携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【田原市・亀山小】ネットの何が危険なの?

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 本校は渥美半島の先端の田園地帯に広がる全校児童74名の小規模校である。
 毎年、それぞれの学年ごとに、情報教育指導計画を立てて児童が主体的にコンピュータを活用しようという意欲を育てている。
 今年の5年生の9名は、4月から5月にかけて田原市が推奨する「キューブキッズ」というソフトを使い、パソコン操作の基礎を学び出した。ワープロ、インターネット、音楽、お絵かきなど、何でも簡単に扱える優れたソフトである。5月にはその中のワープロ(原稿用紙)を使い、国語「メモを使って題材を探そう」の作文をローマ字入力で清書することを経験した。普段からパソコンを使っている子もいれば、ほとんど使っていない子どももいることが分かった。本校のホームページやブログを一度も見たことがない子も存在した。
 こんな状況下の子どもたちにi‐モラル教育の必要性をあまり肌で感じることは少ないが、市教委の学校間ネットワーク「Netモラル」【上図】を使い、情報モラルについて考えさせる機会を敢えて設けた。しかし、意外と子どもたちは、興味を持って情報モラル教育に取り組むことができた。
 本校の子どもたちの実態とはかけ離れていたと思われるが、ゲーム感覚でネットモラルを考えることができるため、意欲的に授業に参加することができた。
 下図の「なりすまし5、6年」と「文字だけでつたえるたのしさやむずかしさ3、4年」は、真剣なまなざしで画面に釘付けになっている様子が伺えた。
 授業後の感想には、「パソコンって便利だけど、使い方を間違えると怖いね。他のネットモラルも見たいな。」という感想も寄せられた。今回の授業を通して、文字で伝える難しさやインターネットやメールによるトラブルが社会問題になってきているということに触れることができたように思う。

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【豊田・花山小】3年生での情報モラル実践

 本校の3年生は、自分専用の携帯電話を持っている児童が1名、自由に使えるパソコンを持っている児童は3分の1程度である。まだまだ、メールやインターネットを駆使している児童は少ないが、オンラインゲームや無料ゲームなどに興味を持っている者も少なくはない。
 「大変だ!大地震がくるぞ!」という教材を使って、授業を行った。ホームページで知った情報をよく確認せずに、他の子にメールで広めたり、ホームページのアドレスを教えたりする危険性について学んだ。最初は簡単にホームページの内容を信じていた児童も、問題点を考えていく中で、その情報の真偽をしっかりと確かめる重要性を認識することができた。
 授業の振り返りでは、「インターネットを使う時は大人と一緒に使う」、「怪しいと思ったら大人に相談する」などの意見が多く挙がった。
 本校の児童は、まだまだインターネットなどを利用する機会が少ないようであるが、この時期に情報モラルをきちんと身に付けさせる重要性を改めて感じた。年間を通して、情報モラルの授業を行い、安全・安心な情報活用を身に付けさせたい。

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【新城・東陽小】ケータイ電話とインターネットのモラルについて考えよう

