携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【東海・平洲小】携帯電話やインターネットの使い方

 平洲小の6年1組では、11月に携帯電話やインターネットの問題点を中心に情報モラルの学習をした。
 児童の3分の1は、自分専用の携帯電話を持っている。また、9割近い児童が家庭でインターネットを使える状態であり、その4分の3が子どもだけで自由に閲覧している。中でも、自分そっくりのキャラクターを作ってゲームをするサイトが人気である。
 話し合いの中で、チェーンメールが回ってきたり、メールなどで悪口を言われたりした事例が出された。また、なりすましやウイルス感染、パスワード盗難などの被害にあった児童もいることが分かった。
 この学習で、携帯電話やインターネットがもつ危険な面について、知ることができた。そして、次のことに気を付けて使うことをみんなで確認した。
○チェーンメールは無視する。
○メールなど悪口を書き込んだりしない。
○相手のことを考えて、マナーを守って正しく使う。

画像1 画像1
画像2 画像2

【岡崎・山中小】ケータイのフィルタリング

 高学年では、1学期末懇談会で携帯電話のフィルタリングの設定について、保護者にチラシを配布しながらフィルタリングの必要性について説明し、子どもにケータイを持たせるときには、必ずフィルタリングの設定をするようにお願いをしました。また、2学期末にも保護者にフィルタリングの設定についてのチラシを配布し、フィルタリング100%を目指していきたいと考えています。
 山中小学校では、道徳の時間に「事例で学ぶNetモラル」(広教)のソフトを使って、情報モラル教育を行っています。まだまだ自分のケータイを持っている子どもは少ないですが、保護者とともに子どもたちにもケータイのフィルタリングについて考える機会をもたせたいと考えました。そこで、高学年部会で相談をして、道徳の授業で「あなたのケータイ、どう使いますか?」を行うことにしました。そうすることで、子どもたちに、ケータイのフィルタリングについて知らせるとともに、フィルタリングの必要性を考えさせることにしました。
 5年生の授業後の感想を読むと、「自分がケータイを持つときには、母にたのんでフィルタリングをつけてもらいたいです。迷惑メールやおどしのメールが来て、こわい思いをしたり不安になったりしたくないからです。」「ケータイは、とても便利だけれど、こわいこともたくさんあるということを今日の学習で知りました。ケータイを持つときには、不便なことがあってもフィルタリングをしようと思いました。」など、子どもたちにフィルタリングの必要性や大切さを知らせることができたと感じました。

画像1 画像1
画像2 画像2

【江南・宮田小】コンピュータはお友だち(ID・パスワード)

 2年生では、「コンピュータはお友だち」の内容で、ゆとりの時間を活用しコンピュータの学習を進めています。今回は、インターネットを使うときに守りたいルールやマナーを学習しました。

(1)IDやパスワードを他人に教えてはいけないこと
(2)インターネットでは、情報が広く伝わること

を押さえて、モラル意識を高めるために実践しました。

 第1時は、「しまちゃんの情報モラル特別講座」の中から、「ゲーム機の使い方」と「テレビの見方」について学習しました。なぜ叱られてしまったのか、どうすれば良かったかなどを自分のこととして、また、仮想世界と現実のギャップについて考えることができました。
 第2時は、「ネットくんプラス」から「まんがでわかるネチケット」を使ってIDとパスワードの大切さについて学習しました。トラブルや危険な目に遭わないためにインターネットを安心して利用できるための約束ごとを考えました。画面を止めながら、その場面ではどうすればよいかを話し合いました。「一人じゃないから困る」「世界中につながっているんだよね?!」などいろいろな意見が出て、相手のことを考えることの大切さや、世界につながっていることの利便性や危険性を考えることができました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【尾張旭・東中】1・2年生「インターネット利用安全・安心講座」

 6月27日(月)の5時限目、1・2年生586名を対象として「18歳未満の青少年が安全に安心してインターネットを利用するために」をテーマに、愛知県警察本部生活安全部安全総務課サイバー犯罪対策室の方から講話をしていただきました。
 学習会のはじめには、「サイバー犯罪を知っていますか?」「携帯電話を持っている人は?」「パソコンでインターネットを利用している人は?」など、子どもたちに身近となったインターネットを利用した生活の実態について質問がありました。
 そこで、愛知県警への相談受理状況は、「増え続ける10代の被害者」が多く、不正アクセス・フィッシングサイト・著作権法改正・インターネット上の犯罪予告などの例を挙げながら、次の3つの点を強く呼びかけられました
 ○面白半分に書き込みをしない。
 ○書き込みに対して無視することも必要。
 ○書き込まれたことをうのみにしない。

