見を発表したり、他者の意見を聞いて再び考えたりする姿が見られました。
 三つ目は、自分の考えを、言葉で表現させるためのワークシートの活用です。授業の後半で、「今日の授業で思ったことや、大切だと気付いたこと」について振り返る時間がありました。「できないことをすぐにあきらめないようにがんばりたいと思いました」、「すぐにあきらめたら後悔するから、絶対あきらめないようにがんばりたいです」など自分に置き換えて考え、また、自分もあきらめずにがんばり続けたいという思いをもつことができた児童が多かったです。
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【豊明市立中央小】人の作ったものを大切にするということを学びました

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 1年生の児童を対象に、情報社会に生きるための倫理の一つである「人の作ったものを大切にする心」を育てることを目標に情報モラルの学習をしました。
 本校の1年生は、パソコンやスマートフォンなどを使いこなす児童はいません。しかし、今後、これらの機器を通して多くの情報の中で生きていくことになると思います。よって、情報社会の中でよりよく生きていくために、情報モラルを一つ一つ身に付けていくスタートラインに立っています。
 今回の授業では、ICT支援員の方に来ていただき、タブレットを用いて児童に題材を提示したり、自分の考えをタブレットに書いて意見を伝え合ったりという方法で授業を進めました。
 まず、1年生の児童が親しみやすいキャラクターをタブレットの画面に登場させて「人の作ったものを勝手に写真に撮り、他の人に広める」という内容を児童に把握させました。
 次に、自分の作ったものを勝手に写真に撮られ使われた人と、人の作ったものを勝手に使ってしまった人の気持ちを考えさせました。児童たちは、自分だったらどんな気持ちになるかと考えながら、人の作ったものを勝手に他の人に広めてしまうという行為のマイナス面を感じ取っていました。
 最後に、本時の授業で分かったことをタブレットに書かせました。「勝手に人の作ったものを使ってはいけないと思いました」「ちゃんと作った人に聞いてから使うとよいと思います」といった内容が書かれていました。「人のものを大切にする」ということを感じ取ることができたと思います。
 今後も情報のモラルについて、一つ一つ育てていきたいと考えています。

【清須市立西枇杷島小】「情報を活用する力の育成」

 第5学年において、社会科や道徳の授業、総合的な学習の時間で、「情報を活用する力の育成」に努めました。
 社会科では、「情報化した社会とわたしたちの生活」において、身の回りの「情報」について調べることで、「情報」は今の私たちの暮らしにとって、なくてはならないものであることを学びました。
 また、道徳の授業においては、「ネット社会に生きるわたしたち」(資料「私たちの道徳」)の学習を通して、個人情報の取扱いやネット上でのいじめ等について理解を深めました。コンピュータやスマートフォンは便利であるが、危険やトラブルを招くことがあるため、情報機器の特質を理解した上で、マナーを守り、適切な判断をすることの重要さを学びました。
 総合的な学習の時間には、「心身の健康」に注目し、長時間に亘ってゲームやインターネットを続けることで生活のリズムが乱れてしまうことや、目の疲れや背骨のゆがみ等の防止のためにも、正しい作業姿勢が大切さであることを話し合いました。
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【春日井市立岩成台中】みんなの心をひとつに合わせて〜ふるさとを見つめ直す〜

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 本校では、今年度、私たちの住んでいる春日井市のよいところを全校生徒で見つめ直しました。具体的には、全校生徒が「春日井市未来予想図」というテーマで私たちが住んでいる町の望ましい姿をデザインし、中でも優れたアイデアを美術部が採用し、垂れ幕として作品に仕上げました。未来でも自然がたくさんあり、子どもからお年寄りまでが安心して暮らしていける町であってほしいという願いが込められています。この作品は市の野外造形展に展示しましたが、先日「ターナー・イベントアート甲子園」からも地域賞を頂き、誇らしい気持ちでいっぱいです。「春日井まつり」など市や地元のイベントにボランティアとして大勢が参加する岩中生です。これからも地域を大切にする心を育んでほしいです。

