【豊田市立梅坪台中】「人権を考える集い」野田武男さんをお迎えして野田武男さんは、不運な事故により身体に大きな障がいを抱えながらも、口に絵筆をくわえ、思いを込めた作品や講演を通して、多くの人々に生きる喜びや生き方を伝えています。生徒は、野田さんの話に真剣に耳を傾け、絵や絵を描く姿に感動し、野田さんとの会話をとおして自分の生き方を見つめました。 〔生徒の感想〕 野田さんのお話を聞いて、自分が今、抱えている問題や悩みがどれほどちっぽけなものだったのかを思い知らされました。今、この瞬間を生きていけること、健康な生活を送れることにありがたみを感じ、感謝しなければならないなと思いました。また、野田さんの絵を拝見させていただいて、その技術力の高さ、そして、何より多くの苦難を乗り越えてきた人の力強さが宿っていることに対し感動しました。さらに、講演後にお話をさせていただき、リーダーのあり方について教えていただきました。 人権とは、自分の身を守るだけのためのものではなく、他人を尊重し共存していくためのものだということを学びました。 <3年男子> 【江南市立門弟山小】インターネット教室を行いましたインターネット,携帯電話は私たちの日常生活やビジネスに欠かせない大変便利なコミュニケーションツールとなりました。しかしながら,インターネットがもたらす恩恵は多い反面,「ケータイ依存」「ネットいじめ」「ネット誘引」「ネット詐欺」などのトラブルも多発しています。近年,子どもたちが軽い気持ちで携帯電話やインターネットを利用し,加害者や被害者となる事案が増加していることから,子どもはもとより,保護者や教職員をはじめとする周囲の大人が,インターネットの安心・安全利用に関する正しい知識をもつことが必要となっています。6年生対象で保護者の方にも参加をお願いし,子ども,教職員,保護者が一緒になって,携帯電話を安心・安全に利用する方法について学習しました。 〜児童の感想より〜 ・気軽にインターネットを利用していたが,気を付けて使わないと怖いものだということを知った。 ・知らない間に,自分が加害者や被害者にならないよう気を付けたい。 ・悪い誘惑に負けないようにする。 〜保護者の感想より〜 ・使う時間,目的をはっきりさせて使わせたい。 ・使える機能をしっかりと把握しておきたい。 平成25年度第2回愛知県道徳教育推進会議協議 議事録日時 平成26年1月29日(水)14時〜16時 1 開会 2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課長) 3 議長・副議長あいさつ 4 議事 【報告事項】 (1) 平成25年度第1回愛知県道徳教育推進会議の協議内容について (2) 平成25年度愛知県道徳教育推進会議等の進捗状況について (3) 平成25年度研究推進校からの報告について 【協議事項】 (1) 本年度の研究を通して、思いやりの心を育むために大切なことは何か ・ 心の成長にとって、生活体験は大切だと思う。視察校の道徳の授業では、先生方が生徒の発達段階に応じて資料を選択され、生徒が自分のこととして深く考えていた。道徳の時間において資料は大切だと思った。 ・ 子どもが資料の世界に入り込めないということはあるのか。 ・ 道徳の時間に使われる読み物資料は現実に即した、子どもがイメージしやすい内容になっている。しかし、子どもたちはファンタジーなど頭の中で世界を作り上げることは苦手なように感じる。 ・ 生徒に分からせようとするよりも、自分で考えさせ、そこからどう伸ばしていくかを考えるようになった。一つの題材をきっかけに、様々な角度から物事を考えられるようになるといい。 ・ 読み物資料の主人公になって考えるのは有効だと思った。さらに体験的な活動も必要である。全職員が、意図的に日常生活や体験活動の中で思いやりの心を育てようという意識をもつことで効果が期待できる。各行事で思いやりの心(または様々な道徳的価値)を育む仕掛けを入れることも有効だと思う。 ・ 視察校では立派だと思うことが多いが、日常生活での実践となると少し違う。「お金を借りる、家を借りる、車を借りるよりも、隣で醤油を借りるほうが難しい。」というCMがある。見事な表現だと思う。かつては逆だった。