 また、ブロフやブログについても「誰がみるかわからない」ということから、「犯罪者も見ることになる」という危険性に触れ、気軽に他人の情報を書きこまないという点についても確認されました。
 さらには、出会い系サイトの恐ろしい実例とともに、「絶対に会わない・書き込みをしない」と強く訴えられるとともに、その他にも、架空請求・ワンクリック請求・チェーンメール・なりすましメールなどについても教えていただきました。
 
 そして、最後に、次の3つのことを強く訴えられました。
 1.人が嫌がることはしない。
 2.簡単に信用しない。
 3.困ったら、父母・先生等に相談する。

 普段は、あまり気づかないけれど、トラブルに巻き込まれる可能性も十分にあり得る問題なので、生徒たちは真剣に話を聴いていました。自分たちの生活をふり返るとともに、便利なインターネット利用の中に思いがけない危険性が潜んでいることを再確認する貴重な時間とすることができました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【武豊・緑丘小】インターネットのルールやマナーについて考えよう

 武豊町情報教育研究会で作成した情報モラルの指導案集をもとに授業をすすめました。5年生では1人でインターネットを利用することを前提に、インターネットでできることについての理解を深めるとともに、インターネットを使用する上でのルールやマナーについて知るための授業を行いました。
 授業では、Webページ「ネットのマナーABC」(ヤフーキッズ)のクイズに取り組みながら、個人情報・著作権・メール・掲示板などのインターネットのルールやマナーについて学習しました。その後、インターネットを利用するときに気をつけることについて気づいたことや分かったことを発表しました。
 今後、インターネットの利用開始時期の低年齢化に伴い、パソコンに限らず携帯電話等からインターネットを利用する児童がより増えてくると予想されます。そのため、安全にインターネットを利用していくための正しい知識を身につけ、ルールやマナーを守っていく意識を高めることが大切だと実感しました。

画像1 画像1

【半田・横川小】「あやしいメール・添付ファイル」の授業実践

 インターネットは、情報活用ツールとして情報収集や情報発信にと幅広く活用されています。しかし、ちょっとした不注意から個人情報が流失したり、思わぬ被害にあったりする事が多く発生しています。そこで、個人情報の流失を防いだり、被害にあわないようにしたりするための心構えや対処法について理解させていきたいと思っています。
 今年度は、5年生が11月7日からの週で学活時間を使い「あやしいメール・添付ファイル」の授業を各クラスで実践しました。授業では、半田市が作成した「おもしろそうなメール疑似体験」を授業の中で体験しながら展開していきました。
 おもしろそうなアニメが出てきてクリックしていくうちに「当選!カードを添付プレゼント」の表示が出てきました。「これからどうしますか?」の発問に児童たちは、「ここでやめる。」「そのまま進める。」などさまざまな意見が出てきました。画面に沿って添付ファイルを開いていくとウィルスに感染してまいました。児童からは、「ただ程怖いものはないから、むやみにファイルは開かない。」「件名に##※などがありあやしい。」などの意見が出ていました。
 ウィルスの怖さやメールの危険性について理解させ、ワークシートに自分の意見や学習したことなどをまとめて授業を終了しました。

画像1 画像1

【大治・大治南小】携帯電話・インターネットの使い方

 本校の6年生の携帯電話保有率は約50パーセント。インターネット使用可能環境が家庭にあるものは95パーセントとなっている。ほとんどの児童が情報ツールを使ってメールやネットゲームやチャットを楽しんでいる。以上の実態をふまえ、児童からそれらのツールを遠ざけるのではなく、その正しい使い方を学ばせ、より有効な使い方を指導する必要があると考えた。
 本校もご多分に漏れず掲示板における悪口の書き込みや、メールでの意思の疎通が十分できなかったことが原因での友人間のトラブルが起こっている。今回、情報ツールがもつマイナス面も理解させ、気づかせる必要があると考え、保護者も共に考えることができる学校公開日という場を選び、授業を実施した。
 教材としては、東京書籍の「情報モラル」を使用した。まずは、電子掲示板でのルールとマナーを学習した。いったん掲示板にのった言葉は、自分の意思を離れて増殖していくこと、後に完全には抹消できない恐ろしさがあることを教えた。
 次に、メールにまつわるトラブル回避の学習を行った。文字だけの表現では相手に本意が伝わらないときがあること。すぐに返信しなければ友情にひびがはいるという恐怖心から携帯依存症になる危険性まで話を進めた。その中で、メールや掲示板等については、相手の立場に立つことの大切さや、日常やってはいけないことを情報ツールでも同様にやってはいけないということを児童は、十分理解できたと感じた。
 今後は、ネットゲームやソーシャルネットワークへの指導も予定している。