 本校では、年々増えているケータイ電話のトラブルやインターネット犯罪に備え、毎年6年生を対象に情報モラル教育の実施を位置付けている。本校の6年生は、すでに6名の児童がケータイ電話を持っており、中学進学に向けケータイ電話を所有する児童も増えると予想されるだけに、情報モラル学習は欠かせないと言える。
 今年度は5月23日(木)、情報教育に詳しい本校教諭を講師として、「情報モラル学習(ケータイ電話・インターネット安全教室)」を行った。教材には、携帯会社から学校に配布された「ケータイ安全教室(第3版)映像教材」を使用した。DVD映像を活用しながら、情報を発信・受信する際のルールやマナーを知るとともに、インターネット上に個人情報を流すことの危険性や、なりすましなど悪意のある相手への注意などについて学習した。
 児童は、DVDを見たり、教師の話を聞いたりするなかで、ケータイ電話やインターネットの便利さの裏側には、事件に巻き込まれたり、逆に人を傷つけたりする危険があることに気づくことができた。また、DVDにあるクイズ(ケータイのカメラで撮ってはいけないものは何か、等)に答える中で、今後どのようにケータイ電話やインターネットとつきあっていくかについて、考えることができた。以下は、児童の感想である。
【児童の感想】
・私は、ケータイをほしいと思っていましたが、危ないことがたくさんあることが分かりました。また、病院や電車の中ではでケータイを使わずマナーモードにする、音楽を聴くときには音がもれないようにするなど、使うときのマナーなども知ることができ、よかったです。
・私は、知らない人からメールなどがきたら無視し、すぐに消せばよいことが分かってよかったです。
・変なページやサイトは、おもしろそうでも開いてはいけないことが分かりました。
・私は、今までお店のものの写真をとっていましたが、これからは、著作権とか肖像権について、特に気をつけたいと思いました。
・ブログの写真やメールの自己紹介などは、他の人の写真を使っている可能性があるから、勝手に信用してはいけないし、ましてや、相手と会ったりしてはいけないことが分かりました。
・僕は、この授業でケータイ電話やインターネットのこわさがわかりました。特に、個人情報をもらすと、犯罪にまき込まれる危険があることが分かったので、気を付けたいです。 
・私は、自分のケータイを持っているけれど、自分だけでなく、お父さんやお母さんにも、今日勉強したことを教えたいと思います。また、メールやインターネットを使い過ぎるとお金がかかるので、むだ遣いをしないように気をつけたいです。
・さっきまでは、早くケータイがほしいと思っていたけれど、買うときは、親と相談したいと思います。

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【豊田・前山小】 6年:電子メールのルール

 現在、前山小学校の6年生は、1クラス35人中、平均3〜5人くらいの児童が自分の携帯電話を持っている。担任が予想していた数よりもずいぶん少ない。しかしながら、携帯電話やインターネットへの関心は高く、ブログ・サイト・チェーンメールといった専門用語を知っている児童も何人かいる。今回は携帯電話に限定せず、パソコンでも使う電子メール全体を通して指導することにした
 授業として「事例で学ぶネットモラル」の「電子メールのルール」の映像教材を使った学級活動を行った。児童は、大変興味深くビデオを見ながら、メモを取る様子が伺えた。やはり映像教材は有効である。「メールは便利なもの」だと思っている児童が多かったが、ビデオを見て「メールを送る時間帯に気をつけなければならない」「メールでの言葉づかいにも注意が必要」という意見が児童から多く出た。また、今後「友だちとのメール」がきっかけで、仲間はずれやいじめなどの問題が起こる可能性があることも知った。
 最後に、「ケータイ安全教室 映像教材」のDVDを見て、携帯電話の正しい使い方や、携帯電話を使用する際のマナーやモラルを学習した。児童の中に「いつか携帯電話を使う日が必ずくるから、マナーを守ってトラブルが起こらないように気をつけたい」、「携帯電話やパソコンは、相手の顔が見えないからよいのではなく、見えないからこそ言葉づかいや内容をちゃんと考えて使わなければいけない」という感想があった。
 今後も継続して、情報モラルに関する取り組みを進めていきたい。                   

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【安城・丈山小】チェーンメールから,情報モラルについて考える

 「情報モラルとは何か」という問いかけから,情報モラルとは,パソコンや携帯電話などを有効に活用している情報社会を生きぬいていくために,すべての人が身につけておかなければいけない考え方や態度であるということを学びました。そこで今回は,チェーンメール(不幸のメール)について取り上げ,これがどんなものかを知り,何が問題なのかを考えました。
 授業を始めた当初,「メールを決められた人数に回さないと,自分が不幸になる。それが嫌だから回してしまうだろう」と考えていた児童がいました。しかし,チェーンメールの問題点を,学級全体で考えていくなかで,「自分のところにチェーンメールがきても,自分のところで止めることが大切なんだ」ということに気づき,考えの変容が見られました。
 本授業を実施した5年生のクラスでは,携帯電話を所持している人数が4人と,チェーンメールが身近なものととらえる児童が少なかったです。しかし,今回発生した東日本大震災の際に多く出回ったチェーンメールの実際を,いくつか実例をあげて紹介すると,「私のお母さんのところにも来たよ」,「ニュースで問題になっていたね」と,私たちの生活と情報モラルの在り方を結びつけて考える児童が多くいました。

