【春日井市立岩成台西小】心温まる児童集会(児童会活動)

 本校では、児童集会を定期的に開催し、児童会や各委員会による様々なイベントや活動を全校体制で行っています。主に、縦割りで構成された「フレンズ班」を活用し、異年齢の児童が仲良く協力して過ごす活動は、他者を思いやる心を育むほか、上級生のリーダー性を始め、学年相応の役割を担う責任感や所属意識など、豊かな人間関係を築くことにつながります。
 学校行事を迎えるに当たり、目標やスローガンなどを伝え合ったり、ゲームなどを通して全校で楽しんだりと、子どもたちが主体となって生き生きと活動しています。特に、今年度は、飼育委員が企画した「うさぎふれあいデー」が大好評で、期間中は低学年児童を中心にうさぎ小屋の周りは子どもたちの姿でいっぱいでした。
 子どもたちは、フレンズ班活動をとても楽しみにしており、企画する各委員のリーダーたちも、イベントを成功させようと計画や準備から大変熱心に取り組みます。毎年恒例の最大のイベント「岩西フェスティバル」では、保護者や地域の方々にも参加していただき、学校中が大いに盛り上がります。
 子どもたちが、互いを思いやり、心を通わせ協力して取り組む活動は、本当に心が温まります。
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【犬山市立南部中】あいさつと笑顔がつなぐ、心と心

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 本校では2年生で職場体験学習を実施しています。今年度も地域の事業所にお願いをし、10月25日〜27日の3日間、「実際の職場で働く」という体験をしてきました。毎年60箇所もの事業所が協力をしてくださるため、1グループ2〜3人での体験となります。
 一週間前までに事前訪問を終え、準備万端で臨むのですが、職場というふだん味わえない雰囲気の中、大人たちに囲まれて、どの生徒も大変緊張しています。事前訪問後に「もう少し元気良くがんばってください」と、指導を受けてしまう生徒もいました。
 体験学習前日、そんな緊張をほぐすためにも、「まずは笑顔であいさつ」を合い言葉に、自分からコミュニケーションを図ることを再確認し、いざ当日へ。
 2年生の職員が、不安を抱えつつも各事業所を回ると、そこには爽やかな笑顔でがんばる南中生の姿がありました。事業所のみなさんからも「あいさつや返事がきちんとできますね」「元気が良くて、職場が明るくなりました」といったお褒めの言葉を頂きました。あいさつを学校生活の柱とし、日々続けていることが、コミュニケーションのきっかけなった瞬間でした。

【豊橋市立羽根井小】「携帯電話を持たせない」この意見にあなたはどう答えますか?

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 今日、携帯電話の普及は子どもたちの生活に大きな影響を与えている。多くの子が便利な道具として使用しているが、高学年になると友達との間でトラブルの原因ともなってきている。
 そこで、携帯電話安全教室を行い、具体的な事例をもとに危険性やルールについて学んだ。しかし、実際に問題が発生するまでは、他人(たにん)事として考えることが多いため、自分自身のこととして考えるための授業を設定した。
 多くのトラブルから、「小中学生には携帯電話を持たせないようにしよう」という声が上がっている。それらを紹介し、「あなたはどのように答えますか?」というテーマで道徳の授業を行った。
 子どもたちは、賛成、反対、迷うという立場から意見を述べていった。賛成の子からは、「いじめなどのトラブルが起こるから」「ルールを守れないし、自分で責任をとれない」などの理由があがった。反対の子からは、「便利なので、ないと困る」「ルールをきちんと決めればいい」「親の管理下で使えばいい」などの理由があがった。
 互いの意見を聞く中で、今は賛成の子も、今後使うことを考えて、上手に使うためにはきちんと良い点と悪い点を理解すること、家庭でルールなどをしっかりと話し合うことが大切だということが学習できた。
 この授業を通して携帯電話の問題点を認識し、賢い使い方を考えるとともに、自らの生活を見直すよい機会となった。

