豊田市立浄水中学校「まごころのあふれる浄水地区」

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 浄水中学校は交流館と合築した校舎であり、これまで以上に学校・家庭・地域の連携を図るコミュニティ・スクールを目指しています。その中の取組の一つにボランティア活動があり、本校では「まごころ」をキーワードに取り組んでいます。これまでに行われたたくさんのボランティア活動の一つを紹介したいと思います。

○地域の方のまごころ
 校舎の西側にある100個のプランターの花に黙々と水やりをする地域の方がいらっしゃった。このプランターは、本校・交流館竣工記念に浄水小・浄水北小から寄贈されたものである。その方は、小学生の「まごころ」が込められたプランターに咲く花々を大切にしたいという思いから、ボランティアで水やりをしてくださっていた。その方や小学生の思いに感銘を受け、本校のボランティア部を中心として「Myプランター作り」を行った。中学生を始めとして、小学生や保護者、地域の方々総勢60名が参加した。お気に入りの花をプランターに植え、水やりをして西側フェンスに飾ることができた。その後の水やりは、参加した方とボランティア部員がボランティアで行っている。地域の方のボランティア活動が学校や地域へ大きく広がっている。
○生徒・地域の方の感想
 ある生徒は「参加した人が楽しそうでよかった。華やかになったし、みんなが笑顔になった」と感想をもった。参加者の方からは「次回もあったら参加したい」との声もあがっている。また、水やりをしていると、地域の方から「花の水やりご苦労様です。ありがとう」と声を掛けられることもあり、やりがいを感じている。
 コミュニティスクールとして、中学校だけでなく、浄水地区全体が「まごころ」のあふれるように、今後も取り組んでいきたい。

【岡崎市立矢作西小】笑顔いっぱいドッジボール (全校レクリェーション)

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 本学校では、年間2回の全校レクリェーションを通して、学年を超えた子供たちの関係を深める活動をしています。運営は、代表委員の子どもたちが行います。学年の違う子たちで仲良く楽しく遊ぶにはどうしたらよいかを考える、とても良い機会となっています。
 今年度の後期は、ペア学級で楽しむドッジボールでした。1年生・6年生ペアでは、6年生が取ったボールを1年生にパスしてあげる姿が見られました。
 2年生・5年生ペアでは、当たってしまって泣いている2年生を励ます5年生の姿が見られました。
 3年生・4年生ペアでは、先生も一緒に参加し、一体感のあるゲームが見られました。
 終わった後には、みんな笑顔いっぱいでとても楽しい会となりました。みんなで楽しむことができるこの機会をこれからも大切にしていきたいと感じました。

【豊川市立御油小】スマホ・ケータイとの正しいつき合い方

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 子どもたちの会話の中に「ラインで連絡するね」という言葉が当たり前のように出てくる。相談週間には「○○ちゃんが、ラインで怒った…」ということを話した子がいた。本校でも、スマホやケータイを使う子が少なくないことを感じた。しかも、その怖さを知らず、便利な道具と感じているようである。中学校に入ると、同様の問題がさらに増加、深刻化していると聞く。中学生になりネットの利用が多くなる前にきちんとした、学習が必要だと考えた。
 5年生は2学級あるが、コンピュータに詳しい教諭が両方のクラスでネットモラルの授業を行った。プレゼンテーションソフトを使い、分かりやすい授業を心掛けた。街の中で自分の住所や電話番号を持った少女の写真から、不特定多数に個人情報を教える怖さを考えさせることから始まった。そして、一度ネットにあげたものは、何年たっても消えないことや、小さな情報から個人が特定できることなどを知らせた。「ネットに載せていいのは、家の玄関に貼っても大丈夫なものだけ」という言葉で授業をまとめた。
 子どもたちの感想を読むと「ゲーム機で書き込みをしたことはありますが、他の人には分からないことだったので、セーフでした。これからは、今日の授業で学んだことを生かしていきたいと思います」や「包丁は使い方を間違えると凶器になるのと同じで、インターネットも使い方を間違えると人生が壊れることが分かりました」と、ネットの怖さを学んだようだった。  