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【岡崎・六ツ美南部小】小3 安全なネットの使い方「大人と一緒に使おう」

 3年生の子どもたちに,「インターネットを使ったことがありますか?」と聞くと,半分以上の子が「ない。」と答えた。3年生になってから,社会科では,学習の導入として,パソコンを利用した学区の航空写真から六ツ美南部小学校を探した。また,算数科わり算の習熟のために,岡崎市教育ネットワーク総合リンク(OKネット)のWeb教材「@発見島」を利用した。どちもインターネットを利用したものである。子どもたちは,インターネットというものをあまり意識せずに使ってきている。
 「インターネットの使い方」についての意識を高めることをねらい,前述のOKリンクの教材「事例で学ぶNetモラル」を利用して,情報モラルの学習を行った。映像の中で出てきた(一人でインターネットをしたときにおかしなページがつぎつぎと出た)ことについて,子どもたちは,「こんなことがあるなんて初めて知った。」と答えた。学習後の感想では,「どうしたらよいか分からなかったり,おかしいなと思ったりしたら,大人の人やお父さん・お母さんに見てもらう。」と発表することができた。
 3年生の子どもたちは家庭でもインターネットを利用する機会が増えてくると思われる。正しい知識と正しい使い方でインターネットを利用してほしい。

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【岩倉・岩倉中】携帯安全教室

 5月23日(月)の午後、本校の1年生を対象に、携帯会社より講師の方をお招きし、「ケータイ安全教室」を開催しました。携帯電話は便利な反面、危険が伴うこともあります。今回もチェーンメールについてのお話を中心にしていただきました。また、それ以外にも多くあるトラブルを、実例を挙げて詳しく説明していただきました。
 本校の1年生は269名います。そのうちの約30%が自分の携帯電話を持っています。携帯電話を持つときは「責任」ももつ、という最後の言葉を全員がしっかりと受け止めました。

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【瀬戸・八幡小】ネットモラル教室

 本校では,民間の携帯会社に依頼し,6年生対象に「ネットモラル教室」を実施しました。
 事前調査で,自分専用の携帯電話を所持している児童は,全体の約35%いました。また,近い将来携帯電話を所持する児童も増えてくると十分考えられます。そこで,この機会を生かして,トラブルに巻き込まれないようにと考えて実施しました。
 内容は,「携帯電話の機能」「ルールとマナー」「迷惑メール・電話の撃退方法」「メール,ネット掲示板,ブログでのマナー」「携帯電話の料金」等について,プレゼンテーションを見ながら,具体的に説明を聞きました。説明の後に,マナークイズがあり,児童は真剣にクイズに答えていました。
 
 以下は,事後に書いた主な児童の感想文です。
・「乗り物の優先席で,電源を切らなくていけないなんて初めて知りました。」
・「これからは,変なサイトにいかないよう気をつけたいです。」
・「僕は,携帯を持っていませんが,僕の知らないことをいっぱい知りました。」
・「分かりやすかったし,おもしろかったし,勉強になりました。最後のあいうえお作文は,とても覚えやすかったです。」
 
 児童にとっては,初めて知ったことがとても多く,気をつけることは何かがよく分かり大変勉強になったようです。今後も,6年生を対象にこの「ネットモラル教室」を実施していきたいと思っています。