その意味していることを子どもたちの体験にのせることが課題である。本市のある中学校では、お年寄りに届け物をする際に中学生にさせ、必ず家の中にあがらせてもらいなさいという指導をしている。学校は生徒からの報告を聞いてフォローをしている。その取組を応援したい。行政の立場で、そんな体験が必要かなと思う。 ・ 道徳の授業と地域での活動などの体験がつながっていることを意識して進めていくことも大切だ。そういうことができる先生を育てていくことも大事である。 ・ 全学級で道徳の時間を公開した。保護者の方に中学校での道徳の授業について御理解いただけた。また、授業で話し合ったテーマについて家庭でも話し合ったという報告があった。親子の会話のきっかけになった。 ・ 自分の子どもの学級で、合唱コンクールの指揮者が優勝できなかったことを泣きながら謝った。そういうことをできるって素晴らしいと思う。子どもから聞きながら、道徳性が育っているなと感じている。友達とのかかわりで傷つくのを避ける子どもが多いが道徳の授業を参観し、本音で話すことは大切だと思った。 ・ 道徳の授業と実践する力とのリンクについて考えた。実践して良かったと思わせることが大切だと思う。 例えば、悪い例として、心温まる行為をした児童を朝会で発表するようにすると、みんなから拍手をもらうために児童は「いい子ぶりっ子」をする。 良い例として、高学年の子が、低学年の子の失敗をカバーしていた。それを見た先生が担任に伝え、担任が該当児童をほめた。ほめられた子どもは良かったと思う。 国語の教材「雨の日の散歩」で、実際に雨の日にみんなで出かけたら、普段気づかないことに気づいた。こういうことを感じさせたいという思いで、行事を工夫すると子どもの感じ方が変わってくると思う。 ・ 社会の中での道徳性は、個人の中で育つわけではなく、他者とのかかわりの中で育つ。学校はそういったことを経験する場でもある。 ・ 学級で隣の子に「消しゴムかして」「分からないから教えて」といえるのか。学級には認め合いなど価値のある体験が多い。本校では、「ありがとうカード」をやっている。児童のBOXに「ありがとうカード」を入れる。「思いやり算」の取組のなかで、広がりつつある。子どもたちは価値のある行動をしており、他者から「嬉しかった」「ありがとう」を伝えられるとその価値に気づく。個人の体験に意味づけをしてあげることになる。道徳の授業と体験とのリンクになる。 * 思いやり算 +・・たすけ合う −・・ひきうける ×・・声をかける ÷・・いたわる、わけあう ・ 秋田県で、かつて道徳教育を推進したことが土台となり児童生徒の学力が向上したという報道があった。刈谷市に「ノーチャイム」の学校がある。ノーチャイムでの生活は、皆が協力しないと成り立たない。思いやりの心の育成につながる実践だと思う。富山県の某中学校ではテストを監督なしで行っている。問題が生じたときは全校生徒・職員に伝えて、解決方法を考える。形がないがゆえに自分を律し、周囲への気配りが必要な状況の中で、道徳性が育つかなと思う。 ・ 自分たちの活動にすること。自分たちのところに持っていけるような活動が道徳性の向上につながる。 ・ 心が変われば、行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。生活の中に自分たちで考えて、解決していくという経験を仕組んだり、日常的にさせていくことは大事なことだと思う。 ・ 道徳教育というのは、人の生き様、考え方、あり方を考え、学び、導き教えることである。子どもと先生がつくり上げるというのが道徳の授業である。武豊町では全学校で「返事」「あいさつ」「はきもの揃え」「残食0」に取り組んでおり、これらは人づくりの原点だと考える。思いやりの心はこの4点で代弁できる。実践の場を提供していかないと子どもも学校も変わらないと思う。本町にもやんちゃな子どもはいるが、人として友達とのかかわりを大切にしていこうという心は育っている。学校生活の場で道徳の授業と実践をリンクする、先生も子どももそれを意識するそんなフレーズがあったら、学校も変わっていくのではないかと思う。 ・ イメージがなければできない。そのイメージが現実と乖離していると効果がない。