【江南市立布袋小】情報モラル教育(5・6年生)

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 6年生での携帯電話所持についての事前調査では,携帯電話を自分専用でもっている児童が27%,親と共有で使っている児童が15%で、こちらが予想した以上の数の児童が携帯電話を利用していることがわかりました。そこで,6月5日(火)江南市立布袋小学校では,総務省の総合通信局の方に講師に来ていただき,「eーネット安心講座」を受講しました。
 インターネットには,1 世界中から情報が入手できる 2 世界中の人とコミュニケーションがとれる 3 いろいろなコンテンツを楽しめる 4 ショッピングやオークションができる等の便利な使い方があることを教えていただきました。
 講座を受けた子どもの感想では「もうすぐ携帯電話を買ってもらう予定だったので,特に心に残ったのが『インターネットで広がる世界』です。これを聞いてインターネットの長所,短所を知ることができました。」と述べており,講座を受講して,自分自身が被害者にも加害者にもならないように一人一人がルールをしっかり守って利用していかなくてはならないことを学ぶことがでたことと思います。

【安城市立安城南部小】あいさつロード

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 安城南部小学校は、教育目標「強い体と健全な心をもち、力いっぱい生活する南小っ子」の育成を目指して、「豊かな心をはぐくみ、よりよい人間関係の充実を図る道徳教育」を第一の重点目標とし、道徳の授業を要として、各教科、特別活動、日常生活において、コミュニケーション能力を高める場を設定することを心がけています。
 その一例として、コミュニケーションを図る第一歩である、「あいさつロード」への取組について紹介します。
 児童会の生活委員会では、「あいさつロード」を行っています。4月に、「安城南部小学校の良いところ、良くしたいところ」について話し合いを行い、「あいさつのあふれる学校にしたい」という生活委員会の目標が決まりました。そこで、毎週金曜日、校門と昇降口に立ち、登校してくる子にあいさつをするボランティアを昼の放送で呼びかけ、募集しています。はじめはなかなか集まらなかったボランティアも、放送による生活委員の呼びかけで、「ロード」になるほどの人数が集まるようになりました。また、校内にあいさつをよびかけるポスターを掲示したり、「あいさつ運動」のタスキをつけて、生活委員が、教室にあいさつをして回ったりしています。はじめは恥ずかしそうにしていた生活委員も、自信をもって活動に取り組めるようになってきました。
 この活動を通して、校内にあいさつの声があふれるようになってきています。「あいさつあふれる南部小」とどの子どもも胸をはって言えるように、「あいさつロード」をより、盛り上げていきたいと思います。そして、あいさつを通して、友達とのつながりを深めていくことができる学校づくりを進めていきたいと思っています。

【春日井市立松原小】情報の信頼性について考えよう

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 事前調査から、本校の5年生児童の多くがインターネットの情報を利用していることがわかった。その一方で、インターネットの情報を何の疑いもなく、すべて正しいと思っている児童がいることもわかった。
 そこで、「情報の信頼性について考えよう」をテーマに、授業に取り組み、信頼できる情報を得るためにはどうしたらよいか考えさせた。
 授業では、インターネットを使って検索する便利さを改めて学んだ後、「発信者がある情報と発信者がない情報」さらに、「発信元の違う2つの情報」を提示し、どちらがより信頼性があるかを考えさせた。これらのことから児童は、インターネットから得られる情報には正しいものや間違ったものが含まれていることを知り、信頼性のある情報を得るために、発信元を確認することの大切さなどに気づいた。また、不確かな情報に出合った際には、新聞やテレビなど他のメディアの情報と比較することで情報の信頼性を確認することが大事であることを学んだ。
 今後も道徳や総合的な学習の時間を活用し、情報社会でのルールやマナーについて計画的に学習していく予定である。