【大治・大治南小】資料1
【大治・大治南小】資料2


【あま・七宝小】ケータイ教室

 携帯電話を使った犯罪がますます悪質で巧妙になってきている中で、子どもをトラブルから守るため、周りの大人が常に気を配ると共に、子どもたち自身にも、トラブルに巻き込まれないための知識を学ばせることが重要である。また、子ども同士のメールのやりとりが原因で、誤解を招いたり、いやな思いをさせたりすることが身近に起こっている。そこで、本校では、5,6年生を対象に「ケータイ安全教室」を行うこととした。当日は、専門の方から、トラブルの実態や防御法、また、ケータイのルールとマナーなどについて分かりやすく説明を受けた。どの子も、真剣な表情で説明を聞き、身近な問題として受け止めたようである。

<子どもの感想から>
「携帯は、とても便利なものだけど、例えば、自分が送った情報が別の悪いことで使われることがあるなど、怖い面もあるのだと分かった。相手の顔や情報が本当かどうか分からないのも怖いと感じた。」
「自転車に乗りながら、携帯を使うことはルール違反だと初めて知った。自動車はダメだと知っていたけれど自転車は知らなかった。これからは、危険なのでやらないでおこうと思った。」
「カメラ機能を使うときにも、ルールがあることを初めて知った。今まではよいと思っていたが、いけないことがたくさんあるのでおどろいた。これからは気をつけていきたい。」
 今後も、ITのモラルについて、学習を進め、保護者にも積極的に啓蒙していきたいと思う。
画像1 画像1 画像2 画像2

【弥富・栄南小】「ケータイ安全教室」

 NTTドコモから講師をお招きし、5・6年生を対象に「ケータイ安全教室」を実施しました。
 携帯電話を使用する際のルールとマナーでは、病院と飛行機の中では、生命に危険が及ぶ可能性もあるため、絶対に携帯電話を使用してはいけないことを強調されました。また、携帯電話のカメラ機能を利用する際に、知らない人ばかりでなく、芸能人や友だちであっても勝手に写真を撮ることは違法であることをクイズ形式で楽しく説明していただきました。インターネットでは、音楽やキャラクターの画像などのダウンロードの際の著作権の問題や、チェーンメールへの対応方法等をアニメーションを使ってわかりやすく説明していただきました。
 講師の方の、スライドとアニメーションを活用した、小学生向けの適切な声量と丁寧な、そして時折ユーモアも交えながらの説明に、子どもたちも集中して話を聞くことができました。そして、講座の最後には、学習のまとめとして栄南小の「え」「い」「なん」で始まるスローガンを作っていただきました。
 まだ小学生であり、自分専用の携帯電話をもっている児童は数人ですが、保護者などの携帯電話を使ったことがある児童はほぼ全員であり、たいへん有意義な講座となりました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【北名古屋・師勝小】インターネットを使って調べ学習を行う際の約束

 本校では、全学年で情報教育に取り組んでいます。各学年の発達段階に応じた情報教育の目標と身に付けさせたい情報モラルを設け、各教科や総合的な学習の時間などで指導しています。
 3年生では、総合的な学習の時間「えっへん これぞわがまちじまん!」の学習をするにあたり、iモラルのお勧めリンクにある「情報モラル教育実践ガイダンス」(国立教育政策研究所)を活用しました。授業の中で、インターネットを使用する前に、「危険なサイトに行ってしまったときは、すぐに大人を呼ぶこと」「インターネットのサイトに書いてあることを自分で考えたことのように使ってはいけないこと」を指導し、この単元だけでなく今後も注意するように確認しました。その後の活動では、子どもたちは、約束を守りながら、市の施設について情報を集め、まとめることができました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【刈谷・双葉小】携帯電話の使い方を考えよう