一歩踏み出そうとしても、何をしていいかわからない。そのためにはトレーニングが必要である。踏み出したところで周囲に否定されると育たないので、受け入れられる環境が必要である。イメージ、トレーニング、環境、どれが欠けてもうまくいかない。すべてを底上げするのも難しいから、学校の状況に応じて手の付くところから取り組むといい。 ・ 道徳の授業は週1時間であるが、日常の中で道徳の授業で学んだことがつながっているという見通しを先生がもっていることが必要だと思う。 子どもたちは学級で過ごす時間が一番長い。思いやりがないと学校も、学級も上手くいかない。みんなと一緒に問題を考え、生活の核になるのが道徳の授業である。 (2) その他 なし 5 閉会 【蟹江町立新蟹江小】体験型情報モラル教育の推進総合的な学習の時間でライブラリーの視聴覚教材を利用した授業を行ったのちに、パソコンソフトのチェックシートで確認することで、知識の定着をはかっている。 また、通常の授業のみならず、KDDI株式会社の「KDDIケータイ教室」や日本電気株式会社(NEC)の「NECネット安全教室」など、体験型の授業を取り入れている。 10月に行った「KDDIケータイ教室」では、個人情報の重要性とネット上に個人情報を掲載することの怖さ、メールやコミュニティサイトに潜む落とし穴やネットいじめについて学んだ。 1月に行った「NECネット安全教室」では、すごろく型ゲームの『セキュろく』を使って、プライバシーやインターネットセキュリティについて学んだ。また、疑似ウイルスや疑似架空請求サイトを使うことで、インターネット上にはどのような危険が潜んでいるのかを実際に見て、その対策を学んだ。 今後も体験型の授業を通した教育を取り入れていきたい。 【豊田市立挙母小】床磨きは,心磨き! 「ボランテイア清掃の取り組みから」特に本校のトイレは,トイレ用スリッパを使用せず,上履きのまま使用しています。美しいトイレは,美しい床から,裸足でも入れるトイレをモットーに床磨きに力を入れています。白い床は,シューズをこすった後や足跡がつきやすく,汚れがつくとなかなかとれません。何度も力を入れてこすって床を磨きながら,自然と心も磨かれていきます。 ボランティア清掃を行っている児童の感想 ぼくは5年生になって,来校者があるときや授業参観のある日にはボランティア清掃を行っています。正直言うと,何で高学年がそうじをしなければならないのだろうと思っていました。でも,やってみると心が気持ちよくなって,すがすがしくなりました。また,先生や友達が「ありがとう。きれいになったね。」と言ってくれてとてもうれしかったです。これからは,自分からすすんでそうじをしていきたいと思います。 5年 S.A 【刈谷市立かりがね小】携帯安全教室携帯電話会社のWebサイトにある教材をダウンロードして、携帯電話の基本から書き込みまでをスライドで見せた。公共の場でのルールやマナー、インターネット上の掲示板での誹謗中傷や個人情報の取り扱いなどについて学習した後、PCソフトを利用して、子どもたち全員にチャットの疑似体験をさせた。 まずは、「中学校に入ってやってみたい部活動」「おすすめの食べ物」「自分の夢」の3つのチャットルームをつくった。自分の名前ではなく、ハンドルネームをつくることで、子どもたちのテンションは一気に上がった。子どもたちが好きなチャットルームに入り、会話を楽しんでいたとき、「あらし機能」を有効にした。コンピュータが子どもたちの会話に勝手に入り、会話と違う言葉や単語を書き込んで混乱させると、子どもたちは「なに、これ」「誰かが勝手に書き込んでくる」と怒り出した。 そこで、チャットルームを終え、子どもたちに感想を聞くと、何人もの子どもたちが「嫌な気分になった」と言っていた。実際にチャットの体験をさせることで、自分が書かれて嫌なことは絶対に書き込んではいけないと感じ取らせることができた。 【津島市立東小】メールをはじめとする情報モラル学習携帯電話は、メールをはじめとしていろいろな連絡が手軽にでき、日々の生活の中でとても役に立っています。しかし、その反面、友だちとのメールのやりとりで問題が生じたり、トラブルに巻き込まれたりはしないだろうか、という心配もされます。