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【設楽・清嶺小】道徳「ネチケット」の実践

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1 主題「ネチケット」
2 ねらい
・ケータイやコンピュータを使って、インターネット・メールをする場合の問題点を理解し、使用上のルールを作って守ろうとする意識を高める。
3 教材「子どもをトラブルから守るために(ケータイ安全教室 映像教材 入門編)」
4 実践
(1)はじめ
 「家でメールやインターネットを使う人はいますか」と発問すると、「検索して調べます」「インターネットで調べます」「学習ゲームをする」が、子どもたちからあがった。そこで、「インターネットやメールを使うときのルールやマナー『ネチケット』について学習しましょう」と投げかけ、DVDの視聴を促した。
(2)なか
 各チャプターにおいて出題される「違法サイトから音楽をダウンロードしてもいいの?」「知らない間に人を傷つけているかも?」「個人情報を公開してもいいの?」などを3択クイズ形式で答え、肖像権や著作権について学んでいった。その中で『してはいけないこと』について考えさせた。例えば「乗り物の優先席付近では、ケータイの電源を切ってください」という内容を取り上げ、どうしてかを話し合った。子どもたちは「うるさいと迷惑だから」「大事な話が聞けないから」「音が気になって自分のことに集中できないから」と予想を発表した。「実は体の中に機械を入れている人がいます。ケータイの強い電波は、その働きを狂わせてしまい危険だからです」ということがわかると、全員が「ええ、知らなかった」と声をそろえて驚いた。
(3)おわり
 問題点に気づいた段階で、学校のインターネット使用のルールを作った。全員が一つずつこれは必要だというルール・マナーを出し合った。最後に感想を発表した。「今まで知らなかったケータイの裏の顔がよくわかった」「法律で決まっているのに、知らなかったことがわかった」。この実践でこれからのネット世界で必要となるルールを子どもたちが共有できたことは、情報社会を生きるために有意義であった。
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【稲沢・大里中】保護者とともに考える情報モラルの授業を通して

 携帯電話やインターネットに関わる問題が依然,ニュース等で大きく取り上げられており,子どもたちもいつ危険にさらされるか分からない状況です。子どもたちはもちろん,彼らを守る立場の大人も,情報に対する幅広い知識が必要となっています。
 今年度,大里中学校では,授業参観日に道徳の授業を全校で行い、保護者のみなさんにも一緒に情報モラルについて考えていただく機会を設けました。3年生では、『インターネットに情報発信するときのルールやマナー』についての授業を,DVD等の資料を参考に行いました。様々な事例をみて,どこがいけないのか,誰が傷つくことになるのか,どうするとよかったのか等を生徒間で意見交換をし,ルールやマナーについて確認し合いました。その後,著作権,肖像権,プライバシーの問題等についての学習を行い,理解を深めました。授業の最後では,日常生活のなかでの周囲の人に対する自分の言動を振り返り,相手の立場を考えた思いやりのある言動の大切さを考えることができました。
 今後も,学級だけでなく,学年や全校の集会,学校だより等を通して,継続的に情報モラルに対する意識の高揚に努めていきます。保護者のみなさんにも情報発信していきます。 

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【春日井市・石尾台中】「情報社会と上手くつきあっていくために」

 本校では、毎年1回情報モラルについて、全校一斉の道徳の授業を実施しています。今年度は、5月25日(水)6時間目に、情報教育担当の技術科教師によって、情報社会を生きる心構えを育てることをめあてに行いました。事前に携帯電話やインターネットの使用状況についてアンケートをとり、自分たちの現状を確認しました。近年著しく発展する情報機器には、便利さと隣り合わせに思わぬ危険が存在します。それについて、現代社会が自動車とどう関わってきたかを例にして考え、情報社会におけるルールやマナーの必要性について学びました。今は情報器機にそれほど関わりのない生徒にとっても、将来的なことを考えると、この問題は、だれもが自分の問題としてとらえていくべき課題であることを学習しました。
 今後も継続的にアンケートを実施し実態把握をしていくとともに、技術科における情報の学習等で情報モラルについて詳しく学んでいきたいと思います。とりわけ3年生は、1学期後半に国語の授業において、「メディア社会を生きる」を読んだ上でのメディア社会についての意見文作成や話し合いの学習でこの日学んだことを発展させていきたいと思います。また、家庭でも情報モラルについて考え合えるように、一斉授業の後、教室で保護者向けの啓発パンフレットを配付しました。