【犬山市立犬山南小】 豊かな心を育む読書活動

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 本校では、読書の楽しさや喜びを味わえる読書活動を通して、児童の豊かな心の育成を図っています。
 毎朝の「読書タイム」では全校児童が黙読し、静かに一日のスタートを切ることで、授業に集中して臨めるようにしています。
 地域の図書ボランティアによる読書活動も充実しています。月に2回程度、読書タイムに低学年への「読み聞かせ」をしていただいています。また月に1回、長い休み時間を利用して、「お話会」をしていただいています。どの児童も、図書ボランティアの方からどんなお話が聞けるのか、毎回楽しみにしています。5月の読書週間には低学年を対象に、図書ボランティアの方に「お話バイキング」を行っていただきました。部屋ごとにいろいろな話を聞けるようになっていて、今年度は動物をテーマにした部屋が10部屋用意されていました。児童は、聞きたい話のチケットを握りしめ、楽しく話を聞きました。11月の読書週間には、ペープサート劇を全校児童に見せていただきました。今年は「しちどぎつね」という落語のお話でした。さらに、特別に舞台裏まで見せていただきました。鑑賞後の手紙では、「初めて落語をもとにしたお話を聞けてうれしかった。ありがとう」「あんなに忙しく手を動かしているなんて、びっくりしました。ありがとうございました」という感謝の気持ちを伝えることができました。
 その他にも、今年度は、担任以外の教師による「読み聞かせ」や、高学年が低学年に読み聞かせをする「ペア読書」も行っています。初めは、低学年が高学年に読んでもらいたい本を選んで読んでもらい、二回目は高学年が低学年に読んであげたい本を選んで読み聞かせをしました。高学年の児童は、低学年の児童と一緒に読んだり言葉を教えてあげたりして、楽しく活動しました。
 今後も、子どもたちの心を豊かにする読書活動を、工夫して行っていきたいと思います。 

【刈谷市立雁が音中】人権について考えよう

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 12月の人権週間に合わせて行われた道徳の授業です。生徒たちは、自分のもっている価値観や知識で物事を判断しがちです。しかし、その価値観や知識はまだまだ未成熟な段階です。自分の見方がいかに狭いもので、一面的であるかを理解する必要があります。
 そこで、アラブの遊牧民であるベドウィンの人々の写真を見て、何を感じるかを話し合わせました。そして、この地域の人々は「砂漠では水は大変貴重であるため、お風呂に入れない」ということを伝えました。そうすると、生徒からは「汚い」や「住みたくない」という意見が出てきました。しかし、この地域は「超乾燥状態」であり、不潔さの原因となる「汗」でさえも出た瞬間に乾いてしまいます。また、細菌も水分がほとんどないため、繁殖しにくいのです。このことを伝えると、生徒たちからは驚きの声が上がりました。そして、自分の浅い経験や知識から、偏見や思い込みをしていることがあることを知りました。
 授業の感想の中には、「自分たちと比べて、決めつけて、差別したりするのは間違ったことだと思い直しました」と書いてありました。このことが、生徒たちが広い視野をもつことにつながり、お互いを理解し合うことを大切にする第一歩だと考えています。