ただ、これからの情報社会において、携帯電話は、たいへん便利なツールとしてますます活用されるだろうと考えらます。 そこで、6年生児童は、携帯電話の利用の仕方についての学習をしました。ポイントとしては、次の5点です。 1 実名をあげて悪口を書き込んだり、メールを送ったりしないこと 2 メールの内容だけだと、相手に誤解されてしまうこともあること 3 いったん書き込んだり、送信したりした内容は記録に残り、いざ、消去しようとし ても完全に消去することはとても難しいこと 4 「ネットいじめ」になるようなメールや書き込みを絶対にしないこと 5 電話番号やメールアドレスなど、個人情報を簡単に他人に教えないこと 児童たちの中には、頻繁にメールを利用している子もおり、「使い方に気をつけたい」「本当に大事なことは、直接話すようにしたい」「軽い気持ちで悪口を書き込むことは絶対にやらないようにする」「個人情報をむやみに他人に教えないようにする」というような意見が出されました。 今後、児童たちだけでなく、保護者向けにも情報モラル教育の実施をしていくことが必要であると考えています。 【弥富市立弥生小】 携帯電話やインターネットは危険がいっぱいNTTドコモさんから講師を招き、専門的な立場から携帯電話の使い方についてお話をしていただきました。 「自分の携帯電話を持っている人?」「携帯電話でできることは?」という問いかけから、「携帯電話のマナーやルール、危険性」について熱心に説明していただきました。ネット、ゲームに音楽、メールに画像と便利なツールであることは誰もが知っていましたが、その落とし穴についてはそれほど理解していないようでした。便利さの中にも、危険が潜んでいることをしっかりわかった上で、扱うことが大切であることを学びました。 その後の教室で、子どもたちは、「携帯電話を早くもちたいけど、注意しなければならないこともたくさんあることがわかってよかった」「危険なこと、気をつけないといけないことを、家族でも伝え合いたい」と、感想を発表し合いました。 「小学生なので携帯電話はまだ早い」という家庭が多いようですが、やがてはほとんどの子どもたちが携帯電話を持つことになります。正しい知識を身につけるのに早すぎるということはないと考え、高学年のうちから情報モラルをしっかりと学ぶ機会を今後も続けていきます。 【瀬戸市立萩山小】人とふれあい,心をはぐくむ中でも,異学年・地域交流として行っている「萩山ラリー」は本校の大きな行事の一つとなっています。思いやりや協力の心を育て,地域について考える機会とすることを目的に,1年生から6年生まで異学年で班を編成し,校区を回ります。多くのチェックポイントでクイズに答えたり,地域の方にインタビューをしたりしながらウォークラリーを行います。その後,1年生の思い出の絵から6年生の将来の町づくりまで,学年ごとに課題が設定されたレポートを班ごとに作成します。後日,ウォークラリーやレポートを採点し表彰が行われます。 参加した児童からは以下の感想が聞かれました。 「みんなでクイズにこたえるのがたのしかった(2年)」 「高学年のおにいさんがヒントを出してくれたのでうれしかった(3年)」 「お世話になっている人が多くいてみんなやさしかった(4年)」 「萩山台には多くのボランティアの方がいて,私たちを見守ってくださっていることがわかりました(5年)」 「ゴミが落ちていたので,捨てないようにしてきれいな町にしたいと思いました(6年)」 この行事は10年以上前から行われており,すっかり学校や地域に定着したものとなりました。毎年工夫が加えられ,ねらいである思いやりや協力の心をはぐくむことにつながっていると実感できます。また,地域の一員としての自覚も高まっています。 今後も,多くの人とのかかわりを通して,豊かな心を持った児童の育成に努めていきたいと思います。 【豊田市立寿恵野小】 「このアプリでいいよね」本校も、インターネットを活用した調べ学習等で授業に取り入れられ、子どもたちにとって身近なものになっている。また、高学年になると多くの子が、何らかの形でメールを打った経験をもっている。媒体は、パソコン、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機等様々である。