携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【豊田・足助小】「学年に応じた情報モラルの指導」

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 6年生は、最近良く耳にするオンラインゲームについての学習を行いました。オンラインゲームを長時間やることで生活のリズムが崩れたり、思わぬ犯罪に巻き込まれたりすることから身を守ることをねらいとしました。
 オンラインゲームはその楽しさもさることながら、相手がいるため、やめ時を見失ってしまうことがあります。そこで、相手の誘いを断ることや自分で時間を守るための手段について、インターネット上の教材を利用して学習しました。
 5年生は、チャットの使い方について、学習を行いました。姿は見えない相手と意思の疎通を図ることの難しさや、巻き込まれやすいトラブルの事例等を、実際にパソコンを使用して学びました。
 また,3,4年生は学校公開日にあわせて開催し、保護者への呼びかけを行いました。子どもたちを取り巻くインターネットの環境などについて家族で考えるきっかけとなりました。

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【岡崎・矢作西小】Netモラルについての学習

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 矢作西小学校では、3年生が「事例で学ぶNetモラル」を利用して、インターネットで調べるときにはどのようなことに気をつければよいか、ということについて学習しました。    
 たかしとこういちは、インターネットで調べたことをまとめ、クラスで発表をしました。しかし、クラスの子から、間違っているのではないか、という指摘を受けます。子どもたちは、映像を見て、どうして二人が間違えてしまったのか、どうすればよかったのか、ということについて考えました。「資料の下に平成15年って書いてあったよ。すみまでちゃんと見ないといけないね。」「インターネットに書いてあることをそのまま写しちゃったから、確かめるとよかったんじゃないかな」「実際にその場所に行って調べてみるとよかったよ」と、気をつけるとよいことに気付くことができました。
 インターネットで調べることは手軽で便利ですが、間違った情報や古い情報があることを理解し、別の資料で確認したり、実際に足を運んで調べたりする大切さについて学ぶことができました。

【稲沢・千代田小】ケータイ安全教室

 大人の間では生活に欠かせない携帯電話。その機能も日々進化し,その使い方や楽しみ方もさまざまです。とりわけ,メールやインターネットなどは,いつでも,どこでも,また,世界中の誰とでもつながることができ,とても便利なものです。そんな携帯電話は,子どもの世界でも大きな存在になりつつあります。反面,そのリスクについても問題視されるようになってきました。
 そこで,本校では,学校公開日に6年生児童と保護者を対象にケータイ安全教室を開き,携帯電話会社から講師を招いて携帯電話の正しい使い方や注意点などについて学びました。
「公共の場で大声で話さない」「お店の雑誌記事を写真撮影することは著作権侵害のおそれがある」といったマナーや法律に関することや「迷惑メール」「ブログへの悪質な書き込み」などによるトラブルに遭わないために注意すべきことなどについて,事例を交えて教えていただきました。
 こうしたトラブルから子どもたちを守るためには,携帯電話のプラス面やマイナス面,マナーなどをよく理解しておくこと,また,「迷惑メール対策」や「フィルタリングサービス」などの安全対策を行ったり,家庭でのきまりをつくったりするなど,その使い方や持たせ方について,それぞれの家庭でしっかり話し合っておくことが大切であることを学ぶことができました。
 携帯電話をすでに持たせている家庭にとっても,これから持たせようと考えている家庭にとっても,携帯電話を安全に使うための方法や心構えについて親子で話し合うよい機会となりました。

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【一宮市・北方小】ICT学習室で学ぶ情報モラル

 一宮市立北方小学校では、一昨年度まで情報モラルの学習の場として、パソコン室を使用していましたが、新たに「ICT学習室」を設け、大型ディスプレイやDVDプレーヤーを配備したり、情報モラルに関する資料を掲示したりして、分かりやすく学習できる環境を整えました。学習内容としては、別紙添付資料のように「インターネットってなに?」「インターネットでなにができるの?」「インターネットはこわい?」「ネットいじめってなに?」「見たいホームページをどうやって探すの?」などのように、インターネットの仕組みや、ホームページの閲覧方法の学習に加え、ネットの匿名性を悪用したいじめ、詐欺まがいの悪徳商法、違法ダウンロードによる著作権の侵害などについて、学年の発達状況に応じた学習を展開しました。
 授業を終えて、子どもたちは「パソコンは便利だけれど、間違った使い方をするといじめになってしまうので怖いと思った」「お金を払わずに音楽をダウンロードすると犯罪になるということが分かった」などといった感想が聞かれました。
 本年度は、昨年度作成した資料をさらに発展させデータバンクとして蓄積していくとともに、6年間系統的な指導ができるように各学年の指導案の練り直しを行っていきたいと思います。