【長久手市立長久手中】情報モラル講習会

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 近年、スマートフォンの急速な普及により、学校を取り巻く環境も大きく変化した。中学校におけるSNSでのいじめや嫌がらせが大きな社会問題となっている。
 本校の生徒にアンケートを実施したところ、「携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをする」と回答した生徒は、全校の7割程度であることが分かった。学年が上がるごとに減っていく傾向にあるものの、仲間はずれ、いじめ、私的な写真の無断掲載など、ネット上でのSNSを中心とするトラブルは、ゼロにならないのが現状である。
 そこで、本校では、毎年1回、企業の講師を招き、情報モラル講習会を行っている。今年度は、学年始まりの4月25日に講師の方を招いて実施した。この講習会では、LINEにおけるメッセージの正しい伝え方やネットの炎上の危険性などについて分かりやすく説明していただいた。また、生徒同士で解決策を考える場面もあり、とても意義深い内容の会であった。 
 また、本校では、学年ごとに情報モラル教育を行っている。例えば、現3年生は、入学して間もない頃に、ネットによるいじめ、ネット依存症、個人情報流出の危険性などを、ニュース番組を視聴させながら指導を行った。一方、社会科・公民の学習では、「情報化」という単元において、より実践的な情報モラル教育を実施している。
 さらに、学年懇談会や個人懇談会などを通じて、情報モラルに関する保護者の理解と協力をお願いしてきた。早い段階からの学年一丸となった指導と早期対応の甲斐もあり、ネットトラブルにおける生徒指導の機会もかなり少なくなった。
 ネットトラブルが少ないことは、学校生活の中での生徒同士の関係がより良好になっていくことにも繋がる。実際、学級・学年問わず生徒間の仲が非常に良くなり、勉強にも意欲的に取り組むことができるようになってきた。また、教師と生徒との関係もとても良好になってきていると感じる。
 次年度も、学年、全校においてモラル教育は重点的に実施していく。学校が中心となって、家庭や地域と手を取り合い、ネット社会の悪から子どもたちを守っていかなければならない。

【一宮市立木曽川西小】 いじめ防止出張授業

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 本校では、人権週間に合わせて、代表委員会による人権に関する劇の発表、人権ビデオの視聴など、様々な取組を行っています。いろいろな角度から「人権」をみつめ、仲間を大切にしようとする意識を高めています。
 そして、今年度から新たに、5年生の児童を対象にした「いじめ予防出張授業」を行いました。弁護士の先生から、過去のいじめの事例をもとに、人権について具体的に考えることができました。
 子どもたちは、「いじめは、どんな場合でもしては駄目だということが分かりました」「意地悪されている人を見ているだけの人ではなく、声を掛ける人になりたいと思いました」といった感想を述べていました。
 人権とは「人として幸福に生きる権利」です。仲間を大切にするとともに、自分自身を大切にする心を、今後も育てていきたいと思います。

【刈谷市立東刈谷小】心の教育推進活動「生き方講演会」

 本校では、年に1回、生き方や自他を大切にする心や態度を育てるために「生き方講演会」を開催しています。本年度は、5月11日(水)に鈴木中人さんをお招きし、5・6年生を対象に生き方講演会を行いました。「いのちの授業〜いのちのバトンタッチ」をテーマに、6歳までのいのちを精一杯輝かせた、小児ガンのお子様と御家族のお話から、いのちの輝き、家族のきずな、生きる力について教えていただきました。以下のような感想もあり、有意義なひとときとなりました。

<感想>
 今日は、いのちの大切さを改めて学ぶことができました。私が、もしガンになったら景子さんみたいにがんばれないと思います。だけど景子さんは、学校にも行っていたし、宿題もしていたのですごいなと思いました。だから、今日から私は、景子さんのように何事にもチャレンジできるようになりたいです。景子さんは6年間で周りの方々にいろんなことを教えてくれたと思います。私は、今日の話をお母さんとお父さんに話してどんどん広げたいと思います。私はこの話を聞いて感動して少し泣いてしまいました。私にとって景子さんは憧れです。(6年女子)
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【春日井市立勝川小】情報モラル教育の実践

