携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

「豊橋・豊小」事例で学ぶNetモラルを使い、情報モラルの学習をしました

 5年生の1学級で、5月、9月、10月に情報モラルの授業を行いました。
 「身につけたいな、情報モラル!」という題材で、「事例で学ぶNetモラル2009年度版」の「架空請求と不当請求〜あなたならどうする?こんなハガキ〜」を使い、情報モラルの学習をしました。

主な内容は次の通りです。
1 「架空請求と不当請求〜あなたならどうする?こんなハガキ〜」のビデオ教材を視聴する。
2 ビデオから、架空請求ハガキが届いた子の気持ちを考える。
3 架空請求のハガキを詳しく調べ、本物だと思わせる言葉と、相手を不安にさせる言葉に線を入れる。
4 ハガキを受け取った主人公は、これからどうすればいいか話し合う。
5 まとめの映像クリップを見て、わかったことや友達の意見でよかったことふり返る。

 子どもたちは、活発に意見交換をし、「架空請求と不当請求」というものが、周りの人に多大な迷惑をかけてしまうこと。自分自身にも起きるかもしれないこと。コンピュータやメールなどから来る情報、ハガキで送られてくる情報が本当に正しいものなのかを確認する必要があること。本当に困ったときなどは、信頼できる大人に相談し、自分の判断だけで行動をしないようにすることなどが確認できた。
 子どもたちの授業に対する意欲や考え方の変化などから、今後も情報モラル教育の必要性を感じることができた。

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【豊橋・東田小】情報モラル体験(保護者)と携帯ゲームのルールについて

 年度当初に情報に関するアンケートを実施したところ、自分の携帯電話は持っていないが、親の携帯電話のゲームで遊ぶ機会が多いという子どもの実態があった。また、本校PTAからは「学校で、情報モラルをどのように扱っているのか知りたい。」という要望があった。
 そこで、実際に「Netモラル」を学校で保護者の方が体験したり、「子どもと携帯電話」というテーマで、話し合いの場をもったりと、保護者の「情報モラル」への意識を高める取り組みをおこなった。4〜6年の保護者に参加してもらい、コンピュータ室にて、疑似体験をし、各家庭でのインターネットや携帯ゲームのルールなどの情報交換会を行った。
 事後の保護者アンケートには、「無料という言葉に誘われて、個人の情報を流出させてしまったり、間違った情報が友達関係にも悪影響を及ぼしたりという事例を体験しました。子どもと家で、もう一度インターネットのルールについて話し合ってみます。」という意見があり、保護者の意識高揚に一定の効果があったといえる。今後も、教師と保護者が力を合わせて、子どもたちの「情報モラル」に取り組んでいく必要がある。
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【碧南・西端小】ケータイ安全教室

 本校では、NTTドコモから講師の方をお招きし、6月9日に6年生、2月9日に5年生を対象に「ケータイ安全教室」を開きました。両日とも学校公開日で、保護者にも参観していただきました。
 携帯電話の正しいルールやマナー、メールやインターネットの危険性とその対処法についてお話していただき、クイズなども交え、楽しく学習することができました。また、保護者の方々にも、携帯電話やインターネットを使った犯罪がますます悪質で巧妙になってきている中で、子どもをトラブルから守るために、現状を認識して対策を考えていただくよい機会になりました。

<児童の感想より>
・いつか自分がケータイを持つことになったときに、今日教えてもらった注意点を忘れずに気をつけて使いたいと思いました。
・ケータイを使うときに絶対にメールがきたらお母さんに相談します。これからも気をつけてメールを送ります。
・私はまだケータイを持っていません。でも、ケータイの使い方を知らないと逆に自分が危なくなるし、人の迷惑にもなるというのがわかりました。
・ケータイは、ボタン1つで簡単に「有害サイト」や「悪徳業者」につながってしまう危険なものだと改めて実感しました。なので、絶対、必要なとき以外にケータイは使わないようにしようと思いました。