【愛西市立佐織中】いただきます

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 本校は、全校生徒と全職員が一堂に会して食べることのできるランチルームにおいて、平成18年度からカフェテリア方式の給食を実施している。自校調理で出来たての料理は調理員によって取り分けられ、生徒はそれをトレイに取って席に着く。広く清潔なランチルームで、温かいものを温かく、冷たいものを冷たくいただくことができ、生徒たちにとっては、まさに至れり尽くせりの環境が整っていると言える。
 しかし、こうした豊かな環境や献立を前にすると、生徒の「心」の貧しさが目に付いてきた。現代の食料事情と豊か過ぎる食環境は、「食べたいものを食べたいだけ食べるのが当たり前」「食べたくないものは食べない」という自分本位な考え方となって、生徒の給食の様子にも反映されているように思われた。
 このような実情をみると、「食」に対する意識の荒み様は、まさにその人の「心」の荒みにも通ずるものがあるように思われた。人が生きるということと「食」との関わりを知り、「食」の大切さを学ぶことを通して、食べ物を大切にする心、食べられることに感謝できる心、自分の「生」も他の「生」も大切にできる心を育むことが必要であると考えた。 
 そこで、平成19年度には、「思いやりと感謝の心をはぐくむ食の指導」を主題として、研究に取り組んだ。その後も、学級指導や給食指導、保健指導、各教科、道徳、総合的な学習の時間においてのみならず、家庭や地域とも連携も図り、全校体制で実践と研究を進めた。その結果、生徒たちの中には、「食」と「心」との関わりが少しずつ意識づけられてきた。
 そして今年度、 取組が形骸化してきているところを見直し、再び食育の研究に取り組むこととなった。次の実践は、4月の学校公開で食育と関連させた道徳の授業である。

 1 主 題  「いただきます」
 2 本時の指導
 (1)目 標
    ・食事に対する考え方や自分の行動をふり返ることができる。
    ・食事に関わるあらゆるもの、人に感謝の気持ちをもつことができる。
 (2)指導過程
    1 「いただきます」の意味を考える。
     ・命あるものをいただくという意味
     ・感謝の気持ちを表す(作ってくれた人、食材)
    2 食事に対する自分や周りの人の行動をふり返る。
     ・一人分をしっかり食べている
     ・好き嫌いがある
     ・量が多くて残す
    3 食事の改善のための、自分や周囲へのメッセージを詩に表す。
     (1)テーマを決める
     (2)詩を書く(下書き)
     (3)清書をする(絵も入れる)
    4 詩を発表する。
    5 感想を書く。
 * 資 料 *
  「いただきます」

    さかな
     ぼくの肉を命を
           みんなにあげる
    やさい
     私が地球から吸い上げた
       エネルギーを栄養を
           みんなにあげる
    私たちは
      感謝の気持ちを送ります

        いただきます

        ごちそうさま

【稲沢市立下津小】あいさつで 心つながる 下津っ子

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 下津小学校は、昨年開校40年を迎えました。緑多いのどかな学校ですが、JR稲沢駅周辺の宅地化や、それに伴う新しい道路の開通、新店舗の増加などでどんどん発展しています。
 本校の、「あいさつ」「元気に遊ぶこと」「地域の方とのふれあい」について紹介します。 あいさつはコミュニケーションの入り口です。あいさつを通して、なかよく元気な学校をめざしています。朝は、生活委員会の児童によるあいさつ運動から始まります。校門に委員会の児童が立ち並び、全校児童を迎えます。委員のあいさつに対して、大きな声であいさつする子、ちょっと照れながらあいさつする子、笑顔で返す子などなど・・・。気持ちの良い1日が始まります。
 休み時間には、子どもたちは運動場で元気よく遊びます。所狭しとボールを追いかけ、汗だくになりながら友達と楽しんでいます。なかには、異学年の児童で遊ぶ様子も見られます。「健全な精神は健康な肉体に宿る」と言われるように、元気に遊ぶ子どもたちの心は、その笑顔に表れています。子どもの笑顔って、本当にいいものです。
 地域の方とのふれあいは、学年で計画したり、学校行事の中に組み込んだりするなど、多くの機会で行っています。その中の「お年寄りとのふれあい給食」を紹介します。1・2・3年生と、地域のお年寄りとの交流会です。校区にお住まいのお年寄りと一緒に給食を食べ、親交を深めたところで昔の遊びを教えてもらいます。竹とんぼ、こま、お手玉、おはじき、メンコなどで楽しく遊びます。こまひもの巻き方や、投げ方を教えてもらう子、お年寄りと竹とんぼで飛行時間を競争する子、お手玉がうまくできずに手取り足取り教えてもらう子など、とてもほのぼのとした時間です。
 下津小学校は、今日も子どもたちの元気なあいさつで始まります。