 5年生の特活の時間の中で携帯電話を使うマナーや危険性について授業を行いました。
 携帯電話のメ−ル機能を使う時の注意、または留意点について「事例で学ぶネットモラル」を視聴し、チェ−ンメ−ルがきたときの対処法や、ネット上での知らない人との付き合い方について学習しました。本校の5年生では携帯電話の所持率は1割程度であるが、今後増えていくことが考えられます。その前にどんなトラブルがあり、どう対処すればいいかを学びました。

〔ケ−ス1:チェーンメ−ルがきたときの対処法〕
 チェ−ンメ−ルが児童の家にも届いているケ−スがあり「不幸のメ−ルなら送ってはいけないが、幸せのメ−ルならいい。」と勘違いしている児童もいました。実際に登場人物の行動の問題点について話し合いました。その結果、どんな場合でもチェ−ンメ−ルを送ってはいけないことに気づくことができました。

〔ケ−ス2:ネット上での知らない人との付き合い方〕
 ある掲示板に問い合わせたことがきっかけで、自分のメ−ルアドレスを見知らぬ人に教えてしまい、その人からのメ−ルが毎日のように来て、迷惑している事例について考えました。「メ−ルアドレスを教えてしまったことがいけない。」「メ−ルでしか会ったことがない人に会おうと言ったことがいけなかった。」など多くの意見が出ました。 その対策を考えさせたところ、「メ−ルアドレスを教えないだけでなく、実名を教えない。」「もし、教えてしまって迷惑メ−ルが来るようになったら、メ−ルアドレスを変える。」などの意見が出ました。個人情報の重要性について考えるきっかけになったと思いました。児童は、携帯電話でそのようなトラブルに巻き込まれることを考えていなかったようで驚き、「不用意に個人情報を教えてはいけないな。」「変なメ−ルが来たら家の人と話し合って対応する。」と感想を書いていました。
 授業の後、「携帯電話を持ったとしたら」、という想定のもと、家庭で話し合いをしてきた児童が多くいました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【愛西・佐織中】ケータイと正しく付き合うために

 本校では、全校生徒を対象として学習会を開きました。学習会では、「ケータイと正しく付き合うために」というテーマで、情報モラルについて理解を深めました。
 便利で身近な存在である携帯電話も、迷惑メール、出会い系サイト、個人情報流出、携帯依存、違法サイトなど、使い方を間違えると様々なトラブルがあることを知りました。そして、その対処法について学習を進めました。
 迷惑メールだけでも、架空請求詐欺メール、ワンクリック詐欺メール、フィッシング詐欺誘引メール、出会い系サイト誘引メール、販売系メール、チェーンメールなどの種類があることを知り、生徒はそのトラブルの多さに驚いていました。また、携帯電話のトラブルを防ぐためには、迷惑メールは受信拒否設定でブロックすることと、フィルタリングサービスで有害サイトなどにアクセスしないことが有効であることを知り、実際に自分の携帯電話の設定を見直してみようという生徒もいました。さらに、被害者にならないとともに、加害者にならないために気をつけることも学ぶことができました。
 今後も情報モラルの指導を継続して進めていきたいと考えています。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊川・東部小】無料ダウンロードにひそむ危険(マルウェアへの注意)

 情報モラルについてどんな授業をしようか考えた時、学級内では、携帯電話を持っている児童は少ないが、ほとんどの児童は、家庭のパソコンを使いインターネットをしている。児童にとっても、インターネットは必要不可欠なものになりつつある。インターネットは便利な面がある反面、インターネットを利用した犯罪が起きている。これからの情報社会を生きる児童に、インターネットに潜む危険性を理解させ、インターネットを使った情報活用能力を高めたいと思い、豊川市の学習コンテンツを利用して、無料ダウンロードに潜む危険について学習することにした。

<本時のねらい>
 悪意をもったソフトウェアやセキュリティ対策の必要性を理解し,セキュリティ確保をしようとする態度を身につける。

<授業の内容>
 導入では、「『無料』という言葉を聞いて」という発問では、うれしいという意見とあやしいという意見に分かれました。
 その後、アニメーション(無料ダウンロードにひそむ危険)を視聴して、無料のわけについて、グループで話し合いました。そこでは、「宣伝のため」「詐欺のため」「個人情報を集めるため」「人の関心をひくため」という意見がでました。