 このケータイ安全教室をきっかけに、各家庭で携帯電話やインターネットについて話し合っていただくとともに、ルールを守り安全に使用するための情報モラル教育を充実させていきたい。

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【豊橋・石巻中】「個人情報」とは何かについて、話し合いました

1年生の学活で、「個人情報」とは何かについて、話し合いを中心にした授業を行いました。携帯電話のメールアドレスを本人に無断で、教えてしまった生徒がいて、それが大きなトラブルに発展してしまったという想定で取り扱いました。
 個人情報という言葉の意味を全員が理解することをねらいとしました。情報教育(情報モラル学習)の導入的な位置づけとして、実践しました。そして、個人情報の裏に隠れている負の部分へ発展していくことを計画しています。
 授業ではまず、個人情報と聞いて連想する言葉を発表させ、ワードマップをつくりました。 氏名、生年月日、住所など出てきた言葉の中で、個人情報の一部になる(なりそうな)ものと生体情報(指紋など)に大きく分けていきました。そして、その言葉を組み合わせることで、ある一人の人間を特定できる(突きとめる)場合に、個人情報に該当することを知らせました(個人を特定することができなければ、個人情報に該当しない)。しかし、各種カードやメールアドレスはデータベース的に、また情報技術的に特定の個人を特定できる可能性が高いので、それだけでも個人情報になり得ることを伝えました。
 最後に、「1 自分にとって個人情報とはどういうものか。2 個人情報が漏れてしまったら…」という内容でまとめさせ、意見交換をしました。その中に書かれていたこと(法律やマナー、事件に関する)の中から順次取り上げていく予定です。

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【一宮・葉栗小】毎年、5年生の学習へ

 「インターネットは世界中に広がっています。だから、そこには特別なモラルも必要です。」と愛知県警察本部サイバー対策室の方。本校では、本年度初めて外部講師の方をお招きして、5年生、6年生の児童を対象に「情報モラル教室」を行いました。子どもたちは、インターネットのトラブル例を中心に知識を深めることができました。この取り組みは、葉栗中学校、葉栗小学校、葉栗北小学校とも連携。本校では、毎年5年生の学習として位置づけていく予定です。なお、5年生は、この学習後に、社会科の学習でも学び直しを行いました。

【子どもたちの感想から】
 「インターネットでの自己紹介は、顔写真や本名を入れてはいけないのは、初めて知りました。」
 「ブログに人の悪口、(犯罪の)予告状などを書きこむと、警察に捕まってしまうので、絶対、何があってもこういう人が傷つくことをやってはいけないということが分かりました。」
 「『できるだけ多くの人に』『10人以上に』ということが書かれていたら、(よさそうなメールでも)チェーンメールだと見分けがつくことが分かりました。」
 「インターネットやケータイでトラブルに巻き込まれたら、お父さんやお母さん、先生に相談して解決できたらいいです。でも、まずトラブルにならないように気をつけます。」

【幸田・幸田小】情報モラルをテーマにした授業

 幸田町教育研究会で取り組んでいる「情報モラルに関するモデル指導案集」を参考に全校で取り組んでいます。その授業での児童の感想です。
○2年生 「相手の気持ちを考えよう−約束や決まりを守る−」
・意地悪をしない。・ひどい悪口だな。・友達を傷つけてはいけない。
・さるお君は、反省してやめたからよかった。・たくさんの人に見られてひどすぎる。
・言われたら悲しいからやめてほしい。・先生や近くの人にどうしたらいいか相談する。

○3年生 「悪口を書かれた人の気持ちを考えよう」
・自分はこんなことが出来るとは知りませんでした。自分がやられたら嫌なのでしません。
・ネットは世界中につながっている。だから、ネットで悪口は絶対にしてはいけない。いいことはネットに載せたいです。

○3年生 「パスワード、ばれてしまうとたいへんです」
・他人になりすましても、すぐに分かってしまうし、迷惑がかかるのでしてはいけないと思った。
・他人になりすまして、ネットにつなげるだけでも、警察につかまってしまうことになる。