【豊川市立御津南部小】マナーやルール、言葉の使い方などについて学習しました。

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 インターネットやゲーム、携帯電話などを使うときのマナーやルール、チェーンメールやチャットなどの様々な問題に対する知識を学ぶ必要があると考え、ネット上でのマナーやルール、言葉の使い方などについて学習した。
 本校1年生で、その前段階として、それらに共通するマナーやルール、言葉の使い方について学習した。事前調査の中で、今まで電車や公園、映画館の中などでゲームをしたり、家で夜遅くまでゲームをして遊んだりするなど、場所や時間を考えずにやっていたり、また保護者の携帯電話でゲームやユーチューブを見たりする子が数人いることが分かった。
 実践内容としては、絵カードや資料「どうしてもやめられない」をもとにマナーやルールについて考える道徳の授業や、ふわふわ言葉・ちくちく言葉について考えたり、資料「傷ついた心」をもとに言葉の使い方について考えたりする道徳の授業を行った。
 こうした授業を通して、「ゲームをやる時間を決めた。」「休みの日にゲームをやる。」など、学んだことを生かして実行する様子が子どもたちとの会話で分かった。また、「それちくちく言葉だよ。」と周りの子が教える姿も見られた。
 今後もそのような姿が増えることを願い、実践をしていきたい。また、毎年6年生では、出前授業で、携帯電話の使い方についてのマナーやルールの問題点について学習している。
 今回の実践を通して、各学年を通して継続的にインターネットやゲーム、携帯電話のマナーやルールの問題点について取り上げ、情報モラルについて学習していく必要があることが分かった。

【一宮市立大和東小】自分自身を大切にしよう〜薬物乱用ってなに?〜

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 子どもたちが楽しみにしている夏休みを前に、養護教諭が6年生を対象に、薬物乱用の怖ろしさについて授業を行いました。
 数種類の粉が用意され、「これはなんでしょう?」「どうやって確かめますか?」と問われました。子どもたちは袋の上から粉をさわったり、ながめたりしながら、グループで話し合いを進めていきました。
 「なめてみる!」と答えたグループは、もしそれが危険な薬物だった時、なめたらどんなことになるか話を聞き、とてもびっくりしていました。たった1度でも薬物を使ったら、「薬物乱用」。大切な人生を台無しにしてしまうことを知りました。
 子どもたちの楽しみにしている夏休みは、開放的な気分になりやすく、危険もたくさん潜んでいます。子どもたち一人一人が自分を大切にすることを学ぶことで、安全で充実した夏休みが過ごせることでしょう。
 さあ、2学期の始まりです。さらに生き生きと活躍する子どもたちの姿が楽しみです。 

【刈谷市立富士松東小】インターネットをよりよく活用しよう

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 最近の調べ学習では、インターネットはなくてはならないものになってきました。だれもが、簡単に調べたい事柄をその場ですばやく調べることができるようになりました。しかし、子どもたちの中には、ネット上の情報はすべてが正しいと錯覚している子どもも少なくありません。そのような子どもたちが、インターネットを上手に利用して学習に生かしていけるようにしたいと考え、総合的な学習の時間の中でインターネットの活用の仕方や情報モラルについての学習を行いました。
 今回は、国際理解の学習で様々な国について調べ学習を行い、画像やグラフを入れてレポートにまとめるという学習を行いました。調べていく中で、子どもたちは年度によって情報が違うことや、情報源によって内容が異なることに気づくことができ、情報の信憑性について学習することができました。また、レポートにまとめる際に、出典を明示する必要があることについても学習することができました。
 このような学習を通して、レポートなどをまとめる際に、インターネット上の情報の信憑性を確認したり、著作権を守ったりしなければならないことを学ぶことができました。さらに今回の学習を通して、ワープロソフトの活用や表計算ソフトを使ってグラフをつくるなどのスキルも身に付けることができました。