自分用のものを持っている子もいるし、家族のものを使う子もいる。便利だが、思わぬトラブルも起きることの恐ろしさを、十分に子どもたちに知らせる必要を私たち教師は強く感じている。 そこで、情報モラル教育に毎年取り組んでいる。昨年は、愛知県警本部安全部の講師を招き、「サイバー犯罪防止教室」を開いた。インターネットや携帯メールの危険性について、具体的な事例をもとに子どもたちにも分かりやすく説明していただいた。 今年は、「このアプリでいいよね」という題目で、スマートフォンのよりよい使い方について学習した。保護者にも、スマートフォンを使う具体的な場面で、子ども達がどんな反応をし、どう考えていくかを見ていただくことで、アプリやインストール等の知識と適切な使い方への意識をもっていただけるよう、授業参観日に合わせて行った。資料は、「事例で学ぶ Netモラル」というサイトから取り出して使用した。 授業後の感想には、次のようなことが書かれていた。子どもたちが、スマートフォンの適切な使い方を知るよい機会になった。 <「アプリを入れたり利用したりするときに気をつけることを書きましょう」授業感想> ○ 何でもインストールすると危ないから、親と一緒にアプリをインストールして、安全に使用できるようにしてもらう。 ○ お金のことや分からないことがあったら、遠慮せずに大人に聞いて確認してもらう。 ○ 友達に勧められても、すぐにはやらないで、うちの人と一緒にやる。 ○ 黒とか赤などが多いサイト(怪しそうなサイト)には手を出さない。 ○ フィルタリングなどブロック機能があるアプリを入れて、ブロックする。 ○ 無料だからといって、どんどんアプリをインストールしないようにしたい。 ○ 自分に必要かどうかを考える。スマホを買ったら、真剣に考えようと思う。 【豊橋市立二川南小】みんなで『いのち』を考えるそれぞれの学級で,赤ちゃんを囲んだ家族のみんながどんなことを思ったのかを考えました。そして,『いのち』がつながっていることのすばらしさや,みんな大切な『いのち』であることを確かめ合いました。 子どもたちの感想にはこんなものがありました。 1年生… いのちを たいせつに しなきゃ いけないって わかった。 おかあさん ありがとう!みんなから いのちを もらっていたんだ。 2年生… いのちと いうのは とても かんたんじゃ ないんだと おもいました。 それと いのちを たいせつに しないと いけないと おもいました。 3年生… 今日は,いのちのことを学びました。いのちはとても大切だと思いました。私は早生まれで,たんじょう日はまだまだだけど,ケーキやプレゼントをもらう日だと思っていたけど,これからはまたちがった楽しみができそうです。先祖がいたから自分がいるということも心に入れておきたいです。 4年生… 命のバトンはみんなががんばって生きていてくれたから,今ぼくは生きているんだなあと知って,ぼくはがんばって生きなきゃと思いました。おもしろそうでも危険な遊びはやめないといけないなあと思いました。 5年生… みんな知らず知らずに「いのちのバトン」お母さんお父さんの気持ちを受けついでいることに今回の授業で気づけました。これからも,みんなの気持ちを受けつぎたいです。 6年生… 私たちは,昔の昔の先祖から受け継がれ,今,私は命を大切にしないといけないとわかりました。みんなの支えで生きていることもわかりました。命はすごく大切で,みんなのおかげで私は生きていると感じました。私は胸を張ってお母さんやお父さんに命をくれたことを感謝します。 【豊田市立足助小】ふるさと「足助」を愛する心を育てよう道ばたに落ちているたばこの吸い殻を拾う子、川近くまで降りていって、ペットボトルや空き缶を拾う子、少しだけ地上に見えている金属ごみを掘り出してまで拾っている子…。今年は、10月の台風26号の影響で、足助川の水位が上昇し、上流より流されてきたごみも多く見られました。2時間ほどの活動でしたが、ゴミ袋10袋分ほどになりました。 これからも、道徳での学習だけでなく、こうしたボランティア活動、総合的な学習、各教科での学習など様々な教育活動の中で、ふるさと「足助」を愛する心の育成を図っていきたいと考えています。 