平成28年度道徳教育推進会議成果物【刈谷市立小垣江小】スマホ・ケータイ安全教室子どもたちの感想には、「ネット上にはたくさんの危険があることを知りました」「LINEやメールだと気持ちが伝わりにくいことが分かりました」「インターネットのゲームであんなにも高額な請求がくるとはびっくりしました」などがあった。 今後も、スマートフォンや携帯電話が正しく使える子どもたちを育てていきたいと思う。 【蟹江町立蟹江小】情報モラル教室講師の先生からは、トラブルから身を守るためにも「ルールやマナーを守って正しく使うこと」「フィルタリングを上手に使うこと」「何かあったら、必ず家族や先生など大人に相談すること」が大切であることを教えていただきました。今後、スマートフォンや携帯電話を使う際、今回の情報モラル教室で学んだことを役立てることができると思います。 【東海市立横須賀小】4年生 命の大切さを考える授業『はなちゃんのみそ汁』という本を教材として取り上げ、乳がんを患った母が奇跡的に妊娠し、赤ちゃんを産む場面を取り扱いました。事前に保護者から「出産した時の様子や気持ち」のアンケートに回答いただき、授業で読み上げました。 子どもたちは、出産の際の家族の思いを知ることにより、かけがえのない命を大切にしていこうとする気持ちを高めることができました。 【安城市立今池小】知的財産権・「かってに使っちゃダメなこと」始めに、子どもたちに興味をもたせるために、子どもが好きなアニメの音楽CDを用意し、「これ欲しい人」と投げかけた。すると、「大好きなCDだから、もらったらすぐに聞きたい」「自分のものになったらうれしい」という意見が出された。 その後、「コピーされると困る人はいないのかな」と投げかけると、「勝手にコピーされると作った人は嫌だと思う」「勝手に無料でもらったら、お父さんやお母さんが困ることになってしまうかもしれない」という意見が出された。最後には、「作った会社の人は、もうからなくなって、もっと困ってしまう」という意見が出された。 授業後の子どもの振り返りには、「欲しいけど、会社の人が困るからどうすればいいのか分からない。会社の人たちは働いているのにお金をもらえずに、ただお金を使って作っているだけになってしまう」「もしコピーされたら、会社の人が、もう作るのやめると言って、作るのをやめて会社がつぶれてしまうかもしれない」などと書かれていた。 この授業を通して、子どもたちは、社会にあふれているアイデアや作品について、作り手の立場に立って考えることができた。また、作品を勝手にコピーをしてはいけないことに気付くことができた。子どもたちが、どうしたらよいか迷った時に、誰かに相談したり、調べたりするきっかけになるよう、今後もこうした実践をしていく必要がある。 【豊根村立豊根小】 知らない人とは・・・・ゲームをする時は、知らない人とはゲームをしない。 ・ゲームをする前に親に相談をする。 ・住所を教えない。 ・トラブルが分かった時は、親や先生に相談する。 今後も子どもたちと共に情報モラルについて考えていきたいと思います。 【豊橋市立小沢小】感謝の会・小沢を味わう会「感謝の会・小沢を味わう会」 〜人にかんしゃ 自然にかんしゃ ふるさと小沢にかんしゃ〜 ◆ねらい ・学習面や生活面でお世話になった保護者や地域の方々を招待し、感謝の気持ちやふるさと小沢を愛する気持ちを伝える。 ・生活科や総合的な学習での栽培活動を振り返る。 ・学校田で収穫された米を使って、みんなで協力して餅をついて食べることにより、収穫の喜びを味わう。 1月14日(土)、「感謝の会・小沢を味わう会」が行われました。会には、日頃お世話になっている図書ボラさん、図書館司書の先生、PTA会長さんなどを招待しました。子どもたちは、この日に向けて手紙を書いたり、プレゼントのありがとうメダルを用意したり、感謝の気持ちを込めた歌の練習をしてきました。ふだん、なかなか表すことができない感謝の気持ちを感じ、温かい雰囲気の会になりました。子どもたちはこの感謝の会を通して、自分たちの学校生活で、こんなにもたくさんの人にお世話になっていることに気付くことができ、その感謝を伝えることで、「ありがとう」の大切さを学ぶことができています。 【清須市立西枇杷島中】 学校保健委員会「友達ともう一歩近づくために〜プラスの言葉の力〜」<1年生の作品> 「大丈夫 君の気持ちを 受け止める」 「悩むとき 安心できた 君の声」 <2年生の作品> 「頼ってね いつもあなたの 味方だよ」 「知っている? 君の笑顔が 好きなんだ」 <3年生の作品> 「本当の 心の声は 胸の中」 「反抗期 言えなくなった ありがとう」 保健委員会からの発表後、臨床心理士・社会福祉士である講師の先生から、「友達ともう一歩近づくために〜プラスの言葉の力〜」と題した講演を聴きました。