【刈谷市立日高小】「あいさつ運動」

 本校では、「心身共に健やかで、豊かな心と実践力を身に付けた児童の育成」を教育目標としています。その教育目標を受けて、めざす日高っ子として、「ひ」ろく豊かな心で学ぶ子(知)、「だ」れとでも仲良くできる子(徳)、「か」らだと心をきたえる子(体)を育成しています。この中の「だ」れとでも仲良くできる子を目指す取組の一環としてあいさつ運動を行っています。
 あいさつ運動は、児童会生活委員会が中心になって毎月1回行っています。正門・西門の2箇所で朝の登校時に生活委員が立ち、元気なあいさつや声かけが行われ、朝から学校に活気を感じる活動になっています。低学年の児童の中には、生活委員の近くに寄ってきて、さらに大きな声であいさつをする姿も見られます。生活委員も子どもたちが元気にあいさつをしてくれるので、より大きな声で笑顔でのあいさつになってきました。また毎学期の始まりにはPTAあいさつ運動も行われ、PTAのみなさんの明るいあいさつに、より多くの子どもたちが笑顔であいさつをしています。
 朝の元気よいあいさつは、その日の学校生活のスタートとしてとても大切で、それが、家庭での「おはようございます」「いってきます」などのあいさつにもつながると考えています。今後もこの活動を続けてきたいと考えています。
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【豊田市立土橋小】携帯電話を正しく使おう

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 平成24年9月13日(木)の授業参観日に、5・6年生を対象にKDDIケータイ教室(児童向け講座)を開いた。保護者にもこの授業を参観してもらい、家庭や地域での子供たちの情報モラルの向上のために協力をお願いするというねらいもあった。
 来校したKDDIの認定講師による授業では、スライドや動画による説明、児童への発問を交え、携帯電話やインターネットを利用する上での、周りの人に迷惑をかけない基本的なマナー、詐欺や悪意から身を守る術、誤解を生まないコミュニケーションのとり方など、実例をもとに教えていただいた。携帯電話をすでに使っていたり使い始める時期でもある小学校高学年には、実際の場面に照らして分かりやすく関心のもてる内容であった。
 6年生児童の感想「ケータイはとても便利な機能がたくさんあるということだけど、その分、危険な事もたくさんあるということが分かりました。実際、友達からチェーンメールが送られてきたときは、親に相談してメールを回さなかったけど、すごくこわかったです。なので今日、無視が大事ということを聞いて安心しました。」

【一宮市立西成中】自他を尊重し、共に生きる生徒の育成

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 本校では、毎年、2年生が愛知県立一宮東養護学校との交流を行っています。今年度は、6月11日(月)に、本校の生徒が一宮東養護学校へ伺い、中学部2年生のみなさんと交流を深めました。
 5月30日(水)の道徳の時間に、事前指導として「開拓者の決心」を扱いました。資料について話し合った後、親切にされたこと、親切にして喜ばれたことについて自分の体験を語り合いました。その後、学活の時間などで、合唱やクラス紹介の練習をしたり、交流で使う自己紹介カードを作成したりしました。
 6月11日(月)の交流会当日、本校の生徒たちは、同じグループになった養護学校の生徒のみなさんと積極的に交流を深めようとしたり、心をこめて合唱したりすることができました。また、クラス紹介では、自分たちのクラスのことをどうすれば分かってもらえるだろうか、様々な工夫をすることができました。そして、自己紹介カードの交換では、ただ渡すだけでなく、自分たちが考えてきた手遊びや、好きなアイドルグループの話題で盛り上げることができ、充実した交流会になりました。
 6月13日(水)の道徳の時間では、事後指導として「あふれる愛」を扱いました。資料について話し合った後、これからの自分の生き方について、交流会で学んだことも踏まえて考えました。ある生徒の感想には「障害のある人も、普通の人も、みんな同じように生きられるようにする。差別がないように、人々が助け合って生きていける世の中にしたい」と記されていました。
 この一連の活動を通して、障害のある方たちに対して、共に生きる仲間としてどう接していくとよいかということを学び、これからの生活に生かそうとする意欲を高めることができました。今後も、道徳の時間を「要」とし、教育活動全体を通して豊かな心をはぐくむ道徳教育を実践していきたいと思います。

