携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【豊橋・二川中】(H23)インターネットモラルについて学習しました

 3年生が技術の時間に「e−netモラル」を使ってインターネットモラルについて学習しました。コンピュータ学習(コンピュータの操作、ソフトの使い方など)を行った後、インターネットを使う上でのモラルについて学習しました。
中学3年生の実態としては、半数以上の者が携帯電話を所持し、インターネットも日常生活で活用している者が多いようです。学校生活でも、インターネットによる調べ学習などに意欲的に取り組む生徒が多いようです。しかし、インターネットの利便性はわかっていても、危険性についてはあまり関心がないようです。「裏サイト」とか「ネット上での攻撃」などの言葉では知っていても、自分には関係ないと思っているようです。そこで、モラルについて考えました。
まず、ネット上でのひぼう中傷が犯罪であることや道徳的にも許されないことについて考えました。次に、肖像権のこと。例えば、友達の写真を許可なくネット上にのせると全世界の人がに見られて大変なことになるとか、好きなアイドルの写真を勝手に自分のコンピュータに取り込んで友達に配るなどの行為は違法であることを知りました。そして、サイトに潜む危険性。何気なくクリックすると法外な金銭を要求されたり、個人情報が知られてしまうなどの危険性があることを学習しました。時間が限られていたので十分な学習はできなかったかもしれないが、インターネットモラルへの関心を高めることができました。今後は、技術の時間だけでなく道徳の時間を使って心の面からとらえていきたいと考えています。
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【豊田・足助中】(H23)「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」

 豊田市立足助中学校では、1年生の技術科で、インターネットの怖さを知り、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用する上での注意を促すことを目的とした情報モラルについての授業実践を行った。
 授業では、携帯電話やインターネットの利用を通して起こりやすいトラブルやその対処方法について、「NTT DoCoMo ケータイ安全教室」の映像教材を使用して学習した。
 プロフィールサイトや掲示板の資料を見せたり、実際に起こったトラブルの事例を紹介したりすることで、生徒たちは身近なことと受け止めて、トラブルに合わないようにしようという意識を高めることができた。また、生徒たちは、モラルを守った使い方をしないと、個人への誹謗中傷による人権侵害など、人を傷つけるだけでなく、犯罪にもつながる危険があることを知った。
 さらに、インターネットのサイトを見たときや、メールを送ったときに「ログ」や「ヘッダー」という足跡が残ることから、インターネットは完全な匿名ではなく、場合によっては個人情報などを知られてしまう恐れがあることについて話し合った。
生徒の感想には、「自分や友達の個人情報を、インターネット上に公開しないようにしたい。」というものが多く、今後もインターネットを安全に使用したいという思いが高まったことがうかがえた。

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【豊橋・豊岡中】(H23)ネットモラルを守って、情報を発信したり受信したりすることの大切さについて学習しました

1 ねらいと方法
(1)実践のねらい
 3年生のマルチメディアの学習では、発表用ソフトを使って自分を紹介する授業を行った。コンピュータを操作する技術に優れている生徒は、画像や音楽のデータなどの肖像権や著作権のことを考えずに、ダウンロードを行ったりデータを変換したりして、本来は取り込むことができないデータを当たり前のように使っている生徒も見られた。
 数ある情報を取捨選択し、法律を守ってコンピュータを活用しなければならないことを知ることは、自分や周りの人の個人情報の流出を防いだり、情報が悪用したりされたりしないことにつながる大切な学習である。扱っている情報の背景には、情報の発信する側も受信する側も、ネットモラルを守ることで情報社会が成り立っていることを考え、モラルを守り、正しく情報を活用することをねらいとして授業を考えた。
(2)実践の方法
・事前にコンピュータで作業をした経験についてアンケートを行う。
・ネットの危険性やネットトラブルの資料を提示する。
・著作権や個人情報の保護の法律について知る。

2 生徒の変容
 自分と同年齢ぐらいの生徒が個人情報を発信しているブログやチャットの実例をあげると、楽しそうだから個人情報をつい発信してしまう気持ちがわかるという意見が出た。著作権や個人情報の保護に関する法律のことを知ると、ネットモラルを守ってコンピュータを利用しなければならないと思うようになった。また、多様な情報を扱う上で、特に情報の発信に関してのトラブルが多いことを教師から注意を促すと、気をつけようと考える生徒が増えた。

3 成果と今後の課題
 生徒たちは動画サイトや音楽サイトから音楽を無料でダウンロードしていることの危険性や法律に触れる可能性のある行為であることを再認識することができた。また、チャットやブログなど興味がわくものに対して、住所やメールアドレスなどを安易に発信していた自分に危機感を抱くことができた。
 実際にネットトラブルで困った事例や法的に処罰される事例をみると、自分が行っていることが安全なのか考え、モラルを守って受信や発信をすることは大切なことであることを理解することができた。今回の例題を含めたネットトラブルについてはほんの一例であり、子どもたちの知らない所で個人情報が悪用されたりトラブルに巻き込まれたりする可能性が十分にある。コンピュータの実習や学年集会などで、必要に応じて生徒に知らせていくことが重要だと思う。

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【岡崎・大門小】(H23)携帯電話のメールによる いじめを考える

 「大門キッズセッション いじめを考える人権集会」で、携帯電話のメールに潜む危険性を題材に取り上げ、いじめについて5,6年生の子どもたちと学区の方々で話し合いを行いました。
 この会では、5,6年生を対象に行った、いじめと携帯電話に関するアンケート結果の報告があり。DVD教材「ちょっと待って、ケータイ2 〜ルールとマナーをまもろう〜」を視聴しました。話し合いでは、携帯電話のメールを使ったいじめの事例をもとに、いじめの被害者の気持ちを考えました。子どもたちの間でも普及している携帯電話での事例であったため、真剣な話し合いが進められました。「わたしがさとちゃんだったら、誰にも言えずに、ずっと苦しんだと思います。」「携帯電話は正しく使いたいと思います。」など、携帯電話をもっていない子も、この会を通して携帯電話のルールやマナーについて考え、ルールやマナーの大切さを考えるいい機会となりました。
 これから、ますます携帯電話の普及が進んできます。子どもたちに携帯電話の利便性の裏にある危険性を伝え、正しい使い方とマナーを身につけていってほしいと思います。
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