【日進市立日進東中】講演会「SNSの危険性」

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 自分専用の携帯電話・スマートフォンを所持している生徒が半数以上いる中、それらの使用を巡って様々な問題が生じています。便利な機器を手にして生徒たちは一見、大人よりもやすやすとそれを使いこなしているように見えますが、危険があると知らないまま使っていることも事実です。
 本校では今年度、11月14日の授業公開後に全校生徒と保護者を対象に講演会を行いました。大学の先生を招いて「SNSの危険性」をテーマにお話を聞きました。SNSでの発言や画像の投稿は公開されるとどんどん拡散して削除がなかなかできないこと、肖像権や基本的人権の侵害に問われる場合もあること、SNSの危険回避には想像力とモラルが大切であることなどを教えていただきました。また、実際に生徒が経験した事例についての対処の仕方も学ぶことができました。
【生徒の感想】
 今回の講演を聞いて、改めてSNSの怖さを実感しました。一つのことで自分の人生が壊れてしまうという、SNSの危険性を一番強く感じました。便利なものには必ずデメリットが存在する、それはSNS以外にもあるはずです。独断せず、周囲からの意見も取り入れたいです。僕もSNSを使用しているので、これを機に、安全に使うために、今回の話を思い出しながら使いたいです。(中2 男子)

【美浜町立河和中】「情報モラル教室」

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 中学生になると、携帯電話(スマートフォン)やタブレット端末等を始めとするインターネット接続ができる機器を持つようになる生徒が急増します。本校の2年生では、学年集会形式で「情報モラル教室」を設定し、視聴覚教材を使用した携帯電話・スマートフォンの安全・安心な使い方に関する学習に取り組みました。授業のねらいは、生徒がトラブルに巻き込まれないように、ケータイリテラシー(携帯電話とうまくつきあう力)や情報モラルの大切さなどを理解することです。「身近に潜むネット依存」と題した教材では、主人公が24時間スマホを手放さない生活をすることで、引き起こしてしまう問題について考えました。更に「ひとりよがりの使い方にならないように」という教材では、主人公が通信会話において「仲間との関係」「家庭内約束」の間に立たされ、通信できない環境になった自分を振り返りました。2本の教材視聴後ワークシートを使って、「ネット依存の問題と今後の展開」「携帯通信のやり取り場面で登場人物の気持ちを考える」など「道徳心」にも触れる内容で学習しました。
【生徒のワークシートから】
・スマートフォンを使う時間を決めようと思います。
・使い方のルールを決めたいと思います。
・けじめをつけてメリハリをつけた使い方をしたいと思いました。
・寝る前には使わないでおこうと思います。
・自分の部屋には持ち込まないでおこうと思います。
・相手のことを考え、待つ余裕をもったやり取りをしたいと思いました。
・広い心をもって友達と付き合いたいと思いました。

第2回愛知県道徳教育推進会議

 2月に入りました。明日が「節分」で、暦の上では「春」が少しずつ近づいています。各学校においても、本年度の研究のまとめをする時期になっています。愛知県の道徳教育についても、4つの研究推進校と16の研究実践校および園の研究や実践をまとめる時期になっています。

 県におきましても、1月25日(水)に、第2回愛知県道徳教育推進会議を開催いたしました。会の中では、次のような協議を行いました。
(1)研究推進校の研究に関する中間発表について
 推進校の中間発表と推進委員の視察の結果から、実践について理解を深めるとともに、質の高い指導の工夫と評価の在り方について、意見交換を行いました。
(2)成果物の協議
 愛知県道徳教育推進会議の一年間の取組と推進校の研究成果をまとめた成果物(リーフレット)の協議を行いました。この成果物については、昨日行われた道徳教育パワーアップ研修会において配付するとともに、2月下旬から3月上旬に全小中学校に配信する予定です。是非、御活用ください。
(※図は、成果物の裏面のイメージ)
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【田原市立福江中】携帯電話安全教室

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 世間では、スマートフォンや携帯電話等の通信機器を介した事件やトラブルが後を絶たず、トラブルに巻き込まれてからでは、取り返しがつきません。
 生徒には、「安全にスマートフォンや携帯電話を使ってもらいたい」という思いから、本校では携帯電話会社の方を招いて、講演をしていただきました。
 生徒の感想には「家族でルールを決めることが大切だとわかった」「個人情報を絶対に載せないようにしよう」「匿名だと、本人ではないかもしれないので注意したい」などがありました。今回の講演会を通して、携帯電話を安全に使うためにはどうしたらよいか、生徒たちに改めて考えさせることができたと思います。