【岡崎市立竜谷小】梅干しつくりを通した地域との心温まる交流

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 本校では、総合学習の一つとして、実のなる木を育てることを通して地域の人々との交流学習を進めている。
1年生は鬼ぐるみ  2年生は栗    3年生は梅
4年生はみかん   5年生はかりん  6年生はキウイ
である。ここでは、3年生の「梅の木大作戦」の交流を紹介しよう。
 3年生は、梅名人(地域のお年寄りや子どもたちの祖父母や保護者)を迎えて、梅の木の育て方のポイントを教わったり、梅の実の収穫を行った。今年は、校内にある21本の梅の木から約57キログラムの梅の実が収穫できた。例年は35キログラム前後の収穫なので、今年は豊作であった。これは、梅名人のご指導・ご支援のもと、梅の木の世話がうまくいった証拠でもあろう。この収穫から、8樽ほどの梅干しを楽しく作ることができた。
 その際、保護者の方から
「子どもたちと一緒に、梅の収穫を体験できたことは楽しかったです」
「梅名人さんに教えてもらったので、家でも梅干しつくりに親子で挑戦します」
「年配の方から、伝統的な昔ながらの梅干しつくりを受け継ぐことができて良かったです」
などと多くの心温まる声をいただいた。
 子どもたちも祖父母や地域の年配の方から、梅干しつくりを学ぶことによって、伝統や文化を伝えることの大切さを学んだようだ。
 「梅干しがこんな風にして作られているなんて知らなかった。今日は、とっても親切に教えていただいて楽しかったし、嬉しかった。日本人は梅干しが好きだからね」
「ぼく達だけではなく、地域の方や梅名人さんなどみんなでつくった梅干しなので、みんなに食べてもらいたい。みんなに喜んでもらいたい」
などと交流から生まれる喜びの声が聞かれた。
 今後の活動として、梅干しを全校生徒に配って試食してもらう計画でいる。また、地域の施設の方々にも、紙芝居やパンフレットを作成して学校の様子や梅干しつくりを紹介し、梅干しを試食していただく予定である。梅干しつくりを通して、心温まる交流の輪が広がっている。

【一宮市立神山小】道徳教育の充実をめざして

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 本校では,「『笑顔いっぱい 元気いっぱい 学びいっぱい』を合言葉に『もっといい神山っ子』をめざし,『かしこく みんなにやさしく たくましく生きる子』の育成と保護者・地域社会から信頼される学校づくりをめざす」ことを教育目標に掲げ,日々の教育活動に取り組んでいます。その中でも,「豊かな心を持ち,たくましく生きる力の育成」を道徳教育の目標とし,日々の授業実践を進めています。特に,6月と10月には道徳の授業法研究を行い,道徳の授業のあり方について職員同士で勉強し合っています。
 6月の1年生の研究授業では,「はしのうえのおおかみ」の資料を取り扱い,児童の「思いやり・親切」の気持ちを高めることをねらいとしました。一本橋を渡ろうとする「うさぎ」を追い返し,意地悪をおもしろがっている「おおかみ」でしたが,自分より大きい「くま」の温かい心にふれ,気持ちが変わっていきます。その後,以前に意地悪をした「うさぎ」に対して,・・・。児童は「おおかみ」の気持ちを考え,身近にいる人に温かい心で接することのよさに気付き,大切なことを学ぶことができました。
 現在,10月の研究授業に向けての話し合いを進めています。これからも,よりよい道徳の授業実践をめざします。

【一宮市立丹陽中】 携帯電話の正しい使い方について

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 本校で、携帯電話のチェーンメールが出回った時、生徒が何も考えずに大量に転送してしまうということがあった。そこで、携帯電話の使い方を再度生徒たちに考えさせるために、以下のような実践を行った。
・チェーンメールについて
 チェーンメールの危険性を知らせるために、迷惑メール相談センターのサイト(http://www.dekyo.or.jp/soudan/chain/index.html)にある「撃退!チェーンメール新聞版」を配付し、子どもたちにチェーンメールの対処法を教えた。資料の中には、チェーンメールの種類や困った時にチェーンメールを転送するアドレスも載っており、落ち着いて対処をすればチェーンメールは怖くないこと、絶対に他の人に回さないことなどをその資料を使って指導した。 
・携帯電話の使用方法について
 子どもたちとその保護者に携帯電話の使用法を考えてもらえるように、「携帯電話の使い方について考えよう」という内容の生徒指導便りを2回にわたって全家庭に配付した。その中には、携帯電話の危険性、携帯電話についての約束の再確認、携帯電話の使い方チェックなどの内容を掲載し、ご家庭で携帯電話の使用方法について考えてもらった。
 これらの取組だけで情報モラルが向上するものではない。今後も、技術の時間も含めて、子どもたちの情報モラルの向上を目指していきたい。