【西尾市立横須賀小】道徳の時間〜本当の友達とは〜

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 人としてよりよく生きていくためには、友情はなくてはならないものです。友達と関わり合う時には、自分の思いを押しつけるのではなく、友達を思いやり、さりげなく行動に移すことが大切で、そこから真の信頼関係が生まれてきます。そこで、友達と真の信頼関係を築き、相手を思いやる態度を育てることをねらいとした道徳の授業を5年生で行いました。
 アンソニー・フランス作「ともだちからともだちへ」という絵本を教材として用いることにしました。ねらいに迫るために、以下の3つの点について工夫し、実践を行いました。
 一つ目は、資料が長編のため、前時に教師が資料を範読し、内容を把握する場を設けたことです。友達と関わりながら変わっていくクマネズミの心情や行動を確認し、あらすじをまとめることで内容を共通理解する場を設けました。
 二つ目は、コウモリに「帰ってくれ」と言われた後のクマネズミの行動を事前に考えさせておいたことです。それぞれの児童がどのような意見をもっているのかを教師がつかみ、それを生かして授業を行うことができました。
 三つ目は、板書の工夫です。「帰ってくれと言われたクマネズミは、その後どうしたでしょう」の発問に対する考えを発表させました。相手のことを考えて「帰る」「帰らない」、自分中心の考えで「帰る」「帰らない」の四つにわけて板書をすることで、「自分と同じ」「似ている考え方」「違う」「似ていない考え方」がより分かりやすく理解できるようにしました。
 それぞれの価値観で事前に考えた意見を出し合い、それを板書で整理したことにより、子どもたちがまた一歩、本当の友達について考えを深めることができました。

【西尾市立花ノ木小】全校で授業参観(道徳)

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 本校では、道徳の授業を年に1回は、公開しています。
 6年生では、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れた授業を行いました。
 「自分ならこうするけど…」「へえ、そんなふうに考えるんだ…」
 授業を通して、自分とは違う考えを認め、よりよい人間関係を築くためにどうしたらよいのか、話合いをすることができました。
 また、「ロレンゾの友達」という教材を使って、「本当の友情とは?」というテーマの授業も行いました。
「友達が悪いことをしたら悪いと言って、警察に知らせたい。でも、自分が悪いことをしたら、とにかく話を聞いてほしい。そして、警察に知らせるのは、待ってほしい」
など、本音と建て前の間で、「本当の友情」について一人一人が考えることもできました。
 これからも、子どもたちの発達段階を踏まえ、家庭と連携を深めながら、「心の教育」を進めていきたいと思います。

【東海市立富木島中】ネットいじめ」を未然にふせぐために……

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 11月29日に本校で行われた「人権啓発教室」に、講師の方をお招きし、「ネットいじめ」の事例紹介や思いやりの大切さ、生命の尊さについてのお話を伺いました。社会問題にもなっているSNSを介したいじめについては、本校でも例外ではありません。何気ないやりとりからトラブルになったり、自分の思っていることと違った伝わり方をしたりと問題に直面したことのある生徒もいます。講演の後には、一人一人がいじめ防止に関する標語を考え、本時を振り返りました。
 以下に生徒の考えた標語を載せます。
 o 楽しかった! でも、一生消えないその写真(3年男)
 o 考えよう! 自分の人生 相手の人生 SNSの使い方(2年女)
 o ちょっと待って! その言葉で 大丈夫?(2年女)

【大治町立大治中】携帯安全教室

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 本校では、毎年度、全校生徒を対象とした「携帯安全教室」を開催しています。
 今年度も携帯電話会社より講師をお迎えし、携帯電話やスマートフォン、SNS、インターネットなどに関するルールやマナーの大切さについての話を聞きました。具体的なトラブル事例から、被害者や加害者にならないポイントや対処法について理解を深めました。生徒たちは、ふだんから当たり前のように使っている携帯電話やスマートフォンの利便性の裏に隠れた怖さを実感していました。
 これからも、携帯電話やスマートフォンの正しい使い方、情報モラルを守ることの大切さについて、この「携帯安全教室」で学んだことを生かしてほしいと思います。