【豊田市立衣丘小】スマホ・携帯安全教室

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 スマートフォン・携帯電話は便利な情報手段ではあるが、使い方を間違えるとトラブルが発生したり、トラブルに巻き込まれたりすることも少なくない。
 そのため本校では、毎年、6年生児童と保護者に向けてスマートフォン・携帯電話の安全な使い方について講師を招き、情報モラル講習会を行っている。コミュニケーションアプリを使ったいじめについて、文字のみの短いやりとりは、感情が細やかに伝わりにくく、行き違いが起こりやすいことやインターネット上に名前や住所がさらされてしまう可能性があること、ゲームを続けるために高額の請求をされてしまうことなどの話を聞いた。
 講師の方の話から子どもたちは、「たくさんの人がスマホを使っていて、自分もその中に入っているし、インターネットでたくさんの人と知らずにつながっていて危険だということが分かりました」「私は、講師の方の話を聞いて、少しの油断から何万円もの請求がくることが分かりました。私もスマホを持っているので、これから気を付けて使いたいです」とあった。
 子どもたちがスマートフォンの便利さの陰に隠れている危険について理解することができたと感じた。

【岩倉市立岩倉北小】各学年における情報モラル教育に関わる実践の紹介

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 本校では、今年度新たに「情報モラル教育年間指導計画」を作成し、各学年がそれに従って情報モラル教育の実践をしています。その一部を紹介します。
 1年生と2年生は、大人の情報機器を勝手に使ってはいけないことを学習しました。母親のかばんからスマホを勝手に出して動画を見てしまい、母親と話し合ったエピソードを友達に話す子もいました。3年生は、メールアドレスなどの個人情報の扱い方やメールでの悪口などについて学びました。「メールアドレスを教えただけで大変なことになることを知ってびっくりした」「何があってもメールで悪口を送ってはいけないと思った」といった意見から考えを深めました。4年生は、コンピュータでスマホ体験を行いました。高額請求メールなどのスマホを持つことのリスクを知ったり、スマホを触ったことがない子が「難しいけどもっと体験して学びたい」と、さらなる学習へ意欲を高めたりしていました。5年生は、社会科で画像や個人情報流出の危険性について学びました。「個人情報を守ることが大切」「スマホの使い方を考えたい」など、今後の情報の慎重な扱い方について意識を高めました。6年生は、「情報化社会の新たな問題を考えるための教材」を使って、SNSの使用上の注意点や個人情報の扱い方や注意点について考えました。具体的な事例を知り、身近でも情報機器によるトラブルが起こるという意識を高めることができました。

【岡崎市立夏山小】寿会さんとの草取り

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 夏山小では、寿会さん(学区老人会)40名ほどが、午前中をかけて校庭の草取りをしてくださいます。本年度も5月19日、7月12日、9月15日の3回行われました。その草取りには、全校児童も一緒に参加しました。自分の祖父母もいれば、近所のおじいさんおばあさんもいる中で、話をしながら一緒に30分ほど草取りを行いました。近くにいても機会がないとなかなか触れ合うことができませんが、草を取りながら、運動会の練習のこと、プールで泳いでいること、夏休みのことなど、話題を見つけて話ができました。
 また、3回目の草取りの後に、簡単なお礼の会を行いました。児童が折り紙でペンダントを作り、それにお礼の言葉を書いたメッセージカードを貼りました。ランチルームで児童が「1年 鬼沢の○○です」と、1人ずつ自己紹介をし、その後で折り紙のペンダントを首にかけました。児童の名前を聞くと、「ああ、あの子が○○さんところの孫だね」など、つぶやきが聞こえました。また、ペンダントをうれしそうに見て「上手に作ったね。家で飾っておくね」と言われる方もありました。
 どんな形で感謝の気持ちを伝えるとよいかをしっかりと考え、素直な気持ちを伝えることができたと思います。

【春日井市立坂下小】相手を傷つけず、楽しく使うために

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 便利で楽しく使えるスマートフォン・携帯電話ですが、使い方を誤るとトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。そのようなことがないように、4〜6年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開きました。
 講義では、「メールは、どんな気持ちかが伝わりにくい。だから、会って話すことができる人には、直接会って話そう」、「自分が言われたらどう思うか常に考えよう」と教えていただきました。
 後日、6年生は授業参観で、道徳の授業「たった一言のちがいが・・・」を行い、ある女の子の実話をもとに、SNSでの友達とのトラブルの原因について考えました。 
 授業を受けた児童は、「たった一言でも、うまく伝わらないと友達を傷つけることが分かった。相手のことを考えて書きたい」「大切なことは、友達に直接話そうと思った」などの感想を発表していました。