<授業の成果>
・導入で、簡単に個人情報を記入してしまったが、それが事件や犯罪に繋がる可能性があることを理解できた。
・個人が特定できる情報を発信する場合には、十分に注意する必要があることを理解できた。
・最後のふり返りでは、無料ダウンロードなど、大丈夫なのか、危険なのかしっかり判断できるようにしていきたいと書いていた児童が多く、たくさんの情報から、自分に必要な情報を判断しようという気持ちを高めることができた。

画像1 画像1

【小牧・村中小】ケータイ安全教室

<6年生の実践>
 現在、本校6年生は、半数近くの児童が携帯電話を使用しています。今後、中学・高校と進むにつれて大半の児童が携帯電話を所持するようになり、メール、Webサイトの利用等、使い方の幅も広がってくると予想されます。そこで、昨年度に続いてNTTドコモの方にお越しいただき、「ケータイ安全教室」を実施しました。
 今回の授業では、メール、Webサイト、ブログ、プロフなど、通話以外の機能を利用する際のマナー、危険性や注意点について詳しく教えていただきました。
 学習のまとめとして、村中小学校にちなんだ合い言葉を紹介していただきました。
 ・む−無視しよう!知らない人から届いたメール
 ・ら−らんぼうな言葉をネットに書きこまない
 ・な−なんでも相談!困ったとき
 ・か−書いちゃダメ!大切な個人情報
画像1 画像1 画像2 画像2

【小牧・村中小】甘いことばにご用心 −個人情報を知られるとどんな被害に遭うか?−

<5年生の実践>
 本校5年生で携帯電話を持っている児童は、全体の3分の1程度です。主な使用目的は家族との連絡であり、それほど頻繁に使っているわけではありません。しかし、ほとんどの児童は近い将来携帯電話を持ちたいと思っており、メール、Webサイトなどの機能も使いたいと考えています。
 一方、個人情報の保護については、個人情報を知らせてはいけないことは全員が知っていますが、携帯電話を使っていて、具体的にどのような被害に遭うかまで理解している児童はあまりいません。
 そこで、携帯電話を使っていてどのような場面で個人情報が奪われ、それがどのように利用されて被害に遭うかを、本校に導入されている情報モラル教材ソフトのシミュレーション機能を利用することにより、具体的につかませたいと考え、本実践に取り組みました。
 実践の結果、児童からは、「”空メール”を送るだけで、個人情報が知られることが分かった。」「無料ゲームと書いてあっても信用できない。」など、思いもよらぬことがきっかけで被害に遭うことが分かったとの感想が出されました。
               (活用ソフト−「Netモラル」広島教科用図書販売)
画像1 画像1

【豊川・中部中】ケータイ安全教室

1 実施日
 2011年10月20日(木) 

2 実施方法
 2年生の情報モラル集会(体育館)
 NTTドコモ職員による講義 50分 「NTTドコモケータイ安全教室」

3 ねらい
 携帯電話やインターネット上におけるコミュニケーションやルール、情報発信の責任等について学ぶことで、犯罪被害を未然に防止する。

4 内容
 (1)ケータイは、便利だけれどトラブルもあるということを知る
 (2)メールがきっかけで起こるトラブルについて
  ・迷惑メールの種類
  ・迷惑メールが届いた場合の対処のしかた
 (3)サイトを通じた「出会い」のトラブルについて
  ・出会い系サイトの規制法
  ・出会い系サイトの被害から身を守る方法
 (4)インターネットへの書き込みで起こるトラブルについて
  ・人が傷つく書き込みやインターネット上の犯罪予告をしてはいけない。
  ・インターネットは匿名ではない。
 (5)トラブルから身を守る機能について
  ・迷惑メールは受信設定、拒否設定でブロックする。
  ・有害サイトなどにアクセスしないために、フィルタリングサービスを利用する。
 (6)ケータイのルールとマナーについて
  ・公共の場でのルールとマナー
  ・著作権、肖像権の問題

画像1 画像1 画像2 画像2

【西尾・中畑小】チェーンメールへの対処

 中畑小学校では、チェーンメールの怖さを知ってもらうため、5年生を対象に、もし、チェーンメールを受け取ってしまった時の対処の仕方について授業を行いました。電子黒板を使い、「事例で学ぶNetモラル」の教材で授業をしました。授業前には、一部の子はチェーンメールを受けてしまったら、きっと他の子に送ってしまうと答えていたが、授業後の感想には、チェーンメールは誰にも送らず、無視しておくという意見に変わっていました。