○4年生 「知らない人から電話がきたらどうしよう」
・知らない人から電話がかかるとパニックになってしまうから今日聞いたことを活かしたいと思った。
・学級の子の名前を言わないようにしたい。
・名前を教えてしまったら、その子が危ないめにあったり、嫌な思いをしたりするので、知らない人からかかってきたらすぐに電話を切ろうと思った。

○5年生 「どうしよう」(携帯電話を持ってメール依存症になった)
・メールを返さないということで友達でなくなるなら、友達とはいえない。
・メールだけでの話は本当の友達ではない。会って話す方がいい。

 上の例はほんの一部ですが、どの学年からも、「知っているよ」という声が多く見られました。しかし、これくらいと考えてしまうことでも、大きな犯罪につながってしまうことを知り驚いたこともありました。まだまだ、義務教育の中で子供達に伝えていくべきモラルがあるのも痛感させられるよい時間です。これからも、続けていきたいと思います。

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【東郷・東郷中】メールについてのマナー

 2・3年生を対象に情報モラルに関する内容の技術科の授業を行いました。
 校内のパソコンで生徒同士にメールを送らせ、メールの送信方法と利便性を伝えると同時に、実際にあったチェーンメールを紹介したり、教師用のパソコンにメールを送信させたりすることで、メールについてのマナーを考えさせました。
 また、知的財産権や産業財産権・著作権といった、作ったものに発生する権利について説明し、その後身近に起こりそうな問題を知らせるため、著作権や肖像権、掲示板での脅迫、不正アクセス、コンピュータウイルスについての説明の動画を見させました。
 まとめとして、ネット社会での問題を動画で紹介しているサイトで、今後自分に関わりそうな内容を選ばせ、動画を見て今後注意すべきことなどを考えさせました。

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【碧南・新川中】ケータイの使い方を考えよう

 4月23日(土)の授業参観において1年生全クラスで、株式会社NTTドコモ・モバイル社会研究所発行の「みんなのケータイ2 ケースNo.07 人のふり見て我がふり直せ・・・だね」を用いて、保護者の方と一緒に携帯電話の使い方、マナーについて考えました。
 授業では、黒板に掲示された資料から携帯電話使用のマナー違反を探し、何がいけないのかを話し合いました。
 ・歩きながら電話をしている。
 ・映画館で電話をしている。
 ・自転車に乗りながら電話をしている。
 ・喫茶店で携帯電話の充電をしている。
 ・勝手に携帯で写真を撮っている。
など、多くの意見が出されました。

 最後に、ケータイを使う上で気をつけるべきことを学級の全員が発言しました。
・周りのことを考えて使用する。
・便利な物であるからこそ、マナーを守って使う必要がある。
・歩きながら、自転車に乗りながらなど、ながらケータイはやめる。
・例えば電車の中など使う場所にも気をつけなくてはいけない。
・家などで使い方のルールを決めたほうがよい。
 
 生徒は、携帯電話の使い方のルールやマナーについて知ってはいるものの、実際の生活の中で気をつけることができていないと、自分の携帯電話の使い方について振り返ることができました。また、保護者の方に携帯電話の使い方について、家庭でルールを作ることをお願いする良い機会となりました。
 新川中学校では、今後も保護者、地域と協力して情報モラル教育に力を入れていたいと考えています。

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【みよし・三好中】ホームページ作成を通じた情報モラル教育の取組