【豊田市立下山中】携帯電話の功罪について学ぶ警察署から講師をお迎えし、携帯電話を使用する際、気をつけることについて具体的な事例をもとにお話ししていただきました。 個人情報をどのように守っていくのか、犯罪に巻き込まれないようにするにはどうしたらよいのかなど、パワーポイントの画面でわかりやすく説明していただきました。 生徒は「自分の個人情報は、もちろんのこと、友だちの情報もうっかりながしてしまうことのないように、注意しなければいけない。」という感想をもちました。 保護者も参加したことで、家族で携帯について話し合うきっかけになりました。 【豊田市立四郷小】「情報モラルの授業:インターネットの使い方を考えよう」よりこのような実態を受け、年間計画に基づいて行われるICT支援員の先生との授業の他に、高学年を対象に情報モラルの授業を行いました。授業では、児童の「インターネットに関わる時間」のアンケート結果から、学級の中でも1日3時間以上使う人が少なくないことを話しました。また、現在問題となっている「ネット依存」や「LINEいじめ」などの新聞記事を例に挙げて、インターネットに関わるトラブルは決して自分たちと無関係なことではないということを伝えました。そして、そのような問題から自分を守るためには、どんなことに気をつけなくてはいけないか話し合いました。 児童からは、「時間を決めてやる」「家の人の前で使うようにする。」「相手の嫌に感じることは送らない」などの意見が出てきました。授業後の児童の感想には、「ネット依存やLINEの問題を知って怖くなった」「これからは時間を決めてやるようにしたい」など、便利なインターネットの裏側に潜む危険を知り、自分たちのインターネットの使い方を見直そうとする気持ちを高めることができました。 この授業は、1月の土曜日、学校参観の日に行いました。保護者にアンケートを依頼し、結果を要項にして渡したところ、それを元に情報交換をする姿も見られました。これからは、低学年への指導と家庭との協力を視野に入れて、情報モラル教育の充実を図っていきたいと思います。 平成25年度みよし市教育委員会の取組「心に響く講話」
みよし市では、毎年、新年の初めに、市内小中学校の全教職員が集い「心に響く講話」を聴き、気持ちを新たにします。本年は、次のような新年教育研究大会を開催しました。
今年の講師は、FMいわきのパーソナリティー、ベティ氏です。みよし市から復興支援事業の一環でいわき市に出向している横田氏を通していわき市で活躍されているベティ氏を紹介していただきました。ベティ氏は、いわき市でお生まれになり、東日本大震災を体験し、震災直後から24時間生放送という災害放送を経験されました。現在も、いわき市や東北地方を拠点に精力的に活動されています。震災から3年近く経過した今、震災について私たちが考え、自分たちの生き方を振り返ることは大切なことであると考えます。 今回は、「福島の現状と放送が出来ること」という演題で講演を聴きました。 講演では、東日本大震災の悲惨な様子が伝わる数々の写真をもとに、被災した人々の心の声をべティ氏に代弁していただきました。 「津波の水が引かないまま、火災になってしまったので、実は消防車が一台も入れませんでした。丘の上で自分の家が燃えていくのをずっと見なければいけなかったという状態だったのですけれども、とてもすごい火災でした。見てなければならなかった住民のみなさんの気持ちを考えると・・・・。もうにおいが今でも忘れられないのですが、火災のにおいだけではない、いろんなにおいが入り混じっている感じで、もう忘れられないですね。ただここに、ボランティアのみなさんにお越しいただいて、ちょっと黒くなってしまった家に、きれいにお花を咲かせましょうということで、絵をかいてくださり、取り壊しの前に、そうですね、人間でいうと死に化粧みたいなものでしょうかね、家にすごくきれいに花の絵をかいてくださった方がいらっしゃって、それはそれは、地域住民の方も喜んでいただいて、今でも実はその活動は続いていて、取り壊しの前にお花の絵をかきましょうというプロジェクトがあるのです。」 まだまだ苦しい現状と日々向き合っていらっしゃるベティ氏の生の声は、心にグッとくるものがありました。