【大府市立大東小】人権週間

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 大東小学校では、12月4日〜10日の人権週間に合わせて、人権に関する取組を行い、全校で人権や権利と義務について考えました。
 各学級では「ひとりひとりのやさしさ」や「かっくん」など人権に関する絵本の読み聞かせや、人権に関する資料を使用した道徳などの授業で人権について考えました。
 全校では、人権に関する標語の作成や校長先生による人権講話、「心の木(してもらってうれしかったことや良いことをしている人を見つけ、花の形の画用紙に記入し、掲示板に貼っていく活動)」などを通して、子どもたちは人権についての考えを深めることができました。

【岡崎市立岡崎小】ネットトラブルを防ぐために

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 子どもたちがインターネットを利用する上で犯罪や被害に遭わないようにするために、保護者が子どものネット利用に目を向け、適切に利用していることを確認することが大切であると考えています。そこで、児童の保護者も参加するPTA教育講演会で、岡崎市視聴覚ライブラリーから講師の先生をお招きし、「ネットトラブルを防ぐために」をテーマに講演をしていただきました。
 毎年市内の小中学生や保護者を対象に情報モラルに関わるアンケートを実施しているため、始めにその結果を教えていただきました。「お子さんは携帯電話やスマートフォンを所持しているか」「フィルタリングの設定をしているか」「1日何時間程度ネットを利用しているか」などです。ゲームや携帯音楽プレーヤーの娯楽性の高さをよく知っている子どもたちは、次にネット依存に関する実態を知ると、スマートフォンが欲しいという安易な思いから、よく考えて利用しないと危険なことに陥ることを感じ取ったようでした。
 この講演会を通して、子どもたちが使う道具で何ができるのかを大人が知ること、使い方に関して家庭での約束を決めること、家庭で作ったルールを確実に守らせることなどを学びました。

【豊橋市立東部中】ケータイトラブルに巻き込めれないために

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 5月14日(土)、講師の方を招き、生徒、保護者を対象にケータイ教室を実施しました。ネットワークやメールなどのトラブル事例、ラインをはじめとする携帯アプリのリスクなどについて、生徒たちの身近な事柄を取り上げ、映像を使いながら分かりやすく説明していただきました。生徒たちは、たった1枚の写真が人生を左右するような大きな事件につながったり、賠償責任の重さを知ったりして、改めて携帯、スマートフォン、ゲーム機器等の使い方について考えるよい機会になりました。また、100名ほどの保護者の皆さんや地域の皆さんが参加してくださり、子どもたちの携帯やスマートフォン等の使い方についての関心の高さがうかがえました。
<生徒の声>
・ラインやツイッターなどのSNSは使い方によっては友達を傷つけてしまう。また、大切な友達を失わないように、相手を不快にさせないように書き込む言葉に注意しなければならない。
・個人情報や写真などは許可なく絶対にインターネット上にアップはしてはいけない。犯罪にもなる。
・ダウンロードするアプリは安全性があるのか確認しなければならない。不要なアプリは取り込まないようにしよう。

【豊田市立松平中】つくし隊 〜ボランティア活動を取り入れた心の教育推進〜

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 本校には、「つくし隊」というボランティア団体があります。地域の方や交流館などから依頼を受け、校内で参加者を募りボランティア活動を行っています。具体的な活動としては、地域の行事に参加し、物品の製作・販売補助を行ったり、イベントのスタッフとして進行の補助をしたりして、行事を盛り上げています。地域の活動に運営側として参加することで様々なことを体験し、その中で、地域の一員としての自覚や、様々な方とコミュニケーションをする力、主体的に考えて行動する態度を身に付けていきたいと考え、活動を続けています。