 本校の生徒は、ブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、携帯電話を利用するゲームなどに興味・関心が高く、友達同士では携帯やパソコンでメールを利用して連絡を取り合う生徒が多い。情報モラルについて知識はあるが、生活に十分生かされていないのが現状である。そこで、技術・家庭科では情報モラル教育を計画的に行い、ネットワーク社会での正しいモラルを身につけられるように取り組んでいる。
 2年生の技術・家庭科の授業で、ホームページの作成を行った。事前学習として、教師が作成した良いホームページと良くないホームページを比較し、意見を出しあう取り組みをした。ここでは、どのような言葉で読み手が傷ついたり嫌な気持ちになったりするのかについて考えた。すると、生徒はホームページの作り手と読み手の受けとめ方が違うことに気づくことができた。その後の授業では、読み手の気持ちを考えながら言葉を選び、ホームページの作成に取り組むことができた。

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【豊田・西広瀬小】「ネット上に隠れた危険を知っておこう」

 本校では、5・6年生を対象にネット上に潜む危険について学習を行った。指導の内容は、おもに「個人情報について」「ウイルスに感染しないように」「著作権を守ろう」の3つである。
 個人情報については、ネット上に自分や友達の名前や住所、電話番号等を安易に書き込むと、思いもよらぬトラブルに巻き込まれる危険があることを学んだ。また、「無料」という言葉につられてホームページを閲覧すると、気付かないうちにコンピュータにウイルスが入り込み、大切な情報が流出してしまう恐れがあることも学習した。さらに、「著作権」というものがどのようなものかを紹介し、勝手に文章や音楽をコピーして友達に渡すことが法律に違反する行為であることを知らせた。インターネットはたしかに便利なツールではありますが、その影の部分を知っておくことによって、自分の身を守ることができるということを学んだ。

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【豊田・飯野小】「携帯ブログ」

1 児童の現状
 本校は豊田市北部に位置し、豊かな自然に囲まれている。古くからこの地域に住む人々と新興の住宅に住む人々が、それぞれの地域に生活している。祖父母とともに暮らす児童は少数派であり、両親がともに懸命に仕事に働く核家族が多い。現在650名程度の児童を擁しているが、近年、児童の減少が進みつつある。
 携帯電話やインターネットについてのアンケートの結果より、ブログやメールを安易に使う現状が、3年生以上で高学年になるにつれて多いことがわかる。
 今年度、本校では携帯ブログや自分の人形をつくり、仮想空間でのチャットを楽しむ「アメーバピグ」が主に3〜6年生を中心に流行した。自分の名前や小学校名などの個人情報を載せたり、人の悪口を書いたりしており、さらにパスワードを友達に教えたために、勝手にパスワードを書き換えられ、いたずらされたという訴えもあった。また、交流館からは、本校の児童が長い時間パソコンを使っていることを心配する連絡を受けた。その子たちから話を聞いた結果、児童館のパソコンを使って他人のパスワードを書き換えてのいたずらなどを行ったことがわかった。
 その後、全校集会や学年集会で携帯やインターネットを使う際の基本的なルール、たとえば個人情報を載せない、パスワードを他人に教えないことなどを指導するとともに、個別懇談や学年通信を通して保護者にも注意を呼びかけた。

2 課題と今後の対応
 夏休み前、6年生で自分の携帯を持っている子は全体の4分の1程度であった。その中で有害サイトへのアクセスができないようにしている子はわずかであり、保護者の多くはインターネットの危険性を認知していない。また、事件をきっかけに情報モラルについて指導を行ったものの、情報モラルに関する授業実践は一部の学年に限られていた。情報指導員との連携を図り、今後は職員全体が情報モラル教育について共通理解を深め、児童の発達段階に応じて取り組む計画が必要である。 
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【豊田・御作小】「ネット社会の歩き方」