 情報技術が発達してきた現在、いろいろな危険に巻き込まれるからといって、パソコン・ケータイ・スマホ等を「使わない」生活をするというのは難しいことです。「使う」ことを前提に、子どもたちにいかに「うまく使う」生活をするかを伝えることは、とても大切なことだと思います。そこで、本校では、情報モラルに関する授業実践に、全学級で取り組みました。
 「事例で学ぶNetモラル」「NHKスマホ・リアル・ストーリー」や「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」の出前授業など、各学年の発達段階に応じて、内容や教材を選択しました。
 1年生は、コンピューター室での約束ごとを確認しました。2年生は、ゲームのやりすぎは健康を損なうことを知り、コンピューターは大人と一緒にやることの必要性を理解しました。3年生は、ネットは便利なだけではなく、危険な面もあることを学習しました。4年生は、スマホによるトラブルの事例や、インターネット上には間違った情報も存在することを知りました。5・6年生は、各学級での授業実践だけではなく、KDDIの方をお招きして「KDDIスマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。映像資料とともに、スマホ・携帯電話を使う際に、小学生に起こりやすいトラブル事例と、その防止策や対処法を学びました。5・6年生になると、半数以上の児童がスマホや携帯電話を所持していて、無料通話アプリを利用している児童もたくさんいます。また、ゲーム機を通して同様のコミュニケーションをとる児童も多いので、今回のことは身近に感じられたようでした。授業後の振り返りには「言葉づかいに気を付けて、相手に正確に伝わるようにしたい」「お金がかからないように気を付けたい」「困ったらすぐに親に相談しようと思う」などの感想がたくさん書かれていました。
 「情報モラル」と言いますが、インターネット上のトラブルの多くは、道徳・マナー・規範意識といった、日常のモラルの欠如によるトラブルも少なくありません。全学級の全児童が、情報モラルについて考えられるように、今後も学校全体として情報モラル教育の実践に取り組んでいきます。
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【犬山市立東部中】情報モラル教室

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 親子で考える情報モラル教室を開催しました。
 「インターネットを使うときに気をつけること、考えること」というテーマで、講師はLINE株式会社の方です。文字だけの情報で起きてしまうトラブルを想定して、とても分かりやすい話でした。「私」にとっては気にならないことも、相手にとってはとても嫌なことだってあります。相手のことを考えて進める「キャッチボール」が大切ということを教えていただきました。

<講演後の生徒の感想より>
(中3女子)
 私は、今までLINEで相手のことを考えずに送っていました。これからは使う時間と相手のことも考え、送りたいなと思いました。
(中2男子)
 僕はまだスマホを持っていませんが、これから使うときは、今日の話をしっかりと頭に置いておきたいと思いました。
(中3男子)
 キャッチボールは相手のことを考えてするもの。今日の講演ではいろいろな例が出て分かりやすかったです。自分は写真をアップされてもいいと思っていたけど、学校全体では嫌だと思う人がたくさんいることが分かった。
(中1女子)
 夜遅い時間という考え方でも、人それぞれであり、自分にとっては遅くないという時間でも、相手にとっては遅い時間であるということもあり、当たり前はそれぞれ違うんだなあと感じました。

【瀬戸市立萩山小】人とふれあい,心を育む活動

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 萩山小学校では「明るく 素直で たくましく」の校訓の下、人との触れ合いを通して様々な心を育むことを目標に学校づくりを進めています。異学年交流、地域交流、併設されている瀬戸特別支援学校小学部との交流は特色ある教育活動となっています。
 中でも、異学年・地域交流として行っている「ひまわり・5・6年福祉活動」は本校の大きな行事の一つとなっています。思いやりや協力の心を育て、地域について考える機会とすることを目的に、異学年で班を編制し、お年寄りとの餅つき交流会を実施しています。合唱をプレゼントしたり、お年寄りにお餅のつき方やきな粉餅の作り方を教えていただいたりしています。この交流会に向けて、何日も前から子どもたちは、会の進行や合唱の練習を行います。また参加していただいたお年寄り全員に喜んでもらおうとみんなでアイディアを出し合い、会の成功に向けての準備をします。 
 このように、子どもたちは当日はもとより、それまでの準備を通じて、人を思いやる心、奉仕の精神、協力の大切さ等を知らず知らずのうちに学んでいます。この活動を本校の伝統行事として今後も大切に継続していきます。