 今年度、最も多くの生徒が参加した行事は、11月の松平わくわくフェスタです。「つくし隊」として100名を超える生徒が参加し、地域団体のブーススタッフとして、受付、物品の製作や販売の補助、吹奏楽部の演奏を行いました。ボランティアとして参加する生徒が増えることで、地域の行事に足を運ぶ松平中生が増え、地域の方からも「行事全体の活性化につながっている」というお声を頂きました。「つくし隊」があることで、生徒はボランティア活動に参加しやすくなり、地域の方とも「つくし隊」を窓口として、親交を深めることができています。

<生徒の感想より>
 「ボランティアとして参加して、地域の方に『ありがとう』と言われてうれしかったし、充実感もありました。来年も参加したいです」
 「笑顔でお客さんと話をしている先輩を見て、自分も頑張りたいと思いました」

<「つくし隊」今年度の主な活動>                        
7月・・・おいでんまつり松平、松平郷 流しそうめん祭り
9月・・・松平交流館祭
10月・・・豊松神社例大祭
11月・・・松平わくわくフェスタ、豊松健康フェスタ
2月・・・天下祭

【岡崎市立根石小】情報モラルに関する内容を含んだ道徳の教材で授業をしました。

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 5年生では、教材「知らない間の出来事」(「私たちの道徳5・6年」)を用いて、道徳の授業を行いました。この教材は、友情をねらいとしていますが、情報モラルに関する内容も含んでいます。「2人が信頼できる友達になるために大切なものは何かを考えよう」という課題で話し合いました。登場人物の「みか」が、みんなにメールをしたとき、自分のメールが原因で「あゆみ」を傷つけたことを知ったときの気持ちを順に話し合いました。「軽い気持ちだったのに悪いことをした」「謝らなくちゃ」そんな気持ちが出たところで、「みか」が「あゆみ」に電話をかけて何を話したかを考えて再現させました。どの子もきちんと事情を話して謝りますが、謝り方も人それぞれです。受け手のあゆみ役も即興的に返事をします。もし自分だったらと体験的に学ぶ機会となったようです。「相手の立場に立って考えること」「直接気持ちを伝えること」「友達のことを書いたメールを送らない」など大切にしたいことが明らかになりました。人間関係の中における情報機器の位置付けを考える機会となりました。

【みよし市立三吉小】めざせ!「日本一元気なあいさつをする学校」

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 三吉小学校は、4月に6年生から提案された4つのスローガンを、児童会や委員会が中心となって実行しています。その中でも力を入れているのは、「あいさつ」です。
 三吉小学校はスローガンの1つ「日本一元気なあいさつをする学校」を目指し、毎週月曜日と金曜日の朝、登校して来た生活委員会・児童会が横断幕を持ち、正門で「おはようございます。」と呼びかけています。照れくさそうに返事をする子もいれば、にっこりほほ笑んでいる児童もいます。
 三吉小学校は、「地域と築く笑顔あふれる夢の学校づくり」を目指し、学校単位ではなく中学校区全体で意識を高めていく活動を始めて3年目となります。その中でも、人との関わり合いの基本である「あいさつ」を推進するため、中学生が、小学校へ来てあいさつ運動を進めてくれる姿もあります。また、小中学生と地域の大人が話し合って選んだあいさつのマスコットキャラクター「愛シャチ」くん(シャチの姿をしている)、「あいさつジョーズ」くん(ジョーズの姿をしている)が、至る所に掲示されています。
 このように力を入れている「あいさつ」ですが、1月から2月にかけて、更に児童会中心で「あいさつコンサート」というキャンペーンを行いました。写真は、生活委員会が全校集会で寸劇を取り入れながら、良いあいさつの仕方を呼びかけているものです。このキャンぺ−ンは教師、児童会、生活委員会、通学班の班長が毎日3枚のカードを持ち、自分から誰にでも元気にあいさつをしている子にカードを渡すという取組です。学年対抗の形で集計をし、あいさつができていた学年に賞状が渡されます。「元気にあいさつをしたら、気持ちがよくなった」という感想がありました。
 人と人とを結び付け、笑顔を増やす「あいさつ」。学校内だけでなく、地域でも「あいさつ」ができるよう、取組を深め、継続していきたいです。