 本校の5年生11名に、インターネットについて質問をしたところ、「何でもすぐに調べられるから便利」、「ゲームができて楽しい」、「楽しい動画いっぱいある」など自由にインターネットを利用している様子が見られた。そこで、インターネットを正しく使うためにルールを身につけさせる必要を感じたので、情報指導員の方と協力をして情報モラルの授業を年間通じて計画した。
 そこでまずは「情報検索」、「情報発信」、「個人情報・著作権」などについて様々な事例を分かりやすく紹介して『ネット社会の歩き方』を活用して、紙芝居形式で事例の紹介を行った。そこでの子どもたちの反応は、今まで当たり前のように使っていたインターネットは便利である反面、知らないところで危険にさらされていることに気付いたり、今はまだ経験したことがないが掲示板の書き込みやメール発信などの際に気をつけなくてはいけないことを学んだりしていた。
 次に、子どもたちにネット社会の疑似体験をさせるため、コンピュータ室内でのスタディーノートを利用したメールのやり取りや掲示板への書き込みなどを経験した。ここでは、顔の見える友達とのやり取りのため、さほど危険性を実感することはない様子であった。そこで、最後に『School Online』というサイトを利用してメールの疑似体験を行った。知らない相手へのメールを送信すると返事が返ってくるという経験は子どもたちにとってとても新鮮で何気ない言葉が危険を含んでいること実感することができた。
 今後は学校でのインターネット利用だけではなく、家庭での利用する際のルール作りを家庭と連携して考えていきたいと思う。

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【豊田・末野原中】「ケータイ・ネットモラル」

 本校では、ここ数年、情報モラル教育の一環として「ケータイ安全教室・ネットモラル講演会」を開催している。全校生徒とともに保護者や教師も参加して、ネット上のトラブルや犯罪に対する知識をもち、命や財産を守ることができるよう、講演会を通して学びます。昨年からの相談で増える傾向にある「SNS」にかかわる「ネット上のトラブル」は、保護者や教師から見えにくいうえに、個人やグループの無料携帯サイトなど新しい方法が次々と出てきて、その安全性を判断するのが難しくなっている。そのため、常に最新の知識を持つことが、身を守るために必要になる。また、学校と家庭が連携して、携帯電話やインターネットの使い方の指導を重ね、犯罪やトラブルに巻き込まれることを、未然に防いでいきたいと考える。
 講師には、携帯電話会社関連団体の「ネットモラル向上出張教室」の方をお招きした。携帯電話の利用にあたっての問題点や、「SNS」の問題点、個人情報の流出経路についてお話いただいた。スマートフォンなど便利になればなるほど、個人情報について慎重になる必要があることを、実演を交えて指導いただいた。ワンクリック詐欺などの巧妙な手口についても知ることができました。
 講演会終了後、生徒の振り返りのカードには、「ネットは怖い場所」というもののほか、「これからはネット社会で生きていかないといけないと思う。使う以上は子どもも大人も責任をもたないと!困ったら大人にちゃんと相談したい」というものもみられた。
 教師も、生徒による私的なサイトにも注目し、折にふれて学年・学級でも指導を継続していくことを計画している。また、各学年で重点的に指導する内容を明示して、情報モラル教育の系統化を図っていきたいと考えている。
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【豊橋・青陵中】携帯電話の使い方について学習しました

 携帯電話の普及により、子ども達でもブログ、ツイッターなど情報発信が手軽にでき、それに伴う問題も多くなっています。そこで、同じ事柄を電話で話す場合とメールで送る場合の気持ちの違いについて確かめる学習をしました。
 あらかじめ教師が用意した文章を、会話・電話・メールで伝えるグループに分け、どんな気持ちで伝えたかプリントに記入させた。グループごとどんな気持ちで伝えたか確認し、学級全体に発表した。会話や電話では、相手と直接話しているので、相手のことを気遣っていることがわかりました。メールでは、相手の様子がわからないので、相手がすぐに返事を返してくれないことに「腹がたった。」「きついことばになってしまった。」などの意見が出た。その後、携帯電話、特にメールの使い方についてどのようにするのがよいか話し合った。相手の様子がわからないので「すぐに返事が返ってこないことに腹を立てない。」「人の悪口を書かない。」などの意見が出た。

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【豊橋・新川小】インターネットや携帯電話の安全な使い方について学習しました