【設楽町立名倉小】 「福祉施設訪問」

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 本校は、福祉教育を学校の教育課程の中に位置付けており、1年生から6年生まで学年ごとに子どもたちの計画に沿って、地域にある福祉施設を訪問しています。
 福祉施設訪問では、本年度の6年生は、入所者の方と一緒に木工製品作りと空き缶つぶしの体験をさせていただきました。その日のある児童の日記には「…子どものおもちゃの木を削りました。なかなか削れなかったけれど、プロはとてもつるつるに磨いていてすごかったです。この製品はいろいろなところで売っていてすごいと思いました。次にやった空き缶つぶしは、意外と力がいるんだなと思いました。福祉施設の人のやっている仕事が分かってよかったです」とありました。
 子どもたちが障害のある方の仕事に対する姿勢と製品のすばらしさに、心を動かされていることが分かりました。
 全校児童41名の小規模校であることのよさを生かし、地域の方々の協力を支えにして、心の教育を推進しています。

【豊田市立幸海小】いじめノックアウト!全校で行動宣言

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 人権週間に、全校でNHK学校放送番組を視聴し、「いじめ」について考えました。今回視聴したのは、NHK for school「いじめノックアウト」の「いじめたいきもちはどこから」です。
 番組内の子どもたちが、いじめが起こったときの気持ちとしてあげた「悪」「怒」「妬」「裏」・・・などとは別に、「笑」「楽」を挙げた子もいるということについて一緒に考えました。自分が、もしいじめをするならどんな気持ちからなのかを考えさせると、やはり「嫉妬」や「嫌悪」と答えた子が多くいました。でも、それが、だんだんといじめ自体が「楽」しくなってきたり、「笑」うためにいじめをしたりするようになってしまうのではないかという意見も出ました。
 その後、いじめをなくすために自分たちは何ができるか、もし誰かをいじめたくなったとき、いじめないためにどうしたらよいかを考えました。子どもたちは、「日記に書く」とか、「友達に言うといじめになってしまうから、先生に相談する」といった意見が出されました。いじめたくなってしまうことは、誰にでも起こりうる気持ちだと思います。そのとき、どう自分の気持ちを止めるかが大切だと感じました。「とにかく誰かに相談すべき」というのが、子どもたちの大多数の考えでした。

 その後、いじめを起こさないための行動宣言を書きました。
・いやなことがあったら、いじめをする前に大人に相談する。
・相手がいやそうな表情をしていたら、すぐに「ごめんね」と声を掛ける。
・いじめに参加しないで、先生に相談して絶対にいじめをしないようにする。
・LINEなどの相手の顔が見えない会話をするときには、相手の気持ちを考えてする。

 今回の取組みでは、大型テレビなどのICT機器を利用して全校で同じ番組を視聴し、考えることができ、大変良かったと思います。いじめを起こさないために何をすべきか、子どもたちと一緒に考えていきたいと思います。

【豊田市立若林西小】スマホ教室

 若林西小学校では、高学年が「スマホ教室」を行いました。
 ラインでの会話をプロジェクターで映し、「?」の文字が一つないだけで、トラブルになってしまった例を見たり、健康被害について聞いたりしたことを、みんなで考えました。
スマホは便利だけれども、使う人がその危険性を理解した上で、じっくり考えて判断し、正しく使うことを改めて確認することができました。

<スマホ教室の子どもたちの感想>
 「今日のスマホ教室で学んだことで、気を付けたいなと思ったのは、文字の表し方です。自分では問いかけているつもりで書いた文が、決めつけているような感じになっていました。今までも字の打ち間違いなどして、友達に不愉快な思いをさせてしまいました。スマホのメールやラインは便利だけど、お互いの顔や表情が分からないので、とても怖いと思いました」(6年) 
 