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【知多・八幡中】 生徒・保護者の意識の向上を目指して

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 本校では、携帯電話の所持率が急に高くなる1年生を対象に、学級活動の時間を利用して「携帯電話使用のルールとマナー」について学習を実施しています。これは知多市コンピュータ部会で作成した指導案をもとに行われ、授業を実践しながらより良い指導過程を作成していくための取り組みでもあります。授業後の生徒の感想には、「これまで携帯電話の使い方など意識したことがなかったが真剣に考えなくてはいけない」「家族との約束事を決めて使いたい」など、マナーやルールの重要さに気づいた意見がほとんどでした。
 また、保護者にはできるだけ早い時期から携帯電話に関するトラブルや危険性を認識してもらう目的で「入学説明会」において、「サイバー犯罪防止教室」を実施しています。この取り組みは今年で4年目になり、保護者の意識を向上させることに大変役立っています。このように、本校では生徒と保護者に早い段階に注意を促すことで、携帯電話やインターネットを快適に、安心して使えるような環境つくりを目指しています。
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【大府・大府北中】保護者を対象にした情報モラル

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 大府市立大府北中学校では,4月15日(金)のPTA総会の場で,保護者を対象に情報モラルについて,お話をしました。
 ネット上のいじめとは,ネット上のいじめの特徴,ネット上のいじめの対策の3点について説明し,「携帯電話の必要性・危険性について,子どもとしっかり話し合い,必要がない限りもたせないようにすること」「携帯電話やインターネットの利用に関する家庭内のルールをつくり守らせること」「子どもが利用する携帯電話等については,フィルタリングを設定すること」を依頼しました。
 さらに,愛知県警察本部より出された「児童が使用する携帯電話へのフィルタリングの利用推進資料」を利用して,フィルタリングの啓発をしました。

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【一宮・大和東小】インターネットを安心・安全に利用するためには

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 本校では、5年生がインターネットを安心・安全に利用する方法について学びました。授業では、インターネット上のサイトを利用し、インターネットをするときには、ルールやマナーがあることを学んでいきました。
 インターネットをすることで、ゲームや買い物ができたり、知りたい情報を調べることができたりするので、積極的に利用した方がよいと思っている子が多くいました。しかし、インターネットの危険性を知らずに利用すると、自分が知らない間に犯罪に巻き込まれてしまったり、相手を傷つけてしまったりすることがあるので、インターネットを利用するときには、ルールやマナーを守らなければいけないことに気づくことができました。

 また、相手に伝えたいことがあるときは、情報伝達手段(インターネット・電話・手紙・直接伝える)として何を使うべきかを考えることの大切さについても指導しました。
 今後も総合的な学習の時間を活用して、インターネットや携帯電話を利用するときのルールやマナーに対する意識を高めるとともに、情報モラルの学習を進めていきます。

指導案

【半田・青山中】自作のデジタルコンテンツを活用した「情報化社会における健康な生活づくり」の授業

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 本校では、「情報化社会における健康な生活づくり」の授業を学級活動の年間活動計画に位置づけて実践している。今回は、昨年度の2月に、2年生を対象として行った実践を報告したい。
 昨年までは、「性被害と加害」を中心に扱ってきたが、今年度は、「出会い系サイト」などを取り入れ、ネット社会の犯罪の実態や被害の状況、性犯罪防止の取り組みなどについて理解することで、意識の高揚を図ることをねらいとした。半田市では、学校ICT支援事業に取り組んでおり、デジタルコンテンツチームが配置されている。そこで、このデジタルコンテンツチームに協力を依頼し、ふさわしいデジタルコンテンツを制作・活用することで視覚的な効果を期待した。
 授業では、ネット社会の犯罪の発生について、時間帯や場所の違いに注目し、クイズ形式で生徒に提示することを導入とした。クリックひとつでグラフが拡大したり、ポップアップの映像が表れたりする様子に生徒は自然に惹きつけられ、学習課題にスムーズにつなぐことができた。その後は、警視庁サイバー犯罪HPなどに接続し、出会い系サイト規制法やコミュニティサイトの実態などについても紹介した。少人数のグループで、コミュニティサイトの心配なところを話し合わせたが、そこでも活発な話し合いをすることができた。学習プリントを振り返ってみても、充実した時間を過ごしていたことが理解できる。テレビやインターネットなどを介して、様々な映像や情報があふれるなかで生活している生徒たちにとって、デジタルコンテンツを活用した実践は、自然でなじみやすいものだと感じた。このデジタルコンテンツの作成には、協議を重ねたため3ヶ月を要したが、その価値を実感できるものであった。

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