以下は子どもの感想です。
・「チェーンメールは送らないと不幸になると書いてあるから送ってしまおうと思っていたけど、送ってしまうと他の子も嫌な気持ちになるのでやめようと思った。チェーンメールが来ても無視しようと思う。」
・「主人公の女の子の気持ちもわかるけど、やっぱりチェーンメールは送らないほうがいいと思います。私にチェーンメールが来ても誰にも送らず、ほうっておきます。」

画像1 画像1

【豊川・金屋小】掲示板の使い方を扱った道徳の授業

 本校2年生は、活発な反面、周囲への気遣いができず、みんなで使う物を大切にする心が弱い。そこで、道徳の授業で掲示板の使い方を取り上げ、みんなで使う物の扱い方について考えた。
 資料は文溪堂の「森のけいじばん」を子どもの実態に合わせてアレンジしたものを扱った。誕生日に自転車を買ってもらった主人公が、掲示板にそのことを書いたことから、様々な反応が返ってくる。主人公の気持ちに共感させ、みんなで使う物は、相手のことを考えて、大切に使わなければならないことを考えさせた。
 主人公は掲示板に自分のことを書いたことで友だちから様々なことを言われてしまう。その気持ちとして「書かなければよかった」という振り返りができた。その後、主人公は母親に叱られ、掲示板の文を消しに行く。これも叱られたから消しに行くのではなく、これから気をつけようという気持ちで読み取ることができた。
 その後、体育倉庫が整頓されているわけや、トイレのスリッパをそろえるわけを考え、みんなが使う物の扱い方を確認できた。
 2年生だと、携帯やインターネットなどに直接ふれる機会が少なく、ともすれば現実味の乏しい題材である。子どもたちはその割にはテーマについてよく考えることができていた。しかし、さらに問題意識を持って取り組んでいくためには、映像等、目に見えるものを増やせば、より深く考えられるものになっていったと感じる。今回はICTの活用までは行かなかったが、子どもたちに現実感の乏しい題材だからこそ、積極的にICTを利用した教材開発を進めていきたい。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊川・萩小】正しい情報の大切さについて考える

2年「みんなのためになるしごと」
4−(2)働くことのよさを感じて、みんなのために働く
 文部科学省から出された『小学校道徳読み物資料集』にある「みんなのニュースがかり」を使っての道徳の授業。
 この資料は、ニュースがかりとして学級のみんなの紹介を書いた主人公だったが、十分な確認をしていなかったために間違った内容を書いてしまい、みんなから責められてしまうという話である。間違った情報を書かれた周りの子への思いやみんなが怒った理由を考えさせた。「正しいことを書いていないから」「ちゃんともう一回調べていないから」とみんなが怒った理由を話し合うことで、主人公のニュースの何がいけなかったのかに気づくことができた。まちがっていないか気をつけて書き直した主人公は、今度はみんなから「みんなのニュースがかりだね」と言われる。子どもたちはそのときの気持ちを「ちゃんと調べて書いたらみんな喜んでくれたからうれしい気持ち」「これからもニュースをいっぱい調べて書こう」と語っていた。
 授業の終わりに、この話と同じような経験があるか子どもたちに尋ねた。するとある子が「友だちから聞いた話が、別の子に聞くと違っていた」という話をした。2年生の子どもたちの生活の中では、故意に間違った情報を伝えるということはないと思われるが、結果として道徳の資料と同じようなできごとが起こりうることが分かった。今回の実践を通して、2年生の子どもたちは正しい情報の大切さを感じることができた。

【豊川・萩小】資料1
【豊川・萩小】資料2
【豊川・萩小】資料3

【稲沢・大里東中】情報モラルを育てる技術・家庭科の実践

 本校では、中学校3年生の技術・家庭科で、電子メールの送受信のしかたを学習しています。その中で、生徒たちには、ルールやマナーを踏まえた望ましい情報の送受信方法を身に付けさせ、これからの情報社会をよりよく生きていこうとする態度を育てたいと考えています。
 実際の授業では、具体的な電子メールを2つ提示し、ルールやマナーに関するそれぞれの問題点を話し合いました。生徒たちは、「長い文章は読みにくいので短く書いて送りたい。」「誤変換がないか確かめて送りたい。」「相手の気持ちをよく考えて文章を送りたい。」などという感想をもつことができました。また、不正アクセスやプライバシー侵害、肖像権の侵害などについては、具体的に資料をもとに話し合い、ネットワークでの違法行為がいかに重大な罪になるかを理解することができました。

画像1 画像1
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31