福島の方々が、様々な思いを抱えて今もなお大変な思いをされていること、そのような中でも前向きにがんばっていることが伝わってきました。また震災後に、被災者の方が同じ被災者の方を助けるといった話を伺い、自分のことばかりでなく相手のことを思いやるいわき市の人々の姿が目に浮かびました。 <参加者の感想> ・子ども達にも、今回聞いた生の声を、より具体的に、思いを精一杯分かりやすく伝えることが、「子どもたち自身が命を守ることにつながる」と信じて、伝えたいと思います。 ・「今の自分にできることを一生懸命行う」ことの素晴らしさを学ばせてもらいました。 ・「正しい情報をいかに分かりやすく伝えるか、また、受け手の考え方が違えば、伝わり方も変わる・・・」ということを知った上で、公正に伝えることを、ベティさんは自覚されていたことに感動しました。 ・「言葉の重み」について、職業柄、共感し合える内容でした。 ・自分の中で、復興支援が頭の隅に追いやられていることを実感し、悲しくなりました。「伝えていくこと、忘れないこと、やれることを出来るだけやる」新年、改めて考えていきたいことができました。 講師のベティ氏やいわき市の方から様々な面で学ぶことがあり、とても貴重な時間をすごすことができました。「いわきで ひとつに」「前を向いて 少しずつ」「今できることを 精一杯」というベティ氏やいわき市の人々の合言葉を、私たちもしっかりと受け止めていこうと痛感しました。 【春日井市立岩成台中】言葉の持つ力を学びました事前に「コミュニケーションとストレスについて」のアンケートを実施し、その集計結果をもとに保健委員会が中心になって 1 挨拶で満たされた学級にしよう。 2 友達が元気になる言葉を使おう。「ありがとう」「ごめんね」「すごいね」 3 相手の話は心で聞こう。相手の目を見て、相づちをし、丁寧に最後まで聞こう。 4 自分も相手も大切にした話し方を心がけよう。 の4点を全校に向けて発信しました。 学習会当日は、ゲームや保健委員による寸劇で、自分の思いを相手に正確に伝えることの難しさや言葉のかけ方で相手に伝わる気持ちがずいぶん違うことなどを学びました。その中の「一方通行ゲーム」の内容と結果を紹介ししたいと思います。 「真ん中に大きな○を描いてください。上下に△を3つ描いてください。横線を引いてください」という指示を聞いて各自で紙に指示通りの図を描きます。その結果は右の写真の通りです。以下はみんなが描いたものを見た後の感想です。 ・ みんな同じ言葉を聞いて描いたのに、描いた絵はみな違っていた。特にメールなどでは、相手の表情も見えないのでこのように受け止め方が違ってしまい、思いがうまく伝 わらないこともあるのだと思った。 ・ みんないろいろな考えを持っていると感じた。人の言葉を受け止める心も様々で、人の噂話とかも途中で内容が違って伝わることもあるから似てるなあと思った。 ・ 自分が思っていることをきちんと伝えたつもりでも、相手には自分の思いがきちんと伝わっていないかもしれないということを、このゲームを通して学んだ。 ・ コミュニケーションはとても複雑で大変なんだと思った。人との関わりについて考え直す機会になった。 【豊田市立滝脇小】インターネットの危険性について考える3・4年生になり、インターネットを使った調べ学習を行うことが増えてきた。また、家のパソコンを使ってインターネットにあるゲームをしている児童もいた。そこで、児童にアンケートとると、インターネットを使う楽しさを感じている一方、その危険性についてはよく理解していない実態があった。 ○ねらい インターネットの便利さと危険性について学び、安全に利用するために気をつけることを考える。 ○授業の様子 インターネットを使ってできることを聞くと、情報を集めたり、画像や動画を見たりすることができるという意見が出た。また、ネット上にあるゲームで知らない人と対戦できてすごいという意見もあった。 そこで、インターネット上にあるゲームをしている中で、ファイルをダウンロードして、ウイルスにかかってしまうという体験学習をおこなった。児童は、ゲームに夢中になり、どんどん次のステージに進んで行く。