【一宮市立浅野小】「情報モラル」の育成について

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 「情報モラル」の確立のために、(1)「ソーシャルスキルトレーニング」の活用(2)「ことば」のはたらきを考えた国語の授業の実践(3)日常的なモラルの育成を図るための道徳授業の実践(4)情報機器やアプリケーションソフトの疑似体験の4つを柱に据えて実践に取り組んだ。
 (4)では、無料通話アプリの疑似体験をさせた授業を実践した。最初に「この服かわいくない?」というメッセージに対する返信画面のスタンプと文字を提示した。(画面図)そこで、どんなスタンプとメッセージを返すかを考えさせた。児童の反応は「ひどい」「そんな言いかたしなくても」「スタンプが馬鹿にしている感じがする」「怒った顔のスタンプを返す」といった反応が返ってきた。教師が、この文の意味は「かわいいね」で、スタンプは「それすごくいい」を表すものだということを伝えた。しかし、児童らは「この内容では、わからない」「かわいいねって言えばいいのに」といった反応をした。授業のまとめでは、「わかりやすい言葉を使おう」「相手の気持ちをよく考えてから送ろう」といった意見が出てきた。
 こうした直接的な実践を積み上げて、「ことば」の使い方や「トレーニング」を加え、日々の道徳の授業を基に児童の心を育てていきたい。 

【瀬戸市立南山中】道徳教育を推進するための公開授業

 本校では、教員一人一人の授業力を高め、道徳教育を推進するため、教務主任が道徳の公開授業を3回行いました。
 どの教員でも取り組める授業を目指した公開授業のため、「明るい人生」を題材にし、子どもたちの心をいかに揺さぶれるかを授業の鍵としました。そして、たくさんの指導技術を盛り込んだ授業を実践し、公開授業に参加した教員間でそれらを共有しました。発問や教師の立ち位置、板書の仕方、生徒の意見の取り上げ方、生徒の考えを深めさせ、それらをクラスで話合いによって共有させる工夫など、授業実践で生かしていける内容がたくさんありました。
 生徒たちが自分の意見をもち、他の生徒の意見を聞きながら考えを深めていく様子を見ることができ、参加した教員も道徳の授業に対する意識を更に高めることができました。こうした指導技術は道徳だけではなく、教科の授業にも欠かせないもので、若い教員だけではなく、ベテランの教員にとっても、自分の授業を振り返るよい機会になり、大変貴重な時間になりました。
 道徳の教科化も近づく中で、子どもたちの心を育てるために、これからも教員の指導技術を磨いていきたいと考えています。
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【春日井市立篠木小】情報モラル教室

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 本校では、10月5日(水)6限に4・5・6年生を対象に情報モラル教室を開催しました。講師には春日井警察署生活安全課の方を招き、緊張感を持ってお話を聞くことができました。インターネットで調べられること全てが本当とは限らないことや、メールやLINEの友達とのトラブルの事例をDVDで見て、とても勉強になる会となりました。事後の感想には、「インターネットに書いてあることが本当とは限らないと聞いて、信じ切っていたので怖いなと思った」や「私もラインのやりとりで友達とおかしくなってしまったことがあったから気を付けようと思った」という気づきが見られました。

【犬山市立城東中】生徒会ボランティア活動

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 本校では、夏休みや冬休みなどの長期休業中に犬山市内の諸施設でボランティア活動を行っています。今年度も3年生を中心に多くの生徒が参加し、地域の保育園や児童センター、老人ホームを訪れて草抜きや窓拭きなどの清掃活動を行いました。また清掃活動以外にも、児童たちとレクリエーションをしたり、お話をしたり、お年寄りと盆踊りを踊ったりと幼児やお年寄りと関わることができ、生徒にとっても大変よい機会となっています。
 活動後は事業所の方々に感謝していただけるだけでなく、生徒からも「充実した時間だった」、「もう少し活動したかった」などの声が聞かれました。
 生徒の心の成長や地域と生徒をつなげるよい機会として今後も積極的にボランティア活動を行っていきたいと思います。