相手とコミュニケーションを取るときに、言葉が足りなければ相手にはきちんと伝わらないということや、プラスの言葉を使って伝えることで人間関係がよくなるということを学びました。 生徒の中には、コミュニケーション不足によって、友達やクラスメイトとトラブルを起こした経験をもつものが多くいます。講演で聴いたことを今後の日常生活に生かし、よりより人間関係を築いていくことの大切さについて考えることができました。 【岡崎市立美合小】オンラインゲームの怖さを学ぶ今回の学習は、「始めるときは無料でも、進めていくうちに有料となるものがある」「いつの間にか多額の請求が来て、トラブルに巻き込まれることがある」といった危険な面を学び、親に黙って課金や情報入力をしないことを確認することがねらいでした。しかし、実体験を話す子供たちの中から、「削除しても同じメールが一日何度も届いた」「お金を振り込むサイトが画面に表示された」などの話も出ました。 身近な友達からの話に驚き、「テレビで見たようなことが実際に起こっていたので、とても怖かったです。親が知らない時には、変なサイトは開かないようにしたいです」という感想をもった子や、「自分はオンラインゲームをしているけど、請求が何万円にもなる話は怖かったです。用心しないといけない。ちゃんと親の許可をとらないといけないと思いました」と書く子もいました。 この学習を通して、実際にオンラインゲームをやったことがある子もない子もオンラインゲームの危険な側面を再認識し、それぞれ自分のルールを決めてゲームとの関わり方を振り返ることができました。 【岡崎市立大樹寺小】「笑顔でいいとも集会」12月5日(月)は、代表委員の企画で「笑顔でいいとも集会」が行われました。人権週間ということで、人権擁護委員の方も招いての集会になりました。各学年の代表による「いじめのない学校にするには」のテーマに沿ったパネルディスカッションでは、「どのように生活するといじめのないクラス作りができるのか」、「みんなが毎日笑顔でいられるように気をつけることとは何か」などについて活発に話合いが行われました。 また、学級でもみんなが笑顔で過ごすためにどんなことに心がけたらいいのかを話し合い、そこで決めた各学級のスローガンの発表(一人一人の取組や目標も書き加えられています)もありました。会の後半は人権擁護委員の方たちによる人権クイズと人権について考える劇でした。大樹寺小学校の子供たち一人一人が「人権=相手のことを思いやる」について改めて真剣に考える良い機会になりました。また、標語の募集もあり、いじめについて、家の人と考える良い機会をもつことができたと思います。選ばれた標語は、2月に入って、お昼の放送で発表され、校内に掲示されました。 【豊田市立小清水小】疑似体験ツールで実感する文字の力人は会って話している時は、表情から同じ言葉であっても、ニュアンスが違うことが分かるけれども、メールではそれができないからこそ補う言葉を忘れないようにすること、必要であれば絵文字や顔文字で送り手の表情を伝えて安心させることもできること、何より、相手の気持ちに寄り添って伝える内容や言葉を選ぶことなど、大切なことに気が付くことができました。また、コンピュータ室の疑似体験ツールを用いることで、本文だけでなく、メールのタイトルにも気をつけなくてはいけないことに気が付きました。話合いを生かして、改めて友達を励ますメールをワークシートに考えました。児童たちは、「誰にも失敗はあるもんだよ」「心配しなくていいんだよ」「元気を出してね」と、言葉を選んで書くことができました。 スマートフォンの疑似体験ツールを用いた授業は、子どもたちの興味を強く引き、メールを受け取るわくわく感と、内容に問題があったときの衝撃を十分味わうことができ、メールのやりとりについて学ぶには効果的です。今後も本校では高学年を対象にスマートフォンの疑似体験ツールを用いた情報モラルの授業を実践していきます。 【豊田市立豊松小】心を育てる学校では、縦割り班活動が盛んで、運動会やジャンボカルタ会などの行事を始め、清掃活動や月2回の縦割り遊びなどを行っている。全校の子どもたちが、学年を超えて知り合ったり、協力したりすることで、思いやりの心を育んでいる。 毎日の清掃活動では、高学年の子たちが、低学年の子たちに優しく手を取ったり、横についたりして教えている姿をよく見かける。低学年の子たちも素直に聞き、みるみる掃除が上手になっていく。 また、愛鳥活動の一年の締めくくりとして行われるジャンボカルタ会では、縦割り班の仲間で、応援したりアドバイスしたりするほほえましい様子が見られる。 日々の道徳教育では、話合いの中から子どもたちの本音を引き出し、心の変容を見守っている。また、「わたしたちの道徳」を活用し、お家の人に子どもたちの思いを読んで感想を書いてもらうなどして、家庭との連携を図っている。 