【豊橋市立松山小】豊橋・学校いのちの日の取組

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 豊橋市立松山小学校では、「豊橋・学校いのちの日」の取組として、「いのち」や安全について見つめ直す4つの活動を行いました。
 1つ目は、平成22年6月18日の章南中学校の野外活動での事故の概要を含め、「いのち」のつながりと大切さを語り継いでいこうと、6月18日に全校集会で校長先生の講話を行いました。
 2つ目は、6月11日(月)から6月18日(月)の1週間、1年から6年の各学級において、「いのち」を見つめる授業が行われました。1・2年生では、「お話広場」や読み聞かせの活動を通して、3・4年生では、「いのちのバトン」や「大漁」の資料を使った授業を行いました。5年は、脳性麻痺の子と母親の手紙を題材にした「おかあさん、ぼくが生まれてごめんなさい」を通し、「いのち」は自分一人のものではなく、支え合って存在するものだという話し合いが活発に行われました。また6年生は、がんと闘いながらも精力的に講演活動を続けている方の話を聞きました。講演の中の「あきらめない」「感謝」「勇気」に感銘した6年生のある児童は翌日の水泳で、目標としている25メートルを「あきらめない」で泳ぐことができました。
 3つ目は、「いのち」を自分で守る避難訓練が6月18日「いのちの日」に行われました。地震避難後の津波を想定し、避難の仕方を訓練しました。
 4つ目は、保護者や地域の方への呼びかけです。学校だより「ふれ愛だより」を発行し、児童全世帯に配付すると同時に校区全体に回覧しました。6月18日は「いのちの日」であり、「いのち」や安全を見つめ直し「いのち」を大切にようと校区全体に呼びかけました。

 これらの活動を通し、「自分のいのちはたくさんの人とつながっている」「たくさんの人に支えられている」「支えてもらっている人のために精一杯生きたい」「生き物のいのちは大切にしながら食べたい」「無駄に生き物のいのちは奪わない」と多くの児童が振り返っていたことが印象的でした。

【田原市立亀山小】著作権についての学習

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 修学旅行のまとめとして、6年生の総合の授業で、コンピュータを使って一人一人が新聞を作った。子どもたちは、自分が撮ってきた写真をたくさんの中から選んで載せたり、文章を考えたりしていたが、作業に行き詰まると、気軽にインターネット上の写真や文章をコピーして載せようとする姿勢が見られた。そこで、「事例で学ぶNetモラル」を活用して、著作権の指導を行った。
 インターネット上の写真や文章の利用については、個人での利用や研究等で引用するなどの利用は例外的に著者の許諾なしに利用できる場合がある。しかし、小学生にとって、それを区別することは難しい面もあるので、今回は、人が作ったものを使うときには、目的や用途を告げて、本人の許可を得なければいけないことを指導し、人が作ったものや自分が作ったものを大切に扱おうとする気持ちを育てることを目標とした。
 授業後、子どもたちは、「ぼくも、自分が作ったものを知らない人に黙って使われるのはいい気がしない。」「今まで、キャラクターの絵をコピーして使ったことがあるけど、それもいけないのかなあと思った。」という感想が聞かれ、今までの自分の行動を振り返ることができた。

【生涯学習推進センター】安心ネットインストラクターによる講習会

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 「安心ネットインストラクターによる講習会」(愛知県教育委員会主催)は平成24年4月から受付を開始し、9月までに29校の申込みをいただきました。講習会を申し込まれた学校やPTAの方々は、現在の子どもたちを取り巻くケータイ事情やネット社会の光と影など、子どもたちに迫るネットの危険を自身の問題として理解するために、教員の現職教育やPTAの研修会として申し込まれています。講習を行うインストラクターは県教委主催の「安心ネットインストラクター養成講座」の修了生で、ボランティア活動として、保護者の視点からお話しをしています。
平成25年3月10日(日)まで実施しますので、ぜひ、ご活用ください。

【豊田市立若園小学校での講習会の様子】
 9月6日(木)豊田市立若園小学校において、安心ネットインストラクターによる講習会を行いました。「フィルタリングの必要性」や「スマートフォンの危険性」など、親の立場からの説明をしました。
 参加された保護者からは、「(携帯に)どんな危険が潜んでいるのかが分かった」「携帯のフィルタリングについて分かった」「子どもに携帯を持たせる時はルールを決め、フィルタリングをかけてもらうことが大切だと分かった」など、親が子どもを見守っていくことの大切さを改めて理解してもらうことができました。