 社会の情報化が進む中、子どもたちも当たり前のようにインターネットや携帯電話を利用している。本学級でもインターネットを利用できる家庭がクラスの8割を超え、なかには自分専用の携帯電話を持っていて、ウェブページを見たり、友達とメールのやり取りをしている子も3人いる。しかし、ネット上で個人情報を不用意に流してしまったり、深く考えずに利用することで事件や犯罪に巻き込まれる危険性があることにはほとんど気づいていない。世間では、多額の料金を請求されるネット上での詐欺事件や、掲示板などでの匿名性を利用したいじめ、出会い系サイトを発端にした犯罪等が数多く起こっていて、年々その数も増えてきている。
 とても便利なインターネットや携帯電話の中には危険が潜んでいることや情報をやり取りする場合にも必要なモラルがあることに気づき、個人情報保護の大切さや、利用の方法について考え、身を守るための対策を実践することができる子どもになって欲しいと考え、本主題を設定した。
 授業をするにあたり、ダミーのホームページを作り、個人情報を巧妙にだまし取ったり、コンピュータウィルスに感染する疑似体験をさせた。環境を守るために寄付をしよう、DSやディズニーランドのチケットが当たるよ、という甘い言葉にだまされて個人情報を気軽に入力してしまう子が多く見られた。
 この体験を通して、とても便利なコンピュータや携帯電話だが、使い方に気をつけなくてはならないと気付いてくれた。

【豊橋・新川小】資料



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【豊橋市・汐田小】「ケータイって安全?」携帯電話の便利さと怖さについての学習を実施

 携帯電話の所有状況が契約者の増加とともに,低年齢化してきている。本校でも,低学年・中学年から使用している子も少しずつ増えてきた。また,高学年にいたっては十数名の子が所有している。そういった子どもたちを携帯電話のトラブルから守るために,まず知っておかなくてはいけないことについて学習を行った。
 はじめに,携帯電話でできること,便利さについて学習を行った。そして,便利さの陰に潜む怖さについて学習を進めた。資料としては,「ケータイ安全教室」というNTTdocomoから配布された映像資料を用いた。携帯電話でできるインターネットの利用法やそれにまつわるトラブルについて学習をした。
 子どもの中からは,「携帯電話は,一人ずつがマナーを守ることが大切だ。」とか「便利だけど気をつけないと大変なこと(怖いこと)になる。」などの感想が話し合われた。
 これから,どんどん使用が増えるであろう携帯電話について使用する前から理解しておくことが大切であると感じた。

【碧南・棚尾小】情報モラル教育に関する実践

 5年生社会科「情報化した社会とわたしたちの生活」では、いろいろな情報に囲まれて生活していることを学んだ。その中でインターネットやメール・携帯電話の利用はとても便利であるが、ネット上の犯罪やトラブルなどいろいろな危険があることも考えた。「掲示板に書くと、いろいろな人が見ているので注意しないといけない。」、「知らない人からのメールは開かないほうがよい。」、「ホームページに書いてあることを簡単に信じないほうがよい。」などの意見が出された。
 そして、次のような点に特に注意して利用するように話した。
 1 家の人の許しをもらい、マナーを守って利用する。
 2 知らない人からのメールは絶対に開かない。
 3 アドレスを教えるときは、家の人に相談する。
 また、自分や家族の情報管理について「友達の住所や電話番号をたずねる電話などがあっても答えない」など、ふだんの生活でも気をつけることについて話した。
 このことは、長期の休み前に生活指導の先生とも協力をし、「休み中のくらし」に記載し、全校児童に配布し、各家庭にもお願いしている。