「スマホだけでなく、パソコン、ゲーム機などにも危険なことがあると分かりました。自分の名前を書かないようにしたり、広告を触らないようにしたりして、正しく安全に使いたいです。何かおかしいと思うことがあったら、すぐに家の人に相談したいと思いました」(5年) 
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【清須市立清洲中】安全で便利に使用するために

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 3年生を対象に「情報機器を使用するときの問題点」というテーマで、情報モラル教育の実践を行いました。中学生のスマートフォン所有率が4割を超えたといわれる中、情報機器を使用する際に様々な問題が起きています。本校の生徒に聞いてみると「迷惑メールが送られてきた」「SNSで知らない人からメッセージが届いた」「歩きスマホでぶつかりそうになった」「ワンクリック詐欺に遭いそうになった」など嫌な思いをしたり、トラブルに巻き込まれそうになったりした経験のある生徒が少なくありませんでした。

 そこで、今回の学習では、安全で便利に使用するためにどうしたらよいかを考えました。問題の原因やトラブルを回避する方法を話し合い、インターネットを使って調べ学習を行いました。
 調べ学習のテーマは「コンピュータウイルスの恐怖」「スマホ依存症にならないために」「ながらスマホの危険性」「SNSのメリット・デメリット」など各自でテーマを決めて、問題点を考えました。

 実践後の生徒の感想では「私はトイレやお風呂にもスマホを持って行くことがあります。いつもスマホが近くにないと不安になってしまうので、依存症の可能性があるかも知れません。スマホの使い方を考え直すきっかけになりました」「今回の授業で何げない言葉が仲間外れやいじめにつながることを学びました。以前にメッセージのやりとりがきっかけで友達と気まずくなったことがあったので、これからは誤解を招く言葉は避けようと思いました」などがあり、情報モラルについての問題意識を高めることができました。

【半田市立有脇小】「スマホ・ケータイ安全教室」

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 本校の6年生は、毎年「スマホ・ケータイ安全教室」という出前授業を受けています。通信会社から、「あんしんインストラクター」と呼ばれる方に来校してもらい、電子黒板を使って分かりやすく教えていただいています。
 今年度も、スマホやケータイを使って文字だけで伝えることの落とし穴、トラブルに巻き込まれたときの対処法等、例を挙げて説明してもらいました。どの話も、本当に身近に起こるような内容でした。
 併せて、半田市の児童会生徒会サミットで提唱された「ネット五原則」を再確認しました。
★ネット五原則
 ○携帯は、おうちの人と買いましょう。
 ○家庭で携帯のルールを決めましょう。
 ○携帯は、小学生は9時、中学生は10時までにしましょう。
 ○書き込みを見て、嫌な気持ちになっている人のことを考えましょう。
 ○安全に使うためにフィルタリングをかけましょう。

【あま市立篠田小】体験!体感!スマホ教室

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 本校では、情報モラル教育の一つとして、講師の方をお招きして、少年警察ボランティアや保護者も参加し、5年生が「体験!体感!スマホ教室」を行いました。
 本校の5年生は半数以上の児童が、自分のスマートフォンや携帯電話等を所持しています。今のところ、それらの使用による目立ったトラブルは見受けられませんが、子どもたちの身近な存在になりつつあるスマートフォンや携帯電話の危険性について学習することは大切なことだと考えます。
 今回の授業では、人権、知的所有権など自他の権利を尊重し、情報社会での行動に責任をもつことや危険回避の方法を学ぶなど、情報を正しく安全に利用することをねらいとしています。また、情報機器の使用による健康との関わりを理解し、情報モラルを醸成することも大切です。
 授業では、まずスライドを使ってスマートフォンの危険性を学習しました。メールで暴言を吐いたり、他人の写真を勝手に撮りホームページ上に載せたりすることが罪に問われることなどを学習しました。また、インターネット上の広告の偽物と本物を見比べる活動もしました。
 次に、実際にスマートフォンを使って、インターネット上の危険性を学習しました。画面をスクロールして文を読んでいくと、知らぬ間に課金されているということや、悪ふざけをしている動画や写真を載せ、その結果、非難を浴びるということを、身をもって体験しました。
 授業を終えた児童からは、「スマートフォンは便利だけど危険が多くあることを学んだ」「安全に生活できるように今日学んだことを生かしていきたい」といった声が聞かれました。今後、児童が楽しく生活していけるように、学校でも見守っていきたいです。