【豊田市立元城小】 おもいやり週間への取り組み 〜ありがとうを伝えよう!〜

研究テーマ 「わたし」と「あなた」を感じる元城っ子の育成
       〜かかわり合うことを大切にして、学び合う授業づくり〜
 
 本校の研究テーマの一環として、以下のような取組を継続して実施している。

○ねらい
・思いやりの心情を高め、進んで実践していく態度を育てる。
○方 法
・朝の会で担任の先生から、「おもいやり週間」について話を聞く。
・教室で「ありがとうカード」を配布する。
・教室にポスターを掲示して、意識づけする。
・“ありがとう”を伝えたい人の学年の欄に貼る。
・保健室前の掲示板には、異学年児童へのメッセージを貼る。
・子ども同士の認め合いや励まし合いなどの様子を見つけたときは、積極的に若鯱(しゃち)賞」を出すなどしてほめる。
・期間中に、道徳で思いやりに関する指導内容を取り上げ、実践する。
・企画委員は、保健室前の「おもいやりコーナー」から、紹介したいものを2、3点選び、給食中の放送で全校に紹介する。
・子どもたちの様子を見ながら、日頃の関わりに気づけるような働きかけをする。

 通学団・縦割り班の活動・委員会の活動などでお世話になっている子や頑張って活動している子に対して、感謝の気持ちをこめてカードを書く機会を設ける。毎日、その都度、「ありがとう」を伝えられることが一番だろうが、うまく伝えられない子にとっても良い機会となっていると考える。カードを書いている児童の表情も穏やかで優しい表情に見える。カードの受け渡しをすることだけでなく、掲示板に張り出して、全校のみんなに知ってもらう場を設定している。書いてもらった子は笑顔で掲示板を見ている。書くことだけに終わらず、気持ちや意識を高め自ら進んで「ありがとう」を言える子どもたちを育てていきたい。
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【北名古屋市立熊野中】情報機器との付き合い方を見直そう

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 情報機器の長時間使用が心身に及ぼす影響について学び、生活習慣を見直すために、「質のよい睡眠と心身ともに健康な生活のために〜情報機器との付き合い方を見直そう〜」というテーマで、学校保健委員会を行いました。

 まず、生徒保健委員会が、生徒の情報機器の使い方に関するアンケート結果を発表しました。情報機器を使用することで睡眠時間が短くなるなど、生活習慣に悪影響を及ぼしているケースがあることが分かりました。
 次に、臨床心理士の先生から「君は大丈夫?情報機器との付き合い方を見直そう」というテーマで、次のようなお話を頂きました。
・スマートフォンなどの情報機器を長時間使用すると、脳疲労を起こしやすい。
・分からないことをスマートフォンですぐ調べることを繰り返していると、脳が考える作業をしなくなり、考えることが面倒くさくなってしまう。
・LINEや携帯メールなど、文字だけのコミュニケーションでは、伝えたいことの7%しか伝わらない。
 学校保健委員会を終えた生徒たちの感想は、以下のようなものがありました。
・文字だけでは、7%しか伝えたいことが伝えられないことにとても驚き、怖くなりました。これからは、LINEで送る文章やスタンプなど、今よりも更に気を付けて送りたいと思いました。また、なるべく実際に会って話すことを心掛けたいです。
・今は携帯電話を持っていないけど、持ったときには使い方に気を付けたり、ルールを決めたりしようと思いました。
・最近、アプリで漫画を読みながら家族と会話をしていて簡単な言葉しか返していなかったので、これからは携帯電話をさわらずに、きちんと顔を見て会話をしようと思いました。