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【一宮・朝日東小】情報モラルのガイダンス

 本校では、学校経営方針の中に情報教育に関することとして「情報教育の指導の充実を通して、未来に生きる力を身につけた児童の育成すること」をあげている。また、それを実現していくために、総合的な学習の時間をはじめ、さまざまな活動場面で、収集資料としての情報に対する見方や考え方、コンピュータの扱い方やソフトの操作を指導していくこととしている。これらを受けて、情報を扱う上でのルールやマナーを学ぶこと、インターネットの危険性を理解すること、コンピュータリテラシーなどを指導計画に位置付けた。
 始めに、高学年の児童が所属するパソコンクラブの第1時間目の活動として、情報モラルやネチケットについての学習時間を設定した。そして、内容として児童が抵抗なく楽しみながら取り組めるように『ディズニー・ネチケットを学ぼう』を活用することにした。実際の活動場面では、物語を通して学べる場面があり、時折、歓声が聞かれるなど参加者全員が集中して取り組むことができた。初めて体験した児童は「個人のものって大切なんだ。」と感想を話していた。また、途中からは、ドラえもんが登場する『まんがでわかるネチケット』も紹介して、さらに学習を深めた。

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【豊田・冷田小】低・中・高学年で進める情報モラル教育

 昨年、名古屋市の中学生が著作権法違反の疑いで逮捕されるという事件があった。著作権について知らないために起こった事件と考えられる。本校の児童は約9割が家庭にコンピュータを持ち、何名かはゲームや音楽をダウンロードした経験を持っている。著作権学習の必要性を感じたため、著作権を中心に据え、学年に応じて個人情報やネット依存症などについても学習することにした。本年度も昨年度と同様に指導を進める予定である。
<低学年> 
 「おじゃる丸コピーライトワールド」から、コピーライト(著作権)とはどんなことであるかを、クイズを通して学習する。その後、本やサッカーボール(FIFA公式球のレプリカ)からコピーライトマークを見つけ、実際にどのように使われているかを知ることができた。また、スタディノートで作った自分の作品に、コピーライトマークをつけてみる経験をした。
<中学年> 
 アニメをつかって著作権と個人情報について学習した。特に個人情報では、情報を流すとどうなるのか、自分の情報だけでなく友達の情報も気軽に流さないことについて確認した。その後は、仮想のチャットでバーチャルの世界を楽しみ、書き込みのルールなどについて学んだ。
<高学年>
 著作権について法律の観点から学習した。最高で懲役10年、罰金1000万円という罰則や、民事裁判での多額の賠償金を払った判例に驚きの声が上がり、著作権の重要性を学習することができた。また、「ネット依存」についても学習し、その後チェックリストで依存傾向を自己チェックした。
 最後に、保護者に対しては、ゲームやインターネットの使用に関して家庭で話し合い、ルールを作っていただけるように、保護者会や懇談会で依頼した。

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【岡崎・上地小】ゲームと上手につきあおう

 岡崎市では、OKリンクという学校教育の総合サイトがあります。そのトップページにリンクされている情報モラル教育のところに、「事例で学ぶNetモラル」というものがあります。ここでは、小学校から中学校の各学年にあわせた情報モラルの学習ができます。
 昨今、誰もがゲーム機を持っているような時代ですが、低学年の頃から、ゲームをやりすぎることへの生活の弊害を学ぶことはとても大切なことです。今回、2年生のある学級では、「ゲームと上手につきあおう」という学習をしました。事例で学ぶNetモラルの中に「あんぜんとけんこうへのはいりょ〜ゲームにねっちゅうすると」という項目があり、それを使って学習しました。ゲームで夜更かしをすると、寝不足、朝食がとれない、授業に集中できないという悪循環になることを、児童は学ぶことができました。
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【刈谷・平成小】道徳で携帯電話の使い方を考え、ルールやマナーについて学ぶ