家庭・地域では、保護者の方のみならず、保護者OBの方々や地域の方々皆さんで子どもたちや学校を支えてくださっている。 本校の運動会は、地域の方と一緒に行う運動会で、赤白対抗に地域対抗もあって盛り上がっている。会場にいる人全員でじゃんけん列車をしたり、松平音頭を踊ったりする。子どもたちもこの地域の一員だということを改めて自覚する。準備から片付けまで、地域の方と一緒に子どもたちもはりきって行っている。心が一つになった運動会である。 毎週金曜日は、1・2年生のみ5時間授業であるが、小規模校の本校は、低学年だけで下校させることはできない。そこで、3〜6年生を待つために、保護者の方や保護者OBの方が、ボランティアで、「1・2(ワンツー)わんぱーく」を行って、1時間子どもたちを見てくださっている。 こうして「おらが町の子どもたち」を地域全体で優しく見守り、育ててくださっている。 【東海市立船島小】情報モラルを身につけよう本校の児童は、自分のスマホを持っていたり、ゲーム機やパソコンからインターネットに接続したりしています。しかし、スマホやネット利用で生じる問題について、他人事と捉えている児童が、少なからずいます。そこで今回は、メッセージアプリと画像投稿によって引き起こされる問題に絞って具体的な事例を紹介していただきました。誤解を招きやすい文字表現によって生じた友人間のトラブルの事例からは、文字だけでは正しく自分の気持ちが伝わらないことに気付くことができました。また、インターネットに載せた写真がもとで様々な問題が生じてしまった事例からは、画像投稿の危険性を実感することができました。今後の生活でスマホやインターネットなどを利用するときに役立ててほしいと思います。 【岡崎市立翔南中】情報モラルについて考える道徳授業を行いました●本資料のあらすじ 中学校で初めての選挙で選挙管理委員になった主人公は、選挙管理委員の役割の重要性を実際の活動を通して徐々に実感し始めていく。主人公は帰宅後に最近買ってもらったスマホでコミュニケーションアプリを開くことを毎日楽しみにしている。ある日、主人公がいつものようにスマホのコミュニケーションアプリを開くと、生徒会役員に立候補した親友の田中がコミュニケーションアプリ内のグループのメンバーを相手に選挙活動をしていた。選挙管理委員である主人公は、スマホを使用して選挙活動をすることに対して疑問をもつグループのメンバーから、スマホを使用しての選挙活動をすることの是非についてコメントを求められる。 ●授業を終えて 本資料を用いて公正・公平性に基づいて行動する気持ちを高めることを目指して授業を行った。資料を読んだ後、2つの発問を行った。「自分のスマホを持っている人が,それを使って生徒会選挙で自分をアピールすることについて,あなたはどう考えますか」という第1発問の後には、「携帯端末を持っている子と持っていない子の間で不公平が生じるからやめた方がいい」や「選挙で当選する人の資格が、機器を持っているか否かに左右されてしまうのはいけない」等、公正・公平性に基づいて行動したいという内容の意見が多く出された。その後、メッセージを受けた主人公はこの後どうコメントしたり,行動したりすればよいかについて自分の考えをワークシートに書く時間を設けたところ、「選挙管理委員として不公平にならないように『これ、ダメだよ』と返信するのがいいと思う」や「先生や選挙管理委員会のメンバーに報告して、他の人も同じようなことをしないように全体で呼びかけるべきだと思う」等の意見が出された。最後に本授業から考えたことをワークシートに書く時間を設けたところ、「携帯端末を持っている、持っていないということで不公平が起きないように一人一人が考えていくことが大切だと今日の授業を通して思いました」という感想があった。スマホ等の携帯端末は便利であるが、使用する際には公正・公平性に基づいて行動することも大切であることを学んだ時間となった。 【東浦町立北部中】「自他を大切にする」授業(道徳の実践)【豊川市立三蔵子小】いのちを大切にするってどういうこと
保健委員会で「いのち」について話し合った時、相手に向かって「死ね」と言ってしまったことのある子がいました。また、一人ぼっちでいる時に、自分に向かって「死ね」と言ってしまったことがある子がいるということも分かりました。