【生涯学習センター】平成24年度の安心ネットインストラクター(4期生)が新しく誕生しました。<8月の講座(上級講座)>

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【8月の講座(上級講座)】
 講師は7月と同じく下田博次先生、下田真理子先生、山中千枝子先生をお招きして上級講座を開催しました。上級講座では、フィルタリング機能の知識習得、学校裏サイト問題の意味と教訓、スマートフォン時代の不安原因などについての講義が行われました。
 ケータイインターネットが生んだ学校裏サイトはなくならず、スマートフォンに引き継がれる恐れがあることを学びました。現在のスマートフォンは、フィルタリング技術とサポート体制が未整備であることや、有害アプリ対策がないことを知り、保護者がペアレンタルコントロールをできないのであれば、子どもにスマートフォンを持たせない方が良いという意見が受講生から出されました。
 講義を通して、子どもたちの危険なサイト利用の現状を実感するとともに、ケータイやスマートフォンにフィルタリングをかける必要性を強く感じることができました。
 また、プレゼンテーション講習では、グループで実際の講習会を想定し、プレゼンテーションを行いました。プレゼンテーション後、講師の先生方に個別指導をしていただきました。
 全4日間の講座を無事終了し、横のつながりの大切さを実感した4期生のみなさんは、連帯感を高めながら新たな一歩を踏み出すことができました。今後、県内各地域でインストラクターとして啓発活動の実践をしていきます。

【生涯学習推進センター】平成24年度の安心ネットインストラクター(4期生)が新しく誕生しました。<7月の講座(基礎講座)>

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 子どものケータイ利用に関心を持つ方や、ネット遊びの危険から子どもを守りたいと願う方が受講生として、県内各地から講座に参加されました。昨年、一昨年は、名古屋市中区にある愛知県生涯学習推進センターが会場でしたが、今年は、岡崎市にある西三河総合庁舎が会場ということで、定員20名のうち三河地区からは18名の応募がありました。

【7月の講座(基礎講座)】
 NPO法人青少年メディア研究協会の下田博次先生(群馬大学名誉教授)、下田真理子先生、千斗枝グローバル教育研究所代表の山中千枝子先生を講師としてお招きし、インターネット時代に子どもを守り育てるペアレンタルコントロールの原理を学ぶとともに、実践、ワークショップ等を通して、子どものネット利用に対する見守りの必要性を学びました。1期・2期・3期生の安心ネットインストラクターもサポート役で参加されました。
 また、グループワークでは、グループ内で積極的に話し合いながら、「保護者の頭越しの危険性」「ペアレンタルコントロール」について模造紙にまとめる実習を行いました。まず、模造紙に中心となるテーマを決め、色画用紙の色、図や絵の形、書き込む言葉のひとつひとつについて吟味されました。模造紙作成中にも、机間指導をされていた講師の先生に対して熱心な質問が出され、受講生のみなさんの「インストラクターとしての活動」への想いがどんどん膨らんでいくのがよく分かりました。

【豊田市立末野原中】生徒の意識を高める情報モラル教育

 各家庭にパソコンが普及し、その利用率が高まっている昨今、本校でもインターネットや携帯電話によるトラブルに巻き込まれる生徒がでてきた。そこで、まず、実態をつかむために、5月に全校アンケートを実施した。
 携帯電話の所持率は53%で、学年があがるにしたがってこの割合は高くなっていくことがわかった。また、携帯電話やインターネットを1日に2時間以上利用している生徒の割合が24%もあり、コミュニティーサイトを利用したことがある生徒の割合も35%だった。一人一人の生活の中にこれらのツールが大きな影響を与えていると感じた。また、家庭で携帯電話やインターネットの使い方のルールを話し合っている生徒の割合は、全体の30%であった。このアンケート結果とコミュニティーサイトの危険性に関する校内掲示を作成した。
 さらには、6月に愛知県警察本部サイバー犯罪対策課の方を招いて全校生徒を対象に、サイバー犯罪講習会をおこなった。携帯電話やインターネットが身近になった反面、その犯罪の危険性について知っている生徒は少ない。そこで、インターネットや携帯電話の利用にあたっての注意点やネット上の犯罪、コミュニティーサイトの危険と正しい使い方などについてお話を伺った。生徒の意識を高める上で大いに役立った。
 今後、情報モラルについての学活や2回目のアンケートの実施などを予定している。

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