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 現在、自分専用の携帯電話を持っている児童は少ないが、テレビのCM、日常生活などで興味関心をもち、使ってみたいと思っている児童は多い。遅かれ早かれ、いずれ携帯電話を使用することを考えると、その利便性や不安要素を知っておくことは大切である。そこで、本単元を通して、携帯電話のいろいろな使い方について、具体的な事例を取り上げ、正しく使えば大変便利なものであるが、間違った使い方をすると、他人に迷惑をかけたり、トラブルに巻き込まれたりすることに気づかせ、ルールやマナーを守り、正しく賢く利用していこうという意識をもたせたいと考えた。
 児童はVTRを視聴し、2人の男の子が、携帯の同じ機能を異なる使い方をしたケースについて考えたり、携帯クイズに挑戦し、グループで話し合ったりすることで、携帯電話のルールやマナーについて学ぶことができた。これらの事例を、さらに「携帯電話を使う時に守ろう!約束8か条」にまとめ、携帯電話を使う際に、この8か条を守って正しく活用していこうという意識をもたせることができた。

○授業でわかったこと、感想
 けいたいの8か条があることを知って、びっくりしました。ぼくは、けいたい電話をなくしても、自分でさがせばいいと思っていたけど、他の人に拾われて悪用されたらこわいと思いました。すぐにけいたいの会社に知らせるようにしたいです。それに、あやしい会社やチェーンメールに引っかからないように、気をつけるといいんだなあと思いました。

○けいたい電話を使う時に、心がけていきたいこと
 病院へ行ったら、マナーモードにするだけじゃなくて、電源を切って、患者さんの迷惑にならないようにしたいです。友達の電話番号やメールアドレスは、他人に教えないようにしたいです。けいたい8か条を勉強したので、これを守って、大切に使って行きたいです。

【刈谷・平成小】資料1
【刈谷・平成小】資料2
【刈谷・平成小】資料3
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【豊田・井上小】「 インターネットのルールとマナー 〜5年 情報モラル〜 」

 5年生の子どもたちは、コンピュータを使い、インターネット上で情報を検索したり、ゲームやブログ、動画サイトを閲覧したりすることに、強い興味をもっています。しかし、インターネットで犯罪に巻き込まれることや、友だちとのトラブルの原因となる危険性についての意識はとても低く、個人情報の取り扱いや、著作権についての知識は、ほとんどありませんでした。
 そこで、インターネットを安心・安全に使用することができるよう、「しまちゃんの情報モラル講座」の情報モラルクイズや、IA japanの「インターネットを利用するためのルールとマナー集」を使い、ネットのルールとマナーを学習しました。クイズや話し合いの活動を通して、子どもたちは、インターネット上の情報が正しいものだけではないこと、ウイルスの危険性やその対策方法、個人情報を安易に入力することにより発生するトラブルがあること、情報を発信する場合、相手に思いやりの気持ちをもって文章を作る必要があることなどを学ぶことができました。
 学習後の感想では、「だまされないようにしたい。個人情報は絶対に教えない。」「相手が見えないからって、自分がされて嫌なことは絶対しない。」「広告メールや、ウイルスメールに注意したい。関わらない。」といったものがありました。インターネットの楽しさ、便利さだけでなく、危険な部分にも目を向け、安全な使い方を学習できたと思います。

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【小牧 篠岡中】 ケータイ電話に関するトラブルやその対処法について学習しました

 5月16日(月)5限、外部から講師2名を招き、1年生64名を対象に「ケータイ安全教室」を実施しました。メールがきっかけで起こるトラブル、「出会い系」サイトを通じたトラブル、インターネットへの書き込みで起こるトラブルなどを、映像等を使って分かりやすく説明してもらいました。また、それぞれのトラブルに対する防御方法も教えてもらいました。公共の場でのルールやマナー、著作権や肖像権についても学習し、有意義な1時間になりました。
 特に「なりすましメール」や「ブログ・掲示板」に関する事件についての映像は、生徒も興味を持って見入っており、その危険性を身近に感じたようです。中学1年生はまだケータイ電話を所持していない生徒が多く、話の内容がぴんと来ないこともあったようです。しかし、ケータイ電話は今や大人にとっては生活必需品になっています。近い将来所有するケータイ電話に関する様々な危険を、早い段階で知っておくことは大切だと考え1年生で実施しました。