 今後も、生徒たちが情報機器を安全で適切に利用できるように、情報モラル教育を進めていきたいと思います。

【半田市立板山小学校ならわ学園分校】分校の「さわやかさん」たち

 分校には、どの教室にも「さわやかの木」がある。クラスの子どもと同じ数の枝をもち、子どもたちの成長と共に育つ木だ。各学期初め、まだ、どの木にも葉っぱは1枚もついていないが、子どもたちの学校生活が始まると、ぎっしり文字の書かれた葉っぱが、次々と集まってくる。

 「○○くんへ。今日、○○さんが重たい給茶器を持って階段を上がっていたとき、後ろからそっと支えてあげてたね。見ているこっちまでうれしくなったよ。すてきだったなあ。ありがとう。〜〜先生より」
 「△△さんへ。英語の時間、恥ずかしがらずに大きな声で、はっきり発音していたね。きっと上達するよ。〜〜先生より」
 「□□さんへ。今日、廊下を走っちゃったとき、先生と目が合っただけで気が付いて、自分でやり直しができたね。すごい!〜〜先生より」

 葉っぱは、子どもたちの優しさやがんばりを見つけた様々な先生から、担任教師の机上に届く。届いた葉っぱは、各クラスで発表され、枝の台紙につけられる。日常の小さな「すてき」をみんなで見つけて、すかさず伝える。この取組は、葉っぱを贈られた本人だけでなく、それを見聞きした子どもたちにも、賞賛されるべき行動とは何かを知らせ、他の子どもたちのさわやかな言動へとつながっていく。
 そして、今、子どもたち自身が、友達の中に「さわやかさん」を見つけ、それを伝えられるようになったことは、大きな収穫である。
 分校の「さわやかさん」たちは、今日も育ち合っている。
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【田原市立福江小】自分の言葉

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 近年、情報モラルについてのトラブルが多発している現状を踏まえ、本校では情報モラルの向上を目指して授業を行った。 

○ねらい
 自分の言葉には責任があり、相手にどんな影響を与えるかを考えることができる。

○実態
 5年生児童は、授業や係活動にまじめに取り組むことができ、一つの目標に向かって全員で取り組もうとする雰囲気が感じられる。一方でよい雰囲気を壊してしまうような心ない発言など、相手がどう感じるのかを考える前に、自分の言いたいことを言ってしまう児童も見られる。
 また、クラスの1/3がタブレットなどでLINEなどのSNSを使用している。

○実践 5年授業実践『自分の言葉〜Rethink~を通して』
 自分が発した言葉には責任があり、相手にどんな影響を与えるのかを考えさせるために行った実践である。本資料は、SNS上のいじめを題材にしている。実際のLINEのやりとりの中で、心ないメッセージを送信してしまう気持ちや送信する前に一度立ち止まって考える「Rethink」という考えに触れる。その考えについて自分の発する言葉が的確かどうかを事前に考える大切さに気付かせる。
 子どもたちは、資料の中の人物の気持ちを考えながら活発に意見交換できた。初めの発問で相手の気持ちを考えない発言をしていた児童も、授業の感想では、「LINEなどの返信は、相手がどう思うか考えて送りたい」と述べており、授業のねらいに迫る感想が多く書かれていた。
 今後も定期的に情報モラルを高める授業を行っていきたい。