そこで三蔵子小学校では、一度失った「いのち」は二度と戻ってこない、いのちにリセットボタンはないということを考えてもらうために、「いのちの大切さを知ろう」というテーマで学校保健集会を開き、自分の生活をもう一度振り返る会にしたいと考えました。 最初に子どもたちが「いのちを大切にするってどういうこと」をテーマに劇をしました。その後、事前に行った「心・からだ・いのち」のアンケートの結果を発表しました。そこでは、自己肯定感の低さが浮き彫りになりました。最後にいのちの教育コーディネータ―の安藤節子先生をお迎えして、お話を聞きました。安藤先生には、生活リズムを整える、人に優しくできる、思いやりの心も持てるということが、相手を大切にすることだと教えてもらいました。 集会後の感想には、「安藤先生が言った『生きているだけで価値がある』という言葉を聞いてびっくりしました。自分は一人で判断できないし、いっぱい迷惑をかけているから、生きていていいのか分からなくなるときもあったから、今日の話を意識しながら生活してみたいと思います」「自分のいのちは、自分で作ったんじゃなくて、お母さんががんばって生んでくれたので、これからももっと好きになっていこう」「自分のいのちを大切にするには、友達にいやなことを言われた時『やめて』と言えるようにすること」など、自分や家族、友達を見つめ直すものがたくさんありました。 【阿久比町立阿久比中】幼保清掃ボランティア<生徒の感想からの抜粋> ○建物や遊具は変わっておらず、小さく感じた。自分が成長したんだなと実感することができました。 ○窓がどんどんきれいになって、みんなが気持ちよく卒園できたらいいなと思いました。 ○当時は何もできなかったけど、こうした成長した姿で恩返しできて本当によかったです。 ○トイレの清掃を行いましたが、とてもきれいでした。日頃から先生方が丁寧に清掃されているんだなと思いました。 ○窓だけでなく、心もきれいになったような気がしました。 ○幼稚園の頃、とても大きく感じた遊戯室の窓を拭いたり、手を伸ばしてもタッチできなかった高い所を磨いたりして恩返しする中で自分の成長を感じることができました。 【春日井市立丸田小】感謝の気持ちを育てるために
本校では、互いを認め合い、協力する態度や思いやりの心を育てることをねらいとして、卒業を間近に控えた6年生に、1〜5年生が感謝の気持ちを込めて書いたメッセージカードをプレゼントしています。6年生が社会見学に出かけている日を利用して、縦割り班に別れて作成しています。縦割り班活動や登下校などで、いろいろとお世話になった6年生に対して、お礼の気持ちや中学校生活への励ましなどを表しています。最後に一人一人が書いたメッセージカードを一つにまとめ、6年生に贈ります。少し照れながらうれしそうに受け取る6年生が印象的です。開校から15年とまだまだ短い年数ですが、このような良い伝統をずっと続けていきたいと考えています。
【知多市立旭南小】みんなの心をスマイルに〜ハッピースマイル集会〜前半は、「みんなが仲よく思いやりのある学級にするための取組」の発表会です。学級目標を振り返る機会になったり、全員で声を合わせて発表する練習で心を一つにしたりして、クラスを見つめ直すよい機会にもなっています。今年度は、歌や群読(ぐんどく)でクラスの取組を紹介する発表や、帰りの会でその日の主役の子のよいところを見つける活動を実際に再現する発表などがありました。 後半は、児童会による劇と、全校児童が楽しめるゲームを行いました。今年度は「元気な挨拶をしよう」をテーマにした児童会による劇と、集合ゲームを行いました。劇では、元気な挨拶をする児童と挨拶をしない児童を比べて、どちらの方が本人も周りの人も笑顔になれるか考えました。集合ゲームでは、終始みんな笑顔いっぱいで活動し、学年を超えた子どもたちの関係を深める活動となりました。また、このゲームをもっとやりたいと学級活動で再び集合ゲームを行うクラスもありました。 【豊橋市立鷹丘小】個人情報を守ろう「知らない人に、声をかけられたらどうしますか」の問いに、子どもたちからは、無視をする、逃げる、知らん顔をするなど全員がついて行かないという意見が出ました。「では、『○○くん、お母さんが事故をして病院にいるから急いで行こう』と声掛けされたらどうしますか」という問いには、子どもたちは困惑していました。「家族がけがをしたから心配になってついて行ってしまうかもしれない」「本当かもしれないからついて行くかも」「いや、家に早く帰った方がいい」「学校に戻ればいいんじゃないかな」など意見が分かれました。その中で、一番子どもが悩んだのは、名前を呼ばれたことでした。子どもの中では、知らない人が自分の名前を呼んだことで、『自分を知っている人=安全』と思ってしまうようです。このことから、安易に名前を知られてしまうことは、危険なことに巻き込まれてしまうかもしれない大切な情報であることを知らせました。個人情報の一つに、電話番号も同じと伝えたところ、「家に変な電話がかかってきて、困っているとお母さんが言っていたよ」「個人情報がばれちゃったのかな、怖いな」などの声もありました。 1年生には難しい内容でしたが、授業を通して、子どもたちなりに、個人情報は大切だからこそ守らなければいけないという意識が高まりました。 |