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【豊橋・天伯小】ネットモラルの基礎を学ぶ授業

 本校では、2年2組を対象に「ふてきせつなWebにそうぐうしたときのたいしょほう」というテーマでネットモラルの基礎を学ぶ授業を行いました。
 23名の児童のうち20名が家庭でパソコンを利用していると答え、普及率は、87%でした。親や兄弟と利用する児童もありましたが、子どもたちだけでパソコンを使用できると答えた児童が10名もおり、低学年にしてはとても多いと感じました。また、携帯電話でメールを利用できる児童が5名いたことも驚きでした。こうした実態から、児童が安全にインターネットなどを利用できるように授業を行いました。
 教材の登場人物「けんた」の気持ちにスポットをあてることで、より子どもたちの学びに近づけて授業を進めたいと考えました。授業では、
・ぼくがけんたならきっと同じことをしてしまうと思います。
・ぼくはエッチなページじゃないけどへんなのが出てきて困ったことがあったけど、お父さんに相談したら直してくれました。
・こういうことにならないよう、うちは、子どもだけではさわってはいけないようになっている。
など、活発に意見交換をすることができました。
 本校では、一昨年度より、道徳のカリキュラムの中に、ネットモラル指導の時間を組み込み、定期的に授業を行っています。まだ基礎的な内容ですが、子どもたちのネットモラルに対する意識は、確実に高まってきています。今後もこうした授業を積み重ねていきたいと思います。

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【江南・古知野東小】個人情報保護についての授業実践

 「情報モラル教育推進の手引」を活用して、4年生を対象に授業を行いました。内容は、情報発信の際には個人情報を漏らしてはいけないことを理解するものです。中学年用自作資料「わたしの大切な友達」を通して、友達のことをブログに書いた主人公の気持ちや勝手にブログに書かれた友達の気持ちを整理しながら学習を進めました。そして友達のために良かれと思って書いたブログであっても、実際はその大切な友達を傷つけてしまう結果につながることを知り、子どもたちはとても驚いていました。
 情報通信ネットワークの匿名性や非対面性の特徴、また一度掲載された個人情報は、不特定多数の人々に半永久的に広まる事実を知り、子どもたちはもし悪い人が自分の名前や住所、電話番号を知ってしまったら「どろぼうが家にくるかも」「いたずら電話がかかってくるかも」「ゆうかいされるかも」など、自分に置き換えて想像し、『絶対に個人情報は漏らしてはいけない』と強く意識することができました。

【江南・古知野東小】指導案

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【豊田・畝部小】4年「インターネットショッピング」

 本校では、4年生がインターネットショッピングを利用するときに気をつけることを学びました。事前のアンケートでは、家族がインターネットショッピングを利用したことがある児童は8割、自分がインターネットショッピングを利用したことがある児童は3割でした。このことからインターネットショッピングは小学生でも利用する機会が多く、インターネットショッピングの問題点について知ることが重要であると考えました。
 インターネットショッピングの画面を見ると「安い」「家にいながら買い物ができて便利」「あれもこれもほしくなる」などの意見がでました。しかし、虚偽広告が載っている模擬ホームページを見せると、「怪しい」「詐欺じゃないかな」「お金が戻ってこないかも」と不安な様子でした。授業の最後の感想では、インターネットショッピングはとても便利だが、悪意をもった虚偽の広告や詐欺の情報も多くあるから、情報が正しいのか慎重に判断しなければいけないこと。必ず保護者の同意のもとに購入することなどの意見がでました。
 今後もインターネットや携帯電話を利用するときのルールやマナーに対する意識を高めるとともに、情報モラルの学習を進めていきます。

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