そして、多くの児童が深く考えずダウンロードしてしまい、ウイルスにかかってしまった。 この体験からインターネットの上手な使い方について、みんなで考えた。すると「不用意にダウンロードをしない」「迷ったら、家の人に聞く」「インターネットは、家のルールに従ってやる」などの意見が出た。便利なことだけでなく、危険性もあることを確認して授業を終えた。 ○児童の感想 ・インターネットでは、いろいろなことが起きるので、家の人と一緒に使うようにしたい。 ・インターネットは、楽しいこともあるけど、ウイルスや詐欺みたいな危ないこともあるということを学びました。 【常滑市立鬼崎中】「心の栄養剤」(心が育ついい話)本校には、「春潮」という便りがあります。これは学校生活を送っている中で、校長が自ら思ったことや感じたことなどを話題に便りを作り、生徒や保護者、地域の方に知らせているものです。部活動や勉強をがんばっている生徒への激励の言葉、あるいは通学時のマナーが悪いときには、交通ルールやマナーについて、学校祭や合唱コンクールの学校行事が終わった後の感想等様々なことを記事にしています。また、裏面には「心の栄養剤」(心が育ついい話)と題して、本や新聞記事などを基にした、心に訴えかける話が載っています。 教室では、「心の栄養剤」(心が育ついい話)を利用し、朝や帰りのSTで道徳の時間を作り出せます。便りを配るときに読み上げ、自分ならどう行動するか、どう発言するかなどを考えさせ、自己を見つめ直す機会にしています。心温まる話を読んで、穏やかな気持ちになることができます。また、家庭で話題にさせることで、家庭での会話を増やし、家庭でも心を育てることができます。 最後に保護者の感想を紹介します。 【保護者の感想】 「心の栄養剤」をいつも読ませてもらっています。頻回なので感謝しております。子どもたちの心にも話の内容と、先生方の気持ちが届いていると信じています。親も勉強になります。 【豊橋市立松葉小】ネットいじめはやめようなるべく早い時期に、正しい利用の仕方を学んでいく必要があると考え、「事例で学ぶNetモラル」を使い、5年生で「ネットいじめは絶対やめよう」の授業を行った。ネット上で実名をあげて相手の悪口を書き込んだりメールを送ったりする行為は、「ネットいじめ」になり絶対許される行為ではないということを、事例映像を見ながら考え話し合った。 「関係ない人が面白半分で、勝手なことを掲示板に書き込むことは絶対してはいけないと思った」「なおしてほしいことがあったら、相手の顔をみて直接言葉で伝えるようにしたい」など、子どもたちから考えが出された。 来年度は、通信会社の方を講師としてお招きするなど、より具体的に情報モラルについてお話ししていただく機会を設けたいと考えている。また、子どもたちだけでなく保護者の方を対象にモラル教育を実施していくことも必要であると感じている。 【弥富市立十四山中】情報モラル教育6月の保護者学級では、各学級で情報モラルに関する道徳の授業を公開し、保護者の方と一緒に、携帯電話やスマートフォン、インターネットなどから発生するトラブルについて考えていく場を設けました。 また、長期休業を控えた7月と12月には、蟹江警察署少年課の方をお招きしてこれらの情報機器にかかわるトラブルや犯罪の防止についてお話を聞きました。 携帯電話やスマートフォンは多くの機能をもち、とての便利な道具です。本校においても多くの生徒が所持しており、メールやコミュニティサイト等を利用していることがアンケートの結果からわかりました。しかし、その一方で様々なトラブルが発生していることも事実です。 蟹江署の方からは具体的な例として、掲示板やコミュニティサイトで知り合う相手はどこに住んでいて、どのような職業についているかわからないということ、何気なく相手の悪口や根拠のない噂話などを書き込んだり、画像を送るように要求したりすることは名誉毀損や強要罪などの犯罪につながるということを学びました。 そして、情報ツールの利点を正しく理解して思いやりの気持ちをもち、自分がされていやなことはしないという心構えが大切であることを強調されました。 今後ますます情報化社会が進展すると予想されますが、その中で健全な人間関係を育成していけるようにしたいと思います。 |