【稲沢市立長岡小】福祉実践教育から学んだこと

 10月18日、全校児童が保護者と共に学年ごとに分かれて、福祉に関する実践教室を行った。1年は、「ありがとう」「おはようございます」の挨拶などの手話、2年は、アイマスクをした人とそのガイド役の立場になって、教室から特別教室へ移動する体験、3年は、車いすに乗っての坂の上がり下がりやバスケットボールの体験をした。
 4年は、自分の名前を点字で打つ体験をし、時刻を知るときは、話す時計に耳を当てて聴くことが分かり、児童から驚きがあった。5年は、耳の不自由な人でも普通の人と話せるように頑張っていることを聞きながら、要約筆記を学んだ。6年は、高齢者疑似体験用の道具を付け、腰や手足が曲がらなかったり、視野が狭かったりして、痛みを抱える高齢者の大変さを実感した。
 福祉の実践体験を通して、児童たちは、「自分のことしか考えない人もいるけれど、人のことを考える必要がある」や「体の不自由な人の大変さが分かったので、これからは進んで声掛けをしようと思う」などという意見があり、思いやりの気持ちが高まった。
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【春日井市立藤山台中】 「コミュニケーションについて考えよう (学校保健委員会から)」

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 本校では、毎年11月下旬に保健委員会を中心に「学校保健委員会」を開催しています。昨年度は「自分の気持ちをうまく伝えよう」というテーマで、保健委員会のメンバーが人との関わりの中でコミュニケーション能力向上は欠かせないということを説明してくれました。事前のアンケート集計結果で、2・3年生の約7割近くの生徒が「自分の思いをうまく伝えられずにいやな思いをしたことがある」と回答している現状から、「伝え方を工夫することがとても大切だ」というまとめとなりました。
 そして今年度は、昨年度の流れを引き継いで「コミュニケーションについて考えよう」というテーマで、特にパソコンや携帯電話・スマートフォンを使った「ライン」でのトラブルとその原因やトラブルを回避するための工夫について話し合いました。保健委員を中心に、プレゼンテーションを作成したり、ロールプレイでトラブルになりやすい場面を説明してそれをどのように回避するかを演じたりなど、全校生徒・職員で考えました。事後のアンケートでは、「自分の気持ちを正確に理解してもらうためには、文字だけではなく直接会って相手の表情を確認しながら話すことが大切だ」「大事な用件は具体的に説明しないと伝わらない」「相手のラインの文章が言葉足らずでちゃんと理解できないことに苛立つこともあったが、自分自身が理解しようという気持ちをもっていないとトラブルの原因になってしまうから、これからは気を付けたい」など、前向きな意見が数多く寄せられました。コミュニケーションは言葉だけでなく、話し方や表情、声のトーンなど言葉以外の要素も重要だということを改めてかみしめていた様子でした。

【大府市立東山小】人権週間の取組「一斉道徳」

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 東山小学校では、人権週間中の12月5日に、全校一斉に道徳の授業を行いました。「思いやり・親切」「信頼・友情」「公平・公正、正義」などについて、学年ごとに考えました。
 1年生では、「二わのことり」という資料を読んで「仲よし、助け合い」について考えました。うぐいすの家に行きながら、やまがらのことを心配するみそさざいの気持ちを中心に話合いをしました。うぐいすの家を抜け出したみそさざいの気持ちを考える場面では、「ごめんね。すぐに行くからね」「やまがらさんのこと、忘れていなかったよ」「友達だから行こう」とやまがらのことを思う意見が出ました。授業の最後に、本校の卒業生が作詞、音楽の先生が作曲で作った人権の歌「smile スマイル」を聞き、友達や勇気の大切さを感じました。
 5年生では、「アンパイアの心」という資料で、「公平・公正、正義」について考えました。アンパイアとして正しい判断をする公一の気持ちを考えることで、誰に対しても公平な態度で接する大切さを考えることができました。授業の後半では、「私たちの道徳」を使って、マザー・テレサの活動や千住明のメッセージに触れ、差別について考えました。偏った見方や接し方をしている場面について、「自分だったら」と考えることで、差別で人を傷つけることがあると感じ取っていました。自己への振り返りの場面では、「相手を思いやる気持ちが大事」「いじめなどで、見て見ぬふりもしないようにする」「公平・公正の心をもつことで、差別のない世界にできるのではないか」「差別やいじめなど悪いことに対して、勇気を出していけないことだと伝えたい」と考えることができました。
 道徳の時間を通じて感じた、「友達のよさ」「相手を思いやる気持ち」「差別のない世界にしたい気持ち」「正しいことをする勇気」を大切にして、子どもたちの温かい心を育てていきたいです。