【清須市立清洲小】挨拶を通して

 挨拶は、コミュニケーションや礼儀、生活習慣として、とても大切であると考える。本校は児童数976名の大規模校である。登下校の際には、横断歩道や交差点、踏切など危険な場所には、「見守り隊」の方や「老人会(寿会)」の方、PTAの方とたくさんの方々に見守られて、朝は通学団で、帰りは通学団であったり、同じ方面の児童と一団となったりして登下校している。その中で、挨拶のできない児童が多いというお話をよく頂いていた。
 そこで、生徒指導担当者が全校児童を対象に「生活ビンゴ」を企画したり、挨拶運動への児童の携わり方を工夫したりした。生活ビンゴではビンゴの枠内に「地域の人に挨拶ができた」「友達と先生に挨拶ができた」という項目を入れたり、挨拶運動では期間を決めて各門や各昇降口に登校した担当の児童から並び、登校してくる児童に挨拶を呼びかけたりした。また、各教室では担任が随時、挨拶の大切さについて話をした。その成果が徐々に出てきて、挨拶できる児童が増えてきた。そして、地域の方からもお褒めの言葉をいただけるようになってきた。「褒めてもらえるうれしさから、より挨拶ができる」という相乗効果が生まれ、とても明るい雰囲気で挨拶ができるようになってきている。
 挨拶を通して、級友や家族はもちろんのこと、地域の方々との温かい心の交流を図っていけるのであれば、そんなすてきなことはないと考える。挨拶から健全な心の育成を図っていく、これが本校の「心の教育推進活動」である。
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【稲沢市立千代田中】『ネットトラブルを未然に防ぐために』

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 スマートフォン等の情報端末機器の急速な普及は、その利便性ゆえに情報の氾濫や情報活用におけるモラルの低下などを招く危険性があり、現在、その問題は深刻になっています。有害サイト、個人情報の流出、著作権の侵害など避けて通れない問題です。そこで、スマホを例に挙げ、危険性を認識するとともに正しい使い方を習得することをねらいとして、本校では、学校公開日に1年生の生徒と保護者を対象とした「携帯・スマホ安全教室」を講師を招いて行いました。
 実際にスマホ等の端末を疑似体験できる映像を見ながら、SNS上でのいじめはどんなものか、知らない間に高額な請求を受けた場合はどうすればいいのかなどをクイズ形式で教えていただきました。講演後の生徒の感想には「使い方を間違えると、いつの間にか自分が加害者になってしまうことが分かった」「私だけで解決できないときは、必ず大人に相談したい」など、トラブルが人ごとではないことを改めて実感し、安全に使うことの大切さを理解することができました。
 今後も、子どもたちがインターネットを介した様々なトラブルに巻き込まれないよう、継続的、計画的に指導するとともに、保護者の理解を得ながら情報モラル教育を進めていきたいと思います。

【豊田市立畝部小】スマホ・ケータイ安全教室

 本校の6年生は、携帯電話やタブレットの操作をしたことがある子どもが半数近くいる。自分専用のものを所有している子どもは多くはないが、保護者の物を使って、メール等を利用し、情報交換を行っている子どもが多くいる。インターネットはほとんどの子どもが利用している。携帯電話は手軽に利用でき、今後も、メールを始めとして使用する機会が増えていくことが考えられる。しかし、使用の仕方によっては、問題が生じることも心配されるため、6年生とその保護者を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を開いた。
 まず、携帯電話やインターネットの便利な点や危険な点について、講師の先生より幾つかの事例を基に学習し、その後、気持ちよく利用するにはどうしたらよいかを考えた。
<授業後の子どもの感想> 
・インターネットを使うときに大切なことや、LINEなどの通信アプリで気持ちが伝わりにくいなどのことを学びました。SNSなどに、個人情報は絶対に載せない。メールだと自分の気持ちが伝わりにくいから、直接会って話すか電話にしたいと思いました。
・ネット上にはとても危険なことがたくさんあることを知った。知り合いになっても何をされるか分からないので、絶対にその人と会わないよう気を付けていきたいです。
・歩きスマホをしていて、誰かを事故に遭わせてしまったら、とても高い金額のお金を払わないといけないので、ちゃんと前を見てスマホをしていきたいです。夜遅くまでスマホを使っていると睡眠不足になり、体調が悪くなるので、夜遅くまではスマホをやらないようにしたいです。
・親の許可なく勝手に課金をしたら、お金が幾らかかるかも分からないので、課金はしない方がいいと思いました。
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