【日進・日進東中】技術家庭科(家庭分野)「インターネットを使ったトラブルの予防」

 本校では,2年生の技術家庭科の家庭分野「わたしたちの消費と環境」の消費生活の中でフィッシング詐欺とネットショッピングやネットオークションでのトラブルについて学習した。
 悪質商法の中に,近年フィッシング詐欺やネットショッピングでのトラブルが増加している。ネットショッピングで買い物をしたことがあるという生徒は半数近くいた。また,フィッシング詐欺という言葉は聞いたことがあるという生徒は7割近くいた。しかし,フィッシング詐欺とはどういう詐欺なのか,ネットショッピングでどんなトラブルに巻き込まれる恐れがあるのか,ほとんどの生徒が知らなかった。
 そこで,フィッシング詐欺の実態とネットショッピングであったトラブルの事例をあげ,どのように対処すればよいかを学習した。また,事前に気をつけなければいけないことを確認した。特に重点的に以下の点を指導した。

○お金を振り込むときに信用できる会社か確認すること。
○会社や出品者の名前や連絡先が明記されているか。
○社会的に信用できる会社か。
○取引の約束がきちんと明記されているか。
○一般にクーリングオフ制度が適用されないこと。
○商品が届く前にお金を振り込むことは危険であること。
○不要な個人情報を安易に入力すること。
○法律上,売買してはいけないものを扱っていないか。

【蒲郡・形原小】「ケータイ教室」

 1月24日、出前授業「ケータイ安全教室」を6年生全員を対象に行い、携帯電話やコンピュータをモラルなく使ってしまうことで危険があるということを学んだ。子どもたちは講師の方のわかりやすい話をとても集中して聞いた。また、映像と話をうまく組み合わせて紹介したり、クイズを出して子どもたちに参加する場面を作ったりすることで、子どもたちの理解も深まったように思う。その日の日記に「ケータイサイトなどをあやまって使うととても危険だとわかった。」「何も考えずに書き込みをすると、大変なことになるので気をつけたいと思います。」などの感想を見ることができ、今までケータイサイトなどについて軽く考えていた子どもたちも、モラルの大切さを実感できたと思う。
 本校では、SNSサイトに関わる問題があった。「ケータイ教室」では、SNSサイトの使い方をあやまったときの怖さについても紹介されていたので、今後は「ケータイ教室」のような情報モラルにつて学習を6年生に限らずもっと早い段階で行っていく必要があると感じた。
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【みよし・中部小】情報モラルに関する授業報告

 本校6年生において、以下のような内容で情報モラルへの関心・意識向上を目的に授業を行った。
○ソーシャルネットワークの危険性について
 最近では小学生も高学年になると、多くの子どもがインターネットを使用するようになる。携帯電話を持つ子どもが増えたこともその要因であり、アンケートの結果では、6年生の6割の児童が自分専用の携帯電話を持っている。また別のアンケート結果から、ソーシャルネットワーク(例えばアメーバピグ)を利用する児童が多いことが分かった。しかし、ソーシャルネットワークについての正しい知識もないまま利用している児童が多く、また、それを知らなくても利用できてしまうことが、犯罪等の被害者になってしまう原因となる。。そこで今回の授業では、情報モラルに関するDVD教材を見ながら、ソーシャルネットワークの危険性について考えると共に、利用する上で知っておくべきことを指導した。
 一つ目は、自分に関する情報を載せないということである。名前はもちろん、連絡先や住所などの個人に関わる情報は、インターネット上に載せたり他人に教えたりしてはいけないことを指導した。
 二つ目は、インターネット上の会話ややりとりは、匿名で行われているわけではないということである。インターネット上の誰も見ていないような空間だから情報を配信している自分のことはだれもにも分からないと勘違いしてしまいがちであるが、実際は通信元をたどれば誰がどのような内容を配信したか、また、閲覧したかが分かるということを指導した。
 三つ目は、インターネット上で知り合った相手とは実際に会わないということである。インターネット上では、顔も年齢なども知らずに友達になった気分になってしまうことがある。しかし、実際に会ってしまったことにより、犯罪に巻き込まれる場合があることも知らせた。

 子どもたちは、普段気軽に利用しているソーシャルネットワークやインターネットサイトの危険性を知り、驚いた様子だった。今回の指導を通して、子どもたちの中でインターネットを利用する上でのモラルが向上した。

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