【岡崎市立南中】 南中を愛し、仲間を愛する心

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 本校では、『I LOVE 南中』を胸に様々な活動を行っています。
 本校では、文化祭を「岡南祭」と呼びます。今年度の岡南祭では、生徒会企画で『感謝の木』を作りました。南中生一人一人が、保護者の方と生徒同士、そして先生方への感謝の言葉を葉っぱにつづります。それを幹の周りに散りばめて『感謝の木』を完成させ、通路に掲示しました。自分の名前を見つけて喜ぶ生徒の姿や、保護者の方々がじっくり見つめる様子から、人と人とのつながりの大切さを再確認しました。
 12月には「いじめ撲滅集会」を行います。性格診断テストで、自分のふだんの行動を見つめ直し、相手に与える影響を考えました。「青いマフラー」という本の読み聞かせでは、友達とは何かを考えさせられました。そして最後に、保護者の方々からの「愛のメッセージ」。保護者の方からの言葉が心に響きました。「いじめをなくそう」というメッセージと共に、自分の大切にし、仲間を大切にしようというメッセージがつまった集会となりました。
 今年度は本校の70周年記念ということで、記念式典を行いました。その中で、「星の王子様」のミュージカル観劇を行いました。目の前で行われるミュージカルの迫力に圧倒されながら、『大切なものは、目に見えない』というメッセージが頭に残りました。共に過ごした時間が、その共に過ごした人を特別にし、大切なものにしていること・・・。特別なものができると、毎日が特別なものになること・・・。そして、別れがさみしくなること・・・。仲間とは何かということを考えさせられました。
 南中を愛し、仲間を愛する心を育むことで、卒業後も自分の置かれた場所を愛し、自分の周りにいる仲間を大切にし、自分自身を大切にして生きることのできる人へと成長していってほしい。そんな思いで、これからも様々な活動に取り組んでいきたいと考えています。 
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【豊田市立五ケ丘東小】自然を愛する豊かな心を養う「ヤゴ救出大作戦」

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 本校では、小さな命を大切にし、環境に関心をもつために、自然との共存を学ぶ環境学習を「ヤゴ救出大作戦」として行っている。
 昨年の秋、4年生が「カエルの学校」(NPO)の方と一緒に、学校のプールにワラや枝を浮かべてトンボや水生生物の産卵場所を作った。今年度6月、水泳の学習のために塩素消毒を行う前に、ふ化したたくさんのヤゴの命を救おうと全校児童で救出活動を行った。 子どもたちはタモを手に持ち、中にいるヤゴを手や服が汚れるのも気にせず、友達と協力して熱心に手で探した。今年は大型のヤンマ科のヤゴが多く、大きなヤゴを見つけるたびにあちこちで歓声が上がった。見つけたヤゴは学級で育てたり校庭にあるビオトープに放したりした。翌日からは毎日のように教室でトンボが羽化をし、助けたヤゴが美しいトンボへと成長する様を、子どもたちはキラキラとした目で見つめていた。
 このように、小さな命を助ける体験を通して、自然を愛する豊かな心を養っている。